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桝久 試飲会リポート 後半
Mar 30, 2021 by weblogland◎キアレット 2020年 ロ・ゼルボーネ
イタリア ピエモンテ ヴィノ・ロサート 750ml 1,791 円税込
私「待ちに待ったキアレットの再入荷です!初入荷の時は2013年、前回は2018年、そして2019年は造らず今回2020年でございます。」
「ほとんど出来立てじゃないですか!早い
!」
家内「たしかDOCだと翌年の1月1日以降の出荷が義務づけられていると思います。これはヴィノ・ロッソだから規定が無いかもしれません。」
私「2020年のイタリアやフランスは異常に収穫が早かった年です。」
「何故?」
私「春から陽気が良かったようです。」
「ここのところ異常気象が続いてるもんね
。」
「マスキューさん、これってたまに作るんでしたっけ(笑)?」
私「もともとのレギュラー・アイテムではなく、日本のディープなファンのために少し作ってくれます(笑)。」
「大日本ロゼ・ワイン普及協会のためかな
(笑)?」
家内「もちろん我々の大好物です(笑)。」
「それでは失礼していただきます(笑)。あれ、いつもと違っている。飲みやすい(笑)
。」
私「たしかにいつもと違う(笑)。飲みやすい(笑)?」
「いつもはオレンジ・ワインっぽいけど今回はそんな癖がない。」
家内「いわゆるビオ臭がしない!」
「でも、強いには強い。この点はゼルボーネらしいんだけど…。」
「密度感は凄い。ゲヴュルツトラミネールの後でも大丈夫なほど(笑)。」
「ピノ・ノワールの後に出した訳が解りましたよ(笑)。」
「前の2018年はグレナデンやアセロラ、梅の塩漬けの紫蘇の香りが吹き出てた(笑)。2020年はまだそれほどはっきりしていない。開けたてだからかな?」
翌日になると小粒の赤いベリーの香り、フランボワーズや小梅の香りがかなり明瞭かつ強く出てきました。
家内「この2020年は澱がない!」
「そうそう。2018年はどぶろく的なワインでしたね(笑)。」
私「2018年はもやもやしてましたよね(笑)。2020年はもやもやしていない(笑)。
」
「ゼルボーネの通常の赤ワインの香りに近いですよね。大きさはゼルボーネらしい(笑)。」
「2020年のキアレットはモダンなスタイルですよね。万人受けする(笑)。」
「いつもの我が道を行くスタイルじゃない
(笑)。」
「畑は同じだけど違う人が作ったみたい(笑)。」
「もっと売れるように作ったかも(大爆笑)。」
「商売っ気が出たのかな(笑)。」
「絶対こっちのスタイルの方が売れるよ(笑)!」
「ところでこのキアレットの瓶、とてもレトロなガラス瓶ですよね(笑)。ちょっと歪みがあって手作り感があって宜しい(笑)。
」
私「この変化の理由は後日調べてご報告いたします!」
●シャトー スゴンザック ヴィエイユ・ヴィーニュ 2016年 ボルドー クリュ・ブルジョア 赤 ブライ・コート・ド・ボルドーA.C. 750ml 2074円税込み
家内「お久しぶりのボルドーです(笑)。なかなか適当なボルドーがなくて困っていました(笑)。」
「そう言えばマスキューさんはボルドーが少ないですよね(笑)。」
私「そーなんです。お見通しですね(笑)。
」
「あっ!立派なコルクですね(笑)。今日のワインの中で一番立派(笑)。」
「長くて綺麗。高そう(笑)。」
「おっ!しっかりしてて良いですね(笑)。美味しい(笑)。品が良くて、力があって、キメ細やか。」
「タンニンがわりとしっかりしてる。セパージュは?」
私「メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨンが20%、マルベックが10%です。マルベック由来の赤黒い小粒のベリーの香りが特徴的です(笑)。」
「う~ん。オー・メドックとは違うよね。
密度感がある。」
「うんうん。バランスも良いよね(笑)。」
「個性はあるけど奇をてらっていない。シンプルでありながら、複雑。」
「タンニンの塩梅、こなれ方、絶妙ですね
(笑)。」
「こんなワインがレストランで出されたら
満足出来る(笑)。」
私「レストラン・アイテムにちょうど良いかと(笑)。」
「マスキューさんがさっき言っていた『適当なボルドーが無い』って言う意味解るな(笑)。」
私・家内「そーなんです。ボルドー・ワインは品質は安定しているのですが、リピートしたくなるワインが少ないのです。
もちろんコスト・パフォーマンスを含めてですが。」
「最近はボルドー・ワインのシェアが低くなっているようです。たしか10年前は45%あったのが35%位まで低下したとか
。」
「このワインはボルドーらしいし、あと個性もある。品質の高さも感じる。こんなワイン作っていれば間違いないんだけどね(笑)。」
「右岸のワインらしくてイイね。ケチ臭くない(笑)。」
私「開けて丸1日経つと軽やかで飲みやすくなり。さらにもう1日経つと旨味が増して実に美味しいですよ(笑)。」
●ソリュス・ルージュ 2005年 シャトー・ド・カラギズ 南フランス コルビエールA.C. 赤 750ml 2451円税込み
「おー!これ凄い。強さが半端無い(笑)。かといって強いだけじゃない。え~と、2005年かぁ。」
「色だって全然古臭くないですよ。エッジに煉瓦色も出ていない。」
「このワイン、保存状態がとても良いですね。」
「まだまだ若いくらい(笑)。ホントに15年経ってるの(笑)?」
「15年以上経ってこれだもんね(笑)。マスキューさん曰くのグレート・ワイン(笑)?」
「口の中に入れた時の広がりと余韻が普通じゃない。深みがある(笑)。」
「香りに重さがあって、それだけで尋常じゃないほど。」
「重いだけじゃなくて複雑。色んなものが詰まってる(笑)。」
「トリュフや海藻、なめし革、トマトなんかの植物的なニュアンスもある。」
私「ベーコンみたいな香りもしますね(笑)
。」
「じんわり後からスパイシー(笑)。黒胡椒
(笑)。シラーっぽくもある。」
「鉄みたいなミネラリーさも感じる。」
「コルビエールって南フランスでしたっけ
?」
家内「ラングドックの割りと広いAOCです。この生産者シャトー・ド・カラギズは長命なワインを作ることで有名。このアペラシオンを代表する生産者です。」
私「良い作柄のワインをセラーで熟成させて、飲み頃にリリースしてくれたものです。」
「南フランスのワインってほとんどが4~5年くらいで飲んじゃうものですから、このワインは異例なんでしょうね。こんなに長熟するワインがあったんですね(笑)。
」
私「ワインの液面が安定していますから、おそらく一度リコルクしていると思います。」
「ちょっと赤くて酸っぱいフルーツの香りが特徴的。なんて言えばイイのかな(笑)。
」
私「私はスモモと言っています(笑)。尽力して栽培されたカリニャンの特徴です(笑)。」
家内「コルビエールの山間部やルーション
の優良なカリニャンの特徴です(笑)。」
「マスキューさん、ところでセパージュは何ですか?」
私「失礼しました。カリニャン40%、グルナッシュ40%、シラー20%です。一昔前の割合かな(笑)。」
「カリニャンってこんなにフルーティーなんですね(笑)。ローヌのカリニャンしか知らなかったので、カリニャンにはあまり良い印象が無かった(笑)。」
私「南ローヌのカリニャンってワインの水増し用ですから(笑)、質より量が優先されます。」
家内「良い印象じゃないですよね(笑)。」
私「そうそう忘れてました。このワイン、ブルゴーニュでよく使われるアリエの新樽で12ヶ月熟成されています。」
「えー!全然分からない(笑)。ひょっとして古い樽で熟成したのかな?って思ってました(笑)。」
「新樽のニュアンスは無い(笑)!」
私「果実味の濃さ、タンニンが、新樽の香りを凌いでいます。普通では考えられません。」
「マスキューさん!よくもこんなに凄いワイン見つけたね(笑)。コ・ス・パ良し!」
私「そう言っていただいて冥利に尽きます(笑)。」
「どんな食べ物に合わせますか?」
「肉(笑)!よく煮込んだ牛肉!」
「牛ほほ肉のシチュー!」
私「ベーコン入れたカスレなんかも宜しいかと(笑)。」
「涎が出てくる(笑)。」
「煮込む際にトマト入れると凄く美味しくなるはず(笑)!」
今回、なっ、なんとこのソリュス2005年試飲会の途中で完売!
週明けに再発注します!
無かったらどないしよ。
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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