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フランス ベルジュラックの クロ・ディヴィーニュ ルージュ&ノワール2001
これが 気になって気になって、毎年一本飲んできました。
美味しいんですよ、とても。でもでも・・・ものすごく密で 硬くてがっちりした、真っ黒なワイン。
すごくパワフルなんだけど 内向的でなかなか ひらかない。カオールですかっていうくらい。
それが いつ 柔らかさのある 外向きの味わいになるのか、そのときはどんな表情なのか、
知りたかったんです、ずっと。
昨日 あけてみました。
グラスに注ぐと オオッ!!黒くないっ。縁がちょっぴりレンガっぽいルビー色。
期待が高まりますね~。とうとう そのときが・・・?
期待にたがわず、キュートな香り。バラや椿のような 赤い花の香りが素敵です。香りにひそやかな
甘みが含まれているし、高級な墨のような香りも混じっています。
飲んでみると 過去には隠れていたのであろう上品な甘さ、バランスのよい酸が口いっぱいに広がって・・・。
タンニンもきれいに溶け込んでいるし、強すぎた樽のニュアンスもいまではいいアクセントです。
至福・・・。10年以上かかってしまいましたね、ルージュ&ノワール。
とはいえ まだまだ若々しくて力強い。古酒といわれるような味わいになるのは いつなんでしょうか。
残り少なくなってきていますが、在庫の限り おいかけようっと。