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桝久 試飲会リポート 後半
Jan 29, 2024 by weblogland |●ラ・ヴィ カベルネ・ソーヴィニヨン 2019年 ドメニイレ・サハテニ I.G.デアル・マーレ・ムンテニア 750ml 1602円税込み
「カベルネ・ソーヴィニヨンも作ってるんですね(笑)。どれどれ(笑)。」
「あれ?これ本当にカベルネ・ソーヴィニヨンですかぁ(笑)?」
「うんうん。少なくても濃いカベルネではないよね(笑)。」
「タンニンは渋くない(笑)。」
「かといって丸っきりタンニンが無い訳でもない(笑)。」
「とても鮮烈でフレッシュ。しっかり酸は感じる。」
「香りにカベルネらしい青さは感じる。セロリやパセリかな。カベルネの松脂みたいな感じではない。」
私「ペパーミントではありませんね。あと果実のニュアンスはカシスではなくブラック・チェリーですよね(笑)。」
「生き生きとしてる。でも経験したことがない(笑)。」
「タンニンは薄目だけど、ワイン自体はしっかりしてる。強いくらいだよ(笑)。」
家内「時間が経つとどんどん美味しくなります(笑)。1週間経っても美味しいですよ(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、発酵期間が短いからこうなったんですよね(笑)?」
私「はい。ボルドーだと通例4週間ほど醸しますが、これは1週間ほどらしいです。少なくとも果皮とは1週間で分離しているようです。プレスも柔らかでゆっくりしていると思います。果汁にストレスがなく、そのため雑味がありません。」
「だからとてもピュアに感じるんですね(笑)。」
「マスキューさん、このワインフレッシュ&フルーティーですけど長くは持たないですか?」
私「早く飲めるような印象ですが、ヴィンテージは2019年です。」
「えー!2019年なんですか!驚いた(笑)。
」
「もっと若い2021年か2022年かと思いましたよ(笑)。」
「羊の皮を被った狼(笑)?でも狼みたいな野性味は無いんだよね(笑)。」
家内「アルコール分は14%あります。10月になるまで収穫をしっかり待っています(笑)
。」
「えー!アルコール分14%もあるんですかぁ!驚いたなぁ。でもそんなにアルコール感が無いですよね。」
「マスキューさん曰くの『折り合いが良い』からですか(笑)?」
私「左様かと。ボルドーやボルゲリのような多量のタンニンと折り合いをつけるのではなく、酸と完熟したほどほどのタンニンと、14%のアルコール分とで折り合いがついている。としか言えません(笑)。」
「たしかにワインとしてスタイルが出来上がっていますね(笑)。設計図からして違うんだね。」
「しかしアルコール分が1度2度違うだけでワインのスタイルは変わりますよね。特に最近の温暖化で高いアルコール分と高濃度のタンニンっていうセットになってますよね(笑)。」
「意外(笑)。ワイン作りのアプローチの違いは意識そのものの違いかな(笑)。」
「このワイン、白と同様に旨味がたっぷりですよね(笑)。赤も白ワインのような旨味を感じます。」
「ともに鰹物チック(大爆笑)。」
私「この赤飲みながら鰹やマグロの赤身食べたら美味しいですよ(笑)!」
「漬けも良し(笑)!」
私「先程の山形の大吟醸の酒粕を利用出来ますね(笑)。」
●グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2018年 ドメーヌ・サン・リュック 赤 フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 2168円税込み
「あれ?似たようなワイン扱ってますよね
?」
私「はい。ドメーヌ・サン・リュックのスタンダード・キュヴェ『トラディション』です。これはその上のキュヴェです
。」
「あ~、あれね(笑)。1700円くらいだけどフル・ボディーのしっかりした赤ワインですよね(笑)。あれの上となると期待出来そう(笑)。」
家内「基本作りや畑は同じですが、一番良いパーセルのものだけで作っています。
」
私「まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あ~あ!トリュフの香り!」
私「えへへ(笑)。」
「香りからして凝縮してる(笑)。ただ者じゃない!」
「旨い!」
「トリュフ、ベーコン、オレンジ、ベリー…。あ~、複雑!」
「織り成すような香り…。」
私「さすがWさん!壮麗ですよね(笑)。タンニンも折り重なるよう。壮麗なワインです。」
「高級ワインと言っても遜色ありませんな(笑)。」
「舌触りがネットリ(笑)。柔らかで深い。言葉を失う…、。」
「このワインは樽熟成してるのですか?」
家内「コンクリート・タンクで丸二年熟成してます。『トラディション』は一年熟成かな。」
「木樽熟成していると思いましたよ(笑)。ベーコンの香りって木樽由来だと思ってました。」
私「濃く凝縮したシラーによく見受けます。」
「コンクリート・タンクって一般的ではないですよね?」
家内「はい。ローヌだと伝統的によく使われます。ワインのキャラクターが素直に出て好ましいと思います。」
「何故ですか?」
私「コンクリートは多孔質で熟成に向いているのと、アルカリ性ですからバクテリア等の活動を抑えます。」
「マスキューさん!畑で葡萄を齧ったような味わいですね(笑)。」
家内「はい!このアペラシオンを代表するワインだと思います。とても自然で無理がありません。」
「とても自然で美味しい。自然派…、ビオ系なんだろうな。しかも完成度がとても高い(笑)。」
「味や香りがビオ、ビオしてないのが良い(笑)。ビオ臭しない。」
家内「ビオ系の認証は取っていません。どうやら期するところがあるようです。」
「ローヌ・ヴィラージュを代表するレベル。つまらないパフ飲むより数倍美味しい(笑)。」
「このレベルのパフだったら買える値段じゃないよね(笑)。」
「マスキューさん!先月のブレイズや今回のこのワインやら、ローヌづいてますね(笑)。しかも美味しくてコスパに秀でてる(笑)。」
家内「えへへ(笑)。ありがとうございます!私にとってどちらもホームランです(笑)。」
「今時のローヌにあってこんなお買い得なワインがあるとは!絶句しましたよ(笑)。」
私「このエリアはかつてコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれコート・デュ・ローヌの優良産地として珍重されましたが、近隣の原発事故の風評被害のため名前をグリニャン・レ・ザデマールに変更を余儀なくされました。生産者数も10件以下となってしまいました。風評被害を克服するには味わいとコスト・パフォーマンスを高めるしかない。そんな気概を感じます。」
「あー!そうなんですか…。日本の、会津産はオッケーでも福島産はダメなんて言われるのと同じなんですね。理不尽な話ですよね。」
私・家内「トリチウムの入った水はダメだ!なんていう理不尽にも近いのです。」
「よし!協力しましょう(笑)!沢山飲むぞ(笑)!」
私「ありがとうございます!」
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年 赤 スペイン カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 2828円税込み
「マスキューさん、このワインナリーのワイン扱い長いですよね(笑)。」
家内「エルミタは熟成期間が長いグラン・レゼルバと短いものの二種類あります。」
私「1990年頃から日本に輸入されてから常にマスキューの定番です(笑)。」
「2004年ですかぁ。ほぼ20年(笑)。」
「あ~!美味しい!」
「ひたすら美しい(笑)!」
「液体がいとおしくなる(笑)。」
「果実味はプラム系…、とても明瞭で角がない。」
「色は古くさくはないけど、削ぎ落ちてるよね(笑)。」
「香りが強くて綺麗(笑)。しっかりしてるけど、まろやか(笑)。」
「余韻が素晴らしい!いつまでも浸っていたくなる(笑)。」
「このシリーズは何時飲んでも美味しい(笑)。毎回こうですか(笑)?」
家内「基本長期熟成可能なワインしかリリースしませんから、ヴィンテージによるばらつきはあまりありません(笑)。でも差異はちゃんとあります(笑)。」
私「2004年は特に良いかと(笑)。」
「たしかに美味しいし、文句のないワインですよね。」
私「エルミタは作柄によって熟成のパターンを変えるようです。ワインの力により変えてますね。」
「例えば…?」
私「2004年はバリックで60ヶ月熟成させます。まあ、新樽比率は50%ですが。普通はバリックの後に大樽に移したりします。」
「だって、ボルドー・ワインだって一年やそこらですよね?」
私「はい。ラツールやムートンは新樽比率は100%ですが二年以内です。そうするとこのワインのもともとの強さが想像出来るかと(笑)。」
家内「樽熟成のあと13年瓶熟成します。」
「澱無いですよね?」
私「5年の樽熟成期間でだいぶ落ちているのかと。」
「プリムールなんて無いんだ(笑)。そんなに時間をかけるんですね。驚き(笑)。」
「時間を惜しまないのは凄い!すぐ飲めて凄く美味しいものに流れる昨今、貴重だよね。」
「最近のスペインワインってニューワールドのワインみたいなの多いよね(笑)。」
「あとインポーターさんが値切るようなことしないんだろうな(笑)。」
私「左様かと。しかも、出荷前に点検・補酒してリコルクしてから出荷しています。コルクご覧ください(笑)。」
「あー!新品のコルクだぁ!」
「本当に手間隙かけているんですね。この値段じゃ悪いな(笑)。」
私「あと瓶詰め後10年ほどするとSO2も検出されなくなるようです。それ故独特の旨さになるとしか言いようがありません。」
「へぇーSO2が無くなるのですか?」
私「無くなるのは理解出来ませんが、おそらく微細な澱タンニンや色素にくっついて瓶底に沈殿し検出されないのでは?勝手な私の憶測ですが(笑)。」
家内「科学的な知見の無い人間が科学を語ってはイケマセン!(ピシャリ)」
「このワイン、何を食べながら飲んだら良いのか?途方に暮れますよ(笑)。」
「これだけで充分だし、これだけに浸りたい(笑)。」
「チーズ…、ハードタイプの熟成したもの、乳脂肪分の高いトリプルクリームのタイプ。」
私「レーズンバターは安直かな(笑)?」
「六花亭のマルセイ・バターサンド!」
「なるほど、そう来ましたか(笑)!私は手に入りやすい横浜『かおり』のレーズンバターサンドで手を打つか(笑)。」
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桝久 試飲会リポート 前半
Jan 28, 2024 by weblogland |〇アンティカ オステリア N.V. ビアンコ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 白 750ml 1414円税込み
「おー!香りが良いですな(笑)。密度感…、香りに詰まった感じがしますね(笑)
。」
「そうそう。香りにコクがある。」
「あまーい香り(笑)。」
私「綿飴みたいですよね。ふっくらして甘い。ヴェルディッキオの特徴です(笑)。特にマルケ辺りの完熟したヴェルデェッキオらしい味わいかと。」
「後味にアーモンドみたいな余韻。心地好い(笑)。」
私「遅摘みしている特徴です。ハニーでもありますね(笑)。」
「このワイン、アルコール分はいかほどですか?」
私「なんと!12%です。ノン・ヴィンテージのブレンドしたワインなのですが、ブレンドの仕方は秀逸です。さすがガロフォリ!」
「すべてが程好いテーブル・ワインなんですね(笑)。」
「程好いけどランクの高い程好さ(笑)。」
「う~ん。ノン・ヴィンテージのブレンド物でこの仕上がりかぁ(笑)。逆に考えると
安定供給出来るから、レストランのテーブル・ワインにすると良いのだろうね(笑)
。」
「うんうん。ビストロでこのレベルの白ワインがテーブル・ワインとして出されたらお客は文句なしだね(笑)。」
「テーブル・ワインってこと大事だよね(笑)。テーブル・ワインがダメなレストランって最悪(笑)。」
「そりゃテーブル・ワインってエコノミーだから多くは望めないけど(笑)、いきなり水っぽい白ワイン出された日には、『水飲んだ方が賢明だった。』と後悔する(大爆笑)。」
家内「このワイン、ヴェルディッキオをメインにパッセリーナとトレビアーノを加えています。青リンゴのような酸はパッセリーナ由来だと思います。」
「あまーい香りのあとに青リンゴの香りがついてくる(笑)。」
「とても充実してる(笑)。コレ、本当にテーブル・ワインなんですか(笑)?」
「暖かみ、明るさ…。陽光たっぷり受けて育った葡萄(笑)。健康優良児(笑)。」
「品も良し!バランスが良いのだろうね(笑)。」
「レモンをたっぷり振りかけたアサリのボンゴレ食べたくなった(笑)。」
私「このワインでちょっとフランベすると更に良し!」
家内「カルボナーラにメロンを刻んでかけて…、このワイン飲んだら美味しいはず(笑)!」
「そっ、そんな贅沢を(笑)。してみたい(笑)!」
家内「実はこのワイン、鉄板の相性を示すのが大根です(笑)。しかも大根おろし!」
私「昨日の晩ごはんはぶりの照り焼き。もちろん大根おろしをたっぷり添えて。美味しかった。ワインのリンゴ酸と大根おろしのビタミンCがバッチリ合いました(笑)。」
家内「ポン酢正油に大根おろしをたっぷり入れれば無敵です(笑)。」
「あー!鍋にはイイ!」
「ワイン自体に旨味もあるから、鍋の旨味とも合うよね(笑)。」
「天つゆに大根おろし入れれば天ぷらも良さそう(笑)。紅葉おろし!」
「あ~~!それイイ(笑)!」
●アンティカ オステリア N.V. ロッソ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 赤 750ml 1414円税込み
「同じブランドの赤ですね(笑)。」
「おっ!しっかりしてる。しかも飲みやすい(笑)。」
「軽く飲めるけど決して薄くない。この点
白と共通してる(笑)。
「こなれている。樽熟成してるのかな?」
私「ちょっと樽のニュアンスありますよね
。とはいえ隠し味的な塩梅です(笑)。一部樽熟成したものをブレンドしているような感じですね(笑)。」
家内「抜栓直後より滑らかで飲みやすくなっています。翌日になるともっと美味しくなりますよ(笑)。」
「この赤も健全ですね(笑)。あと陽光をたっぷり浴びたイメージ(笑)。白と共通しますよね(笑)。」
「ともに変な雑味がないですよね。ホント健全なイメージ。」
「マスキューさんがよく『作り手の意識が同じ、違う』なんて言われますが、なんとなくそれが伝わりますよ(笑)。」
「真っ黒くなく(笑)、赤さもある…、う~ん、ベリー…、ストロベリーや小粒のプラムやら…。セパージュは?」
私「モンテプルチアーノ75%、サンジョヴェーゼ25%です。昔はもう少しサンジョヴェーゼの比率が高かったかな。その分飲みやすくなっています。昔はちょっと固かったように思います。」
家内「今よりもう少し飲み頃になるのに時間がかかりました。」
「今飲むととてもフレンドリー(笑)。過不足ない。」
これもテーブル・ワインとしては合格(笑)。クオリティー高いですよね。」
「洋食屋さん行って、ハンバーグやステーキ食べながらこの赤飲めたらイイ(笑)。」
「マスキューさん!このワイン昔扱っていたとブログに書いてありましたが、何故止めたのですか?」
私「たしか、扱い当初は1000円以下で販売しておりました。『G-ロッソ』というブランドで赤だけ売っていたように思います。とても固くて味が開くのにちょっと時間がかかるワインでした。それゆえ扱い難かったように記憶しています。もちろん例外にもれずこのワインもその後価格が上がりました。その結果フェイド・アウト(笑)。そして久しぶりに思い出しサンプルを取り寄せたところ、変わらず品質の高さを確認。しかも昔より飲みやすくなってました(笑)。」
家内「相対的にはお買い得(笑)。」
私「そんなこんなで扱い再開となりました(笑)。」
「あと、ガロフォリの名前が書いていない(笑)?」
私「そーなんです(笑)。このクオリティーならばガロフォリが深く関与してるはずですが(笑)。ご当人の名前がない。表だって販売していない(笑)。その理由も不明(笑)。」
家内「想像するに(笑)、名門故にネゴスに手を染めていることを隠すのかな(笑)?」
私「別に隠すようなことではないと思いますが(笑)。」
「そーですよね(笑)。ノン・ヴィンテージだって美味しければ良い!」
私「格は下がるが、クオリティーが高い方が良いと思うのですが…。ケチなマスキューには理解不能でございます(笑)。」
〇ラ・ヴィ・ピノ・グリージョ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 白 デアル・マーレ・ムンテニアI.G. 750ml 1602円税込み
「おっ!マスキューさん定番のラヴィですね(笑)。ピノ・ノワールとロゼ沢山飲んでますよ(笑)。」
「ええと、これは白のピノ・グリージョですね。ピノ・ノワール→ピノ・ブラン→ピノ・グリージョの順番で変異したんですよね(笑)。」
家内「はい(笑)。ピノ・ブランの表皮が
灰色がかったのがピノ・グリージョです。ワインに若干色がつきます。味わいはピノ・ブランかな。」
「葡萄って変異しやすい。それが在地化して品種として確立するから面白いですよね(笑)。」
「あー。コクがあって美味しい!」
「香りは花…、白い花。旨味が凄い。最初のガロフォリも旨味たっぷりだったけど、それ以上。旨味がとろみになっている(笑)。」
「品が良い。飲み込んだ後まで美しい。」
「余韻が素晴らしい!長くて綺麗。ハニーでナッツィーなニュアンスが余韻の後半に出てくる。切れに繋がるし、その様は美しい(笑)。」
「全体にエキゾチックではなく、とても日本人好み(笑)。」
家内「バック・ラベルにsushiに合うと記載されてます(笑)。」
「へぇー!お寿司はグローバルだもんね(笑)。」
「酢飯にワインの酸が合うことを熟知してるんですな(笑)。さすが!」
私「スペインのリアス・バイシャスに似てます(笑)。あと日本産の高級ワインが目指す味わいですね(笑)。」
「私、ピノ・グリージョやブランが好きなのですが、後味が苦いものが多いのです。特に高級なドイツ産など…。どうしてでしょうね?」
私「高級なピノ・グリージョやブランは新樽で発酵・熟成させたりします。ちょっと樽の香りが過剰になると苦味となる場合がよく見受けられます。」
家内「リアス・バイシャスもとても高いランクのものは同様に新樽を使います。向いていないのですが(笑)。」
「葡萄の純粋なアロマを楽しむべき品種ですよね(笑)。賛成だな(笑)。」
「このワインの旨味ってちょっと麹っぽい。日本酒にも似てる。ワインだけでも楽しめるね(笑)。」
私「そーですよね(笑)。そうするとやはり味噌!白味噌に麹味噌の合わせ味噌→鍋
この方程式は鉄板(笑)。」
「牛タンに岩塩をふる、そしてたっぷりネギを乗せてレモンを搾ってかける。さっと炭火で焙ってこのワインを流し込みながら食す!コレでしょ!コレ!」
「このワイン、ペーストになった酒粕とはバリエーション豊かな楽しみ方がありますね。」
私「K先生!先日いただいた山形の大吟醸の酒粕こそそれです!」
家内「味噌仕立ての鍋に銀だら入れた日には倒れそうになりました(笑)。粕漬けにしても良さそう(笑)。銀だらを粕漬けにして下味をつけておけば完璧かな(笑)。」
K先生「そうそう(笑)。あれにアフガン・サフランで売っている干し葡萄を入れて好みで味醂や蜂蜜で味を整えるとレーズンバターみたいで美味しいですよ(笑)。バゲットに塗っても良いし。このワインとは合いますね。」
K先生「アフガンサフランの干し葡萄は油を使っていないから熱湯で洗う必要がない。美味しいですよ(笑)。」
私「よくご存知で!恐るべしK先生(笑)。
身近に達人発見です(笑)。」
※K先生は近所の歯科医院。マスキューでは4代に亘りお世話になっております(笑)。我が町の名医です。
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さあ、明日明後日はマスキュー試飲会です。
Jan 25, 2024 by weblogland |今日お客様がご来店くださいました。
お客様「マスキューさん、明日明後日は試飲会ですよね(笑)。ところで最後の2本はどうですか?気になりまして(笑)。」
私「ありがとうございます!ブログではあまり触れてませんが(笑)、『お・い・し・い』です(笑)。」
お客様「やはり、『お・い・し・い』ですか(笑)。グリニャンの方は練っとりしていて葡萄を噛ったような感じです。物凄くコスパが宜しいかと(笑)。」
お客様「ほっ、ほぉ~。で、スペインの2004年は?」
私「『お・い・ち・い』です(笑)。まだ古酒になってはいませんが、その手前。美しくいとおしい味わいです。リコルクもしてありパーフェクトです。」
お客様「『お・い・し・い』と『お・い・ち・い 』かぁ(笑)。試飲会の前ですが、それ両方ください(笑)。」
私「ありがとうございました!」
明日26日(金)は17~20時、明後日26日(土)は11~20時、いつも通りのスケジュールでございます。
ご来店お待ち申し上げます!
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カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ 再入荷
Jan 24, 2024 by weblogland |2023年9月のマスキュー試飲会で大人気、すぐに無くなったアイテムです。
今回、お値段はちょっと上がりましたが、とてもリピーターが多かったので、毒食わば皿まで(笑)。
味わいはケチ臭くなく(笑)、ちょっとニュー・ワールドっぽいかな。
ヴィーガン、ユーロリーフ、CAERM(ムルシア州有機農法協議会オーガニック認定)、など3つも認定とってます。それだけでもお金がかかる(笑)。
でもですね(笑)、この価格でそれをなせるのは、ボデガス・カスターニョの力量。かなりの大手ではありますが、もともと乾燥した彼の地ならではのアドバンテージもありそうですね。あと普段から有機農法を心掛けていたのでしょう。あまり余計なことをしたくない心理がもともとあるかと思います。
このワインしつこくブログに書いていますが、実は今月限りの特売品。ですから売れ行きが良ければインポーターさんに今月最後の追加発注をしなくてはなりません(笑)。皆様に行き渡らないと怒られます(笑)。デイリー・ユースの価格帯の良品自体が少ないため、ちょっとアンテナを張っているマスキューでございます(笑)。
ご理解くださいませ!
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今週末1月26日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
Jan 23, 2024 by weblogland |早速会議です(笑)。
私「今回はコスパに優れたラインナップになったね(笑)。何が足りなくなるかな?」
家内「う~ん。白かな?なかなかの自信作(笑)。2アイテムだけど甲乙つけがたい。」
私「最初のガロフォリの白はノン・ヴィンテージでしかもネゴス。でも異常に美味しいんだよね(笑)。しかも昔と変わらない味には驚かされた!」
家内「ガロフォリ自体元詰めにこだわる格の高い名門。きっと、特別な事情で作られているんだろうね。」
私「そーだよね。いろいろな絡みがあるんだろうね。あと、ラヴィのピノ・グリージョはいかにも冬向き。鍋にはぴったり(笑)。旨味たっぷりだから日本の冬の食卓には合うはず。心が暖まる(笑)。」
家内「サハティニってクオリティー高いよね(笑)。マスキューでは扱いは今回で4アイテム。」
私「へそ曲がりのマスキューが1生産者のワインを4アイテムも扱うのは異例(笑)。でもさあ、ピノ・グリージョの後のカベルネ・ソーヴィニヨンは難易度高いかも(笑)。」
家内「ちょっと経験したことのないカベルネだよね(笑)。」
私「味わいも、折り合いのつけ方も斬新。
逆に新奇過ぎて売れないかも(笑)?」
家内「それはそれで仕方ない(笑)。マスキューらしくてイイんじゃない(笑)。」
私「そっ、そっ。みんな驚くには違いないから、それが楽しみ(笑)。好き嫌いは別にして、売れる売れないも別にして、世界が広がるワインだよね(笑)。」
私・家内「ふふふ(笑)。」
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桝久 マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Jan 23, 2024 by weblogland |〇アンティカ オステリア N.V. ビアンコ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 白 750ml 1414円税込み
久しぶりのアンティカ・オステリア・ビアンコの入荷です。ちょっと調べたのですが、10年以上前に扱っていたような(笑)。近年質の高いデイリー・ワインが無く、またまたカタログを物色した際、このワインを発見思い出しました(笑)。どんなものだかサンプルを取り寄せると、10年以上前の味わいを彷彿(笑)。昨日の晩御飯何を食べたか忘れる私でございますが(笑)、不思議とワインに関しては覚えています(笑)。あの当時と比べるとさすがにお値段はちょっと上がりましたが、質実な味わいは変わりません。ガロフォリの矜持を垣間見るおもいでございます
(笑)。
セパージュはヴェルデッキオ50%、パッセリーナ約25%、トレビアーノ約25%と、かつてから若干変わってはおりますが、綿飴のようなふっくらした甘いニュアンスは変わらないヴェルデッキオの特徴。暖かい産地にありがちな緩さは無く
引き締まった大きさがあります。力があって濃くてクリア。ハニーでナッツィな後口は自然で心地よい。しかもアルコール分が12%で仕上がっているのは、さすが『神ガロフォリ』。
でもですね(笑)、このワイン少し曰くがありまして、ラベルにガロフォリの名前がありません(笑)。生産者の名前はバック・ラベルに小さく『カンティーナ・ディ・カステルフィダルド』と書いてあります。ガロフォリのホームページのラインナップにも載っていません(笑)。実際には買い酒で作っているものとか。名門ガロフォリの名前が出せない諸般の理由がありそうです(笑)。とはいえこの変わらぬクオリティーですから、単純な私には理解出来ません(笑)。ノン・ヴィンテージの買い酒のテーブル・ワインを作ることは内緒内緒のようです(笑)。
かつての記述
『神』ガロフォリが造るデイリー・ユースのテーブル・ワインです。
以前『Gビアンコ銘柄』でリリースしていたもののリニューアル(笑)。
ノン・ヴィンテージですし、味は普通な第一印象(笑)。でもですね(笑)、抜栓してから徐々に旨くなる。この点、赤と共通してますね(笑)。最初少し苦みを感じますが、何時のまにやらその苦みは消失(笑)。トレビアーノ85%、ヴェルディッキオ15%のセパージュ。ヴェルディッキオの比率を抑えることで癖のない万人受けするスタイルを意図したのかな(笑)。あとコストも抑えたのかな(笑)。ワインに本来的な厚みがありますから、口中の満足感は高く。オリーブオイルやトマト等との相性もバッチリ。コスト・パフォーマンス高し!
よく見かけるシャバ、シャバなデイリーの白とは違うことは受け合いますが(笑)、期待し過ぎないようお願いいたします(笑)。何てったってこの価格(笑)。
●アンティカ オステリア N.V. ロッソ ガロフォリ イタリア マルケV.D.T. 赤 750ml 1414円税込み
久しぶりのアンティカ・オステリア・ロッソの入荷です。ちょっと調べたのですが、10年以上前に扱っていたような(笑)。
近年質の高いデイリー・ワインが無く、またまたカタログを物色した際、このワインを発見思い出しました(笑)。どんなものだかサンプルを取り寄せると
、10年以上前の味わいを彷彿(笑)。昨日の晩御飯何を食べたか忘れる私でございますが(笑)、不思議とワインに関しては覚えています(笑)。あの当時と比べるとさすがにお値段はちょっと上がりましたが、質実な味わいは変わりません。ガロフォリの矜持を垣間見るおもいでございます
(笑)。
セパージュはモンテプルチアーノ75%、サンジョヴェーゼ25%。基本変わらない
組み合わせです(笑)。モンテプルチアーノの比率が少し増したかな。以前より飲みやすくなった印象です。
アルコール分は13%とマルケの赤としては控え目なのですが、このワインとしては最適。品の良い飲みやすさは相変わらず(笑)。張りがあり明るくクリアでキメ細やか。マルケのモンテプルチアーノらしいストロベリーと、サンジョヴェーゼのオレンジのニュアンスがしっかり。口中いっぱいに広がります(笑)。サンジョヴェーゼの硬質感を残すのはガロフォリの変わらぬ流儀。
う~ん。
さすがです。
抜栓後時間が経過してからの伸びを知ると品質の高さ、ガロフォリの力量が解ります(笑)。
でもですね(笑)、このワイン少し曰くがありまして、ラベルにガロフォリの名前がありません(笑)。生産者の名前はバック・ラベルに小さく『カンティーナ・ディ・カステルフィダルド』と書いてあります。ガロフォリのホームページのラインナップにも載っていません(笑)。実際には買い酒で作っているものとか。名門ガロフォリの名前が出せない諸般の理由がありそうです(笑)。とはいえこの変わらぬクオリティーですから、単純な私には理解出来ません(笑)。ノン・ヴィンテージの買い酒のテーブル・ワインを作ることは内緒内緒のようです(笑)。
〇ラ・ヴィ・ピノ・グリージョ 2021年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 白 デアル・マーレ・ムンテニアI.G. 750ml 1602円税込み
国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12のI.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。
このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。
ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。
マスキューの定番はピノ・ノワールとロゼ。品質が高くロング・セラーとなっております。香りの抽出と葡萄自体の良さが伺えるものとして好評いただいております。
これはデアル・マーレ地区の7ヘクタールの畑で栽培しているピノ・グリージョで作った白。若干ピンクがかっており気持ちが春めく(笑)。
香りは白い花を連想する爽やかなもの。フローラルで厚みがあり出汁のような旨味がたっぷり感じられます。チャーミングな酸が心地好く満足のいく上質なフレンドリーさ。サハテニ共通のスタイルですね(笑)。
ライムや桃などの柑橘類はあくまでも明瞭ででしゃばらない。しっかりとしたボディとの折り合いが良く、心地よい粘り・トロミは果実の凝縮感由来。甘味に旨味が伴っており飲むと引き込まれます(笑)。後味のハニーでアーモンドのようなニュアンスは余韻が美しく切れていく様
を演出しています。
あと、バック・ラベルに英語でsushiに合うと記載されています(笑)。
参った!
1本取られました(笑)。
時代は確実に変わってゆくのを実感しました(笑)。
●ラ・ヴィ カベルネ・ソーヴィニヨン 2019年 ドメニイレ・サハテニ I.G.デアル・マーレ・ムンテニア 750ml 1602円税込み
これはなんとカベルネ・ソーヴィニヨン
。10月上旬に収穫された葡萄をステンレスタンク内で、27-28度の温度で7日間発酵させます。マロラクティック発酵もステンレスタンクで実施。フランス産オークで2ヶ月間熟成させてからボトリングされます。
味わいはオリジナリティ溢れるカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。
フレッシュで明瞭なブラック・チェリー!赤さ明るさも伴うもの。カベルネ・ソーヴィニヨンが一般にイメージされるカシスの黒い味わいとは一風変わっています。とはいえ紛れもないカベルネ・ソーヴィニヨン(笑)。中近東を思い浮かべるエキゾチックなスパイスのニュアンスはワインに良いアクセントを与えています。
ちょっと驚きました。
液体自体無理な抽出もしていませんし、実際醸しの期間は7日と極めて短いのですが、旨味とタンニンのバランスが良い。軽めの抽出なのですが、それがこのワインの肝ですね(笑)。ブルゴーニュのピノ・ノワールだって2週間ほどは醸します。カベルネ・ソーヴィニヨンの明瞭な果実味を表現したかった?通例カベルネ・ソーヴィニヨンは3~4週間の醸しをして濃さをしっかり出します。ですからこのカベルネ・ソーヴィニヨンは従来のカベルネ・ソーヴィニヨンのワインとはアプローチが違います!あとサハティニのワインはアルコール分は押さえ目で大体12.5%位なのですが、このワインは14%と異例。しかもアルコール感を感じません。本来晩熟成のカベルネ・ソーヴィニヨンらしい酸があるので、軽い抽出でもしっかりしている訳です(
笑)。2019年ヴィンテージでも全然落ちないのはそれゆえ。ユニークで実直な意思を感じます。
●グリニャン・レ・ザデマール キュヴェ『エミリアーヌ』2018年 ドメーヌ・サン・リュック 赤 フランス ローヌ グリニャン・レ・ザデマールA.C. 750ml 2168円税込み
マスキューの定番のローヌ、ドメーヌ・サン・リュックの最上位銘柄キュヴェ『エミリアーヌ』2018年です。
最上位と言っても通常の『トラディション』のもっとも良いパーセルのみで作ったもの。セパージュも醸造法も『トラディション』とは同じですが、不思議なことにより美味しい(笑)。全体に一回り以上美味しく深くパワフル。タンニンと旨味が高濃度でシンクロしてますから、飲みやすい(笑)。果実味は黒いには黒いけれど明るさがある。ローヌの優良なグルナッシュの雰囲気なのです。葡萄を噛っているような旨さがあるのです(笑)。濃さ故かトリュフや醤油のようなニュアンスに程好いスパイシーさが加わります。ワイン自体が磨かれていて濁りを感じません。上物のローヌ・ヴィラージュでございます(笑)。
作りの過程で、熟成期間が1年ほど長いのが違う点。セメント・タンクで2年間熟成させてから瓶詰めしています。
スタンダードの『トラディション』はこの価格帯では異例のフル・ボディの人気アイテムですから、このキュヴェ『エミリアーヌ』は出色の出来映えと出色のコスト・パフォーマンスとなっております(笑)。
『トラディション』2021年の記述
皆さん!
この原産地名グリニャン・レ・ザデマールA.C.ご存知でしたか?
実はもともとコトー・デュ・トリカスタンと呼ばれたA.O.C.です。2008~2009年にかけて近隣の原発で事故があり風評被害を受けました。そのため原産地名を変更いたしました。
日本の福島を思い起こされます。ちょっと悲しくなります。
生産者は風評被害をはねのけるために品質と安全に尽力するしかありません。そしてこのワインにはそれがあります。基本セパージュはシラー60%、グルナッシュ40%の王道のコート・デュ・ローヌなのですが、とても充実した味わい。ワイン濃度由来の甘さは優しく伸びやか、ローヌらしいガリーク由来のハーブやスパイスの香りは食欲を誘います(笑)。グルナッシュ由来のチョコレートの香りは心地よく。シラー由来の赤や黒のベリーの果実味はリッチ。あまり余計なことをしないで作られた自然な折り合いの良い味わい。葡萄もともとの濃さでバランスを取るクラシックなスタイル。木樽は全く使いませんから誤魔化しがないのです。
このドメーヌは設立が古くはありませんが、優良ドメーヌとして常にアペラシオンのトップ生産者として注目され続けています。原発事故がなければ確たる名声を獲得し不動のスター生産者となっていたはずです。ワイナリーが何度も転売されることもなかったと思います。そんな困難な中、高く品質を評価され続ける努力には頭が下がります。
かつてこの地のワインは元詰め品が少なくネゴシアンものが多かったのですが、20年ほど前にこのサン・リュックのワインを飲んだ時の印象を思い出しました(笑)。変わらず美味しいのです(笑)。ワン・ランク上の味わいなのです。
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
ドメーヌ・サン・リュックは、ローヌ川の左岸に広がる南ローヌ最北端のAOCグリニャン・レ・ザデマール内のラ・ボーム・ド・トランシ村にあります。ここはグルナッシュが栽培できる北限といわれ、気候的にはよりシラーに向くといわれています。強いミストラル(南仏独特の北風)の影響で雲が少なく、空気が乾燥するため病気のリスクも少なく、自然な葡萄栽培には理想的な環境です。 ドメーヌ・サン・リュックは1977年にコルニヨン家によって創業され最初の葡萄が植えられました。コルニヨン家では後継者がいなかったため2006年にアニスリキュールで有名なペルノ・ディスティラリ家出身のエノロジストであるステファン・エマール氏がワイナリーを取得。しかしステファン氏も2016年、後継者問題でドメーヌの売却を決意。2016年7月
よりパスティスで有名なジャノ・ディスティラリ(Janot)を所有するムニエ家のオリヴィエ氏によって引き継がれました。オリヴィエ氏もエノロジストで2016年ヴィンテージまではステファン氏と共に醸造する予定です。 現在はグリニャン・レ・ザデマールに13ha、コート・デュ・ローヌに12haで計25haを所有します。葡萄栽培に農薬は使わず、皮付きの野生酵母にて自然発酵させます。
大きな石が覆う砂質粘土の5.6haの畑。ギヨーで仕立てられた葡萄樹は樹齢約45年で40hl/haの低収穫。収穫後除梗、破砕しセメントタンクで自然発酵させます。発酵温度27~29℃で約15日程度の醸しを行い、セメントタンクで約1年熟成後瓶詰をします。
フルボディで濃厚、驚くほど果実味にあふれていてボリュームあるワインです
●エルミータ・デ・サン・ロレンソ グラン・レゼルバ アルティーガ・フステル 2004年 赤 スペイン カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 2828円税込み
ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。マスキューの定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォとティエラ・セレナの供給元と言えばご安心かと(笑)。
このワイン スペイン アラゴンのカンポ・デ・ボルハD.O.のワイン。地図で見るとナバラのすぐ南端にありますが、ナバラとは違う生産地域です。
セパージュはガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%。ステンレス・タンクでマロラクティック醗酵まで完了した後、オーク樽熟成60カ月(225L、新樽50%、フレンチオーク75%、アメリカンオーク25%)、そして瓶熟156カ月以上してからリリース。
いつもならバリック→大樽の熟成→瓶熟成のパターンですが、バリック→瓶熟成のパターン。この2004年はバリックのみの樽熟成していますから通常のヴィンテージのものよりパワーがありますね(笑)。しかも新樽比率は50%とはいえ5年バリックで熟成させるとは!
絶句しました(笑)。だってボルドーでも最長2年程度のバリック樽熟成ですからね。気が狂ったか?耳を疑いました(笑)。
まず抜栓直後はバリックの香り(笑)。でもですね、中から果実味がじわりじわりと出てきて樽香を圧倒(笑)。ワインの色は古さがなくグラスのエッジを見てもそう。見た目から2004年ヴィンテージとは思えません。古酒らしさは微塵もない(笑)。とはいえ完全に一度目のピークに入っています。ワイン自体の過剰なタンニンは無く強く美しいタンニンとプラム系のみっちりした果実味のハーモニーに陶酔してしまいます。このワインは基本ミディアム・ボディと称されますが、2004年は完全にフル・ボディ。いつものように熟成に大樽とバリックを併用しないバリック熟成のみの熟成が可能な特殊なヴィンテージなのですね。生産者の先を見る力量に驚かされます(笑)。あと長い瓶熟成期間。通例樽熟成より瓶熟成の方が熟成スピードは早い。こ
のワインは156ヶ月 13年もの時間をかけています。かつてのスペイン・ワインにはセラーで忘れちゃったようなワインがありましたが(笑)、それを思い出しました。もちろんこの2004年ヴィンテージは定期的にワインを確認しながら熟成させた結果13年の熟成を要した訳ですが。今まで飲んだエルミタのグラン・レゼルバの中でも出色の出来映えだと思います。
しかも出荷前にリコルクする念の入れよう!それゆえか還元臭も気になりませんし澱もほとんどありません。あと数年セラーに寝かせてみるも良しなのです(笑)。
手の届く価格でこんなワインを飲めることに感謝(笑)!
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ドンナルーチェ2022年のティスティングの始まり、始まり(笑)!
Jan 20, 2024 by weblogland |1月10日(初日)
私「今日Kさんが来られるから、仕事初めのティスティングしていただきましょうか(笑)!」
家内「あんまりサンプルないんだよね。何がイイかな?」
私「ドンナルーチェ2022年!」
家内「年明けに入荷したドンナルーチェは2022年に変わっていたからちょうど良いね(笑)。」
私「(抜栓しながら)相変わらず瓶は立派(笑)。重い(笑)。マグナム・ボトルの重さ(笑)。」
Kさん「おっ!注ぐのも困難なくらい重いですな(笑)。」
家内「あれ?いつもと香りがちょっと違う?ヴェルモットっぽい。」
私「エスエル香に乗って…、オレンジっぽさも強い。普段はすぐにオレンジっぽさは出ないんだけど?」
家内「香りにいつもの圧倒的な密度感がない。逆にあれ辛いんだよね(笑)。」
私「樽のニュアンスも感じない。と言うことは強さはあるのかな。」
Kさん「ハーブ…、イタリアン・ハーブ。たしかにいつもと違うよね。」
家内「オレンジ入りのティルクルみたい(笑)。」
Kさん「ティルクル?何ですか?」
家内「ヤクルトみたいな乳酸飲料です。あまり甘くないんです。」
私「へぇー、そうなんだ。」
家内「毎日飲んでるでしょ!」
私「ごめんごめん。ボケてるもので…。年始の大ボケと言うことでお許しを(笑)。」
Kさん「飲むと爽やか。いつもと違う(笑)。とてもフレンドリーで飲みやすい。天上天下唯我独尊のドンナルーチェではない!」
Kさん「あの圧倒的なリンゴ酸が影を潜めている。」
家内「フラスカーティ寄りのスタイルだよね。エポスに似てるかな。」
Kさん「和食でも行けそう(笑)。」
私「ハニーさもいつもと比べると大人しい
。アルコール分はいつも通りの13%だから天候の性かな?」
Kさん「目標の糖度に達しても酸が追いつかない?」
Kさん・私・家内「何でだろう?いつもと違う。」
家内「セパージュが変わったのかな?作り方を変えたのか?」
Kさん「気候にイレギュラーが生じたのか?」
私「何かの事情で違う畑の葡萄を入れたのかな?」
思わぬ展開のドンナルーチェ2022年ティスティングとなりました(笑)。さらにさらに続きます(笑)。
1月11日(翌日)
ちょっと液体が濃くなったよう。基本香りは変わらないですね。ハニーさも増したかな。ドンナルーチェらしいピールのような苦味が出ている。
家内「ちょっと苦く感じるんだよね。」
私「樽の影響かな?酸にしては苦味が強すぎる。遅摘みしたときのアーモンドにしてもちょっと強いかな?」
私「このヴィンテージのドンナルーチェ、マロラクティック発酵してる?」
家内「昨日とても乳酸のニュアンス強かったし、リンゴ酸がいつもより少ないよね。」
私「うんうん。マロラクティック・コントロールを控えたのかな?」
家内「あと、カタログでは木樽も使ってないみたいだね。でも飲んだ印象だと樽使ってるよね(笑)。そう感じるのは液体の薄さだと思うよ。」
1月12日(3日目)
私「香りはしっかりオレンジ。リンゴっぽさはない。やはりマロラクティック発酵はしてるね?調べるとどうも木樽は使ってないようだね。」
家内「そうすると苦味は酸?いや、絶対樽だよ。」
私「アルコール分との折り合いが悪いんだよね。」
家内「やはりフラスカーティ寄りの作りなのかな?」
私「木樽熟成とマロラクティック・コントロールをしないと添加するSO2の量を減らせる。最近は特にSO2の添加量を低くするトレンドだから、その方向へ舵を切ったのかな?」
1月13日(4日目)
とても透明感のある上品なオレンジ。やはりマルヴァジアの香りはオレンジなんだと実感。とはいえいつものドンナルーチェの圧倒的な味わいとはちょっと違いますね(笑)。作りが変わったのだと妙に納得。
一応インポーターさんには問い合わせているから、休み明けの月曜日には解るかな?
1月14日(5日目)
う~ん。
なんか落ち着いた感。
いつものギラギラ感は無いのかな(笑)?
そうだ!明日インポーターさんに分析表も見せて貰おう。見せてくれるかなぁ(笑)?
1月15日(6日目)
さらに落ち着いた感。もう伸びないのかな?
1月16日(7日目)
う~ん。味わいの広がりが少し足りないかな。いつもの尽きないパワーのドンナルーチェとは趣が違います。あっさり飲めるような感じ?ドンナルーチェ・マニアからすると物足りない。やはり作り方、アプローチが違う別ジャンルなのかな。
1月17日(8日目)
インポーターさんから分析表が届きました!どれどれSO2の量は…。う~ん。いつも通りですね。そうすると作りは変わっていないのかな?」
インポーターさん「マスキューさん、分析表届きましたか?」
私「ありがとうございました。見てみるといつも通りでした。でも味わいの印象はいつもと明らかに違う?」
インポーターさん「まだ輸入してから日にちが浅いのです。それが原因でワインがまだ落ちついていないのかもしれません。」
私「飲んでみた(笑)?」
インポーターさん「我々もまだ飲んでません。マスキューさんに言われバック・ヴィンテージを取り寄せて2022年と比較ティスティングすることになりました。」
私「リンゴ酸がいつもより少ないのと、ドンナルーチェのベースの香りオレンジが現れるのがいつもより早く感じます。何が原因なのですかね?天候?収穫が遅くなったためかな?そのためいつも以上に減酸したのかな?それとも収穫期に雨降ったのかな?」
インポーターさん「夏場が暑すぎたようです。そのため収穫量も減ったとか。ポッジョ・レ・ボルピはあまり詳しいことは教えてくれないんです(笑)。」
1月19日(10日目)
私「まだワインとしても飲めるから悪いワインではないのだけど、平板になっている。いつものドンナルーチェとは違うね。」
家内「酸が足りない。」
私「ドンナルーチェは葡萄の糖度がアルコール13%に達した時に収穫するんだけど、その時点で酸が足りていなかった。2022年はかなり暑かったようで葡萄の生育がスタックしたから、完熟時に酸が追いつかなかったのかな。だからいつもと違う折り合い 違う味わいになったような気がする。」
私「実はコルクにDIAM5を使っているんだよね。本来のドンナルーチェならば5年程度で収まるワインではないんだよね。」
家内「うんうん。ということはポッジョ・レ・ボルピも承知なんだね。」
私「多分ね。」
家内「まあ、基本ワインって農産物だから天候に左右される。このヴィンテージだけを飲んで先々を判断出来ないけど…。」
私「このドンナルーチェ2022年の我々のティスティング結果を公表するのはちょっと勇気がいるよね。でも、ドンナルーチェを売るならばお知らせするのはマスキューの使命。これも愛するドンナルーチェの為!」
家内「ドンナルーチェの販売を続けるためにも必要だよね。」
1月20日(11日目)
今日はティスティングにKさんが来てくださいました(笑)。
Kさん「実はセラーに保存してあったドンナルーチェ2015年を持ってきました。先週の土曜日1月10日に開けてからちびちび
飲んでます(笑)。2022年と比べてどうかな?」
私「さすが!2022年を開けた日にもう比較していたとは!それにしてもよく持っておられました!」
Kさん「1月10日にマスキューさんで2022年をティスティングして実際にかつてのドンナルーチェとどう違うか気になったものでね(笑)。毎年バック・ヴィンテージを飲んでいるもので(笑)。」
私・家内「えー!まだ他にもあるんですかぁ!」
Kさん「2015年どうですか?」
私「う~ん。ドンナルーチェです。美味しい!ふくよかでしっとり揺らがない。天上天下唯我独尊!」
家内「砂糖漬けの甘夏とオレンジ…。まだまだ行けますよ(笑)!」
私「マルヴァジアの魔術師!」
Kさん「2022年も確かにドンナルーチェのスタイルにはなってます。輸入したてだからワインがまだ暴れていたのかな?でも深みが違うかな?」
家内「2022年も苦味がなくなり良くはなっているけれど、2015年と比べると小ぶりですね。」
私「2022年は開けたてのイメージから大部ドンナルーチェらしくはなってます。でも伸び代の点で2015年の方が上回っている。2015年はまだまだ先を予感します。スパンの違いを感じます。」
家内「2015年のコルク、とても良いものを使ってますね(笑)。」
私「ぜんぜんへたれていない!」
Kさん「かつてのドンナルーチェのスパンと私のスパンがシンクロすれば良いのですが(大爆笑)。」
※ドンナルーチェ・マニアの方はマスキューのブログで『ドンナルーチェ2015年』を検索してみてください。思い出します(笑)。
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限定品 カスターニョ・エコロジコ・モナストレル 2021年 ボデーガス・カスターニョ
Jan 19, 2024 by weblogland |販売価格(税込): 1,021 円
スペイン イエクラD.O. 赤 750ml
再入荷しました!
秋に入荷した折り、大好評。あっという間に完売したスペイン・ワインです。
でもですね、今回もインポーターさんのご好意で特別価格となっておりますが、ちょっと値段が上がりました。
いつぞやは850円税込みでの販売でしたが
、今回は1021円税込みとなります。まあ、クオリティーを考えるとコスト・パフォーマンスは高いとは思いますが…。いかがでしょうか?
お許しを!
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1月のマスキュー試飲会は1月26日(金)、27日(土)
Jan 17, 2024 by weblogland |でもですね、まだラインナップが決まっていません!
今日からサンプルが届き始めましたが、焦る(笑)。何本か候補があったのでスローペース。ところが候補が数不足になったりしたので慌てております(笑)。
まあ、いつものことですが(笑)、試飲するにしてもじっくり1本丸々飲まなければそのワインのことは解りません。嬉し、苦しい週末を過ごすこと確定でございます(笑)。とりあえず今晩の我が家の食卓では、4本のワインを開けることになっております。
あ~あ、辛い(笑)。と言っても誰も信用はしてくれないかな(笑)?もっとも不味いワインが食卓に10本も並んだ日にはホント辛いんですよ(笑)。
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そう言われると乗せられちゃうよね
Jan 16, 2024 by weblogland |新年そうそう値上げの連絡が来ました。
インポーターさん「いつもお世話になっております。新年そうそう恐縮でございますが…、値上げのお知らせがございます。」
私「まだまだ値上げ続くの?何が上がるの?」
インポーターさん「実は今2017年ヴィンテージでお届けしております。『パッケ・ネーレ』でございますが、2019年ヴィンテージから上代が1,000円ほど上がります。」
私「えっー!せ・せ・千円もですかぁ!今年一番のビックリですよ(笑)。え~と、今2451円税込みで売っているから、それが3,500円前後で売るしかなくなるんですかぁ。ショック!一万円のワインが千円上がるのは解るけど、二千円代のワインが千円上がるなんてあるの?」
インポーターさん「まさかの大幅値上げでして…。決して私共が過分に儲けようとしている訳ではございません!ご理解のほどを!」
私「とても良いワインだから、そのくらいの価値は十分あるにはある。ボルゲリと比べてもそれでもまだお買い得ではあるんだけどね…。」
インポーターさん「あとちょっとだけ2017年がございますから、いかがでしょうか?」
私「解ったよ!そう言われると乗せられちゃうよね(笑)。くっそー!」
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ゆるゆる減って来ました(笑)。
Jan 13, 2024 by weblogland |ラングドックのピノ・ノワール・ヌーヴォー2023年とスペインのヴィーニャ・デカーナ2012年です。
暮れから年始にかけて売れれば良いと思って仕入れたワイン。沢山残るのも困るし、すぐに売り切れるのも困る(笑)。あまり欲をかいても沢山仕入れてもダメだし、ケチ臭く少ししか取らないのもダメ(笑)。そんな塩梅も解るようになったかな(笑)。
まあ、なんでもほどほどが良いかと(笑)。
歳を取るとその辺無理をしない判断が出来る?そう思うと歳をとるのも悪くない(笑)。物事ポジティブに考えなきゃ!
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マスキューが愛するイタリア・ラツィオのポッジョ・・レ・ヴォルピ
Jan 12, 2024 by weblogland |1月10日(初日)
私「今日Kさんが来られるから、仕事初めのティスティングしていただきましょうか(笑)!」
家内「あんまりサンプルないんだよね。何がイイかな?」
私「ドンナルーチェ2022年!」
家内「年明けに入荷したドンナルーチェは2022年に変わっていたからちょうど良いね(笑)。」
私「(抜栓しながら)相変わらず瓶は立派(笑)。重い(笑)。マグナム・ボトルの重さ(笑)。」
Kさん「おっ!注ぐのも困難なくらい重いですな(笑)。」
家内「あれ?いつもと香りがちょっと違う?ヴェルモットっぽい。」
私「エスエル香に乗って…、オレンジっぽさも強い。普段はすぐにオレンジっぽさは出ないんだけど?」
家内「香りにいつもの圧倒的な密度感がない。逆にあれ辛いんだよね(笑)。」
私「樽のニュアンスも感じない。と言うことは強さはあるのかな。」
Kさん「ハーブ…、イタリアン・ハーブ。たしかにいつもと違うよね。」
家内「オレンジ入りのティルクルみたい(笑)。」
Kさん「ティルクル?何ですか?」
家内「ヤクルトみたいな乳酸飲料です。あまり甘くないんです。」
私「へぇー、そうなんだ。」
家内「毎日飲んでるでしょ!」
私「ごめんごめん。ボケてるもので…。年始の大ボケと言うことでお許しを(笑)。」
Kさん「飲むと爽やか。いつもと違う(笑)。とてもフレンドリーで飲みやすい。天上天下唯我独尊のドンナルーチェではない!」
Kさん「あの圧倒的なリンゴ酸が影を潜めている。」
家内「フラスカーティ寄りのスタイルだよね。エポスに似てるかな。」
Kさん「和食でも行けそう(笑)。」
私「ハニーさもいつもと比べると大人しい
。アルコール分はいつも通りの13%だから天候の性かな?」
Kさん「目標の糖度に達しても酸が追いつかない?」
Kさん・私・家内「何でだろう?いつもと違う。」
家内「セパージュが変わったのかな?作り方を変えたのか?」
Kさん「気候にイレギュラーが生じたのか?」
私「何かの事情で違う畑の葡萄を入れたのかな?」
思わぬ展開のドンナルーチェ2022年ティスティングとなりました(笑)。さらにさらに続きます(笑)。
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コレ、なーんだ(笑)?
Jan 09, 2024 by weblogland |などと言っても皆さんご存知ですね(笑)。
イタリア ラツィオ マルヴァジアの魔術師ポッジョ・レ・ヴオルピの作るドンナルーチェ2022年でございます。
暮れに2021年が完売し、年明けそうそう2022年にて再入荷しました!
愛するドンナルーチェですからケチをつけるつもり更々無いのですが(笑)、ティスティング・リポートを書くのに1ヶ月、2ヶ月かかるのがたまにキズ(笑)。明日ティスティング・スタッフのKさんが来られますから、ティスティング開始!
ようやく仕事モード突入(笑)!
そうそう、それからずっと気になって探していたモロッコやチェニジアのインポーターさんを見つけました。ようやく連絡がつき、今交渉中。楽しみです(笑)。
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お正月そうそうの課題ワイン
Jan 06, 2024 by weblogland |お正月そうそうの課題ワイン『ライム・ストーン・テラス2020年』の続きです(笑)。
初日はすいすい軽く飲めましたが、翌日になると濃さが増しました。あれ?簡単に飲んでしまうワインではない!確認のため翌々日に飲むと、明らかにパワーアップ(笑)。中に入っているものが増した感。これは軽いモレリーノ・ディ・スカンサーノとは違う。ブルネッロやヴィーノ・ノビレのしっかりしたサンジョヴェーゼのニュアンスです。
バック・ラベルを見ると樽熟成期間は20ヶ月と書いてあります。
20ヶ月の樽熟成を経るにはワイン自体の濃さ・強さが必要。それなりの高級品ですね。しかも70ケースのみの生産本数です!どっひゃー、トノー1本くらいしか作っていないガレージ・ワインです!
高級品…!
新年そうそうバチが当たるかも(笑)?
こんなにエレガントで力があるワインがテキサスで作られていることに再度ビックリ。良い勉強になりました(笑)。
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今年初の課題ワイン
Jan 04, 2024 by weblogland |今年初の課題ワインはコレ(笑)!
なんと!
テキサスのワインです(笑)!
正直テキサスでワインを作っているのも知らなかったし(笑)、ちゃんとA.V.A.があるのも知りませんでした。ごめんなさい!
実は暮れにいただいたもの。マスキューの長いお客様のNさんです。Nさんは仕事の都合で毎月のように海外に出張されます。以前ベトナムのワインをいただいたことも(笑)。最近はナパが多いようですが、ついにアリゾナまで。珍しいワインに出合うと教えてくださるアンテナ的な貴重な存在でございます。(失礼!)
Nさん「テキサス行ったらワインがありまして(笑)。」
私「テ・テキサスですかぁ!知らなかった(笑)。ちゃんとA.V.A.がある、『テキサス・ヒル・カントリー』って書いてある!しかもサンジョヴェーゼ。」
Nさん「わりと美味しくて気に入ったからどうぞ(笑)!」
私「ありがとうございました!」
そんなこんなで新春を飾る課題ワインとなりました(笑)!
抜栓すると樽香りが最初に感じます。ただしアメリカン・オークのバリックではなさそう。スラヴォニア・オークかな?グラスに注ぐと思った以上に色が薄い。カリフォルニア的なワインを想定してましたから、肩透かし(笑)。飲んでみるとサンジョヴェーゼ!それも親しみやすい正銘のサンジョヴェーゼ。
う~ん。
イタリア・トスカーナ…、キャンティではなくて、ブルネッロも違う。マレンマ…?
そうだ!
モレリーノ・ディ・スカンサーノ!
シンプルで優しく飲みやすい。とてもフレンドリーな明るいスタイル。トノーでしっかり熟成させた上級品のイメージです。
ブラインド・ティスティングしたら絶体にテキサスとは答えられませんね(笑)。イタリアのサンジョヴェーゼと思うはず。逆にテキサスでこんなサンジョヴェーゼを作っていることにビックリ!
年明けそうそう驚かされました(笑)。恐るべし!
アメリカのワイン地図も着実に変わって来ているのを実感。ダイナミックで着実。この点やはりアメリカ人だと妙に納得。
勉強になりました!
ありがとうございました。
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今日12月30日でようやく年内の営業が終わりました!
Dec 31, 2023 by weblogland |まあ、静かな12月でしたが(笑)、やはり疲れました(笑)。明日の31日大晦日はお墓参りと友達のところを回ってご挨拶(笑)。それで年内は完了かな。
新年の営業は1月4日からとなります。
一年のご愛顧感謝するとともに新年の皆様のご健勝お祈り申し上げます!
皆様のワイン・ライフの充実も合わせてお祈り申し上げます!
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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これこそヴィーノ・ノビレなんでしょうね(笑)。
Dec 27, 2023 by weblogland |試飲会が終わって丸4日、今日最後にお出しした2アイテムを再確認(笑)。土曜日に開けた2本目が残っていました。ラッキー(笑)!
●キュヴェ・ヴィオレット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌA.O.P. 赤 750ml 3300円税込み
●ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2014年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.G. 750ml 3,980円税込み
まずはヴィオレット、香りがさらに明瞭になってます。ストロベリーのニュアンスがはっきり。とはいえ他のベリー系もしっかり。香りの強さ、バランスの良さ、すべてが高次元(笑)。グレート・ワインだと確信。しかもローヌらしからぬスタイル(笑)。こんなワインがあるのだとキック・インサイド(笑)。
そしてヴィーノ・ノビレ2014年は相変わらず美しい、しかも時間の経過をものともしない強さ。堂々としてしかも光輝く。
さすが!
ヴィーノ・ノビレ!
この状態が長く続くことに驚きでございます(笑)。これこそヴィーノ・ノビレなんでしょうね(笑)。
う~ん。
感激です(笑)。
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今回の試飲会のサブリミナル
Dec 26, 2023 by weblogland |今回の試飲会のサブリミナルは
●キュヴェ・マルゲリット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ『サン・セシル』A.O.P. 赤 750ml 3,677円税込み
◎『キュヴェ・デ・ボトレ』 ブリュット グラン・クリュ シャンパーニュ 白 コート・デ・ブラン 750ml 6034円税込み
でもですね(笑)、サブリミナルを置いている棚の一番下に並んでいる 常にサブリミナルになっている(笑)、愛するドンナルーチェが一番人気のサブリミナルになってしまいました(笑)。マスキューのご常連の方は皆さんドンナルーチェをご存知。華やいだ味わいは新年に相応しい!もちろん私もそう認識していますが、抜かりました(笑)。まさか完売するとは!
もう年内の再入荷はありませんから、年明けそうそうに発注いたします。
それからもう1アイテム常にサブリミナルのバルバレスコ『ヴァッレグランデ』2012年は2014年にヴィンテージ変更となりました。
そんなこんなでございました(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半
Dec 25, 2023 by weblogland |南フランス 白 750ml 2,042円税込み
家内「この白はパフの対岸リラックの辺りのものです。ルーサンヌ、マルサンヌ、ヴィオニエそれぞれ1/3ずつの割合ですが、混植・混醸で作られています。」
「う~ん。もったりしてないけど濃厚。綺麗だよね(笑)。」
「とてもフルーティー(笑)。」
「そうそう、フルーティーで飲みやすい。充実してる(笑)。」
「桃っぽい(笑)。」
「甘くないんだけど甘い(笑)。辛口なんだよね。」
「桃も白桃かな?」
「ポワレっぽさもある。」
「前の白と比べると凝縮感が違う。コストの差かな(笑)。」
私「基本香りはヴィオニエですね(笑)。桃とかネクタリンみたいな甘い香り(笑)。高貴なヴィオニエはさらにメロンっぽさが増します(笑)。」
「ヴィオニエ好きなんだけど単体だと下品でぶっきらぼうになり勝ちなんですよね(笑)。コレ凄くバランスが良い(笑)!」
「マルサンヌ、ルーサンヌ、ヴィオニエって収穫期が同じなんですか?」
家内「ヴィオニエはちょっと遅いはずですよね。」
「そうするとこの畑ならではなのかな?」
「たしかに、過熟した感じはしないけど…、逆にそれが幸いしてるのかな?バランスが良い(笑)。」
「後味もとても綺麗で長い。ちょっとうっとり(笑)。」
「アルコール分はいかほどですか?」
家内「え~と、13%です。無理に上げていませんね(笑)。その上折り合いが良い。」
「ローヌのワインってアルコール分が高く力ずくのイメージがあるけど(笑)、この白は案配が良いですよね。ふっくら豊かだけど、強すぎない(笑)。」
「桃の香りが液体から出てくる(笑)。あとハーブのニュアンス。タイムとかオレガノ…。細く尖った葉っぱの香り。」
「そうそう。畑の周りにそんなハーブが這えていて、とても明るい(笑)。眩しいくらい明るい光景が目に浮かぶ(笑)。」
「ちょっと土のニュアンスもあるから、すごぼうやごぼう天なんか合いそう(笑)。旨味の甘味があるから、お正月の伊達巻、栗きんとん、ひょっとしたら数の子も合うかも(笑)?」
「花とか草のニュアンスも良いアクセント(笑)!」
私「時節柄、鶏の丸焼きにたっぷりハーブをまぶしたもの!鉄板でしょ(笑)!」
「マスキューさん!このワイン、ラベルにビオディナミって書いてます。でも若干の土臭さはあるけどビオ臭は全くしませんよ(笑)。」
「へぇー、ビオなんだ!個性的なんだけど変な癖がない。しかもとても自然だし気がつかなかった(笑)。」
私「このワインはきっと葡萄自体の力で成り立っているのでしょうね。そういえば最初3,000円くらいで売る価格設定でした
。それだとマスキューだと高級過ぎるのでパス(笑)。その後インポーターさんが輸入を止めるので特別価格でいただけました。ごめんなさい!」
※コスパも良くお手頃価格でしたので、試飲会のトップセラーとなりました。さすがマスキューのお客様はお目が高い!
●キュヴェ・ヴィオレット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌA.O.P. 赤 750ml 3300円税込み
私「このワインもローヌです。パフの北ケランヌ近郊のサン・セシル村に居を構えています。小規模な果樹園的な農家のようです。」
「うわっ!香りが尋常ではありませんな(笑)。」
「うんうん。尋常ならざる香り。物凄い!」
「葡萄をそのまま齧ったようなフルーティーな味わい!良いなぁ(笑)。」
「香りにも旨味を感じますよ(笑)。」
「ベリー…、スミレ あー、だからキュヴェ・ヴィオレット(笑)?」
「スミレ?」
私「クリュ・ボジョレーに顕著な香りですね(笑)。」
「解ったぁ(笑)!」
「店長!果実味が黒くないですね(笑)。赤さがある…、ちょっとスモモっぽい酸っぱさもある。」
家内「正確な割合は解らないのですが、セパージュはグルナッシュ、サンソー、カリニャンで混植・混醸のようです。赤い果実のニュアンスはサンソーやカリニャン由来だと思います。翌日になるともっと明瞭になります(笑)。」
「タンニンと旨味の量が圧巻(笑)。渦巻いている。」
「でも、そのわりに飲みやすい。スイスイ行ける(笑)。我々だけかな(笑)。」
「このワイン、ブラインドで飲んだらローヌとは思わないよね(笑)。ミネルバ辺り…
レイモン・ジュリアンにも似てるかな(笑)。」
「シナモンみたいなニュアンスもあるね。」
「カカオ80%以上のチョコレート食べながら飲んだら美味しいはず(笑)!カカオの酸味とこのワインの酸味が絶対にシンクロしますよ(笑)!」
「火の通らない赤身の肉に合いそうですよね(笑)。大間の本マグロ!オリーブオイルに黒胡椒で合わせる!」
家内「旨味たっぷりの赤身肉ですよね(笑)。」
私「閃きました!馬刺し!もちろんオリーブオイルに黒胡椒(笑)!」
「飲み口は軽いんですけど、これってフル・ボディーなんですか?」
私「スティルス性のフル・ボディーかと(笑)。」
「私この手の香り大好き(笑)!ザコルのランデブーと共通してる(笑)!」
「深くて巨大。でも飲みやすい(笑)。不思議だけど凄く良いワイン(笑)。」
「マスキューさん!タンニンの量は多量ですが、なんで渋くないのですか?」
私「醸しの期間がいわゆるコート・デュ・ローヌより短い。そしてプレスを緩く時間をかけてゆっくりしてますね。とても丁寧に作っています(笑)。」
家内「女性醸造家らしい細やかなワイン作りを感じます(笑)。彼女畑で無農薬栽培した葡萄を食べた時、あまりに美味しくて号泣したそうです(笑)。」
私「余計なことをしないいわゆるビオ ヴァン・メソッド・ナチュールの認証もとっています。」
「全然ビオ臭しない!凄い!」
私「そーなんです。いわゆるビオの到達点だと思います。かなり凄い!ワインの力だけで達成しています。」
「マスキューさん!ラベルに描いてある男性がひいひいおじいちゃんなんですか?」
私「ただの不良のアンチャンみたいですよね(大爆発)。」
家内「手に持っている鍵は『我々の人生の扉を開けてくれた。』との意味があるそうです。」
「ただのアンチャンじゃないのね(大爆笑)。」
●ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2014年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.G. 750ml 3,980円税込み
「モンテプルチアーノって名前がつくワイン沢山あって訳が解らない(笑)。」
私「そーなんです。ややこしい(笑)。これはトスカーナの『モンテプルチアーノ村の高貴な赤ワインでございます(笑)。』似たような呼び名のモンテプルチアーノ・ダブルッツォはアプルッツォ州のモンテプルチアーノ種を使った赤ワインとなります。こちらのモンテプルチアーノは葡萄品種となります(笑)。いつまでたっても忘れてしまいます(笑)。」
「飲む前から、もうコレがおいちいのは解ってるんだよね(笑)。」
「2013年のメイクも美味しかったんだよね(笑)。これは2014年ですね(笑)。どれどれ…。」
「あー、おいちい(笑)!期待通りのおいちさ(笑)!」
「熟成したイタリア・ワインって良いなぁ(笑)。余韻があまりに綺麗でいとおしくなっちゃう(笑)。」
「ひとつ前のヴィオレットは葡萄そのままのフレッシュな旨味、そしてこれは熟成した旨味。マスキューさんの策略だぁ(笑)。」
私「えへへ(笑)。」
私「インポーターさんの試飲会でこんなの出たら、思わずゴックンしちゃいます(笑)。最大の誉め言葉です(笑)。スラバシイのです(笑)。」
「色も熟成を予感させてる(笑)。」
「熟成といっても古い訳じゃない。10年くらい経ってようやく本来の美味しさに到達した感(笑)。」
「まだまだ行けるんだろうな。」
家内「この状態が長く続くはず。」
私「そしていつかいきなり古酒に変身するかと(笑)。」
「酸が舌の上に転がるよう(笑)。甘い旨味に酸が変貌した感じ(笑)。」
「ストラクチャーはしっかりしてるんだけど、エレガント。エレガントに尽きる!」
「樽の使い方が良いですよね。」
家内「スラヴォニア・オークの大樽を使ってますね。伝統的なスタイルです(笑)。」
「そーなんだよね。バリック使われちゃうと困るんだよね(笑)。」
「ブルネッロと同じサンジョヴェーゼとは思えないよね(笑)。」
家内「正確にはサンジョヴェーゼの亜種で
『プルニョーロ・ジェンティーレ』でもブルネッロとは違うとしか思えませんよね(笑)。」
「齢を重ねたワインって良いですよね(笑)。私もこうありたい(笑)。」
私「同感です!でもどんどん世知辛くなる昨今こうはなれないかな(笑)。」
家内「いつの間にかマイナンバー・カードが必須になるし。」
私「そーなんだよね。お前の都合を押し付けるな!なんですよね(笑)。」
「そう。最先端に追い付く必要なんて無いもんね(笑)。大きなお世話です(笑)。」
家内「カードじゃなくてマイナンバーが肝なはずなんだけどね。」
私・家内「へそ曲がりのマスキューは夫婦で絶対にマイナンバー・カードを作らない決意でございます(笑)。」
前期高齢者と後期高齢者の意思は硬い。追い付く気がないだけかな(笑)。
一年間どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
※年末は30日まで営業しております。年始は4日より営業いたします。
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桝久 試飲会リポート 前半
Dec 24, 2023 by weblogland |昨日、一昨日とお寒いなかご来店ありがとうございました!
◎ネクター・ダブリコ 2023年 フィディーヌ・フルーツ社 フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1,805円税込み
「うわっ!杏子(笑)。まんまの美味しさ(笑)。」
「元気出るね(笑)。」
「ジュースと言うよりはペーストに近い(笑)。」
家内「700gほどのアプリコットを果肉だけにして、同濃度の砂糖水を加えて1リットルのジュースにしたものです。加熱殺菌はしておりますが酸化防止剤等の添加物は一切入っておりません。」
「我々のジュースだよね感覚からは程遠い
(笑)。渇きを癒すというよりはエネルギー・チャージする感覚だよね(笑)。」
「そうそう、ヨーロッパのホテル停まると翌朝の朝食で様々なジュースが出るけど、どれも搾りたて(笑)。」
「そうそう。濃縮還元じゃないからね(笑)。」
「濃縮還元だと様々な物を加えて成分調整や酸化防止をしなくちゃいけないから、別物だよね。」
私「バイキング行って汗をかいたあとに飲む自販機で売ってるグレープフルーツ・ジュースは美味しくて好きですが(笑)、それはそれ。逆にこんな濃厚なアプリコット・ジュースだったらグビグビ飲めない(笑)。」
「デフォルメした味ではないですからとても自然。」
家内「これだったらお子さまやお年寄りにも無理なく飲んでいただけます(笑)。」
「うちの子供に毎日飲ませるには勿体ない
(笑)!」
家内「食欲が落ちたお年寄りにも好評です。根強いお年寄りのファンがおられますので、不作の年は困ります。」
「マスキューさん!コレ、賞味期間が長いですよね?」
「ラベルには開けたら早く召し上がるように書いてますが、2026年7月までが賞味期間ですね。食品衛生法の規定・運用が変わったのかな?収穫から3年ほどになるのかな。」
家内「ジュ・ド・レザン2023年は2025年12月だから丸2年ですね。実際は何年も熟成しますけど…。」
「酸化防止剤などが入ってなくても大丈夫なんですね(笑)。」
私「経験的に…、まあ、ワインも同様なのですが。しっかり凝縮された果実から得たジュースはそれ自体に保存能力があると思います。酸っぱくて水っぽいジュースは保存能力が落ちるように思います。
」
「今流行りの無添加ワインやジュースもそうだとすると、高くなりますよね?でも妙に安いのもスーパーに並んでますよ?」
「裏技、技術力で無添加は達成出来ます。本来的な物とは違ってきますが(笑)。」
「あー、解る(笑)。」
私「まだ、無添加や本家のビオにしても法整備が追い付いていませんから、様々な認定団体がありますしそれぞれレギューレーションが違います。」
「どう違うのですか?」
私「SO2無添加を唄っても、発酵前なら添加を許可したり、畑での使用量を制限しなかったり、それぞれに抜け道があるようです。あと加熱処理をワインに認めたり…。」
「へぇー、ワインってこと加熱処理しないのですか?」
家内「基本しません、ただし80年代の後半から加熱することでタンニンの抽出を促進する技法が流行ったりしました。」
「う~ん。作り手を選ぶしかないのかな?」
「ワインを加熱することはダメなのですか
?」
「長い熟成を期待するワインには不向きです。熟成しません(笑)。」
家内「逆に、すぐ飲むワインなら問題はないかと。結果的にSO2の使用量は減ります。もっとも複雑で繊細な果実味は求められませんが(笑)。」
●ロス・コンデス 赤 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml 1130円税込み
「おっ!フレッシュ&フルーティー(笑)。」
「甘くて飲みやすいし、新鮮で爽やか(笑)
。」
「赤いベリーの果実が感じられる。いかにも健康的なスペイン・ワインですね(笑)。」
「そうそう。とてもフレンドリー(笑)。」
「店長!テンブラリーニョらしい味(笑)。」
「濃厚なアプリコット・ジュースの後でも全然影響受けないですね(笑)。しっかり赤ワイン。マスキューさんが悩んだ並びの訳かな(笑)?」
私「えへへ(笑)。」
「これもジュースみたいですよ(笑)。」
「デイリーにこんなワインを飲めたら良いですよね。」
「うんうん。唐辛子使った料理…、肉料理 、ちょっとスパイシーな味付けならなんでも合いそう(笑)。」
「ヘビーじゃなくて中庸だからこそ食べ合わせが幅広いのかな。ユーシフルだよね(笑)。」
家内「このロス・カルドス銘柄のワイン、実はスペイン・レストラン『スペイン・クラブ』のテーブル・ワインです(笑)。縁あってマスキューでも売れることになりました(笑)。」
「う~ん。このレベルのワインがテーブル・ワインで出てくればお客さん喜ぶよね(笑)。」
「テーブル・ワインがそこそこ飲めるのは朗報。だいたいテーブル・ワインって不味いのが常(笑)。このレベルのワインをテーブル・ワインとして出しているのなら信用出来るよね(笑)。」
家内「このワイン、抜栓した翌日は落ち着きが出ます。全体にしっとりした感じになります。ただし、果実感は変わりませんから、グラス・ワインとしての使い勝手が良いのです。」
「なるほど開けてがばがば注いで残ってもロスにならないんだ。翌日捨てる必要がない(笑)。」
私「昨今の価格の高騰でなかなかお手頃のワインが見つからないので、マスキューにとっても朗報でございます(笑)。」
「そりゃ安いのあるけど、それでも高くなってるもんね(笑)。しかも不味い。」
私「残念ながら、もう1,000円を割るお買い得ワインは見つかりません。」
「マスキューさん!それにしてもよくワインを見つけますよね(笑)。それも毎月毎月(笑)。」
私「仕事ですから(笑)。」
「よく種が尽きないですね(笑)?」
私「えへへ(笑)。実は12月の試飲会はいつもより1週早まります。ですから最大15本の開けたワインが我が家の食卓を占拠しておりました(笑)。さすがに全部を飲みきることは出来ませんでした(笑)。」
家内「食卓に料理が並ばない状態だったんです(怒り)。」
私「全部が美味しければ文句は出ないのですが…。不味いのが多かったので辛かった
(笑)!」
〇ロス・コンデス 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み
「同じ白ですね。これも飲みやすいですね(笑)。」
「シャルドネらしいし、若い白によく見られる尖ったところがない(笑)。」
家内「この白は前から扱っており、2021年ヴィンテージのものが残っておりましたので先日飲んでみましたが、2022年より厚みが出ておりました。」
「それってヴィンテージの差ですか?」
家内「2022年ヴィンテージも翌日になると厚みが増しますので、スタイルだと思います。」
「安い白ワインって時間が経つほど不味くなる(笑)。もともと品質が高いんだ(笑)。」
「ワインの品質が高いってどう言うことなんですか?」
私「1本の葡萄樹からどのくらいの量のジュースを作るかにすべてはかかります。例えばグラン・クリュだとハーフ・ボトル1本分くらいです。」
「えー!それしか取れない取らないんですか?」
「だから高い(笑)。品質はワインのコストと比例する訳ですね(笑)。」
「一玉一万円のメロンは1本の樹から1個しか作れないのと同じだな(笑)。」
「マスキューさん!マカベオとシャルドネのブレンドでしたよね。しかも半々。飲むとシャルドネらしさ全開(笑)。何故ですか?」
私「マカベオはカヴァなどに使われる品種ですが、基本香りはあまりせずワインの厚みを助ける特徴があります。それを利用して、マカベオ50%シャルドネ50%の割合でブレンドすることで厚みのあるシャルドネを実現。私ラモン・ロケッタの大発明と思っております。ただし、ラモン・ロケッタは自社畑にこだわりますから、その辺りにも秘訣があると思います(笑)。」
家内「ラモン・ロケッタはバルセロナ近郊に本拠地がありますが、かなりの大手となるに従いカタルーニャ州に広く畑を持つようになりました。ただし買い酒や買い葡萄ではなくあくまでも自社畑から調達するところに品質の安定があります。」
「なるほど!アプローチが違うんだ(笑)。」
「きっと名前に ワイン生産者のプライドがあるんだろうな。」
「ところでマスキューさん、この並び アプリコット・ジュース→赤→白の順番はとても良いのですが(笑)、普通は白が赤より先ですよね?」
私「種明かしをすると(笑)、シャルドネの果実味は実はアプリコットなのです。ですから強烈なアプリコット・ジュースのあとにシャルドネを持ってくることに危険を感じていました(笑)。一度赤でリセットを計った訳です(笑)。」
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『キュヴェ・デ・ボトレ』 ブリュット グラン・クリュ シャンパーニュ
Dec 20, 2023 by weblogland |大きな声では言えませんが、シャンパン見つけました(笑)。
あまりの高騰する価格に辟易して今年は新たなアイテム入荷は諦めていたのですが(笑)、ついつい知らず知らずにシャンパンを物色する私(笑)。でもですねそれはそこ、私はケチでへそ曲がりですからね(笑)。
◎『キュヴェ・デ・ボトレ』 ブリュット グラン・クリュ シャンパーニュ 白 コート・デ・ブラン 750ml 6,034円税込み
オジェ本拠のリコルタントですがオジェ以外にクラマンにも畑を所有しています。オジェだけで作るとちょっと固くて鋭くなり時間がかかります。ですからクラマンのふっくらした味わいとブレンド。クラシックなホッとするブラン・ドゥ・ブランでございます(笑)。
さすがに6,000円を切ることが出来ませんでしたが、まあ宜しかろうと。
数本ですが、試飲会のサブリミナル・アイテムでございます(笑)。
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試飲会でジュ・ド・レザン2023年は出さないのですか?
Dec 20, 2023 by weblogland |私「左様で…。ちょっと数に余裕がなくなりそうなものでして…。」
「それは残念!今年はどんな味ですか?」
私「甘いには甘いのですが、甘さが突出しないバランスの取れた作柄かと。温暖化が進む昨今、ジュ・ド・レザンも例外なく甘さが増しておりますが、輸入当初の味わいを思い出しました(笑)。」
家内「涼しかったと言うより、バランスが良い感じです。いつもよりさらっとしたイメージかな?もちろん甘いには甘いのですが(笑)。」
私「強すぎないのかな。」
家内「お子さんには強すぎて飲みにくい作柄の年とはちょっと違うかな。」
「わっかりました(笑)!」
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ラインナップ並びました!
Dec 20, 2023 by weblogland |今週末22日(金)・23日(土)ですから通常より1週間早いので、いつも以上にバタバタでした(笑)。
でもまあ、どうにかこうにか並びました!
家内と作戦会議です(笑)。
私「今回問題は2、3番手のロス・コンドスの赤と白だよね。どっちを先にすべきか?」
家内「本来は白→赤の順番なんだけど…。そのあとの4番手からが強烈(笑)。初っぱなのアプリコット・ジュースもかなりしっかりしてるから、後のワインが生半可だとワインが霞むしね(笑)。」
私「4番手のアエリスからいきなりギア・アップだからね(笑)。かといってロス・コンドスの赤を4番手にして最後赤3本にするのは簡単なんだけどね…。」
家内「アエリスとヴィオレットの間にロス・コンドスの赤をいれるとギャップは出来るしねぇ。どうしたもんだか…。」
私「アエリスの前にロス・コンドスの白を入れるのが一番自然な流れかな?」
悩みは尽きない(笑)。
ひょっとして当日変更があるかも?
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マスカット・オットネル ビー・ナチュラル 2022年 ミューラー・グロースマン
Dec 17, 2023 by weblogland |販売価格(税込): 3,582 円
再入荷しました!
今年8月のマスキュー試飲会で大人気、しかし私の不手際で再発注できず無くなってしまったオーストリアの白。マスキュー定番のミューラー・グロースマン渾身のワインです。ラベルがちょっと怖いと評判の白ワインです(笑)。
よーやく、入ってきました。前回は日本に10ケースしか来なかったので、取り逃がしたワインです(笑)。
香りは甘~いのですが完璧なドライ(笑)。いわゆるヴァン・ナチュールのグレート・ワインと言って宜しかろうもの。一応皆さん試飲だけはされてますから、その良さ・ユニークさはご記憶かと(笑)。
今回マスキューではひっそりこそこそ売っておりますので(笑)、お声がけくださいね。。
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今年最後12月のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Dec 16, 2023 by weblogland |今月はいつもの最終週の(金)(土)ではなく
、22日(金)・23日(土)に執り行います!だって最終週だと29・30日、ちょっと無理(笑)。
お時間はいつも通り
12月22日(金) 17~20時
12月23日(土) 11~20時
土曜日のお昼前後はすいていますが、日が沈んでから夕方は混雑の予感でございます。行き届かない折はお許しを!
◎ネクター・ダブリコ 2023年 フィディーヌ・フルーツ社 フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1,805円税込み
マスキューの定番アイテムとしてご好評いただいておりますネクター・ダブリコの入荷です!
ローヌ渓谷の斜面に1942年に設立された家族経営の小さな果樹園。現当主マリオン・シルーズさんにより2010年にフィディーヌ・フルーツ社と会社組織になりました。
基本添加物のない自然なものでH.V.E認証レベル3の環境に配慮した工程で作られたもの。ベルジュバル種の健全なアプリコットに加えられるのは水と果汁同等の糖分のみ。酸化防止剤や保存料などは一切加えておりません。
アプリコット自体が濃いため100%で造るとペーストになってしまいますので、ジュースにするには加工が必要です。水と砂糖を加える必要があります。水を加え飲みやすい濃度にして、酸味が突出しない程度に砂糖を加えます。加工は衛生認可を持つ専業業者に委託しますから、変に経済性を優先して過剰な加工を加えていない点にこのネクター・ダブリコの良さがあります。濃さと飲みやすさの融和点が非常に高いのです。
ジュース1本あたり600~700グラムのアプリコットが使われている自然な味わいに驚くのみなのです。通常のアプリコットジュースとは味わいも違うし、そもそも造る思想が違うような気がします。
単に渇きを癒すジュースと言うより、エネルギーを補給するために飲むジュースなのです。
近い味わいのものを思い浮かべるなら『狼の桃』。北海道で造られる稀少なトマトジュースです。あれのアプリコット版かな(笑)。
家内に言わせると、「少し青臭さがあってとても自然。料理に使える。まず香りの素晴らしさにビックリ(笑)。特別甘くもなく酸っぱくもなくバランスが完璧。いかにも体に良さそう(笑)。病み上がりの方にお見舞いで持って行きたいね(笑)。」
※ほとんど濾過もしていませんから、果肉の繊維質が沈澱しますので良く瓶を振ってからお飲みください。
〇ロス・コンデス 2022年 ラモン・ロケッタ
スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml
スペイン、カタロニアの白。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。マカベオ・シャルドネ半々の組み合わせです。。某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。でもですね(笑)、ラモン・ロケッタの得意技マカベオとシャルドネのハーフ・ハーフ。2020年ヴィンテージとまだ若いのですが、コクとフレッシュさでバランスをとっています。レストランがどういう意図でハウス・ワインとして採用したかに思い至るお勉強のワインでございます(笑)。
ただ入荷当初はまだ開いておらず、飲みやすさ優先と思っておりましたところ(笑)、最近ちょっとディテイルがハッキリしてきました。シャルドネのバターのニュアンスとマカベオのコクが上手くマッチング(笑)。
さすがラモン・ロケッタ!
以前飲んだマカベオ・シャルドネをちょっと思い出しましたのでその時の感想を
引っ張り出しました(笑)。あの時ほどの濃さではないかな(笑)?
2008年12月のマスキュー・ブログより
在来種マカベオとシャルドネ半々の割合でつくられたこの割合に意味があるのです。
上等なシャルドネにあるバターのような香り、柑橘類の爽やかな香りとがエキゾチックでありながら、深いのです。
そして、酸が十分にありミネラル感があるので全体の構成がしっかりがっちりしています。(ちょっとカナイリに似ていますか?)
ニンニクやバターを使ったソースには抜群に相性がいいです。
エスカルゴバターや雲丹やからすみなどに最適ですね。
まるで食べ物とのマリアージュまで計算してつくったかのようなワインです。
いままでのスペインワインとは明らかに設計図が違っているかのようです。
ましてやこの価格ですから、是非お試しを!
●ロス・コンデス 赤 2022年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 赤 750ml 1130円税込み
スペイン、カタロニアの赤。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。テンプラリーニョ100%の直球勝負(笑)。ベリー系の赤い果実がとてもフレッシュでチャーミング。杏子やプラム等の中粒の赤い果実のニュアンスです。
某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。フレンドリーな味わいはいかにもスペイン(笑)。明るくて健全、ちょっとワインを知ってるかたなら『テンプラリーニョって良いよね(笑)。』と言うはず!
マスキューはラモン・ロケッタのファンでして(笑)、特にシャルドネとマカベオ半々の白が大好き(笑)。オリジナリティーと品質の高さに魅了されておりました(笑)。
これは赤、ワイン価格が高騰する昨今、美味しいデイリーな味わいは貴重でございます(笑)。そんなこんなで今回マスキュー試飲会で満を持してのデビューとなりました(笑)。
リリースしたばかりなのですが、すぐに全開(笑)。当初はとても軽く感じますが、時間の経過とともに本来的な質感が増します。タンニンをしっかり感じられますから、やはりもともとの良さがあります。
ラモン・ロケッタはバルセロナが本拠地ですが、それだけでは足りず(笑)カタルーニャに広く畑を所有しております。それゆえかこのワインはカタルーニャD.O.となっております。ただしそれは自社畑にこだわるからです。大きくなればなるほどネゴス色が強くなるワイン業界ですが(笑)、あくまで自社畑にこだわる理由が飲むと解るのです。単なる買い酒の安物ワインとは違うのです(笑)。
〇コート・デュ・ローヌ・ブラン 『アエリス』 2022年 シャトー・ド・バスケ
南フランス 白 750ml 2,042円税込み
ふっくらしていて美味しい!
桃や梨、メロン、トロピカル・フルーツ等の果実が綺麗にしかも塩梅良く充実(笑)。とてもフレンドリーで品が良い。セパージュの性格の折り合いがとても良いのです。南フランスの白は濃度感を上げるとセパージュの癖が出やすいのですが、それがない。インポーターさんの資料を見て納得(笑)。収量の低いクローンの採用と混醸が秘訣のようです(笑)。ただルーサンヌ、マルサンヌだけならともかくヴィオニエも均等の量で混醸することはちょっと特殊。おそらくヴィオニエの完熟に合わせて他の品種を収穫していると思います。アルコール分が13%で収まっているのにも好感(笑)。きっと特殊なテロワールがあるのでしょう。
パワーに頼らない自然な仕上がりは心に届きます。美しい余韻に惹かれます。
以下インポーターさん資料より
ドメーヌ・ド・バステは南ローヌ、シャトーヌフデュパプより約北西に10kmほどのところにあるサブラン(Sabran)村にあります。シャトー・バステ自体は17世紀頃から設立され、他家により養蚕農業そして酪農業として営まれていました。ワイナリーとしては現当主のジュリー・オーベール氏(4代目)の曾祖父で当時リヨンでレストラン業を営んでいたジャン・オーベール氏により1930年代に買われ、ドメーヌ・ド・バステとして設立。 現当主のジュリー氏のパートナーのニコラ・リシャルム氏の父はコルシカ島でビオディナミ栽培のワインを造ってきた経験もあり、1997年から20年以上にわたりその経験則を活かしビオディナミ栽培を実践し、収量の少ないクローン種に切り替え、自分たちの土地に合う方法を採用する研究を重ねてきました。現在
の畑の面積は62ヘクタールを所有するに至ります。
「風」を意味する「アエリス」。いつまでも続く心地良さと余韻が印象的な白ワイン
土壌は粘土とシリス(珪砂・主に石英粒からなる砂)。完熟したマルサンヌ、ルーサンヌ、ヴィオニエを摘み取り、除梗して同じステンレスタンクで温度調整をしながら20日間発酵します(混醸)。マンゴーの香りが印象的で、余韻にミネラルを感じながら香りがいつまでも残ります。アッサンブラージュではなく、3種類の品種を同時に最初から醸しているので、まとまりとバランスが取れた味わいです。
南国系果実と柑橘の香りで、口に含むといつまでも長い余韻が感じられます。混醸のため、全体的にしっかり馴染んだ味わいです。
●キュヴェ・ヴィオレット 2020年 ル・ヴァン・ド・ブレーズ フランス コート・デュ・ローヌA.O.P. 赤 750ml 3300円税込み
このワイン、『ヴァン・メソッド・ナチュール』の認証を受けたもの。飲んだ第一印象はドメーヌ・ザコルの『ランデヴー』に似ている(笑)!とても香り高く、いつまでも赤いベリー系の香りに魅了されます。ピノ・ノワール的でもある。しかも旨味は膨大、タンニンも膨大なのですが、ワイン自体は『酸』が優先しており、揺るがない香りが秀でているスタイル。丁寧で無理を感じないけれど、最大限の尽力を感じます。
セパージュはグルナッシュ40%、サンソー30%、カリニャン30%。いわゆるローヌ・ブレンドではなく、サンソー、カリニャンの明瞭な赤い果実味を意識してますね(笑)。とはいえとても折り合いが良くすべてが渾然一体でとても個性的で癒されます。とても美しいのです(笑)。混植・混醸と聞いて納得(笑)。しかも収量はグラン・クリュ並みのようです。唸ってしまいました(笑)。
畑は地元サン・セシル・レ・ヴィーニュ村の粘土質土壌の1ha。1958年植樹ですから、私より1歳年上の御年65歳(笑)。やはり年を重ねることで葡萄樹は良くなる。あやかりたいものです(笑)。
第一印象は、このワイン全房発酵かと思いました。調べると70%除梗してるとか。
う~ん。
いわゆる、今風の酸のないワインを一部全房発酵することでP.H.を下げて酸度をあげる発想ではなく、強い酸を鎮めるために除梗してバランスを取る発想かと(笑)。
あと、プレスを感じないほど緩いプレスなのと相まって、早く飲める仕上がりとなっているようです。アルコール分は13.5%と無理に遅摘みしないのも意図。
明瞭な果実味をいかに抽出するか。これが眼目のワインかと。
ステンレスタンクで発酵後、9ヶ月間熟成。木樽は使いません。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。基本自然に任せるワイン作りを達成。葡萄自体の収量を落とすことで根元的な生命力を獲得した訳です。
さすが『ヴァン・メソッド・ナチュール』!しかもビオ・ビオしてないところに感嘆!
ちなみにこの2020年ヴィンテージは1790本のみの生産となっております。
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以下インポーターさん資料より(一部岡本加筆)
コート・デュ・ローヌ地方、ケランヌ村の西に接するサント・セシル・レ・ヴィーニュ村に1910年から続くぶどう栽培家の家系です。長らく協同組合に加盟していましたが、2014年に5代目ステファニー・ルーニョンが脱退して自家ドメーヌを興し、自社ビン詰めを開始しました。同2014年から直ちにビオロジック栽培を開始し、2021年にビオディナミに移行しました。
「昔から環境保全に関心を持っており、食べるものもナチュナルなものを志向していましたので、自然にビオロジック栽培をはじめました。数年後のある秋の日、いつものように収穫前のぶどうを食べたところ、あまりの美味しさに感動して泣いてしまい、この美味しさをそのまま伝えたいと思ったことがヴァン・ナチュールを造るきっかけになりました」。
2021年には、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しました。「ビオロジック栽培やビオディナミは良い畑の証明書。「VmN」は良い醸造の証明書と感じたので加盟しました」。
癒されるようにやわらかく、フルーティーでジューシーな果実味に溢れた彼女の作品はとりわけ欧米各国のレストランで愛されており、サステナブルな美食を提唱してガストロノミー界に大きな影響を与え続けているシモン・ローガンが運営するイギリス・ミシュラン3つ星「l’Enclume」などのワインリストを飾っています。
「ラベルの男性は、私のひいひいおじいちゃんのブレーズ・グラニエです。(不良のあんちゃんではありません。)1851年に生まれた彼は、20歳の時パリに出てワイン商になりました。1904年に、トマトやメロン、オリーブ、養蚕などの園芸農業を営んでいた父親が逝去したため村に戻って跡を継ぎました。そして1910年、はじめてのぶどう樹を植えました。ひいひいおじいちゃんは、今日ぶどう栽培家として生きている私たちのルーツであり、いつも誇りに思っています。右手に持っている鍵で、子孫にぶどう栽培の扉を開けてくれたことに深く感謝して、ドメーヌ名も「ル・ヴァン・ド・ブレーズ(ブレーズのワイン)」と名付けました。このぶどう畑を今は私が大事に運営して、子供たちやその子供たちに紡いでいきます」。
ちなみに私のひいひいおじいちゃんは善蔵さん。天保年間に綱島で生まれたお百姓。裏山に氷室を作って夏場江戸に売りに行ったそうな(笑)。
●ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2014年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア トスカーナ 赤 D.O.C.G. 750ml 3,980円税込み
美しい!
このアジェンダ・カサーレ・ダヴィッディは19世紀初頭に設立され、モンテプルチアーノのグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アクアヴィーヴァ村に計20ヘクタールの畑を所有しています。メインはもちろんヴィーノ・ノビレ(笑)。それと重なるキャンティ・コッリ・セネージ。(笑)。
以前マスキューで大人気を博したイル・ボスコ2015年の親玉と言えば皆さんピンとくるかな(笑)。あれはそれらの若木で造ったもの。プライドがありますからヴィーノ・ロッソでリリースしていましたね(笑)。
美味しさに美しさがあるのがヴィーノ・ノビレの証。ひたすらエレガント。飲むと時間を忘れるほどなのです。ヴィンテージ的にもちょうど飲み頃に入ったところですから、堪能できます(笑)。ブルネッロと同じ品種ながら違う顔。不思議と言えば不思議ですね(笑)。
在庫限りの限定特価での販売となります!
以上6本!
他、サブリミナル数本(笑)。
皆様のお越しお待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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ジュ・ド・レザン2023年来ました!
Dec 14, 2023 by weblogland |今日はせっせと発送です(笑)。
気になるお味(笑)。もちろん飲みましたよ(笑)。そうすると早速お知らせとなります(笑)。
一言で言うとエレガンスがある久しぶりのヴィンテージ。
もちろん甘さ、香り、は基本いつものように桁外れ(笑)。でもですね、昨今の温暖化の影響で甘さが突出するスタイルの作柄が多かったのですが、2023年は酸との折り合いが良い。それゆえ旨味、複雑さが増し甘さとのバランスが良い。貴腐ワインのノン・アルコール版ではなくジュ・ド・レザンと言うしかない出来映えです。
美味しかった!
より一層食べ物との相性も増したように感じられました。そして2023年の作柄は良さそうですね(笑)。質・量ともに満たされた素晴らしい作柄の予感。
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昨日、司牡丹の瓶詰め終わりました!
Dec 13, 2023 by weblogland |もちろん助っ人のMさん大活躍。
夕方、準備を始めました。まずは荷ほどき。二斗樽4本ですから意外と手間がかかります。ほどいてから取り敢えず樽を寝かし、まず飲み口を付けてから樽を生位に戻し鏡板の端しっこに空気穴を開けます。しっかり開けないと出が悪くなりますからね(笑)。ドライバーでゆっくりゴリゴリ(笑)。取り敢えず1本終了!そんな折、急ぎの配達が入り取り敢えず中断して配達。Mさんに配達で遅れる故メールで連絡。
マスキューに急いで戻ると、なんと!Mさん一人で瓶詰めしてらっしゃる!4本全部スタンバイして、もっと遅く店に帰れば…。等と悪魔のささやき(笑)。ごめんなさい!
一人で二斗20升詰めると膝と腰が固まりバリバリになるので、10升ずつ代わりばんこ瓶詰め(笑)。かなり楽でした。しかも作業は滞りませんから早い。
今年は暖冬なのでいつもより早めの瓶詰めでしたが、サクッと漬かっていてライト&フルーティー(笑)。バナナの香りが重すぎず良い塩梅(笑)。
Mさん、ありがとうございました!
来年もお願いしますね(笑)。
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わかる人には解るワイン!
Dec 11, 2023 by weblogland |試飲会に出したピノ・ノワールは大好評(笑)。素晴らしい味わいに驚かれた方多数。
でもですね(笑)、このリースリングはあまりに個性的過ぎてさすがのマスキューもギブアップ(笑)。香りがリースリングではありません。もちろんピノ・ノワール同様に尽力したワインなのですが、この香りがリースリングと分かる人はいないはず(笑)。このワインの香りを嗅いで臭いと言う方がほとんどでは(笑)?ちょっと生々しい内蔵を連想するような香り…。汗のような香り…。
う~ん。
家内と熟慮を重ねた結果、扱いを見送ることになりました。
たまたま、いらっしゃったAさんの奥様と家内が試飲したおり、
家内「Aさん!ポーランドのリースリングが来たのですが、どう思われますか?」
Aさん「う~ん。個性的な香り!しっかりしてる。何が合いますか?」
家内「家で、有頭海老を塩焼きにして食べたんですが、ぴったり(笑)。きっと蟹味噌なんかも合うはず!」
Aさん「魚介類の内蔵は合いそう!岩牡蠣やナマコ。きっと合う(笑)。」
他にも何名かお伺いしたところ、
某プロ「ジビエ…、鳥などの香りの強いものかな?ベリー系のソースに絡ませたら最高に美味しいはず(笑)。」
家内「そうだ!思い出した!イタリアのペラベラガに似ている!」
私「あー!君が『熊の匂い』って言ってたやつ(笑)。そうすると合わせるのはやはりジビエかな?」
家内「鹿やウズラも良さそう。」
後日Aさんからなんと岩牡蠣とお手製のカクテル・ソースをいただきました。
私・家内「うんまい!カクテル・ソースをかけて食べると超絶に美味しい!さらにいただいたナマコにも合うね!」
私・家内「恐るべしAさんの奥様!」
結論
私・家内「確かに解る人には解るワイン!素晴らしい!でもマスキューでこれを売る自信がない!」
そんなこんなでお蔵入りとなりました(笑)
。ご興味有る方はお申し付けください。こっそりあなたの分だけ確保いたします(笑)。
ありがとうございました!
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土佐・高知の司牡丹の二斗樽
Dec 09, 2023 by weblogland |土佐・高知の司牡丹の二斗樽です(笑)。去年は5本でしたが今年は4本。何故かと申しますと、5本開けるのは大変だからです。一升瓶で約100本詰めるには腰が持たない。家内にとってもマスキュー3大嫌な仕事(笑)。
家内『もう、4本でイイんじゃない。』
寄る年波と言うことでお許しください!
12日に開ける予定。当日は助っ人のMさん来てくれるかな(笑)?
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悪に手を染めるしかないのかなぁ
Dec 09, 2023 by weblogland |困ったなぁ。
シャンパンがありません。正確には、売る気になる価格のシャンパンがありません。今まで在庫の物で対応していましたが、もう在庫もカスカス。新しく仕入れるにはちょっと躊躇するお値段。ケチなマスキューですから(笑)、しょうがない?
グラン・クリュのノン・ヴィンテージ・シャンパンだと7~8000円します。ついこの間5,000円くらいで販売してましたから、それは躊躇しますよね(笑)。ヴィンテージ・シャンパンに至っては言葉に出来ません(笑)。そうなってくると、この時期のシャンパンは必要悪としか思えません(笑)。
悪に手を染めるしかないのかなぁ(笑)。
ケチなマスキューはケチなりに対応するしかない(笑)!
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