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Written on 2016 03

あの味わい・コストパフォーマンスの高さは衝撃的

Mar 31, 2016 by weblogland |
いやー、ヴーヴ・アンバルのクレマン売れてしまいました。もちろん試飲会で足りなくなってすぐに追加しましたが追いつかなかったです。でも4月1日にはまたきますからご安心くださいね(笑)。

やはり、あの味わい・コストパフォーマンスの高さは衝撃的でしたね(笑)。

特にブラン・ドゥ・ノアール好きのベテランの評価は高かったでした。

家は私がブラン・ドゥ・ノアール派で家内はブラン・ドゥ・ブラン派です(笑)。でもそれはあくまで好みで、テイスティングと評価には影響なしのはず(笑)。一応プロですから(笑)。

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桜が きれいです

Mar 29, 2016 by akiko |
まだまだ満開とは言えないけれど、桜。咲き始めましたね。きれいです。
マスキューの近くでは 元・花月園競輪場の周辺(今、入れるのかしら?)や本山前桜公園がきれいです。
大本山総持寺は もうちょっとあと。八重桜の季節がいいですね。
そういえば 総持寺の入り口に 一本だけ とても早くから咲く桜があるんです。
毎年毎年 開花宣言の一週間ほど前には 咲いています。なんでかなぁ。
確かに ほかの場所よりは多少よく日が当たる場所ですが、周辺の桜より 確実に早い。
この桜の性質なのかしら。

で、いつも思うのですが。
この桜を挿し木で 増やしていったら 全部 親の木と同じ時期に咲くのかどうか。
離れた場所で栽培したら どうなるのか。 知りたいですねぇ。
ブドウ栽培にも通じるところがありそうです。


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桝久 試飲会リポート 後半 201603

Mar 29, 2016 by weblogland |
●パパ・プロヴァンサル ラ・キュヴェ・ルージュ 2014年 南フランス V .D .F. 赤 750ml 1480円税込み スクリュー・キャップ
「これ飲みやすいね(笑)。こくもあるし、フルーティー。」
「ぐびぐび飲めるけとぐびぐび飲むのはもったいない(笑)。」
家内「プロデューサーのジェイムスさんの意図どうりの味わいです。ワイン造りにも精通したインポーターの強みですね(笑)。」
私「セパージュはグルナッシュ80%、シラー20%。この割合が物語ってますよね。」
「一般にローヌだとグルナッシュとシラーの比率が50:50前後だけどグルナッシュを多くしてるのがミソかな?」
「グルナッシュが多くても深みや強さはあるよね。グルナッシュが良いワインなんだろうね。」
私「さすが!同感です(笑)。古樹でしかも低収量のグルナッシュなんでしょうね。若いグルナッシュだとこんなにしっとりしていません。でしゃばります(笑)。」
「あー、乱暴な若いローヌによくありますよね(笑)。甘さは強いけどバタバタしてるヤツ(笑)。」
「これがブログでかいてあったVラベルですね(笑)。意表はつかれますな(笑)。」
私「直接的ですよね(笑)。」
「味わいもダイレクトだから分かりやすくてイイんじゃない(笑)。」
「マスキユーさん。これも白同様に早く飲んだ方がいいのですか?すごく長持ちしそうな気がしますけど?」
私「ありがとうございます。基本的にしっかりできています。ただコンセプトは早く飲める赤ワインだと思います。これも白同様に2014年で出来上がっています。」
「ジックリ飲むとガリークですか?植物っぽさが出てきますよね。あとミネラルかな。いかにも南フランスらしい(笑)。」
「植物っぽさも爽やか系かな?乾いた感じがしますよね。」


●コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『ヴァルレアス』2013年 ドメーヌ・ラ・グルンドベラーヌ フランス ローヌ・ヴィラージュA.C. 750ml 2468円税込み
「おっ!これいかにもローヌらしい味。タイトで強い。シラーですよね?」
「力づよいなぁ(笑)」
「ペパーミントのスパイシーさがシラーらしいね。」
家内「あと海草みたいなヨードのニュアンスはリキュールっぽいですよね。」
「最初に玉子みたいな香りがしますが、これはSO 2 ですか?」
私「還元臭だと思います。すぐに抜けるのと、刺激的でなくふっくらしています。」
私「実はこのワイン、SO 2 は未検出なんです。」
「それって使っていないということですか?」
私「はい。あと瓶内やタンク内で酵母が自己溶解する過程でSO 2 を発生するのが常ですが、特殊な酵母を使うことによりSO 2 を発生
しないらしいです。」
「それってビオなんですか?」
私「ビオの認証はとってますね。」
「へえー。発酵の行程で自然に酵母はセレクトされるし、自家で培養することは自然なテクニックでもありますよね。温度を変えたりすることもある意味培養ですからね。」
「ビオの原理主義者からしたら、逆にSO 2 がまったく検出されないのは間違いだよね(笑)。」
私「私はビオってよくわからないのでなんとも言い難いのですが(笑)、面白いアプローチをしているのは確かかと(笑)。」
「味わいもビオらしくないよね。ある意味普通(笑)。でも広がる力は似てるかな。」
「これって長命なんですか?」
私「今の状態はまだワインが出来上がってない感じがします。まだ時間を要すると思います。」
家内「明日になると甘さ、ふっくら感が増します。バランスがとれてきます。」
私「まだまだ解らないことが多いワインなのですが、ただ者ではないのは確かかと(笑)。」
私「コルクにdiam 5を使っていますからある程度の熟成は必要なんでしょうね。」
「マスキユーさん。このワインは強いですけど除梗しているのですか?」
私「考えあぐねています(笑)。ビオ系の生産者は汚染のリスクを避けて除梗する生産者が多いのですが、このワインの強さからは100%除梗しているとは思えません。何割かは全房もしくは果梗だけ残しているのかも?」
「難易度高いワインですね(笑)。」

さて、散々順番で悩まされた本日のトリ。
○『ポール・ロバン』ブリュット クレマン・ド・ブルゴーニュ ヴーヴ・アンバル フランス 発泡性 白 750ml 2128円税込み
「ホッホッー。これですな、良すぎるクレマンは(笑)。」
「おっー!圧倒的ですね(笑)。最後にした訳が解りましたよ(笑)。」
「あの強い赤ワインの後でもどうってことないね(笑)。」
「鮮烈だし複雑。しかも深い。」
「色合いも濃いかな。黒ブドウのせいだな。」
私「シャルドネ、ピノ・ノアール、ガメイにアリゴテ。全品種入ってますね(笑)。」
「マスキュウさん、ブルゴーニュ・オールスターズと名付けましょう(笑)。」
「このあいだMのシャンパン飲んだけど薄かった(笑)。こっちの方が倍くらい濃い(笑)。とても高級なシャンパンみたいですよ!」
「シャンパーニュでなくてもこと足りるんだよね。」
「まあ、シャンパーニュじゃなきゃ駄目なことはあるけど、それってTPO だったり極上の痺れるくらいのシャンパンだったりだよね。普段ジェネリックのシャンパンをこだわって飲むのは意味ないな。」
「普通のシャンパン1本飲むよりこれ2本飲んだ方が我が家は幸せになれる(笑)。」
私「まずこのクレマン飲んで驚いたのは、詳しい比率は解りませんがガメイが入ることでした。しかも違和感がない。ピノ・ムニエ入れるよりまし(笑)!」
「マスキユーさんピノ・ムニエって駄目なんですか(笑)?」
私「失礼(笑)。うんと濃く造ったピノ・ムニエはクリームみたいな滑らかさが出て独特の良さはありますが、普通の場合はピノやシャルドネより安いのでコスト面で使われることが多いです。香りもあまり立ちませんが、基本はプラムのニュアンスですからあまり高貴ではありません。」
私「あと見事な熟成感です。クレマンの法定熟成期間はたしか9ヶ月ですがそれ以上の熟成感が出ています。赤い果実を感じる甘い酸すら感じられます。」
家内「かなりの長い熟成期間を経たワインにしか現れません。このランクのワインでは初めての経験です。リザーブワインをシュール・リーしてるかも?」
「マスキユーさん。フリザンテは常温ですが、これはかなり冷やしてますよね?」
家内「バレましたか(笑)。小技を労しました(笑)。このクレマンはリンゴ酸がしっかりあるのでより冷やした方が引き立ちます。」
私「マロラクティックが起こらないように低温で管理したのかと。」
「それにしてもよく捜しましたね(笑)。」

皆さん大絶賛のワインとなりました(笑)。

当日はワインが足りなくなり大変ご迷惑をおかけしました。お許しくださいませ。
ありがとうございました。

桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半 201603

Mar 28, 2016 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!

まずは白からです!
○パパ・プロヴァンサル ラ・キュヴェ・ブラン 2014年 南フランス V .D .F. 白
750ml 1480円税込み スクリュー・キャップ
「爽やか、ふっくら。イイですね。これ(笑)。」
「リンゴっぽい酸っぱさ、桃みたいなふくよかさ。バランスがイイね。」
「調和してるよね。ほんとにひとつのものを飲んでる感じ(笑)。」
「マスキユーさんがよく言う『折り合いの良い。」ってことですな(笑)。」
私「はい。ありがとうございます(笑)。」
「後ハーブのニュアンスもあるよね。草っぼさ?」
家内「ミントなんかの爽やか系かな。」
「香りが球体で表面に膜があるような…。上手く言えないんですが(笑)、ひとつの構造体みたいな感じかな。」
「ジックリ飲むとディテイルは複雑でしっかりしてる。明日になるとどうなりますか?」
家内「もっと美味しくなりますよ(笑)。」
「マスキユーさん。このワインは単一品種じゃなくて幾つかの品種で造られてますよね。」
私「はい。クレレットとグルナッシュ・ブランとロールが少しです。」
「これって混醸してるんですか?」
私「全体の溶け込みは良いですよね。勘に近いのですが(笑)、恐らく混醸はしていないと思います。飲んだ印象だとそれぞれの品種の特性が綺麗に出ていますので、アッサンブラージュが上手いのだと思います。」
「スクリュー・キャップで重宝ですが、このワインはあとどのくらいの寿命があるのですか?」
私「う~ん。現行のヴィンテージは2014年でワイン自体は出来上がっていますから、基本的に早く飲めるように造っています。ですから5年後どうなっているか?というようなワインではないと思います。早くフレッシュなうちに飲むワインだと思います。」
「このワインちょっとチーズっぽさがありますよね。しっかりもしてるからチーズにもあわせてみたいな(笑)?」
家内「ロック・フォールなんか鉄板かな(笑)?」
「ハードタイプのパルメザンやミモレットも大丈夫そうですな。」
「試してみなきゃ。」
「外で飲むにも向いてそうだね(笑)。お花見用だな(笑)。」

そしてもっともお花見に適したフリザンテの登場です(笑)。
◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ イタリア ヴェネト ロゼ 微発泡 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1388円税込み スクリュー・キャップ
「マスキユウさん。これは見るからにお花見ですな(笑)。」
「味もぴったり(笑)。さくらんぼ、いちごがばっちり(笑)。」
「いちご食べながら飲みたいね(笑)。」
家内「大日本ロゼ・ワイン普及協会会長の私の一押しでございます(笑)。」
「果実味がきれいだなぁ。葉っぱぽさもあるし旨い!いちごをヘタのついたまま食べてるみたい(笑)。」
「ありがちな甘さがないから食べ物に合わせ易そう(笑)。」
「これだったらランブルスコ的に使えるかな(笑)。」
「生ハム!ローストビーフ!」
「花見しながらこれ飲んでローストビーフでも食った日にゃ、そのまま死んでもイイ(笑)!」
「それは命が安い(大爆笑)。」
「このフリザンテはすごく品が良いですよね。甘く感じないし。それでいてしっかりもしているし。」
「そーだよね。大人の味わい。」
「そうすると花見でばか騒ぎしながら飲むワインじゃないな(笑)。ばか騒ぎに加わらずにひっそり桜にうっとりしながらやりたいね(笑)。」
「美味しいもの食べながらね。」
私「実はこのフリザンテ残糖分は1リットル中11.5グラムあります。」
「へえー。思ったよりあるんだ!ドイツワインで言ったらやや辛口くらいですよね。」
私「はい。ブラインドでテイスティングした時間違えました(笑)。思った以上に酸があるので甘さがマスキングされています。」
「それでしっかりしていると感じたんですね。」
私「ご名答!そんな訳で冷やさずにお試しいただきました(笑)。」
「なるほど!マスキユーさん技がありますね(笑)。」
私「へっへっへっ(笑)。」
家内「プロセッコの名手ですから低めのアルコール分の泡造りは上手です(笑)。」
「そっかぁ!なるほどね(笑)。」
「ありがちな甘いやつとはそれで違うんだ!」
私・家内「ありがとうございます(笑)。」
「マスキユーさん。日本のワインでもやれそうですよね。実際は甘い泡が目立ちますが。」
私「個人的には余市のケルナーなんかでやったらすごく良いワインが出来ると思うんですが。」
「日本のワインはアルコール分がもともと上がらないから逆にイイかもね(笑)。」
私「シャンパーニュなんか冷涼過ぎてまともにワインが出来ないからああした行き方をしました。ですから、日本でも可能性はありますよね。」
「そうした行き方がブランドとなるにはものすごい努力と時間が必要とするわけですから、フランス人ってすごいですよね。」
私「はい。その基盤となっている原産地法がありますが、それも生産者自分達のものにしている点がフランスのすごさ強さなんでしょうね。日本だと法律は所詮お上のものという感覚ですよね。」
「大事なのは自立ですね!」
「そーだよね‼税金払ってるだけじゃだめだよね。使い方や法の方向性に主張しなきゃ!」
「金とられてるだけの意識は時代遅れ❗文句言わなきゃ(笑)。」
「でもさ、聞いてくれないよね(笑)。」
「自分で飲むためだけにワインやお酒造ったら駄目なのかな?」
私「日本だと駄目です。」
「それって人間の日本人の根元的な権利と自由を奪ってるよね。退化するよね。」
私「お酒って元来は民族のルーツに由来するものですから、今の酒税法の規制は時代遅れですし新しいものを生む障害になっています。」
なんだか話しは飛躍し盛り上がる(笑)。


●バレンティン・デュック・ムーラン 2012年 カーブ・ド・シスト・イン・ロランス 南フランス フォジェールA.C. 赤 750ml 1110円税込み
「マスキユーさん。これ前月の試飲会で出たシャトー・ラ・バスティードに似てませんか?」
私「さすが!ご近所です(笑)。」
「でもバスティードの方が濃いかな(笑)。これは程よい(笑)。薄くないけど濃くもない(笑)。でも素直に入ってくる(笑)。しかも複雑なんだよね。」
「コーヒー豆みたいな…、スミレっぽいチャーミングっぼさまあるし。」
「植物、大豆みたいな…、ガリークなのかな?」
「赤紫蘇?」
「ミルキー、牡蛎みたいなニュアンスありますよね。」
「複雑さと手軽な飲みやすさがありますよね。しかも安い(笑)。コストパフォーマンス高いね(笑)。」
私「使用品種の中のカリニャンだけをM.C. かけているようです。」
「それって?」
私「マセラシオン・カルボニックの略なのですが。古典的な醸造法で房ごと発酵させますが、あまり手を加えませんから旨味と華やかな果実味が出ます。」
「ボジョレーなんかでよく使われる醸造法ですね。」
私「はい。果実味に赤い果実を感じるのはこのせいかと。」
家内「特殊なアペラシオンノ規制なのでまだ評価は定まっていませんが、お得に感じるのは確かだと思います(笑)。」
「誰もがびっくりするようなワインが出来れば高い価格になるかも(笑)。」
私「そーなんです(笑)。先行しているサン・シニアンに追い付くには安いだけでは駄目てすよね(笑)。」
家内「比べることのできないようなワインを1件でも造ったら状況が変わるでしょうね。」
「まだまだお買い得が続く訳ですね(笑)。」
家内「まだ6割くらいが協同組合としてワインを造っていますが、これからニュースターが現れるかも知れませんね(笑)。」

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『アパッシメント』完売しちゃいました。

Mar 25, 2016 by weblogland |
あいたたた!
『アパッシメント』完売しちゃいました。
正確には『アパッシメント』2014年 カーサ・ヴィニロニア。イタリア、プーリアの陰干し葡萄を使った濃厚なワイン。去年の秋頃からマスキユーの定番として人気の高いワインです。



でも、蔵元がつくらなくなった訳ではなく次回の入荷予定の4月中旬には再入荷しますから、ご安心ください。
でもですね、マスキユーではこのワインはレストランなどを中心に売れていますので大打撃。皆さんに何て説明しましょう?もちろん無くなったのですからフォローのしようがありませんから頭を下げるのみ。
ゴメンナサイ。

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試飲会のワインがようやく棚に並びました! 21603

Mar 25, 2016 by weblogland |
明日、明後日のマスキユー試飲会のワインがようやく棚に並びました!



こうして眺めているとパパ・プロヴァンサルのラベルは目につきますね(笑)。Vサインのラベルです。冷静に考えるとVサイン自体は我々日本人にとっても違和感のないものなのですが(笑)、日本人がデザインしたものとは何かが違うような気がしませんか(笑)?

う~ん。

何に違和感を覚えるのだろう?
そうだ!
爪のマニキュアだ‼
赤と黄色の爪のマニキュアです。このお陰でV サインが生々しく感じられるような気がします。
皆さんいかがでしょうか?
文化の違い、意識の違いなのかな(笑)?
まてよ、これにまったく違和感を感じない日本人もいるはずです。そうすると単に私との世代間の意識の違いになるのかも知れません。
皆さんのご意見お待ちしております(笑)。

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好奇心に火がつきました

Mar 24, 2016 by weblogland |
昨日の続きなんですが(笑)、ヴーヴ・アンバルにはヴィンテージが入っています。現行は2013年です。

ここで疑問に思ったのが2013年のブルゴーニュの作柄です。2013年のブルゴーニュは北側の白が良好です。マコンなどの南の白は酸がなく弛い印象です。そうなるとヴーヴ・アンバルの切れ味鋭い出来映えは南っぽくありません。そこでインポーターさんに質問しました。

私「いつもお世話になっております。ところでヴーヴ・アンバル良いですね。とってもしっかりしているし飲んだときの広がりや熟成感ま立派。ブルゴーニュなどこら辺に畑があるんですか?」

インポーターさん「実はシャロネーズが中心です。彼の地の協同組合から調達したいるようです。」

私「じゃあ、説明書に書いてある自社畑ではないんだ(笑)。ちゃんと直しといてよ(笑)。まあ、話しは別としてあのクレマン2013年の割りに酸があるからブルゴーニュの北側かとおもいましたよ。2013年はマコンは佳くなかったけどシャロネーズは良かったんですね?」

インポーターさん「作柄は何とも言えませんが、ヴーヴ・アンバルはいつもクオリティーが高いのです。」

私「へぇー。ますます興味が湧きますね(笑)。もっと詳しく知りたくなりました。詳細を教えてくださいね。」

インポーターさん「ではヴーヴ・アンバルに問い合わせてみます。」

またまた好奇心に火がつきました(笑)。

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ヴーヴ・アンバルの順番が悩みの種でした

Mar 24, 2016 by weblogland |
今月のマスキユー試飲会の悩みの種でした(笑)。

ヴーヴ・アンバルの順番です。試飲会のどの位置に出すか?

このクレマン実に良いのです。力があり、熟成感もしっかりしており、この価格帯では白眉の出来映えです。まあ、セパージュはシャルドネ、アリゴテ、ビノ・ノアール、ガメイとメチャクチャなのですが(笑)、そんなことどうでもイイ出来映え。私は個人的にかなり心酔しております(笑)。試飲会に出しても喝采を浴びるに違いないと思っております。ただ際立っているためこのクレマンの次に出すワインが霞んでしまう‼

最初はトップバッターにしようと思いましたが、次の白が可哀想。ではロゼ・フリザンテの前だったら?ロゼ・フリザンテを食ってしまうかも?

そんな訳で、えーい!いっそのことトリにしてしまえ!

最後が一番収まりが良いだろうということになりました(笑)。

他のワインに害は及ばないはず(笑)。

楽しみにしてくださいね。

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マスキユー試飲会のラインナップ決まりました! 201603

Mar 22, 2016 by weblogland |
今月3月25日(金)、26日(土)のマスキユー試飲会のラインナップ決まりました!

今月のテーマは『春』。



まずは爽やかでふっくらした白ワインです(笑)。
○パパ・プロヴァンサル ラ・キュヴェ・ブラン 2014年 南フランス V .D .F. 白
750ml 1371円税別 スクリュー・キャップ

このワイン、懇意にしていただいているインポーターの『ザ・ヴァイン』の社長ジェームスさんの肝いりで造ったワインです。元ドメーヌ・ド・カッサンの醸造家であり、地元の生産者のコンサルタントでもあるパパ・プロヴァンサル(プロヴァンスの父)と呼ばれるジェラール・パイエが醸造責任者となり、ヴァントーの優良生産者ローラン・コルニュから葡萄を調達し醸造まで手伝ってもらったとか。こうしてジェームス好みのワインに仕上げました。元々ワイン造りの経験のあるジェームスだからこそ出来うるのですね(笑)。
畑はヴァントーのキャロム・マザン地区の標高200mほどの南・南東向きの石ころの多い石灰粘土質土壌。通常はコトー・デュ・ヴァントーを名のれますが、費用の節減のためA.O.C. 申請せずにV. D. F. の格に落としました。このけち臭い精神はマスキユーにぴったり(笑)。
味わいが良ければ安いに越したことはない!

セパージュはクレレット40%、グルナッシュ・ブラン50%、ロール10%。低温でしっかり管理して醸造されたのちステンレス・タンクで6ヶ月熟成して瓶詰めされます。味わいは価格帯以上のコクがあり、柔らかで爽やか。アプリコットや桃、グレープフルーツなどの柑橘系の充実した果実味が織り成す様は美。南フランスにありがちな無理やり感のないエレガンスは好印象なのです(笑)。


そして大人の味わいのロゼ!
◎ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ イタリア ヴェネト ロゼ 微発泡 I.G.T. マルカ・トレヴィジャーノ 750ml 1286円税別 スクリュー・キャップ
イタリア ヴェネト プロセッコの優良生産地区コネリアーノに本拠を構えるプロセッコのスペシャリスト レ・コンテッセが造るロゼのフリザンテです。マスキユー定番のプロセッコの生産者が造るロゼのフリザンテです。ちなみにプロセッコにはロゼの指定がありませんので、I.G.T. となります(笑)。
このフリザンテ、ピノ・ネロ70%、ピノ・ビアンコ30%。圧力式ステンレス・タンクで10~15日間16~20℃で発酵したのち30~40日熟成させてから瓶詰め。アルコール分11%で残糖分が11.6g / L。総アルコール分は12%弱ですからプロセッコ同様酸を残すスタイルです。ですからフリザンテにしては少ない残糖分でドライに感じる仕上がりです。計算され尽くしてますね(笑)。
ストロベリーやラズベリーのニュアンスが美しく、ひたすらフルーティー。また、味わいに質感がありますから飲み応えがあります。泡持ちが良くスクリュー・キャップを閉めておけば翌日も十分楽しめます。
質感のある軽やかな美しさ。
さすがスペシャリスト!

ラベル・デザインとロゼ色がとても綺麗(笑)。春だけの特別価格品ですからお見逃しなく!

そしてコストパフォーマンスに優れた赤ワイン!
●バレンティン・デュック・ムーラン 2012年 カーブ・ド・シスト・イン・ロランス 南フランス フォジェールA.C. 赤 750ml 1028円税別
南フランス ラングドック東部の内陸にあるアペラシオン。ちょうどサン・シニアンの東になります。畑はセヴァンヌ山脈を望む標高200m のところにあります。土壌は片岩。いわゆるシストです。生産するのはフォジェールの60%を押さえる協同組合カーブ・ド・シスト・イン・ロランス。直訳すると『ロランス村片岩土壌醸造場』かな(笑)。
このワイン、コンクリート槽で発酵したのちステンレス・タンクで熟成させて瓶詰めされます。伝統的な南フランスのスタイルです。
セパージュはグルナッシュ40%、シラー30%、カリニャン30%。味わいで特徴的なのはワインに赤いフレッシュな果実味が溶け込むことです。カリニャンに限り、全房発酵でいわゆるマセラシオン・カルボニックをするようです。明らかな個性となっています。面白いアペラシオンの規定ですね(笑)。ミディアムなボディーに面白いアクセントになってます。暗く沈まないところは良いです(笑)。南フランスらしいガリークやハーブのニュアンスも溌剌と感じられます。ただし、ヒュー・ジョンソンのポケット・ワイン・ブックにはこのアペラシオン無視されてます(笑)。
ただ、このクオリティーでこの価格ならば文句を言う人間は誰もいないはず(笑)。
昨今のフランスワインでは珍しい掘り出し物です!

これまたコストパフォーマンスに優れております(笑)。
●パパ・プロヴァンサル ラ・キュヴェ・ルージュ 2014年 南フランス V .D .F. 赤 750ml 1371円税別 スクリュー・キャップ
この赤ワイン本日一番手の白とセットになって造られたワインです。
セパージュはグルナッシュ80%、シラー20%。コンクリートタンク発酵、熟成した伝統的な造り。低温で管理することで無理な抽出をしませんから、葡萄の豊かなアロマとキメの細かいタンニンがワインの旨さに相乗効果を加えています(笑)。
ハーブやガリークのニュアンスが優しい甘みに良く溶け込んでいます。特にタンニンの質感がバンドールに通じる点秀逸。ジェームスさんは飲みやすいデイリーなワインを目指したそうですが、価格帯を考慮するとかなりのハイレベル。美味しいからといってゴクゴク飲むにはもったいないワインなのです(笑)。


さて、次はシラー好きは見逃せないワインです!
●コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『ヴァルレアス』2013年 ドメーヌ・ラ・グルンドベラーヌ フランス ローヌ・ヴィラージュA.C. 750ml 2289円税別
南フランス ローヌのヴォークリューズのヴィサンの北側ヴァルレアスに本拠を構えるドメーヌ・ラ・グルンドベラーヌ。標高400m の丘の斜面に45ヘクタールの畑を所有しています。化学肥料や除草剤を一切使用しないいわゆるビオ系の生産者です。
ここのワイン造りで面白いのが、SO 2 無添加のサン・スフレなのですが、酵母が自己溶解する過程ででるSO 2 も出ないとか。なんでも特殊な酵母を使うことでSO 2 がまったく検出されないワインとなったそうです。ですからビオ臭もしませんし、ビオ系ワインの癖がありません。この点普通のワインを飲んでいるようです(笑)。ただし、口中での広がり、余韻の美しさは特筆さるレベルです(笑)。
シラー100%で出来ており、抜栓直後はシラーのスパルタンな品種特性が全開(笑)。ベリー系の香りに、ミント、ペパーミントなどのハーブのニュアンスと海草や塩、乾いた石礫のようなガリークのニュアンスが強く出ます。この部分だけでも、ただ者ではないと感じます(笑)。翌日になるとベリー系の果実味が複雑に強く出始め、甘み全体の大きさバランスが整ってきます。
う~ん。
ヴァケラスやつまらないクローズ・エルミタージュよりイイですね(笑)。
でも、まったく自然のものを了解利用するのがビオ・ディナミとすると、培養酵母を使うのは原理に反する(笑)?それとも農法はビオ・ディナミだが醸造は違う(笑)?ドメーヌ・ラ・グルンドベラーヌはビオ・ディナミ原理主義者ではないのはたしかかな(笑)。
私はビオ・ディナミはよく解らないのでどうでも良いのですが(笑)、このワイン面白いアプローチをした個性のあるワインだと思います。
時代が流れていることを実感しました(笑)。

今回のトリはクレマンとなりました。
何故って?
クオリティーが高いのです(笑)。
○『ポール・ロバン』ブリュット クレマン・ド・ブルゴーニュ ヴーヴ・アンバル フランス 発泡性 白 750ml 1971円税別
ブルゴーニュにおいては珍しいクレマン専業業者です。そんな業者いたんですね。初めて聞きました(笑)。クレマンなんていうとドメーヌが片手間に造るイメージですよね(笑)。

創業は1989年、銀行家の夫の死後、妻のマリー・アンバルさんが故郷のブルゴーニュに戻り創業。このため社名はヴーヴ(未亡人)・アンバル。ヴーヴ・クリコの向こうを張ってるかな(笑)。親戚関係にネゴシアンやらワイン業界人がいたようです。しかもお金持ちなんでしょうね(笑)。なんたって銀行家です。銀行員じゃないんですから(笑)。しかも現在は200ヘクタールの自社畑を持つというからビックリ。ホントにシャンパーニュのグラン・メゾン並みです。
造るクレマンもシャンパーニュに劣らない高品質。
驚くほど緻密で力があります。広がる様は心に響くほど。
香りもかなり複雑。基本は柑橘類ですが赤い果実のニュアンスもあります。熟成期間の長さを予感させますが、実際には10ヶ月(笑)。???。う~ん。リザーブワインや原料ワインをシュール・リーで貯蔵・熟成してるのかしらん(笑)?
セパージュはシャルドネ、ピノ・ノアール、ガメイ、アリゴテ。オールオッケー(笑)。なんだかよく解りませんが、素晴らしく良くできたクレマンであることは保証いたします。クレマン・ド・ブルゴーニュとしてはリーズナブルですし、安いシャンパーニュよりはるかに美味しいのです(笑)。
技術の革新を予感させるクレマンなのです。

以上6本、並びに苦労しました(笑)。
皆様のご来店お待ちしております。

桝久商店 岡本利秋・昭子

>> ワインの試飲会セット

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試飲会のラインナップ決まりました!

Mar 20, 2016 by weblogland |
でも、まだ順番が決まりません(笑)。
実は今回テーマが『春』ということもあり、泡が2本入ります。なかなか春らしくて私はご満悦なのですが、順番が決まりません(笑)。
泡はロゼのフリザンテとクレマン・ド・ブルゴーニュ。特に問題となっているのがクレマン(笑)。これが良すぎる(笑)。しかしてこのクレマンどの順番にするか頭が痛い(笑)。
家内「クレマンどこに入れようか?」
私「最初はどうかな?そうすればクレマンの次にふっくらとした白ワインで流は良いかな?」
家内「たしかに!でもクレマンかなりインパクトがあるから次の白が吹き飛ぶかも(笑)?」
私「フリザンテは赤の前が一番収まりが良いから、これは動かさない方がいいね。」
家内「あのフリザンテはドライで香りは赤ワインだから、赤ワインの前がベストだよね。クレマンとフリザンテの間に白ワインはよくないよ。」
私「それじゃあ、白ワインをトップにして、クレマン→ロゼ・フリザンテ→赤ワインの並びにしようか?」
家内「それだったら白ワインの良さはちゃんと伝わるかな?」

この順番はかなり大事なのです。順番を間違えると台無しにしかねません。ですから一通り並べて試飲してから急遽変更もあり得ます。その節はお許しを!

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明日もう一度飲んでから決めるつもりでいます

Mar 19, 2016 by weblogland |
来週の週末はマスキユーの試飲会です。でも最後の赤ワインがまだ決まっていません(笑)。そんな訳で最後のサンプル取り寄せです。例の春らしい赤ワイン探しです(笑)。



今日試飲したのは5本。ローヌのワインが1本、オーヴェルニュのワインが4本です。オーヴェルニュというとフランスのまん中 あのミネラル・ウォーター ヴォルビックの産地です。今まであまり日本に輸入されていませんが、ガメイやピノ・ノアールが良いとか。飲んでみるとブルゴーニュのガメイとはちょっと変わってますが、強さがあり中々の出来。期待が持てます。まあ、明日もう一度飲んでから決めるつもりでいます。決まるとよいのですが(笑)。

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春らしいワイン-ピノ・ロゼ フリザンテ N.V. レ・コンテッセ 

Mar 17, 2016 by weblogland |
ふふふ。
春らしいワイン見つけました(笑)!
もうホームページにはアップしていますが(笑)、ロゼのフリザンテです。
どうです?色合いがいかにも春らしくて素敵でしょう(笑)。
このロゼ・フリザンテはプロセッコのスペシャリスト ラ・コンテッセのものです。プロセッコのフリザンテはありますが、これはピノ・ネロとピノ・ビアンコでつくっていますからI.G.T. となります。
残糖分は11.6%ありますが酸がしっかりあるので甘く感じません。ドライな印象です。大人のロゼですね(笑)。ラズベリーの香りがしっかりしながら甘く感じない上出来のフリザンテ。ラ・コンテッセの力量がわかりますぞ(笑)。どんな食事に合わせるか?考えただけでワクワクしちゃいます(笑)。

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晩ごはん食べながら飲むのが生活のリズムになっています

Mar 17, 2016 by weblogland |
う~ん。
くしゃみが止まりません。
花粉症の皆さん、いかがお過ごしですか?
今、薬を飲みましたが飲んだら飲んだで喉がカラカラになるんですよね。こんな状態でも欠かさずワインは飲みますが、いまいちです(笑)。どっぷり楽しめないんですよね。美味しいには美味しいのですが、ワインのディテイルがよく解りません。それでも飲む(笑)。アルコール中毒かな?晩ごはん食べながら飲むのが生活のリズムになっていますから、たいして飲まなくともワインがないと納得いかない(笑)。水を飲みながら食事をするならば食べない方が良い!
完全なアルコール中毒かな(笑)?

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なんでもSO 2 を出さない酵母を使ってるようです

Mar 15, 2016 by weblogland |
面白いワイン見つけました(笑)!
ローヌのサン・スフレの赤ワインなのですが、もちろんSO 2 は無添加なのですがSO 2 がまったく検出されないとか?
早速インポーターさんに問い合わせました。

私「SO 2 が検出されないワインなんかほんとにあるの?添加しなくとも自己生成しちゃうんだけど…。」
インポーターさん「はい。なんでもSO 2 を出さない酵母を使ってるようです。」
私「じゃあ、いわゆるビオ臭もしないんだ?!」
インポーターさん「はい。ですから味わいは基本的に普通のスタイルです。ビオっぽくないんですよ(笑)。」
私「なるほどね。そう来たか(笑)。面白いアプローチだよね。とりあえず飲んでみたいからサンプル送って下さい。もちろん有償で構いませんからね(笑)。」

世界は広い(笑)!
しかも様々な人々がいます。
こうでなくっちや面白くない(笑)!

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今、春らしい赤ワインを探しています。

Mar 13, 2016 by weblogland |
今、春らしい赤ワインを探しています。

う~ん。

やはり果実味がはっきりしてチャーミング、しかも重くなくてかろやか、でも旨味がちゃんとある。この条件はクリアしなくてはダメです(笑)。そうなると大好きな薄旨いワインになるかな?でも安くて美味しいのがあまりない。このスタイルの頂点にあるのがカミュのシャルム・シャンベルタン。もちろん高価ですからデイリーなワインではありません。

ブルゴーニュ以外のピノ・ノアールかブルゴーニュのガメイ、あとマセラシオン・カルボニックをかけた南フランスのワインなんか探してみようかな?
ありそうなんですけど、実際にサンプルを取り寄せるとなかなかこれはというワインにあたりません。あと以前良かったワインのヴィンテージ違いをあたるとダメだったり(笑)。明日またサンプル取り寄せるかな。

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スパイは泳ぎつづける

Mar 12, 2016 by akiko |
いやはや・・・やられちゃいました、感服、脱帽です。ヨアキム・サンデルの『スパイは泳ぎつづける』。 
冒頭からのスピード感、重層的に編み込まれて緻密なストーリー展開。分厚い本の9割近く読んで やっとすべてが一本につながる。
つながりがわかるまで やめられない面白さ、力強い文章(ヘレンハレム美穂さんの訳も素敵です。)
大好きな北欧ミステリーに また ひとり 素晴らしい作家が 加わって ワクワクです。
カミラ・レックバリ、ヘニング・マンケル、スティーグ・ラーソン、そしてヨアキム・サンデル  もう最高です。

北欧ミステリーって 犯罪の背後にある 人種、社会、経済、戦争、宗教などけっこう 大きな悪やひずみを 提起しているものが多くて
エンターテイメントなんだけれど すごく勉強になる。知らないことばっかりだ、ぼやぼやしていたらいけないぞって 気持ちにさせられるんですね。
もっと 大きなものに目を向けなくちゃ と思うわけです。

ストーリーの中で ワインをはじめとして お酒が効果的に使われているのも おもしろいところです。
あ、これは 北欧ミステリーに限ったことではありませんが。
時代や社会体制、あるいは登場人物のステイタスや財力、知性、状況を きわめて的確に 表現できるものなんですね、お酒って。
ワイン、お酒が 出てきたときは 必ずチェック。こんな 小説の読み方も 結構 おもしろいですよ。



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2013年のブルゴーニュの作柄は微妙です

Mar 11, 2016 by weblogland |
2013年のブルゴーニュの作柄は微妙ですね。
先日ブルゴーニュメインの試飲会に行ってきました。まず明らかに良いのはブルゴーニュ北の白ワイン。酸があり張りがあります。タイトでなかなかよろしい(笑)。でも南のマコンになると、やや集中力に欠けるかな?でもシャロネーズ辺りは良いかも?
一般にブルゴーニュの作柄は赤と白で語りますが、2013年は赤と白で簡単に括れないパターンですね。収穫の遅い赤は全体的に苦戦したようです。こうなると造り手の差も出てきますね。あと全体の収穫量も少ないようですから、中には伝説のヴィンテージとされるワインがあるかも?ただ高値安定は困るかな(笑)。
2013年は思ったよりは良かったのでほっとしました。技術の進歩を感じます。

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それにしても面白いワインを造り分けます_オプティマ

Mar 11, 2016 by weblogland |
それにしても面白いワインを造り分けますよね(笑)。
シャトー・ラ・バスティードです。南フランス コルビエールの生産者。先月の試飲会で好評いただいたのがスタンダード キュヴェのシャトー・ラ・バスティードで、以前からの定番がシャトー・ラ・バスティード『オプティマ』です。



「マスキユーさんオプティマとスタンダードのバスティード何故あんなにも違うんでしょう?」
私「そーですよね。オプティマは享楽的なくらい派手(笑)。スタンダードの方は実直の塊(笑)。」
「同じ人が造ったとは思えませんよね。」
私「オプティマはアメリカ市場をターゲットにして造ったワインのようです。なんたってキャッチフレーズは『ロック・スター』ですもんね。そうするとスタンダードの方は『田舎のプレスリー』かな(笑)?」
「どちらもしっかりした良いワインですよね。そうするとTPO で飲み別けるかな(笑)。例えば若者が集まるパーティーには『オプティマ』。多少酔っていても味わいは分かる(笑)。」
私「バーなんかでも『オプティマ』は重宝されてます。ハッキリとした味わいは誰にでも訴求できますからね(笑)。」
「家でじんわり、まったり飲むにはスタンダードのバスティードがイイかな(笑)。癒されるよね。逆にパーティーや飲み会で癒されてもしょうがないもんね(笑)。」
私「勢いつけて盛り上がるには『オプティマ』ですよね(笑)。」

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マスキユーの隠し玉-エミリー・ド・ラ・トゥール ブラン

Mar 09, 2016 by weblogland |
ふふふ。
これがマスキユーの隠し玉です(笑)。

エミリー・ド・ラ・トゥール ブラン N.V. アルボー社 

マスキユー最安値の白ワイン。先月からひっそりと売り始めた白ワインです(笑)。
 
この価格帯ですと成分調整したり、無個性であったりしがちなのですが(笑)。このワインはフランス南西地域らしい白い花やボタニカルのニュアンスがとてもよく出ています。酸が強いのでファーストアタックに若干難はありますが(笑)、実直な良いワインです。抜栓してから3日くらい経ってから厚み旨味が出てくるほど(笑)。
 
この価格では考えられないレベルなのです。
 
実は先月の試飲会でご紹介出来たのですがしませんでした。意地悪ではなくて(笑)、わざわざ紹介しなくても売れるワインに違いないからです。
 
さすがにマスキユーの常連の方は気づいて下さったようですが(笑)。価格以上のスパルタンな味わいにファンが出来ますように!
 
私は個人的にはキールやカクテルの材料としては最適なワインだと思っています。先日タウザーでキールを試したところ抜群の仕上がりでした(笑)。ジンとの相性も良く幅広く使えそうですから楽しみは膨らみます(笑)。

今年の大穴かも(笑)?

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人気が出てきましたね-シャトー・ラ・バスティード

Mar 04, 2016 by weblogland |
やはり人気が出てきましたね。

フランス コルビエールのシャトー・ラ・バスティード2013年です(笑)。



試飲会が終わって約1週間、リピートがでだしました。深みがあり、複雑しかも優しく飲みやすい。価格も優しい(笑)。
試飲会でも赤のトップセラーでしたが、リピートされる方が多く私は鼻高々(笑)。
私「やっばりバスティード良いよね。コストパフォーマンス高いよね(笑)。」
家内「あと飲み飽きしないよね。いくら良いと思っても、試飲会でしか売れないワインだとちょっと悲しい(笑)。」
私「そーなんだよね。試飲会でしか売れないワインってあるんだよね。今回の試飲会でバスティードは一番人気じゃなかったけれど、確実にお客様のハートを掴んだな。」
家内「皆さん最後のシャルドネとナシェッタに強く反応されていたけど、どなたもバスティードだけは必ずお買い上げいただいてた。」
私「マスキユーの定番決定かな(笑)。良いワインって売れ方が根強いんだよね。」

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夏みかん

Mar 03, 2016 by akiko |
新鮮な 夏みかんをいただきました。
ちょっと 酸っぱかったので 祖母直伝(って 大袈裟な・・・)砂糖漬けにしてみました。
   夏みかんを袋から出して 砂糖をたっぷりかけて しばらく置いておく だけなんですけど。
これが すごく美味しくて ヨーグルトやアイスクリームの上にかけるとか、お湯を注いで ホッとドリンクにするなどして楽しみます。
元来 酸っぱいものが好きですから あっという間に食べきってしまいます。

砂糖漬けにすると、夏みかんの香りがより際立って、ワインを彷彿とさせるのも楽しいなぁ。
寒い地域のシャルドネ、ピエモンテのナシェッタ、プーリアのヴェルデーカみたいな はつらつとした香り。
砂糖がよーくしみこんだところは 遅摘みのリースリングやシュナンブランだったり。
時に リオハの古い赤にも 共通する感じがあったり。

と しょっちゅう ワインのことを考えているのですが さすがに 夏みかんに合うワインとなると なかなか思いつかない。
やはり 肉やチーズと夏みかんを組み合わせるとか 夏みかんを使ったスイーツで とか でしょうか。
この春の 課題ですね。

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誉め殺し作戦は不発に終わりました(笑)。

Mar 02, 2016 by weblogland |
誉め殺されてくれませんでした(笑)。
やはり期間限定のセールス価格ですので、インポーターさんにはやんわりと断られちゃいました(笑)。
そうすると2,500円近い価格で売らなくてはいけませんから、ちょっと無理かな。
面白くて美味しいワインなんですけどね。
残念!
でも、冷静に考えるとこのキュヴェのひとつ上のランク レジーナ・ディ・フィオーリ 2012年 セッラ・ディ・フィオーリ がナシェッタ100%のワインで3,000円を切る価格ですから、こっちに力をいれるのも良いかと。
なんたって感動的なワインですからね。

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名付けて誉め殺し作戦

Mar 01, 2016 by weblogland |
あー!
売り切れちゃいました!
何が?って
イル・フィオーレ”2014年  セッラ・ディ・フィオーリ 完売いたしました。
しかるに2月の試飲会セットも完売になります。
参りましたね。
実は、インポーターさんの在庫が切れた訳ではなく、今回の特別価格での販売はもうできないということなのです。2月限りのセールス価格だったのです。
欲を出してもっと沢山在庫しておけば良かったかな?お客様もその辺の事情を察したようで(笑)、一気に無くなってしまいました。
残念!
インポーターさんに泣きついてみようかな(笑)?でも、けんもほろろに断られたら嫌だな。がめついなんて思われるのも嫌だな(笑)。
う~ん。
そうだ!
まずワインを誉めて完売のお礼をインポーターさんに言いましょう。そしてついでを装って「またイイかな?」と軽く聞く。名付けて誉め殺し作戦(笑)。
上手く行くかなぁ(笑)?

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話題は あちらこちらに

Mar 01, 2016 by akiko |
試飲会への ご参加ありがとうございました。
今回は 比較的 ゆったりとして、その分お客様とじっくりお話しできて とっても楽しい時間を過ごせました。
いつも思うことですが 皆さんとても 話題が豊富!!
ワインの話はもちろんのこと 本格的な釣りのお話であったり、映画、家庭菜園、スポーツ、旅行等々 大きく広がっていきます。
それな多様な話題を すべて結び付けて核になっているのがワイン、なのですから やっぱりワインってすごいなぁ。

今回は シャブリジェンヌのシャルドネが私の一押し。お飲みになった方々からは 概ね ご好評いただき、ありがとうございました。
南の、暖かい地域のファットなタイプとは 明確に異なる個性。
鋭さときゅっとしまったボディ、きれいな酸が 素晴らしいワインです。火打石の匂いもしっかり感じられて お手本みたいな一本です。
ぜひ、お試しいただけたらと思います。

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桝久 試飲会リポート 後半 201602

Mar 01, 2016 by weblogland |
さて、後半さは白ワイン3連発です。

○アマルテア・ブランコ 2014年 ロシャレル
「山羊の白ワインですね(笑)。癒されるなぁ。この点、赤ワイン同様だね。同じ意思を感じるよね(笑)。」
「ふっくらした柔らかさがイイね(笑)。」
「スペインワインらしくない良さがありますよね(笑)。酸がしっかりあるんだけどでしゃばらない。」
私「溶け込みがよろしいかと(笑)。あとアルコール分が12.5%でワインが折り合っています。」
「低めですよね(笑)。いつもこんなに低いのですか?」
私「おそらくヴィンテージのせいかと。」
家内「ただ、あまりアルコール分を高くしないでもワインを造ろうとする意識を感じます。」
「アルコール分が高ければイイって訳じゃないんだよね(笑)。酸とのバランスが大事だよね。」
「このワイン香りをはっきり表現できないんですけど(笑)。う~ん。柔らかさふくよかな優しさはたしかに感じるんですが…。ネクターっぽいのかな?」 
私「おっしゃる通りです!柑橘系の香りではありますが、明瞭ではありません。この点スペインらしくないかも知れません。」
家内「翌日になると洋梨の香りがしっかり出ます。いかにもチャレロ(笑)。」
私「厚みにディテイルが隠れますね。」
「チャーミングだよね(笑)。」
「ロシャレルのワインって赤も白も酸がチャーミングな所が共通してますよね(笑)。酸が可愛らしくまとまっているとでも言えばいいのかな。」
家内「ロシャレルの特徴は葡萄畑が斜面にあることです。畑の高度により植える品種を変えています。こうすることで収穫期をずらしたり重ねたりすることが可能となるようです。」
私「例えばロシャレルのロゼワインはピノ・ノアールとメルロから造ります。しかも混醸で造られます。」
「えっ!ピノとメルロですか?メルロとピノは収穫期がだいぶ違いますよ?」
私「はい。ピノは晩熟でメルロは収穫が早いです。」
家内「ロシャレルではピノを標高の低い所に植え、メルロを標高の高いところに植えることで収穫期を同じに出来るようです。そしてそれらを混醸します。」 
私「オーストリアなどでよく見られる混植混醸とは違う行き方です。斬新ですよね(笑)。」
「合理的と言えば合理的ですね(笑)。山羊だけじゃなくこな辺りにワイン造りの秘訣があるんですな(笑)。」
「ところで畑の除葉に山羊を利用すると言ってましたが、葡萄を食べたりしないんですか?」
私「まだ葡萄果が未熟な時期なので、不味くて山羊も食べないようです(笑)。」

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