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Written on 2014 06 20

試飲会-あとは並べるだけです

Jun 20, 2014 by weblogland |
いやー、ようやく試飲会のお知らせができました。あとは並べるだけです(笑)。
まずはホッとしました。

私「今月は白が多くなっちゃったね(笑)。」
家内「季節柄イイんじゃない。去年から白ワイン自体伸びているしね。きっと裾野が広がっているんじゃないかな?」
私「そうだよね。最近ドイツワインだっていきなり売れたりするしね。マスキューのドイツワインはマニアックだからバンバン売れないけど(笑)、美味しい正統なドイツワインを好む方が増えたような気もするよね。」
家内「ドイツワインって安いものから入るけど、行き着くところまで行く人が増えたのかしら(笑)?」
私「J.J.プリュムなんかまさにそうだよね(笑)。昔はマスキューで売るには高級過ぎたけれど、もっとバカ高いワインが増えたから、相対的に目立たなくなったよね(笑)。」
家内「そうなんだよね。超一級のドイツワインだけど決して手が届かない訳じゃないから、ある意味健全?」
私「そーだよね。ボルドーの一級シャトーなんかワインの値段じゃないよね。
家内「一生飲めない値段(笑)。」
私「そう考えると極上のドイツワインに行く人が増えるのは自然かな。」
家内「カッツとかリープフラウミルヒで終わらないで欲しい(笑)。とっかかりとしては良いんだけどね。」

私「ところで、今月の試飲会のラインナップだけど、ドメーヌ・ジェラール・セガンの『シャンタル』2012年を出したかったよね。」
家内「そうなんだけど、数少ないからね。先月のプチ・メスクラン・ロゼ の二の舞になること確実(笑)。」
私「あれには参ったよね。まさかいきなり全部売れちゃうとは…。」
家内「もちろん良いワインだから試飲会に出した訳だけど、決して解りやすくないから、見くびったね(笑)。」
私「お客様のレベル上がっているよね。」
家内「そうだよね。マニアックな方も増えたし(笑)。こっちが逆に教えてもらうことだってあるよね(笑)。」
私「ホント、ホント(笑)。なんでそんなに詳しいんですかって聞きたくなるよね(笑)。」
家内「あと、ワインに詳しくなくても、鋭い味覚の人もかなりいるよね。」
私「質問はシンプルなんだけど、結構核心を突いて来たり。自分の勉強不足を痛感するね。」
家内「ワインも食物だから、感じ方は千差万別。旨いって感じていても、微妙に個人差があるはず。」
私「そーなんだよね。でもマスキューは我々の好みで商売するしかないしなぁ(笑)。」
家内「まあ、許容範囲広いから大丈夫かな(笑)?」
私「産地や名前に縛られないように注意するしかないかな。」

本日の会議終了(笑)!

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メリメ エトルリヤの壺

Jun 20, 2014 by akiko |
このところ ずっと 現代もののサスペンスを読んでいました。
複雑に絡み合った設定、なかなか真実に辿り着かない重層的な構造、ひどく悲惨な人間関係・・・すっごく面白くて だ~い好きなんだけど
さすがに ちょっと 食傷気味。もっと ストレートに、 紆余曲折のない 物語をよみたいなぁ。

で、メリメです。以前 『カルメン』を 読んで
うわ~!なんて素敵なの!? アンダルシアの風景が目に浮かぶし お話もとても ロマンチック と 大感激したのでした。
『カルメン』と同じ 古い岩波文庫で 訳者も同じ 杉捷夫さん  短編集『エトルリヤの壺』。

まだ 全部 読んでないけれど 「マテオ・ファルコネ」がすてきです。
なんといっても 出だしがが いきなり ポルト・ヴェッキオです。4行目には 「マキはコルシカの羊飼いたちの故郷である。」ですよ。興奮します。

ポルト・ヴェッキオのワイン、羊乳チーズ フルール・デュ・マキ・・・飲んでみたいなぁ、食べてみたいなぁ、コルシカ 行ってみたいなぁ。
・・・・・・・なんだか 小説の内容と関係ないところで 盛り上がっているようですが。お恥ずかしい・・・。

あれこれストーリーを こねくり回さない分 
登場人物の まっすぐな心情が びしびし 伝わってくる。素朴だけど 力強い 短編集。素敵。
時には 古典を読むのも いいものですね。

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桝久 2014年6月開催試飲会のラインナップ決まりました!

Jun 20, 2014 by weblogland |
今月6月27日(金曜日)、28日(土曜日)のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!

今回は夏に向けて白ワインが3本とロゼワインが1本そして赤ワインが2本の計6本です。新着と再入荷ワインです。



まずは爽やかにウェルカムです(笑)。
サンソ・ヴェルデホ・フリザンテ 2012年 ヴァル・サンソ スペイン 白 微発泡 カステーリャ・イ・レオン スクリューキャップ V.D.T.750ml 1190円税別

マスキューの定番 ルエダのヴェルデホの名手 ヴァル・サンソが造るフリザンテです。

あのハビエルさんが造るヴェルデホのフリザンテですから、旨いに決まってます(笑)。

ルエダのヴェルデホの緻密で伸びやかな酸。りんごや梨、グレープフルーツの切れのある味わいの鋭利なニュアンスを上手くフレッシュネスに集約した手腕は流石!

残糖分とワイン自体の力、ガスの強さ、これらをバランス良く造り上げています。

ロゼ同様にスタイリッシュなフレッシュネスがあります。「スパルタンなワインだけがワインではない。T.P.O.に合わせて気軽にワインを楽しんで下さい。」とのメッセージが聞こえてきますね(笑)。

「もちろん、私が造るんですから、インチキな物は造りませんよ(笑)。」と笑ってもいるようです(笑)。


そして新入荷のオーストラリアの赤。とても上手く出来てます(笑)。
ファンド・ストーン カベルネ・ソーヴィニヨン 2013年 バートン・ヴィンヤーズ オーストラリア 赤 サウス・イースタン・オーストラリアG.I.750ml 900円税別 スクリュー・キャップ

上手く出来てます。
今までこのランクのカベルネ・ソーヴィニヨンは大概真っ黒(笑)。何飲んでいるのか解らないワインが常でした(笑)。
でも、このワイン カベルネ・ソーヴィニヨンらしさがある。植物やブラックベリー、プラムのニュアンスがあります。あと、全体の濃度感もあるし、コストパフォーマンス高いですね。
ステンレスタンクのみで醗酵・熟成されますが、クリアネスと果実味が楽しめます。崩れないバランスの良さ、構造の良さもある。
オークチップを使っているようですが、あざといくらい使い方が上手い(笑)!ちょっと味、使用が解らないレベル。
確認のため、インポーターさんにテクニカルシートを送ってもらいました。そこにはステンレスタンク熟成中にオーク・スティーブを使うとのこと。
オーク・スティーブ???
聞いたことがない言葉でしたので、問い合わせてみるとオークの板とのこと。オーク・チップの進化形でした(笑)。

それにしても、悪魔のような繊細さです(笑)。樽の香りを着けるというより、柔らかさと液体の馴染み良さのために作用しています。

新たな道を開いたようですね。保守派の私もビックリ(笑)。この価格帯でこの液体濃度、しかも完成度も高く個性もある。これだったらばオーク・スティーブは許します。隠していないのが良いのです!


大日本ロゼ・ワイン普及協会会長(家内)・理事長(私)大推薦のスペインのロゼ。いままでこの家の赤は定番商品でしたが、今回万を辞してロゼの初入荷です(笑)。

アマルテア・ロサード 2012年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデス D.O. 750ml 1604円税別

マスキュー定番のスペインワイン アマルテアのロゼが再登場しました!
前回はオリジナルラベルが間に合わず赤のラベルで代用しましたが(笑)、今回は猫絵柄のオリジナルラベル。

これがカワイイ!

味わいも相変わらず旨いんですよこれが!
色はガーネットに近い濃さ。ボジョレーより濃いですね。でも味わいは完璧にロゼですからご安心を(笑)。

非常にフルーティーで伸びやか、しかも滑らかな質感があります。酸とボディーのバランスが素晴らしいのです。かなり複雑で、シトラス系やりんご、オレンジ、チェリー、ベリー、桃などの果実味がたっぷりですが、単一品種で造ったような溶け込みの良さがあります。

ありきたりなロゼワインではありません。

セパージュはメルロ60%、ピノ・ノワール40%。なんという組み合わせ!

セオリーは無視してますね(笑)。


造り方も独特。

手摘みで収穫後、除梗し15時間10℃で低温浸漬してからプレス。一応直接圧搾法(笑)。そして14℃でなんと5週間かけて醗酵します。(15℃以下だとアルコール醗酵しないはずですが…。混醸してる可能性も…。)そして、マロラクティック醗酵はせずに6か月ステンレスタンクで熟成後、軽くフィルターを通し瓶詰め。

なんというダイレクトで独創的な造り(笑)!

しかも旨い。

やはりスペイン人って違いますね。発想のスケールが違う。こんな複雑なロゼワインありませんよ!

ロゼも飲んでいただいたら、赤も飲んでいただかないと(笑)。慈味深く旨いのです。

アマルテア・ティント2012年 ロシャレル スペイン ペネデスD.O. 赤 750ml 1604円税別

バルセロナ近郊にある有機栽培を行う家族経営のワイナリーです。

全く無名と言って良いほどなのですが、味わいにはビックリ!
赤いベリーやチェリー、プラムなどの香りは明瞭で溶け込みが良く、曇りのない果実味はあくまで柔らかくジューシー。しっかりした濃度感を支えるミネラル感、スパイシーさ、塩っぽさがあり、素晴らしい出来栄え。アルド・コンテルノのドルチェット・ダルバや上等なピノ・ノアールに似た舌触り。
うーん。

スペインのペネデスでこんなワインが造られていることは衝撃的。経験したことのないスペイン・ワインです。今風の過剰な抽出や高アルコール由来の押し付けがましさや雑味のない新しいスタイル。濃厚ではあるが滋味深さを感じる液体。

まさに極上の日常とでも言えば良いかも。

このワインのセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%。

メルロは標高700mの涼しい畑、カベルネはワイナリー近くの標高250mの畑で造り分けています。

メルロっぽさは感じますが、カベルネっぽさはあまり感じませんね(笑)。カベルネは構造の良さに作用しているようです。熟成は500Lくらいのハンガリーオーク樽の新樽から3年開き樽で10ヶ月ほどされます。果汁の濃度と熟成法がマッチしており、出来上がりのワインから樽香は感じません。溶け込みの良さが光ります。

うーん。

なんたるか解ってますね。

じつはこの生産者ロシャレルはいわゆるビオディナミの生産者。私はビオディナミを唄った生産者は嫌いなのですが(笑)。

初夏の除葉に山羊を使っている写真を見て、思わず頬を緩めてしまいました(笑)。山羊が葡萄果を食べずに葉だけ食べるように、山羊使いが仕込んだとのこと。

低収穫量と農薬の使用を極力避けたハードワークと山羊の力が、このワインを旨くしていることは確かなようです(笑)。

「世界は広い。」と思えるワインです。


そして、品は良いがスパルタンな白ワイン?すんごいです(笑)。
パンノンハルミ オラズリースリング 2013年 パンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセト ハンガリー 白 ノーザン・トランスダニュービア地方 パンノンハルマ地区 750ml 1886円税別

東欧ハンガリーの辛口白ワインです。
でも、ラベルに何が書いてあるか解らない(笑)。
まずはお勉強です(笑)。
パンノンハルマは限定された葡萄栽培地区 世界遺産になったベネディクト派の大修道院が有名です。この葡萄園も修道院に付随する生産の場。共産主義政権が倒れてから復活しました。そんな訳でワイナリー名はパンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセトは『パンノンハルミ大修道院付属ワイナリー』の意味のようです。
オラズリースリングは葡萄品種名。イタリアン・リースリングとかヴェルシュ・リースリング、お隣のクロアチアではグラシェヴィーナなどと呼ばれていますが、一説には別物とも言われ、良くわかりません。
味わいはぶっ飛ぶ出来(笑)。香りの広がり方は驚きです。

最後は堂々としたフランスの白です(笑)。
カンシー 2012年 ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・トロテロー フランス ロワール 白 750ml 2843円税別

マスキューの定番、カンシーの実力者 トロテローのトップ・キュヴェ『ヴィエイユ・ヴィーニュ』、久しぶりの入荷です。
サンセールやプイイ・フュイッセの影に隠れた目立たないアペラシオンのカンシーですが、素晴らしいワインを造る実力者なのです(笑)。
このワインはソーヴィニヨン・ブラン100パーセントでつくられます。完熟したハニーな風味には雑味が全く無く、奥行きの広さと豊富なミネラル分、ワインの芯になっているクリアで複雑なリンゴ酸。口に含むと一滴一滴が滋味深く、愛しくなるほどです。旨味がたっぷりとした質感、濃度感は文句の出ないところ。


いつも通り27日(金曜日)は17時から20時30分まで、28日(土曜日)は11時から20時30分まで開催いたします。ご都合に合わせてご来店くださいませ。
お待ちしております。

桝久商店 岡本利秋・昭子

>>お越しになれない方は試飲会セットをどうぞ

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