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桝久 試飲会リポート 前半

Dec 24, 2023 by weblogland


昨日、一昨日とお寒いなかご来店ありがとうございました!

◎ネクター・ダブリコ 2023年 フィディーヌ・フルーツ社 フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1,805円税込み
「うわっ!杏子(笑)。まんまの美味しさ(笑)。」
「元気出るね(笑)。」
「ジュースと言うよりはペーストに近い(笑)。」
家内「700gほどのアプリコットを果肉だけにして、同濃度の砂糖水を加えて1リットルのジュースにしたものです。加熱殺菌はしておりますが酸化防止剤等の添加物は一切入っておりません。」
「我々のジュースだよね感覚からは程遠い
(笑)。渇きを癒すというよりはエネルギー・チャージする感覚だよね(笑)。」
「そうそう、ヨーロッパのホテル停まると翌朝の朝食で様々なジュースが出るけど、どれも搾りたて(笑)。」
「そうそう。濃縮還元じゃないからね(笑)。」
「濃縮還元だと様々な物を加えて成分調整や酸化防止をしなくちゃいけないから、別物だよね。」
私「バイキング行って汗をかいたあとに飲む自販機で売ってるグレープフルーツ・ジュースは美味しくて好きですが(笑)、それはそれ。逆にこんな濃厚なアプリコット・ジュースだったらグビグビ飲めない(笑)。」
「デフォルメした味ではないですからとても自然。」
家内「これだったらお子さまやお年寄りにも無理なく飲んでいただけます(笑)。」
「うちの子供に毎日飲ませるには勿体ない
(笑)!」
家内「食欲が落ちたお年寄りにも好評です。根強いお年寄りのファンがおられますので、不作の年は困ります。」
「マスキューさん!コレ、賞味期間が長いですよね?」
「ラベルには開けたら早く召し上がるように書いてますが、2026年7月までが賞味期間ですね。食品衛生法の規定・運用が変わったのかな?収穫から3年ほどになるのかな。」
家内「ジュ・ド・レザン2023年は2025年12月だから丸2年ですね。実際は何年も熟成しますけど…。」
「酸化防止剤などが入ってなくても大丈夫なんですね(笑)。」
私「経験的に…、まあ、ワインも同様なのですが。しっかり凝縮された果実から得たジュースはそれ自体に保存能力があると思います。酸っぱくて水っぽいジュースは保存能力が落ちるように思います。

「今流行りの無添加ワインやジュースもそうだとすると、高くなりますよね?でも妙に安いのもスーパーに並んでますよ?」
「裏技、技術力で無添加は達成出来ます。本来的な物とは違ってきますが(笑)。」
「あー、解る(笑)。」
私「まだ、無添加や本家のビオにしても法整備が追い付いていませんから、様々な認定団体がありますしそれぞれレギューレーションが違います。」
「どう違うのですか?」
私「SO2無添加を唄っても、発酵前なら添加を許可したり、畑での使用量を制限しなかったり、それぞれに抜け道があるようです。あと加熱処理をワインに認めたり…。」
「へぇー、ワインってこと加熱処理しないのですか?」
家内「基本しません、ただし80年代の後半から加熱することでタンニンの抽出を促進する技法が流行ったりしました。」
「う~ん。作り手を選ぶしかないのかな?」
「ワインを加熱することはダメなのですか
?」
「長い熟成を期待するワインには不向きです。熟成しません(笑)。」
家内「逆に、すぐ飲むワインなら問題はないかと。結果的にSO2の使用量は減ります。もっとも複雑で繊細な果実味は求められませんが(笑)。」

●ロス・コンデス 赤 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml 1130円税込み
「おっ!フレッシュ&フルーティー(笑)。」
「甘くて飲みやすいし、新鮮で爽やか(笑)
。」
「赤いベリーの果実が感じられる。いかにも健康的なスペイン・ワインですね(笑)。」
「そうそう。とてもフレンドリー(笑)。」
「店長!テンブラリーニョらしい味(笑)。」
「濃厚なアプリコット・ジュースの後でも全然影響受けないですね(笑)。しっかり赤ワイン。マスキューさんが悩んだ並びの訳かな(笑)?」
私「えへへ(笑)。」
「これもジュースみたいですよ(笑)。」
「デイリーにこんなワインを飲めたら良いですよね。」
「うんうん。唐辛子使った料理…、肉料理 、ちょっとスパイシーな味付けならなんでも合いそう(笑)。」
「ヘビーじゃなくて中庸だからこそ食べ合わせが幅広いのかな。ユーシフルだよね(笑)。」
家内「このロス・カルドス銘柄のワイン、実はスペイン・レストラン『スペイン・クラブ』のテーブル・ワインです(笑)。縁あってマスキューでも売れることになりました(笑)。」
「う~ん。このレベルのワインがテーブル・ワインで出てくればお客さん喜ぶよね(笑)。」
「テーブル・ワインがそこそこ飲めるのは朗報。だいたいテーブル・ワインって不味いのが常(笑)。このレベルのワインをテーブル・ワインとして出しているのなら信用出来るよね(笑)。」
家内「このワイン、抜栓した翌日は落ち着きが出ます。全体にしっとりした感じになります。ただし、果実感は変わりませんから、グラス・ワインとしての使い勝手が良いのです。」
「なるほど開けてがばがば注いで残ってもロスにならないんだ。翌日捨てる必要がない(笑)。」
私「昨今の価格の高騰でなかなかお手頃のワインが見つからないので、マスキューにとっても朗報でございます(笑)。」
「そりゃ安いのあるけど、それでも高くなってるもんね(笑)。しかも不味い。」
私「残念ながら、もう1,000円を割るお買い得ワインは見つかりません。」
「マスキューさん!それにしてもよくワインを見つけますよね(笑)。それも毎月毎月(笑)。」
私「仕事ですから(笑)。」
「よく種が尽きないですね(笑)?」
私「えへへ(笑)。実は12月の試飲会はいつもより1週早まります。ですから最大15本の開けたワインが我が家の食卓を占拠しておりました(笑)。さすがに全部を飲みきることは出来ませんでした(笑)。」
家内「食卓に料理が並ばない状態だったんです(怒り)。」
私「全部が美味しければ文句は出ないのですが…。不味いのが多かったので辛かった
(笑)!」

〇ロス・コンデス 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み
「同じ白ですね。これも飲みやすいですね(笑)。」
「シャルドネらしいし、若い白によく見られる尖ったところがない(笑)。」
家内「この白は前から扱っており、2021年ヴィンテージのものが残っておりましたので先日飲んでみましたが、2022年より厚みが出ておりました。」
「それってヴィンテージの差ですか?」
家内「2022年ヴィンテージも翌日になると厚みが増しますので、スタイルだと思います。」
「安い白ワインって時間が経つほど不味くなる(笑)。もともと品質が高いんだ(笑)。」
「ワインの品質が高いってどう言うことなんですか?」
私「1本の葡萄樹からどのくらいの量のジュースを作るかにすべてはかかります。例えばグラン・クリュだとハーフ・ボトル1本分くらいです。」
「えー!それしか取れない取らないんですか?」
「だから高い(笑)。品質はワインのコストと比例する訳ですね(笑)。」
「一玉一万円のメロンは1本の樹から1個しか作れないのと同じだな(笑)。」
「マスキューさん!マカベオとシャルドネのブレンドでしたよね。しかも半々。飲むとシャルドネらしさ全開(笑)。何故ですか?」
私「マカベオはカヴァなどに使われる品種ですが、基本香りはあまりせずワインの厚みを助ける特徴があります。それを利用して、マカベオ50%シャルドネ50%の割合でブレンドすることで厚みのあるシャルドネを実現。私ラモン・ロケッタの大発明と思っております。ただし、ラモン・ロケッタは自社畑にこだわりますから、その辺りにも秘訣があると思います(笑)。」
家内「ラモン・ロケッタはバルセロナ近郊に本拠地がありますが、かなりの大手となるに従いカタルーニャ州に広く畑を持つようになりました。ただし買い酒や買い葡萄ではなくあくまでも自社畑から調達するところに品質の安定があります。」
「なるほど!アプローチが違うんだ(笑)。」
「きっと名前に ワイン生産者のプライドがあるんだろうな。」
「ところでマスキューさん、この並び アプリコット・ジュース→赤→白の順番はとても良いのですが(笑)、普通は白が赤より先ですよね?」
私「種明かしをすると(笑)、シャルドネの果実味は実はアプリコットなのです。ですから強烈なアプリコット・ジュースのあとにシャルドネを持ってくることに危険を感じていました(笑)。一度赤でリセットを計った訳です(笑)。」

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