- comment closed:
- このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。
〇シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2021年 フランス ボルドー 白 (コート・ド・ブライ)A.C. 750ml 2357円税込み
「う~ん。全体的に高次元(笑)。ヘレラーのグリューナー・ヴェルトリーナの後に来るわけだ(笑)。」
「桃(笑)!」
「マスキューさん!以前にもこのワイン、試飲会に出しましたよね(笑)?」
私「はい。2020年ヴィンテージでお試しいただきました。比べると2020年の方がファットかな。この2021年の方が締まった感じですか。」
「うんうん。香りは同じように桃(笑)。でも2021年の方がもっとトロピカルかな。」
「ソーヴィニヨン・ブランとは違う味わい。ボルドーらしくないですよね(笑)。」
家内「ソーヴィニヨン・ブランの変異種です。果皮が灰色になっているようです。自分の畑の変異種を増やしたようです。接ぎ木したのかな(笑)。」
「なるほど、手がかかってますね(笑)。丁寧ですね。」
「だからオリジナルな味わいなんだね(笑)。たしかにソーヴィニヨン・ブランな共通した青臭さはありますが、ボルドー・セックというよりはサンセールに近い味わいだもんね(笑)。」
「ソーヴィニヨン特有の馬小屋臭は無くは無いけど、ブランとグリは別物だよね。」
家内「あと、供出温度が低すぎると香りが立ちません。セラーから取り出して飲み始めるのが良いと思います。」
「そうすると15℃くらいかな?」
家内「はい。ゆっくり温度が上がるにつれ香りがどんどん開きます。20℃くらいがベストかな(笑)。私は常温が好きなのですが(笑)。」
「とても美味しい。日本だと余市の白ワイン匹敵しますよ(笑)。とても美味しい(笑)。あと長野のサンクゼールのワインも美味しいですね(笑)。」
私「ありがとうございます。余市のケルナーにもちょっと似てますよね(笑)。それにしても良くご存知ですね。驚きました(笑)。まさかカリフォルニア出身のアメリカ人に日本産ワインを教えていただくとは(笑)!」
「家内が好きなもので…。日本にもう19年居ますし(笑)。」
私「マスキューは日本のワインの扱いがないので、変に思われたかもしれませんね(笑)。」
「何を食べながら飲もうかな(笑)?」
「クリーム系のシチューは鉄板(笑)。」
家内「豆を沢山入れると更に良さそう(笑)。」
私「アスパラのベーコン炒め!単純(笑)。」
「マスキューさん!新しく開けたのと昨日開けたのを比べると、昨日の方が出汁っぽいです(笑)。旨味が沸き上がっている。鰹の血合いなんか合いそう(笑)。」
「冷静に考えるとスパルタンなワインなんですよね(笑)。濃度も立派。ミネラリーだし。ボルドーらしくないし(笑)。」
「複雑。パッションフルーツや桃だけじゃない。一辺倒ではない。」
「今日の並び完璧ですね(笑)。このワインが4番目なのが良い(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」このあと赤2本でスパートをかけます(笑)。」
●シャトー ムーラン・ド・リュクリュー 2019年 フランス ボルドー赤 ブライ コート・ド・ブライA.C. 750ml 2545円税込み
「同じラベルですね(笑)。同じシャトーの白・赤揃い踏み(笑)。」
家内「赤は2019年です。」
「おっ!しっかりしてて綺麗(笑)。伸びやかさにうっとり(笑)。」
「軽やかさはあるけど、軽くはない(笑)。品の良いミッチリ感(笑)。」
「赤い小粒の果実がみっしり(笑)。セパージュは?」
家内「メルロー95%にマルベック5%です
。」
「ボルドー特に左岸のメルローって果実がプラムやプルーンでちょっと大きめなんだけど、これは果実が小粒ですよね。」
「でも、サンテミリオンやポムロールのメルローとは違うんだよね。素朴な葡萄の味わい。それを磨いたような感じ。」
「後の強烈なルケから戻って飲んでも負けていない(笑)。」
私「澱引きをとても丁寧にしています。雑味がないですよね。」
「タンニンは多量ですけど、とても綺麗に仕上がってる(笑)。」
家内「このシャトー、樽熟成をしないスタイルです。明瞭な果実味を追及するスタイルのようです。それとオーナーはシャトー当主というよりヴィニロン。畑も古いし伝統的。」
私「プレス果汁はあまり加えていない感じです。加えたとしてもかなり繊細に調整してますね(笑)。」
「そこはやはり右岸の良さ(笑)。あとマルベックが効いてるよね(笑)。」
私「ザクロ、いちじくのパンチが効いた赤い果実のニュアンスですよね(笑)。最初飲んだときメルロー90%、カベルネ・フラン10%の割合だと間違えました(笑)。」
Yご夫妻「乾燥いちじく持ってきましたから試してください。いちじくとデーツが我が家のワインのあてです(笑)。」
私「Yさんの乾燥いちじくって半生で柔らかくて美味しいんですよね(笑)。ありがとうございました!」
いちじく効果大爆発(笑)!
「このいちじく柔らかくて美味しい!私が買ってくる乾燥いちじく固くてイマイチなのよね(笑)。マスキューさん売ってるの?」
私「いえいえ。どこで購入したのか聞いておきますね。」
「口の中で爆発が起きました(笑)!美味しい!コレだけで十分(笑)。」
「あれ?ラベルに小さく『ヴァン・ビオロジック』って書いてありますよ(笑)。う~ん、謙虚!」
「変にビオや自然派を謳ってないのがイイね(笑)。実際飲めば解る(笑)!伸びやかなんだよね(笑)。」
「そうそう。しかも名前だけで高く売り付ける(笑)。」
●ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2017年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 3300円税込み
私「去年のマスキュー試飲会で2019年をお出ししました。今回は限定入荷で2017年のバック・ヴィンテージです。生産者のご好意でございます(笑)。」
「うわっ!凄い!ただ者ならざるワインですな(笑)。」
「凝縮感が凄い!渦巻いてる(笑)。あと香り。」
「香りだけで酔わされる(笑)。」
「2019年もこうなるのですかね?」
私「おそらく。2019年がガンベロでトレ・ヴイッキオリに評価されたのが何故か解りました(笑)。」
「ルケのD.O.C.G.の中でトップの評価ですね(笑)。」
「この香り…、なんと言ったら良いのだろう?チーズっぽい?」
「独特、複雑、強烈、圧倒的。プラム系ではあるが…。」
「甘さ、ボリューム感は凄い(笑)。ちょっと次元が違う。マスキューさん曰くのグレート・ワイン(笑)。」
家内「2019年は森のニュアンス。湿った感じでした。苔やシダ、キノコ、熊みたいな生々しさ…。」
「磯の爽やかな香り…?」
「珍皮みたいなオレンジっぽさもありますね(笑)。」
私「2017年は、それに中近東辺りのエキゾチックなスパイシーな香りが高濃度で混ざった感じです(笑)。」
「あー!モロッコ辺りのイメージ!ちょうど昨日映画『カサブランカ』観たんですよ。あの空気感ですね(笑)。」
「香りがとてつもないんですけど、液体と一致しないんですよね?」
家内「このワイン、アルコール分が15%もあります。私は本来甘口に仕上げるべき品種だと思います。」
「もっと時間がかかるのかな?」
私「左様かと。あと2~3年後にまた飲んでみたいワインです。」
「なるほど!時間が経つとアルコール分も下がりますもんね(笑)。」
「マスキューさん、たしかすぐ飲める弟分的なキュヴェありましたよね?」
私「はい!醸しを短くしてピノ・ノワール的な作りの『ブリック・ビアンク』です。」
「あれとこれが同じとは思えない(笑)。作り方でワインってずいぶん変わるのですね(笑)。」
「ところでこのワイン、何に合わせたら良いのでしょうか(笑)?」
私「正直思い当たりません(笑)。ピエモンテと言ってもリグーリアとの州境ですから、山の中(笑)。鳥などのちょっと臭い系のジビエかな?」
「シェーブル・チーズ?」
家内「鰻(笑)!」
「ところで今回のサブリミナルは何ですか?」
私「ドメーヌ・バサックのラスボス(笑)カベルネ・フランでございます(笑)。3本しか無かったので、早々無くなりました。週明け月曜日には追加分が届く予定です(笑)。」
家内「数の確保ができましたら来月の試飲会に出すつもりです。」
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子