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昨日で今年のノヴェッロを飲み干しました(笑)。
先週の金曜日に抜栓してから丸五日じっくり観察しました(笑)。
先日ブログで書きましたが、全体的には小ぶりでしたが、造り手の尽力を感じる出来栄え。この3種類しか飲んでいませんが、真面目に造っています。ボジョレーのように、「どうせ早く飲まれちゃうんだから、軽くて飲みやすければイイや。」みたいなノリで造ってませんね。ノヴェッロの認知度も低いし、造り方が定まってないのも幸いしてますね。ガロフォリのように完全にマセラシオン・カルボニックで造るスタイルもあれば、通常のワインにマセラシオン・カルボニックで造ったものをアッサンブラージュしたようなスタイルが混在します。
●ノヴェッロ・トスカーノ2013年 グラヴェペーザ は、時間が経つにつれてサンジョヴェーゼらしさが増します。もちろん甘味は時間の経過とともに落ちて行きますが、崩れません。ベースのオレンジっぽい果実味を感じると「よくぞ耐えた!」と涙が出そうでした(笑)。地味ではありますが、努力が伝わる佳品でした。
●ノヴェッロ・サレント2013年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア ノヴェッロ・サレントIGT は終盤になると南イタリアらしさが出てきました。チョコレートやミルクっぽさをほんのり感じます。樽は使っていませんから、葡萄由来の香りですかね?ネグロ・アマーロらしい味わいには違いありません。この状態になると時間の流れも遅く感じるような感覚に囚われました(笑)。
●ティニ・マルケ IGT 2013年 ガロフォリ は五日目にして「明らかにモンテプルチアーノ種!」と解りました(笑)。あのボジョレーと間違うような第一印象からは考えられません。もちろん抜栓時の甘味は落ちていますが、リキュールのような濃密さが漂います。泥臭いラズベリーの味わいはまさにモンテプルチアーノ種でした。
もともとのワインの良さは素晴らしいですね。手を抜いていないどころか、渾身の造りです。アルコール分が11.5%しかないのにこの出来栄え…。
やはりガロフォリは『神』でした!
日本じゃ無理かなぁ?