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今月1月24、25日のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
24日(金)は17~20時30分
25日(土)は11~20時30分
いつも通りのスケジュールでございます。
新年そうそう大特価品からスタートです
(笑)!
〇シャルドネ 2015年 ドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌ 南フランス 白 I.G.P.ペイ・ドック 750ml 974円税込み
まずはインポーターさん資料より
現当主であるシャルル・グルザール氏は1924年より現在も続くブルゴーニュ地方のマコン・ラ・ロッシュ・ヴィヌーズ村のシャトー・ド・ラ・グルフィエールを所有するグルザール家に生まれ育ちました。長男ではなかったシャルル氏は、自分自身のワインを造る夢をあきらめきれず、独立を決意。1980年に家族とラングドックに移住しました。
1987年にナルボンヌの北西約18kmにあるサレル・ドード村で老樹のカリニャンの畑を手にいれ、2001年には世界遺産で有名なミディ運河(Canal du Midi)から300mの距離にあるミルパイセ村のドメーヌ・ド・ラ・サントリーヌを購入し、最初の醸造を始めました。この畑の主体となる土壌はシャトーヌフ・デュ・パプでよく見られる角のとれた丸い石がゴロゴロと存在する、ガレ・ルーレ土壌(galets roulés)です。ワイン造りのコンセプトは品種の個性を尊重しながら、ガレ・ルーレ特有の強い鉱物質なニュアンスの持つテロワールを表現することです。現在ではシャルドネ、シラーを主体に65haを所有し、認証は取得しておりませんがVITEALYSによるサステイナブル農法を実践しております。現在はシャルル氏と息子のオーレリアン氏が中心となり家族4人でワイン造りに取り組んでいます。
これはシャトー・ヌフデュパプでよく見られる角のとれた丸い石がゴロゴロと存在する、ガレ・ルーレ土壌(galets roulés)で収穫した葡萄で造られるシャルドネ。元々マコンでワインを造っていたグルザール家のシンボルとなるワインです。シャルドネ畑は樹齢20年、標高30mでコルドン仕立て、面積は13.1ha葡萄の鮮度を保つために夜間に収穫を行い、10℃で一日静置した後にセメントタンクを用いて15~18℃で発酵を行った後、ステンレスタンクで約5ヶ月間熟成させ毎年2月に瓶詰します。 生産者はボーフォール、コンテ、グリュ。
以前終売セールで大人気だったのが、このドメーヌの『コロンバール』です。南フランスとは思えない緻密さ強靭さが心に残ったワインです(笑)。
これは誰が飲んでもシャルドネ(笑)。まず特徴的なのはバターのようなクリーミーさ。発酵・熟成に木樽は使っていませんから、葡萄由来のニュアンスです。ラングドックでこんなシャルドネが造られることにビックリするはず。セオリーと相容れませんからね(笑)。酸やミネラルも感じられますから、ラングドック産とは思えません。『コロンバール』と比べるとアルコール分は1度高い13.5%。品種によって最適な糖度を見極めているのですね。
ハニーな立ち上る白や黄色の花の香りは控えめでトロピカルではありません。シャルドネらしい洋梨や桃、アプリコットのニュアンスは熟し過ぎないシャルドネを連想させます。しっかりした濃度感、とろみがあり、ミュルソーっぽい(笑)。
後味にレモンやグレープフルーツのピールのような苦味は特徴的なアクセント。『コロンバール』同様です。緩さもありません。
マコン出身の生産者のお里が解ると言うもの(笑)。でも実際の産地はラングドックです(笑)!
じつは、似たようなスタイルのシャルドネはラングドックにあります。もっと低地のラグーンの近くで、バターのニュアンスがするシャルドネを造る生産者がいます。マスキューの定番のコスティエール・ド・ポメロールが造るシャルドネもそのスタイル。その手のなかでもこのシャルドネが一番シンメトリーでバランスが良いかと(笑)。南フランスにありがちなでっ込み引っ込みがない。
こんなシャルドネを飲むと、ブルゴーニュの十八番テロワールってホントなのかな(笑)?と思ってしまいます(笑)。
あと、このワイン異常に安い(笑)。
通常上代が1,590円税別なのですが、輸入終了ということで大放出価格での限定特価品となっております。
あるうちだけの販売ですのでお見逃しなく!
これまた嬉しい大特価品。でも現品限りの悲しさ(笑)。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2015年 ボデガス・プエンテ・デ・ルス スペイン ラ・マンチャD.O. 赤 750ml 925円税込み
1945年に誕生した400軒もの葡萄栽培農家からなる協同組合です。海抜650mの中央大地に位置し、栽培農家400件以上との取引が行われ、2000haの栽培面積を有しております。
近代的な醸造設備を備えており、最高の技術をもってワイン造りは行われております。
伝統的で自然なワインを作ることを心がけている生産者です。
2000haもの畑を有しているため、機械収穫と手摘み収穫を使い分けて、ぶどうの品質の安定を心がけております。
味わいは今風(笑)!
ただし、ちゃんと丁寧に栽培された葡萄を使ってますね。雑味を感じません。あと2015年ヴィンテージですが、ちょうど飲み頃となっております。しっかりしたミディアムな赤ワイン。
まず、印象的なブラック・チェリーの香り、キャラメルっぽい甘さが特徴的。おそらくアメリカン・オーク樽で熟成していると思いますが、果実味のディテイルが明瞭。カベルネらしい植物のニュアンスもあり、とてもカベルネ・ソーヴィニヨンらしい(笑)。フェノールの香りもあり、しっかり完熟したカベルネです。樽のニュアンスも過剰ではなく、アルコール感との折り合いがよろしい(笑)。アルコール分をチェックすると13%。収穫を計画的に行ってますね(笑)。スペインのカベルネとは思えない仕上がりです。どこのカベルネと聞かれたら、ちょっと困る(笑)。う~ん。南アフリカっぽいかな?ポイヤック辺りの下位のグラン・ヴァンと言ったら言い過ぎかな(笑)?
まあ、フレンドリーでしっかりしており、2015年ヴィンテージが今飲み頃になっていることはワイン自体の品質の証なのですが。じつはこのアイテム終売アイテムとなります。通常14~500円くらいで販売するワインなのですが、在庫限りの大特売!お見逃しなく!
イノヴェーションを感じる赤ワインです!
●デーモン・ノワール 2018年 ヴィノ・ヴァリー フランス 南西地方 デュ・ロトI.G.P. 750ml 1480円税込み
インポーターさん資料より
ヴィノヴァリーはフランス南西地方を代表するコペラティブ(Coperative = 生産者協同組合)で、470軒にも及ぶ栽培農家から持ち寄られた葡萄を委託され醸造しています。エリアは3つのアペラシオン(ガイヤック Gaillac、フロントン Fronton、カオール Cahors)に分かれそれぞれのエリアの醸造所にてワインが造られます。ワイン名の「デーモン・ノワール」は、世界遺産に認定されている南西地方の「ヴァラントレ橋」を建設している際、倒壊したり流されたりしてなかなか完成されませんでした。それは悪魔の仕業。そこで悪魔の像を橋に飾りたてると、機嫌を好転させたのか、瞬く間に完成してしまった伝説から由来しています。
これは早く飲めるように造られたカオールのようなワインです(笑)。2018年でこんなに飲みやすい(笑)。しかも、セパージュはマルベック80%、メルロ20%。木樽は使いませんが、先端の技術は使ってますね(笑)。ブリュモンのジェネリックの初期のスタイルに似ていると言えばご理解いただけるかと(笑)。
ただし、ありがちな薄さがない(笑)。アルコール分は12.5%。無理に補糖したような感じはありませんし、無理に遅摘みした感じもありません。折り合いを含めて全体に自然に仕上がっています。マルベックらしい深み・豊かさもありますから
、栽培の良さも伝わってきます。しかも早くから飲める!
う~ん。
この価格帯ですから効率は重視されますが、葡萄自体の品質はしっかり確保してますね(笑)。いわゆる協同組合の良さなのです。俺たちが造ったワイン!という意志を感じる良品なのです(笑)。
いまさらスプマンテ?などとおっしゃらず(笑)。飲んでビックリ。おいちいのです
(笑)。
◎コッリ・ボロニェージ・ピニョレット スプマンテ ブリュット プレステージ
カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラ イタリア エミリア・ロマーニャ 発泡性 白 750ml 1850円税込み
インポーターさん資料より
カンティーナ・ディ・カルピ・エ・ソルバーラは1903年に創設されました。創設以来100年以上というたいへん長い歴史に支えられたイタリア・モデナ県にある生産者協同組合です。カルピ協同組合とソルバーラ協同組合とが合併し、組合員は約1,600名、所有する畑の面積は2,300haと、かなり大規模な生産者協同組合となっています。
ソルバーラやサラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ、グラスパロッサなどのDOCの畑があり、ワインにも畑の特徴が表現されていますが、おもにランブルスコを多く生産しています。さらに近年は、グレケット・ジョンティーレ(=ピニョレット)で造るコッリ・ボロニェージ・クラッシコ・ピニョレットDOCGの存在も注目されています。
創業以来の長い間、そのこだわりは品質に焦点を当てられているため、畑の面積と比較して瓶詰されているワインの生産量は決して多くありません。丹念に吟味して厳選された葡萄を使用し、年による差がつかないよう常に上質なワインを生産するべく注力しています。ガンベロロッソ誌でも称賛され、近年は必ず名が挙げられる生産者です。
コッリ・ボロニェージ・ピニョレットD.O.C.G.は2010年に昇格。
ボローニャ県とモデナ県にまたがるいわゆるボローニャの丘陵部でピニョレット種を使って造られるスプマンテです。
平たく言えば(笑)、もともと沢山の種類のワインを造っているコッリ・ボロニェージD.O.C.の中でピニョレット種を95%以上使った優良な生産地域のものを分離してD.O.C.G.にした訳です。
これはガス圧3.5気圧、残糖分は14g/L。この塩梅がミソ(笑)。とにかく決め細かな泡(笑)。舌触りが優しく食べ物の味を壊さない。わざわざ瓶内発酵・熟成する必要がないのです。発想の転換なのです(笑)。何も5気圧にする必要性はないのです。
あと、ともすれば甘く感じるほどの残糖分の量なのですが、甘さが気にならない。もともとの酸がしっかりある証拠。原料ワインの質の高さ故です。
シャンパン方式で辛口に造るより、低価格でデイリーなものを造ろうとする意図が伝わってきます(笑)。
それもこれも原料ワインの良さがあってこそ。ピニョレット自体はそれほど香り立つアロマチックな品種ではありません。白い花や柑橘類の香りは心地良いのですが、リンゴの味わいが旨みのしっとりさに包まれる上品なスタイル。香りの抜けの良さ、広がりの美しさも身上ですね(笑)。時間が経つと青い茎のような植物のニュアンス 上品なハニーさはピニョレットらしいほろ苦い後味に とても自然な味わいの流れがあります。
まさに食事のためのスプマンテなのです。知り尽くした者ならではのワイン。生産者の意志と力量が伝わってきます。
スプマンテでお口直ししたあとはグレートなイタリアの白と赤。新春を飾るにふさわしい!
〇ソアーヴェ・クラッシコ『ラ・ロッカ』2017年 ピエロパン 白 イタリア ヴェネト D.O.C. 750ml 4337円税込み
ソアーヴェと言えばイタリアを代表する有名な白ワイン。でもまあ玉石混合なアペラシオンでもありますから、イタリアを代表するほど有名だが、まあまあな産地くらいの感覚ですか(笑)。どちらかと言えばデイリーなワインの産地として有名。
でもですね、そんなパットしないソアーヴェでもピエロパンは別格。特にこの『ロッカ』は特別。
イタリアを代表する白ワインであり、一度は飲むべきワインだと個人的に思ってます(笑)。
先日お客様から「イタリアを代表する白ワインをチョイスしてください。」と依頼されました。もちろんその筆頭候補者です(笑)。個人的にはブルゴーニュの何万円する白ワイン飲むなら『ラ・ロッカ』3本、4本買うことに躊躇しません(笑)。変に価格がお高くとまっていない点ピエロパンの良さでありプライド。
ソアーヴェ孤高の生産者ピエロパンが渾身の力を込めて造った『ラ・ロッカ』。
忌の際に『ラ・ロッカ』を飲めれば、「人生振り返って良かったなぁ。」なんて思えるような気がします(笑)。
言葉を失い陶酔出来るグレート・ワインでございます(笑)。
●サグランティーノ・ディ・モンテファルコ 2008年 コルペトローネ イタリア ウンブリア 赤 サグランティーノ・ディ・モンテファルコD.O.C.G.750ml 4714円税込み
1995年の設立から世界中にサグランティーノ・ディ・モンテファルコ旋風を巻き起こしました伝説のワインです。
インポーターさん資料より
2ヶ所の自社畑(アルクアータの標高250m南向きの粘土質と石灰質土壌の畑、モンテファルコの標高250m南東向き斜面の砂質、粘土質、石灰質の混成土壌の畑)のぶどうから造られます。植栽密度は5000本/haです。10月の第2週に手摘収穫。
醸造・熟成方法 破砕・除梗の後28℃に温度管理されたステンレスタンクで天然酵母で自然発酵。3~4週間マセレーションの間、ポンピングオーバーとデレスタージュを行い、口当たりが柔らかくなるよう仕上げていきます。その後3000Lの大樽とトノー(900L)で28ヶ月、さらに12ヶ月以上瓶熟成。
樽香に負けない凝縮した果実味はセンセーショナル(笑)。タンニンの重厚さは比類のないレベル。途方もない生命力は計り知れない。今風のすぐ飲めるスタイルに傾き勝ちなモンテファルコ・サグランティーノの中でも、変わらないクラシックなスタイルを貫いています。
10年後の今飲んで想いを馳せるのは、将来20年経つこのヴィンテージにこそ、真実が語られるはず。除梗しながらも驚きの生命力はエミィディオ・ペペなどと共通するイタリア・ワインの優位性。ブルゴーニュのグラン・クリュの倍の収穫量にもかかわらず、それ以上の生命力を持ちます。
酸とタンニンが命なのです。
以上6本!
いきなりトップ・ギア(笑)。
息切れしないかな?
本年もよろしくお願い申し上げます!
桝久商店 岡本利秋・昭子