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昨日テレビの『未来創造堂』という番組を観ました。
愛媛県の今治では昔から高級タオルの生産で有名だったそうです。
ところが海外生産される安価なタオルにシェアを奪われて落ち目になったそうです。
そこで今治のタオル産業の復権を目指したプロジェクトを行ったそうです。
今治のタオルが高級な品質である証の品質基準を独自につくりました。
一定の大きさに切ったタオル地を水に浮かべ5秒以内に沈むことを基準にしたのです。すなわち、吸水性が極めて高い証の品質証明になる訳です。
今治のタオル生産者組合が品質の基準をパスした組合員の製品に共通な『今治タオル』のマークを付けることを認め奨励した訳です。
ここまで説明すればお分かりかと思いますが、フランスワインの原産地委員会をそっくりまねた訳です。
自分達の生業を守るのは自分達であり、そのためには自分達で努力する必要があるのですね。
政治に業界の利益誘導やバラマキの補助金を求めることとは違います。
まず第一に良いものをつくっているプライドが大事ですね。
私達はワインをつくってはいませんが、確かなワインを見極める技術には自信があります。ですからお客様から『この前のワイン美味しかったよ!安いよね!』なんて言われると冥利につきます。でもこれは商売人普遍の必要十分条件です。
フランスだとクルティエという資格をもった仲買人がいますが、日本では成り立ちません。
また最近はコンセイエとみずから呼ぶワイン屋さんもいますが。
まあ私もソムリエの資格は持ってますが、技術はありませんし(笑)。
資格に頼ってるうちはアマチュアですね(笑)。