- comment closed:
- このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。
皆さん夕方に集中しましたので、行き届かないこともあったと思いますが、お許し下さい。
まずトップはチリのヴァルディヴィエソのソーヴィニヨン・ブランです。
「藁の香りがして清々しいね。」
「うんと冷やしてピクニックなんかで飲んだら良さそうだね。」
そうなのです。うんと冷やして紙コップで気軽に楽しめるワインです。
欠点といえば濃さはあるのですが、深みに欠ける点です。でも高品質なデイリーワインであることは間違いありませんね。
次が今回の試飲会で一番数が売れたフラスカーティー・スペリュールです。
「あれ?女性の香水のような香り?」
「薔薇の香り!それもしっとりしててつくりものっぽくない!クラクラしちゃう。」
「あっライチの香りもする!」
「白い百合の花の香りもあとからしてきませんか?」
「アルザスのゲヴァルツ・トラミネールみたい。」
「キャバ嬢みたい!」
一同大爆笑。
「彼女と二人でこのワインだけで楽しみたいね。つまみはいらないですね。」
インパクトありました。さすがラテン系の白ワイン(笑)。
3番目の白は同じくイタリアですが、香りより味わいで勝負するヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャです。
海に囲まれたサルデーニャ島のワインですから魚介類のお供です。
「カラスミ?だったら半生のカラスミをカッペリーノにのせるだけの冷製パスタに決まりだね!」おっ!さすが食通!
「前のフラスカーティーの香りがまだ邪魔するけど(笑)、このワインすごくありませんか?」
そーなのです。地味にみえますが、酸の緻密さが素晴らしいのです。
「オレンジやレモンの香りとほんのり蜂蜜の香りしません?」
「ニンニクにも合いそう!」
魚介だけでなくニンニク、オリーブオイル、トマトなどいわゆるイタリアンに幅広く合うのです。ところが!
スイマセン!
全部売れて無くなってしまいました。
休み明け早々に手配致しますので、おゆるしを!料理好きな方は敏感にワインの良さを見抜かれます。
さすが!
つづいてはロッシュ・オードランのコート・デュ・ローヌ2006年。
「なんでこんなに安いの?」
「飲んでると安心するね!」
ジェネリックでこのレベルですから。
そしてロッシュ・オードランのトップキュヴェ、『ペール・マイユ』2005年です。
「前のワインとは趣が違う。すんごい!」
「圧倒されるね。若くても飲めるから不思議?でもだんだん中から出て来るね。」
このワインは樹齢の高いシラーが60パーセントと多くなり、芯が更に強くなっています。
まさにグレートワインなのです。
欠点のないほどのローヌワインだと思います。
「あと何年位もつのですか?」
はっきりは分かりませんが、少くとも10年後くらいには一度飲んでみたいですね。
「あっ!パン食べながら飲むと美味しい(笑)。」そーなのです。パンの小麦の焦げた香りと合います。ですからグリルした肉とも相性抜群なのです。
さて急遽最期にしましたのがスペイン、マンサニーリャ 『ラ・ゴヤ』デルガド・スレタ のシェリーです。
このシェリーはほとんどがスペイン国内で消費されているようなので、あまり日本ではみかけません。
なんでもスペイン王室御用達らしいです。
今回私達も初めて飲みました。
飲んだところ濃さ緻密さにビックリしました。
いままでのんだフィノシェリーの中では一番の出来栄えです。
そのままアモンティリアードになりそうな位のコクがあります。
そうなれば是非バニラアイスを舐めながら飲んだいただいたら良いとの判断で、今回急遽一番最期の順番にさせていただきました(笑)。
「あ~。なんか凄い贅沢した気分!」
「そんなことありません。アイスはスーパーカップですから!」
一同大爆笑。
「これだったら果物にかけたり、ゼリーにしたりするのも有りですね。」
さすが!
シェリーはいっぺんに飲み切れませんが、夏場でも冷蔵庫に入れて置けば、1~2ヶ月は保存が利きますから安心です。
疲れた夏場、お風呂上がりにアイスクリームを舐めながら冷えたシェリーを飲んだ日には、そりゃ堪えられません。
ただしメタボですから毎日は止めた方が良いですが…。
果物=シェリー=クリーム
この黄金のトライアングルをお楽しみ下さい。
試飲会にお越しくださいまして、どうもありがとうございました。