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ドメーヌ・パン・デ・マルグリットのサン‐シニアン面白いワインですね(笑)。
ひと昔前、まだ元詰めでこのアペラシオンのワインが日本に輸入される前、いわゆるネゴシアン物のワインを飲んだことがあります。その印象は「濃いには濃いが、それだけのワイン」でしたし「カリニャンのチープな香りが鼻につく(笑)ワイン」でしたね(笑)。INAOがまた簡単にAOCを増やしたくらいにしか思えませんでした(ゴメンなさい!)。もっとも小規模な生産者がバルクで売ったワインを混ぜたものですから、そのワインに明確な意思や意図を求めることは無理のないことですね。いずれにせよワインにハートがありませんでした。
ですから、このワインを飲んでビックリ(笑)。
基本的な造りの良さはもちろんですが。その味わいは産地の畑や風土を描いた風景画のよう。いや、それ以上に説得力がありました。まさにキックインサイドの一撃でした。
うーん。
今やニューワールドに押されがちなラングドック。でも、ラングドックより過酷な水すらない環境で素晴らしいワインが造られてますから、ラングドックの方が産地としてはポテンシャルが高くても当然と言えば当然。
もちろんそこに目をつけた大手生産者や大資本がラングドックで一山当てようと(笑)、フランス式ブランドワインを造るビジネスもあります。でもパン・デ・マルグリットのような小規模な生産者が努力して造るソウルフルなワインの方をマスキューは売りたい!
皆さん一度お試しあれ!
万人受けはしないと思いますが、「こんなワインがあるんだ!」と思うことは請け合います(笑)。
少なくとも、私の妄想は激しく掻き立てられています(笑)。