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桝久 試飲会リポート 後半 201709

Oct 03, 2017 by weblogland
●シラー 2014年 カーヴ・ド・タン
フランス 赤 コリーネ・ローダニエンヌI.G.T.  750ml 1388円税込み
「あれ?これ前に飲んだことあるかな(笑)?」
家内「へへへ(笑)。一年半位前の試飲会でご紹介いたしました。とても美味しくなったので再登場です(笑)」
私「へへへ(笑)。我が家の定番アイテムです(笑)。お試しくださいませ。」
「前に飲んだ時よりふっくらしてる(笑)。」
「酸とのバランスが良くなった?」
「いかにも北ローヌのシラーだよね。シラーというとファットなスタイルが多いけど、これ香りがすごく綺麗(笑)。」
「ベリー系や薔薇の香りがする。」
「そういえば昔資格試験受けた時にシラーをピノ・ノワールと間違えました(笑)。あの時に出たシラーを思い出しました(笑)。」
私「シンメトリーでふくよか。典型的な北ローヌのシラーかと。仰る通り試験に出して欲しいシラーです。」
「オーストラリアのシラーズや南フランスのシラーなんか肉付きが良くて飲みやすいので好きなんですが(笑)、これがシラーの味わいなんですね。」
「特に南フランスのシラーなんて濃くてスパイシーなだけ(笑)。濃ければイイ訳じゃないんだよね(笑)。」
私「あれはあれで飲みやすくてイイんですが、エレガントさに欠けます。シラーって美しい品種だと思います。」
「なるほどね。シラーってどんな味と聞かれると上手く表現出来ないのはもっともなんだ(笑)。こういうの飲まなきゃダメなんだ(笑)。」
「そーだよね。シラーって世界中で造られてるもんね(笑)。みんな濃いけど(笑)。」
家内「割りと暑いところでも栽培可能です。あと有名なフランス品種でもありますから、売りやすいのも原因かと。」
「私、以前の試飲会で飲んだ印象的より今日飲んだ方が印象が強いんですけど、それってワインが熟成したっていうことですか?」
私「同じヴィンテージですから、ようやく飲み頃になった感じですか。熟成といえば熟成です。」
「マスキューさんはそれを予想してたんですか?」
私「昨日の晩ごはんに何を食べたか覚えていませんから、先の事なんて解るはずはありません(笑)。ただ経験的に良くなるはずとは思ってました。ですからしょっちゅうこのワインは飲んでました(笑)。」
家内「シラー原理主義者の私にとっては、常に気になるワインです(笑)。特に価格は安いのですが、それでも向上するはずと思い信じた甲斐がありました(笑)。」
「なるほど。値段じゃないんですね。」
「濃ければちゃんとしている訳でもないんだな(笑)。」
私「そう言っていただけると冥利に尽きます(笑)。ありがとうございます!」


●カブレンガ 2013年 アンツィヴィーノ イタリア ピエモンテ 赤 V.D.T. 750ml 2314円税込み
「これですね。ホームページ見るとマスキューさん大部入れ込んでましたね(笑)。」
私「あっ。また読まれてしまった(笑)!まっまっ、とりあえず飲んでミソ(笑)。」
「おー!ネッビオーロの味がする!それも高いネッビオーロだぁ(笑)!」
私「スミレの香り、あとストロベリー、チェリー、プラムの香りがはっきりしっかり出ています。全体の溶け込みも良いし
、バランスが素晴らしいかと(笑)。」
「スミレの香りって?」
私「失礼しました。インクみたいな香りです。スミレの香りなんて解らないですもんね(笑)。」
「あー。解ったぁ(笑)。」
「バローロなんかでよく言われる香りだな(笑)。」
「でも、こりゃ下手なバローロ太刀打ち出来ないよ。凄いね。」
「美味しい!とにかく美味しい(笑)。ところでバローロって高級品ですよね(笑)。これとどう違うんですか(笑)?」
「美味しいバローロはとにかく高い(笑)。中には安いのもあるけど、凄く不味い(笑)。」
私「ネッビオーロって難しいようです。」
「そうそう。高くても美味しくないのも多い(笑)。何回失敗したことやら(笑)。」
「1万円払ってこれかよって(笑)。」
「安くて美味しいバローロは無し(大爆笑)。」
「うーん。たしかにネッビオーロ。でもバローロほどの力はないかな。エレガントだよね。あと香りが凄く綺麗。これほど鮮烈でフレッシュなのはバローロにはないかも?」
私「バルサミコみたいなニュアンスはあまり感じられませんよね。力ずくでもないし(笑)。」
家内「この生産者はガッティナラD,O,C,G,
が最上級品です。バローロより冷涼な産地らしく、エレガントなワイン エレガントなネッビオーロです。」
「ネッビオーロってバローロ、バルバレスコ以外でも作ってるんですね?」
家内「ネッビオーロを使ったD.O.C.G.は他にゲンメ、ヴァルテリーナ、などいくつかあります。どれも美味しいですよ。バローロ、バルバレスコにこだわらなくとも満足できます(笑)。」
「これってヴィーノ・ロッソって描いてあるけど、テーブル・ワイン(笑)?」
家内「格付けはヴァン・ド・ターボラです。」
「セパージュはネッビオーロ100%ですよね?」
家内「ネッビオーロが50%、あと地場品種のクロアチーナ25%とヴェスポリーナ25%。」
「えっ!そうなんだ。驚きだな。」
私「この分ネッビオーロよりプラムの香りが強めに感じるのかもしれません。」
「ネッビオーロって100%に近い作り方しかしないと思いました。以外だな。」
「飲んだ印象だとネッビオーロ100%かと思いましたよ。」
私「この地ではガッティナラD.O.C.G.の下にプラマテッラD.O.C.というのがありまして、それもガッティナラ50%です。この地の特徴のようです。」
私「ネッビオーロ100%でも50%でも美味しいワインが出来ると(笑)。バローロのネッビオーロ→バルベラ→ドルチェットのランク付けとは違うあり方です。」
「ヴァン・ド・ターボラの方が安くなるから我々としては嬉しい(笑)。」
私「このワインは現地で自分達が飲むように造ったワインのようです。海外にはあまり出ないワインだと思います。」
「真剣に造ったワインの味がする(笑)。」
私「ステンレス・タンクで12ヶ月熟成したのちスロヴェニア産の大樽で12ヶ月熟成。そして6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。少なくともテーブル・ワインではありませんね(笑)。」
家内「あっ!そうだ!家に20日前に開けたものが残ってますから持ってきますね(笑)
。」
私「まだ飲めますよ(笑)。」
「若干酸化はしてるけど美味しい!僕はこっちな方が好きですよ(笑)。」
「リキュールみたいだよ!」
「深みがとてもある。凄い生命力!」
私「私が入れ込む訳でございます(笑)。」
「マスキューさん、開けてからこれほど持つということは、こなワインどのくらい持つんですか?」
私「かなり(笑)。少なくとも開けてからの良い状態がかなり長く続くと思います。」

〇『ミナイア』2015年 ニコラ・ベルガリオ イタリア ピエモンテ 白 ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィD.O.C.G. 750ml 3700円税込み
私「これも私が入れ込むワインでございます(笑)。」
「凄い粘性。トロトロだよ(笑)。」
「見ただけで尋常じゃないよ(笑)。口に入れるとまたまた凄い(笑)。こんなに濃いガヴィあるんだね。」
「店長!ヴィッラ・スパリナのガヴィも良かったけど、これはガヴィ越えてますよ。反則(笑)。」
私「ヴィッラ・スパリナはこれと比べると都会的かな(笑)。でもまあ、これは一線越えてますよね(笑)。」
「旨味が凄いや(笑)。だから飲みやすいのかな?」
「とんでもない分量の何かが潜んでますよ
!想像を越えてるよね。」
「樽の香りはしませんからダイレクトに液体を味わっているんだけど、細かな香りのティスティングを旨味が邪魔して出来ない(笑)。」
「旨味の厚みなんだろうなぁ。だからスイスイ飲めちゃう(笑)。飲みやすいんだよね(笑)。」
私「桃、それも白桃。あとパイナップルっぽさもあるかな。ハニーな感じもするし、ハーブやミネラルっぽさは強いかな。」
「高貴な感じがするよね(笑)。」
「カリフォルニアの白ワインのようなトロトロ感とは違うトロトロ感(笑)。」
「ペーストじゃなく、ちゃんとワインになっている(笑)。」
家内「アルコール分は13%。ですから無理に過熟したような印象はありませんね。

「決して糖度が高ければ高いほど良い訳じゃないんだね(笑)。」
家内「テロワールとしか言いようがありません。この地のこの畑のこの古い葡萄樹でしか出来ないワインだと思います(笑)。」
「このワイン、口の中に入れると口の中が凄いことになる(笑)。舌が旨味にコーティングされますよ(笑)。」
私「水を飲んでも舌の上のコーティングは消えませんよ(笑)。」
「どれどれ(笑)。あっ!ホントだぁ(笑)。」
私「その厚みがそのまま余韻となるんですよ。そしていつまでも続く様は圧巻です。」
「これも並外れた生命力を持つワインなんですね。ところで最終的にはこのワインはどうなるんですか?」
私「もっとトロトロになるかと(笑)。香りは白桃のニュアンスが強くなり舌の上に鎮座するかと(笑)。あとトロピカルなニュアンスも出てくるはず。それらが万華鏡状態になるのでは(笑)?」
「いつ頃ですか?」
私「解りません(笑)。少なくとも5年後10年後にはもう一度飲んでみたいワインです。それから、もう後何年後に飲むべきか決めたいですね(笑)。」


ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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