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桝久 試飲会リポート

Apr 25, 2010 by toshiaki
昨日はご来店いただきどうもありがとうございました。
お客様の流れが良く、間が空くことなく開催できました。ところが夕方過ぎに『ロタンティーク』がまず空になりました。さすが『ロタンティーク』は数がないため試飲サンプルを2本出せません。千葉からお越しのSさんご夫妻をはじめ幾人かのお客様、大変失礼いたしました。お許しください。

まずはワシントン州のワイン4連発です!
ワシントン・ヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン2007年がトップバッターです。
『おっ!飲みやすいね。』
『濃いけど、軽いね。』『そうそう。カリフォルニアとは違うね。』
カベルネらしさには欠けるかもしれませんが、レベルは高いのです(笑)。『私スクリューキャップ楽で好きなんですよね。でもスクリューキャップのワインって旨くないのが多くて…。これならイイわ(笑)。』

さて続いてはスノークォルミー2008年リースリング甘口ワインです。
『あれ?この香りリースリングじゃないよ!』
さすが筋金入りのワインエキスパートKさんです。
私曰く『そーなんです。リースリング80%、マスカットとヴィオニエが各10%なのです。香りにドライアプリコットやトロピカルなニュアンスがあるのはそのためです。』
Kさん曰く『うーん。たしかに飲むとリースリングだ。変わってていいね(笑)。』
『アメリカのワイン法っていい加減ですね(一同笑)。』
食通のTご夫妻『ご飯食べる前には甘いから飲みたくないけど、お腹いっぱいになった後の食後酒で飲みたいね。』
甘口ワイン好きのNさん『旨い!たしかに極上のドイツワインには及ばないけど、この値段だったらこっちを選びます!(笑)』
私曰く『酸も割にしっかりありますから、抜栓後のもちも良いです。』
試飲会でも久し振りの甘口ワインでしたが、割りと好評でした。甘いだけの甘口ワインはダメですが、ちゃんと酸のある甘口ワインは飲むと元気が出ますね(笑)。

次は辛口白ワイン レコールNO41 2007年 セミヨン です。
『ボルドースタイルだけど、似た銘柄が見当たらない(笑)?ボルドーのグラーブやソーテルヌ、バルザックだったら貴腐の香りするよね?』
さすがKさん。そーなんです。セミヨンのアロマが純粋です。逆につくりものっぽく感じるほど。『アメリカ人らしいのかな?』
『でもこのワイン、バターを使った料理には最強!使えそう!』料理好きのSさんの奥様。
私曰く『木樽発酵してますから、木のバニリンが良く溶け込んでいます。バターソテーならなんでもOKですよね(笑)。』完成度の高さはご好評いただきました。

そしてワシントンのワインのトリはO‐Sワイナリー レッド・ワイン2006年です。
『ウワッ!これおいしー!』
『何にも言われなかったらボルドーの高級ワインだと思っちゃうね(笑)。』
『そうそう!でもボルドーの高級ワインだったら2006年ヴィンテージじゃこんなに飲みやすくないよね(笑)。』
さすが皆さん良くご存じです!
コストパフォーマンスの良さで一同一致です(笑)。

さてこれより本日のメインイベント(笑)。シャトー・ピネレ2005年とその上級銘柄『ロタンティーク』2005年との並行試飲です。
『なんでこんなに違うの?畑は続いてるし、作り手もおなじなのに?』
遠路お越しのA先生『こんなにも味が違うと、ジェネリックと上級銘柄の差というよりも、別物と考えたほうが良いかも。』鋭いご指摘です。
私曰く『彼の地で500年以上ワインをつくっていますから、自然とその限られた場所がシャトー・ピネレの中で最良の部分と認識されたんだと思います。そういった意味からするとテロワールとしか言い様がありません。たしかにロタンティークの区画では特別丁寧なワイン作りは行われていますが。それは逆にその区画だからこそ特別なワインが作れるからだと思います。他の部分でロタンティークと同じ作り方をしても成果が上がらないことを経験的に分かっているのだと思います。ボルドーのグラン・ヴァンがよく畑を広げますが、それはもともとワインつくりの適してない部分ですからいままで畑でなかっただけなのです。』
シャトーピネレ2005年はピークに入っており、ザクロのようなマルベック特有の赤い果実味が明瞭に出ています。かたや『ロタンティーク』2005年はものスゴいボリューム感はありますが、香りはまだ閉じておりさながらビッグバン後に形成された出来たての銀河のように渦巻いている状態です。
飲んで比べても、この両者がつながるようには思えませんよね。
私もそうです(笑)。
断言できません。
ただ経験的にロタンティークのポテンシャルの高さは分かります。アルコール分が13%とボリューム感の割に低く無理がなく、恐らくベストの高さだと思います。(ここがニューワールドとの違い。)シャトー・ピネレが12.5%でベストの高さであることも勘案するとこの0.5%の差こそテロワールの差であり、生命力の大きな差となっていると思うのですが…。
ワインの先行きがどうなるかは難しいです。ようはそのワインの先行きを見届けたいかどうかに関わっているような気がします。もちろん私も『ロタンティーク』2005年の先行きを見届けるつもりです(笑)。

それでは昨日はご来店いただきどうもありがとうございました。
昨日はご来店いただきどうもありがとうございました。
お客様の流れが良く、間が空くことなく開催できました。ところが夕方過ぎに『ロタンティーク』がまず空になりました。さすが『ロタンティーク』は数がないため試飲サンプルを2本出せません。千葉からお越しのSさんご夫妻をはじめ幾人かのお客様、大変失礼いたしました。お許しください。

まずはワシントン州のワイン4連発です!
ワシントン・ヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン2007年がトップバッターです。
『おっ!飲みやすいね。』
『濃いけど、軽いね。』『そうそう。カリフォルニアとは違うね。』
カベルネらしさには欠けるかもしれませんが、レベルは高いのです(笑)。『私スクリューキャップ楽で好きなんですよね。でもスクリューキャップのワインって旨くないのが多くて…。これならイイわ(笑)。』

さて続いてはスノークォルミー2008年リースリング甘口ワインです。
『あれ?この香りリースリングじゃないよ!』
さすが筋金入りのワインエキスパートKさんです。
私曰く『そーなんです。リースリング80%、マスカットとヴィオニエが各10%なのです。香りにドライアプリコットやトロピカルなニュアンスがあるのはそのためです。』
Kさん曰く『うーん。たしかに飲むとリースリングだ。変わってていいね(笑)。』
『アメリカのワイン法っていい加減ですね(一同笑)。』
食通のTご夫妻『ご飯食べる前には甘いから飲みたくないけど、お腹いっぱいになった後の食後酒で飲みたいね。』
甘口ワイン好きのNさん『旨い!たしかに極上のドイツワインには及ばないけど、この値段だったらこっちを選びます!(笑)』
私曰く『酸も割にしっかりありますから、抜栓後のもちも良いです。』
試飲会でも久し振りの甘口ワインでしたが、割りと好評でした。甘いだけの甘口ワインはダメですが、ちゃんと酸のある甘口ワインは飲むと元気が出ますね(笑)。

次は辛口白ワイン レコールNO41 2007年 セミヨン です。
『ボルドースタイルだけど、似た銘柄が見当たらない(笑)?ボルドーのグラーブやソーテルヌ、バルザックだったら貴腐の香りするよね?』
さすがKさん。そーなんです。セミヨンのアロマが純粋です。逆につくりものっぽく感じるほど。『アメリカ人らしいのかな?』
『でもこのワイン、バターを使った料理には最強!使えそう!』料理好きのSさんの奥様。
私曰く『木樽発酵してますから、木のバニリンが良く溶け込んでいます。バターソテーならなんでもOKですよね(笑)。』完成度の高さはご好評いただきました。

そしてワシントンのワインのトリはO‐Sワイナリー レッド・ワイン2006年です。
『ウワッ!これおいしー!』
『何にも言われなかったらボルドーの高級ワインだと思っちゃうね(笑)。』
『そうそう!でもボルドーの高級ワインだったら2006年ヴィンテージじゃこんなに飲みやすくないよね(笑)。』
さすが皆さん良くご存じです!
コストパフォーマンスの良さで一同一致です(笑)。

さてこれより本日のメインイベント(笑)。シャトー・ピネレ2005年とその上級銘柄『ロタンティーク』2005年との並行試飲です。
『なんでこんなに違うの?畑は続いてるし、作り手もおなじなのに?』
遠路お越しのA先生『こんなにも味が違うと、ジェネリックと上級銘柄の差というよりも、別物と考えたほうが良いかも。』鋭いご指摘です。
私曰く『彼の地で500年以上ワインをつくっていますから、自然とその限られた場所がシャトー・ピネレの中で最良の部分と認識されたんだと思います。そういった意味からするとテロワールとしか言い様がありません。たしかにロタンティークの区画では特別丁寧なワイン作りは行われていますが。それは逆にその区画だからこそ特別なワインが作れるからだと思います。他の部分でロタンティークと同じ作り方をしても成果が上がらないことを経験的に分かっているのだと思います。ボルドーのグラン・ヴァンがよく畑を広げますが、それはもともとワインつくりの適してない部分ですからいままで畑でなかっただけなのです。』
シャトーピネレ2005年はピークに入っており、ザクロのようなマルベック特有の赤い果実味が明瞭に出ています。かたや『ロタンティーク』2005年はものスゴいボリューム感はありますが、香りはまだ閉じておりさながらビッグバン後に形成された出来たての銀河のように渦巻いている状態です。
飲んで比べても、この両者がつながるようには思えませんよね。
私もそうです(笑)。
断言できません。
ただ経験的にロタンティークのポテンシャルの高さは分かります。アルコール分が13%とボリューム感の割に低く無理がなく、恐らくベストの高さだと思います。(ここがニューワールドとの違い。)シャトー・ピネレが12.5%でベストの高さであることも勘案するとこの0.5%の差こそテロワールの差であり、生命力の大きな差となっていると思うのですが…。
ワインの先行きがどうなるかは難しいです。ようはそのワインの先行きを見届けたいかどうかに関わっているような気がします。もちろん私も『ロタンティーク』2005年の先行きを見届けるつもりです(笑)。

それでは昨日はご来店いただきどうもありがとうございました。

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