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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 29, 2021 by weblogland


昨日、一昨日とマスキュー試飲会なにお越しくださりありがとうございました!
お客様の大人のコロナ対応ありがとうございました!無事執り行えました。

〇ロス・コンデス 2020年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み
「お手頃価格の白ですね。」
私「スペイン・カタルーニャの白。マカベオ50%、シャルドネ50%のちょっと変わった組み合わせです(笑)。」
「マカベオって?聞いたことないなぁ。」
「マカベオってカヴァで使われますよね?

私「左様でございます!」
「マカベオ、チャレロ、パレリャーダ!資格試験の時覚えましたよ(笑)。」
「あとアイレインなんかも在来品種だったかな。」
家内「作り手のラモン・ロケッタはマカベオ・シャルドネの組み合わせが得意なんです(笑)。」
私「昔同じ生産者のマカベオ・シャルドネを飲んだおり濃密さに驚かされました。コレはあの時ほど濃厚ではなく、飲みやすくモダンにした感じかな(笑)?」
「これ飲みやすいなぁ(笑)。」
「そんなに高級じゃないんだろうけど(笑)、悪くない。際立った特徴はないけど香りの幅が広い。」
「薄くないし、濃度感もちゃんとしてる(笑)。旨味を感じる。だし巻き玉子なんかに合いそう。」
「お正月におせち料理食べながらテレビ見てダラダラしながら飲むには最適(笑)!

私「TPOは大事でございます(笑)。」
「レモン、グレープフルーツ、もう少し熟した黄色いフルーツ。香りの幅が広いから何にでも合う。」
私「そーなんです(笑)。果実味に偏りが無いのもユーシ・フル(笑)。テーブル・ワインにはもってこい。目玉焼きでも合いますね(笑)。」
「これって微妙なバランスのワイン。間違うと安ワインに間違われる恐れもある(笑)
。」
「最後の強烈なアプリコット・ジュースのあとに飲んでもちゃんとワインしてるから(笑)、基本良いワインですよ(笑)。ターゲットがテーブル・ワインなんだな(笑)。

私「実はスペイン〇〇〇のテーブル・ワインなのですが。意図は感じますね(笑)。」
「茅ヶ崎にありますよ!地元では何とも言えない建物として有名ですよ(笑)。」
「いきなりチネ・チッタみたいな建物が茅ヶ崎に出現したかのよう(笑)。」
「もともとは銀座でしたっけ?都内の良い場所にありますよね。」
「リーズナブルで食べ物も美味しいですよ
(笑)。」
「でも複雑さもあり、口に入れた後、後半の広がりはなかなかのものだよ(笑)。崩れないし、品が良い。」
「とても甘く感じます。コレって糖分ですか?」
私「残糖分ではなく、グリセリンと酸の甘さだと思います。甘さが舌先にはあまり感じません。糖分は舌先に敏感に感じますから、糖分の甘さではありません。」
「旨味の甘さなんですね(笑)。」

●フィトウ 2019年 ドメーヌ・ド・ロラン 南フランス ラングドック 赤 フィトウA.C. 750ml 1602円税込み
私「日本に来てから一夏越えてようやく調子が出てきました(笑)。」
家内「6月に来たときは渋くて渋くて(笑)、ちょっと試飲会には出せない状態でした(笑)。」
「マスキューさん!フィトウって何処ですか(笑)?」
私「フランス南部のスペインとの国境近くです。このアペラシオンは面白くて、海岸部と内陸部に二分されています。コレは内陸部のフィトウです。」
「おー!コレ濃いですよ(笑)。この値段でこんなに濃いのは驚きですな(笑)。」
「タンニンは確かに濃い。でも酸も沢山入ってますよ(笑)。甘さもあるし。」
家内「6月の時点では甘さが全然感じられませんでした(笑)。だいぶ甘さは増して来ましたが、まだまだ出るはず(笑)。」
「ポテンシャル高いワインですね(笑)。スモークなニュアンスがイイね。ベーコンなんかに合いそうだね(笑)。」
「僕はタニックなワイン好きだから、気にならない(笑)。じっくり舌で味わいたい(笑)。」
「フランスにこんなワインがあるとは!スペイン・ワインに似てますよね(笑)。」
私「そーかもしれませんね(笑)。」
家内「内陸部のフィトウはあまり日本に入ってこないのは、この辺りに原因があるのかもしれません。海岸部のフィトウはムールヴェドルは入り高級で滑らかなスタイルです。」
私「もっとも飲み頃になるまで時間がかかるのは共通ですが(笑)。かつては海岸部のシャトー・ド・ヌーヴェルは10年ぐらいたってからリリースするほどでした(笑)。個人的にはバンドール同様に好きなワインでございます(笑)。」
「このワインの荒らさ強さってとても自然に感じますよね。」
「うんうん(笑)。作ったらこうなっちゃったみたいな(笑)。」
家内「人為的にいじった感じがありませんよね(笑)。」
家内「カカオ分95%のチョコレートがありますから、このワインを飲みながら食べてみて下さい。」
「カカオ分80%のものはコンビニで売ってるけど、95%のものもあるんですか?」
「うわっ!これチョコレートの原料ですよ
(笑)。甘くないし美味しくない(笑)。」
「でもワインと解け合うと甘い!あー、凄い!」
「こんなにも柔らかで甘くなるとは!美味しい!」
私「マリアージュしますよね(笑)。」
「不思議!何で甘くなるの(笑)?」
私「不思議ですよね(笑)。」
「う~ん。このワインが良い証だな(笑)。口のなかで爆発する(笑)。ワインに隠れているものがチョコレートと化学反応して一気に引き出される 爆発する(笑)。」

●ケークフランコシュ2017年 ヴィンツェレール  ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 1854円税込み

私「新ヴィンテージ2017年になりました。以前の2015年と違った趣。是非ともお試しいただきたい出来映えでございます(笑)。」
「そーいえば以前の試飲会で飲みました(笑)。自然で優しく飲みやすいワインでしたよね。」
「コレってセパージュは?ケークフランコシュですか?」
家内「はい。オーストリアではブラウフレンキッシュと呼ばれています。」
「軽くて飲みやすいけどしっかりしてる。

「品が良いね(笑)。上等な味(笑)。」
「前に飲んだ2015年はもっとモヤモヤしてたような(笑)?美味しいかったけど2017年とはちょっと違うかな(笑)?」
私「リンゴの皮のようなニュアンスが2017年はあります。酸が2017年の方が多いような気がします。」
「でもしっかりしてるし、ファットだよね
。デブではない(笑)。偏りが無いのかな(笑)。旨味もしっかりある。」
「このワインは複雑ですよね(笑)。ベビーな印象ではないけど、しっかり詰まっている。それもとてもフレンドリー(笑)。」
「飲んでいて違和感がありませんよね(笑)
。」
私「果実味が割りと明瞭ですね。2017年の特徴のようです。透明感かありますよね(笑)。」
「ヨーロッパの2017年は雹などで収穫量の少ない年でしたよね?」
「2015年より酸が多いということはどういうことなんですか?」
私「飲んで比べると暑すぎなかったような気がします。バランスに無理がありませんから、良い作柄であったような気がします。」
「この2017年はとてもクリーンに感じますよね。果実味・旨味をよりハッキリ感じるのは悪くないってことかな?」
「マスキューさん!アルコール分は13%ありますから、ちゃんと完熟してますよね。冷涼っていう訳ではないはず。」
私「左様かと(笑)。補糖や補酸もしていないはずです。」
「フィトウはアルコール分は13.5%であんなにタンニンが豊か。これはアルコール分が13%だけどタンニンはそんなに無い。う~ん。産地の特徴なんですね(笑)。」
私「面白いですよね(笑)。結果のアルコール分はそれほど変わらなくとも、味わいはかなり趣が異なる。」
家内「温暖化の性かファットなワインが多い中、程好い酸があるスタイルはほっとします(笑)。」
「日本人好みだしね(笑)。二番目のフィトウとはまるで違う(笑)。豚肉料理や中華料理なんかに合わせやすそう(笑)。」
私「中欧や東欧のワインはサラダ油に合わせやすいので日本人には馴染む味わいですよね(笑)。」

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