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ロワールのカベルネフラン

Aug 14, 2014 by akiko
今週はずっと天気がはっきりしませんね。カンカンに暑いのも嫌ですが、今日のようにジメジメと湿度の高い日のほうが苦手かも。余計に疲れてしまいます。

さてさて、今 試飲しているCHド・フェルのアンジュ・ルージュ 3つのヴィンテージ、どれも素晴らしくて困っています。
全部 マスキューのラインナップに加えたいところですが、予算の関係もあるし・・・。あぁ、どうしよう。なかなか決められないと贅沢な悩みです。

「カベルネフラン、大好き」と常々言っている私ですが 今回の試飲で、また一つ好き度が増しました。
今まではシノンやブルグイユあたりの フランボワーズ、イチゴの香りが強く出ているもの、熟成が進んでくると土や酸化鉄、革のニュアンスが出て
重みがぐっと増すというタイプを好んでいました。
今回のアンジュ 特に2001VT。ちょっと細い・・・というよりタイト。細身でがっちりかたい印象が素敵です。
もうヴィンテージが進んでいますので 最初から土や酸化鉄、杉の木の匂い、革が明瞭で 
そのあとから 赤いバラやイチゴ、過熟なオレンジなどのフルーティさが感じられるというパターン。これに ぐっときています。
緻密さ・重さという点では シノン、ブルグイユよりも 僅かに軽いく感じられますが 
味わい・香りの奥行き・構成には それぞれの特徴があって甲乙つけがたいですね~。

一口にロワールのカベルネフランといってしまってはいけない。よい生産者のワインは確実に土地の個性を表現するようです。

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