Written on 2021 06
あー、良かったぁ。
Jun 29, 2021 by weblogland |実は先日のマスキュー試飲会ではワインが足りなくなりました。そんな訳で休み明けの昨日月曜日に無くなったワインを補充発注、今日それが届きました(笑)。
補充が効かなくての欠品だけは避けたかった。せっかくご好評いただいたのにリピートに応えられないのは慚愧。
お客様から「えー!もうないの!」とお叱りを受けなくてホッとしております(笑)。試飲会リポートでトップセールのワインをお知らせしなかったのもこの性でございます(笑)。ちょこっと写真だけは載せましたが(笑)。当日コルナッキアのトレビアーノとトリのギイ・シモンのピノ・ノワールが完売し、さらにはサブリミナル効果を狙った(笑)コルナッキアのパッセリーナも完売。もちろんこのコロナ禍ですから過剰なほどの在庫はしていませんから、ちょっとビビりました(笑)。
先ほど常連のお客様がご来店されて
「マスキューさん、もうピノ・ノワールとトレビアーノ飲んじゃいましたよ(笑)。いや~、良かった!ピノ・ノワールは王道ど真ん中だし、トレビアーノは旨みが凄くて引き込まれる(笑)。一気に1本半飲んじゃいましたよ(笑)。」
ありがとうございました!
こんなとき、もう無くなりましたなんて言えませんよ(笑)。ホッとしました。
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マスキュー 試飲会リポート 後半
Jun 29, 2021 by weblogland |〇トレビアーノ・ダブルッツォ・スペリオーレ 2019年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 D.O.C. 750ml 1414円税込み
「マスキューさん!先月のマスキュー試飲会で出した赤のモンテプルチアーノ・ダブルッツオと同じラベルですよね?」
家内「黄色の『カサノヴァ』ブランドです。カサノヴァと書いている字の色をちょっと変える小技あり(笑)。」
私「これは2019年ヴィンテージからスペリオーレ規格にアップ・グレードしてリリースされるようになったみたいです。まっまっ、お試しくださいませ(笑)。」
「おー!コレ凄い!圧倒的だぁ。」
「辛口!凄く辛く感じる(笑)。」
私「前がポワールですから、とても辛口に感じますよね(笑)。」
「バリバリ辛口(笑)。」
「酸の分量、果実味、圧巻だね(笑)。特にレモンの印象が凄い。」
「レモンの果実が迫り来る(笑)。透明感があるから、より一層鮮烈ですね(笑)。」
「香りの広がり、余韻の長さ。素晴らしい!後味にほんのりハニーさが残り、それがゆっくりゆっくり消えていく様は美しい(笑)。すごい辛口であることと香りの広がりがシンクロする(笑)。」
家内「後味のハニーさが押しつけがましくないですよね(笑)。無理に遅摘みしていません。品の良さがもともと備わっているように思います(笑)。」
「大好きなドンナルーチェと比べるとパワーは遜色ない(笑)。コスパ良いですね(笑)。」
「まだ若いんだろうな。熟成するって直感するね(笑)。」
私「そーなんです。まだまだ開いていません。」
「ちょっと香水みたいなところがある。なんて言ったら良いのか…。あと後味にピリッとスパイシーなニュアンス。上手く言えないんだけど(笑)。」
私「若い上にマロラクティック発酵を行わないスタイルなので、酸が膨大。この点ドンナルーチェと同様ですね(笑)。あと液温が上がるとちょっとアニスっぽさを感じます。」
家内「あと塩辛さ、小梅の紫蘇漬けみたいなニュアンスが隠れています(笑)。」
「店長!コレ凄いですよ(笑)!まさに圧巻。しかも隠れたものを予感させます。」
私「ありがとうございます(笑)。あと、驚くことにこのワインはアルコール分が12.5%となっております(笑)。」
「えー!もっとアルコール分が高いと思ってましたよ(笑)。こりゃやられたな(笑)。」
「そうそう。スペリオーレだし絶対に高い
アルコール分だと思いました。14%くらいはあると思ってましたよ(笑)。」
家内「特殊なテロワールなのは確実ですよね(笑)。コルナッキア自体畑はモンテプルチアーノ・ダブルッツオDOCG域内にありますから、もともと恵まれていますが(笑)。」
私「スペリオーレになったのは樹齢が進んだからとか。でもコレを飲むと樹勢が強く感じますよね(笑)。」
「基本モンテプルチアーノってアルコール分は高いですよね(笑)。ワイン自体にあまり酸も無いし(笑)。ちょっと平板(笑)。これは予想を良い意味で裏切りますね(笑)。」
「マスキューさん!ブログにはこのワインは薔薇の香りが支配的になるって書いてありますが、何時そうなるんですか(笑)?」
私「はい(笑)。ご指摘ごもっとも(笑)。すぐにはなりませんし(笑)、そんな風になるとは、今の状態では考えられないですよね(笑)。後味にピリッとしたニュアンスがありますが、そのスパイシーなニュアンスはピンク・ペッパー 薔薇の種のニュアンスです。ですから後味の上品なハニーさの中に薔薇のニュアンスが微妙に感じられると思います。薔薇の花と茎のトゲがを想像してしまいます(笑)。これが次第に強く感じられるようになります。」
「なるほど、種が弾けて芽をだし茎が伸び花開くまでは時間がかかる訳ですね(笑)。」
私「上手い!座布団1枚!」
大好きなロゼなんです(笑)。
〇ピノ・グリ 2019年 ドメーヌ・アラン ・ヴィニョ ブルゴーニュ・コート・サンジャック A.C. ロゼ 750ml 2723円税込み
「これ、色が薄いですね(笑)。キアレットなんかと比べるとかなり薄い。」
「ピノ・グリでしたっけ?黒のピノ・ノワールで作ったロゼよりも色は薄いかな(笑)?」
「旨い!でもちょっと違う(笑)?なんて言えばイイかな(笑)、赤いニュアンスが無くて、白に近い。」
「白ワインの旨みですよね。果実の味ははっきりしないけど、酸が舌の上を転がる(笑)。それも旨みの酸。」
私「そーなんです(笑)。実にチャーミングでおいちい(笑)。」
「うん。確かにおいちい(笑)。」
「ピノ・グリってピノ・ノワールの亜種ですよね。でもピノ・ノワールの味はしない(笑)。」
私「ピノ・ノワールの苺やフランボワーズの香りは黒い皮由来。ですから灰色や茶色に皮の色が変異したピノ・グリはあまりはっきりした果実のニュアンスに欠けます。」
「イタリアやドイツなんかではピノ・グリってよく使われますよね?あれとこのピノ・グリは違うのですか?」
私「ブルターニユはピノ・グリが自分の畑で発生しますので(笑)、それをクローンとして使うことが多いようです。」
家内「近所で出来の良いピノ・グリがあればそれを分けてもらったりするようです(笑)。」
「なるほどね!あともともとのピノ・ノワールやシャルドネを植えた方が収益上がるしね(笑)。ブルゴーニュのピノ・グリってあまり聞かないですよね。ましてやロゼは珍しい。」
私「ジャイエ・ジルなんかリスク回避のために白はシャルドネとピノ・ブランを半々に植えています。だから出来上がったワインのセパージュの割合が半々の年のワインは美味しい(笑)。イレギュラー無く育ったからです。」
家内「ヴァン・グリは自家消費くらいの生産しかしないようです。あまり日本に輸入されませんね。飲むのは何十年ぶりですよ(笑)。コレは外せない(笑)!」
「自家消費用ってなんだか解るよね(笑)。シャルドネやピノ・ノワールと比べると
派手な香りしないもんね(笑)。」
家内「私この手のワインが好きでして(笑)、『もやもや系』と密かに分類しております(笑)。」
「『もやもや系』ですか(笑)。言い当て妙ですね(笑)。」
「ご主人は『おいちい系』(笑)?」
私「えへへ(笑)。」
「それにしてもブルゴーニュに変なアペラシオンあったんですね(笑)。『コート・サンジャック』でしたっけ?知らなかった。」
私「我々も同様でございました(笑)。焦って調べました(笑)。」
家内「指定された畑は12ヘクタールしかありませんから(笑)、無視して良いくらい(笑)。しかも生産者は3名。」
「本気の3名ですな(笑)。シャトー・グリエなんか一人アペラシオンですから、まだまだ(笑)。」
私「あれほど特徴的ならば納得が行きますが(笑)。このアペラシオンはまだまだこれからですね(笑)。」
「ヴァン・グリで勝負賭けたら(笑)?美味しいし(笑)。」
●ブルゴーニュ ・オート・ コート・ ド・ ニュイ フュ・ド・シェーヌ ピノ ・ノワール 2018年 ドメーヌ ・ギィ ・シモン ・エ ・フィス フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2677円税込み
「このオジサンのワイン見たことある(笑)!」
「先月の試飲会のあのオジサンだぁ(笑)。」
「前回のオジサンと比べるとポーズがちょっと違うね(笑)。同じヴィンテージでアペラシオンもオート・コートと同じですよ(笑)。」
家内「ラベルの上に小さく樽熟成してると書いてあります(笑)。虫眼鏡が無いと分かりません(笑)。」
「こっちのオジサンは樽からワインを取り出して試飲するポーズなんだな(笑)。」
私「基本同じ栽培のワインと思いますが、畑が違うようです。」
「あっ、コレもおいちい(笑)。旨みたっぷりのピノ・ノワール(笑)。」
「店長!オート・コートらしい酸っぱいピノ・ノワールじゃないですよ(笑)。どうみてもニュイ・ヴィラージュ(笑)。」
「うんうん。王道のピノ・ノワール!」
「こういうティピカルなピノ・ノワールってホッとするね(笑)。最近は高くてなかなか飲めないもんね(笑)。」
「ジュヴレイっぽいね(笑)。」
「前回の試飲会で出したこの下のキュヴェはとても安くて好きですが、こっちはもっと濃い。ランクの違いを感じますよね(笑)。」
「前回のオジサンのワインは薄旨くて良かった(笑)。割りと好きなスタイルでした。コレを飲むと畑がもちろん違うだろうし、収穫制限も違うように感じます。
どうなんですか?」
私「濃さの差は並級と1級くらいの差を感じますよね。畑の違いは自然な収穫量の違い テロワールの差のような気がします。あと葡萄樹の樹齢の差もあように感じます。鰻で言えば『竹』と『梅』くらいの差かな(笑)?」
「同じオート・コートでも、しかも生産者ヴィンテージが同じでも違いがあるのですね。」
「どっちかを手を抜いて作る訳ないもんね(笑)。」
すっかりオジサンのピノ・ノワールと定着。きっとギイ・シモンからすれば『あんたより年下の俺をオジサン呼ばわりするとはなんと失礼な奴だ!』となるはず(笑)。本当にゴメンナサイ。しかも鰻の『竹』と『梅』と比べられるのも心外なはず(笑)、本当に重ね重ねゴメンナサイ。
えっ、謝り方に誠意が無い!って。
おっしゃる通りでございます。ホント、ゴメンナサイ(笑)。
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桝久 試飲会リポート 前半
Jun 28, 2021 by weblogland |サクッと試飲は15分。
ご協力ありがとうございました!
まずは今話題の低アルコール・ドリンク
シードルとポワールです。
◎シードル・ビオロジック ブリュットN.V. ラ・リボード フランス ノルマンディ 微発泡 シードル 750ml 1697円税込み
試飲会にお出しするワインを決める前にマスキューのティスティング・スタッフのKさんから「マスキューさん、最近低アルコールのものが流行っているみたいだから、マスキューさんも扱ったら?」と鋭いご提案!
私「はい!実は今回シードルなんかどうかと思い探しました(笑)。阿吽の呼吸(笑)?
それとも読まれてるのかな(笑)?さすがKさん勘がイイ(笑)。」
そんなこんなでシードルの登場となりました(笑)。
私「今回最初の2本は氷水で思いっきり冷やしました(笑)。まっまっどうぞ!」
「来るまでに汗かいたから、コリャたまらん(笑)。コップ1杯一気に飲み干したいね(笑)。」
私「あくまでも試飲、試飲でございます(笑)!」
「ビールっぽいよね。泡も細かくてビールの泡に似てる(笑)。あと酵母の香り?これまたビールっぽい(笑)。でも味わいはリンゴ(笑)。」
「日本のリンゴとは違う。日本のリンゴってもっと甘いもんね。」
家内「この果樹園ではリンゴは30種類、洋梨は20種類の樹を植えているそうです。それらを合わせることでバランスが取れるとか。」
「日本のリンゴとは大違いですよね。日本だと単一品種を如何に甘くするかが勝負
ですもんね。同じリンゴとは考えない方がよいですね。」
家内「収穫もかなりの期間をかけるようです。冷涼な土地柄ですからリスク回避なんでしょうね。」
「たまにシードル飲むんですけど、コレはいつも飲むシードルとは違う(笑)。とても自然に作った感じ(笑)。自然な発酵酒(笑)。甘いんだけどとてもドライ。」
「酸がある?広がりがとても大きく余韻が長い。良いワインと共通するよね(笑)。あと辛口なのがイイ(笑)。」
「マスキューさん、コレってアルコール分はいかほどですか?」
私「5%です。ブリュト表示なのでアルコール発酵はわりとしています。もっとも辛口だとアルコール分が8%位までは上がるようです。この辺りのレギュレーションがわりと大雑把なのもシードルの特徴のようです(笑)。」
「芳ばしさがイイ(笑)。ガレットに合わせるのも解るよね(笑)。」
「焼いたソバ粉の芳ばしさに合うもんね(笑)。」
「ランビック飲んでるみたい(笑)。好きなんですよね(笑)。」
私「フルーツ・ビールですね(笑)。あれって大発明ですよね。」
「ブルターニュ行った時リンゴ拾いの体験
したのですが(笑)、落ちているのを拾うだけ(笑)。」
「街中の舗道の脇でリンゴが沢山落ちている(笑)。そのまま食べても美味しくないから誰も拾って食べない(笑)。」
家内「昔、盛岡で豚の角煮を食べて感激(笑)。お店の人に秘訣を聞いたらリンゴと一緒に煮る!シードルで角煮を煮て、そのシードル飲みながら角煮を食べてみたいです(笑)!」
私「個人的にはざる蕎麦食べながらコレを飲むのが楽しみになっております(笑)。ワサビに意外と合います(笑)。」
「マスキューさん!蕎麦好きなんですね(笑)。私も蕎麦好き(笑)。何処の蕎麦屋がイイと思いますか?」
私「この辺で有名なのは『登茂吉』ですよね(笑)。」
「そう(笑)!あそこは旨い!鴨南蛮、天ざる、う~ん。冷したお蕎麦が最高!バブルの頃なんか高級車で乗り付けて来るお客さんが多かったなぁ。」
「『登茂吉』!鶴見区民で行ったことがない人はモグリ(笑)!天ぷら蕎麦の海老がでかくて美味しいんだよね(笑)。」
鶴見のグルメ達推奨のお蕎麦さん『登茂吉』でございました(笑)。
◎ポワール・ビオロジックN.V. ラ・リボード フランス ノルマンディ 微発泡 シードル 750ml 1697円税込み
試飲会前の作戦会議
Kさん「マスキューさん、シードルとポワールどちらか売れると思いますか(笑)?
私はこのポワールの濃さに軍配が上がると思います(笑)。」
家内「先行販売では(笑)、最初はシードルでしたが、ポワールのリピーターが次第に増えてきています。」
私「特に女性はポワールの方を好む傾向です。でもそれってポワールの方が甘いからでは無さそうなんです。」
「あっ、コレ美味しい。シードルの口当たりの酵母の香りが無い。とても飲みやすい。」
「コレってそのまま食べたら美味しくないのかなぁ(笑)?」
私「多分(笑)。かなり硬いようです(笑)。」
「これってシードルより濃いですよね。しかも甘くもない?」
「果実の広がりが凄い!上質ですよ(笑)!」
私「残糖分だけですと、ポワールの方が多いのですが、飲むとポワールの方が辛く感じますよね(笑)。」
「ポワールの方が酸がありますね(笑)。」
家内「はい(笑)。私もそう思います。酸がある分辛く感じるし、スケール感も大きいです(笑)。」
「でも共通して醤油系の食べ物に合いそう。特にポワールの方がより濃い味付けのものにより合いそうですね(笑)。」
私「単純に鰻の蒲焼きのタレや焼き鳥のタレ(笑)。芸がないかな(笑)?」
家内「スパイスの効いた辛いものにポワールは合いそうですよね。カレーとナンがあれば最強(笑)?」
「ソースの隠し味に使えばかなり効果ありそう(笑)。フォアグラにポワールってよく合わせたりするから、絶対に合うはず(笑)。考えるだけで楽しくなっちゃう(笑)。」
「日本の梨とは大違い(笑)。でもラ・フランスとも違う。やはりポワールも食用の洋梨じゃ無いんですね(笑)。こんなに酸は無いですもんね。」
「酸があるってこういう事なんですね(笑)
、濃く旨みがあるって事なんだな(笑)。」
私「もちろん酸っぱい系のリンゴ酸もあれば、旨み系のグルタミン酸もあり、酸が多いと複雑さが増します。あと糖分をマスキングします。ティスティングの基本ポイントは糖分と酸の量を官能する事なのです。」
「へぇー、ティスティングって『森の中を濡れた犬が走る香り』とか銘柄やヴィンテージを当てることかと思ってましたよ(笑)。」
私「それは一部のソムリエさんの特殊能力かな(笑)?」
「フランスって食材の幅が広いですよね(笑)。同じ作物でも食用とお酒用があります。実際それに特化もしてるし、分けて使う。文化が深いですよね(笑)。」
家内「私達のワインの師である岩野先生は戦後外国人宣教師に『何故日本人は食べるお米も無いのにお酒を作るのですか?我々にはお酒のためだけのワインがあります。』と言われてワイン研究を志したと仰ってました。」
私「その話に感激して未知のワインを勉強しようとしたのは凄いです。戦後すぐのことですから、余計凄い。ワインの研究をする等と言ったら非国民扱いされるでしょうし(笑)。」
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よーやく追加分も並びカッコつきました(笑)。
Jun 26, 2021 by weblogland |やはりこのくらいは並んでいないとね(笑)。通例なら6種類試飲会でお出ししますが、時節柄5種類ですから棚が一つ空くのは仕方ない。
家内と作戦会議です(笑)。
私「本当は6アイテム出したいところだけど仕方ないね。」
家内「今回コルナッキアのトレビアーノ・ダブルッツオとパッセリーナを一緒に試して比べてもらいたかったけどね。残念!」
私「うんうん。パッセリーナは酸がトレビアーノより強いからもっと暑くなって出すのも良いんじゃないかな。暑い時のアミノ酸チャージ(笑)!」
家内「そうだね(笑)。この時期ならばパッセリーナよりヴァン・グリの旨さは格別引き立ちそうだしね(笑)。大日本ロゼ・ワイン普及協会会長としては、待ちに待ったウイユ・ペルドリ ウズラの目 だもんね(笑)。」
私「なんと言ったら良いか…。根元的に好きなんだよね(笑)。」
家内「ブルゴーニュのコート・ドールじゃなくてコート・サンジャックって言うのがマスキューらしくてイイな(笑)。」
私「そーだよね(笑)。コート・ドールじゃ3,000円以下じゃないから、そこはそれケチなマスキューらしさ全開(笑)。」
家内「アペラシオンが12ヘクタールしかないのも笑えるしね(笑)。」
私「このアペラシオン知ってる人は強者だよね(笑)。」
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思い出しました!
Jun 23, 2021 by weblogland |今週末のマスキュー試飲会のトリを飾るギィ・シモンのオート・コート・ド・ニュイ2018年、ずーと気になっていたのですが、似たワインがある。似たスタイルのものを飲んだ記憶がある。なんだっけなぁ(笑)?そーだ!あれだぁ。あれですよアレ(笑)。
ジュヴレイ・シャンベルタンの生産者バシュレのブルゴーニュ・ルージュです!
ようやく思い出しました(笑)。あの普通に美味しいスタイルです。正直言うとギィ・シモンの下のキュヴェはちょっと物足りなさがありますが、この樽熟成したものは比べると倍くらい濃い。しかも暑い夏の影響でオート・コートらしい強い酸ではない。よりこなれておりニュイっぽい。しかも2年の樽熟成に耐えていますから、葡萄本来の強さはある。芯のしっかり感があります。ちゃんと収穫制限した自制心がなせる技なのです(笑)。
喉のつかえが取れました(笑)。
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今週末のマスキュー試飲会のラインナップを並べました。
Jun 23, 2021 by weblogland |真ん中の黄色のラベルのワインが足りませんね(笑)。コルナッキアのトレビアーノ・ダブルッツオです。もう売れて無くなった訳ではありませんから(笑)、ご心配なく(笑)。明日また来ますので抜かりありません。
あとヴァン・グリと最後のオート・コート・ド・ニュイも少し心もとないので明日追加で発注予定です。
今回は白系が4本、赤は1本のみ!
珍しげなシードルもあり、ヴァン・グリもありますから、なかなかバラエティーに富んで宜しいと自画自賛(笑)。眺めているだけでニヤニヤしてしまいます(笑)。
きっと誰それはあれが好きなはず!〇〇さんは絶対にコレだよね(笑)。なんて妄想するのは我々だけに許される特権(笑)。でも実際はお客様に逆に読まれることが多々(笑)。何でバレちゃうのかな?
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同じにしか見えませんよね(笑)。
Jun 22, 2021 by weblogland |向かって右は6月のマスキュー試飲会に出すコルナッキアのトレビアーノ・ダブルッツオ2019年、左側が同じくコルナッキアのコントログェッラ・パッセリーナ2019年でございます。
トレビアーノはDOCのシールが貼ってありますが、コントログェッラ・パッセリーナも同じくDOC指定のワインです。何故かパッセリーナの方にDOCシールは貼っていません?いい加減さがイタリアっぽくてイイかな(笑)。トレビアーノの方はテラマーネがあるもともとの地所、パッセリーナの方は親戚から譲り受けたコントログェッラの畑のもの。以前はパッセリーナもテラマーネで作っていたようです。トレビアーノにパッセリーナを混ぜて使っていたようです。ただ、あまりに樹齢が古くなり改植したようです。新たにコントログェッラの畑の方でパッセリーナをアイテムとして独立させたようですね(笑)。
話を戻すと(笑)、今回の試飲会ではトレビアーノだけをお出しします。その理由は、両方一緒に出すのがもったいなくなった(笑)。これは冗談(笑)。まだパッセリーナは開けない方が良いかと。もう少し暑くなってからお試しいただいた方が、パッセリーナの良さがより解るかと。
そんなこんなで今回は圧巻のトレビアーノをご紹介することになりました(笑)。パッセリーナも気になる方のために何本か在庫しますので、お声をかけてくださいませ(笑)。
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Jun 20, 2021 by weblogland |もちろんH.K.S.15です(笑)。
ひっそりやっていますから、こっそり来て、サクッと試飲は15分!
25日(金)は17~20時
26日(土)は11~20時
とりおこなっておりまする(笑)。
無理はされないでくださいね。
まずは今話題の低アルコール・ドリンク
シードルとポワールです。
◎シードル・ビオロジック ブリュットN.V. ラ・リボード フランス ノルマンディ 微発泡 シードル 750ml 1697円税込み
生産者のラ・リボードはフランス北部、ノルマンデーのペイ・ドージュ地方の中心部にあります。カルヴァドスの核心地ですね。ちなみにペイ・ドージュのカルヴァドスはリンゴ100%で作るのが決まりです。
リボードは9世代続く家族経営。ノルマンディーならではの伝統的なスタイルを守り続けている造り手です。5haの果樹園に約30種類のリンゴと20種類の洋梨を栽培。ワイン生産で言えばいわゆるドメーヌ。平均樹齢は20-30年。中には100年近い古木もあります。土壌は粘土質にフリントストーン、保水力ありますね。ラ・リボードではシードルやポワールの他にカルヴァドスやサイダー、ジュース、ヴィネガーも造っており、全て自社で醸造・熟成を行っています。戦後、現当主の祖父がサイダーを作るようになったのが始まりのようです。
栽培はオーガニック。ABマークとユーロリーフの認証も取得しているようです。使用しているリンゴは約30種あり、品種ごとの成熟度に応じて9月から11月にかけて収穫。野生酵母で3ヶ月以上発酵し濾過は優しく行います。
開けるとスパークリングとビールの中間のような個性的な泡立ち。泡はすぐに消えますが、香りにビール酵母のような香ばしい香りがします。アルコール分は5%のブリュットですから、思った以上に甘く感じません。しっかり感じるリンゴ酸が甘さを目立たなくしています。ワインと比べると基本糖分がかなり低いですから、その分液体濃度が薄くそれがかえって飲みやすさとなっています。特徴的な香ばしさは個人的に『ざるそば』に合うかと(笑)。実際試すと合う。特にわさびのピリッとした辛さと妙に合う(笑)。甘辛く醤油を使う日本人の食卓にはぴったり。ビール的な飲み方が出来ることも日本人にとってはハードルが低いと感じます。
◎ポワール・ビオロジックN.V. ラ・リボード フランス ノルマンディ 微発泡 シードル 750ml 1697円税込み
栽培はオーガニック。ABマークとユーロリーフの認証も取得しているようです。まず誤解のないように(笑)、いわゆるシードルはリンゴが原料となりますが、梨(ポワール又はポム)もリンゴの亜種ということでシードルの範疇となります。もっとも洋梨ですし、いわゆる食用のものとは違い酸が多いものですから齧るとビックリするような味わいかと(笑)。使用しているポワールは約20種あり、品種ごとの成熟度に応じて9月から11月にかけて収穫。野生酵母で3ヶ月以上発酵し濾過は優しく行います。
飲んだ印象は、濃くて強い!アルコール分は3%ですから液体の残る糖分量はシードルより多いのは明らか。とはいえ酸の分量もシードル以上にあり、バランスの取り方が違いますね(笑)。甘さが濃さに転化されており、鰻ややきとりのタレに合いますね(笑)。豚の角煮なんかグッときますね(笑)。
ワインのように濃くなると強くなる方程式とは違い、濃くても爽やかな飲み口のまま。それゆえフレンドリーで食べ物に広く合わせやすい。この点やはりシードルなのです(笑)。
ここのところマスキューのブーム(笑)、イタリア・アブルッツォ州のコルナッキアの白!
〇トレビアーノ・ダブルッツォ・スペリオーレ 2019年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 D.O.C. 750ml 1414円税込み
このトレビアーノは樹齢80年の古い葡萄樹から作られます!
2.5ヘクタールの畑は丘陵部の標高240mの粘土質石灰土壌。水捌けが良く日照にも恵まれ、しかも土壌に塩分を含むようです。欠点は作業効率が悪いことかな(笑)?
コルナッキアの地所は丘陵地帯ですから自ずと、いわゆる量産型のトレビアーノとは違いますね(笑)。以前はトレビアーノとして作られていましたが、樹齢が上がり収穫量も減って来たため2017年ヴィンテージからトレビアーノ・スペリオーレ
としてリリースするようになったようです。常日頃の葡萄樹の養生の良さが更なる向上に繋がった訳です。
造りは最先端。ご自慢のロータリー・ファーメンターを使い8℃の低温で8~12時間のプレ・マセラシオン。(おそらく房毎)そして除梗・圧搾(とても優しく)してから垂直のステンレス・タンクで16~18℃の低温発酵を12~14日続けます。しっかり酵母に食べさせますね(笑)。その後4ヶ月シュール・リーの状態でバトナージュを行いながら熟成瓶詰め。熟成期間中は気温が低いのでマロラクティック発酵はあまり進まない設計ですね。それゆえ驚くほど酸が残っており、しかも元々の濃さとバランスが取れている圧巻の出来映えとなる訳です(笑)。
まず飲んだ第一印象は2019年ヴィンテージの素晴らしい大きさ。ワインの濃度感と緻密で圧倒的なレモンのようなリンゴ酸に驚かされます(笑)。香りの出方がポッジョ・レ・ヴォルピのフラスカーティに似ているようにも思えますが、もっと強い。かといってドンナルーチェの磨かれた突き抜け方とも違う。透明感のある薔薇や水仙のような、香水のような香りの立ち方は共通なのですが。基本薔薇!時間の経過とともに鼻先に薔薇を突きつけられたような感じ(笑)。ようやくマルヴァジアとは違うと認識(笑)。マルヴァジアのライチのようなはんなりとした香りとは違います。これほど特徴的なトレビアーノは初めてです(笑)。あまり特徴がなく取り敢えず濃いのがトレビアーノと思っていました(ゴメンナサイ)。しかもこれほどシリアス
なスタイルとは!
薔薇の強い香りがとても目立ちますが、アニスのような植物の香りがベースにあり、塩漬けした小梅 小梅の紫蘇づけのような香りが隠し味的に後から出てきます(笑)。
エミディオ・ペペのようなトロトロ・コテコテでありながらもフレンドリーなスタイルではない(笑)。もっともまだ若く、今のところワインの一つ一つの要素がまだ突出してはいますが、先々それらがゆっくり調和しながら渾然一体となる姿を想像すると身震いします(笑)。
しかもこの価格であることに愕然となります。
大好きなロゼなんです(笑)。
〇ピノ・グリ 2019年 ドメーヌ・アラン ・ヴィニョ ブルゴーニュ・コート・サンジャック A.C. ロゼ 750ml 2723円税込み
ブルゴーニュで最も北寄りにある畑、ブルゴーニュ・コート・サンジャックのピノ・グリ100%で作られるロゼです。現地ではヴァン・グリと呼ばれ親しまれています。『ウズラの目』ってブルゴーニュでは呼ばれています。色がウズラの目の色合いとか。私には理解不能なのですが(笑)。現地では『ヴァン・グリ』と呼ばれています。ピノ・グリは果皮が白ではなく若干褐色がかっていますので、白ワインのように造ると淡いロゼ色になります。もともとブルゴーニュでは自家消費用に少しばかり作っているようです。白だったらシャルドネ作っている方が儲かりますからね(笑)。かつて名門ドメーヌのヴァン・グリを飲んで感動して以来、ヴァン・グリを見つけるとついつい飲んでしまいます(笑)。
基本香りはさほどしませんが、旨みとチャーミングな酸のバランスが良く、質の高いデイリー・ワインに位置付けられます。ですがブルゴーニュというだけで3000円以下のワインにありつけない昨今
、なかなか見つからない(笑)。あったとしてもとてもとても手が出ない(笑)。「何から何まで高くしやがって!」と毒を吐く私でございますが、見つけました!
しかもコート・ドールではなくブルゴーニュ最北のコート・サンジャックとは(笑)。
ブルゴーニュで最も北寄りにあるアペラシオン、ブルゴーニュ・コート・サンジャック。A,O.C.に昇格したのが1996年。少し南のコート・ド・セールが1993年に昇格したすぐ後ですね。アペラシオンの総栽培面積は12ヘクタール。所有者は3人のみ(笑)。しかもドメーヌ・アラン・ヴィニョはそのうちの8ヘクタールを所有。ほぼ一人A.O.C.状態でございます(笑)。
このドメーヌ・アラン・ヴィニョは1934年に現在の当主アランさんの祖父が葡萄栽培を始めて以来、今では息子・孫もドメーヌに加わって運営しています。畑の葡萄樹も古く、樹齢80年前後の昔ながらの仕立てをしたもの。かなり密植して斜面に植えられていますから農作業はハードワークとなりますね。ヨンヌ川が流れるジョワニーの町を見下ろす風光明媚な地所です(笑)。川の水蒸気とオテの森により冷気から守られる特殊なテロワールのようです。直線距離はサンセールなどのロワール川上流部に近いかなり冷涼な地なのです。
もともとオーセールからジョワニーに至るヨンヌ川沿いはヨーロッパの一大集積地。フィロキセラ禍以前は葡萄栽培も盛んだったようですが衰退。水運が中心の町でありますが、近年ワイン産業を見直す傾向のようです。内陸の水運と言うと日本人にはピンときませんが、例えれば多摩川と信濃川が続いていて太平洋と日本海が繋がっており、水路が資材・物資の輸送路となっているようなもの(笑)。大陸ですね(笑)。川幅も広くヨットハーバーもあるほど(笑)。近年の温暖化もあり、葡萄栽培等の農業を含めたトータルな地域のブランド化の流れのようです。
●ブルゴーニュ ・オート・ コート・ ド・ ニュイ フュ・ド・シェーヌ ピノ ・ノワール 2018年 ドメーヌ ・ギィ ・シモン ・エ ・フィス フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 2677円税込み
3月のマスキュー試飲会で好評でしたギィ・シモンのオート・コートのブルゴーニュ・ルージュ。なによりお安かった(笑)。これはあれのワン・ランク上のキュヴェ『フュ・ド・シェーヌ』しっかり樽熟成したもの。もちろん樽熟成に耐える品質の葡萄を使っています。畑も別物ですね(笑)。
収穫後に全体の9割の葡萄果を除梗。酸の少ない2018年ヴィンテージの欠点を補う手法かな?発酵期間は12℃で約2週間。今風の濃い抽出をしていますね。2/3は古樽を、1/3は新樽を使用し約2年間の熟成。このランクのワインではあり得ない、ちゃんと2年樽熟成する律儀なスタイル。クリアなピノ・ノワールの果実はそのままに、ちょっと粉っぽい樽のニュアンスが心地く感じる赤ワイン。とても口当たりが優しくバランスが良い正銘のブルゴーニュ・ルージュ(笑)。下のキュヴェと比べると酸がキメ細かでピノ・ノワールの旨みがワン・ランク・アップしています。これは下のキュヴェ同様2018年産。オート・コートというより完全にニュイ・ヴィラージュの印象です(笑)。切れ切れのフランボワーズではなく、落ち着いたチェリー・ストロベリ
ーの香り。特にこっちの方がよりニュイっぽいですね(笑)。同じ2018年ヴィンテージで造り手も同じなのに品質・味わいが違う。ちなみにアルコール分は同じ13.5%。まさにテロワール、畑の差・畑の優位性でしか説明つきません。
まともなブルゴーニュが3,000円以下で入手し難い昨今、最後の朗報かもしれません(笑)。
オート・コートというアペラシオン、いわゆるコート・ドールの村名のものと比べると割安(笑)。とはいえワイン本などで確認しようにも地図にほとんど記載されていません(笑)。南北に長く連なるコート・ドールの真中がニュイ・サン・ジョルジュ。その西側の谷を越えた高台の20あまりの村にまたがる地。A.O.C.に昇格したのが1961年とやや遅く、いわゆるブルゴーニュの外れの地として冷遇されていました(笑)。いきおい生産者も小規模で自社元詰めだけでは食べていけずリオンのネゴシアンに樽売りしておりました。あと気候が冷涼な分、良いカシスができますのでカシスの特産地として有名です。
また、温暖化が進んだ昨今、ワインの肉付けが増し、ブルゴーニュの数量不足を補うアペラシオンとして価値を増したのは嬉しい限りです(笑)。
このギィ・シモン・エ・フィスは10代続くドメーヌ。彼の地に根差したヴィニロンの家系。おそらくフランス革命以降の家ですね。ワインを造り、カシスを造り、地道に齢を重ねた実直な農家。特にこの家のカシスは抜群に美味しい(笑)。カシスの畑は4ヘクタールあるとのこと。我々が知っているブルゴーニュの生産者とはちょっと違う(笑)。現在は標高400mほどのところに11ヘクタールの葡萄畑を所有。葡萄畑の縁にカシス畑があり、畑の光景もブルゴーニュとはちょっと違う
(笑)。
あと、これはどうでもよい話なのですが、ラベル・デザインを見ると心がほっこりします(笑)。下のキュヴェに描かれたオジサン(当主)が違うポーズで再登場(笑)。素朴でユニーク、ちょっと間抜け
に見えて愛嬌がある。私は二つのラベルを見ながらニヤニヤしてしまいます(笑)。ラベルを眺めながらワインを飲んでいると、ご当主の人柄が伝わるようで楽しくて楽しくて(笑)。きっと良い人なんだろうなぁ(笑)。
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これ、良いでしょ(笑)?
Jun 20, 2021 by weblogland |これ、良いでしょ(笑)?
とっても真面目に描かれたおじさんに目が釘付け(笑)。眺めているとついついニヤニヤしてしまいます(笑)。決して馬鹿にする訳ではないのですが、何故か私の笑いの壺にはまってしまいました(笑)。おじさん呼ばわりしましたが、おそらく私の方が年上(ホントごめんなさい!)。
これ3月のマスキュー試飲会でお出ししたフランス・ブルゴーニュのギィ・シモンのワインです。そうそう、向かって右がそれ。左側は今回入荷した上級キュヴェ。見た目どっちが上級か解らない(笑)。ラベルの表記も同じオート・コート・ド・ニュイ、ヴィンテージも同じ2018年。
???
左側のラベルの上にとても小さく『樽熟成』と書いてあるのを発見(笑)。それだけ
が違い。あとラベルのおじさんのポーズが違うだけ(笑)。まあ、左から右へ動作の流れはありますが(笑)、なんのことはない。
でもですね、味わいは段違い(笑)。樽で2年熟成させただけあります。畑も違うのでしょうね。基本的な濃さが違います。正銘のブルゴーニュです。2500円くらいの味わいではありません(笑)。
これも嬉しいところでございます(笑)。
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中野区はもう65才以下のワクチン接種を始めるようですね
Jun 16, 2021 by weblogland |同じ区の我が横浜市鶴見区はそんな噂も流れませんね(笑)。
まあ、東京の23区と横浜の区と比べてもダメかな(笑)?同じ区と言っても格が違う?23区に行くといつも思うのは、公園等の設備の差、やはり23区はお金持ち(笑)。トイレの多さ綺麗さが違いますよね。もちろん全体の綺麗さもワン・ラック・アップ。財力の違いを感じます。
まあ、財力の差は認めますが、それがそのままワクチン接種のスピードの差と思っても良いのか?23区と横浜市の区との差は法律的にもその権限も違っているのでしょうが、それは我々とは関係ない。そんなの関係ない(笑)!
あと気がついたのですが23区は区長選挙があります。でもですね、鶴見区には区長選挙はありません。横浜市の区長は横浜市の市役所の局長クラスの最後の勤め先。そうすると区政を更に良くするベクトル、新たな革新を求めるのは無理。貧乏な鶴見区に区会議員選挙や区長選挙をするのは経済的に非効率?でも市会議員を公選するより役に立つのでは?横浜市の接種遅れは貧乏が原因ではなく行政の制度に問題があるような気がして止みません。どうなんでしょうね?
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先月蔵出し日本に届いたもの
Jun 13, 2021 by weblogland |シャトー・ランゴア・バルトン2004年と2006年です!しかも先月蔵出し日本に届いたもの。
全房発酵したクラシックなサン・ジュリアン第4級シャトーでございます。前からブログで書いてますが、このランゴア・バルトン実はレオヴィル・バルトンと中身は同じ。畑は地続きで所有はバルトン家ですから生産設備は同じ。生産を分けるなど非効率なことやるわけない。当事者に確認済み。いつぞや試飲会で彼の地のスタッフに『レオヴィルもランゴアも同じ味ですね。』と聞いた折『(伏し目がちに)イエス(笑)。』大きな声では言えませんがオープン・シークレットのようですね(笑)。
ブランド名を残すためにランゴアはリリースされるようなものですから数は少ない。とはいえレオヴィルより高く売る訳にはいかないジレンマ(笑)。ケチなマスキューがそれを逃すはず無し(笑)!かつては1万円以下で買えましたが、それはさすがに無理(笑)。2007年以前のクラシックなスタイルを楽しみたい方はどうぞ!
ただし、20年以上待ってから飲まないと後悔します(笑)。個人的には25年くらいが良いと思いますが…。
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日本は大した国じゃないけど、親達は偉かった!と思ってくれたら嬉しいですよね
Jun 12, 2021 by weblogland |ワクチン接種なかなかはかどりませんね。まあ、この国ですからこんなものでしょうね(笑)。
ところで我々夫婦は60代前半。当然接種券はまだ来ません。でもですね、我々より若い方を優先した方が良いと思います。嫌でも動かなくてはならない、動いちゃう世代(笑)を先に接種した方が予防効率が良いのでは?我々は夜に出歩くこともないし、もともとそんなパワーは無いし(笑)、もうさんざん飲み歩いたから特別そんな衝動もありません(笑)。まあ、昼間中華料理店で餃子食べながらビールの1本も飲めないのは悲しいですが(笑)。我慢は出来る(笑)。
我々の子供の世代を優先させて奴等に恩を売った方がイイ(笑)。そりゃ早くワクチンを打った方が良いに決まっていますが、将来自分が逆の立場になったとき『そういえば親は我々に譲ってくれたな。』と思い出してくれれば、その方が重要。何にも出来ない我々ですが(笑)、そのくらいだったら少しは役に立つ(笑)。日本は大した国じゃないけど、親達は偉かった!と思ってくれたら嬉しいですよね(笑)。もちろん感染したら危険な方は最優先ですが、この10年風邪もひいたことのない我々より若い方を優先させて恩を売りましょう!
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売り切れちゃいました。
Jun 09, 2021 by weblogland |残念!
売り切れちゃいました。
何がって?
ドメーヌ・エレスティン・マッツィーニのジュヴレイ・シャンベルタンV.V.キュヴェ・レ・ジュイシース2014年です。
久しぶりに見つけ、シメシメと思っておりましたが、マニアなファンは見逃してくれませんでした(笑)。
近年心境著しく、シャンベルタンのトップドメーヌに登り詰めたところですもんね。ヒュー・ジョンソンも2021年度版の『ポケット・ワイン・ブック』で注目してましたね(笑)。
私はかつてドメーヌ・エレスティンの頃飲んで、バシュレみたいで良い印象を持っていました。ただし5ヘクタールほどの畑しかありませんから、なかなか見つからないドメーヌ。いつか機会があったら扱ってみたいものだと気にかけておりました。もちろん速攻インポーターさんに連絡して在庫を問い合わせましたところ、新しく2015年が入ってきたのですが値段が高騰。3,000円くらい上がっていました。昨今の事情からすると仕方ない!と割りきって諦めました(笑)。この辺りの切り替えの速さはケチなマスキューの身上(笑)。
さあ、次次!
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子供って暑さに関係なく走り回るからとても暑く感じたのかな
Jun 09, 2021 by weblogland |さすがにマスキューの西側(道路寄り)のシャッターを降ろし西日対策です(笑)。今日は6月9日。去年は何時だったかな?ちょっとブログを調べてみるとここ数年は6月上旬が西日との闘い開始。5年以上前は7月が通例でした。よく天気予報で言われる『例年並み』って直近10年の平均値から導かれるそうです。例年は変わるのです(笑)。ですから我々が子供の頃の例年は完全に死語(笑)。単に昔のこと(笑)。う~ん。そうすると我々の経験は化石でしかない(笑)。子供の頃梅雨明けの7月後半から8月になるまでに数日30℃を越えるような暑い日があり、その日が物凄く暑かったように記憶しています。今の40℃にもなる猛暑日は痛いほど暑いのですが、あの子供の頃の数日の炎天の暑さの方が体感としては暑かったような記憶。当時はエアコンは家に無かったし、もちろん電車やバスにもついていなかった。ただ、最近のように長期間ずっと暑かった訳ではないから逆に暑さが目立ったのかも(笑)。あっ!子供って暑さに関係なく走り回るからとても暑く感じたのかな(笑)?
孫を見て思いつきました(笑)。
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スワローのゲヴュルツトラミネール2018年
Jun 08, 2021 by weblogland |スワローのゲヴュルツトラミネール2018年完売しちゃいました。7月中旬までお待ちいただくことになりました。スミマセン!
バラやライチの香りが強いゲヴュルツトラミネールなのですが、アメリカのワインとは思えない(ゴメンナサイ!)バランスの良さがあります。
ゲヴュルツトラミネールは世界各地で栽培されていますが、このワインは有りがちなコテコテなスタイルではなく、飲み飽きしない珍しいタイプ(笑)。デイリーにゲヴュルツトラミネールを飲む気になると言えばファンの皆さんもご同意してくださるかな(笑)?
それにしても抜かりました(笑)。コロナの影響で輸入が遅れることを見越して余分に在庫すべきでしたが、これ程市場が縮んでいると、弱小なマスキューは余分な在庫が持てない!しかも世界的なコンテナ不足から物流が滞り、輸入運賃が3~6倍にはね上がってます。まだまだ雌伏の時が続きそうです。
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先月のマスキュー試飲会で好評でした
Jun 05, 2021 by weblogland |先月のマスキュー試飲会で好評でした
●コントログエッラ ロッソ コッレ・クーポ 2018年 バローネ・コルナッキア イタリア アブルッツォ 赤 コントログエッラD.O.C. 750ml 2262円税込み
まあ、試飲会のトリを飾るにはそんなに高価でないところも良かったのかな(笑)?
買われるお客様が共通しておっしゃるには、
「この値段でこのレベルはあり得ない。」
です。
まあ、とことん尽力して作られていますからそれなりにコストはかかっていますが、変なプレミアがのっていないところが嬉しい(笑)。でもですね、冷静に考えると所詮畑に生えたものですから、基本的なコストは10倍くらいは違うことはあっても100倍違うことはあり得ない(笑)。日本酒の純米大吟醸は使うお米の量はだいたい同じですから1升の値段は1万円前後となっています。とてもリーズナブルな価格体系なのです。最近日本酒でも1升10万円なんて価格のものが出てますが、ワインの値段付け戦略に比べれば可愛いもの(笑)。強欲さはグローバル・スタンダードの1/10ほどかと(笑)。
あと、今ブームのモルト・ウイスキー。
サントリーが山崎55年を限定リリース、1本300万円税別。驚くお値段。面白いのが転売価格が2,000万円ほどとか(ほんまかいな)、さらに凄いのはお持ちの方は海外の友達の富豪に8,000万円で売ったそうな(笑)。
う~ん。これがグローバル・スタンダード(笑)。このくらいの強欲さが必要なのかしら(笑)。もちろん売る方も買う方も
。
まあ、作ったものを安く売るのではなく、高く売る方向は日本には必要だとは思いますが、個人的にはほどほどが良いと思うのですが(笑)。
皆さんいかがでしょうか?
『売り手良し、買い手良し、世間良し!』なんて思ってるのは甘いのですかね(笑)。それとも商売とビジネスは違うものと認識しないとダメなのかな?
>> 試飲会セット
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貴族シリーズ
Jun 03, 2021 by weblogland |Nさん「マスキューさん!今回の試飲会の貴族シリーズ良いですねぇ(笑)。」
私「えへへ(笑)。ありがとうございます!」
Nさん「前回に引き続き出たロンバルディアのステファナゴの白。さすが深い、リースリングとは驚かされました(笑)。」
私「そーなんです(笑)。あの香りにはビックリさせられました。ビオ系ワインにありがちなビオ・ビオしたところは若干ありますが気にならない。かなり収量を落としているからこそです。」
Nさん「やっぱり貴族だねぇ(笑)。ワインがビジネス・ライクじゃない。まず美味しくないとダメ!こんな気概を感じますね(笑)。しかも唯一無二の味。」
私「赤同様気に入っていただいてありがとうございます!」
Nさん「ピノ・ノワール的で、山の香り・土の香りプンプン。ブルゴーニュの原始版みたいで好きだな(笑)。そうそう昨日コルナッキアのコントログエッラをハッシュ・ド・ビーフに合わせて飲んだのですが、我を失いましたよ(笑)。グラン・ヴァン飲むよりイイ(笑)。」
お帰りになった後、ふと思いつきました!
そーだ!
今度『貴族セット』作ろうかな(笑)。
大貴族は信用ならないから(笑)、地方・地域に根差した荘園領主の末裔が作るワイン・セット。
どうでしょう?
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これ、なーんだ?
Jun 03, 2021 by weblogland |これ、なーんだ?
シードルでございます(笑)。
正確には向かって右がシードル・ビオロジック・ブリュット、左がポワール・ビオロジック。どちらもドメーヌ・ラ・リボードの作るもの。
先日インポーターさんが試飲させてくれたもの。シードルの方はわりとドライ、
ポワールの方が酸があって濃い感じかな。なかなか宜しい(笑)。特にシードルは『ざるそば』食べながら飲んでみたい!そば好きの私はぞっこん(笑)。
もう少しシードルのことを調べてから詳しくご紹介しますが、取り敢えず品物が来ましたので、マスキューのカウンターの上に並べました(笑)。
大きくビオロジックと書いてあるのは気に食いませんが(笑)、まあ味わいは繋がっていますから今回は大目に見ます(笑)。
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こんな達人がおります(笑)。
Jun 01, 2021 by weblogland |先週のマスキュー試飲会にお越しのUさん。マスキューの常連様。ご本人、後期高齢者とは思えぬエネルギッシュな方。
Uさん「俺、今回は一番目の白気に入ったな(笑)。」
私「Uさんが気に入るのは想定済みでございます(笑)。仕入れる前に試飲した時Uさんの顔が目に浮かびましたよ(笑)。」
Uさん「えへへ(笑)。ところでさあ、俺がしょっちゅう飲んでいる同じラングドックのシャルドネとどっちが美味しいかな?」
私「私には決めかねます(笑)。同時に開けて飲み比べる!早く減った方が勝ち(笑)!」
Uさん「なるほどね(笑)。旨い方が先に減る!鉄則だな(笑)。よし!早速今晩やってみよう!」
こんな達人がおります(笑)。
結果が楽しみです(笑)。)
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桝久 試飲会リポート
Jun 01, 2021 by weblogland |後半は怒涛のモンテプルチアーノ!
◎チェラスオーロ・ダブルッツオ レ・モルジョ 2018年 テッレ・ダブルッツオ イタリア アブルッツォ キアレット(ロゼ)D.O.C. 750ml 1697円税込み
「マスキューさん!これって定番のロゼですよね。すごくしっかりしてて美味しい
(笑)。しょっちゅう飲んでますよ(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。今回ヴィンテージが2017年から2018年に変わりましたので、試飲会で再登場となりました
(笑)。」
「おー!しっかりしてる(笑)。全体に大柄だよね(笑)。」
「モンテプルチアーノ種って酸がないんだけど、これはしっかり酸がある。」
「これって飲んでると赤ワインみたいな感じするよね。辛口だし料理に合わせやすい(笑)。」
「色も濃いしヨーロッパ的(笑)。」
「イチゴの香りがイイね。凄くはっきりしてる。でもフランスのブルゴーニュなんかとは決定的に違うんだよね(笑)。」
「ピノ・ノワールのイチゴの香りとは違う
。マスキューさん曰く重心が低いかな(笑)?」
「いやいや、これ香りも立ちますよ(笑)。なんと言えば良いかな…。味と香りが一致してて、がっちりしてる(笑)。」
「酸が思った以上にある感じですね(笑)。
あととてもスパイシー。」
家内「以前の2017年の方がシリアスな印象があります。2018年はより暑かった感じですよね。」
「それってアルコール分も2017年と2018年では違うってことですか?」
家内「面白いことにアルコール分はどちらも同じ12.5%なんですよ(笑)。このワインの良さはワインが強くともアルコリックにならない塩梅にワインを仕上げる点かと(笑)。」
私「とても風通しの良いテロワールのようです。」
「テレビの格付け番組で白を赤ワインなんて間違えるタレントいますけど(笑)、これブラインドで飲んだら赤って答えちゃいますよ(笑)。肉に合いそうですよね(笑)。
」
「まるっきりドライで食事のためにあるようなロゼ。フランスのバンドールのロゼなんかも美味しいんだけど高いから現実的じゃないですよね(笑)。これなら牛肉も
行けそうですね(笑)。夏の暑い盛りに、冷えたローストビーフにこのワインを冷やして飲んだら、さぞや美味しいだろう(笑)。考えただけで涎が出ちゃう(笑)。」
私「牛ヒレのステーキでも行けそうですね
(笑)。」
家内「中華料理の海老チリとか辛い唐辛子を使った料理と相性がとでも良いですよ
(笑)。」
「なるほど!四川風麻婆豆腐でチャレンジしてみるかな(笑)。」
●モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2016年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 赤 D.O.C. 750ml 1414円税込み
「あー!これもイチゴの香り(笑)!基本香りは同じ(笑)。モンテプルチアーノ種を理解しましたよ(笑)!」
「たっぷりしてて完熟感満載(笑)。」
「ジャムっぽさもある。でも辛口(笑)。良く見かける安いモンテプルチアーノ・ダブルッツォとは濃さが違う(笑)。」
「タンニンもそれなりにタップリ(笑)。しかも飲みやすい(笑)。」
私「今飲んでちょうど良い塩梅ですよね(笑)。この生産者はワインを長めに熟成させてからリリースしてくれます。一般的な早飲みのモンテプルチアーノとはちょっと違います。」
「そういえばヴィンテージは2016年ですね。思ったより古い(笑)。2018年か2019年かと思いましたよ(笑)。」
「色も濃くて光を通さない(笑)。黒に近い
(笑)。まあ、グラスの縁近くは赤いけど(笑)。」
家内「実は1つ前に飲んでいただいたロゼ テッレ・ダブルッツォの作る赤を以前扱いました。とても良いワインだったのですが若くて堅くてあまり売れませんでした(笑)。」
「本物のモンテプルチアーノ・ダブルッツォって長命なんだよね(笑)。」
私「左様で(笑)。エミディオ・ペペなんか途方もない熟成能力があります。しかも
除梗していながらですから、生命力は規格外です(笑)。」
家内「産地のダブルッツォ州は平地が1%しかありません。産業も育ちにくくつい最近まで羊飼いが州内で放牧していたとか。」
「知ってる知ってる。羊の方が人より多いって(笑)。裕福なところではないようですね。」
私「モンテプルチアーノ・ダブルッツォも
北イタリアの大手ワイン商にバルクで売っていたそうです。『北イタリアの奴ら、俺達のワインを安く買って儲けやがって!』と恨みが深い(笑)。」
家内「この生産者バローネ・コルナッキアは1970年代にもっとも早く元詰めを開始した生産者です。」
私「さすが男爵家だけあって地域のリーダー(笑)。でもですね、あまりマーケティングは上手くない(笑)。ノブレス・オブ・リージュなのです(笑)。そうそう、白の2番目のステファナゴも貴族の家系、両者とも『自分が飲んで美味しくないものは売らない!』プライドがありますね(笑)。」
家内「コルナッキアは全部の畑がD.O.C.G.
域内なのですが、これはD,O.C.。ここいらへんにもプライドが覗きます。」
●コントログエッラ ロッソ コッレ・クーポ 2018年 バローネ・コルナッキア イタリア アブルッツォ 赤 コントログエッラD.O.C. 750ml 2262円税込み
家内「このD.O.C.初めて飲みました(笑)。モンテプルチアーノ・ダブルッツォD.O.C.G.内にある小さなD.O.C.で『コントログエッラ村』のD.O.C.。因みに意味は
『闘争村』です(笑)。」
私「モンテプルチアーノ種を60%以上使い、補助品種がカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロとなります。まっ、まっ、お試しを!」
「あっー、コレ高級ワインだよ(笑)。」
「カベルネ・ソーヴィニヨンが入っている感(笑)。モンテプルチアーノ種だけのものとは別物。」
「これ、香りが素晴らしい。凄く複雑で織り成すよう(笑)。普通じゃない!」
「とても濃いし、旨み甘味も十分あって美味しい!」
私「モンテプルチアーノは基本イチゴの香りですが、これはイチゴ、プラム、小粒のスグリ、それにミントなどのハーブやスパイス。香りの様は圧巻ですね(笑)。」
「4番目とこの5番目は何故こんなにも違う?ヴィンテージは同じでしたよね。もちろん作り手も同じ。」
私「作り方、栽培法も同じだと思います。コルナッキアは1本の葡萄樹に5房しか葡萄を成らしません。」
「カベルネとメルローがとても良いからかな?」
家内「この畑は親戚が持っていたものを受け継いだとか。コルナッキア元々の葡萄園からは離れています。」
「とにかく香りの分量が違う(笑)。グラスの中が大変なことになってますよ(笑)。」
私「私のグラスのワインは2時間前に注いだものですが、香りが物凄いです(笑)。並みの高級ワイン以上の香りの出方です。しかも壮麗。」
家内「あとバランスが良いですよね。やり過ぎ感がないのが凄い(笑)。これって物凄く高度なことだと思います。」
「コントログエッラはまだまだ伸び代を感じます。葡萄自体のポテンシャルが4番目とは明らかに違うよね(笑)。」
「完成した美味しいワインなんだよね(笑)。」
「う~ん。これ安いよね(笑)。」
「凄いワインを探しましたね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」
「マスキューさん!ここの家のモンテプルチアーノ・ダブルッツォのD.O.C.G.はどんなワインなんですか?」
私「明日の土曜日に来ますが、何時飲んだら良いのか途方にくれます(笑)。2015年ヴィンテージなのですが、あまりにタンニンが多量で圧倒されてしまいます(笑)。
何時飲んだら良いか?どれ程の生命力があるのか?私には判断出来ません(笑)。」
今回の試飲会のトップセラーは1番目のシャルドネとトリのコントログエッラとなりました。トリのワインがトップセラーになるのは初めてかも?
ありがとうございました!
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