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〇ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シュール・リー VV 2022 B&D マルタン フランス ロワール 白 ミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・シュール・リー A.C.
750ml 1,791 円税込み
私「マスキューの大定番のミュスカデ・シュール・リーです。」
家内「扱い始めてから20年くらい経つかもしれません(笑)。」
「そういえばマルタンのミュスカデ沢山飲みましたよ(笑)。」
「ミュスカデってとても飲みたくなる時期があるんだよね(笑)。一年中ミュスカデ飲みたい訳じゃないんだけど(笑)。特に初夏は飲みたくなる(笑)。」
「マルタンのミュスカデって厚みがあるから癖になる。ミュスカデ飲むならマルタン(笑)!」
「ミュスカデって酸味…、ドライな酸っぱさが身上かな(笑)。」
私「でもですね(笑)、この2022年ヴィンテージは酸っぱくありません(笑)。」
「あー!いつもと違う!」
「白い花の香り。」
「ミュスカデは酸っぱく、グロ・プランはしょっぱい。でしたよね?」
私「マスキューのセオリー崩壊(笑)。」
家内「かといって不味い訳ではないので困る(笑)。つまらないシャブリ飲むよりこっちの方が良い(笑)。緩いシャブリよりははるかにまし(笑)。」
「厚みがあるよね。マルタンらしいんだよね(笑)。でも、酸っぱさ…リンゴ酸が少ない。かといって酸が無いわけではない(笑)。」
私「旨味の酸味はしっかりあるんですよね。」
「うんうん。レモンやライムのニュアンスは少ないですよね。」
「何故いつもと違うんでしょう?酸っぱ強くない(笑)。リンゴ酸は少ないですよね…。温暖化?スタイル変えたのか?」
「真夏が暑すぎるとリンゴ酸は少なくなります。生育がスタックするようですよ。」
「2022年は?」
家内「天候のイレギュラーで不作だった訳ではありません。かなり豊作で量は出来すぎだったようです。とはいえ年々真夏は暑いですが。」
「天候のイレギュラーを受けた印象は感じない出来映えなんですよね(笑)。」
私「アルコール分はいつも通りの12%ですからね。無理して暑い時期に収穫したのかな?だったらもっとリンゴ酸が多くても良さそうなんですが…。」
家内「サン・フィラクル寄りのスタイルのように感じます。」
「あのスパルタンなミュスカデですね(笑)。愛想ないけど驚くほどしっかりしてるヤツね(笑)。」
私「とんでもない生命力のあるワインですね(笑)。」
「このワインはレモンやリンゴではなく牛乳に合いそうですよね。杏仁豆腐!」
「まあ、刺身+塩+レモンの方程式は当てはまる(笑)。」
私「そうだ!Aさん!先日いただいたマルメロのジャムの香りがこのワインしますね(笑)。後味に花梨のような苦甘さがあります!」
Aさん「マルメロって香りがそんなに強くないので、煮詰めて煮詰めて作らないとダメなようです。日本の花梨の方が味わいはダイレクトみたいですが、マルメロの香りと花梨の香りはちょっと違うのかな(笑)?」
〇『ピウメ』 2020年 マルティルデ イタリア ロンバルディア 白 IGTプロヴィンチャ・ディ・パヴィア 750ml 3111円税込み
「まずこのラベルにやられちゃう(笑)。猫好きにはたまりません。」
「うんうん。とろけてる(笑)。」
「奥さんの絵ですよね(笑)。羨ましい才能
(笑)。」
「先月の試飲会で出た馬と猫のラベルも描いてるんですよね。」
私「(何気なく真下にサブリミナルで並べた馬と猫を指差しながら)コレですね(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「う~ん。香りが物凄い(笑)。」
「コレ香水でも入ってるみたい(笑)。」
「高貴でツンとした感じかな(笑)。香りも強いんだけど、ワイン自体も強い。強すぎるくらい(笑)。」
「マルヴァジアでしたっけ。ドンナルーチェにも似てるけど、更に複雑かな?」
家内「マルヴァジアの亜種で香りが強く出るもののようです。」
私「ライチや薔薇の香りもドンナルーチェと共通してますよね(笑)。」
「ドンナルーチェって真っ昼間の太陽のイメージですが、これは日が傾いた3~4時頃のイメージ(笑)。」
私「開けたては樟脳生姜に白桃や黄桃。でもドンナルーチェのようにマンゴーのようなトロピカルな印象ではありません。やはりロンバルディアのマルヴァジアは比べるとちょっと冷涼な印象です。」
「マスキューさん!先月の試飲会で出たオルソーヤのオレンジ・ワインもマルヴァジアでしたよね?」
私「(またまた何気なく棚の左下のサブリミナルに仕込んだドンナルーチェとオルソーヤのオレンジ・ワインを指差し)そーなんです(笑)。オルソーヤはアプルッツォでも内陸部なのでまた違う印象。オレンジの香りがとても強かったですね。」
「同じマルヴァジアでも明らかに違うけど、共通項もある。面白いですよね(笑)。」
「『ピウメ』は北イタリアの『ドンナルーチェ』かな(笑)。香り、強さは双璧だよね
(笑)。」
家内「『ドンナルーチェ』は新樽を使っていますが、『ピウメ』は木樽を使っていないので、果実味の抽出はよりダイレクトでプリミティブです。」
「『ピウメ』も樽使えば良いのに(笑)。」
私「マルティルデの流儀ですね(笑)。より自然にワインを作りたい意志かな。」
「と言うことはマロラクティックもちゃんとしてるんですね?」
私「左様かと。しっかり減酸することで香りをより複雑にしているようです。」
「マロラクティックやってこれほど酸が残っている。しかも複雑。凄いですね(笑)。
」
「『ピウメ』飲みながら何を食べるか?魚介類…、う~ん。貝…蛤なんか…+バター
!」
私「あ~、良いですね(笑)。涎が…(笑)。」
私「ちなみに我が家では深谷ネギに塩降って焼いたのと合わせました。まあ、美味しいこと美味しいこと(笑)。」
「香味野菜には合わせやすいんですね(笑)
。」
家内「新聞の夕刊に内田洋子さんのエッセイが載ってたのですが、脱皮前の沢蟹を溶き卵の中に入れてお仲間一杯に卵を食べさせてから粉をまぶして揚げる。珍味らしいです。『ピウメ』飲みながら食べてみたい!」
私「残酷(笑)!でも美味しそう(笑)。簡単に脱皮した蟹を揚げたのでも良さそう(笑)。」
「ソフト・シェル・クラブ!良さそう(笑)!」
◎ロゼ・ド・モンデュース 2021年 イヴ・ジラール・マドゥ フランス サヴォア ロゼ ヴァン・ド・サヴォア・ロゼA.C. 750ml 2545円税込み
「うわっ!鮮烈!」
「チェリー爆弾炸裂(笑)!」
「香りの分量が凄いねコレ(笑)。」
「私には強すぎる(笑)。」
「これ、切れ切れの辛口。旨味の甘味がしっかりあるから甘酸っぱい(笑)。」
「しっかりしてる。赤ワインよりのロゼですな(笑)。」
「うんうん。タニック。真っ暗闇でこのワイン飲んだら赤って思いそう(笑)。」
「あと広がりが凄い。バーンと突き抜ける。飲んだあとも何時までも香りが残る
(笑)。」
「ちょっと冷涼なニュアンスしますよね。トマトっぽさもある。」
家内「冷涼な産地サヴォアらしいです(笑)。単純にカプレーゼなんか鉄板です!」
「マスキューさん!このロゼ、ミュスカデより酸がありますよ(笑)。」
「モンデュース種ですよね。前に試飲会の印象はピノ・ノワール的でしたっけ(笑)。高級な味わいの赤でしたね。」
私「このロゼ、モンデュースの赤を作る際
抜き取られたジュースで作ったものです。赤の抽出をより強くしたいときに行うセニエ法(血抜き法)と言います。イレギュラーな技法ですから、いつもありません。今回は1200本のみです。」
家内「黒葡萄の色素が足りない時に行うようです。」
「上手く行くと一挙両得ですね(笑)。」
私「そう思ってモンデュースの赤を注文したのですが、赤はない。日本には来ていないそうでした(笑)。」
家内「生産者のイヴ・ジラール・マドゥは
星付きレストランを中心にワインを売っているようで、輸出は全体の5%ほど。特に赤のモンデュースは人気アイテムのようですね(笑)。」
「なるほど!日本に出す余裕はない(笑)!」
私「インポーターさんのスタンス次第かな(笑)。地元の52件の星付きレストランに供給してるようですから、簡単には回って来ないかな(笑)。」
「それにしてもモンデュース恐るべし(笑)!」
私「地元の生産者は様々なスタイルのモンデュースを作っています。樽熟成したり、うんと濃くしたり。試行錯誤の段階のようですから楽しみです。」
「モンデュース自体のポテンシャルが高いのは間違いないから、いかにして飛び抜けるか(笑)?」
「幸いリゾート地だから、美味しければ高くても売れるはず(笑)。」
「高級リゾートだもんね(笑)。」
「そうなるとバンドールみたいになるのかな?かつて1000円代だったワインが1万円以上(笑)?」
「フレンチ・ドリーム(笑)?」
「そうすると日本酒 日本人は謙虚(笑)。大体相場通りの価格だもんね(笑)。そもそもいくら高くとも4合瓶で1万円なんてあり得ない(笑)。」
「でもさあ、海外のセレブに標的を絞った商品開発するところも出てくるはず。」
私「どうなんでしょうね?」
「ビジネスとしては有り。でも心情的には無しかな(笑)。」
「そこそこ感が大事(笑)。」