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暑い、暑い中、ご来店ありがとうございました!

Jul 31, 2023 by weblogland
暑い、暑い中、ご来店ありがとうございました!

◎クレマン・ド・ロワール『ボナミー』 
ソーミュール協同組合 フランス 白 発泡性 750ml 2640円税込み
私「暑い、暑い中、ご来店ありがとうございます。まずコレどうぞ!必殺技です(笑)。」
「おっ、おっ、おー!あーたまらん(笑)。」
「う~ん。真夏にはこんな泡が必需品(笑)
。」
「切れ切れで清涼感の塊(笑)。」
家内「このクレマン、18ヶ月の瓶内熟成をしていますから、泡立ち泡持ちが素晴らしい。ただしシャンパンみたいなブリオッシュのような香りはしません(笑)。」
「なるほど!でも逆にこっちの方が爽やかで良いかも(笑)。青リンゴみたいな香りは冷やしてグッド(笑)。」
私「今日はかなり強めに冷やしてお出ししております。」
「うんうん。シャンパンとは明らかに違うけど、ケースバイケース(笑)。シャンパンをこんなに強く冷やして飲んでも美味しくないし、この気温だとこっちの方が楽しめる(笑)。」
「店長!コレ薄くないですよね。甘さもある?」
私「さすが!12g/Lのドザージュです。さほどドライではないのですが、シェナン・ブラン自体に酸があるので甘さが目立たないスタイルでございます(笑)。」
「なんかラムネ飲んでるような感じ(笑)。ほっとするね(笑)。」
「ゆっくり飲むとチェリーみたいなニュアンスもある。わりと複雑ですよね(笑)。」
家内「カベルネ・フランが15%ほど入っています。この影響だと思います。」
「赤い小粒の果実の香りありますよね(笑)
。」
「店長!これは熟成由来ではないのですか?」
私「このクレマン熟成期間は長い方ですが
おそらくカベルネ・フランの影響かと。」
家内「シェナン・ブランが65%、シャルドネが20%、カベルネ・フランが15%。絶妙なバランス(笑)。この共同組合はクレマン作りが得意のようです(笑)。」
「とてもミネラリー。スタイルとして完成してる(笑)。」
「それにしてもコレ呑むと生き返る(笑)。
しかしこの暑さ暴力ですよね。お陰で我が家の農園は全滅(笑)。」
家内「暑すぎて野菜が白く変色するほどみたいですよね。」
私「今週35℃を越える日々でしたけど発見しました。気温が35℃を越えると人間もスタックする(笑)。レストランなどのお店の注文が激減。コロナの時みたいですよ。」
「そりゃ、『危険な暑さだから外出禁止』令が出されてるようなもんだからね(笑)。」
家内「今日のマスキューの試飲会も近所に住んでいる方々が中心です(笑)。」
「ヨーロッパのワイン産地も酷いことになっているんですか?」
「そうそう。ギリシャなんて暑さで山火事が発生してるみたいですよね?」
「地中海沿岸は酷暑のようですが、内陸のブルゴーニュやロワールなどは大丈夫のようです。」
「なるほど!大陸性気候だからですね(笑)
。朝晩は涼しいし、日陰も涼しい。日本みたいに湿度が高くないから気温が高くても日陰や室内は過ごしやすい。」
「ヨーロッパは基本エアコンないもんね(笑)。」
「建物が石だからあとからエアコンつけられない(笑)。」
「南フランスに住んでる友達がエアコン欲しがってた(笑)。」

こんな酷暑の中、I婦人は着物でご来店!
涼しげな色の着物にはカエルの絵が手書きされた帯。カッコいい!皆さんにお見せしたかった!

●フィオーリ フェテアスカ・ネアグラ&シラー 2019年 ラダチーニ 750ml 1,414 円税込み
「これ、マスキューさんの定番ですよね(笑)。以前試飲会で出ましたよね(笑)。」
私「左様でございます(笑)。今回は2019年ヴィンテージでして、とてもよい状態ですので、是非皆さんにお試しいただきたく、登場です(笑)。」
「あー、イイねぇ(笑)。ちゃんとした赤ワイン(笑)。」
「濃さもあるし、果実味…ベリー系。熟した葡萄が時間を経て熟成した飲み頃のワインになったような感じかな(笑)。」
「ゴージャスじゃないけど(笑)、質的な良さがあるよね(笑)。」
私「黒トリュフの香りも出てます。基本ボルドースタイルかな(笑)。」
「やはりニューワールドとは違うよね(笑)
。このワインを飲みながら食事したくなる。」
「ニューワールドの人達はコーラ飲みながら食事するから、求めるワインの味わいも違うしね(笑)。」
「とても滑らかで透明感がある。綺麗だよね(笑)。しかも、植物のニュアンスもあるし。草とか花が咲く春の小川が連想される(笑)。」
「モルドバって良いところなんだろうな(笑)。」
「戦争で大変ですよね。」
「そうそう。オデッサの港が使えないですよね?」
私「ポーランド経由で大西洋から舟積みしています。」
「運賃だいぶ嵩みますね。」
「それでもクオリティーを考えると安い。」
私「ありがとうございます。1500円以下ではマスキュー最強のアイテムです。ただ、秋には値上げが予定されています。」
「早く戦争止めて欲しいですね。」
家内「ウクライナはワインボトルの大供給源なので世界的にボトル不足になっています。」
私「チリの安いワインが妙に高級なボトルで来たのでインポーターさんに聞いたところ、『ボトルが無くてやむなく高い瓶を使った。』とか…。」
家内「瓶詰めしないとタンクが空かないのでやむを得ないようです。」
私「アルミのキャップシールはなんとロシアが大供給源。これも世界的に困ったことになったようです。」
「アメリカのサプライチェーンの変更が満更解らない訳でもないね。」
「すべてが連動してるんだよね。」
私「今回身に染みました。」

●シャトー・ド・レスピド・メーネ・ボネ2016年 フランス ボルドー 赤 グラーブA.C. 750ml 1791円税込み
「あれ?ボルドーですかぁ。マスキューさん、珍しいですね(笑)。」
私「へへへ(笑)。たまには…(笑)。スポット入荷なのですが、なかなか宜しいかと(笑)
。まっ、まっ、お試しを!」
「2016年ですね(笑)。期待出来そう(笑)。マスキューさんの意図が透けて見える(笑)。」
私「まっ、まっ、どうぞ!」
「お上品(笑)!軽やかだけどしっかりしてる(笑)。」
「エレガントって言うのがピッタリかな(笑)。」
「ビストロなんかでこんなワインが出てきたら嬉しいよね(笑)。ビストロじゃなくてレストランかな(笑)。」
「何て言うんだろう…、普通に美味しい(笑)。でもあまり当たらないワインではあるよね(笑)。ありそうであまり無い(笑)
。」
「香りははっきりしていないけど、柔らかで果実感もある(笑)。セパージュは何ですか?」
家内「メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンです。割合は確認出来ませんが、メルロー6割、カベルネ4割くらいかな。」
私「メルローのプラム系の香りですね。カベルネの香りはしません(ごめんなさい)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンは骨格に資する訳ですね(笑)。」
私「さすが!ご名答でございます!」
私「ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンはカシスの味わいだと思います。ただしそれがはっきり感じられるのがポイヤックのムートンやポンテ・カネかと。限られた格付けシャトーだけだと思います。」
「店長!コレってグラーブですよね。グラーブのワインって砂利質どじですからもっと軽やかなイメージです。このワイン軽やかだけどわりとしっかりしてる?」
私「仰る通りでございます。調べてみると粘土質土壌のようでした。そうするとこのしっかり感の説明になるかと…。」
「うんうん。メドックともちょっと違うよね。」
「このエレガントさは熟成によるのかな?」
家内「私もそう思います。特に瓶熟成の効用を感じます。」
「よくバック・ヴィンテージを謳った安いボルドーありますけど、それとはちょっと違いますよね?」
私「さすが!よくお気づきで!あれはタンクで保存していたものです。しかも出荷前に新しいヴィンテージのワインを10%ほど加えたりします。」
「えっ!それって詐称じゃないですか?」
家内「法律の規定ではヴィンテージを記載する場合100%同一ヴィンテージでなくても良い規定があります。ただ、それを悪用はしてますね。」
私「真剣にティスティングすると違和感があります(笑)。」
「ボルドーってちゃんと瓶熟成することで真価を発揮するんだよね。」

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