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桝久 試飲会リポート 前半

Dec 21, 2020 by weblogland
昨日一昨日とひっそりと行いましたマスキュー試飲会にこっそりお越しくださいましてありがとうございました(笑)!

●サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ・スペリオーレ 2015年 ファットリア・モンティチーノ・ロッソ イタリア エミリア・ロマーニャD.O.C. 赤 750ml 980円税込み
(限定特別価格品)
「おっ、ちゃんとした真っ当なワイン(笑)。美味しいね(笑)。」
「かなりしっかりしてる(笑)。ワインとして完成してるよね(笑)。これって品種は何ですか?」
私「ラベルに『S』、サンジョヴェーゼでございます(笑)。」
「サンジョヴェーゼ!でもサンジョヴェーゼっぽくない(笑)?」
「私正直言ってサンジョヴェーゼってあまり好きじゃないんですよ(笑)。酸っぱいじゃないですか(笑)。でもこれそのイメージじゃない。かなりタンニンがしっかりしてる(笑)。」
家内「キャンティの明るくて軽やかなスタイルではありませんよね(笑)。」
私「キャンティと比べると重心が低いですよね。」
「醤油みたいに濃い(笑)。アサリの味噌漬けみたいな塩気や海藻の香りがする(笑)
。」
私「さすが!最高のタイミングで収穫されたようですよね。完熟のタイミングです。雑味もないし、収量も絞って作られてますね(笑)。かなり真面目に作られてますね。あと、鉛筆の香りもしますね。」
「このワイン、異常に安くありませんか(笑)?980円のワインじゃないですよ(笑)
!」
私「ありがとうございます(笑)。冥利に尽きます(笑)!」
「2015年ヴィンテージということは5年経っているんだ。ちゃんと熟成してる。」
「飲み頃に入ってるよね(笑)。」
「この値段のワインじゃ、5年後には古びちゃうよね(笑)。」
家内「じつは以前コレを扱っていたのですが、まだ良さが出ておらず売れませんでした(笑)。ですから今回がリベンジです
(笑)。」
「マスキューさん、白ワインの定番で『A』って書いてあるワインありましたよね?あれと同じ生産者ですか?」
私「左様でございます。マスキューの大定番です(笑)。あれはアルバーナ・ディ・ロマーニャですので『A』でございます(笑)。」
「『A』沢山飲んでますよ(笑)。でも共通したところあるね。でしゃばらないのだけれども、食事に合わせやすい(笑)。良いから飲み飽きしない。『S』ももともとの良さを感じますよね(笑)。」
「なんでこんなに安いの(笑)?」
私「じつはインポーターさんの元に新しいヴィンテージが届いたのでヴィンテージ変更となりました。そこで残った2015年を数ケースだけ特別価格で出してくれました。」
「じゃあコレだけなんですね?」
私「申し訳ございません!」


●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2014年 スベイン 赤 セントロ マンチュエラD.O.750ml 1273円税込み

「あっ!これ美味しいスペイン・ワインですよね(笑)。マスキュー試飲会でたまに出ますよね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しくださいませ(笑)。」
「あー、香りが華やか!酸味とのバランスが良いよね(笑)。」
「テンプラリーニョっぽいですよね(笑)。」
家内「これじつはテンプラリーニョ入っていないのです。ガルナッチャ65%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%なんです(笑)。でもテンプラリーニョっぽいプラムのニュアンスありますよね。」
「へぇー、そうするとプラムのニュアンスってガルナッチャ由来なんだな(笑)。」
「しっかり感はカベルネ・ソーヴィニヨン
なのかな?」
「飲みやすくなってはいるけど芯の強さがあるよね。」
「リオハのワインに似てる(笑)。懐かしい味だよね(笑)。」
「ブラインドでやったらリオハって判断しちゃうよね(笑)。」
「でもさ、きっと微妙に違うんだろうな(笑)。影に隠れた強さがこのD.O.の特徴なのかな?見分けつかないレベルだけどね
(笑)。」
「飲み口は軽いのですが、クレヨンでみたいな密度感がありますよね。これってリオハとは違うんだろうな。」
「香りに重さがある。これも特徴?」
「私、以前このワインがセラーにあるのを忘れておりまして(笑)、買ってから2~3年
経って飲んだ折、とても美味しかった記憶があります。こんな値段なんで期待していませんでしたから(笑)ビックリしましたよ(笑)。」
私「この蔵は20年近く経ったグラン・レゼルバと6年熟成させてからリリースする2タイプのグラン・レゼルバがあります。前回の早めのリリースするタイプはたしか2008年だったかしら?」
「前に飲んだのと比べると今回のワインの方がよりジューシー、若々しいけどタンニンが少ないから飲みやすくなっているようなきがしますが…?」
私「さすが!今回の2014年のメイクの方が軽いような気がします。私もそう思います!」
家内「前回より瓶熟成期間は少し短くなっておりますが。たしか2008年は6年樽熟成したのち1年瓶熟成してからリリース。
2014年は6年樽熟成して瓶熟成リリースですね。」
「あまり変わらないか(笑)?」
「でもさあ、6年樽熟成してようやく出来上がるワインって凄いよね(笑)。時間のスパンが違う。このスローなワインってスペインだからこそだよね(笑)。」
「でもさぁ、最近はニュー・ワールドみたいなスペイン・ワインって多いよね。」
「うんうん。あれはあれ。これはこれ(笑)。別物だよね(笑)。」
私「経済性が優先されるのはつきものですし、味わいのイノヴェーションも必要です。でもクラシックなスタイルにはホッとさせられますよね(笑)。」


●ヴァルポリッチェラ・リパッソ・スペリオーレ 2012年 ヴィラ・エルビーチェ イタリア ヴェネト 赤 D.O.C. 750ml 2980円税込み
(限定特別価格品)

「おっー!これ強烈(笑)!」
「凄いね(笑)。アマローネだよコレ(笑)。」
「なめし革の香り。只者じゃないぞ(笑)。」
「パワー、深み、香り・味わい、広がり、余韻、すべてが大きい(笑)。甘いには甘いけど、ベタつかない。」
「コーヒー、チョコレート、キャラメル、
甘味のオンパレード(笑)。でも中にプラムの塊がある。」
「ミキプルーン(笑)。」
私「チョコレート食べながらコレ飲むと卒倒するほど美味しいですよ(笑)。」
「おぁーっ!うんまい!」
「チョコレートもカカオの含有率が85%より75%くらいの方が合うね(笑)。ワインの香りはミルクチョコレートっぽいからね(笑)。」
「キャラメルっぽさがします。」
私「このワイン、樽熟成していますが、樽の内側をしっかりローストした印象がありますね。」
「でも樽が嫌みになっていない。バランスは良いのですね(笑)。」
家内「時間がたつほどにバランスが良くなり、果実のニュアンスやディテールがはっきりしてきます。開けてから3日目くらいになると、辛口のワインだと解ります(笑)。」
「へぇー、辛口なんだぁー。」
「リパッソはアマローネの搾りカスを加えて再発酵するワインですが、これはアマローネの雰囲気がかなり強いですね(笑)。
通常のヴァルポリッチェラをより濃く飲みやすくするのがリパッソだと思っていましたが、これはちょっと違う(笑)。」
私「このワインは2012年ヴィンテージなんですよ(笑)、それでまだこの状態ですから、早く飲めるアマローネと言って良いほどかと(笑)。」
「ここの家のアマローネって凄そう(笑)。飲んでみたいね(笑)。20年や30年は平気で持つんだろうな(笑)。」
「ヴァルポリッチェラって基本フレンドリーなんだけど、コレもフレンドリーさはあるんだよね(笑)。強力だけど(笑)。」
私「そうなんです。アマローネもリパッソもヴァルポリッチェラも元は同じ。この蔵はヴァルポリッチェラの専業だと(笑)。」
「そんなこと聞いたらヴァルポリッチェラも飲んでみたい(笑)!」
私「何故かしら、ヴァルポリッチェラは輸入されていません(笑)。謎です(笑)。」
「マスキューさん!アマローネって?」
私「簡単に言うと収穫後に陰干しして葡萄をさらに凝縮させるワイン作りです。ただ、近隣のガルダ湖からの霧が収穫期に発生し腐貴菌が着くようです。そのため独特の苦味があります。」
「うんうん。コレも苦味がありますよね(笑)。コレが貴腐の味かぁ(笑)。」
「う~ん。搾りカスも有用なんですね(笑)。」
私「アマローネの搾りカスは食材にもなるので高価なんですよ(笑)。煮込み料理の隠し味に使われたり、ソーセージに入れたり(笑)。」
家内「チーズをアマローネの搾りカスで覆って熟成させたり。『酔っぱらいチーズ』なんて呼ばれます。割りとイタリア各地にあります(笑)。」
「あー!『酔っぱらいチーズ』食べながらこのワイン飲んでみたい(笑)!」

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