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後半はお待ちかねのブルゴーニュのピノ・ノワールです(笑)!
●ブルゴーニュ ルージュ 2014年 ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリエ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2715円税込み
「おー!綺麗だなぁ(笑)。やっぱりブルゴーニュのピノ・ノワールってイイ!」
「変わるものが無いよね(笑)。」
「香りには目が覚めるくらいの鮮烈さがあるけど、旨味がそれに伴ってあるから良いね(笑)。」
「昔子供の頃食べた駄菓子の香りみたいに鮮烈(笑)。こんなにはっきりラズベリーやストロベリーの香りがするんですね(笑)?
造ったものみたい(笑)。誉めてるんですよ(笑)。」
「やっぱりブルゴーニュが一番(笑)!しかもオーガニック(ひそひそ)。」(ヨーロッパ系の女性3人連れのお客様)
「オーストラリアのピノ・ノワールより美味しい!」(ドイツ系のオーストラリア人の方)
私「ロシニョール・フェブリエはブルゴーニュでのビオ・デナミのパイオニアらしいです。」
「でも、ビオ臭しないですよ(笑)?」
家内「とことん低収量で造った場合はあまりビオ臭がしません。」
「本物なんだな(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。これはヴォルネイとポマールの畑の葡萄をブレンドしたものです。いわゆるクリュのものです。外れのブルゴーニュA.C.のものではありません(笑)。」
「最近いろんな産地でピノ・ノワール造ってるけど、どれもブルゴーニュには及ばないんだよね(笑)。」
「うんうん。ニュー・ワールドのピノ・ノワールって安いには安いけど、こんなに香り出ないよね。」
「あと異常なくらい濃いんだよね(笑)。こんなに薄旨いピノ・ノワールはブルゴーニュだけだよ(笑)。」
私「ブルゴーニュでも、ここのところファットなピノ・ノワールが多いです(笑)。ですから、これはクラシックなスタイルです。」
「そうそう。アンリ・ジャイエの系譜の濃いワインが多いよね(笑)。」
私「流石!よくご存知で(笑)。インポーターさんの試飲会に行っても同じようなピノ・ノワールばかりで困ります(笑)。」
「ブルゴーニュの人ってわりと保守的だから、流れにしっかり乗るんだよね(笑)。
右にならえしがち(笑)。」
「こないだテレビでブルゴーニュの仲田さん出てたけど、外から入るのが大変なところみたいだよねブルゴーニュって。」
「よそ者がいきなり来て、勝手にワイン造れるようなところじゃないよね(笑)。」
「でもさ、フランスって自由・平等・博愛
の国なんだけどね(笑)。」
「それってきっと理想なだけだよ(大爆笑)。」
「まあ、スローガンであり原則なんだろうな(笑)。」
「じゃあ中国と変わらないじゃん(笑)。」
「まあ、あれほど極端じゃないよ(笑)。」
変なところで話が盛り上がる(笑)。
予想以上の人気でなんと完売!
ぬかりました。ごめんなさい。やはり3000円以下の美味しい正銘なブルゴーニュが無いことを皆さんご承知のようでした(笑)。
休み明けには再手配・再入荷しますのでご安心を!
そしてロシニョール・フェブリエの核心
です!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2014年 フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 4610円税込み
「あっ!これ、うま~!」
「前のブルゴーニュも美味しかったけど、これはもう別格(笑)。」
「でもさぁ、前のブルゴーニュと共通してる…。え~と、ワンランク、ツーランクアップしたような感じだよね(笑)。」
私「ヴィンテージは同じ2014年。造り方も同じ。ただ、こっちはヴォルネイの古い葡萄樹からだけで造られてます。」
「へぇー、ワインって面白いですよね(笑)。比べると明らかに違うけど似てる(笑)。」
「2014年ってどんな年なんですか?」
家内「思った以上に良いワインが出来ています(笑)。特にブルゴーニュのボーヌから南は優れています。」
「2015年の方が評判が高いですよね?」
私「ブルゴーニュは2015年より2014年の方が良いような気がします(笑)。」
「このワイン肉付きもイイし、香りも凄いし、しかもエレガント。全体のバランスがイイ(笑)。」
「かなりの上物ですな(笑)。グラン・クリュ並み笑い。」
私「造りはまさにグラン・クリュです。」
「完成度が高いってことなのかな(笑)?」
「それが良い作柄の表れ?」
「店長!店長がよく言うヴォルネイは重心が低いってことが解ります(笑)。重心は低いけど香りは素晴らしい。下から沸き上がるようですよね(笑)。」
私「ありがとうございます。昔の評価本でヴォルネイはエレガントで女性的と言われてましたが、きっとこれがそれかと(笑)。」
「土臭さはあるけど、ワインの癖じゃないんだよね。」
「前のブルゴーニュでも感じたんですが、凄くミネラリー。塩辛さをこっちの方がより強く感じます。」
「色は同じように薄いけど、こっちの方がより強いよね(笑)。スケールが大きい!」
私には「短い醸し、プレス果汁をほとんど使わないクラシックな造りです。ただし早く飲めるように除梗はしていますね。」
「決して安い値段じゃないけど、この値段のワインじゃないよね(笑)。こんなのあるんですね(笑)。」
私「ドメーヌ自体が小さいのと、あまり知られていない。しかもマイナーな産地ヴォルネイだからですから(笑)。」
「そりゃそーだ(笑)。ヴォーヌ・ロマネだったら倍はする(笑)。」
マスキューに再入荷して約1ヶ月。ようやくのお披露目。なんでもっと早く出さなかったの?そりゃ、すぐには出せません。訳があります(笑)。ドンナルーチェ2016年です!
〇ドンナルーチェ 2016年 ポッジョ・レ・ヴォルピ イタリア 白 ラッツィオ I.G.T.750ml 2592円税込み
「おー!香りスッゲー(笑)。」
「香水だよ!これ(笑)」
「香りが渦巻いちゃってる(笑)。」
「質量を感じる香りだよね(笑)。宇宙的(笑)。」
「恒星爆発(笑)?」
「レモン、グレープフルーツ、ライム、蜂蜜、ライチ、マスカット、パイナップルなんかのトロピカルな香り、あと、え~と、クリーム。クリーミーだよね。何に合わせたらイイかな(笑)?よりどり緑かな(笑)?」
私「クリーム系や柑橘類は鉄板ですよね(笑)。」
「ピールのような苦さがある。マーマレードっぽくもある。」
「デザート!オレンジなんかの盛り合わせにホイップクリーム!完璧(笑)!」
「高貴にライチ食べながら飲みたい(笑)!」
「とても甘く感じますけど、食べ物に合わせることを連想させてくれるワインですよね(笑)。」
家内「基本ドライなんです(笑)。残糖分の甘さではありません。」
「凄く華やかなワインですけどセパージュは何ですか?」
私「メインはマルヴァジアでグレーコとシャルドネが加わります。この生産者マルヴァジアが得意。フラスカーティーが有名です。一度『神の雫』でサラリーマンのコルトン・シャルルマーニュなんて評されましたっけ(笑)。わたしはポッジョ・レ・ヴォルピをマルヴァジアの魔術師と勝手に名付けております(笑)。」
「このワイン、イタリアワインの評価本『
ルカ・マローニ』で、ずっとトップの評価を受け続けている怪物白ワインですよね(笑)。」
「怪物のわりに安い(笑)。」
「そこがイイ(笑)。」
家内「グレーコとシャルドネは在来品種ではありませんのでI.G.P.となっています。」
「これってラツィオ ローマの近くですよね?あんなところでこんなワインが造れるんだ(笑)?」
私「今は低温管理が徹底的に出来ますから、こんなにアロマチックで個性的なワインを造れます。一昔前では考えられません(笑)。」
「マスキューさん。2015年と比べて2016年はどうなんですか?」
私「2015年の方がより飲みやすく、マルヴァジアの特徴がより強く感じました。ライチやマスカットの風味がずっと残る感じでした。」
そして、去年の12月22日に開けたドンナルーチェと比べていただきます(笑)!
開けてから35日目です!
「30日以上前に開けたワインですか。普通は飲めるはずがない(笑)。でも、これ、美味しい(笑)!」
「あー、ホントだぁ。美味しい。美味しいけど別物の味(笑)。」
「さらに甘さがましている。重心が下がってる(笑)?」
「うんうん。同じものとは思えない(笑)。」
「開けたての爆発的で複雑なスタイルじゃない。でも深みがある。」
私「香りの芯が甘夏なんですよね(笑)。そしてそれを中心にしてゆらゆらと香りが立ち上る。ちょうどラベルに描かれている太陽の絵みたいです(笑)。」
「開けたての爆発的な香りが収束して、さらに違った形の光を放つ。超新星爆発だぁ(笑)!」
「しっとりとした深みもある。時間が止まったかのよう(笑)。」
「静謐だよね。」
「2015年も開けてから1ヶ月以上経つとこうなったんですか?」
私「いえいえ(笑)。2015年はマスカットのニュアンスがずっと続きました。」
「マスキューさん。なんでこんなに執拗なティスティングを続けるんですか(笑)?」
私「別に意図したわけではないんですが(笑)、通例ティスティングする際そのワインの終わりが見えるまでします。ドンナルーチェの場合終わりが見えないだけです(笑)。」
家内「本当は早くティスティングを切り上げたいのですが(笑)、職業柄終らないだけなんです(笑)。」
「我が家じゃ開けてから1ヶ月もティスティングできない(笑)!せいぜい2日(大爆笑)。」
私「仕事ですから、あくまで仕事(笑)。」
「所でこの先はどうなるんですか?」
私「昨日の晩ごはん何食べたかも覚えてない私に先のこと解る訳ないじゃあーりませんか(笑)。まあ、経験的に言うとマーマレードみたいになるのでは?でも試飲サンプルがそうなる前に無くなる(笑)。」
家内「2016年は何年か前の本来的なスタイルではあります。少しアルコール感は強いですが。」
「マスキューさん!ところで瓶が立派ですよね(笑)?見るからに大きい(笑)。」
私「2015年に立派になり、さらに2016年はエスカレートしてます(笑)。」
家内「これがまた重い(笑)。」
「あっ、重い(笑)!ボトル2本分くらいある(笑)。中身も2本分?」
私「中身は1本分です(笑)。」
「長期の熟成能力をアピールしてるのかな?」
「でもさ、この瓶は中身と同じくらいの値段するんじゃない(笑)?」
「う~ん。重いから持って帰るのイヤだなぁ(笑)。」
私「まっ、そう言わず(笑)。」
※後で気がつきましたが、開けたてのドンナルーチェの甘い香り。甘い香りも幾つかあるのですが、水仙のような上品な香りがします。ただし後からのライチの甘い香りにマスキングされるかのようでした。また、少しドンナルーチェのことが解ったような気がしました(笑)。
お寒い中ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子