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桝久 試飲会リポート 後半

Jul 28, 2026 by weblogland


コルス•カルヴィA.O.C.ご存知ですか?焼肉のカルビではなくカルヴィです(笑)。カルヴィとはカードケースのようで、エルメス等の高級ブランドのものが有名のようです。決して焼肉のカルビではございません(笑)。←馬鹿なコトを言ってスミマセン!

○『アルジプラトゥ』 フィウメセック・ブラン 2022年 ドメーヌ•アルジプラトゥ フランス コルシカ島 白 コルス•カルヴィA.C. 750ml 1980円税込
「え~と、ナポレオンはコルシカのアジャクシオ生まれでセントヘレナ島に流されて死んだんだっけ?」
「途中、コルシカ島にも流されてなかったっけ(笑)?」
家内「コルス•カルヴィはアジャクシオの北ですね。」
「ナポレオンはコルス•カルヴィ飲んだのかな(笑)?」
「これってセパージュはマルヴァジア○○、マルヴァジアの在地品種ですか?」
私「そう思ったのですが、違いました(笑)。ヴェルメンティーノでございました(笑)。」
「ということはお隣のサルデーニャ島に近いのかな?」
「おっ!凄くミネラリー(笑)。しかもオイリー。」
「白い花やレモン、グレープフルーツ…。でもそんなにプンプン香らないかな。それよりも厚みに訴求してる。」
「塩味がある。絶対に土壌に塩分ありますよ(笑)!」
「基本オリーブオイルには合うな(笑)。」
「スパイシー!特徴的だよね。」
「う~ん。石を砕いたようなガリークの香り…、それと独特なハーブ…、ローズマリーみたいな…、でもちょっと違うかな?」
私「樟脳みたいな…、それにグリーンのノートが加わってるかな。」
家内「灌木の『マキ』が島中に自生してます。料理にもハーブとして使われますし、ワインにもその香りがありますよね(笑)。」
「チーズのフルール•ド•マキ!食べてみたい!」
「羊乳のナチュラル•チーズですか。このワインを飲みながら食べたら美味しいんだろうなぁ(笑)。」
「乾いたイメージ。でも荒涼となってない(笑)。」
「うんうん。ワイン自体はリッチ(笑)。しっかりしてる。」
「サルデーニャ島のワインに似てる。マスキューさん扱いのザーラガトでしたっけ(笑)。あれに似てる(笑)。」
私「さすが!御名答(笑)!カナイリに近いかと。」
「と言うことは魚介類もオッケーだね(笑)。」
「コルシカ島はサルデーニャ島より都会(笑)。フランスに近い。昔はイタリア領だったしね(笑)。」
家内「サルデーニャ島もコルシカ島も急峻な山岳地帯が広いので平地が少ない。それ故牛は飼えないので羊や山羊が主流です。あと、小麦畑もないようです。コルシカ島では小麦ではなく栗の粉を食べるようです。え~と、栗を使ったスープなんかです。」
「あ~!美味しそう(笑)。栗の粉にクリーム混ぜてる。」
家内「あとパンチェッタを料理に使うようです。」

家内の蔵書大活躍(笑)!

「コルシカ島ってイタリアとフランスの影響が大きい上に独特の食文化なんですね。」
「うんうん。ナポレオンを排出しただけある(笑)。」
「でもさぁ、フランスの士官学校では田舎者と馬鹿にされてたようだよ(笑)。」


●アルジプラトゥ『プモンテ』2021年 ドメーヌ•アルジプラトゥ フランス コルシカ島 コルス•カルヴィ•ルージュA.C. 750ml 3000円税込
私「このドメーヌ渾身の赤ワインでございます(笑)!」
「う~ん。圧巻ですな(笑)。」
「タンニンと旨味が折り重なるよう(笑)。それも高次元。」
「大きさ、広さ、深さともに立派(笑)。」
「赤も支配的な果実の香りはないけれど、口中での説得力抜群(笑)。」
「マスキューさん曰くの渾身ですね(笑)。しかもオリジナリティーがある。白同様ですよね(笑)。」
「白のガリークやマキの香もある。」
「スパイシー!セパージュは何ですか?」
家内「地場品種のスキアカレッロ60%、サンジョヴェーゼのシノニムのニエルッチョ30%にグルナッシュ10%です。基本、果実味はベリー系ですね。」
「ニエルッチョは覚えられそう(笑)。煮えるっちょ。(笑)。」
「コルシカ島のワインってこんなに凄いんだ。きっと島内の著名レストランで出すんだろうな(笑)。」
「子羊の香草焼き!コレだよねコレ(笑)。」
「そうそう。高級リゾートだからグラン•ヴァンに匹敵する地元のワインは需要あるよね(笑)。」
「日本には輸入されないんだろうな(笑)。」
家内「ドメーヌ•アルジプラトゥはヒュー•ジョンソンも目をつけてますね(笑)。」
「『プモンテ』って大きく書いてありますけど、コレは何?」
家内「畑名です。最上級キュヴェのようです。」
私「このワインが輸入された当時ティスティングしましたが、マスキューにはちょっと高級過ぎて諦めました(笑)。」
「まあ、でも3000円は安いですよね…。」
私「実は税別上代が6000円でした。ちなみに一つ前の白が4000円。」
「えー!」
「それがなんでこんなに安いのですか?」
私「売り難かったようでインポーターさんの在庫として残ったようです。」
「なるほど、それで大特売(笑)。」
私「値切った訳ではございません(笑)。幾らなら売れるか相談の結果このようになりました。あくまでも相談の結果でございます(笑)。」
「相談の結果(笑)?半額以下かぁ(笑)。」
私「そうです。あくまでも相談の結果でございます(笑)。」
家内「このインポーターさんとは30年以上の付き合いなので…、だいじにしていただいてます。」
「そ~だよね。普段の付き合いって大事だよね。そうすると良い話があると優先的に話が来るもんね(笑)。」
「安いのだけ買う客は嫌われる(大爆笑)。」


◑シロ(シルヴァネール・ルージュ)オレンジ•ワイン ドメーヌ・ウルスト フランス アルザス 白(オレンジ) V.D.F. 750ml 蝋止め 3378円税込
「ホッ、ホッー(笑)。トリはウルストですね(笑)。期待は裏切らないのでしょうね(笑)。しかもオレンジ。」
「あ~!おいちい(笑)。」
私「とってもおいちいのです(笑)。」
「果実味が最初はまるでオレンジ(笑)。そして中からライチやパイナップル、そしてプラムや小梅みたいな赤い果実。後味のハニーさが上品。香りの万華鏡だね(笑)。」
「飲み終わっても綺麗(笑)。」
「うんうん。あと青い葉っぱハーブの香り…、植物っぽさもあるから、赤白黄色プラス緑(笑)。」
「基本ワインが濃くてしっかりしてるし、溶け込み…塩梅が抜群(笑)。」
「コレって単一品種なんですよね。何故こんなに複雑なんでしょう(笑)?」
家内「キュヴェ名が『シロ』シルヴァネール•ルージュの造語です。シルヴァネールと言うとそんなに香りプンプンでもないし、白い果実の割と単純なワインですよね。」
私「それを皮ごと発酵させたのがこのオレンジ•ワインです。」
「木樽は使ってますよね?」
私「はい。古い樽で桶みたいな樽に数ヶ月だけ入れてます。おそらく酸の角を取るのと全体の折り合いが良くするためかと。」
「う~ん。とても複雑だし、一つ一つの香りが明瞭。しかも飲みやすい。う~ん。色々な絵の具をパレットに出したよう(笑)。」
「自分の意思とは関係なくスイスイ飲んでしまう(笑)。」
「赤ワイン、白ワイン、ロゼワインを混ぜたようなワインなんだけど(笑)、実際それをやってもこうはならない(笑)。」
「シルヴァネール•ルージュって特殊なんですね。」
家内「シルヴァネール•ルージュ単一でワインを造っているのはウルストだけのようです。」
「ワインの格としてはV.D.F.ですよね。拘らないですね(笑)。ウルストってどれ飲んでもハードルが高い(笑)。」
私「そ~なんです(笑)。一般の 松→竹→梅 方式の生産形式をとりません。どれ飲んでもウルスト味。しかもどれも個性的。」
家内「そして、どれもそれなりのレストランで飲むようなワインです(笑)。」
私「ここで問題です。一つ前の赤、圧巻のコルス•カルヴィ『プモンテ』はアルコール分が14.5%ですが、このオレンジワインはいかほどでしょうか?」
「ウルストの方が低いはず。でもウルストの強さ、しっかり感は凄いし…。」
「アルコール分が高いから良いと言う訳じゃないのが解る(笑)。」
「結局酸なんだよな。」
「すべてはテロワール(笑)?」

ベテランのお客様は声を揃えてウルストのオレンジの方が低いとお答えでした。さすがでございます。ワインの命は酸でございます(笑)。
中にはウルストのアルコール分をピッタリ当てるお客様もおられました(笑)。資格試験合格間違いなし!将来、ワインのツワモノ間違いなしでございます(笑)。

「あの濃い『プモンテ』の後でちょっと不安でしたが、全然大丈夫(笑)。何故今回の試飲会のトリなのか解りましたよ(笑)。」
「ウルストのオレンジ恐るべし(笑)。」
「飲み干して空になったグラスからまだ香りが立ち昇る(笑)。凄いねコレ(笑)。紅茶や枯葉の香もする。」
「コレだけで楽しむことも出来ますが、何に合わせますか?」
「夏野菜!キュウリの塩揉みにミョウガやニンジンも足して(笑)…」
家内「魚の味噌漬けや粕漬けも行けそうですよね。酵母の香り…、発酵食品と相性良さそうですよね(笑)。」
「凝った懐石料理だったらずっーとこの1本で行けそう(笑)。」
「京都のおばんざい料理なんかイイなぁ(笑)。」

お暑い中ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋•昭子

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