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Written on 2008 11 30

昨日は皆さん御来店ありがとうございました

Nov 30, 2008 by toshiaki |
直前の変更大変申し訳ございませんでした。
ポルトガルのテッラ・プラナなのですが、あるレストランの方が目敏く見つけまとめて買われてしまいました。もともと数が少ないため補充も出来ず試飲会のラインナップからは外すこととなりました。再入荷の折は必ず試飲会にお出ししますのでお許しください。
そこでテッラ・プラナの代役は大好きなラファージュさんのキュヴェ・レア2005年にしました。フランスのワイン評価本ギイ・ア・シェット2008年版で最高評価されたワインです。(ミシュランで3星評価されるようなものです。)
祝ギイ・ア・シェット クー・ド・クール獲得!
まず最初のブリュモンさんの白ワイン
「濃い~!」
「弾けるようだね。うーん鮮烈!」
インパクトあるんですよ。
あるシェフ曰く「脂のたっぷり載った鯖に合いそうですね。ソースはこのワインにバターを溶いてレモンを絞るといいね。」
おー!さすがシェフ。
続くブリュモンさんの赤は白同様、ブドウのアロマが鮮烈に出ているスタイルです。
「うわっー!すんごい!」
「凄い果実味!なんでこんなに安いの?」
最近の雑誌などでベストコストパフォーマンスワインとして取り上げられるのもうなづけます。
この赤ワインは完全に過熟の状態で収穫されていますから、甘草や海草の香りがアクセントになって複雑さを醸し出しています。名手ブリュモンのなせる技です。
ブリュモンさんの後で割を食いそうだったのはキャンティー クワトロディチェージモ・セコロです。柔らかな甘い味わいのスタイルなのです。「ブリュモンのワインとはスタイルが違ってる!」
「柔らかくてふくよか!」
「私はこっちがいいな。」
サンジョベーゼの品種特徴は、香りより味わいに良さがあるスタイルなのです。
どちらもレベルが高いワインですから好みの差が分かれましたね。
続くラファージュさんのワインはグレートワインですからパワー、凝縮度、余韻などまさに別次元です。ただ抜栓後3時間以上してから絶好調となりましたから、最初に飲まれた方は少しかわいそうでした。
そしてそのつぎはドメーヌ・サン・ジャックのリュリー1erです。初めはラファージュさんのキュヴェ・レアの前に置きました。キュヴェ・レアのパワーに吹き飛ばされはいけないと心配だったのです。
杞憂でした!
酸のボリュームがハンパないのです。
「スッパイ~。でもチェリーやラズベリーの香りが吹き出る!」
「ピノ・ノアールって特殊なんですね!」
そーなのです。ピノ・ノアールはワイン全体からみるとかなり特殊で特別なのです。
それゆえキュヴェ・レアの後でも押されることはありませんでした。ドメーヌ・サン・ジャックの力量は大したものです。最期はスペインのラモン・ロケッタの白ワインです。
これがまた完成度が高い!
「これは旨い!」
感嘆の声しきりでした。ブルゴーニュの上等なシャルドネに良く見られるバターの滑らかさがあるのです。それにマカベオの華やかな甘い香りがエキゾチックなのです。バターを使った料理にはピッタリです!
ただ供出温度は10度位が良いようです。
なぜかと言えばかなり過熟の状態で収穫されていますから、種のタンニンがワインに溶け込んでいます。それゆえ供出温度が高いと苦く感じられます。
うーん。難しいですね。まあ、好みの問題でもありますから、苦味が気になる方はやや冷え気味でお飲みになるのが良いとおもいます。ワインがバランスを崩して出る苦味ではありませんから。

番外がオーストリアのリンゴジュースです。
「うわっ。なんでこんなに濃いの!でもくどくない!おかわり(笑)!」
「食べたことないリンゴの味?」
「結構お腹にたまりません?」
シェフ曰く
「これは調味料やソースとして使うべきだね。ざる豆腐とまぜてデザートにするのもありだね。」ほー。さすがシェフ。
そうそうこのリンゴジュースは試飲会直前にオーストリアワイン専門のインポーターさんから仕入れたものです。なんでも無農薬、無添加で澱引きもせずに瓶詰め前に80度のお湯で5分間加熱しただけのものです。
(詳しくは後でホームページにアップします。)
皆さん御来店ありがとうございました。
飛び入りで参加して、料理の話をして下さったシェフに感謝!

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いかなるものか

Nov 30, 2008 by akiko |
昨日は マスキュー試飲会に ご参加ありがとうございました。この時期に美味しい、毎日の食事にあわせやすいワインという テーマで選んだものでしたが、
なかなかの 評判でよかったです。特にAブリュモンの
赤・白は 素晴らしかったですね。

さてさて。この齢になって 初めて 『モンテ・クリスト伯』を 読んでいます(A・デュマ 山内義雄訳 岩波文庫)。おっもしろいですね~。エドモン・ダンテスの
人生をかけた企て、どういう具合に 結実していくのか
ワクワクで読んでます。 
ただ、登場人物が大勢、相互の複雑な関係性、巧妙に
張り巡らされる 伏線。 ときどき ごちゃまぜになってしまって 困っていますが・・・。

物語に出てくる 食べ物・お酒も 興味深いものがあります。知っているワインの銘柄でも デュマの時代と
今とでは 扱いが違っていたり、まったく 知らない名前が 出てきたり。
ちょうど 昨日読んだページに 
ヘレス、ポルト、アリカント とでてきました。
ヘレスは シェリー、ポルトはポート。で、アリカントが
わかりません。なんだろ? シェリー、ポートと
きたからには アルコールの強い 甘いワインか、
ヴェルモットのようなものか、または リキュールか。
しかも ビスケットをその アリカントにひたして
食べるし アリカントそのままを 飲んだりします。

う~。知らないこと いっぱい あるなぁ。
アリカント、いかなるものか。

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