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久しぶりに ブログを書こうと思ったら うまく接続できなくて、またまた時間かかってしまいました。
もっと 頻繁に と、思ってはいるのですが なかなか・・・。
このところ 出かけることがおおいので、京急は 私の読書室になっています。京急のスピード感が 私の本を読むリズムとピッタリ。
最近の大感激は シャーンドル・マーライの 『灼熱』。まったく情報がなかった本なのですが 冒頭の分が
その日の朝、将軍は長い間ワインの醸造上場で過ごした。
ですから、もう 借りないではいられません。 シャーンドル・マーライ 『灼熱』 平野卿子訳 集英社 2003
冒頭の すでに老人になった将軍と かつての友人の 二人の関係を深く描いた小説です。
第二次大戦後のハンガリーの将軍の屋敷で 二人は過去を語り合います。
友人を迎えるための晩餐に用意されたワイン。その選択がまた素晴らしく、物語を一層味わい深くしているようです。
とても 重みのある考えさせられる小説です。一言ではとても言えない 二人の複雑な心境が豊かに描かれています。
ワインのセレクトも参考になるし、おすす根です。