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お客様「マスキューさん、すっかりウルスト好きになっちゃいましたよ(笑)。どれ飲んでも共通して美味しい(笑)。そこでちょっと考えたんですが、美味しさは旨味なんじゃないかと。マスキューさんがよく言う旨味の酸味なのかなと?」
私「左様でございます(笑)。収量を低くしているのと葡萄の樹齢が高いのが作用しております。」
お客様「何故樹齢が高いと旨味が増すのですか?年寄りはイイ味出す(笑)。」
私「樹齢が上がると自然に収量が減ります。グリーンハーベストしなくても勝手に減ります(笑)。それ故少ない葡萄果に旨味が集中するようです。」
私「メインのアルザスの品種名入りAOCのワインは樹齢35∼50年のものだけで作られます。ですからすべてにV.V.ヴィエイユ・ヴィーニュと表記してます。まあ、特別何年以上はその表記になる決まりはありませんが、一般に30年以上をV.V.と言うようです。」
お客様「それって後5年経つとウルストの樹齢は40∼55年になるのですか(笑)?」
私「良い生産者は畑を定期的に改植します。それ故もっとも効率の良い樹齢を保てます。」
お客様「へぇ~、古ければ良い訳じゃないんですね(笑)。」
私「はい。ウルストもヴァン•ダンジュ•タルディブは一番樹齢の行った55年のものだけで出来ておりますが、セパージュは寄せ集め 単一品質でのリリースが無理のようです。それ以上古くしても収量が低すぎて非効率のようです。」
お客様「たまに樹齢100年なんて聞くけど…、役に立たない(笑)?」
私「そうは言いませんが(笑)、まず手入れを怠っていることを疑います(笑)。」
お客様「あと、気がついたのですが、ウルストは樹齢30年以下の葡萄はどうしてるのですか?
単純に考えると畑の半分以上は樹齢30年以下ですよね。」
私「鋭い!グラン・クリュの『ブランド』でもウルストは規格に合わないものを『ほのお』や『ドラゴン•ビュル』等の縛りのないスタイルのワインとしてリリースしたり、『ハルモニ』のようにN.V.のお買い得ワインとしてリリースしてます。」
お客様「でもそれだけじゃ足りないですよね。半分以上あるはずですもんね(笑)。だって植えたばかりの葡萄樹や5年経ったもの、10年、15年、20年、25年などの部分がかなりありますよね?」
私「自分で再利用出来ないものはネゴシアンに売却するのだと思います。」
お客様「なるほどね(笑)。だからどれ飲んでも美味しいんですね(笑)。」
私「ありがとうございます。ただし追加入荷はありませんので、あるうちだけのお楽しみとなります。」
お客様「インポーターさんがやめるんでしたよね。残念!まあ、安く出てるし…。まだありますか(笑)?」
私「あと少し(笑)。」