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昨日は大勢のご来店ありがとうございました。
暑い中ありがとうございました。
まずはウェルカムの炭酸飲料カール・ユングです(笑)。例の脱アルコールワインです。
「これが例の脱アルコールですか? あれゼクトみたい!区別つかないなぁ(笑)」
「アルコール分が0.5%だったら2本飲んでも酔わないなぁ(笑)。」
私曰く「飲んでも車に乗れる訳じゃなく、パーティーの時、アルコールが飲めなくてもこれだったら手持ちぶさたじゃないという感じですか。」
「うーん。酸もあるから食事の邪魔にならないよね。」
「サイダー飲むより遥かにイイね(笑)。」
目から鱗の脱アルコールワインでした。
次は本物(笑)のスパーリング。ピノ・ノアール100%のクレマン・ド・ブルゴーニュです。
「あっ!これは旨い!」
「さすがに脱アルコールスパーリングとは比べ物にならないよね(笑)。」
私曰く「もともとピノ・ノアールが得意なドメーヌですから、ピノ・ノアールの良さを知り尽くしてますよね。シャンパーニュでもなかなかお目にかかれないブラン・ドゥ・ノアールです。」
「酸っぱさがピノ・ノアールっぽいね。」
「濃いけど重たくないね。」などなど。
まさにエレガントなんです(笑)。
そして初お目見えのボルドー2009年ヴィンテージです。
「おっ、いけますね。メルロが多そうだから右岸ですか?」
私曰く「実はアントル・ドゥ・メールなんです。アントル・ドゥ・メールでも高台ですと、割りとしっかりしたワインができるようです。あとアルコール分が13.5%ありますからヴィンテージにも恵まれたようです。」
「これって990円て安くないですか?」
「1000以下でまともなボルドーって飲んだことないよね(笑)。」
「軽いけどしっかりしてるよね。こりゃコストパフォーマンス高いね(笑)。」
私曰く「グレートワインじゃありませんが、そう言っていただき恐縮です。」我が意を得たりです(笑)。
さてこれからが本日のメインテーマです。
マコン・ヴィラージュの一つ「ペロンヌ村」の優良生産者ドメーヌ・デュ・ビシュロンの古木からつくられる白2007年ヴィンテージ。当店の定番中の定番です。そしてこのドメーヌ・デュ・ビシュロンが新たに隣村の「ヴィレ・クラッセ」に取得した50年の畑からつくったワインと比べていただきました。
ヴィレ・クラッセの方は2008年ヴィンテージですが、ワインのスタイルは明らかに違います。
「ペロンヌ旨いねぇ。濃くてフルーティー。」
「あれヴィレ・クレッセは酸がもっと多いよ!こりゃスゴい。作り方違うんじゃない?」
「ヴィレ・クレッセの方がリンゴっぽさがあって複雑な感じ。」
「ペロンヌの方はボリューム感が強調されて、ヴィレ・クレッセの方は複雑さで勝負するタイプかな?」
「どっちもボリューム感あるよ(笑)。」
私曰く「どちらも同じくステンレスタンクで作られていますし、ブドウ樹の仕立て方も同じです。でも味わいは驚くほど違うんですよね。」
「えー!本当ですか?そうするとテロワールの差ですか?」
私曰く「それ以外考えられないんですよね。」
皆さんビックリです。
だってペロンヌ村とヴィレ・クレッセの畑はすぐ隣ですから。
そしてヴィレ・クレッセの一番の作り手アンドレ・ボノームの最上級銘柄オー・クラッセ2006年です。
「旨い!」
「ブルゴーニュとは確かに違うけど、シャルドネらしい旨さ。」
「言葉を失うね。こりゃ」
「でもスタイルはビシュロンのヴィレ・クレッセに似てるよね。」
「欠点がない。」
「これって5桁のワイン?」
皆さんの度肝を抜くワインでした(笑)。
アンドレ・ボノーム恐るべし!
在庫分がすべて完売いたしましたので、月曜日朝一番でインポーターさんに追加発注します。
無くなるなぁ~!
どうもありがとうございました。