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マスキュー 試飲会リポート 後半 201804

May 04, 2018 by weblogland
引き続きケットマイヤーの白です。
〇シャルドネ 2016年 ケットマイヤー イタリア アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 1980円税込
「おっ、これもピノ・グリージョ同様しっかりしてる。」
「どっちも粘りが強いよね。」
「これはいかにもシャルドネ(笑)。ブラインドでティスティングしてもわかるかな(笑)。」
私「これも青リンゴのニュアンス感じますね。」
「でもさあ、どこのシャルドネって言われたら解んないよ(笑)。」
「う~ん。マスキューさんの言うシンメトリーなんだな(笑)。」
「冷涼さと暖かさが両立してるとでも言えるかなぁ(笑)。上手く言えない(笑)。」
家内「アルト・アディジェの葡萄畑は谷の底標高2~300mから高度を上げ1200m位までのところに畑があるようです。雨は年間600mlほどしか降りません。川沿いにガルダ湖からの暖かい空気が流れてくるそうで、わりと暖かいそうです。」
「かなり特殊な産地なんですね。」
「ドイツの首相メリケルさんの別荘があるとか(笑)。」
「良いところ。リゾート地だよね。」
「店長!このシャルドネもステンレス・タンクのみで熟成させているのですか?それでマロラクティック発酵を止めている?」
私「私もそうかと思っていましたが、ステンレス・タンクだけではなく一部大樽を使っているようです。それで酸をコントロールしているのかも?技があるようです(笑)。」
「このシャルドネ、それにしても良く出来てる。コスト・パフォーマンス高いですよ(笑)。シャルドネ好きの私にはたまりませんね(笑)。」
「これもピノ・グリージョみたいな旨味があるから、口のなかに入れるとジュワっと涎が出ちゃう(笑)。」
「この点、ルフレーブなんかに似てる(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。フレッシュなルフレーブかな(笑)。」


●ラグレイン 2016年 ケットマイヤー イタリア アルト・アディジェ‐ジュートチロルD.O.C. 750ml 1980円税込
「ほっほぉー、これがラグレインですな。

「聞いたことありませんよ(笑)。地場品種ですか?」
家内「はい。地場の赤ワイン品種です。酸が多くしっかりしてるのが特徴です。私大好きなんです(笑)。」
私「でも中々バランスの良いものは日本に輸入されていません(笑)。」
「おっー!これは特徴的!こんなの飲んだことないですよ(笑)。」
「あー、たしかに。白ともスタイル共通してますよね(笑)。」
「うんうん。酸が豊か、強い。」
「今風の酸がなくて濃くてスイスイ飲めるワインとはまるで違う。」
私「酸とタンニンのバランスが今風のワインとは決定的に違いますよね(笑)。」
「かおりは野イチゴ。野趣溢れてますね(笑)。これはジビエに合わせるワインですな(笑)。」
「ジビエの臭いくらいのコクにきっと合うね(笑)。」
「ワイン自体に旨味もある。ホント、赤・白ともに共通してるよね。」
私「酸味、旨味、タンニンが拮抗してバランスをとっているかのようですよね(笑)。」
家内「ラグレイン標高の低いファットな土壌を好むようです。でも、タイトさも備えてますね(笑)。独特なスタイルのワインですよね(笑)。」
私「このワイン、チョコレート食べながら飲むと美味しいですよ(笑)。」
「あっホントだぁ。」
「これ柑橘類のエキスが入ったチョコレートだと素晴らしく合いそうですよね(笑)。」
「あー、有名ブランドのスッゴク高いチョコレート!絶対に合う(笑)!」
「ルックチョコレートじゃダメかな(大爆笑)?」
「店長!このラグレインは樽熟成してますよね?」
私「はい。伝統的な大樽熟成しています。」
「ということはマロラクティック発酵はちゃんとしているんだぁ!それでもこんなにリンゴ酸が残っているなんて…。酸が残る品種なんですね。」
私「その特性を生かしたワイン造りですよね。まさに文化です(笑)。」
「マスキューさん、大樽熟成したりするのはドイツ的ですよね(笑)。」
私「はい。いかにも。」
「でも、出来上がったワインは独特(笑)。アルザスやドイツなんかとも違うし。」
家内「基本的にはオーストリアが近いとは思いますが、でも趣は違う(笑)。面白い産地ですよね。」
「気候、地形、さまざまな外的要因。それと造っている人の気質。これらが長い年月を経て成熟したものなんだろうな。そんなことを実感してくれるワインですよね(笑)。」


●ベッカチャイア 2009年 パクラヴァン・パピ イタリア 赤 I.G.T.トスカーナ メルロ 750ml 3795円税込み
「おっー、これ凄い!」
「高級な味。高そう(笑)。」
「いや、相当高そう(笑)。」
家内「開けたてはなめし革みたいな還元臭がしますが、すぐ消えていきます。」
「還元臭って何ですか?」
私「長い間瓶の中で密封されていると、瓶内の酸素が無くなってきます。いわゆる還元状態です。この状態で瓶内熟成するわけですので還元臭がします。」
「高級なオールド・ヴィンテージ・ワインによくある香りだね。」
「獣の匂いってヤツだね(笑)。」
「ビオ臭にも似てるかな?」
「似てるには似てるけど、あれは一歩間違えると、う〇この匂いになっちゃう(大爆笑)。」
危ない、危ない。
「それにしてもこれ凄いな。マスキューさん曰くの『言葉を失うワイン』だね(笑)
。」
私「ありがとうございます。まさに壮麗なワインかと(笑)。」
「え~と2009年だから9年経っている訳ですよね。そして飲み頃の味わい。これは全房発酵しているのですか?」
私「していないと思います。基本的には飲みやすいことを念頭にしているとは思いますが…。全房でやったら飲めるようになるまで20年くらいかかりそうですよね(笑)。」
「果実味はプラム しかもエキスやリキュールっぽい凝縮感。メルロらしい味わい。」
「余韻が物凄く長いですよね。巨大(笑)。」
家内「タンニンやらが口の中で折り重なるようですよね(笑)。広がりも凄いし。プピーユのアーティピックに似てる。」
kさん「私もそう思います(笑)。やはりとことん凝縮して造ったメルロ同士似るのかな(笑)。」(Kさんは先日プピーユのオーナー、カリーユさんがマスキューに見えた折、一緒にアーティピックを試飲されています。さすが!)
私「価格はアーティピックの1/3だからお買い得かな(笑)?イタリアワインの優位性
を感じますよね(笑)。」

今回の試飲会で真っ先に完売!
マスキューのお客様のレベルの高いこと!
皆さん良いワインを飲んでいらっしゃる!
甘く見てました。ごめんなさい!

ありがとうございました!

桝久商店 岡本利秋・昭子

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