今月12月22(17時~20時30分)、23日(11時~20時30分)マスキューの店内試飲会のラインナップ決まりました!
今月はいつもより開催が1週間早いのでバタバタしました(笑)。
まずは泡。シャンパンのみならずクレマンも価格が上昇している昨今、嬉しい価格のクレマンの登場です。
マスキューではこのクレマン以前定番として扱っておりましたが、価格上昇の為一時扱いを中止しました。でも、今回特別価格にての限定販売にこぎつけました。
アルザスのクレマンはピノ・ブランに限ると言う諸兄!
お待たせいたしました!
◯クレマン・ダルザス ブリュット カーヴ・ド・オルシュヴィレール クレマン フランス 発泡性 白750ml 1995円税込み
カーヴ・ド・オルシュヴィレールは1957年にアルザスに設立された生産者組合です。どちらかと言えば自立性の強い小規模な協同組合です。それゆえ、畑の管理や栽培方法など厳密な規格で取り組めているようです。
このクレマンは手摘みで収穫され、瓶熟成も15ヶ月しっかり行われています。ピノ・ブラン種100%で造られており、畑も定まっています。単に葡萄だけ集めて造ったものではありません。その証拠が味わいです。柑橘系の複雑で華やか味わいに、赤いプラムの果実味が加わり、香りは万華鏡。シャンパーニュのような重厚な熟成感はありませんが、明瞭で複雑なアロマチックな香りは極めて個性的です。
うーん。
アルザスのクレマンは様々な品種で造られ、たしかにアロマチックではありますが、とらえどころがない(笑)。これぞアルザスと言えない多様性なのです。もちろん美味しいのですが、この点がどうしてもマスキューで取り扱いに至らなかった理由でもあります。
そして、マスキュー初登場 モルドヴァの赤と白。モルドヴァってどこ?
もちろん地図は用意しています。ご一緒にお勉強しましょう!
ワインは実によろしいのです(笑)。
◯アスコニ エスペシャル・シャルドネ 2011年 モルドヴァ コドル地区 白 750ml 1280円税込み スクリュー・キャップ
モルドヴァ中部の生産地区コドルのシャルドネ。
東欧らしい品のある旨味がある味わいにはビックリ!
収穫量から推算すると1本の葡萄樹からワイン2本と価格帯以上のコスト・パフォーマンス。
ステンレス・タンクで醗酵後、ハンガリアン・オークで熟成させてリリース。過剰な樽香りがなく、焦点のあった出来上がり。広がりが素晴らしい!オリジナリティーのあるシャルドネを飲むのは久しぶりです(笑)。
●シャトー・アスコニ メルロ 2012年 モルドヴァ コドル地区 赤 750ml 1280円税込み
ステンレス・タンクで醗酵後、ハンガリアン・フレンチ・アメリカンオークで熟成させた後、アッサンブラージュさせて瓶詰めリリース。技術力があります。舌触りの粉っぽさの理由はこの当りにありそうです(笑)。
溶け込みが良く過剰な樽香がなく、フードフレンドリーな味わい。ハーブやミネラルが液体に程よく溶け込んでいます。東欧らしいみっちりして落ち着いた佇まいですね(笑)。
基本的にあまりアロマチックではありませんから、良く見かけるような癖のない出来上がりでもあります。見逃しそうですが(笑)、飲み飽きしない品の良さがあります。このワインばかり飲んでも大丈夫です(笑)。
飲んでみて作為を感じない点、秀逸であり、産地としての優位性を感じます。
さて、お次のこのワイン、マスキューの定番として2561円税込みで販売していました。
以前試飲会でご好評いただいた変な名前のワインと言えばご記憶かと(笑)。今回限りの大特価!在庫限りとなります。欠品の節はお許しを!
美味しいんですよ(笑)。
●『ペタル・プルプル』 2010年 ドメーヌ・パン・デ・マルグリット フランス ルーション サン・シニアンA.C.赤 750ml 1980円税込み
この『ペタル・プルプル』は、1942年に植樹した古木のカリニャンを主体に作られるドメーヌ・パン・デ・マルグリットのトップキュヴェ。
酸化防止剤は醸造時に若干使用するだけで、瓶詰時は未添加。5年使用した古樽で1年の熟成の後、瓶詰め。収量も低く、恐らく葡萄樹1本からワイン1本以下。
セパージュはカリニャン50%、グルナッシュ20%、ムールヴェードル20%、シラー10%。柔らかで豊潤・複雑なベリー系の香りが、中から沸き立って来る様は、神霊的。ワインの中に何かが存在する確信があります。
うーん。
いわゆるビオ系ワインの本物に共通する味わいですね。
次は久しぶりの大発見(笑)。
●ロッソ・ディ・ヴァリテリーナ 1999年 パルジェラ イタリア 赤 ロンバルディア ロッソ・ディ・ヴァリテリーナD.O.C.750ml 3240円税込み
このワイン、ロンバルディア州ソンドレオ県 アルプスに連なる尾根の端部南向きの段々畑で造られます。
生産者のバルジェラ家は1885年からワインを造り続けています。
畑は標高800メートル。想像を絶する急傾斜地にあります。冷涼で昼夜の気温差が大きく、土壌は砂・砂利の多い石灰質土壌。
厳しい環境の中、エノロゴである現当主パオロ氏のもと、魅力的なワインを造っています。
セパージュはキアヴェンスカヤ80%、ピニョーラ、ロッソラ・ヴァリテリッネーゼ20%。80%を占めるキアヴェンスカヤはネッビオーロの亜種なのです!
ネッビオーロの良さ、偉大さが解るグレート・ワインなのです。
ただ一つ欠点をあげれば、コルクが合成コルクであること(笑)。まあ、完璧さと経済性を両立はしていますが(笑)。
さて、今年のマスキュー試飲会のトリはブルゴーニュのグラン・クリュ!
なんと言う太っ腹。
でも、お代わりはお許しを!
言うことはでかいが、やることはセコイ(笑)。
●シャルム・シャンベルタン2005年 カミュ・ペール・エ・フィス フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 8951円税込み
私の大好きなカミュのシャルム・シャンベルタンの再入荷です(笑)!
しかも、2000年代ではベストの2005年です。
このワイン無理な抽出をしませんから、色は薄いのですが旨味がしっかりしています。シャンベルタンだと物足りなく感じるかも知れませんが、個人的にはシャルムとしてはカミュがベストと信じて疑いません(笑)。液体としての滋味深さがじつにチャーミングなのです。
2005年はとても優しいふっくら感があり、最良のワインと言っても良いかと(笑)。飲み手を陶酔させてくれます(笑)。ただし、オーパス・ワンやペンフォールズなどを好む方には物足りなく感じるでしょうからお勧めいたしません。念のため(笑)。
今年もお世話になりました!
ありがとうございました。
皆様のお越しお待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭
Written on 2014 12 18
2014年12月の試飲会ラインナップ
Dec 18, 2014 by weblogland |ここを↓クリックして頂けると励みになります。ブログランキング参加中。ご協力お願いします。
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ペタル・プルプル』をどこかで勝手に売り込まないようにね!
Dec 18, 2014 by weblogland |どうにか試飲会のラインナップ決まりました。
待っていたイタリア・ワインも無事到着しました。
私「今回の試飲会は休みの真ん中だから直前に追加出来ないんだよね。嫌な予感するなぁ(笑)。」
家内「まあ、カミュのシャルム・シャンベルタン2005年は有るだけだからしょうがないとしても、アスコニとペタル・プルプルは心配だよね。」
私「やっぱりそう思う?」
家内「だってペタル・プルプル2010年は2560円が1980円なんだからね。しかも、インポーターさんは追加ダメだったし(笑)。」
私「先月のヌラーゲ・クラビリオーニの『カンノナウ』状態だな(笑)。『いつまでもあると思うなお金とワイン。』そうなったらなったらで仕方ない。諦めよう。」
家内「特に『ペタル・プルプル』をどこかで勝手に売り込まないようにね!」
ひぇー!またまた釘を刺されちゃいました(笑)。
ブログに書いたのまずかったかな?
待っていたイタリア・ワインも無事到着しました。
私「今回の試飲会は休みの真ん中だから直前に追加出来ないんだよね。嫌な予感するなぁ(笑)。」
家内「まあ、カミュのシャルム・シャンベルタン2005年は有るだけだからしょうがないとしても、アスコニとペタル・プルプルは心配だよね。」
私「やっぱりそう思う?」
家内「だってペタル・プルプル2010年は2560円が1980円なんだからね。しかも、インポーターさんは追加ダメだったし(笑)。」
私「先月のヌラーゲ・クラビリオーニの『カンノナウ』状態だな(笑)。『いつまでもあると思うなお金とワイン。』そうなったらなったらで仕方ない。諦めよう。」
家内「特に『ペタル・プルプル』をどこかで勝手に売り込まないようにね!」
ひぇー!またまた釘を刺されちゃいました(笑)。
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