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昨日はご来店ありがとうございました。
はじめの2本は新入荷ワインです。これがまた直前まで決まらなくて、皆さんにお知らせ出来ませんでした。
1本目がカヴァです。
ナヴェラン エスペシャル ブリュット 1770円
前に飲んだ印象が良かったのですが、売れてしまって機会を逃したワインです。ちょうど再入荷したとのことで滑り込みました(笑)。
「あれ?これってカヴァですか?田舎臭くない(笑)!品種はなんですか?」
「品種はチャレロ、マカベオ、パリラーダの在来3品種です。」
「口当たりが優しくて良いですね。甘さがほとんどないし、こりゃ良い!」
このカーヴァ時間が経ってから本領発揮しました。泡持ちがとても良いのです。ちょっと驚きました(笑)。
2本目も新入荷ワインです。このワインあるワイン雑誌で『旨安大賞』に選ばれブレークしたスペインワインです。ラベルがカッコ良く見覚えのある方もおられるのでは?
カルチェロ 2008年 スペイン 赤フミーリアDO 1650円税込み
「濃いねぇ!いかにもスペインワイン!」
「ラベルのカッコ良さからは想像つかない味?(笑)」
「とても良く出来ていますね。ところでヴィンテージは何年ですか?」
「なんと2008年です。」
「えっ!? で、セパージュは?」
「モナストレル40%、テンプラリーニョ40%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%です。初めのうちはモナストレルの味わいが支配的です。でもこんなに早くから飲めるモナストレルは初めてです。技術は進歩してますね。」
このワイン時間が経つと本領発揮します。複雑みが増し、更に飲みやすくなります。このため試飲会の後半になると売れ始めました(笑)。
さてこれからシャトー・ド・フェルの4連発です(笑)。
まずはアンジュ・ルージュ2006年です。濃厚なカルチェロの後で大丈夫か?
「スペインワインの濃さから比べたら軽いけど、かえって明瞭ですね。カベルネ・フランって良いですね。特にこのワインは青臭さがなくて良いですね。」
私曰く、「タンニンが完熟した状態で収穫されてますから、青臭さがありません。」
「ウワッおいしー!これって完全に飲み頃ってことですか?」
その通りです。まさにいまピークなのです。
やはり皆さん飲み頃のワインがお好き?
さてこれからが本番です。シャトー・ド・フェルのシェナン・ブラン怒濤の3連発です(笑)。
フェルで普通につくられるアンジュ・ブラン2006年と貴腐ワインが出来る一番良い中心の区画『ラ・シャペル』のシェナン・セック2006年と貴腐ワインボンヌゾー2005年です。
一番のりのプロのKさん「シェナン・ブランのスタンダードとラ・シャペルが地続きで、しかも同じヴィンテージだとは考えられない!フェルのブドウ園の中のテロワールの差としか思えません?しかも、ラ・シャペルの区画で貴腐が着いたものだけがボンヌゾーでつかなかったものがシェナン・セック『ラシャペル』なのでしょうが、両者が結び付きません。」
「ラ・シャペルの力が凄い!吹き出てる。」
「ボンヌゾーはすごく飲みやすい。オレンジみたいな香りがする!」
ボンヌゾーにはラ・シャペルにある酸が隠れています。さらに凝縮されてますから、もっと多い酸があるはずです。ただ甘さがマスキングしてます。きっととんでもない生命力があるのでしょう。あとどのくらいもつのか想像つきませんね(笑)。「普通に飲むことをかんがえたら、アンジュ・ルージュとアンジュ・ブランで充分だね。ラ・シャペルとボンヌゾーはすご過ぎる(笑)。」
とはいえ途中でボンヌゾーが完売していまいました。
さすが皆さん美味しいものに敏感です。
どうもありがとうございました。