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桝久 試飲会リポート 前半

Jan 28, 2024 by weblogland
昨日、一昨日とお寒いなかご来店ありがとうございました!

〇アンティカ オステリア N.V.  ビアンコ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 白 750ml 1414円税込み
「おー!香りが良いですな(笑)。密度感…、香りに詰まった感じがしますね(笑)
。」
「そうそう。香りにコクがある。」
「あまーい香り(笑)。」
私「綿飴みたいですよね。ふっくらして甘い。ヴェルディッキオの特徴です(笑)。特にマルケ辺りの完熟したヴェルデェッキオらしい味わいかと。」
「後味にアーモンドみたいな余韻。心地好い(笑)。」
私「遅摘みしている特徴です。ハニーでもありますね(笑)。」
「このワイン、アルコール分はいかほどですか?」
私「なんと!12%です。ノン・ヴィンテージのブレンドしたワインなのですが、ブレンドの仕方は秀逸です。さすがガロフォリ!」
「すべてが程好いテーブル・ワインなんですね(笑)。」
「程好いけどランクの高い程好さ(笑)。」
「う~ん。ノン・ヴィンテージのブレンド物でこの仕上がりかぁ(笑)。逆に考えると
安定供給出来るから、レストランのテーブル・ワインにすると良いのだろうね(笑)
。」
「うんうん。ビストロでこのレベルの白ワインがテーブル・ワインとして出されたらお客は文句なしだね(笑)。」
「テーブル・ワインってこと大事だよね(笑)。テーブル・ワインがダメなレストランって最悪(笑)。」
「そりゃテーブル・ワインってエコノミーだから多くは望めないけど(笑)、いきなり水っぽい白ワイン出された日には、『水飲んだ方が賢明だった。』と後悔する(大爆笑)。」
家内「このワイン、ヴェルディッキオをメインにパッセリーナとトレビアーノを加えています。青リンゴのような酸はパッセリーナ由来だと思います。」
「あまーい香りのあとに青リンゴの香りがついてくる(笑)。」
「とても充実してる(笑)。コレ、本当にテーブル・ワインなんですか(笑)?」
「暖かみ、明るさ…。陽光たっぷり受けて育った葡萄(笑)。健康優良児(笑)。」
「品も良し!バランスが良いのだろうね(笑)。」
「レモンをたっぷり振りかけたアサリのボンゴレ食べたくなった(笑)。」
私「このワインでちょっとフランベすると更に良し!」
家内「カルボナーラにメロンを刻んでかけて…、このワイン飲んだら美味しいはず(笑)!」
「そっ、そんな贅沢を(笑)。してみたい(笑)!」
家内「実はこのワイン、鉄板の相性を示すのが大根です(笑)。しかも大根おろし!」
私「昨日の晩ごはんはぶりの照り焼き。もちろん大根おろしをたっぷり添えて。美味しかった。ワインのリンゴ酸と大根おろしのビタミンCがバッチリ合いました(笑)。」
家内「ポン酢正油に大根おろしをたっぷり入れれば無敵です(笑)。」
「あー!鍋にはイイ!」
「ワイン自体に旨味もあるから、鍋の旨味とも合うよね(笑)。」
「天つゆに大根おろし入れれば天ぷらも良さそう(笑)。紅葉おろし!」
「あ~~!それイイ(笑)!」

●アンティカ オステリア N.V.  ロッソ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 赤 750ml 1414円税込み
「同じブランドの赤ですね(笑)。」
「おっ!しっかりしてる。しかも飲みやすい(笑)。」
「軽く飲めるけど決して薄くない。この点
白と共通してる(笑)。
「こなれている。樽熟成してるのかな?」
私「ちょっと樽のニュアンスありますよね
。とはいえ隠し味的な塩梅です(笑)。一部樽熟成したものをブレンドしているような感じですね(笑)。」
家内「抜栓直後より滑らかで飲みやすくなっています。翌日になるともっと美味しくなりますよ(笑)。」
「この赤も健全ですね(笑)。あと陽光をたっぷり浴びたイメージ(笑)。白と共通しますよね(笑)。」
「ともに変な雑味がないですよね。ホント健全なイメージ。」
「マスキューさんがよく『作り手の意識が同じ、違う』なんて言われますが、なんとなくそれが伝わりますよ(笑)。」
「真っ黒くなく(笑)、赤さもある…、う~ん、ベリー…、ストロベリーや小粒のプラムやら…。セパージュは?」
私「モンテプルチアーノ75%、サンジョヴェーゼ25%です。昔はもう少しサンジョヴェーゼの比率が高かったかな。その分飲みやすくなっています。昔はちょっと固かったように思います。」
家内「今よりもう少し飲み頃になるのに時間がかかりました。」
「今飲むととてもフレンドリー(笑)。過不足ない。」
これもテーブル・ワインとしては合格(笑)。クオリティー高いですよね。」
「洋食屋さん行って、ハンバーグやステーキ食べながらこの赤飲めたらイイ(笑)。」
「マスキューさん!このワイン昔扱っていたとブログに書いてありましたが、何故止めたのですか?」
私「たしか、扱い当初は1000円以下で販売しておりました。『G-ロッソ』というブランドで赤だけ売っていたように思います。とても固くて味が開くのにちょっと時間がかかるワインでした。それゆえ扱い難かったように記憶しています。もちろん例外にもれずこのワインもその後価格が上がりました。その結果フェイド・アウト(笑)。そして久しぶりに思い出しサンプルを取り寄せたところ、変わらず品質の高さを確認。しかも昔より飲みやすくなってました(笑)。」
家内「相対的にはお買い得(笑)。」
私「そんなこんなで扱い再開となりました(笑)。」
「あと、ガロフォリの名前が書いていない(笑)?」
私「そーなんです(笑)。このクオリティーならばガロフォリが深く関与してるはずですが(笑)。ご当人の名前がない。表だって販売していない(笑)。その理由も不明(笑)。」
家内「想像するに(笑)、名門故にネゴスに手を染めていることを隠すのかな(笑)?」
私「別に隠すようなことではないと思いますが(笑)。」
「そーですよね(笑)。ノン・ヴィンテージだって美味しければ良い!」
私「格は下がるが、クオリティーが高い方が良いと思うのですが…。ケチなマスキューには理解不能でございます(笑)。」

〇ラ・ヴィ・ピノ・グリージョ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 白 デアル・マーレ・ムンテニアI.G. 750ml 1602円税込み
「おっ!マスキューさん定番のラヴィですね(笑)。ピノ・ノワールとロゼ沢山飲んでますよ(笑)。」
「ええと、これは白のピノ・グリージョですね。ピノ・ノワール→ピノ・ブラン→ピノ・グリージョの順番で変異したんですよね(笑)。」
家内「はい(笑)。ピノ・ブランの表皮が
灰色がかったのがピノ・グリージョです。ワインに若干色がつきます。味わいはピノ・ブランかな。」
「葡萄って変異しやすい。それが在地化して品種として確立するから面白いですよね(笑)。」
「あー。コクがあって美味しい!」
「香りは花…、白い花。旨味が凄い。最初のガロフォリも旨味たっぷりだったけど、それ以上。旨味がとろみになっている(笑)。」
「品が良い。飲み込んだ後まで美しい。」
「余韻が素晴らしい!長くて綺麗。ハニーでナッツィーなニュアンスが余韻の後半に出てくる。切れに繋がるし、その様は美しい(笑)。」
「全体にエキゾチックではなく、とても日本人好み(笑)。」
家内「バック・ラベルにsushiに合うと記載されてます(笑)。」
「へぇー!お寿司はグローバルだもんね(笑)。」
「酢飯にワインの酸が合うことを熟知してるんですな(笑)。さすが!」
私「スペインのリアス・バイシャスに似てます(笑)。あと日本産の高級ワインが目指す味わいですね(笑)。」
「私、ピノ・グリージョやブランが好きなのですが、後味が苦いものが多いのです。特に高級なドイツ産など…。どうしてでしょうね?」
私「高級なピノ・グリージョやブランは新樽で発酵・熟成させたりします。ちょっと樽の香りが過剰になると苦味となる場合がよく見受けられます。」
家内「リアス・バイシャスもとても高いランクのものは同様に新樽を使います。向いていないのですが(笑)。」
「葡萄の純粋なアロマを楽しむべき品種ですよね(笑)。賛成だな(笑)。」
「このワインの旨味ってちょっと麹っぽい。日本酒にも似てる。ワインだけでも楽しめるね(笑)。」
私「そーですよね(笑)。そうするとやはり味噌!白味噌に麹味噌の合わせ味噌→鍋
この方程式は鉄板(笑)。」
「牛タンに岩塩をふる、そしてたっぷりネギを乗せてレモンを搾ってかける。さっと炭火で焙ってこのワインを流し込みながら食す!コレでしょ!コレ!」
「このワイン、ペーストになった酒粕とはバリエーション豊かな楽しみ方がありますね。」
私「K先生!先日いただいた山形の大吟醸の酒粕こそそれです!」
家内「味噌仕立ての鍋に銀だら入れた日には倒れそうになりました(笑)。粕漬けにしても良さそう(笑)。銀だらを粕漬けにして下味をつけておけば完璧かな(笑)。」
K先生「そうそう(笑)。あれにアフガン・サフランで売っている干し葡萄を入れて好みで味醂や蜂蜜で味を整えるとレーズンバターみたいで美味しいですよ(笑)。バゲットに塗っても良いし。このワインとは合いますね。」
K先生「アフガンサフランの干し葡萄は油を使っていないから熱湯で洗う必要がない。美味しいですよ(笑)。」
私「よくご存知で!恐るべしK先生(笑)。
身近に達人発見です(笑)。」

※K先生は近所の歯科医院。マスキューでは4代に亘りお世話になっております(笑)。我が町の名医です。

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