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昨日テレビで見たのですが、夕張メロンの初競り面白かったです。
最高値が二玉で50万円です。
ビックリしました。
でも去年は250万円が最高値だったらしいですから、景気が悪化したとのことです。
思わずため息がでちゃいました(笑)。
でもこれってよくいう御祝儀相場で、常に50万円のメロンが市場に存在することとは別なのでしょうね。
生産者と流通関係者が夕張メロンの市場価値を高く保つためのセレモニー、宣伝のような気がします。
日本では伝統的に初荷には御祝儀相場があるようですから、そこをうまくアレンジしたのですね。夕張メロンビジネスですね(笑)。
ここでふと思ったのですが、ワインも似たようなビジネススタイルがありますね。
ボルドーワインなどは典型です。生産者と流通関係者がお互いに値段を決め合うスタイルです。シャトーの価値を高くしながらも、折り合いをつけてゆくやり方です。
ただそこには評論家という提灯持ちがいて影響を与えるところがちょっと違いますかね(笑)。
商売ですから生産者も流通関係者も儲らなくてはなりませんが、ほどほどのところで満足しないといけません。そうでなければ消費者から見放されます。
去年びっくりするような高値で投機的に取り引きされたグランヴァンはいったいどうなるのでしょうか?
投機でワインを買う人間は儲らないと分かると見向きもしなくなります。高嶺の花のグランヴァンも、長きにわたり経済に翻弄される宿命なのですね。
パトロネージュする人間を換えながら、存続しているのですね。
それは切ないというより、いつの時代も人を魅了する力がワインにはあるということです。
夕張メロンもシャトー物になることを目指すべきかも(笑)?