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桝久 試飲会リポート 前半201711

Nov 27, 2017 by weblogland
昨日、一昨日と寒いなかご来店ありがとうございました!

まずは白!
〇オルトゥルーゴ 2016年 カンティーナ・ボネッリ イタリア エミリア・ロマーニヤ 白 〇オルトゥルーゴ 2016年 カンティーナ・ボネッリ イタリア エミリア・ロマーニヤ 白 コッリ・ピアンチェンティーニD.O.C. 750ml 1666円税込み 750ml 1666円税込み

「マスキューさん!また、変なのみつけましたね(笑)!コッリ・ピアンチェンティーニD.O.C. なんて知りませんよ(笑)。」
「イタリアって沢山D.O.C.あるんだよね。400以上でしたっけ(笑)?」
家内「中には一人D.O.C.もありますよ(笑)!」
「えっー!そんな馬鹿な(笑)。」
私「D.O.C.の委員会も一人なのかな(笑)?
でも、イタリアらしい個人主義と理解すると、それはそれで納得かな(笑)?」
「イタリア人って頑固で職人気質とプライドが高いからあり得ますね(笑)。」
「このコッリ・ピアチェンティーニも一人D.O.C.なんですか?」
家内「いえいえ、これは一人ではありません(笑)。エミリア・ロマーニヤの北西端のD.O.C.です。品種のオルトゥルーゴはここでしか栽培されていません。」
私「私も初めて飲みました(笑)。」
「イタリアって同じ葡萄品種でも産地が違うと呼び名が違うことがザラですけど、これは?」
私「DNA鑑定の結果同じものがないそうです。亜種もないとか。この地域だけの固有種のようです。味わいも独特なので、まっ、まっ、お飲みください(笑)。」
「飲みやすいね(笑)。かといって薄くはない。」
私「北イタリアらしくアルコール分は12%です。」
「そんなに高くはないんだ。だから飲みやすいんですね。」
私「北イタリアの白ワインはアルコール分が低めで仕上がります。共通してリンゴ酸が多くて優しい。日本人好みのラムネみたいな柔らかさがあります(笑)。」
「紅茶…、う~ん。アールグレイみたいなニュアンスかな。」
私「そうです。リンゴ…紅玉の皮っぽくもありますか。」
「草、それも夏草じゃなくて高原の草、ちょっと湿った 朝露に濡れたような…、あとミネラルやスパイス。」
「香りはバーンとはこないけど、かなり複雑ですよね(笑)。」
「後味のふんわり甘い感じがイイね。綿飴っぽい、でまちゃんと辛口。香りが甘いんだよね。」
「マスキューさん!以前こんな感じの後味のワイン試飲会で出しましたよね?」
家内「はい。マルケのボッカフォスカの白
のアドレスに似てます(笑)。このワインかと(ワインを取り出してお見せする。)」
「あっ!それぞれ(笑)。後味が綿飴(笑)。こっちの方が強いかな?」
家内「マルケの方が暖かい分、ふっくら感、大きさはありますね。」
「それにしても複雑。薔薇みたいなニュアンスもあるし、香りがどんどん出てくる。」
「薔薇といってもゲヴュルツトラミネールみたいな香水のようなニュアンスじゃないんだよね。」
私「はい!どちらかと言えば野バラみたいに控えめです。薔薇の葉っぱの青さも感じますし、ピリッとしたスパイシーさもピンクペッパーみたいな感じです。」
「そうそう。ゲヴュルツトラミネールみたいにデフォルメされてない(笑)。」
「逆に品種改良を重ねて純化されてない…。」
「マスキューさん曰くのプリミィティブな味わいなのかな(笑)。」
私「左様かと(笑)。読まれてますね(笑)。
これでもこのワイン、かなり飲みやすく造られていますから、もともとはもっと癖が強いかもしれません。」
「それってどういうことですか?」
私「このワインは醸造後にミクロ単位の濾過をしています。1.5、1、0.5ミクロンの濾過膜を通すようです。かなり念の入った処理です。出来上がったワインに不自然さもありません。」
「へぇーそんな技があるんだ。」
「でも、単純に飲みやすいんだよね(笑)。
旨味の塩梅がイイんだよね。」



●コッリ・ピアチェンティーニ ボナルダ 2015年 カステル・デル・ドゥーカ イタリア 赤 エミリア・ロマーニヤD.O.C. 750ml 1157円税込み
家内「これは同じ産地の赤 地場品種のボナルダ100%で造っています。」
「ボナルダって聞いたことあるけどマイナーですよね(笑)?」
家内「はい(笑)。ブレンドの時に補助的に入れる品種です。香りではなく重さをワインに与えるために使われることが多いようです。」
私「ボナルダは別名クロアチーナとも呼ばれています。クロアチアから来た葡萄品種らしいです。」
「おー!確かに渋い(笑)。タンニンの分量がなかなかのものですな(笑)。」
「これは肉のためのワインだね(笑)。」
「乱暴な渋さじゃないんだよね。わりと程好く感じるなぁ(笑)。僕の好み(笑)。」
「此れだけで飲むには私は辛い()。肉汁がないとダメ(笑)。」
「じっくり飲むと旨味が隠れてますよ(笑)!良いワインっぽさが隠れてる(笑)?」
私「皆さんが飲んでいるのは2015年なのですが、2013年が何本かありますので比べてみましょうか(笑)?」
「おっ、2013年はタンニンが強くない。タンニンより酸が上回ってる。」
「プラムっぽさを感じる。」
「ワインが2013年の方が洗練されてる!滑らかだよね。」
「2013年も2015年も同じワインなのは解るけど、変化をはっきり感じる(笑)。これって熟成したということですか?」
私「はい。そういうことかと(笑)。この価格帯のワインでも時間の経過とともに向上していることは品質の良さの証かと。」
「2013年だと肉汁あれば、もっと美味しく感じる(笑)」
「マスキューさん。2015年の方はデキャンターして飲むのがイイんですか?」
私「難しいですね(笑)。デキャンターすると一気に開いちゃうと思います。実際には開けた翌日だとより良いんですけど(笑)。」
「ウチじゃ無理!そんなに待てない(笑)!」
「店長!2013年まだありますか?」
私「並んでるだけですから、あと3本です。」
「じゃあ、とりあえず1本ください(笑)。」
「では、私も(笑)。」


●ヴァルポリッチェラ・クラッシコ 2015年 モンテ・デル・フラ イタリア 赤 ヴェネト D.O.C. 750ml  1480円税込み
「これって以前試飲会で出たリパッソと同じ生産者なんですって。あのリパッソ随分飲みましたよ(笑)。」
家内「はい(笑)。ヴェネトのモンテ・デル・フラのワインです。これがここの家のヴァルポリッチェラのもともとの味わい いわばベースのワインかと(笑)。」
「これ飲みやすい!」
私「でしょ(笑)。頭にくるほど飲みやすいんですよ(笑)。」
「これ、女子好きな味(笑)!危険(笑)。」
「うん。絶対に飲み過ぎる(笑)。」
「店長!曰くの スモモもモモもモモのうち ですね(笑)。」
「滑らかでクリーン。ピノ・ノワール的な美味しさですよね(笑)。」
「バランスがめちゃくちゃイイ(笑)。木樽使ってるんですか?」
家内「使ってますが、樽のニュアンスが極力表に出ないように腐心しています。」
私「通常ヴァルポリッチェラの香りはブラックチェリーなんですが、これはちょっと趣が違います。スモモ、モモ、薔薇、
ネクタリン、マンゴーなどの香りがします。かといってトロピカルではなく、じんわりしてちょっと冷ややかさを感じます。」
「エレガントだよね。北イタリアらしいよね(笑)。」
「液体のねっとり感 舌触りと香りがマッチしてますよね(笑)。」
私「アルコール分は12.5%。きっとこれがベストな仕上がりかと。」
「アルコール分が高ければ高いほど良い訳じゃないんだよね(笑)。」
「飲んでてとても自然に感じます。香りは華やかなんだけど、華美じゃない(笑)。こんなワイン毎日飲めたら幸せ(笑)。」 

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