Written on 2017 11
タンニンが滑らかさを増して充実の味わい-セルヴァグロッサのミュスケン
Nov 30, 2017 by weblogland |昨日はセルヴァグロッサのミュスケン2015年を飲みました。2日かけてゆっくり飲んだのですが(笑)、美味しかったなぁ。後半になるとタンニンが滑らかさを増して充実の味わい。全部のんじゃいましたから、今日は何にしようかな(笑)?
オレンジ・ワインのサンプルが来てるからそれにしようかな?いやいや、これはKさんと試飲する約束したから、フライングしたら怒られちゃう(笑)。
そうだ!
サンニオのアリアニコが2015年にヴィンテージが変わったから飲んでみないといけません。内陸部のちょっと冷ややかさがある独特なアリアニコなんですが、期待出来る2015年ですから楽しみ(笑)。
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ジュ・ド・レザンはやって来ない
Nov 29, 2017 by weblogland |もー、いくつ寝ても~
ジュ・ド・レザンはやって来ない。(ヤケクソでございます。)
今年はジュ・ド・レザンは生産されませんでした。
ふぅ~😵💨。
残念!
毎年この時期楽しみにされているお客様 大変申し訳ございません。お許しくださいませ。
春の低温障害、7月の雹、真夏の高温障害、フランス、イタリアは散々だったようです。中には全くワインを造れなかった生産者もいるとか。天候には勝てないのは重々承知してますが…、出るのはため息ばかりです。
あー、残念!
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桝久 試飲会リポート 後半201711
Nov 28, 2017 by weblogland |家内「このワインはバローロの格付け畑ブッシアの東の高台のものです。グラモレーレという格付け畑で西向きの斜面に畑は広がります。この家の所有畑はこのグラモレーレに4.5ヘクタールのみです。」
「バローロの格付け畑ってグラン・クリュってことですか?」
私「生産者の中にはそう言う方もおられますが(笑)、実際は最大公約数的な区分かと(笑)。」
「え~と。ドルチェットは自分達の普段飲み、バルベーラがお客様用、バローロは売り物で飲むのは特別な時だけ でしたっけ(笑)。」
「どれどれ、あっ!これ凄い!鮮烈!」
「前のヴァルポリッチェラがチャラく感じる(笑)。密度感が圧倒的。」
「プラムの香りが突き抜ける(笑)。ドルチェットってあまり香りがはっきりしないけど、これは例外?」
「コンテルノなんかのヘビー級のドルチェットは確かに良いけど、これは次元の違うものですよね(笑)。こんなドルチェットは初めてですよ(笑)。」
私「ドルチェット好きのFさんにお褒めいただくとは光栄に存じます(笑)。実はこのドルチェット飲んだとき真っ先にFさんを思い浮かべました(笑)。」
「この生産者ドルチェットがこれほど良いんだから、全部ネッビオーロ植えてバローロだけにしちゃえばイイのに(笑)?」
「そうだよね。所有畑は全部グラモレーレなんだから(笑)。」
「新しい生産者ならそうするかも知れないけど、昔からこうしてたんだろうな(笑)。
グラモレーレだからどこでもネッビオーロが良く育つ訳じゃないんだろうね。」
私「あと、収穫期がネッビオーロは遅いのでリスクが高い。それより収穫期の早いドルチェットやバルベーラを植えることはリスク回避にもなるかと。」
「ボルドーもリスク回避のためにメルローとカベルネを植えるって何かの本で読んだ。バローロはボルドー観たいに混ぜないけどね(笑)。」
「マスキューさん。これってワサビの香りしますよね?」
私「はい。たしかに。実は以前マスキュー定番のゼルボーネのドルチェットにも共通した香りがありました。ひょっとしたらドルチェットの品種特性かもしれません。」
「ゼルボーネのドルチェットかぁ。あれはあれで凄く美味しかったよね。旨味が飛び抜けてた(笑)。香りはこれと同じプラムだし、同じ品種と言われれば納得できる。スタイルはだいぶ違うけど(笑)。」
「イタリアワインって同じ品種を造っても出来上がるワインの方向性は違いますよね。フランスとは気質が違うんだよね(笑)。」
「うんうん。へんてこなボルドースタイルのワインなんて見かけないもんね(笑)。」
「逆にそんなのあっても売れない(笑)?」
「イタリアだと変なのあっても許される(笑)」
●モンティ 2014年 ヴィッラ・スパリーナ
イタリア赤 ピエモンテ バルベーラ・デル・モンフェッラートD.O.C.750ml 1851円税込み
「あれ?この瓶の形見た覚えがありますよ
(笑)。え~と。白、ロゼでしたよね?」
家内「はい(笑)。ガヴィで有名なヴィッラ・スパリーナの赤ワインででございます(笑)。」
「へぇー、あのガヴィ濃くがあって美味しいんだよね(笑)。それに綺麗なスタイル。」
「それが赤だとどんなんかな?これがテーマですね(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。まっ、まっ、お試しください(笑)。」
「濃いね!前のドルチェットも濃いけど、また違った意味で濃い(笑)。」
「濃いけど南イタリアの濃さとは全然違うよ(笑)。詰まった感じかな。」
家内「タンニンだけじゃなく酸がしっかり入っています。」
「マスキューさんがよく言う『酸』ってこれなんだな(笑)。酸っぱさ=酸 という訳じゃないんですね。なんか解ったような気がする(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。このワインは2014年ですが、わりに若く感じます。これも酸とタンニンの分量が多いからかと。」
「なるほど!ヴァルポリッチェラは2015年ですよね。これって値段の差ですか?」
私「言いにくいですが(笑)、おっしゃる通りでございます(笑)。」
「このワイン木樽使ってますよね?」
家内「おそらく使ってますね。古樽だと思いますが。でしゃばらない使い方してますよね(笑)。」
私「果実味の邪魔にならないようにしています。もっともまだはっきり果実味のニュアンスが出るにはもう少し時間がかかりそうですが。」
「黒系のベリーやチェリーのニュアンスはまだ隠れてる感じだよね。」
「ここのガヴィとこのバルベーラが同じ生産者が造っているとは思えない(笑)。もっと洗練されたバルベーラかと思いましたよ(笑)。」
「いやいや。ガヴィ同様に濃く造ったバルベーラなんですよ。きっと(笑)。赤ワインは濃く造るとタンニンが多くなるからこうなるんですよ(笑)。」
私「栽培の基本は同じはずです。かなり収量は低いと思います。」
「それってどういう意味ですか?」
私「例えば1本の葡萄樹からボトル1本分のワインしか造らないのと、1本の葡萄樹からボトル5本分のワインを造るのとの差です。」
「なるほど!高級メロンと同じだ(笑)。1玉1万円の高級メロンは1本の木から1玉しか造らない。安いのは鈴なり(笑)。」
「このバルベーラ、お客さんが来たときに飲むようなワインだよね。バローロの3段スライド方式と同じかな(笑)。」
「ドルチェットもコスト・パフォーマンス高いけど、このバルベーラもコスト・パフォーマンス高いよね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)!」
●ガッティナラ 2009年 アンツィヴィーノ
イタリア ピエモンテ 赤 D.O.C.G. 750ml
4628円税込み
「これが貴重なネッビオーロですね(笑)。
」
家内「今飲み頃に入っています(笑)。」
私「熟成期間は40ヶ月以上かけております
。」
「あっ!美味しい!」
「別格だな…。」
「香りが凄く美しくて美味しい(笑)。」
「いつまで経っても口の中から香りが消えない(笑)。」
家内「水を飲んでも消えませんよ(笑)。」
私「ネッビオーロって高貴品種と言われる
訳が解りますよね(笑)。」
「良いバローロとは少し違いますよね。バローロだとパワーが全面に出るもんね。
」
「これは美しさが全面に出る(笑)。」
「エレガントの極みだな。」
家内「バローロとガティナラの産地の違いなんでしょうね。」
「でもガティナラはバローロより安いよ!なんで?」
「そりゃあバローロは有名だからだよ(笑)。」
家内「ガティナラ自体の全生産量はバローロに比べると遥かに少ないので世界市場
には供給出来ないですね。」
「そうするとクリュなんて格をつける必要もない(笑)。」
「バローロのクリュってマーケティング戦略?」
私「私には答えられません(笑)。」
「ネッビオーロってバローロ、バルバレスコだけじゃないんだ?」
家内「D.O.C.G.指定のものだとこのガティナラやゲンメあとロンバルディアのヴァルテリーナなんかがあります。D.O.C.まで手を伸ばせばかなりあります(笑)。」
「僕はマスキューさんの定番の『カプレンガ』で十分かな(笑)。友達とちょっと美味しいワインを飲むにはぴったり(笑)。」
「そうだよね。このガティナーラは特別な時に飲むべきワインだね。しょっちゅうこんなワイン飲んでたらバチが当たる(笑)。」
「しょっちゅう飲めたら羨ましいけど(笑)
、これ以下が美味しく飲めなくなったら不幸だよ(笑)。」
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桝久 試飲会リポート 前半201711
Nov 27, 2017 by weblogland |まずは白!
〇オルトゥルーゴ 2016年 カンティーナ・ボネッリ イタリア エミリア・ロマーニヤ 白 〇オルトゥルーゴ 2016年 カンティーナ・ボネッリ イタリア エミリア・ロマーニヤ 白 コッリ・ピアンチェンティーニD.O.C. 750ml 1666円税込み 750ml 1666円税込み
「マスキューさん!また、変なのみつけましたね(笑)!コッリ・ピアンチェンティーニD.O.C. なんて知りませんよ(笑)。」
「イタリアって沢山D.O.C.あるんだよね。400以上でしたっけ(笑)?」
家内「中には一人D.O.C.もありますよ(笑)!」
「えっー!そんな馬鹿な(笑)。」
私「D.O.C.の委員会も一人なのかな(笑)?
でも、イタリアらしい個人主義と理解すると、それはそれで納得かな(笑)?」
「イタリア人って頑固で職人気質とプライドが高いからあり得ますね(笑)。」
「このコッリ・ピアチェンティーニも一人D.O.C.なんですか?」
家内「いえいえ、これは一人ではありません(笑)。エミリア・ロマーニヤの北西端のD.O.C.です。品種のオルトゥルーゴはここでしか栽培されていません。」
私「私も初めて飲みました(笑)。」
「イタリアって同じ葡萄品種でも産地が違うと呼び名が違うことがザラですけど、これは?」
私「DNA鑑定の結果同じものがないそうです。亜種もないとか。この地域だけの固有種のようです。味わいも独特なので、まっ、まっ、お飲みください(笑)。」
「飲みやすいね(笑)。かといって薄くはない。」
私「北イタリアらしくアルコール分は12%です。」
「そんなに高くはないんだ。だから飲みやすいんですね。」
私「北イタリアの白ワインはアルコール分が低めで仕上がります。共通してリンゴ酸が多くて優しい。日本人好みのラムネみたいな柔らかさがあります(笑)。」
「紅茶…、う~ん。アールグレイみたいなニュアンスかな。」
私「そうです。リンゴ…紅玉の皮っぽくもありますか。」
「草、それも夏草じゃなくて高原の草、ちょっと湿った 朝露に濡れたような…、あとミネラルやスパイス。」
「香りはバーンとはこないけど、かなり複雑ですよね(笑)。」
「後味のふんわり甘い感じがイイね。綿飴っぽい、でまちゃんと辛口。香りが甘いんだよね。」
「マスキューさん!以前こんな感じの後味のワイン試飲会で出しましたよね?」
家内「はい。マルケのボッカフォスカの白
のアドレスに似てます(笑)。このワインかと(ワインを取り出してお見せする。)」
「あっ!それぞれ(笑)。後味が綿飴(笑)。こっちの方が強いかな?」
家内「マルケの方が暖かい分、ふっくら感、大きさはありますね。」
「それにしても複雑。薔薇みたいなニュアンスもあるし、香りがどんどん出てくる。」
「薔薇といってもゲヴュルツトラミネールみたいな香水のようなニュアンスじゃないんだよね。」
私「はい!どちらかと言えば野バラみたいに控えめです。薔薇の葉っぱの青さも感じますし、ピリッとしたスパイシーさもピンクペッパーみたいな感じです。」
「そうそう。ゲヴュルツトラミネールみたいにデフォルメされてない(笑)。」
「逆に品種改良を重ねて純化されてない…。」
「マスキューさん曰くのプリミィティブな味わいなのかな(笑)。」
私「左様かと(笑)。読まれてますね(笑)。
これでもこのワイン、かなり飲みやすく造られていますから、もともとはもっと癖が強いかもしれません。」
「それってどういうことですか?」
私「このワインは醸造後にミクロ単位の濾過をしています。1.5、1、0.5ミクロンの濾過膜を通すようです。かなり念の入った処理です。出来上がったワインに不自然さもありません。」
「へぇーそんな技があるんだ。」
「でも、単純に飲みやすいんだよね(笑)。
旨味の塩梅がイイんだよね。」
●コッリ・ピアチェンティーニ ボナルダ 2015年 カステル・デル・ドゥーカ イタリア 赤 エミリア・ロマーニヤD.O.C. 750ml 1157円税込み
家内「これは同じ産地の赤 地場品種のボナルダ100%で造っています。」
「ボナルダって聞いたことあるけどマイナーですよね(笑)?」
家内「はい(笑)。ブレンドの時に補助的に入れる品種です。香りではなく重さをワインに与えるために使われることが多いようです。」
私「ボナルダは別名クロアチーナとも呼ばれています。クロアチアから来た葡萄品種らしいです。」
「おー!確かに渋い(笑)。タンニンの分量がなかなかのものですな(笑)。」
「これは肉のためのワインだね(笑)。」
「乱暴な渋さじゃないんだよね。わりと程好く感じるなぁ(笑)。僕の好み(笑)。」
「此れだけで飲むには私は辛い()。肉汁がないとダメ(笑)。」
「じっくり飲むと旨味が隠れてますよ(笑)!良いワインっぽさが隠れてる(笑)?」
私「皆さんが飲んでいるのは2015年なのですが、2013年が何本かありますので比べてみましょうか(笑)?」
「おっ、2013年はタンニンが強くない。タンニンより酸が上回ってる。」
「プラムっぽさを感じる。」
「ワインが2013年の方が洗練されてる!滑らかだよね。」
「2013年も2015年も同じワインなのは解るけど、変化をはっきり感じる(笑)。これって熟成したということですか?」
私「はい。そういうことかと(笑)。この価格帯のワインでも時間の経過とともに向上していることは品質の良さの証かと。」
「2013年だと肉汁あれば、もっと美味しく感じる(笑)」
「マスキューさん。2015年の方はデキャンターして飲むのがイイんですか?」
私「難しいですね(笑)。デキャンターすると一気に開いちゃうと思います。実際には開けた翌日だとより良いんですけど(笑)。」
「ウチじゃ無理!そんなに待てない(笑)!」
「店長!2013年まだありますか?」
私「並んでるだけですから、あと3本です。」
「じゃあ、とりあえず1本ください(笑)。」
「では、私も(笑)。」
●ヴァルポリッチェラ・クラッシコ 2015年 モンテ・デル・フラ イタリア 赤 ヴェネト D.O.C. 750ml 1480円税込み
「これって以前試飲会で出たリパッソと同じ生産者なんですって。あのリパッソ随分飲みましたよ(笑)。」
家内「はい(笑)。ヴェネトのモンテ・デル・フラのワインです。これがここの家のヴァルポリッチェラのもともとの味わい いわばベースのワインかと(笑)。」
「これ飲みやすい!」
私「でしょ(笑)。頭にくるほど飲みやすいんですよ(笑)。」
「これ、女子好きな味(笑)!危険(笑)。」
「うん。絶対に飲み過ぎる(笑)。」
「店長!曰くの スモモもモモもモモのうち ですね(笑)。」
「滑らかでクリーン。ピノ・ノワール的な美味しさですよね(笑)。」
「バランスがめちゃくちゃイイ(笑)。木樽使ってるんですか?」
家内「使ってますが、樽のニュアンスが極力表に出ないように腐心しています。」
私「通常ヴァルポリッチェラの香りはブラックチェリーなんですが、これはちょっと趣が違います。スモモ、モモ、薔薇、
ネクタリン、マンゴーなどの香りがします。かといってトロピカルではなく、じんわりしてちょっと冷ややかさを感じます。」
「エレガントだよね。北イタリアらしいよね(笑)。」
「液体のねっとり感 舌触りと香りがマッチしてますよね(笑)。」
私「アルコール分は12.5%。きっとこれがベストな仕上がりかと。」
「アルコール分が高ければ高いほど良い訳じゃないんだよね(笑)。」
「飲んでてとても自然に感じます。香りは華やかなんだけど、華美じゃない(笑)。こんなワイン毎日飲めたら幸せ(笑)。」
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試飲会のラインナップ決まりました 201711
Nov 22, 2017 by weblogland |遅くなってスミマセン。
今月はすべてイタリア!
しかもすべて北イタリアでございます。
じつはたまたまなんですか(笑)。
まずは旨味があり、香りも個性的な白!
オルトゥルーゴなんて品種知ってました
(笑)?
〇オルトゥルーゴ 2016年 カンティーナ・ボネッリ イタリア エミリア・ロマーニヤ 白 コッリ・ピアンチェンティーニD.O.C. 750ml 1666円税込み
美食の地エミリア・ロマーニヤの北東部
ピアチェンツァの丘陵のD.O.C.コッリ・ピアチェンティーニ。この地の地葡萄オルトゥルーゴ100%で造られた白ワイン。
2010年からはオルトゥルーゴ単独のD.O.C.も名乗れるとか。彼の地ではマルヴァジアやトレッビアーノとブレンドされて、スティルワイン、スプマンテ、またはヴィンサントにもなる葡萄ですが、これはオルトゥルーゴ100%。造り手は1940年創業のボネッリ。
まず抜栓してからの香りが美しい!野バラ、青リンゴや梨のラムネにも似たライム香。レモン、柚子、朝露に濡れた草、ピールの苦味、ピンクペッパーのスパイシーさ、ほわんと立ち上る蜂蜜や綿飴のような甘さ。かなり複雑なのですがすべてがでしゃばらない。里山の恵み、美しさをひとまとめにしたかのようです(笑)。野趣にありがちな雑味を、複雑さや品の良さに昇華したような錯覚に陥りました(笑)。
うーん。
インポーターさんの資料を見ると1.5ミクロン、 1 ミクロン、そして0.5ミクロンの濾過を3回するとか。このオルトゥルーゴ
は元々が雑味が強いのかな(笑)?知り抜いた上で濾過をしているようです。
それにしても、本来的な良さを引き出す手腕はたいしたもの。私の嫌う『いじった感』を感じない行き方には脱帽です(笑)。
同じ産地の赤 ボナルダ種だけってなかなか珍しいのです(笑)。
●コッリ・ピアチェンティーニ ボナルダ 2015年 カステル・デル・ドゥーカ イタリア 赤 エミリア・ロマーニヤD.O.C. 750ml 1072円税別
美食の地エミリア・ロマーニヤの北東部ピアチェンツァの丘陵のD.O.C.コッリ・ピアチェンティーニ。
これはボナルダ種100%で造ったもの。これはクロアチーナ種のことですが、ロンバルディア州のオルトレポ・パヴェーゼやコッリ・ピアチェンティーニではボナルダと呼びます。
このボナルダ、基本的にはプラム系の香りですが、パッと華やぐような香りはしません(笑)。ほどよく濃く重い充実したワイン。みっしり詰まった印象の黒い果実の香味やスパイス、力強さを持ちながらま十分に柔らかいスタイル。飲むうちに徐々に厚みが旨味を増してゆく。強い個性がないからこそ何本でもいけるし、毎日でも飲み続けられる(笑)。デイリーに牛肉料理を好まれる方には最適(笑)。
このワインは『ランブルスコで有名なあの「メディチ・エルメーテ」社が、古くからコッリピアチェンティーニの地でワイン造りをしてきた他2社の協力を得て、1999年、海外マーケットをターゲットとした共同ワイン・プロジェクトをスタートさせ、設立されたワイナリー。』(インポーターさん資料より)
マスキューの定番ランブルスコはメディチ、泡のコッリ・ピアチェンティーニ マルヴァジア・セッコはカステル・デル・ドゥーカです(笑)。超名門メディチは嘘をつきませんし(笑)、手を組む栽培者は名誉をかけて最良のものを提供する!
こんな両者のプライドは良い方向に行くに決まっています(笑)。
デイリーなワインはこうでなくっちゃ(笑)!
そして、あっと驚くドルチェット!
●ドルチェット・ダルバ 2016年 カシーナ・グラモレーレ イタリア ピエモンテ 赤 ドルチェット・ダルバD.O.C. 750ml 1833円税込み
バローロの著名産地モンフォルテ・ダルバ村にあるカシーナ・グラモレーレ。1966年の創業で現在は二代目にあたるクローディオさんご夫妻が二人三脚で運営しています。所有する畑は標高450mの日当たりに恵まれた傾斜地の4.5ヘクタール。すべてが格付けクリュのグラモレーレ畑。傾斜の上段にバルベーラ、中段にネッビオーロ、そして下段はバルベーラを栽培しています。
所有畑が優良でまとまっていて、しかも目の行き届く広さです(笑)。
熟成も伝統的なスロヴォニア・オークの大樽を使っています。もちろん出来上がるバローロはこの価格帯では上位のものです。
ただしへそ曲がりなマスキューはここの家のドルチェットをイチ押しします(笑)。
確かに優良なバローロ ネッビオーロの美味しさは格別なのですが飲むのは年に一度で十分(笑)。それよりも恵まれた畑でネッビオーロ同様に尽力して造られたドルチェットはお買い得(笑)。でも実際に美味しいドルチェットは自分達で先に飲みますから、なかなか海外には出ません。一方で、コンテルノなどのスター生産者の造るドルチェットなどは、耳を疑う価格(笑)。
そんな中ようやく見つけました!
ドルチェットが本来持つプラム系の香りは驚くほど鮮烈で豊か。こんなに綺麗なドルチェットがあるとは!
それも元々の造りの良さがあるからに違いありません。素晴らしい広がりはバローロに通じ、飲み手を陶酔させてくれるのです(笑)。
地見目ですが良さがお分かりいただけると幸いに存じます(笑)。すごく良いワインなのです。
●モンティ 2014年 ヴィッラ・スパリーナ
イタリア赤 ピエモンテ バルベーラ・デル・モンフェッラートD.O.C.750ml 1851円税込み
ピエモンテを代表する白ワイン ガヴィのトップ生産者ヴィッラ・スパリナがリリースする気取りのない赤ワインです。バルベラ種100%のクラシックなスタイル。
濃いルビー色、甘さを含んだイチゴやバラの花を連想する香味。舌の上ではじける生き生きした果実味に、控え目な気持ちの良い苦味と適度な重みが素晴らしいバランスです。上質な日常のためのワインです。
無理に造り過ぎず、かといって緩さもない、土地の香りがする良品。ワイン生産者自身が普段飲むワインですね(笑)。
D.O.C.G.昇格に揺れるバルベラですが、その規格に収まる良質でクラシックなD.O.C.ワインなのです。
瓶形がカッコイイのはイタリア人らしい自己主張。奇を衒った訳ではありません(笑)。
ケチなマスキューでは異例の高級品が本日のトリとなっております(笑)。おかわりはダメとなっております(笑)。
●ガッティナラ 2009年 アンツィヴィーノ
イタリア ピエモンテ 赤 D.O.C.G. 750ml
4628円税込み
イタリア ピエモンテ北東部ノヴァーラ県のD.O.C.G.ガッティナラの赤ワイン。バローロと同じネッビオーロ種を使用しますが、地元ではこれをスパンナと呼んでいます。
深みのあるガーネット色。たっぷりとして豊かな果実味です。野性味ある木イチゴ、スグリ、桑の味、バラ、に熟して甘さを増したオレンジ。苔やキノコ、針葉樹、土、鉄などの重めの香味、なめし革やシガーのニュアンスも出始めています。とはいえ、いまだに十分若々しく力強さに満ちており、現段階ではタンニンが少し粗く感じられます。このまま静かに数年寝かしておいた方が良いのかも知れませんが、深淵さ・複雑さ・繊細で壮麗な構成。ネッビオーロ(スパンナ)らしい雄大さと包容力を楽しめるワインに仕上げられています。並みのバローロではこうはいきませんね(笑)。肉料理、とくにジビエ(野うさぎ、野鳥、鹿)に最適です。早めに抜栓してじっくり味わいたいワインです。
アンツィヴィーノは1999年の創立。もとはミラノに住んでいたオーナーがガッティナラ村の古い修道院を買い取り移住してきたのが始まりでした。標高200~300mの南~南西向きの畑はブドウ栽培には最適。
低い温度でゆっくり醗酵を行い、42ヶ月の熟成(ステンレス・タンク18ヶ月の後スロヴェニア産の大樽で24ヶ月)、最低6ヶ月以上の瓶熟成という伝統的なワイン造りを踏襲しています。リリースまで最低4年ですね。もちろんその必要があるから、そうしている訳です(笑)。飲んでみるとその訳が解りますぞ(笑)
以上6本、24日(金)は17時~20時30分、25日(土)は11時~20時30分までとりおこなっております。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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11月24、25日のマスキュー試飲会のラインナップ2017
Nov 22, 2017 by weblogland |今月11月24、25日のマスキュー試飲会のラインナップが並びました!
あっ。でもまだホームページに詳細を載せてません。詳細は明日明日(笑)。
並ぶと嬉しくて、ついつい…(笑)。
今回のテーマはイタリア!
テーマと謳いましたが、たまたまイタリアワインばかりになっただけ(笑)。でもですね、トリはガティナーラ!(えっへん)これは先月から決まってました(笑)。
何故って?
美味しいからです(笑)。
愛するピエモンテのガティナーラ、造り手はご存知アンツィヴィーノ。マスキューの定番なのですが、試飲会は初登場。
ネッビオーロって言うとバローロ、バルバレスコが有名ですが、これはこれでイイんですよね。美しいですよ。
あと試飲会のどさくさに紛れてリゼルヴァも数本仕入れちゃいました(笑)。でもリゼルヴァはさすがに試飲会に出せませーん。ケチと言われても数本しかありませんのでお許しを!
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いやー、危なかったぁ(笑)。
Nov 18, 2017 by weblogland |今回マスキュー初デビューのモリエールのヌーヴォーが解禁日に完売!
えー!
これはまずい。
速攻でインポーターさんに電話です(笑)。
私「もしもし、いつもお世話になっております。ところでモリエールのヌーヴォーまだありますか?あっという間に無くなりました。」
インポーターさん「予約販売品なので倉庫にはもうありませんが、事務所に何本かあるはず。ちょっと待ってくださいね。今見てきます。ちょうど1箱ならありますか。」
私「ではお伺いします!」
じつは昨日これを2回やりました(笑)。
やはり美味しいボジョレー・ヌーヴォーは強い(笑)?
冷や汗ものでした(笑)。
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ボジョレー・ヌーヴォー2017年飲みましたぁ(笑)!
Nov 17, 2017 by weblogland |まずは『ミッシェル・マーレ』ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォ2017年
うーん。いつもの範疇の出来ですね(笑)。甘さもほどほど、酸もほどほど。ちょっとアルコリックかな?でも予想された作柄のイレギュラーは感じませんね(笑)。いつもいつもありがとうございます(笑)!
さて、ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー2017年 ドメーヌ・コート・ドゥ・ラ・モリエール は旨い!いわゆるボジョレー・ヌーヴォーとは一線を画してますね(笑)。大きさ広がりとも立派!
あとモリエールらしい旨味は圧倒的。比べると段違い(ミッシェル・マーレごめんなさい。)。アルコール分はなんと14%ありますがそれほどには感じません。試飲した方が迷わずこっちを買われるのも分かりますね。
とりあえず今年もボジョレー・ヌーヴォーを飲めて良かったぁ(笑)。
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ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日です!
Nov 16, 2017 by weblogland |今年マスキューが扱うヌーヴォーは恒例のミッシェル・マーレのものと、モリエールのヌーヴォーが加わりました。
モリエールのものはちょっとお高いですが(笑)、それはモリエールだからしょうがないと諦めてください(笑)。かなり美味しいはずです(笑)。多分(笑)。
イタリアのノヴェッロはなかなかでしたが、フランスのボジョレーはどうかな?
春に低温障害を受け、7月には雹でやられ、収穫の大半を失った生産者もいたとか。そして夏後半は暑すぎるくらい暑かったとか。どうやら出来上がったワインにはむらがありそうですね。うんと美味しいものと、酸がなくスカスカになったものに別れそうです。
いかに?
明日マスキューで飲めますから、レッツ・ドリンク!
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ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー2017
Nov 14, 2017 by weblogland |2017年 ドメーヌ・コート・ドゥ・ラ・モリエール フランス ボジョレー・ヴィラージュA.C. 750ml 2700円税込み
すっかりマスキューの定番となったドメーヌ・コート・ドゥ・ラ・モリエールのヌーヴォーです。あまりボジョレー・ヌーヴォーを扱わないマスキューですが(笑)、モリエールのヌーヴォーを扱わないのはモリエールに失礼。そんな訳で、ちょっと高いヌーヴォーのお披露目となりました(笑)。
畑の場所はドメーヌのあるヴォールナール村のフルーリーに近接する辺り。自宅の近所かな(笑)?ヌーヴォー用の畑かもしれませんね。
醸造は20℃で6日間アルコール発酵したあと6日間の乳酸発酵。天然酵母を使いSO2は無添加。瓶詰め前に冷却するのみ。澱は多いですが、旨味も多い(笑)。蝋止めではなく通常のキャップ・シールを使っていることは、早く飲めるように仕上げたのかな(笑)?除梗してるのかな?
ちなみにアルコール分はなんと14%!
かなりの遅摘したようです。モリエールにしては異例の仕上がりのようです。
どんなんかな(笑)?
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瞬殺 - バローロ 1971年 フォンタナ・フレッダ
Nov 12, 2017 by weblogland |瞬殺でした(笑)。
バローロ 1971年 フォンタナ・フレッダ
今日インターネットにアップするとほどなくYさんからお電話いただきました。
Yさん「マスキューさんフォンタナ・フレッダのバローロ1971年まだありますか?」
私「1本だけの入荷ですがまだあります(笑)。」
Yさん「実は私のバースデー・ヴィンテージなんですよ(笑)。まさかあるとは!」
私「それは良かったです(笑)。わりと状態も良さそうですよ。完全な古酒ですが、フォンタナ・フレッダのバローロで飲めないのに当たったことはありません。」
Yさん「一生に一回と言うことでいただきます(笑)。」
私「ありがとうございました(笑)!ただし抜栓する際、コルクが切れる可能性は大です。私はフォンタナ・フレッダの60年代を開けた際、ほぼ半数コルクを切ってしまいました(笑)。開けるときはソムリエナイフではなく、ドイツ式のコルクを挟んで開けるタイプのオープナーがお勧めです。」
Yさん「コルク切る覚悟が必要ですね(笑)。まあ、飲めるだけ奇跡ですもんね(笑)。」
私「さすがプロ!」
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明日はこれ!
Nov 10, 2017 by weblogland |南フランスのラファージュさんの白ワイン ノヴェラム・シャルドネ2015年を開けます。
以前とラベル・デザインは変わりましたが、相変わらず(笑)。赤のエルマセット同様にマスキューのど定番として扱わさせていただいております(笑)。
カウンターの上に並んでおりますから、たまには飲んであげてくださいね(笑)。
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期待と疑問が入り交じります
Nov 10, 2017 by weblogland |ロベルト・シルグのロゼ・ワインを取り寄せました(笑)!
2015年がファーストリリース。大日本ロゼ・ワイン普及協会としては何としても飲まなくてはいけません。
今晩飲む予定ですが、ラベル表記が面妖(笑)。パス・トゥー・グラン ピノ・ノワール と書いてあります。
???
期待と疑問が入り交じります(笑)。
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2017年のノヴェッロを飲み終わりました
Nov 09, 2017 by weblogland |先週お話したようにトスカーナ、マルケ、プーリアともに良いですね。ワイン自体に余裕があります。無理をした感じがなく、それゆえ十分な酸とアルコールを自然に得た感。特に驚いたのはトスカーナのノヴェッロ。このグレヴェペーザのノヴェッロはちょっと天候が悪いとすぐに出来映えに影響します(笑)。細さが目立つタイプ。最初飲んだ印象ではガロフォリやコンティ・ゼッカの強さに圧倒されましたが、時間が経つと今までに経験したことのないしっかり感。おもった以上に酸がありました。
うーん。
そうすると2017年は全体に良い可能性大(笑)。まだ北イタリアは飲んでいませんが、トスカーナが良ければ大体北イタリアも良いかと(笑)。
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ノヴェッロ飲みましたよ(笑)!2017
Nov 05, 2017 by weblogland |マルケのガロフォリのノヴェッロは全くイレギュラーを感じさせません。ここ数年で一番良いかも。全てに無理がなく欠点を感じません。13%のアルコール分は伊達じゃない(笑)。モンテプルチアーノらしさ全開(笑)。ノヴェッロがM.C.をかけるようにレギュレーションが変わってからようやくスタイルが確定したかのようです。
そしてプーリア コンティ・ゼッカのノヴェッロ。物凄く良い出来ですね。濃度感が半端ない(笑)。2017年のプーリアはかなり良い作柄に違いありません!
全体に2017年のイタリアは期待出来そうですね(笑)。イタリアって2007年も良かったし、末尾に7がつく年は良い作柄みたいです(笑)。フランスとは逆になるかな
(笑)?
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ノヴェッロ3種類
Nov 02, 2017 by weblogland |ノヴェッロ3種類です。
よく考えてみるとこのラインナップは不動(笑)。ずーっと続いてますね。何時からか思い出せません(笑)。まあ、昨日の晩ごはん何食べたかも思い出せない私には思い出すのは無理ですね(笑)。恐らくインポーターさんがこれらのワインを輸入始めた最初から続けています。あっ、でも一度ティニ・マルケ・ロッソのノヴェッロを間違えて白が来ちゃったことがあった(笑)。
まあ、今年の新酒を飲むことが出来て、感謝!
今週末に一度に3本開けますから、是非お立ち寄りくださいね(笑)。
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