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うーん。
抜かりました!
ソーブレ・リアスの2011年が完売してしまいました。
普通は2010年が先に無くなるものですが、今回は逆。インポーターさんも教えてくれれば良いものを…。でも、年間4000本しか造られませんし、決して解りやすいワインでもありませんから仕方ないと思うしかありませんね。おそらく造っているハビエルさんだってソーブレ・リアスの良さがすぐに評価されるとは思ってないはず(笑)。
マスキューが何故こんなにソーブレ・リアスを持ち上げるかと言うと、もちろん売れて皆さんに飲んでいただきたいからなのですが。それは、ソーブレ・リアスに強い意思が感じられるからなのです。
ハビエルさんが持つ知識、技術、畑、財力、労力を多大に注ぎ込み、ベストを尽くしたワインだからです。もちろんハビエルさんはそんな風には言いませんが、ソーブレ・リアスの味わいには目先の「売らんかな」の意図ではなく、唯一無二の誰も踏み込んだことのない世界を目指す強い意思を感じるのです。
もちろんワインは人為の結果なのですが、それを感じないような高尚さを感じてしまいます。
彼はワインを造ることを生業としていますから、売れないことには再生産しません。だからと言って売ることだけに固執すると心に届くようなワインは出来ません。ましてや既に名声を得た産地や畑ではありませんから、頼るべきブランドもありません。
そんな限られた現実の中で理想にチャレンジしたワインがソーブレ・リアスなのです。
今回の試飲会を含め各ヴィンテージを追跡して、この思いを強くしました。
将来有名になって高価なワインになったら、マスキューは扱わなくなるかも知れませんが(笑)、そうなるまでは応援していたいワインなのです。
マスキューも、真剣に向かい合うべきワインだと腹をくくっています。