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桝久 試飲会リポート 後半

Nov 30, 2021 by weblogland
キャンティ クラッシコ 2016年 ファットリア・ディ・ペトロイオ
イタリア トスカーナ 赤 キャンティD.O.C.G.750ml 3110円税込み

家内「前回は2015年ヴィンテージでご好評いただきましたが、2016年が飛びきりクラシックな出来映え!酸っぱくて美味しいクラシックなキャンティでございます(笑)。私の大好物です(笑)。」
「酸っぱいと言えば酸っぱいんだけど、気になる酸っぱさじゃない(笑)。」
「これ王道のキャンティですな(笑)。サンジョヴェーゼ キャンティのサンジョヴェーゼはこうじゃなきゃ(笑)!」
「密度感が立派。みっちりしている(笑)。でも重くない。軽やか。これがキャンティなんですね(笑)。」
私「ワインの輪郭がハッキリしてます。」
「なるほど、マスキューさんがよく言う『
ディテールがビビッド』ってヤツだね(笑)。正にそう(笑)。プラムやチェリーなんかの赤い果実が小粒でみっちり(笑)。」
「広がりの伸びが素晴らしい(笑)!余韻も美しい(笑)!イイなぁ。」
「キャンティって酸っぱいんですね(笑)?
単に飲みやすい赤ワインのイメージではないんですね(笑)。」
「軽くて飲みやすい赤ワインのイメージだけで表現するのはイメージの貧困(大爆笑)。」
私「実際ニュー・ワールドの軽めの赤ワインのようなキャンティが多いですよね(笑)。作り手売り手の責任ですよね(笑)。」
「この舌触りは上質だよね。地方の名家の
ご子息みたい(笑)。素性の良さがある(笑)。」
「健康的な明るさがイイね。いかにもトスカーナ(笑)。」
「それでいて上質(笑)。値段もなかなか(笑)。」
私「恐れ入ります(笑)。」
「う~ん。サンジョヴェーゼって色々な顔がありますよね(笑)。ブルネッロなんかと同じ品種とは思えないですよね(笑)。」
「キャンティってサンジョヴェーゼ100%ではダメでカナイオーロを入れなくてはならないんですよね?」
家内「今はカナイオーロを入れなくても良いようです。これはサンジョヴェーゼ90%、コロリーノ5%、マルヴァジア・ネーラ5%の割合です。微妙に他のものをちょっと入れるのがしきたりのようですね(笑)。」
「それにしてもこのワインは食事のためにあるようなワインですよね(笑)。」
「トマトソースなんか鉄板(笑)!」
「うんうん。オリーブ・オイル、トマト、チーズ、Tボーン・ステーキ、なんでもござれ(笑)。いやいや、トスカーナ限定かな(笑)?」
「単純にスパゲッティー・ミート・ソース
!」


●グラン・リゼルバ 1988年 ボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)スペイン フミーリャD.O.P. 赤 750ml 3980円税込み

私「お客様のバースデー・ヴィンテージのワインを探していた折、あるインポーターさんのリストで見つけました!」
「おー!グラン・リゼルバ!しかも1988年!」
家内「スペイン・フミーリャのクラシックなモナストレル種100%のものです。」
「あー!旨味の塊だぁ(笑)!」
「雑味が全然無い!」
「透明感があってとても美味しい。」
「でもかなり複雑。腐葉土やスパイス とてもスパイシー。」
「巨大で美しい(笑)。」
「古さが全然無い(笑)。色も1988年のものとは思えない。とても33年経ったとは思えない!飲むとうっとりしちゃう(笑)。」
私「木樽で3年寝かせてから、ステンレス・タンクで保存・熟成。注文がたまってから瓶詰め出荷するとのことです。」
家内「バック・ラベルに瓶熟成を長くしているように書いてますが、ウソのようです(笑)。」
「そりゃ、そーだ(笑)。コルクも古くはないもんね(笑)。」
「30年も経ったらコルクはダメになってるよね(笑)。」
「そーなんだよね。スティルワインで30年以上熟成させるにはリコルクしないとまず飲めない。このコルクは打ってから2~3年くらいみたいだし。」
「マスキューさん!タンク熟成のお陰で滓のないクリアな味わいになっているのですか?」
私「もちろんそのためだとは思いますが、
ワイン自体がしっかりしてる。特に古い樹齢の葡萄由来の旨みを強く感じます。」
「とにかく飲みやすいよね(笑)。」
家内「このB.S.I.はフミーリャ最大の協同組合なのですが、組合員の中に樹齢100年を越えるような古い区画を持っている農家が数件あるとか。それをブランド化したのがコレです(笑)。プレ・フィロキセラの畑のようです。ですから大変贅沢(笑)。

「なんでそんな古い畑が残っているのですか?」
私「標高が高く、風も強いので、害虫のフィロキセラが登れなかったようです(笑)。」
「それにしても100年以上とは!普通葡萄樹はそんなに生きられないでしょう?」
私「はい。仰る通り!もともと土地に保水力が無い上雨が降らないので、収穫量がかなり少ない。葡萄樹が無理に働かないので長命となるようです。」
「フランスの高級ワインなんかわざわざ青い実を採ってるもんね(笑)。少ない葡萄に味わいを凝縮させる訳。」
「ブログで読みましたが、マスキューさんは同じワインを10年以上前に飲んだとか
(笑)?コレとは違いますか?」
私「昨日の晩御飯のおかずを覚えてない私の記憶ですので信憑性に欠けるとは思いますが(笑)。たしか87、88、89年を飲みました。瓶熟成の長いスタイルでした。比べると今回のタンク熟成のものの方が若く感じます。おそらくB.S.I.は瓶熟成用とタンク熟成用のロットがあったのだと思います。今思うと当時の新たな試みだったような気がします。」
「なるほどね(笑)。個人の生産者じゃそんなこと出来ない。余裕無いからね。協同組合でしか出来ない技かな(笑)。」
私「あと飲んで気がついたのですが、開けてから時間が経つとどんどん強くなる。よりタンニンを感じます。不思議な現象です(笑)。」

〇アプリコット・ネクター 2021年 フォンディーヌ・フルーツ社
フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1695円税込み
「おっ、コレ美味しいんだよね(笑)。もろアプリコット(笑)。」
「ワインより美味しいかも(笑)。」
私「それ一面真実かもしれませんね(笑)。」
「だってまんまだもんね(笑)。」
「アプリコット・ネクターか。不二家のネクターってまたあるのかな(大爆笑)。

「ドロリとしてる(笑)。まるでペースト(笑)。」
「日本人のジュースのイメージだはありませんね(笑)。」
「飲むと一気に元気が出る。そうそう、ジュ・ド・レザンもそうですね(笑)。エネルギーチャージ用だな(笑)。」
私「お年寄りに人気がありまして(笑)、朝トーストを食べながら100mlほど飲むとイイらしいです。体がシャキっとするとか(笑)。」
「ヨーグルトに混ぜても良いですね(笑)。
ジュースじゃないよねコレ(笑)。」
家内「これでも果肉50%です。100%だとジュースにならないようです(笑)。」
「100%だと瓶から注げない(笑)。」
家内「アプリコットの果肉の甘味に近い砂糖水を加えています。それ以外は何も加えていません。」
「種の砕けた粒子が入ってますよ(笑)。赤茶色の粒。ミキサーで砕けたのかな?」
「かなり自然な味わいですよね(笑)。日本の杏とはちょっと違いますよね。香りも強いし…。こんなこと言うと怒られそうですが、日本の杏って駄菓子っぽいデイリーな味わいなんですが、コレってちょっと高貴なところがある。」
「大福にまぶしている粉っぽいニュアンスありますよね(笑)!」
私「さすが!気づきませんでした(笑)。心地好い粉っぽさですね(笑)。」
「雑味が無いよね。管理を徹底してるのが伝わってくる味わいですね(笑)。」
私「ブルゴーニュ・ワインの生産者はシャルドネの果実味はアプリコットだと言いますね。」
「あー、ピュリニー・モンラッシェなんかそうだよね(笑)。ルフレーブなんか顕著(笑)。」
「マスキューさん、アプリコット・ジュースは毎年来ませんよね?」
私「はい。アプリコットは発芽が2月と寒い時期なので霜にやられて収穫が半減したり、夏場に雹にやられたり収穫が安定しません。」
家内「葡萄に比べると特に夏場の雹にやられることが多いです。葡萄より的が大きい(笑)。」
私「そんなことで日本に回して貰えなかったりします。生産者もまずは顧客を優先しますから、やむを得ません。」
「簡単に飲んではいけませんね(笑)。大事にいただきます(笑)。」

ご参加ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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