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昨日、一昨日とてもお寒い中、ご来店ありがとうございました!
〇オリヴェート クラッシコ 『トッリチェラ』 2016年 ビジ イタリア ウンブリア 白D.O.C. 750ml 1574円税込み
私「これは先月の試飲会でお試しいただいたワインの上級品です。言わば兄貴分かな(笑)。」
「あのワイン美味しかったよね。あの兄貴ね(笑)。」
「おっ!兄貴イイね(笑)!」
「う~ん。確かに旨い!飲みやすいね。」
家内「まだワインの温度が低いので開いていませんが、もう少し温度が上がるととても良くなります。グラスを手で暖めると印象が変わりますよ(笑)。」
皆でグラスを暖める(笑)。
「おっ!ふっくら感が増しますね。」
「ワインに粘りがとてもあるんですね。」
「糖分じゃない甘さがイイ(笑)。ハニーな余韻もイイね(笑)。高級ワインだよこれ。」
「後味にほろ苦さ。嫌味じゃないけど?」
家内「遅く収穫するとアーモンドみたいなニュアンスが出ます。」
「温暖な産地のワインに有りがちな癖かな(笑)?」
「美味しい。美味しさが増した!何で?」
私「冷えすぎると舌が感じない部分が多いワインだからです。逆に冷やさないとダメなワインもあります。」
「じっくりこれだけで楽しめる白ワインだよね(笑)。」
「何も食べなくてもイイかな(笑)。」
「いかにも高級なんだけど、安い(笑)。」
「先月飲んだ弟(笑)と比べると、よりふっくらしてるし、よりトロピカルで複雑ですよね。」
家内「ほとんど同じセパージュなのが不思議なくらい違いますよね。」
「弟はいかにもシンプルなイタリア・ワイン。グレープフルーツやレモンがハニーさと上手く溶け込んでますよね。これはそれに違うものを加えたような感じ。弟よりも高級な味わいですよね。」
「値段以上に高級な感じがしますよ(笑)。」
「最後にほろ苦さがありますよね。たしか弟もこのほろ苦さがありましたよね。この点共通なのかな?」
私「さすが!左様かと(笑)。」
「これはマンゴーみたいな香りもしますよ(笑)。トロピカルだよね。」
私「もっと時間が経つと香木やサンザシの赤いニュアンスが出ます。香りの幅がとても広いです。白、黄、赤(笑)。」
「小粒の赤い果実ですよね(笑)。」
「マスキュウさん、ヴィオニエっぽい青臭さがありますよね。」
私「さすが!そーなんですよね。ひょっとしたら生木の樽に少しの間くぐらせたかもしれません。聞いたのですが解りませんでした(笑)。木樽は一切使っていないと断言してました。生産者が来たら直接聞いてみますね。」
家内「いわゆる木樽熟成したニュアンス
スモーキーな感じはしませんよね。」
私「セパージュにほとんど違いはありませんし、畑の違いでもなさそうなので、何か秘密があるとしか思えません(笑)。」
●サンジョヴェーゼ デル ウンブリア 2017年 ビジ イタリア ウンブリア 赤 I.G.T.750ml 1388円税込み
私「これは同じ生産者ビジが造るサンジョヴェーゼ100%の赤ワインです。」
「と言うことは妹(笑)?」
「おっ、いかにもサンジョヴェーゼですね
(笑)。同じくらいのランクのキャンティなんかと比べると、肉付きが良いですね。」
家内「サンジョヴェーゼらしいオレンジっぽい酸っぱさが好きなんですよね(笑)。」
私「これも時間が経って液温が上がると
もっともふくよかな感じになります。」
「陽光 明るさがあるよね(笑)。健康的でイイね(笑)。」
「ピュア、濃いジュースみたいで飲みやすい(笑)。女子の好物ですよ(笑)!」
家内「木樽は使わず、ステンレス・タンクだけで醸造、熟成しています。あと、濁りのない味わいは撰果の良さ・厳密さの証だと思います。」
「サンジョヴェーゼって南イタリア以外で広く栽培される品種だけど、産地によって微妙に顔が違いますよね。その差も楽しめるからイイですよね(笑)。私サンジョヴェーゼ好きだな(笑)。」
「サンジョヴェーゼってわりと、こうでなきゃダメっていう幅が広い品種ですね。」
「イタリア・ワインを楽しむって、それを楽しめるか?ってことでもありますよね(笑)。」
私「言われてみると、フランス・ワインって、わりとこうでなきゃダメみたいなところはありますよね。特に私のような原理主義者は(笑)。」
「イタリア・ワインって美味しきゃ何でもイイみたいなアバウトなところある(笑)。更に安ければもっとイイ(笑)。」
「多様性なんだろうな。もっとも品種の多さは突出してるしね(笑)。」
家内「サンジョヴェーゼ原理主義の私といたしましても同感です(笑)。」
「弟も妹も楽しめて良いですよね。このくらいのワインがレストランで出れば文句は出ないですよね(笑)。」
私「はい。実は一度レストランのメニューに載るとビジのワインはずっとオン・リストされたままになります。レストランとしても間違いのないアイテムとして使われ続けるようです。」
家内「ウンブリアのワイナリーの中でもビジ社は早い段階から世界を市場としています。デイリーな価格帯で確固とした地位を築いています。量も造る訳ですから、品質管理が効率的で上手いと言えます(笑)。」
●ヴァイン・イン・フレーム ピノ・ノワール 2016年 ヴィル・ブドゥレアスカ ルーマニア デアル・マレD.O.G. 赤 750ml 1388円税込み
「マスキューさん、他にもルーマニアのピノ・ノアール扱ってましたよね?」
私「はい。この産地の近くのラヴィ・ピノ・ノアールです。」
「あれ安くて旨いんだよね(笑)。値段はこっちの方が少し高いようだから期待しちゃうな(笑)。」
私「蛇足ですがラヴィ・ピノ・ノワールが今月の『ワイン王国』で旨安大賞とりましたよ(笑)。」
「おー!マスキューさん狂いなかったね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。皆さんも同じです。試飲会のトップセラーでしたからね(笑)。」
家内「これはラヴィより濃いランクのワインかと。」
「色は薄いですね。いかにもピノ・ノワール(笑)。暗い感じですよね。」
「最近有りがちな色の濃い真っ黒なピノ・ノワールじゃないね(笑)。わりと熟成してるような色合いですけど、ヴィンテージは?」
家内「え~と。2016年です。」
「色は落ち着いてるけど、パワーあるね(笑)。」
「おっ、ピノ・ノワールらしい味。木樽熟成もしてる(笑)。」
「うん。ピノ・ノワール(笑)!」
「こんなに安いピノ・ノワールあるんですね。」
家内「これも液温が低すぎますので、グラスを暖めると印象がアップします(笑)。」
「どれどれ、おっ!旨味の量が凄い!かなりしっかりしてる。安いブルゴーニュのピノ・ノワールより良いよ、これ(笑)。」
私「ちゃんとフリーランだけで造ったワインかと。」
「極上とは言えないんだろうけど(笑)、ブルゴーニュのピノ・ノワールにも有りそうな味のピノ・ノワール(笑)。少なくとも1000円は安い(笑)。」
私「樽のニュアンスとの折り合いが今一つ
なのですが、旨味と力があり、まだ本調子ではないような気がするんですよね。
開けてから丸一日経つと赤いアセロラみたいな弾ける果実味が出ます。」
「マスキューさん、ルーマニアのピノ・ノアールでもっと高いランクのワインって凄そうですけど(笑)、経験されましたか?」
家内「もう少し高いランクのピノ・ノアールを幾つか飲みました。確かに凄いのですが、売るのに難しい(笑)。商品として簡単には売れないとでも言いましょうか(笑)。」
私「この価格帯のピノ・ノアールでここまで出来るようになりましたから、もう少し時間をかければもっと凄いワインが出来ると思います。」
「う~ん。ニューワールドで造るより良いピノ・ノアールが出来るような気がするよね(笑)。」