Written on 2020 11
桝久 試飲会リポート 前半
Nov 29, 2020 by weblogland |ご3名様定員お一人様15分以内という無理なことにご協力いただきありがとうございました。
お陰さまでひっそりと行うことが出来ました(笑)。ありがとうございました!
まあ、もともと暇なマスキューですから
そんなに気を使わなくとも大差ない(笑)?
あるお客様曰く、奥様に「今日マスキューさんの試飲会行くの?」と聞かれ、「うん。ひっそりやってるそうだから、こっそり行ってくるよ。」と返事をしたら受けたとか。日常のちょっとしたことに笑いを求める。これ人生の鉄則。何があっても楽しくなくちゃ!
◎ジュ・ド・レザン 2020年 ポール・ジロー フランス コニャック 微発泡 白 ノン・アルコール 750ml 1695円税込み
◎ジュ・ド・レザン 2019年 ポール・ジロー フランス コニャック 微発泡 白 ノン・アルコール 750ml 1695円税込み
「おっ、今年も来ましたね(笑)。」
「2019年と2020年じゃ色が違う。2019年が妙に色が濃い。熟成したからですか?
」
「ところでマスキューさん、こうして比べられてラッキーなんですが、いつもこんなことありませんよね?」
私「1~2本は勉強のためにとっておいてコッソリ飲んでいますが(笑)。だいたい夏前に完売するのが通例です。今年はコロナの影響でレストラン関係がダメでして、それで少し残ってしまいました。それならばちょうど良いかと(笑)。」
私「まっ、まっ、お試しを。」
「う~ん。2020年旨いね!飲みやすい!今までで一番飲みやすいんじゃない(笑)。」
「ハニーで紅茶、う~ん。レモンティーの香りがする。」
「植物っぽさ、青い草のニュアンスも。」
ちょっと梅紫蘇っぽい。梅酒に長く浸った梅の香り。」
「2020年は開けたてはキリンビール工場見学で嗅いだ麦芽汁 発酵前の麦芽汁の香りがする。」
私「お芋なんかの香りもしますね(笑)。穀物っぽいニュアンスありますよね(笑)。」
私「2020年は今までで一番早く収穫を迎えたヴィンテージです。飲むまで想像がつきませんでした。」
家内「おそらくリンゴ酸が多く残る作柄とは想像しましたが。」
「あー、リンゴっぽい(笑)。それもものすごく甘い高価なリンゴ(笑)。」
私「かなりリンゴ酸は多いですね。」
「生き生きとしてるよね(笑)。」
「え~と。2019年はと…。う~ん。濃い(笑)!トロトロ(笑)。」
私「そーですね。トロトロ。去年日本に到着した時よりトロ味が増しています。」
「2020年の紅茶のニュアンスと2019年の紅茶のニュアンス違いますよね(笑)。」
「2020年がレモンティーで2019年は煮出した紅茶にたっぷり砂糖入れたみたい(笑)。」
家内「2019年の方が乾燥した枯れ葉のイメージ。あとリースリングっぽいオイリーさも感じます。2020年は青さが残る落ち葉と枯れ草が混ざったようなイメージかな。」
私「2019年は井草 畳の匂いがしますね
。これほどヴィンテージの差を感じるジュ・ド・レザンははじめてです。
「2019年の方がいつものものに近いかな。2020年のバランスの取り方有り様が違いますね(笑)。」
「2019年と2020年の作柄の違いが解りました(笑)。個人的には2019年が好きだけど、今日は娘が来るから2020年にします
(笑)。」
「どちらもグイグイ飲めるジュースじゃないですよ(笑)。中身の詰まり方が違う。」
「普段我々が飲んでいるのってホントにジュースー(笑)?いや、逆にいつも飲んでるのがジュースでこれが規格外(笑)。」
「これをさあ、1本ラッパ飲みは出来ないよ(笑)。」
私「このジュ・ド・レザンはワインの原料
となり、出来たワインを蒸留してコニャック ポール・ジローが出来ます。ですから通常飲む生食用の葡萄ではなくワイン用の葡萄となります。そのため生食用よりより甘くなります。」
「飲んだ感じ甘いんだけどワインみたいだよね。ジュースとは思えない。」
私「ワインみたいに食べ物とマリアージュしますよ(笑)。クリーム系の特に乳脂肪分の高いものや蜂蜜を使ったもの。そうそう、フォアグラなんか鉄板ですよ(笑)。あと、お芋もグッド(笑)。」
家内「ジュ・ド・レザンはお年寄りのファンが多いんです(笑)。これがあると元気が出ると。体が弱った時に飲んだり、真夏に毎朝チビチビ飲むとか。決してぐびぐび飲まれません(笑)。」
「滋養強壮に良さそう(笑)。そういえばドイツ・ワインで死にかけた旅人に飲ませたら生き返ったなんて伝説ありましたよね(笑)。ドクトールでしたっけ?」
「ベルンカステーラ・ドクトールですね。これ飲むとその話の意味が解るね(笑)。」
私「考えてみると、ジュ・ド・レザンはブドウ糖点滴を飲むようなものですから、飲むと効く。シャキッとしますよ(笑)。」
「食欲の落ちたお年寄りには良さそう(笑)。田舎のおばあちゃんに送ってあげようかな(笑)。」
「ところでマスキューさん、ジュ・ド・レザンの列に1本だけ箱に入ったものがありますが、何ですか?」
私「コニャックです。ジュ・ド・レザンを発酵させてワインにしてそれを蒸留する訳です。ジュ・ド・レザン4本で1本のコニャックが出来るはずです。これはポール・ジローのエントリー・カテゴリーのコニャックです。」
「なるほど!そんなの見たら買わなきゃいけない(笑)。」
「ジュ・ド・レザンとそのブランデーなんだから相性悪い訳ないよ(笑)!」
私「仰る通りでございます(笑)。このブランデーをジュ・ド・レザンで割りますと、アルコール感がない。ですから美味しさに浸っているといつの間にか酔っている(笑)。ちなみに私はこのカクテルをダブル・ジローと名付けました(笑)。名付け親は私でございます(笑)。」
「マスキューさん!この売り方手が混んでいてグッド(笑)!」
私「私のハニー・トラップでございます(笑)。」
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試飲会のラインナップ並びました
Nov 26, 2020 by weblogland |今月末11月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました(笑)。夫婦でシコシコ並べるのは、いつもながら楽しい(笑)。
ところで見た目ちょっとイレギュラーかな?だってジュ・ド・レザンが5列並んでいる?右の3列は2020年でちょっと色が濃い2列は2019年です。並べてみると色の濃さがだいぶ違いますね。味わいは飲み比べてのお楽しみ(笑)。
その隣に1列だけ1+1=3が、それを挟むようにずんぐり瓶の1+1=3が3列?これはですね(笑)、両方とも同じようなキュヴェなのですが味わいスタイルが全く違います。ただし背の高い1列並びの1+1=3は数がないので見るだけ(笑)!
そして可愛い可愛いウンクリン(笑)。このラベル・デザインは衝撃的に可愛い(笑)。
最後が驚きのポン・デ・ガサック2018年でございます。
試飲会はひっそりと執り行いますので、こっそり来てくださいね(笑)。
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試飲会のラインナップ決まりました! 202011
Nov 23, 2020 by weblogland |コロナ禍の中での開催ですので、ひっそりとやりますので、こっそりご来店くださいませ(笑)。
3名様定員でお一人様15分となっております。きっちり時間を測る訳ではありませんが(笑)、ご斟酌お願い申し上げます。
あと、今回は5本といつもより1本少なくなっておりますが、これまたご斟酌の程お願い申し上げます!
特に後半の赤は是非皆様にご紹介したいワイン。これだけでもティスティングする価値あり!かと。
前代未聞の早い収穫となった2020年、今年のジュ・ド・レザンはいかに?2019年のものがありますので比較試飲となります!作柄の差が解る良い機会ですぞ(笑)。
◎ジュ・ド・レザン 2020年 ポール・ジロー フランス コニャック 微発泡 白 ノン・アルコール 750ml 1695円税込み
◎ジュ・ド・レザン 2019年 ポール・ジロー フランス コニャック 微発泡 白 ノン・アルコール 750ml 1695円税込み
コニャックのグラン・クリュと呼ばれる中心のグラン・シャンパーニュ地区のユニ・ブラン100%で造られるジュースです。生産者は手作りコニャックで有名なポール・ジロー。
マスキューでは初輸入以来続けて販売しております。
ノンアルコールの微発泡のジュースですが、ワインを飲んでるようで、これが旨い!私の大好物なのです。もちろん毎年これを楽しみにしている方も、だいぶ増えてきました。
大地のミネラル、たっぷりな陽光が感じられるジュースはざらにありません。酸がしっかり入っていますから、割に甘く感じない不思議。変な言い方ですが、『アルコール発酵していないワイン』とでも言いましょうか。
元気の素が詰まったジュースです(笑)。
濃縮果汁では味わえない本物の良さがあります。驚く程の生命力があります!
お子様の食育にも、うってつけです。
あと飲むブドウ糖点滴みたいなものですから、お年寄りや滋養用にももってこい。根強い人気アイテムとなっております。
●ウル・デ・イェブレ・シラー オーガニック 2018年 1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス)スペイン 赤
ペネデスD.O. 750ml 1790円税込み
マスキュー定番のスペインの発泡性ワイン カヴァ 1+1=3のラベルと言えば皆さんご存知(笑)。比較的軽いカヴァの多い中、しっかりとした濃度感のある良品として愛されています。
カヴァと言えば日本ではかなり馴染みのスペインの発泡性ワインですが、その大半は大メーカーによります。(日本でも黒いラベルのフレシネやコドルニュが有名ですね。)ただコストがかかるため小規模生産者が育ちにくい産業でもあります。
いきおい小規模生産者は大手カヴァメーカーに生産したワインやブドウを売るしかない状況です。
そんな中、カヴァの聖地ともいわれる生産地域ガルディオーラ・フォン‐ルビで、カヴァ最高品質のブドウを栽培することで有名なピニョル家は、現地ワイナリーの間で「幻のブドウ」といわれ高値で取り引きされていました。
彼のところは30ヘクタールの畑を所有する家族経営の生産者です。
ピニョルさんのブドウ栽培は除草剤や殺虫剤は一切使用しませんから、畑仕事にとてつもない労力が注がれます。休みなく一日4時間睡眠で働くそうです。
そして醸造にはフリーランの果汁しか使用しません。いわゆるプレス果汁を使わない徹底ぶり、濃さとクリアな味わいの原点なのです。
そんなピニョルさんとペネデスのトップワイナリー「カン・ラフォルス・デルス・カウス」のエステーベ家とのベンチャーがこの1+1=3なのです。
このウル・デ・イェブレとはテンプラニーリのカタルーニャ語。これはテンプラニーリョ(1974年に植樹された古樹)85%、シラー(2004年植樹)15%で作られた赤ワイン。2017年よりテンプラリーニョの比率が少し上がりました。
作りは1+1=3らしくこの価格帯のワインでも手を抜かず(笑)すべて手摘みで収穫し、ぶどうを厳しく選別しています。すべて除梗したのち。ステンレス・タンクで低温で浸漬してからアルコール発酵。軽くファースト・プレスした果汁のみ使用してますね。1+1=3の流儀通り(笑)。そして300リットルのフレンチオークで4ヶ月間熟成。
面白いのはこのキュヴェ基本的には2017年のテンプラリーニョ・シラーと同じもの。でも味わいは別物(笑)。
こんなことあるの!と思わず絶句しました(笑)。
2017年はひたすら美しいテンプラリーニョでしたが、2018年は上物のジゴンダス
(笑)。スパイシーなシラーのニュアンス。(2017年よりシラーの比率は下がっている不思議)旨味と雑味を伴ったタンニンはヘビーで深みがあります。質感・ボリューム感のあるタンニンと旨味は肉食を誘いますね(笑)。
テクニカルな面だと2018年の方が醸しが長く発酵温度は高いはず。でも同じ畑で同じ人が作ったとは考えられないスタイルの違い(笑)。1+1=3の懐の深さ、探究心
の強さ、ポテンシャルの高さ、驚き以外の何者でもありません!
あとこのキュヴェ、オーガニックとヴィーガンの認証を取得しています。やはりヴィーガンの人口が10%いることを考えるとヨーロッパのワイン・ビジネスでは必須のようです。まあ、1+1=3でしたらもともとが自然なワイン造りをしていますから、認証を取得する事は苦ではないはず(笑)。
●ウンクリン 2017年 ホセ・アントニオ・ガルシア スペイン 赤 ビエルソ
D.O. 750ml 2357円税込み
マスキューの大好物ビエルソのメンシアでございます。
同じビエルソのメンシアとしまして、ガルシアさんの師匠に当たるラウル・ペレスのメンシアが定番となっております(笑)
。ラウル・ペレスのメンシアと比べるとよりフレンドリー(笑)。とは言え2017年でようやく飲みやすく成った感です。去年サンプルとして取り寄せ飲んだ印象では、ラウル・ペレスのメンシアがあるから却下した曰く付きのワインでもあります(笑)。
今回ティスティングした際、ラベルの可愛さと味わいが見事シンクロ(笑)。
密度がありながら軽やかで伸びやか。メンシアに共通するシルキーなタンニン。そしてそのなかは、旨みのある実に美味しい味わい。コーヒー、リキュール、スパイス、森の匂い、腐葉土のニュアンス等かなり複雑。とは言え胸襟を開いたような素直さも感じる味わい(笑)。メンシアらしい小粒の赤いベリーの香りの独特な溶け込み方は素敵の一語。
怒濤のラウル・ペレスのメンシアとは違った佇まい(笑)。ビエルソのメンシアはどうしても価格が高いのでボリュームを追及し勝ちですが、このスタイルはありかと(笑)。
こんなワインを毎日飲めたら幸せ!
喉と心に染み入るワインでございます(笑)。
インポーターさん資料より
スペイン北西部、ビエルソのバルトゥイレ・デ・アバホ村にて長らくぶどう栽培を営んできたガルシア家の5代目ホセ・アントニオは、アルバロ・パラシオスが甥と共に運営する「デスセンディエンテス・デ・ホセ・パラシオス」および、幼少期からの兄貴的存在で、スペイン最高の造り手のひとりといわれる同村のラウル・ペレスの下で修業を積んだ後の2011年、家業を継承すると同時に、自身のワイナリー「ホセ・アントニオ・ガルシア」を設立しました。
継承した畑は、標高550~650mの丘陵地に切り拓かれた100を超える小区画の集合体で、そのすべてに樹齢60年~100年の古樹が植わっていました。彼は、宝物をのこしてくれた先祖への深い感謝の念と、過酷な仕事への強い覚悟を持って、合計22ヘクタールに及ぶ全面積でオーガニック栽培を開始しました。
「それぞれの畑ごとに異なるオーガニック・アプローチが必要であり、画一的な認証は僕の畑には適しません。また、近年中にビオディナミへの転換を予定しています」。
醸造への介入は、ミニマルに。ビン詰め時以外は、SO2も不使用です。
「グローバル・スタイルのスパニッシュ・ワインには関心がありません。僕が造りたいのは、「ビエルソのワイン」です。この地ならではのワインを純粋な形で表現するために、SO2の使用は最小限にしています」。
ビエルソには様々なぶどう品種が植えられていますが、圧倒的な存在感を放つ名脇役のごとく、スペインワイン界にその名を轟かせるのが「ビエルソのメンシア」です。カベルネ・フランの変異種ともいわれるメンシアは、繊細な赤い果実の香り、フルーティーでやわらかな味わいを特徴とする品種で、また、丘陵畑のミクロ・テロワールから生まれる複雑な風味によって、高度に自己完結できる(他品種とブレンドする必要がない)品種として知られています。
ブランド名の「unculín」は、スペイン北部の方言「un culín」(ちょっと一杯)からの命名で、「子供の頃、(自家消費用にワインを造っていた)祖父母の家に近所の人たちがいつも遊びに来ていたのですが、みんな「ワインをウン・クリン飲ませて」と言っていたのが、僕の幸せな原体験です」。ラベルに描かれた鳥は、「シンボル・オブ・フリーダムです」。
●ポン・デ・ガサック 2018年 ムーラン・ド・ガサック フランス ラングドック 赤 ペイ・ド・エローI.G.P. 750ml 2545円税込み
南フランス、ラングドックの雄と言えばマス・ド・ドマ・ガサック。ボルドー品種などを栽培し、在来品種に拘ることなく自由で高品質なワインを作ることで大成功した1970年代創始のドメーヌです。ラングドックのラフィットなんて称されましたっけ(笑)。映画モンドヴィーノどはロバート・モンダヴィの進出に反対する役でしたね(笑)。自身ムーラン・ド・ガサックというネゴス部門を持ち近隣の小規模農家と良い関係を結んでいることもなかなか賢い(笑)。日本にもムーラン・ド・ガサックのワインはかなり輸入されており、低価格高品質なワインとして評価をされています。
この『ポン・デ・マサック』は簡単に言うとムーラン・ド・ガサックの上級品(笑)。ブランドとしてはマス・ド・ドマ・ガサックのセカンド的な位置付けの「ル・グラン・ド・ガサック」銘柄の一つがこのポン・デ・マサックということでございます。ややこしくてスミマセン(笑)。
セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン30%、シラー30%、メルロ30%、グルナッシュ10%のブレンド。粘土石灰質・泥灰土質土壌。樹齢15~50年。ステンレスタンクで醸造。言わば直球勝負(笑)。
このポン・デ・ガサックはすべて自社畑のもの。もちろんムーラン・ド・ガサックのチームが栽培から醸造まで管理していますからこその出来映え。ネゴスでこのレベルのワインを作るまでの時間と労苦の蓄積を感じるとても高度な出来映え。いわゆるボルドー的な引き算のセカンドではなく、丹念に集めたモザイクを組み合わせた作品です。高級なマス・ド・ドマ・ガサックと安いムーラン・ド・ガサックの間を埋める念願のアイテムなのです。40年の時間を経てのリリースなのです。
個人的には2000年代初頭に初めてレ・クーポレ・デ・トリノーロを飲んだ時の感激を思い出しました(笑)。
口に入れた瞬間に感じる旨みの甘さは圧巻(笑)!セレクションの良さ葡萄果の良さ由来のビビッドな果実味。ありがちな真っ黒な果実味ではなく(笑)、赤、青、黒のベリー系の果実が織り成す様も圧巻。まるっきりクリアではなく土やミネラル、ハーブ、スパイスの南フランスらしいニュアンスがしっかり感じるのも良し(笑)。全体の豊かな膨らみ、折り合いの良さ。長く美しく力強い香りの広がりと余韻は立派(笑)。
高価な高価なマス・ド・ドマ・ガサックに通じる上等な良品なのです(笑)!
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今月11月27日(金)、28日(土)のマスキュー試飲会はひっそりと執り行います!
Nov 22, 2020 by weblogland |家内と作戦会議です(笑)。
家内「今月のマスキュー試飲会どうしようか?感染者数が増えてるし…。」
私「そーなんだよね。まあ4月の8倍もPCR検査数が増えてるからね。とはいえ不安
はあるからね。まあ、先月はお客様が気を使い密を避けてくださったから好評だったよね。しっかり短時間で密を防げればよいのでは?」
家内「じゃあ、今月は5本でいこうか?」
私「そーだよね。5本と6本じゃ滞在時間がだいぶ違う。そうそう、始めの2本は今年のジュ・ド・レザン2020年と去年の2019年を比べるなんてどう?」
家内「あっ、それ面白い(笑)。異常に収穫が早かった今年の出来を検証できる(笑)。」
私「お客様も酔わない(笑)。」
家内「後半の3本は是非ティスティングしていただきたいぶっ飛びのあれだね(笑)。」
私「あの3本はびっくりするはず。先月と同じ3名様定員でお一人様15分の滞店時間ということでいこうか!」
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ボジョレー・ヌーヴォー完売いたしました!
Nov 21, 2020 by weblogland |ボジョレー・ヌーヴォー完売いたしました!
ミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年
モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年
完売いたしました!
今、昨日開けたものを飲んでますが、特にモリエールのものは凄いですね。突き抜けるパワーはブルゴーニュの1級並み。ちょっとジャムっぽさも出てきて、ガメイらしさは例年より強いのですが、全体のパワーは半端ない(笑)。3年くらい経ってから飲んだら美味しいのでしょうね。
2020年はパワフルということでした(笑)。
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昨日今年のボジョレー・ヌーヴォーは解禁。
Nov 20, 2020 by weblogland |今、ようやく飲みました(笑)。
まず、ミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年。
上手く出来ています(笑)。しっかり甘味があり飲みやすい。ヌーヴォーらしいキャンディーっぽさ。ジュース(笑)。良い年のヌーヴォーのレベル。
輸送で世間の話題になりましたが(笑)、結局赤字だったのかな?
モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年
ボジョレー・ヌーヴォーではありませんね(笑)。モリエールらしい芯の強い上質なワイン。いつも通りタイトに仕上げるとは!エレガントな素晴らしい香りが溢れ出ています。しっかり醸しをしたようです。熟成を予感させます。いわゆるヌーヴォーは航空運賃が高いので割高感がありますが、モリエールのヌーヴォーにはそれがありません。さすがモリエールなのです。明日飲んだらもっと美味しいに違いありません(笑)。
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舞台裏ではこんなことになっておりました
Nov 19, 2020 by weblogland |普段より2週間早くフランスを貨物列車で出発、ドイツからリトアニアに北上してから中国に入り、上海まで。そして海路で大阪。テレビでは鉄道の線路幅の違いがあり手間取ったとか。最終的にスケジュールより10日遅れで16日に通関を切って出荷。綱渡りの修羅場だったようです(笑)。
ちょうどこのブログを書いていると徳岡さんの担当者からお電話いただきました。
Uさん「マスキューさん!この度は荷物が遅れて申し訳ございませんでした!」
私「朝イチ見たよ(笑)!うちは18日着だったからセーフだったよ。でも、今日また荷物が来たよ(笑)。」
Uさん「申し訳ありません!一部どうしても遅れまして、ここ2~3日対応に追われて地獄のようです。」
私「なんで10日も遅れたの?」
Uさん「実はベラルーシで貨物が行方不明になりました。それを探すのと探してから一部航空便に振り替えたので…。」
私「行方不明!そんなことあるんだ?」
Uさん「政情不安のようです。」
私「大変だったね。うちは気を使わなくても良いからね(笑)。」
舞台裏ではこんなことになっておりました。無事届いたことに感謝、感謝でございます(笑)。
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今年のボジョレー・ヌーヴォーはすべて揃いました(笑)!
Nov 19, 2020 by weblogland |最後の最後に到着したのが、ミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年です。
あれ?スクリュー・キャップになってますね(笑)。まだ飲めませんからアルコール分チェック。え~と。13%ありますね。あと液体は濃い目です。やはりしっかり醸しをしたようですね。
それとバック・ラベルには列車でフランスから届いたと書いてあります。ちょっと調べるとドイツ→中国→上海→海路を経て日本の経路です。一帯一路かな(笑)。
飛行機を使わないことで95%のCO2を減らせるようです。マスキューへの到着時はギリギリでしたが、悪いことじゃありませんね(笑)。これで美味しければ、尚宜し(笑)。特にことしは収穫が早かったのでスケジュール的にも間に合ったようです。
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11月の19日がボジョレー・ヌーヴォーの解禁日ですね
Nov 18, 2020 by weblogland |まずい!
いくら暇なマスキューといえども人気のモリエールが13本では足りるはずがない(笑)。
かといっていきなり無くなると怒られます。
明日インポーターさんに泣きついてみましょう!
あと、ファンの方は取り敢えずお電話ください。「とっておいて」の一言くだされば幸いです。
まずい!
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今年のボジョレー・ヌーヴォーはどうですか?
Nov 17, 2020 by weblogland |まだ解禁日前ですから解りません(笑)!ゴメンナサイ。
建前として、11月19日にならないと飲んではいけません!まあ、紳士協定みたいなものかな(笑)。でも気になりますよね。
想像するに、わりと甘く感じてジューシー。大きさもあるはず。もちろん生産者によって違いますが。しっかり醸しをしているはずですから、色も濃いかな。ちゃんと作ったものは、例年とは違うはず。良いものは、『えっ!コレがボジョレー・ヌーヴォー!』となるはず。
ただし、間違ってもここ数十年で一番の作柄とは申しません(笑)。やはり作柄としてはイレギュラー。コロナ禍もあり生産者の呻吟が聞こえます。
ありがたく飲むべし!
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ようやく揃いました(笑)!
Nov 14, 2020 by weblogland |中身がジュヴレイのキュヴェ・ジェラール2018年と、中身がシャンボールのキュヴェ・シャンタル2018年です。マスキューでは『シャンタルさん』と『ジェラールさん』と呼んでおります(笑)。いつも安定して美味しいのです。今は息子さんがドメーヌに加わりましたが、お父さんは相変わらず(笑)、それゆえ味わいも相変わらずです(笑)。
価格も良心的なドメーヌですが、やはり2018年は量が取れなかったらしく3500円を越えちゃいましたね。とはいえコスト・パフォーマンスはもともと高いので致し方ない。たまに正銘なブルゴーニュを飲みたい時に飲むべし(笑)!
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モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年
Nov 14, 2020 by weblogland |モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2020年です。
今日は11月の14日、解禁日は19日ですから今までで最速(笑)。モリエールも例外なく収穫が早かったようですね。そうそう、モリエールは収穫を糖度の到達度だけでなくタンニンや酸のバランスを考えて行います。然るにアルコール分が11%くらいしかなくても素晴らしいヌーヴォーを作ります。葡萄果を無理に過熟させたりしません。あくまでも出来上がりのバランスを重視します。それゆえモリエールのヌーヴォーのアルコール分がその年幾つかはとても勉強になります。
早速アルコール分チェック(笑)。12%あります。モリエールのヌーヴォーとしたらストライクゾーンですね(笑)。多量のリンゴ酸に合わせたアルコール分に違いありません。パワフルで甘さも強いのかな?
19日が待ち遠しい(笑)!
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今日は試飲会に向けてワインの試飲です
Nov 13, 2020 by weblogland |今日は試飲会に向けてワインの試飲です。全部で9本取り寄せました。もちろん只ではありません(笑)。ゲストは筋金入りのワイン・エキスパートのKさん(笑)。
今回はなかなかの結果。使いたいワインが4~5本ありました。家内がこれぞと目をつけただけありました。先月一度インポーターさんの試飲会で目をつけたものですから当たる確率も増しますね(笑)。もちろんスカもありましたが(笑)。
良いワインでなくてはいけませんが、良くてもマスキューで扱えるかどうか?これも大きな決定要因でもあります。
この微妙なところを乗り越えて、『旨いコレ!絶対に扱おう!』となるワインってとても少ないのでございます(笑)。
今日は楽しかったなぁ(笑)。
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魔が差しました(笑)!
Nov 12, 2020 by weblogland |そんな訳で魔が差しました(笑)。
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やはりジュ・ド・レザンは根強いファンがおられます(笑)。
Nov 11, 2020 by weblogland |Aさん「マスキューさん!今年はジュ・ド・レザンがあってよかったぁ(笑)。いつぞやはまるっきりなかったこともありましたよね(笑)。」
私「2017年でした。あのときは1本もありませんでしたから、逆に清々しかった(笑)。中途半端な数だと恨まれる恐れがありますから(笑)。」
Aさん「今年は数は大丈夫なんですか?」
私「オーダーした分は大丈夫です。コロナの影響でどこも発注数は減ったようですが…。」
Aさん「そんなところにもコロナの影響があるんですね?」
私「はい。大口のいわゆる業務用、レストランなどが駄目なのが大きかったようです。マスキューも数を減らしました。」
Aさん「じゃあ、すぐなくなりそうですか?」
私「一応店頭で売る分としてはいつも通りですから、急がなくても大丈夫かと。」
Bさん「マスキューさん今年のジュ・ド・レザンはどんな味わいですか?」
私「まだ飲んでないのでなんとも言えませんが…。イタリアのノヴェッロを飲んでみて、収穫が早いのがワインの味に影響が出ていました。」
Bさん「どんな感じでした?」
私「経験した中で一番収穫が早い作柄なので、絶対とは言い切れませんが。ワインとしてのバランスの取り方が通例とは違うような感じでした。リンゴ酸が多すぎる?とでも言えばよいのか。」
Bさん「そうすると今年のジュ・ド・レザンは酸っぱい?」
私「酸っぱいというよりいつもより甘く感じないかもしれません。想像ですが(笑)。」
Bさん「ジュ・ド・レザンってもともと強烈に甘くて酸っぱいじゃないですか(笑)。」
私「おっしゃる通り(笑)!飲むブドウ糖点滴です(笑)。」
Bさん「そうするとジュースとしては酸が多いのも、ある意味期待できるかも(笑)?」
私「私も、そうなることを期待しております(笑)」
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まさかアボカドと合うとは!
Nov 10, 2020 by weblogland |今日は何飲もうかな?と迷った時、それじゃあインモルタリスでも飲もう。となります(笑)。
昨日もそのパターン。なんとはなくモナストレルを選択(笑)。食卓に並んだおかずのアボカドを食べながらモナストレルを飲むと、美味しい!アボカドのねっとり感とモナストレルのねっとり感が相性抜群。期待しないで飲んだだけに(笑)、いきなり殴られたような衝撃(笑)。モナストレルのディテイルがとても鮮明になり、しかも奥行き深みを感じる。モナストレルの完熟感が伝わってきました。
う~ん。
まさかアボカドと合うとは!
思わぬ発見に幸せな記聞を味わえました。幸せだなぁ(笑)。
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もう~、いくつ寝ると、ジュ・ド・レザンがやって来る~!
Nov 10, 2020 by weblogland |今年は11月20日にマスキュー到着の予定となりました!
あと10日ちょっとですね(笑)。
11月20日とはいつもより早いですよね。通例12月になってからの入荷ですもんね(笑)。
そこでマスキュー・ブログにジュ・ド・レザンと入れて検索。こんなときアーカイブとして使えて便利(笑)。なんたって昨日の晩御飯何食べたか覚えてないですからね(笑)。何年も前のことなど覚えている訳がない(笑)。
2019年12月11日
2018年12月1日
2017年なし
2016年12月16日
2015年12月9日
2014年11月28日
ざっと見てここ6年で一番早い。ひょっとして今までで一番早い入荷かも?もちろんマスキューでの入荷日ですから正確な収穫日ではありませんが、異例に収穫が早かったことは想像出来ます。
そあ、今年2020年はどんな味わいか?
リンゴ酸は通年より多いはずですから、いつもより甘くないかな?今年はワインとなるとバランスの取り方が難しいような年ですが、ジュースとしたなら良いかも?なんて想像しております。
今年のジュ・ド・レザンは月末のマスキュー試飲会に間に合いますね(笑)。
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桝久 試飲会リポート後半+番外編
Nov 03, 2020 by weblogland |●カビレ マヴルッド&カベルネ・ソーヴィニヨン 2016年 ヴィラ・ヤンボル ブルガリア 赤 トラキアン・ヴァレー 750ml 1320円税込み
「おっ!カッコいいラベルですね(笑)。ギリシャ・ローマ時代の彫刻かな(笑)?」
「ブルガリアですか。コスト・パフォーマンスが良いワインが多いですよね。マスキューさん定番のヴィラ・ヤンボルお世話になっております(笑)。」
私「これ実はヴィラ・ヤンボルの上級品でございます(笑)。価格帯としてはメルロ・リゼルバと同じです。」
「うんうん。濃くて美味しい(笑)!」
「濃いけどとても飲みやすい(笑)。」
家内「ワインに無理がないですよね(笑)。イレギュラーな要素を感じません。」
「そう言われると府に落ちる(笑)。酸っぱすぎたり、水っぽかったり、渋すぎたり、甘すぎたりしない(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『折り合いが良い。』ってことかな(笑)?」
私「単純に美味しくて、欠点が目立たない
(笑)。あとこの状態が数日続きます。もちろん変化はしますが、不味くはならない。もともとの葡萄栽培の良さ原料葡萄の良さが決定要因かな(笑)。」
「しっかりみっちりしてるんだけど、甘さ深さがありますよね(笑)。」
「タンニンも充分にあるし刺々しくないですね。」
「しかし、マヴルッドでしたっけ?知らない品種沢山あるんですね(笑)。」
「あんまりアロマティックとは言えないけど、ちょっとメルロっぽいかな(笑)?」
私「サン・テミリオンじゃないし…。」
家内「ボルドーよりもっと涼しい産地だよね。例えばベルジュラックかな?」
私「なるほどね。ベルジュラックのワインに近いニュアンスあるね。でもタンニンがこんなに滑らかじゃないかな?」
家内「熟成してこなれてきたタナなんか近いかな?」
「これちょっと野性味があるからメルロよりタナに近いかな?でもそれほどの締まりはないんだよね。」
「豊かさがありますよね。」
家内「でもさぁ、昔のマヴルッドって堅くて途方に暮れた記憶がある(笑)。」
私「そうそう。渋くてね(笑)。あの当時マヴルッドってブレンド用のワインだと実感したよね(笑)。」
「マスキューさん。これは洗練されてますよね(笑)。ちょっとニッキの香りがして心地好い(笑)。そうそうニッキとシナモンの違い知ってます(笑)?」
私「知りません。よくご存知ですね(笑)」
「ニッキは日本産、シナモンは外国産(笑)。お後がよろしいようで(笑)。」
私「博学ですね(笑)。ブログでパクらせていただきます(笑)!」
「後でググって確認してくださいね(笑)。」
「それにしてもコスト・パフォーマンスが高いワインですね(笑)。」
私・家内「ありがとうございます(笑)!」
おいちい、おいちいブルゴーニュを飲んでウサ晴らししましょう(笑)!
●ヴォルネイ ヴィエイュ ヴィーニュ ドメーヌ・ロシニョル・フェヴリェ2017年
750ml 4,682 円税込み
「私以前コレ買いましたよ(笑)。もちろんセラーにキープしてます(笑)。」
「おいちい、おいちい、ブルゴーニュですね(笑)。ブルゴーニュのピノ・ノワールは高いからすっかりご無沙汰(笑)。」
「力ずくじゃなくて取っつきやすい。しかも美しい(笑)。変わるもののない味だよね(笑)。」
「おいちい(笑)!旨いなぁ(笑)!旨味と香りが高度(笑)。特に香りが素晴らしい!
薔薇の花。かぐわしい(笑)。」
「村名だけど1級並みですな(笑)。ピークに入ったところかな?」
家内「開けて翌日が一番良いかと。」
「2017年って良い作柄なんですね(笑)。」
「マスキューさん曰くのイレギュラーがないワインかな(笑)?」
私「読まれてますね(笑)。まあ、何十年も熟成するレベルではありませんが、美しさ高貴さがありますよね(笑)。」
「ブルゴーニュのピノ・ノワールって高貴だよね(笑)。」
「腐葉土のニュアンスも自然な感じを演出してますね(笑)。」
「コレが枯れ葉のようになってくると、堪らなく美味しい(笑)。そうなりそうですよね(笑)。」
家内「ピノ・ノワールの極致ですよね(笑)
。」
「香りの出方がニュイのワインっぽいですよね(笑)。ふわーんと香りが出てる(笑)。
」
「樽の香りはするけど全体のバランスとよく合っている。スパイシーさもアクセントになっているし、欠点がない(笑)。」
「そうですよね。ニュー・ワールドのピノ・ノワールなんかいびつだよね。それ考えるとやはりブルゴーニュのピノ・ノワールなんだよな(笑)。」
「子供っぽいんだよね(笑)。」
「値段は一人前だから困る(笑)。」
「でも、Jマイヤーのピノ・ノワールだったら許せる(笑)。」
「まあ、ブルゴーニュのピノ・ノワールとは用途が違うけどね(笑)。」
「だってさぁ、このピノ・ノワールは美味しい料理を出す高級なレストランでこそ飲みたいよね(笑)。」
私「皆さん良いピノ・ノワール飲んでますね(笑)。」
さて、今回はコロナ禍をかんがみて5本で終了の予定でしたが、10月30日は、なっなんとノヴェッロの解禁日でございます。
取り敢えず1本くらいは飲まなくてはいけません!
試飲会の番外編スタート!
●ノヴェッロ・サレント2020年 コンティ・ゼッカ イタリア プーリア 赤 ノヴェッロ 750ml 1885円税込み
「今日はせっかくのノヴェッロの解禁日ですから、1本開けましょう!何がイイかな
(笑)?一番安定しているプーリアのノヴェッロ・サイレント2020年いきましょう!
」
私「あれ?いつもと違う!?」
家内「甘い!なんでこんな甘いの(笑)?」
「これ、ジュースですよ(笑)。ジャムっぽいし(笑)。」
「これ赤ワインソースにしたら良いかも(笑)」
「プルーンなんかを細かく刻んで入れて。」
私「それはそうですね(笑)。でもノヴェッロの弾けるようなフレッシュ感とは違うフレッシュ感(笑)。マセラシオン・カルボニック法で発酵した感じがしない。???搾りたてのジュースみたい。ワインらしくない。」
「これアルコール入っているんですか(大爆笑)?」
私「そんな馬鹿な(笑)!え~と。13%ありますよ!何で?」
家内「濃いけど軽い。」
私「酸がないとしか思えない!」
「2020年の作柄の影響ですか?」
私「今まで経験したことのないワインに仕上がっています。アルコール分のないポートを飲んでるような(笑)。」
「今年は収穫が早かったみたいですよね?
」
私「ここ50年間でも1、2位の収穫の早さと言われています。」
「それってどんな影響が出るのですか?」
私「通常葡萄は開花してから収穫まで100日くらいかかります。それが早まると出来る葡萄の味わいに影響が出ることになります。」
「具体的にはどうなんですか?」
私「葡萄果の酸は7月に急増して秋に向かって減酸、リンゴ酸が他の有機栽酸に変化するようです。それを飛ばす訳です。」
家内「実際にどうなるのか経験したことがないので、断言は出来ませんが、このワインに関して言うと、いつもとは違う。
ワインとしての酸が少ないとしか思えません。」
私「理論的にはリンゴ酸は多いのですが、
酸のない抜けたワインとしか言いようがありません。」
ちょっと衝撃的でした。
でもですね、翌日奇跡が起きました(笑)!
私「昨日はちょっと甘かったのですが…。」
「えっ!美味しい!すんごくフルーティー
!」
「コレ豊かでイイよ(笑)。」
家内「あれ(笑)?美味しい。とても美味しいノヴェッロ(笑)。」
私「あっ!ラズベリーの香りがしてノヴェッロらしいフレッシュな味わい!昨日はマセラシオン・カルボニック法で作ったワインではないジュースみたいでしたけど、今日はノヴェッロ(笑)。キャンディーやバナナのニュアンスがする。」
一体何故?
そこでトスカーナのグレヴェペーザのノヴェッロを開けてみることに。
●ノヴェッロ・トスカーノ2020年 グラヴェペーザ イタリア トスカーナ 750ml 1885円税込み
「これ、しっかりした赤ワイン(笑)。たしかにノヴェッロらしいマセラシオン・カルボニック法の味わいはしないけど、出来上がってる。」
「サンジョヴェーゼ。しっかりしたサンジョヴェーゼの味。キャンディーやバナナのノヴェッロらしい味わいはしない(笑)
。全然ハチハチしてない(笑)。」
「色も濃い。ガスっぽさもない。」
私「今までで一番濃いですね(笑)。いつもはわりと繊細な出来上がりなんですが(笑)
。あとマセラシオン・カルボニック法の影響が出てませんよね(笑)。収穫が早まったために醸し期間が伸びたからかもしれません。ワインが出来上がってますもんね(笑)。」
家内サンジョヴェーゼ特有のオレンジのニュアンスを感じます。しっかりしたサンジョヴェーゼ。アルコール分は12.5%
と通例ですが、タンニンと酸の詰まり方はとても良好です。」
私「飲む限りとても良い出来映えです(笑)。」
今年2020年は今まで経験したことのない作柄かもしれません。
わざわざのご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Nov 02, 2020 by weblogland |やはり、こっそりひっそりはマスキューらしい(笑)?
まずは去年も飲んでいただいた、
ソールティ 白 N.V. モンテ・ディ・ロアリ イタリア ヴェネト フリザンテ 微発泡白 750ml 王冠キャップ 1782円税込み
私「これ、去年もお出ししましたが、この時期だけのフレッシュな微発泡の白でございます。産地はイタリアのヴェネトでございます。」
「ロミオとジュリエット(笑)?」
家内「はい(笑)。ガルダ湖の近くの風光明媚なところです。」
「パルマなんかとはまた違った美食の地でもあるね(笑)。」
「おっ!フレッシュだねぇ。微発泡なのがイイね(笑)。造ったばかり感満載(笑)。」
家内「去年よりカラクチニ感じます。今年早目に収穫した葡萄果汁に去年収穫した葡萄果汁を30%ぐらい加えて発酵させたものです。」
「う~ん。これってマルヴァジアっぽい?
重くなくて良いですよね(笑)。」
私「さすが!過熟したマルヴァジアはよくありますが、早摘みしたマルヴァジアがメイン、それにフェルナンダ、モスカートを加えています。」
「モスカートのハニーさも感じる。冷静に飲むとかなり複雑ですよね(笑)。フレッシュ&フルーティーを楽しむだけじゃないね(笑)。」
「基本辛口だから食事をしながら飲みたいね(笑)。」
家内「あとこのワインはまるっきり余計なことをしていませんから、澱引きもしていませんので飲んで行くうちに濁ります(笑)。」
「あっ、ホントだぁ(笑)。でもさ澱も味のうちかな(笑)。」
私「酸化防止剤SO2も添加していません。高度な衛生管理能力があります。」
「あれ、でもバック・ラベルには酸化防止剤って書いてありますよ(笑)?」
私「自然にSO2が発生しますので、ゼロとはなりません。それゆえ表記されてしまいます。」
「輸入障壁ですな(笑)。河野太郎さんに言わなきゃ(笑)。」
「そうだ!河野太郎にチクろう(笑)!」
なんか話がとんでもない方向に(笑)。
「マスキューさん、ラベルにアンフォラの絵が描いてありますけど…?」
家内「はい。アンフォラ 甕で発酵させています。ラベルのアンフォラは古代のものですが(笑)。」
私「素焼きらしいのですが、かなりしっかりしたもの。近代設備の中にアンフォラがドンと置いてあるのは可笑しくもあります(笑)。」
「アンフォラってオレンジ・ワインの生産によく使われるようですが、このワインはそれっぽくないですよね。アンフォラを使う意味はあるのですか?」
私「個人的にはアンフォラはリスクが高いので、わざわざ使わなくてもよいように思いますが…。まあ、このワインの場合
葡萄果汁に適度の空気を送ることで発酵を促進できるのかと。」
家内「衛生管理技術がとても高いとも言えます。」
〇『J,マイヤー』ピノ・ノワール 2019年 モーゼルランド社 ドイツ プファルツ Q.b.A.白 750ml 1296円税込み スクリュー・キャップ
「マスキューさん、このラベル見たことありますよ!」
私「はい。赤のピノ・ノワールはマスキューの定番アイテムでございます(笑)。」
「う~ん。白ワイン仕立てのピノ・ノワールかぁ(笑)。まあ、シャンパンなんかでもブラン・ドゥ・ノワールあるし、またこれは美味しいし、異論はないけど(笑)、ドイツって言うのが引っ掛かる(笑)。」
私「まっ、まっ、お試しを(笑)!」
「う~ん。やはりブラン・ドゥ・ノワール。重さがある(笑)。」
「色は薄い(笑)。でも重い(笑)。色のイメージとは違いますな(笑)。」
「昔のドイツ・ワインの甘いイメージじゃない(笑)。割りと辛口かな?」
私「残糖分は1L中6gでございます。ドイツ・ワインの範疇ですとトロッケン辛口となります。」
「リースリングみたいな特徴的な香りはしないけど、デイリーな食事には合いそうですね。」
「際立った特徴はないけど(笑)、自然に飲みやすいよね。旨味がしっかり残ってるから楽しめる。」
「毎日飲んでもイイかな(笑)。我が家にはぴったり(笑)。」
「何にでも合いそう(笑)。」
私「ポン酢正油には鉄板ですね(笑)。何でも行けちゃいますね(笑)。」
「マスキューさん!定番のモルドバのラダチーニにカベルネの白ありましたよね。このワイン、あれに似ていませんか(笑)?」
「あっ!そうだよ!似てる(笑)。」
私「皆さん、なんと鋭いことか!実はインポーターさんは同じアグリさんです。しかも、しかもですよ。生産者のJマイヤーにわざわざピノ・ノワールで白を作ってくれと特別発注したものです(笑)。」
「なるほど!成功体験に味をしめた訳ね(笑)。」
「あれも旨味があって美味しい(笑)。」
「価格は安いけど、どちらも美味しいし、我々日本人がデイリーに飲むにはぴったり(笑)。」
「日本も市場として成熟してきたんですね(笑)。」
家内「ラダチーニのブラン・ド・カベルネは間違えて出来てしまったものですから、瓢箪から駒(笑)。これは確信犯です(笑)。」
●インモルタリス モナストレル 2016年 パゴ・アイレス スペイン ムルシア州 ブーリャスD.O. 赤 750ml 1180円税込み
「これ、先月のインモルタリスの仲間ですか(笑)?」
私「はい。これはブーリャスのモナストレルでございます。」
家内「イエクラやフミーリャの南の台地上の産地です。標高が高く700m以上あります。」
私「ガルナッチャはカラタユド産。このモナストレルとは趣がかなり違います。まっ、まっ、まずはお試しを!」
「おー!値段とシンクロしない味わい(笑)。安っぽくない(笑)。香りが強いし、濃い。」
「チョコレートっぽい。」
「樽の香りは強いけど押し付けがましくない。」
家内「果実味がはっきりしており、進化を感じます(笑)。」
「そうだよね。あの樽香の強いいかにもパーカー好みのスタイルは飽きる(笑)。」
「店長!密度感、凝縮感もばっちり(笑)。余韻も綺麗ですね。」
「酸っぱさもあってイイ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)!前回ご紹介したガルナッチャはみっちり系、これはねっとり系と勝手に区分しております。」
「ということは共に終売の特売品?なんで売れなかったのかなぁ?」
「こうして飲み頃になるのに時間がかかりすぎました。日本に来て2年ほどたってようやく飲み頃になりました(笑)。来た当初は荒さが目立ち、マスキューでの販売は見送りました。もともと良いワインとの印象はあったのですが。」
家内「酸もしっかりあるし、バランスがようやくとれてきた感じです。イエクラやフミーリャと比べても酸がありますね。
寒暖差がかなりありそうですね。」
「この台地に滲みこんだ水がアルハンブラ宮殿の噴水になるんですよ(笑)。」
私・家内「よくご存知ですね!」
「朝、晩めちゃくちゃ寒い(笑)。」
私「日本人が耐えられる寒暖差ではありませんね(笑)。」
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