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前日エスピエのジゴンダス2012年を飲みました。
旨いですね。
全房発酵をしてるのに飲みやすいふしぎ(笑)。もちろん桁外れの広がり、深み、余韻。圧倒的でした。ほとんどプレスしていないから雑味がないんでしょうね。この上のキュヴェ『ブラッシュ』になると更に透明感が増しながら、全体の大きさもアップするんですよね。普通ワインは濃くなるとタンニンが増し、飲みにくくなる傾向があります。でも、クラシックな造りでも、より早く飲めるようにイノヴェーションしてますね。ただし、コストの増す歩留まりの悪いやり方ですから、皆はしないでしょうね(笑)。
安いには安いなりの価値はありますし、高いには高いなりの理由がなくてはいけません。飲んでそれが解ることがマスキユーの目標です。単に飲んだくれている訳ではありません(笑)。もちろん嫌いじゃ出来ませんから、これはやはり天職かな(笑)。
ティスティングしながら言葉を失うほど美味しいワインに当たると我を忘れます。求道者なら己の未熟を嘆き『我まだ木鶏たらず。』なんて嘆くのかもしれませんが(笑)、私は「何故美味しいのか?」などと考えない幸せに浸ります(笑)。
やはり未熟者(笑)。