- comment closed:
- このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。
家内の推薦図書『モスクワの伯爵』です。
革命後のモスクワのホテル•メルト•ポールに軟禁されたロストフ伯爵の話です。話は架空の小説ですが、メルト•ポール•ホテルはモスクワにある実在の最上級ホテル。1世紀以上の歴史があります。日本で言えば帝国ホテル、または横浜のホテル•ニュー•グランドかな。
以前家内から面白いと勧められてましたが、ウクライナ戦争に触発されて、再びチャレンジ(笑)。
話の展開、知的教養の高さ、ユーモア、一度だけ読んでも理解しきれません。書き手の博識、知性、オリジナリティー、筆力、圧倒的で面白いストーリー。このパワーは日本人には無理かな(笑)。しかも筆者のエイモア•トールズは私より5歳歳下のアメリカ人。根っからの物書きではなく20年以上投資家として働いていたというから驚き。DNAの差、知力を含めた体力の差には呆れんばかりです(笑)。
そんな中、ワインの蘊蓄やお酒の飲み方等は一度読んで『ふむふむ』(笑)。実に楽しい(笑)。他の詩や文学の蘊蓄は分かりませんでしたが、コレだけは理解(笑)。あと極寒のモスクワで料理長とマネジャーと給仕長(モストフ伯爵)の3巨頭が苦心協力してブイヤベースを作り楽しむ様には、笑いが止まりません(笑)。
ワイン好きな貴方、是非ご一読オススメいたします(笑)。私あと2∼3回は読むつもりです(笑)。