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ここのところ天気が安定しませんね。安定しないところか極端。三鷹の雹には驚かされました。あんなになることがあるんですね。
最近、家内の影響で中国の現代小説にハマっています。余華の『兄弟』にはまり、『血を売る男』とたて続いて読んじゃいました。何が面白いかと言うと『中国人の行き方』です。登場人物の判断の結果やプロセス。もちろんストーリーも我々日本人のスケールを越えてます(笑)。
そんな折りの昨日の杏仁豆腐(笑)。
杏仁豆腐の独特な味わいは杏子の種の中の核。この味にそっくりなヨーロッパのリキュールがあります。
アマレットです。
これも杏仁豆腐同様 杏子の核を原料としたリキュールですから、基本的には似た香り。ただし、リキュールなので味わいの極大化がなされていますから、強烈です(笑)。ケーキの香り付けや料理の隠し味にもよく使われます。日本人からするとヨーチンの臭いと言えば解りやすいですか。
杏子の核は、中国では杏仁豆腐 ヨーロッパではアマレット・リキュールと『行き方』がかなり違いますね。我々日本人も杏仁豆腐派ですから、文化の近親性はありますね。
ただし、インチキな杏仁豆腐にはアマレットを入れて造るようですから、ご注意を(笑)。食べると折り合いが悪く不自然です。でも、これは中国的発想か?日本的発想か?解りませんが(笑)。
ただ、杏仁豆腐にアマレットを入れることは知恵だと思います。そしてその作り方が主流になると、文化が変わることになります。知らず知らずのうちに、杏仁豆腐のような事例が起きるのが自然なグローバリズムかも知れませんね。
実は、選択してるのは我々なのです。