マスキュー試飲会へのご参加 ありがとうございました。今回の中心はポルトガルワインでしたが いかがでしたでしょうか。
私が今まで飲んだものの中から 特におすすめの3本 選びました。それぞれがポリシーを感じさせる作りで おもしろかったですね。
さて。先月ご紹介した パディエのカリス(残念ながら売り切れです)、今月のジンブロ、モンテフィーノ 大量の澱が出ていましたね。
最近は除梗してから発酵したり、澱引きをきちっと行うワインが多いようで とってもクリアな主質のワインが中心。
そんな状況なので なんだか うれしくなっちゃって 3本とも澱を食べてみました(ちょっと意地汚い・・・)。
意外だったのは3本とも きめ細かくさらさらだったこと。もっと粒子が大きくて 食べにくいと思いましたが。
ポルトガルのジンブロとモンテフィーノはもう熟成が進んでいるので 古い味っていうか 果実感はない。時間の経過を感じる。抽出した後のコーヒーみたい。
あ、果実感がないというのは 先月のパディエの澱がとっても綺麗な赤い味を呈していたから そう感じるんですけど。
澱を食べて 思ったのはブドウ全部 梗も皮も果肉も種も 全部使って ワインが出来上がっているってこと。・・当たり前か・・。
それらを 強調したり マイナスしたりでそれぞれの個性がでてくるのですね。
でも やっぱり 澱を食べるのはお行儀悪い、自宅にいるときだけにしよう と思った次第です。
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澱をたべてみた
Mar 30, 2015 by akiko |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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桝久 試飲会リポート 201503
Mar 30, 2015 by weblogland |昨日、一昨日とマスキュー店内試飲会にお越しいただきありがとうございました!
とくに土曜日の夕方にご来店が集中し、行き届かず申し訳ございませんでした。
まず、春を告げるような白ワインからです。
◯ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2013年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1759円税込
「ラベルも綺麗だけど、色も綺麗ですね(笑)。『私は良いワインです。』って言っているみたいですね(笑)。味わいもラベルみたいなフローラル(笑)。」
「マスキューさん、このワイン前から売ってますよね。紫色の花柄のラベルのワインもありましたよね?」
家内「はい。『ヌラグス』です。あれもサルデーニャ島のワインです。」
「このラベル特徴的ですよね。漫画のコラムで取り上げられてましたよ(笑)。見つけて、さすがマスキューって思いましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。パーラの白は良いですよね(笑)。特にこのヴェルメンティーノは随一かと。イタリア本島のヴェルメンティーノは今一つなんですよね。」
家内「このワインが一番ヴェルメンティーノとして好ましいと思います。」
「このワイン 膨らみもあるし華やかだし とても美味しいですが、何℃くらいで出すのが良いですか?もっと冷やしても良いのですか?」
私「今大体13℃くらいだと思います。他のワインより少し温度は下げて出しています。もっと冷やしすと膨らみより広がりのベクトルが増します。」
「冷してからゆっくり温度が上がるのを楽しむ。好みの温度帯を探すのも一興かな(笑)。」
私「レベルの高い飲み方ですね(笑)。」
「このワインはもともと粘りがありますよね?温度高くても低くても、この粘りが鍵かな?」
私「鋭い!ですからオリーブ・オイルやシェーブルチーズとは相性抜群です。」
「シェーブルって山羊のチーズですよね。サルデーニャ島には山羊がいるんですか?」
私「はい。人口より多いはず(笑)。」
家内「島は急峻で平野が少ないので崖を苦にしない山羊が放牧されています。」
「牛は崖を歩けないからだ(笑)。」
家内「あとこのワイン、塩辛さもありますから、魚介類とは相性良いですよ(笑)。また植物っぽさも強いですから、野菜をマリネにしたり、オリーブ・オイル・ベースのドレッシングなんか鉄板です(笑)。」
私「個人的には名物のカラスミのパスタがベストかと(笑)。」
「店長カラスミ好きだからなぁ(大爆笑)。」
私「手の内 読まれてますね(笑)。」
さて次はモンテプルチアーノ種を使って造られたロゼと赤。造り手も同じコッレ・フリージオです。
◯チェラスオーロ・ダブルッツォ 2013年 コッレフリージオ ロゼ イタリア アプルッツオ州 チェラスオーロ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2012年 コッレフリージオ 赤 イタリア アプルッツオ州 モンテプルチアーノ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
「マスキューさん!このロゼは花見用(笑)!」
「色も薄いピンク色 桜色(笑)。花見のためのワインだね(笑)。」
「ロゼって甘いだけじゃないんですね。ベリーかな?果物の感じが赤ワインっぽい(笑)。だけど渋味がないから飲みやすい。何も食べなくてもいける(笑)。」
「ちょっと塩辛いハムなんかつまみ食いしながら飲むとイイね(笑)。グビグヒ行けるな(笑)。」
「マスキューさん、このロゼ甘さもありますが、この甘さは糖分ですか?」
私「この口の中に膨らむような甘さはグリセリンです。アルコール醗酵の過程で出来ます。揮発性でもありますから、ベリーの香りと溶け合って、飲み込んだ後の長い余韻に通じます。」
「たしかに余韻が長くて心地良い(笑)。美しいね(笑)。」
「ロゼと赤を比べると不思議な気分です。同じ品種なんだろうけど別物(笑)。」
「用途の違いなんだろうけど、コンセプトの違いがここまで味の違いになっているのは面白いですよね。」
家内「この手のドライでフルーティーなロゼは地中海沿いのリゾート地ではビール替わりに飲まれているようです(笑)。」
「うーん。ビール替わりに昼間から飲んでみたいけど、酔いそうだな(笑)。」
「夜のディナー前に酔いつぶれるかも(大爆笑)。」
「モンテプルチアーノ種って高貴な品種じゃないけれど、ロゼだとかなりピュアで品が良いですね。可愛さがあるよね(笑)。」
「たしかマスキューさんの定番のチウ・チウもモンテプルチアーノ種を使ってますよね。でもチウ・チウのモンテプルチアーノ種とモンテプルチアーノ・ダブルッツオのモンテプルチアーノ種って違いますよね?」
私「何と鋭い!モンテプルチアーノ・ダブルッツオらしいアロマチックなスタイルがコッレ・フリージオのワインで、深みのあるモンテプルチアーノ種のスタイルがチウ・チウです。じつは、産地の違いが明瞭に感じるようなチョイスをしました。」
「なるほど!チウ・チウの『ゴティコ』を飲めば良く解るんだな(笑)。『バッカス』よりモンテプルチアーノ種ね比率が高いよね(笑)。」
「モンテプルチアーノ種好きの私にはたまらんね(笑)。」
「同じモンテプルチアーノ種でもそんなに違うんですか?」
家内「日本に大量に輸入されていますが、いわゆるモンテプルチアーノ・ダブルッツオは軽い早飲みのワインがほとんどです。このコッレ・フリージオのワインもフレッシュ&フルーティーなスタイルですが、標高の高い産地なのでかなりしっかりした方です。酸があります。」
私「モンテプルチアーノ種は濃く造ると果実味が黒くなる傾向があるようです。一部の最先端の生産者は赤いベリー系の香りがしっかりしながらも飲み応えのあるヘビーなワインを造ろうとしているようです。例えばガロフォリかな。」
「マスキューさん 最近試飲会で辛口のロゼを良く出しますが、ロゼって味わいのパターンがありますよね?」
私「さすが!お見通しですね(笑)。大まかにはストロベリー系とアセロラ系に別れそうですね。」
「モンテプルチアーノ種の赤ってラズベリーの香りがするから、ストロベリー系な訳ですね(笑)。」
「チウ・チウはカシスやマスキューさん曰く黒豆の香りですけど、ロゼを造ったらストロベリー系になるんですかね?」
私「高度な質問ですね(笑)。恐らくそうなるかと。あったら飲んでみたいですね(笑)。」
やはり親しみのあるモンテプルチアーノ種。興味は尽きませんでした(笑)。
さて、後半戦のポルトガルです。
●『アトランティコ』2012年 赤 ポルトガル アレンテジャーノ 750ml 972円税込
「おっ!『アトランティコ』ですね。随分沢山このワイン飲んだなぁ(笑)。重宝してます(笑)。」
「このワインを友達に飲ませて『高いワインだな。』って随分騙したな(笑)。」
私「お世話になっております(笑)。今ではマスキュー不動の定番です(笑)。」
家内「でも、モンテプルチアーノ・ダブルッツオと比べると明らかに酸がない。」
「たしかに酸は無い(笑)。でも滑らかさとコクで美味しく飲めちゃいますよね(笑)。」
「樽のニュアンスもあるから旨く感じるんだよね。」
「モンテプルチアーノ・ダブルッツオみたいにはっきりしていないけど、果実味はちゃんと感じるよね。」
私「飲みやすい今風ではありますが、実に上手に出来ています。」
「そうそう。今風も悪くないよね(笑)。なんたって1000円しないんだからね!」
「飲みやすくてイイ!」
さて、続いてマスキューの隠れ定番(笑)。ジンブロです!
●ジンブロ 2008年 キンタ・ド・ジンブロ ポルトガル ドゥロD.O.C. 赤 750ml 1712円税込
家内「このワインはいわゆるポート・ワインの単一畑で造られたドライ・スタイルのワインです。」
「へぇー、ポートって甘いデザート・ワインですよね?」
私「はい。糖分が残った半醗酵状態にアルコール添加して造るいわゆる酒精強化ワインです。非常に長命で、保存性に優れています。」
「戦国時代に信長が飲んだワインですね(笑)。」
「普通の辛口赤ワインも出来るんだ?」
「辛口でも香りはポートみたいに甘くて重い(笑)。みっちりしてる。」
「タンニンの量が凄い。でも渋すぎない。この落ち着きは熟成したからですか?」
私「はい。ようやく本来楽しめる姿になったかと。今風ではありますが、飲み頃になるまで7年は要するワインでした。ジンブロはずっと扱ってきましたが、ようやく解りました(笑)。」
家内「高密度のタンニンが整った姿になった今がピークのようです(笑)。」
「今風と言っても時間のスパンは長いのですね(笑)。スゴく質感がありますよね。」
私「じつは、この後に入荷するジンブロは2011年なので、2008年があるうちに皆さんに味わっていただきたく、今回試飲会に出しました(笑)。いかがでしょう?」
「マスキューさん、それって2011年はスタイルが変わると言うことですか?」
私「これまた鋭い(笑)!でも、飲んでみないと解りませんが、可能性は高いかも(笑)。」
「アトランティコとジンブロを実際比べると価格の差を感じるよね(笑)。」
「でも、どちらもコスト・パフォーマンスの高さは驚きだし、目を開かせるワインだよね(笑)。」
「明らかにポルトガルの個性を感じる。ユニークだよね。シンプルだし、好きだな(笑)。」
「瓶に澱がベットリついてますね(笑)。でも、これが普通なんでしょうね(笑)。今時こんなに澱があるワインは珍しい(笑)。」
私「今風と言ってもプリミィティブなんですよね(笑)。」
「マスキューさん、ジンブロは全房醗酵してるのですか?」
私「除梗してるかと。全房醗酵していたら後10年以上経たないと飲みやすくならないかも?」
家内「それにしてもタンニンの量は凄い(笑)。個性なんでしょうね(笑)。」
さらにタンニン量はエスカレートします(笑)。
●モンテフィーノ・レゼルヴァ 2005年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 2098円税込
「これは完全にバッチリ熟成してるね(笑)。ブルネロっぽいかな?」
「説得力あるね(笑)。」
「マスキューさん、このワインはあとどのくらい持ちますか?」
私「今がピークであるのは間違いないですね。ジンブロより熟成は進んでいます。このあとは古酒になっていくかと。」
「深みがあるよね。あと広がりかな。大きさがある。」
「こうなるのに10年かかることは、長いのか短いのか(笑)?」
私「少なくとも、いわゆる今風の飲みやすく造られたワインはこうはなりません。」
「クラシックな今風(笑)。でも、クラシックだよね(笑)。」
「ジンブロと比べるとさらに価格差を感じる(笑)。ある意味真っ当かな(笑)。」
私「ポルトガルのワインは基本的にアロマチックではありませんが、質感があって納得のいけるワインかと。」
「みんなこんな感じですか?」
私「いえいえ。先日ポルトガル大使館主催の試飲会に行った印象では、もっと今風で(笑)、これも今風のスペイン・ワインに近いものばかりでした。マスキュー試飲会の方がクラシックかな(笑)。」
「あと、品種の特性があまり感じられませんが…?」
私「それが特性かも…。どれも複数品種のセパージュですが、あくまで作柄のリスク回避と混醸による深みのためであり、香りの複雑化ではないような気がします。少なくとも、何を何パーセント何を何パーセントにする、ような設計図がないようなワイン造りだと思います。」
家内「このモンテフィーノはアレンテジャーノの奥地 スペイン国境付近。酷暑と乾燥の苛酷な環境のようです。草も生えないようなところのようです(笑)。フィロキセラも侵入しなかったし、葡萄樹も根付かせることが困難なほどのようです。」
唯一試飲会のお客様でポルトガルに行かれたプロの旅行者Tご夫妻「アレンテジャーノは内陸に行けば行くほど何もない(笑)。あるのはコルク樫とオリーブの樹とワインくらいかな。スペインに近づくにつれさらに何もなく、荒野(笑)。」
家内「ポルトガルはコルク栓の世界シェアが60%でした!」
Tご夫妻「コルクの服も売ってましたよ(笑)。」
私「可愛そうなコルク樫は10年に一度皮を剥がれるんですよ(笑)。」
どうもありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
とくに土曜日の夕方にご来店が集中し、行き届かず申し訳ございませんでした。
まず、春を告げるような白ワインからです。
◯ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2013年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1759円税込
「ラベルも綺麗だけど、色も綺麗ですね(笑)。『私は良いワインです。』って言っているみたいですね(笑)。味わいもラベルみたいなフローラル(笑)。」
「マスキューさん、このワイン前から売ってますよね。紫色の花柄のラベルのワインもありましたよね?」
家内「はい。『ヌラグス』です。あれもサルデーニャ島のワインです。」
「このラベル特徴的ですよね。漫画のコラムで取り上げられてましたよ(笑)。見つけて、さすがマスキューって思いましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。パーラの白は良いですよね(笑)。特にこのヴェルメンティーノは随一かと。イタリア本島のヴェルメンティーノは今一つなんですよね。」
家内「このワインが一番ヴェルメンティーノとして好ましいと思います。」
「このワイン 膨らみもあるし華やかだし とても美味しいですが、何℃くらいで出すのが良いですか?もっと冷やしても良いのですか?」
私「今大体13℃くらいだと思います。他のワインより少し温度は下げて出しています。もっと冷やしすと膨らみより広がりのベクトルが増します。」
「冷してからゆっくり温度が上がるのを楽しむ。好みの温度帯を探すのも一興かな(笑)。」
私「レベルの高い飲み方ですね(笑)。」
「このワインはもともと粘りがありますよね?温度高くても低くても、この粘りが鍵かな?」
私「鋭い!ですからオリーブ・オイルやシェーブルチーズとは相性抜群です。」
「シェーブルって山羊のチーズですよね。サルデーニャ島には山羊がいるんですか?」
私「はい。人口より多いはず(笑)。」
家内「島は急峻で平野が少ないので崖を苦にしない山羊が放牧されています。」
「牛は崖を歩けないからだ(笑)。」
家内「あとこのワイン、塩辛さもありますから、魚介類とは相性良いですよ(笑)。また植物っぽさも強いですから、野菜をマリネにしたり、オリーブ・オイル・ベースのドレッシングなんか鉄板です(笑)。」
私「個人的には名物のカラスミのパスタがベストかと(笑)。」
「店長カラスミ好きだからなぁ(大爆笑)。」
私「手の内 読まれてますね(笑)。」
さて次はモンテプルチアーノ種を使って造られたロゼと赤。造り手も同じコッレ・フリージオです。
◯チェラスオーロ・ダブルッツォ 2013年 コッレフリージオ ロゼ イタリア アプルッツオ州 チェラスオーロ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2012年 コッレフリージオ 赤 イタリア アプルッツオ州 モンテプルチアーノ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
「マスキューさん!このロゼは花見用(笑)!」
「色も薄いピンク色 桜色(笑)。花見のためのワインだね(笑)。」
「ロゼって甘いだけじゃないんですね。ベリーかな?果物の感じが赤ワインっぽい(笑)。だけど渋味がないから飲みやすい。何も食べなくてもいける(笑)。」
「ちょっと塩辛いハムなんかつまみ食いしながら飲むとイイね(笑)。グビグヒ行けるな(笑)。」
「マスキューさん、このロゼ甘さもありますが、この甘さは糖分ですか?」
私「この口の中に膨らむような甘さはグリセリンです。アルコール醗酵の過程で出来ます。揮発性でもありますから、ベリーの香りと溶け合って、飲み込んだ後の長い余韻に通じます。」
「たしかに余韻が長くて心地良い(笑)。美しいね(笑)。」
「ロゼと赤を比べると不思議な気分です。同じ品種なんだろうけど別物(笑)。」
「用途の違いなんだろうけど、コンセプトの違いがここまで味の違いになっているのは面白いですよね。」
家内「この手のドライでフルーティーなロゼは地中海沿いのリゾート地ではビール替わりに飲まれているようです(笑)。」
「うーん。ビール替わりに昼間から飲んでみたいけど、酔いそうだな(笑)。」
「夜のディナー前に酔いつぶれるかも(大爆笑)。」
「モンテプルチアーノ種って高貴な品種じゃないけれど、ロゼだとかなりピュアで品が良いですね。可愛さがあるよね(笑)。」
「たしかマスキューさんの定番のチウ・チウもモンテプルチアーノ種を使ってますよね。でもチウ・チウのモンテプルチアーノ種とモンテプルチアーノ・ダブルッツオのモンテプルチアーノ種って違いますよね?」
私「何と鋭い!モンテプルチアーノ・ダブルッツオらしいアロマチックなスタイルがコッレ・フリージオのワインで、深みのあるモンテプルチアーノ種のスタイルがチウ・チウです。じつは、産地の違いが明瞭に感じるようなチョイスをしました。」
「なるほど!チウ・チウの『ゴティコ』を飲めば良く解るんだな(笑)。『バッカス』よりモンテプルチアーノ種ね比率が高いよね(笑)。」
「モンテプルチアーノ種好きの私にはたまらんね(笑)。」
「同じモンテプルチアーノ種でもそんなに違うんですか?」
家内「日本に大量に輸入されていますが、いわゆるモンテプルチアーノ・ダブルッツオは軽い早飲みのワインがほとんどです。このコッレ・フリージオのワインもフレッシュ&フルーティーなスタイルですが、標高の高い産地なのでかなりしっかりした方です。酸があります。」
私「モンテプルチアーノ種は濃く造ると果実味が黒くなる傾向があるようです。一部の最先端の生産者は赤いベリー系の香りがしっかりしながらも飲み応えのあるヘビーなワインを造ろうとしているようです。例えばガロフォリかな。」
「マスキューさん 最近試飲会で辛口のロゼを良く出しますが、ロゼって味わいのパターンがありますよね?」
私「さすが!お見通しですね(笑)。大まかにはストロベリー系とアセロラ系に別れそうですね。」
「モンテプルチアーノ種の赤ってラズベリーの香りがするから、ストロベリー系な訳ですね(笑)。」
「チウ・チウはカシスやマスキューさん曰く黒豆の香りですけど、ロゼを造ったらストロベリー系になるんですかね?」
私「高度な質問ですね(笑)。恐らくそうなるかと。あったら飲んでみたいですね(笑)。」
やはり親しみのあるモンテプルチアーノ種。興味は尽きませんでした(笑)。
さて、後半戦のポルトガルです。
●『アトランティコ』2012年 赤 ポルトガル アレンテジャーノ 750ml 972円税込
「おっ!『アトランティコ』ですね。随分沢山このワイン飲んだなぁ(笑)。重宝してます(笑)。」
「このワインを友達に飲ませて『高いワインだな。』って随分騙したな(笑)。」
私「お世話になっております(笑)。今ではマスキュー不動の定番です(笑)。」
家内「でも、モンテプルチアーノ・ダブルッツオと比べると明らかに酸がない。」
「たしかに酸は無い(笑)。でも滑らかさとコクで美味しく飲めちゃいますよね(笑)。」
「樽のニュアンスもあるから旨く感じるんだよね。」
「モンテプルチアーノ・ダブルッツオみたいにはっきりしていないけど、果実味はちゃんと感じるよね。」
私「飲みやすい今風ではありますが、実に上手に出来ています。」
「そうそう。今風も悪くないよね(笑)。なんたって1000円しないんだからね!」
「飲みやすくてイイ!」
さて、続いてマスキューの隠れ定番(笑)。ジンブロです!
●ジンブロ 2008年 キンタ・ド・ジンブロ ポルトガル ドゥロD.O.C. 赤 750ml 1712円税込
家内「このワインはいわゆるポート・ワインの単一畑で造られたドライ・スタイルのワインです。」
「へぇー、ポートって甘いデザート・ワインですよね?」
私「はい。糖分が残った半醗酵状態にアルコール添加して造るいわゆる酒精強化ワインです。非常に長命で、保存性に優れています。」
「戦国時代に信長が飲んだワインですね(笑)。」
「普通の辛口赤ワインも出来るんだ?」
「辛口でも香りはポートみたいに甘くて重い(笑)。みっちりしてる。」
「タンニンの量が凄い。でも渋すぎない。この落ち着きは熟成したからですか?」
私「はい。ようやく本来楽しめる姿になったかと。今風ではありますが、飲み頃になるまで7年は要するワインでした。ジンブロはずっと扱ってきましたが、ようやく解りました(笑)。」
家内「高密度のタンニンが整った姿になった今がピークのようです(笑)。」
「今風と言っても時間のスパンは長いのですね(笑)。スゴく質感がありますよね。」
私「じつは、この後に入荷するジンブロは2011年なので、2008年があるうちに皆さんに味わっていただきたく、今回試飲会に出しました(笑)。いかがでしょう?」
「マスキューさん、それって2011年はスタイルが変わると言うことですか?」
私「これまた鋭い(笑)!でも、飲んでみないと解りませんが、可能性は高いかも(笑)。」
「アトランティコとジンブロを実際比べると価格の差を感じるよね(笑)。」
「でも、どちらもコスト・パフォーマンスの高さは驚きだし、目を開かせるワインだよね(笑)。」
「明らかにポルトガルの個性を感じる。ユニークだよね。シンプルだし、好きだな(笑)。」
「瓶に澱がベットリついてますね(笑)。でも、これが普通なんでしょうね(笑)。今時こんなに澱があるワインは珍しい(笑)。」
私「今風と言ってもプリミィティブなんですよね(笑)。」
「マスキューさん、ジンブロは全房醗酵してるのですか?」
私「除梗してるかと。全房醗酵していたら後10年以上経たないと飲みやすくならないかも?」
家内「それにしてもタンニンの量は凄い(笑)。個性なんでしょうね(笑)。」
さらにタンニン量はエスカレートします(笑)。
●モンテフィーノ・レゼルヴァ 2005年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 2098円税込
「これは完全にバッチリ熟成してるね(笑)。ブルネロっぽいかな?」
「説得力あるね(笑)。」
「マスキューさん、このワインはあとどのくらい持ちますか?」
私「今がピークであるのは間違いないですね。ジンブロより熟成は進んでいます。このあとは古酒になっていくかと。」
「深みがあるよね。あと広がりかな。大きさがある。」
「こうなるのに10年かかることは、長いのか短いのか(笑)?」
私「少なくとも、いわゆる今風の飲みやすく造られたワインはこうはなりません。」
「クラシックな今風(笑)。でも、クラシックだよね(笑)。」
「ジンブロと比べるとさらに価格差を感じる(笑)。ある意味真っ当かな(笑)。」
私「ポルトガルのワインは基本的にアロマチックではありませんが、質感があって納得のいけるワインかと。」
「みんなこんな感じですか?」
私「いえいえ。先日ポルトガル大使館主催の試飲会に行った印象では、もっと今風で(笑)、これも今風のスペイン・ワインに近いものばかりでした。マスキュー試飲会の方がクラシックかな(笑)。」
「あと、品種の特性があまり感じられませんが…?」
私「それが特性かも…。どれも複数品種のセパージュですが、あくまで作柄のリスク回避と混醸による深みのためであり、香りの複雑化ではないような気がします。少なくとも、何を何パーセント何を何パーセントにする、ような設計図がないようなワイン造りだと思います。」
家内「このモンテフィーノはアレンテジャーノの奥地 スペイン国境付近。酷暑と乾燥の苛酷な環境のようです。草も生えないようなところのようです(笑)。フィロキセラも侵入しなかったし、葡萄樹も根付かせることが困難なほどのようです。」
唯一試飲会のお客様でポルトガルに行かれたプロの旅行者Tご夫妻「アレンテジャーノは内陸に行けば行くほど何もない(笑)。あるのはコルク樫とオリーブの樹とワインくらいかな。スペインに近づくにつれさらに何もなく、荒野(笑)。」
家内「ポルトガルはコルク栓の世界シェアが60%でした!」
Tご夫妻「コルクの服も売ってましたよ(笑)。」
私「可愛そうなコルク樫は10年に一度皮を剥がれるんですよ(笑)。」
どうもありがとうございました。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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店内試飲会のラインナップ 201503
Mar 23, 2015 by weblogland |今月 3月27・28日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!
今回のテーマは前半戦は『春』。後半戦は『ポルトガル』です。
まずはマスキュー定番 イタリア サルデーニャ島のヴェルメンティーノ。いかにも『春』なのです(笑)。
◯ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2013年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1759円税込
ご存知イタリア サルデーニャ島のトップランナー パーラの造るヴェルメンティーノです。
サルデーニャ島のヴェルメンティーノと言うと島の北部で造られるD.O.C.G.ヴェルメンティーノ・ディ・ガルーラが頂点には違いありませんが、ちょっと高くて普段飲みには向いていません(笑)。
かといってイタリア本島の数多あるヴェルメンティーノだと緩い(笑)。
香りの広がりと強さがあり、ミネラル感、植物のニュアンスがあるパーラのヴェルメンティーノはやはりグッド。
魚介類からアスパラ・トマトなどの野菜そしてシェーブルのチーズまで合わせやすいのは福音なのです。
もちろんワイン自体の揺るがない構造の良さがあってのこと。
そしてイタリアを代表するモンテプルチアーノ種のロゼと赤を比べていただきます。
◯チェラスオーロ・ダブルッツォ 2013年 コッレフリージオ ロゼ イタリア アプルッツオ州 チェラスオーロ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
このワイン、アプルッツオ州南部の新進ワイナリー コッレフリージオが造ります。コッレフリージオは有機栽培を導入した35ヘクタールの自社畑の葡萄だけでワイナリー造りを行っています。地元の自然環境を重視し、テロワールを表現することを何よりも大切に考えています。
直接圧搾法で造られていますから、モンテプルチアーノ種の香りだけ引き出し、タンニンを取り除いた感じ。ラズベリーの香りが全開の春らしい辛口ワインなのです。
●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2012年 コッレフリージオ 赤 イタリア アプルッツオ州 モンテプルチアーノ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
マスキューではロゼのチェラスオーロ・ダブルッツォが定番となっており、何故だかメインのモンテプルチアーノ・ダブルッツォがない(笑)。
これはいけない!
赤とロゼ両方あってこそモンテプルチアーノ種が理解出来るはず!府に落ちるのです。
でも、両者を飲み比べてみて更にロゼと赤ワインの迷宮にハマるかも(笑)?決定的な差があるようで無い?
さて、後半戦『ポルトガル』のトップバッターはマスキュー定番の『アトランティコ』。コストパフォーマンスの高さは周知(笑)。今風ポルトガルのトップランナーと言えるかと。
●『アトランティコ』2012年 赤 ポルトガル アレンテジャーノ 750ml 972円税込
ポルトガル南側のアレンテジャーノ地域の地酒です。フランスのエリアのヴァン・ド・ペイにあたるヴィーニョ・レジオナウ・アレンテジャーノ。
このワインまず見た目がカッコイイ。ラベルとキャップシールのデザインが素敵なのです。品良く高級感が漂ってます(笑)。
生産者のアレクシャンデレ・レウヴァスは2003年にアレンテジャーノの中心部分の新興ワイン産地アレンテージョに設立されました。環境に配慮した環境保全型農法を実施しているそうです。(単純に有機農法や無農薬とは違ったポルトガル独自の理念があるようです。)
セパージュはトリンカデイラ34%、アリカンテ・ブーシェ33%、アラゴネス33%と在来の品種で、ステンレスタンクで発酵後、バリックで3ヶ月熟成されます。
味わいはビックリするほど鮮烈!
完熟した赤い果実が溢れ出ます。明瞭な赤い果実味には赤紫蘇やハイビスカスの酸味がアクセントとなり深みを演出します。
アルコール分も14.5%ありますからボディーもしっかりしており、鮮烈な果実味が渦巻いています。濃密な舌触りも説得力十分です。
このインパクト、価格の常識を遥かに上回ります。
次は地味に実に美味しい『ジンブロ』です。これもマスキュー定番なのですが、あまり売れない(笑)。でも、売りたい!
ホントにお勧めワインなのです。
●ジンブロ 2008年 キンタ・ド・ジンブロ ポルトガル ドゥロD.O.C. 赤 750ml 1712円税込
このワイナリーは1993年にマヌエル・ピント・エスパニョルさんが始めた家族経営のワイナリーです。ワイナリー名になっているキンタ・ド・ジンブロとは畑名で「ジンブロ畑」の意味です。この「ジンブロ畑」は1875年にヴィンテージ・ポートがつくられた記録があるほどの一流の畑でした。ドウロ・スペリュール地区にあり、長年ブロス&アルメディア社のヴィンテージ・ポートをつくってきました。エスパニョルさんは2003年にこの畑を取得して、ポートではなくスティルワイン造りにチャレンジしました。
このワインはトウリガ・ナシオナル30パーセント、トウリガ・フランカ30パーセント、ティンタ・ロリス20パーセント、ティンタ・バロッカ20パーセントとすべてポート用のブドウでつくられます。木樽も400Lと500Lのフレンチとアメリカンオークのものを使います。無理にバリックを使わないところが良いのです。密度が高い果実味と樽香の溶け込みは素晴らしく、まさにハイグレード!余韻がもう少し長ければグレートワインになれそうです。
柔らかでキメの細かいタンニンは飲み手に安寧を与えてくれます。
新たなスターの予感がします。
ここまで密度がありながら、エレガントさを伴ったワインに度肝を抜かれました。ブラインドで飲んだら、ポートの産地のワインとはまず判らないですね。
恐るべしポルトガルワイン。
いままで何度かポートの産地の赤ワインを飲みましたが、完成度は一番のワインです
目が放せない産地ですね。
なんたってポテンシャルの高さが桁外れです。
しかも安い(笑)!
最後は、ケチなマスキューが見つけた安くて美味しくてビックリのワインです(笑)。
●モンテフィーノ・レゼルヴァ 2005年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 2098円税込
このワインの生産地域はヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 。スペインとの国境となるサエ・マメデ山脈に連なるペーニャ山の中腹に畑はあります。南北に伸びる国境線の真ん中あたりですね。
畑は真っ白(笑)。白い花崗岩の二次堆積で覆われています。御影石の産地として有名で、日本にも輸出されているとか。
生産者のモンテ・ダ・ペーニャは1984年創業の家族経営。畑に生えていた古木の葡萄樹を台木にしたそうです。なんでも暑すぎてフィロキセラも生きていけないそうです(笑)。また、いきなり若い木を植えても土壌に水分が無いため根づかないため、ある程度根が張るまでは灌漑しないといけないそうです。
造りはシンプル。手摘みで収穫後すぐに除梗破砕してアルコール醗酵。1ヶ月ほど醸してからアリエ産のフレンチオーク樽で1年熟成させてからアッサンブラージュして瓶詰めし、更に飲み頃になるまで瓶熟成させます。最終的には8年経ってようやくリリース。今時珍しいクラシックなスローぶりなのです(笑)。
セパージュは地場品種トゥーリガー・ナショナル、トリンカデイラ、アリカンテ・ブーシェ、アラゴネス。味わいは長い熟成により深み複雑さの頂点。暑い産地のワインですから明瞭さには欠けますが、バランスのとれた凝縮した果実味は圧巻です。大量のグリセリンが熟成によりエステル香に変わってきていますので、アレルギーを起こす方もいるかも?でも、これもスタイル(笑)。好きになるか?嫌いになるか?貴方次第なのです。
ただし、ずば抜けた品質は保証いたします(笑)。
以上6本、皆様のお越しお待ち申し上げます
今回のテーマは前半戦は『春』。後半戦は『ポルトガル』です。
まずはマスキュー定番 イタリア サルデーニャ島のヴェルメンティーノ。いかにも『春』なのです(笑)。
◯ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ 2013年 パーラ イタリア 白 サルデーニャ島 D.O.C.750ml 1759円税込
ご存知イタリア サルデーニャ島のトップランナー パーラの造るヴェルメンティーノです。
サルデーニャ島のヴェルメンティーノと言うと島の北部で造られるD.O.C.G.ヴェルメンティーノ・ディ・ガルーラが頂点には違いありませんが、ちょっと高くて普段飲みには向いていません(笑)。
かといってイタリア本島の数多あるヴェルメンティーノだと緩い(笑)。
香りの広がりと強さがあり、ミネラル感、植物のニュアンスがあるパーラのヴェルメンティーノはやはりグッド。
魚介類からアスパラ・トマトなどの野菜そしてシェーブルのチーズまで合わせやすいのは福音なのです。
もちろんワイン自体の揺るがない構造の良さがあってのこと。
そしてイタリアを代表するモンテプルチアーノ種のロゼと赤を比べていただきます。
◯チェラスオーロ・ダブルッツォ 2013年 コッレフリージオ ロゼ イタリア アプルッツオ州 チェラスオーロ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
このワイン、アプルッツオ州南部の新進ワイナリー コッレフリージオが造ります。コッレフリージオは有機栽培を導入した35ヘクタールの自社畑の葡萄だけでワイナリー造りを行っています。地元の自然環境を重視し、テロワールを表現することを何よりも大切に考えています。
直接圧搾法で造られていますから、モンテプルチアーノ種の香りだけ引き出し、タンニンを取り除いた感じ。ラズベリーの香りが全開の春らしい辛口ワインなのです。
●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2012年 コッレフリージオ 赤 イタリア アプルッツオ州 モンテプルチアーノ・ダブルッツォD.O.C.750ml 1481円税込
マスキューではロゼのチェラスオーロ・ダブルッツォが定番となっており、何故だかメインのモンテプルチアーノ・ダブルッツォがない(笑)。
これはいけない!
赤とロゼ両方あってこそモンテプルチアーノ種が理解出来るはず!府に落ちるのです。
でも、両者を飲み比べてみて更にロゼと赤ワインの迷宮にハマるかも(笑)?決定的な差があるようで無い?
さて、後半戦『ポルトガル』のトップバッターはマスキュー定番の『アトランティコ』。コストパフォーマンスの高さは周知(笑)。今風ポルトガルのトップランナーと言えるかと。
●『アトランティコ』2012年 赤 ポルトガル アレンテジャーノ 750ml 972円税込
ポルトガル南側のアレンテジャーノ地域の地酒です。フランスのエリアのヴァン・ド・ペイにあたるヴィーニョ・レジオナウ・アレンテジャーノ。
このワインまず見た目がカッコイイ。ラベルとキャップシールのデザインが素敵なのです。品良く高級感が漂ってます(笑)。
生産者のアレクシャンデレ・レウヴァスは2003年にアレンテジャーノの中心部分の新興ワイン産地アレンテージョに設立されました。環境に配慮した環境保全型農法を実施しているそうです。(単純に有機農法や無農薬とは違ったポルトガル独自の理念があるようです。)
セパージュはトリンカデイラ34%、アリカンテ・ブーシェ33%、アラゴネス33%と在来の品種で、ステンレスタンクで発酵後、バリックで3ヶ月熟成されます。
味わいはビックリするほど鮮烈!
完熟した赤い果実が溢れ出ます。明瞭な赤い果実味には赤紫蘇やハイビスカスの酸味がアクセントとなり深みを演出します。
アルコール分も14.5%ありますからボディーもしっかりしており、鮮烈な果実味が渦巻いています。濃密な舌触りも説得力十分です。
このインパクト、価格の常識を遥かに上回ります。
次は地味に実に美味しい『ジンブロ』です。これもマスキュー定番なのですが、あまり売れない(笑)。でも、売りたい!
ホントにお勧めワインなのです。
●ジンブロ 2008年 キンタ・ド・ジンブロ ポルトガル ドゥロD.O.C. 赤 750ml 1712円税込
このワイナリーは1993年にマヌエル・ピント・エスパニョルさんが始めた家族経営のワイナリーです。ワイナリー名になっているキンタ・ド・ジンブロとは畑名で「ジンブロ畑」の意味です。この「ジンブロ畑」は1875年にヴィンテージ・ポートがつくられた記録があるほどの一流の畑でした。ドウロ・スペリュール地区にあり、長年ブロス&アルメディア社のヴィンテージ・ポートをつくってきました。エスパニョルさんは2003年にこの畑を取得して、ポートではなくスティルワイン造りにチャレンジしました。
このワインはトウリガ・ナシオナル30パーセント、トウリガ・フランカ30パーセント、ティンタ・ロリス20パーセント、ティンタ・バロッカ20パーセントとすべてポート用のブドウでつくられます。木樽も400Lと500Lのフレンチとアメリカンオークのものを使います。無理にバリックを使わないところが良いのです。密度が高い果実味と樽香の溶け込みは素晴らしく、まさにハイグレード!余韻がもう少し長ければグレートワインになれそうです。
柔らかでキメの細かいタンニンは飲み手に安寧を与えてくれます。
新たなスターの予感がします。
ここまで密度がありながら、エレガントさを伴ったワインに度肝を抜かれました。ブラインドで飲んだら、ポートの産地のワインとはまず判らないですね。
恐るべしポルトガルワイン。
いままで何度かポートの産地の赤ワインを飲みましたが、完成度は一番のワインです
目が放せない産地ですね。
なんたってポテンシャルの高さが桁外れです。
しかも安い(笑)!
最後は、ケチなマスキューが見つけた安くて美味しくてビックリのワインです(笑)。
●モンテフィーノ・レゼルヴァ 2005年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 2098円税込
このワインの生産地域はヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 。スペインとの国境となるサエ・マメデ山脈に連なるペーニャ山の中腹に畑はあります。南北に伸びる国境線の真ん中あたりですね。
畑は真っ白(笑)。白い花崗岩の二次堆積で覆われています。御影石の産地として有名で、日本にも輸出されているとか。
生産者のモンテ・ダ・ペーニャは1984年創業の家族経営。畑に生えていた古木の葡萄樹を台木にしたそうです。なんでも暑すぎてフィロキセラも生きていけないそうです(笑)。また、いきなり若い木を植えても土壌に水分が無いため根づかないため、ある程度根が張るまでは灌漑しないといけないそうです。
造りはシンプル。手摘みで収穫後すぐに除梗破砕してアルコール醗酵。1ヶ月ほど醸してからアリエ産のフレンチオーク樽で1年熟成させてからアッサンブラージュして瓶詰めし、更に飲み頃になるまで瓶熟成させます。最終的には8年経ってようやくリリース。今時珍しいクラシックなスローぶりなのです(笑)。
セパージュは地場品種トゥーリガー・ナショナル、トリンカデイラ、アリカンテ・ブーシェ、アラゴネス。味わいは長い熟成により深み複雑さの頂点。暑い産地のワインですから明瞭さには欠けますが、バランスのとれた凝縮した果実味は圧巻です。大量のグリセリンが熟成によりエステル香に変わってきていますので、アレルギーを起こす方もいるかも?でも、これもスタイル(笑)。好きになるか?嫌いになるか?貴方次第なのです。
ただし、ずば抜けた品質は保証いたします(笑)。
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試飲会の準備にムチ
Mar 15, 2015 by weblogland |そろそろ今月3月の試飲会の準備にムチが入りました(笑)。
テーマはまだ決まりませんが(笑)、幾つか候補が上がり始めました。来週になるとサンプルも届きますから、来週中には決めたいところ。
まず、行けそうなのはポルトガルの2005年の赤。熟成の第2段階に入りつつあるところ。ポルトガルの赤は若い内は圧倒的な甘さで飲めますが、割りと熟成に向きません。酸の無さが災いしてるようです。まあ、もっとも日本に来るワインは今風の酸が少ないワインばかりですから、期待する方が悪いかな(笑)。
でも中にはクラシックな良さを残したワインもあるかと。マスキューの定番ジンブロと比較試飲するのも一興かな?
そう言えば、先日行ったポルトガル・ワインの試飲会は散々でしたっけ(笑)。割りとコスト・パフォーマンスの高いワインに当たりませんでした。どれも似たような味だったし…。
テーマはまだ決まりませんが(笑)、幾つか候補が上がり始めました。来週になるとサンプルも届きますから、来週中には決めたいところ。
まず、行けそうなのはポルトガルの2005年の赤。熟成の第2段階に入りつつあるところ。ポルトガルの赤は若い内は圧倒的な甘さで飲めますが、割りと熟成に向きません。酸の無さが災いしてるようです。まあ、もっとも日本に来るワインは今風の酸が少ないワインばかりですから、期待する方が悪いかな(笑)。
でも中にはクラシックな良さを残したワインもあるかと。マスキューの定番ジンブロと比較試飲するのも一興かな?
そう言えば、先日行ったポルトガル・ワインの試飲会は散々でしたっけ(笑)。割りとコスト・パフォーマンスの高いワインに当たりませんでした。どれも似たような味だったし…。
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今ポルトガルのワインを捜しています
Apr 10, 2012 by weblogland |マスキューでは定番としてアトランティコとジンブロを取り扱っていますが、もう少し品数が欲しいところなのです。
先日もサンプルを取り寄せてみましたが、どうも今ひとつしっくりきませんでした。ビックリするようなワインありませんかね?
雑誌などで注目されるように濃いワインが多いのですが、やはり濃いだけではダメ。ある程度のエレガントさがないと飽きられてしまいます。それでいて安い(笑)ワインですから、簡単に見つかりません。
うーん。
先日の試飲会で美味しいワインがあるにはありましたが、高い(笑)。まあ、ちゃんとコストをかけて造ったワインで馬鹿に安いものはありませんから…。
ミドルクラスの価格帯のワインを捜した方が良いかも?ポルトガルもヨーロッパですから、安い量産品より、しっかり造った名も無きワインを捜す方が賢明かもしれません。
良い情報があったらコッソリ教えてくださいね(笑)。
先日もサンプルを取り寄せてみましたが、どうも今ひとつしっくりきませんでした。ビックリするようなワインありませんかね?
雑誌などで注目されるように濃いワインが多いのですが、やはり濃いだけではダメ。ある程度のエレガントさがないと飽きられてしまいます。それでいて安い(笑)ワインですから、簡単に見つかりません。
うーん。
先日の試飲会で美味しいワインがあるにはありましたが、高い(笑)。まあ、ちゃんとコストをかけて造ったワインで馬鹿に安いものはありませんから…。
ミドルクラスの価格帯のワインを捜した方が良いかも?ポルトガルもヨーロッパですから、安い量産品より、しっかり造った名も無きワインを捜す方が賢明かもしれません。
良い情報があったらコッソリ教えてくださいね(笑)。
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ジンブロ 2006年入荷しました!
Sep 17, 2011 by toshiaki |ジンブロ 2006年ヴィンテージ入荷しました!
ボルトガルのポート・ワインの優良地で造られる赤ワイン。キンタ・ド・ジンブロの『ジンブロ』が2006年ヴィンテージで再入荷いたしました。価格はちょっと安くなり1620円(税込み)です。
圧倒的な濃密さで、飲み手を唸らせた意欲的なワイン。密度感は相変わらずです(笑)。
このワインは単一畑でつくられますから、2006年は2005年とは趣が少し違うようです。アルコール分は13.5%と2005年よりは少し低いようですが、よりエレガントな方向性が感じられます。
うーん。
ポルトガルは2005年と2006年はともに暑い夏でしたが、2006年の方が収穫が早かったような感じですね。アルコールが上がりすぎないような配慮が感じられます。過ぎたるは及ばざるが如しですか(笑)。簡単に過ぎたワインが出来る彼の地からの挑戦かも?
なんとなくキンタ・ド・ジンブロが目指すところが見えたような気がします。今後も続けて観測します(笑)。
ボルトガルのポート・ワインの優良地で造られる赤ワイン。キンタ・ド・ジンブロの『ジンブロ』が2006年ヴィンテージで再入荷いたしました。価格はちょっと安くなり1620円(税込み)です。
圧倒的な濃密さで、飲み手を唸らせた意欲的なワイン。密度感は相変わらずです(笑)。
このワインは単一畑でつくられますから、2006年は2005年とは趣が少し違うようです。アルコール分は13.5%と2005年よりは少し低いようですが、よりエレガントな方向性が感じられます。
うーん。
ポルトガルは2005年と2006年はともに暑い夏でしたが、2006年の方が収穫が早かったような感じですね。アルコールが上がりすぎないような配慮が感じられます。過ぎたるは及ばざるが如しですか(笑)。簡単に過ぎたワインが出来る彼の地からの挑戦かも?
なんとなくキンタ・ド・ジンブロが目指すところが見えたような気がします。今後も続けて観測します(笑)。
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ジンブロ 2005年 キンタ・ド・ジンブロ
Sep 23, 2010 by toshiaki |ようやく秋らしくなりましたね。というより一気に秋になったようです(笑)。車で暖房つけちゃいました。今日は祝日ですが、ワインを求めるお客様がチラホラ来られました。ようやくワインシーズンに入ったようです。
ところで昨日はジンブロ2005年を飲みました。ポルトガルのポートを作る畑で作ったドライな赤ワインです。
もう残り少なくなってきたので、味わいの変化を確認する意味で飲んでみました。
やはり凄いですね。全然枯れてませんね(笑)。力強さがまだ渦巻いています。甘さとのバランスが大分取れてきてはいますが、落ち着くまでにあと5年くらいかかりそうです。暑いポートの産地ですからワインに酸がなく熟成も早く進みそうですが、とんでもない。酸はしっかりあり、ワインのボリュームを支えてます。
こりゃ一筋縄じゃいかないですね。
ポート同様素晴らしい生命力がありました。1本取っておいて10年後に飲んでみようと思いました。
恐るべきポテンシャルなのです。
ところで昨日はジンブロ2005年を飲みました。ポルトガルのポートを作る畑で作ったドライな赤ワインです。
もう残り少なくなってきたので、味わいの変化を確認する意味で飲んでみました。
やはり凄いですね。全然枯れてませんね(笑)。力強さがまだ渦巻いています。甘さとのバランスが大分取れてきてはいますが、落ち着くまでにあと5年くらいかかりそうです。暑いポートの産地ですからワインに酸がなく熟成も早く進みそうですが、とんでもない。酸はしっかりあり、ワインのボリュームを支えてます。
こりゃ一筋縄じゃいかないですね。
ポート同様素晴らしい生命力がありました。1本取っておいて10年後に飲んでみようと思いました。
恐るべきポテンシャルなのです。
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テッラ・プラナ
Jan 04, 2010 by toshiaki |ポルトガルのワイン、テッラ・プラナを昨日飲みました。
このワイン、ポルトガル南部のワイン産地アレンテージョのワインです。2006年のヴィンテージで去年の春に入荷したものです。
うーん!
ようやく飲む頃に入った感じです。渦巻いていた果実味にはっきりした方向性が見えたかのようです。停滞していた台風が向かう先を決めて動き出したかのようです(笑)。いかにもポルトガルらしい重厚で硬質なワインです。これと比べるとダンのアストロラビウムは、ポルトガルワインらしからぬまとまりと柔らかさがあります。ワインとして出来上がった感があります。
テッラ・プラナがクラシックでアストロラビウムが今風なのですかね。
そうなるとドゥロのジンブロはそうすると中間ですか?
まあ、いずれにせよ高いポテンシャルを持つ産地には違いありません。今年はポルトガルの頂点と言われる赤ワインを飲んでみたいものです。
ワイン宗主国ですからスゴいワインがありそうです!
このワイン、ポルトガル南部のワイン産地アレンテージョのワインです。2006年のヴィンテージで去年の春に入荷したものです。
うーん!
ようやく飲む頃に入った感じです。渦巻いていた果実味にはっきりした方向性が見えたかのようです。停滞していた台風が向かう先を決めて動き出したかのようです(笑)。いかにもポルトガルらしい重厚で硬質なワインです。これと比べるとダンのアストロラビウムは、ポルトガルワインらしからぬまとまりと柔らかさがあります。ワインとして出来上がった感があります。
テッラ・プラナがクラシックでアストロラビウムが今風なのですかね。
そうなるとドゥロのジンブロはそうすると中間ですか?
まあ、いずれにせよ高いポテンシャルを持つ産地には違いありません。今年はポルトガルの頂点と言われる赤ワインを飲んでみたいものです。
ワイン宗主国ですからスゴいワインがありそうです!
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ジンブロ2005年大人気です!
Mar 08, 2009 by toshiaki |ジンブロ2005年大人気です!
あのポルトガルワインです。
皆さん新しい経験に敏感です。
私もそのポテンシャルの高さに当初は戸惑いました(笑)。
なんたってヴィンテージポートを作る変わりにスティルワインつくった訳ですから。
余韻の長さと抜栓後の保ちの良さは特筆ものです。やはりポートの力強いD.N.A.が生きているのですね。酸やミネラルがしっかりしたワインですから簡単に崩れません。構造の素晴らしさからは丹念なワインづくりと恵まれた環境が伺えます。
おそらくスターとなるワインに違いありません。そうなると高くなるのですかね?
うーん。今の値段は安過ぎると皆さんおっしゃいますが。
まあ、先のことは考えずに飲んで楽しむことにしましょう(笑)。
このワイン飲まないと後悔します(笑)。
あのポルトガルワインです。
皆さん新しい経験に敏感です。
私もそのポテンシャルの高さに当初は戸惑いました(笑)。
なんたってヴィンテージポートを作る変わりにスティルワインつくった訳ですから。
余韻の長さと抜栓後の保ちの良さは特筆ものです。やはりポートの力強いD.N.A.が生きているのですね。酸やミネラルがしっかりしたワインですから簡単に崩れません。構造の素晴らしさからは丹念なワインづくりと恵まれた環境が伺えます。
おそらくスターとなるワインに違いありません。そうなると高くなるのですかね?
うーん。今の値段は安過ぎると皆さんおっしゃいますが。
まあ、先のことは考えずに飲んで楽しむことにしましょう(笑)。
このワイン飲まないと後悔します(笑)。
あのポルトガルワインです。
皆さん新しい経験に敏感です。
私もそのポテンシャルの高さに当初は戸惑いました(笑)。
なんたってヴィンテージポートを作る変わりにスティルワインつくった訳ですから。
余韻の長さと抜栓後の保ちの良さは特筆ものです。やはりポートの力強いD.N.A.が生きているのですね。酸やミネラルがしっかりしたワインですから簡単に崩れません。構造の素晴らしさからは丹念なワインづくりと恵まれた環境が伺えます。
おそらくスターとなるワインに違いありません。そうなると高くなるのですかね?
うーん。今の値段は安過ぎると皆さんおっしゃいますが。
まあ、先のことは考えずに飲んで楽しむことにしましょう(笑)。
このワイン飲まないと後悔します(笑)。
あのポルトガルワインです。
皆さん新しい経験に敏感です。
私もそのポテンシャルの高さに当初は戸惑いました(笑)。
なんたってヴィンテージポートを作る変わりにスティルワインつくった訳ですから。
余韻の長さと抜栓後の保ちの良さは特筆ものです。やはりポートの力強いD.N.A.が生きているのですね。酸やミネラルがしっかりしたワインですから簡単に崩れません。構造の素晴らしさからは丹念なワインづくりと恵まれた環境が伺えます。
おそらくスターとなるワインに違いありません。そうなると高くなるのですかね?
うーん。今の値段は安過ぎると皆さんおっしゃいますが。
まあ、先のことは考えずに飲んで楽しむことにしましょう(笑)。
このワイン飲まないと後悔します(笑)。
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大人気, 売り切れになったジンブロ再入荷
Mar 03, 2009 by toshiaki |先日の試飲会で大人気となり売り切れになったジンブロですが、再入荷いたしました。
2006年ヴィンテージがてっきり来るものだと思ったら2005年がきました。
ラッキーです!
あと気がついたのですが、ポルトガルを流れるドゥロ河は上流のスペインではデュエロ河と呼ばれています。(今更何を言っている。)
そーなのですスペインの大名釀地リベラ・デル・デュエロとはこの河に由来する産地なのです。
スペインの至宝と言われるウニコもポルトガルのポートも同じ河沿いのワインなのです。
まあ、地図を見れば分かることなのですが(笑)。ますますこのワインにのめりこみそうです。
私にとっては幸せな事なのです。
妄想が広がります(笑)。
2006年ヴィンテージがてっきり来るものだと思ったら2005年がきました。
ラッキーです!
あと気がついたのですが、ポルトガルを流れるドゥロ河は上流のスペインではデュエロ河と呼ばれています。(今更何を言っている。)
そーなのですスペインの大名釀地リベラ・デル・デュエロとはこの河に由来する産地なのです。
スペインの至宝と言われるウニコもポルトガルのポートも同じ河沿いのワインなのです。
まあ、地図を見れば分かることなのですが(笑)。ますますこのワインにのめりこみそうです。
私にとっては幸せな事なのです。
妄想が広がります(笑)。
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試飲会リポート
Mar 01, 2009 by toshiaki |今回はかなり面白かったです。
まずスペインのアバイです。
「うわっ、甘い!」
ファーストアタックが鮮烈なのです。
「なんで900円なの?」
「ワインって値段じゃないんだ!」
「熟したジャムっぽくありませんか?良いボジョレーに似ていませんか?結構好きなタイプです。」
たしかにこのワイン残糖が感じられますが、アルコール分が14パーセントもあります。酸もそこそこありますので、バランスを保っているのです。値段からしても、有り得ないレベルです。
今回一番本数が売れました。さすが皆さん分かってらっしゃる(笑)。
次のオーストラリアのメルロとピノ・ノアールは「本当にオーストラリアワイン?」
「鮮烈~、それでいて濃いね。」
「経験したことのない味ですね。」
このオーストラリアのワインは開けたての方が、受けが良かったです(笑)。それでも一昔前のオーストラリアワインと比べると格段に進化しています。更に良くなる生産者です。
つぎのイタリアの巨匠マストロベラルディーノは「やっさしい~!」
「泥臭いけど、ちっとも嫌みじゃない。柔らか。」
そーなのです。タンニンの柔らかさと深みがアリアニコ種の真骨頂なのです。
「これこそピッツァマルゲリータや生ハムにピッタリですね。」
「キャベツをオリーブオイルで炒めて、アンチョビをいれても良いかも!」
なかなかお手頃のアリアニコがない中、さすが巨匠!手を抜きません。
続いては、大人気で無くなってしまったポルトガルのジンブロ2005年です。「凄い果実味!」
「これって高いワインじゃありませんか?」
抜栓後2時間くらい経ちますと更に全開!
「飲みやすい。ちょっとボルドーワインみたくない?エレガントだよね。」
「香りが凄い!余韻が長い。」
「なんでこんな値段なの?」
やっぱり密度の高さは尋常ではありません。恐るべしポルトガル。足りなくなって申し訳ございませんでした。次回は2006年にヴィンテージが変わります。
最期のブルゴーニュ・リューリーは圧巻でした。ジンブロの後でも、涼しい顔です。存在感はまさに出色!
「初めてワインを飲んで感動した時を思い出しました。」
これって最高の褒め言葉です!
「旨い!」
柑橘類やトロピカルフルーツの香りが十分なミネラルと酸に支えられています。アルコール分が14パーセントとは全く感じないハーモニーの良さは、完璧です。平伏すほどのワインです。
誰もが旨さを認める白ワインでした。
前回はシャブリのボーロワ2006年を飲みましたが、ワインが整い出来上がっていました。同じ2006年でもブルゴーニュは南側の方がどうも作柄が良いようですね。
昨日は皆様の御来店本当にありがとうございました。勉強になりました。
まずスペインのアバイです。
「うわっ、甘い!」
ファーストアタックが鮮烈なのです。
「なんで900円なの?」
「ワインって値段じゃないんだ!」
「熟したジャムっぽくありませんか?良いボジョレーに似ていませんか?結構好きなタイプです。」
たしかにこのワイン残糖が感じられますが、アルコール分が14パーセントもあります。酸もそこそこありますので、バランスを保っているのです。値段からしても、有り得ないレベルです。
今回一番本数が売れました。さすが皆さん分かってらっしゃる(笑)。
次のオーストラリアのメルロとピノ・ノアールは「本当にオーストラリアワイン?」
「鮮烈~、それでいて濃いね。」
「経験したことのない味ですね。」
このオーストラリアのワインは開けたての方が、受けが良かったです(笑)。それでも一昔前のオーストラリアワインと比べると格段に進化しています。更に良くなる生産者です。
つぎのイタリアの巨匠マストロベラルディーノは「やっさしい~!」
「泥臭いけど、ちっとも嫌みじゃない。柔らか。」
そーなのです。タンニンの柔らかさと深みがアリアニコ種の真骨頂なのです。
「これこそピッツァマルゲリータや生ハムにピッタリですね。」
「キャベツをオリーブオイルで炒めて、アンチョビをいれても良いかも!」
なかなかお手頃のアリアニコがない中、さすが巨匠!手を抜きません。
続いては、大人気で無くなってしまったポルトガルのジンブロ2005年です。「凄い果実味!」
「これって高いワインじゃありませんか?」
抜栓後2時間くらい経ちますと更に全開!
「飲みやすい。ちょっとボルドーワインみたくない?エレガントだよね。」
「香りが凄い!余韻が長い。」
「なんでこんな値段なの?」
やっぱり密度の高さは尋常ではありません。恐るべしポルトガル。足りなくなって申し訳ございませんでした。次回は2006年にヴィンテージが変わります。
最期のブルゴーニュ・リューリーは圧巻でした。ジンブロの後でも、涼しい顔です。存在感はまさに出色!
「初めてワインを飲んで感動した時を思い出しました。」
これって最高の褒め言葉です!
「旨い!」
柑橘類やトロピカルフルーツの香りが十分なミネラルと酸に支えられています。アルコール分が14パーセントとは全く感じないハーモニーの良さは、完璧です。平伏すほどのワインです。
誰もが旨さを認める白ワインでした。
前回はシャブリのボーロワ2006年を飲みましたが、ワインが整い出来上がっていました。同じ2006年でもブルゴーニュは南側の方がどうも作柄が良いようですね。
昨日は皆様の御来店本当にありがとうございました。勉強になりました。
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御来店ありがとうございました
Mar 01, 2009 by toshiaki |今日は御来店いただき、どうもありがとうございました。
ジンブロ2005年が途中で完売してしまい、申し訳ございませんでした。
試飲会の詳細は明日お知らせいたします。
本日は御来店どうもありがとうございました。
ジンブロ2005年が途中で完売してしまい、申し訳ございませんでした。
試飲会の詳細は明日お知らせいたします。
本日は御来店どうもありがとうございました。
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