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お客様で日揮と同業のプラント建設のお客様がいます。もちろんプラント建設のためにしょっちゅう海外に赴任する忙しい方です。先日お店にご来店いただいた折、お話を聞きました。
私「Yさん。こんどのアルジェリアのテロでYさんの会社の方は巻き込まれませんでしたか?」
Yさん「我々は別会社ですから大丈夫ですよ。」
私「でもこんなことがあると似たような地域の仕事に差し障りませんか?」
Yさん「今後の契約には多少付帯事項が増すかも知れませんね。もっとも現場には良いことですが。まあ、日揮にしても工事が中止なんてことはありません。」
私「日本人の感覚からしたら、しばらくは棚上げになるような気がしますが?」
Yさん「アルジェリア政府には死活問題ですし、プラントマンはタフですから、何があっても放り出しません(笑)。」
私「志願して行く社員はいるんですか?」
Yさん「みんなそうですよ。行く人間がいなきゃ俺が行きますって奴ばかりですよ。」
私「へぇー。タフで仕事が本当に好きなんですね。」
Yさん「ニューヨークでテロに合うくらいの確率だとみんな思ってます。ただ残念なのは日本人の被害者しか日本で問題にされないことです。日揮の関連会社の外国人や社員の外国人は除外されてますよね。国籍関係なく一緒に働く社員を国籍が違うからって知らん顔するようで悲しいです。」
私「同じ仲間ですもんね。恥ずかしいですよね。」
海外で働くことは、良い意味でも悪い意味でも覚悟がいります。中途半端では何も成せないと思いました。
Yさん、ありがとうございました。