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桝久 試飲会リポート 後半

Mar 02, 2021 by weblogland


●キュヴェ・ド・ピエール クロ・サン・ショルジョ 2010年 フランス 赤 ルーション コート・デュ・ルーション・レ・ザスプルA.C. 750ml 3205円税込み
私「今一度目のピークを迎えたバック・ヴィンテージです。2010年ですから10年ほど。」
「あー!これは、これは(笑)。美味しい 、いや、おいちいですね(笑)。」
「香りの詰まり方が尋常ならざる(笑)。」
「いかにも高級ですな(笑)。」
「でもさあ、10年経ったとは思えない。若々しさもある。」
「南フランス・ルーションとしては完璧ですね(笑)。ある意味ケチのつけようがない(笑)。」
「これってセパージュは何ですか?」
家内「シラー60%、グルナッシュ30%、他にカリニャンとムールヴェドルです。」
「わりと多品種混ざっているんですね?まとまりが良いからそんなにたくさんの葡萄を使っているようには感じない。」
家内「ルーションの中でもワン・ランク上のレ・ザスプルA.O.C.のものです。」
「でもさあ、かなり複雑だよね。プラムやベリー系の果実の分量は凄い量だけどとてもスパイシーで香り高い。」
「それでいて飲みやすい!こうなるまでに10年必要だったということなんですね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。」
家内「この生産者クロ・サン・ジョルジョは飲み頃になってからリリースしてくれます。マスキューの定番の2007年のカベルネ・ソーヴィニヨンも素晴らしい出来映えですよ(笑)。」
「ルーションのワインで10年持つものはなかなかありませんよ(笑)。しかもとても状態が良い。」
私「翌日になるとさらに全開でございます
(笑)。」


●シャトー・ド・カンテランヌ 1995年 南フランス 赤 コート・デュ・ルーションA.O.P. 750ml 2074円税込み
私「実はこのワイン、本日4番目にティスティングしていただいたクロ・サン・ジョルジョの叔母さんのものでした。近所のクロ・サン・ジョルジョがずっと面倒見ていたのですが、2005年に相続したようです。ですから併せてクロ・サン・ジョルジョなのですか、叔母さん所有時のストックがありそれを元々の名前『シャトー・カンテランヌ』で販売したものです。あー、ややこしかった(笑)。」
家内「セパージュはグルナッシュ85%、カリニャン15%と昔風です(笑)。」
「へぇー、それにしても1995年だからもう26年経つのかぁ(笑)。凄いや!」
私「かなり古いのでボトル毎に個体差が出てますが、まだ生きております。」
「おー、シェリーやマディラみたいな香りがする。色も薄茶色!」
私「酸化臭しますね。一週間前に開けたボトルは酸化臭が全くしませんでした。色もまだ赤さがありました。」
「でも味わいはシェリーとは違う。甘さが舌の上を転がるみたい。美味しいですよ
(笑)。」
Kさん「私1週間前にご一緒させていただきましたが、あのボトルは酸化臭は全くせず甘くなった酸がひたすらチャーミング。その後1週間酸化臭はしませんでした
。」
「それってこの転がるような状態が続くのですか?」
Kさん「いえいえ、翌日、翌翌日になると
静謐、とても穏やかな感じになりました
。それは1週間続きました(笑)。ヴィンテージのわりに活力がありました(笑)。」
私「個体差出てますね。ボトルの液面もバラついてます。」
「1995年ですからねぇ(笑)。コルクはショボいですが(笑)、これが原因ですか?」
私「途中で一度は打ち直していると思います。」
「これって余分なものがすべて落ちきったような味わいですよね。」
「マスキューさん、これって色がアンバー
茶色に近いですけど、この先どうなるのですか?」
私「おそらく後何年かしたらピンク色になると思います。まだまだ色は抜けて行きます。」
「これ、チビリチビリ飲んでると口が慣れて凄く美味しく感じます(笑)。真円の味わいかな(笑)。」
「紹興酒っぽいから中華料理食べながら飲んだら美味しいはず(笑)!紹興酒みたいに甘くないからより沢山飲めそう(笑)。」
「これってハマる味わいですね(笑)。」
「これプリン食べながら飲んだら美味しいですよ!きっと(笑)。焦げたカスタードのニュアンスあるから絶対に合いますよ(笑)。」
「そうするとチーズも大丈夫そうですね(笑)。」
「セパージュは何だか解らないけど、そんなのどうでもいー!な感じ(笑)。」
「古酒って特殊なジャンルですよね(笑)。このワインが古酒になる前を飲んでみたくなります(笑)。タイムマシーンの世界かな(笑)。」
私「4番目に飲んだものがこんな感じになるような気がします(笑)。セパージュは違いますが、作り方、畑もほとんど同じだと思います。」
「マスキューさん!それがテーマですね(笑)?芸が細かい(笑)。」
私「えへへ(笑)。ありがとうございます(笑)。妄想でございます(笑)。」
Fさん「枯れるってこういうことなんだな。インフラなんかのシステムって古いけどちょこちょこ改善されて出来上がっている。良い意味枯れた技術。それに似てますね
(笑)。」
私「へぇー、インフラのシステムって変わっていないのですか?」
Fさん「はい。だから壊れない(笑)。新しいスマホ等は新しい尻尾が沢山ぶら下がってますから、引っ張ると不具合がすぐに出ます(笑)。」
私「出っこみ引っこみがあると言うことですね?」
Fさん「このワインみたいに真円で完成したものじゃないんですよね(笑)。」
私「さすが!システム・エンジニアは違いますね(笑)。」

ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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