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スパークリングワインが残ったら
Nov 29, 2016 by akiko |一人じゃ飲みきれないから こんばんはやめておこう・・・というお客様 多いです。
シャンパンストッパーがあれば いいのでしょうが、我が家も ストッパーが足りなくなっちゃって。
比較試飲のため、スパークリングを一気に複数あけちゃったんですね。
さすがに 全部は飲みきれませんから、サランラップを2重にして瓶口を覆い、輪ゴムでギュッと縛るという方法でしのぐことにしました。
翌日。
泡がきれいに残っています。十分な泡の量ときめ細かさ。満足です。
泡の溶け込みが良い瓶内二次発酵のスパークリングだったから、よかったのかな?
炭酸ガス吹込み法のスパークリングでは試していないし、すべてのスパークリングに通用するのかわからないけれど、
少なくとも 応急処置的には 有効な方法かも。サランラップ。
もうすぐクリスマス。どの スパークリングを飲もうかな。
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桝久 試飲会リポート 後半 201611
Nov 29, 2016 by weblogland |「あっ!これ美味しい!」
「プラムの香りがふっくら優しい(笑)。」
「しっとりしてて癒される。」
「濃すぎずイイね(笑)。」
「店長!ブーケがしてますよ。この値段でブーケがするワインが飲めるとは!」
「熟成してて美味しい(笑)。でも、このプラムの香りってテンプラリーニョっぽくない?」
私「リオハなんかの典型的なテンプラリーニョはバラやベリー系の香りがしますから、それとは趣が違いますね。」
「何故ですか?」
家内「前にティエラ・セレナ2003年を扱った時も同じようなプラムの香りがしていました。ただしセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨンがメインでした。」
私「あの時は、カベルネがカシスではなくプラムの香りとなることはよくあることと思っていました。ただ今回テンプラリーニョもプラムの香りがするということは産地の特徴なのかも知れません。」
「カンポ・デ・ボルハはリオハやナバラに連なる原産地ですよね?」
家内「はい。伝統ある産地ですし、標高も高いです。出来るワインの個性も違うようですね。」
「瓶に巻いてある金網は同じですよね(笑)。ところで何故金網が巻いてあるのですか?」
私「金網を切らないと抜栓出来ません。偽造防止ですね。」
「偽造防止するような高い値段じゃないのに(笑)。でも金網巻いてあると高くは見えるかな(笑)。」
「でも、こんなに綺麗に熟成したワインがこんなに安く飲めるなんて驚きだよね。」
家内「リリース元のアルテーガ・フステルのワイン選びが上手いのとインポーターのモトックスさんの買い方が上手い(笑)。きっと樽単位で買ってますよね。」
「なるほど!何本くらいじゃ安くはならないよね。」
私「スペイン人はオールド・ヴィンテージのワインを好むので、ストックを持つ蔵元が多いようです。今風の飲みやすいワインは海外向けのようです(笑)。」
「濃くて解り易いワインね(笑)。アメリカ向け(笑)。日本にもかなり入ってるかな(笑)?」
私「リアル・コンパニアやモラゴンなんかそのスタイルです(笑)。安くて飲みやすいですから、それはそれでありかと(笑)。」
●シノン 『レ・オー・エ・レ・バ』
2014年 ドメーヌ・ジョラン・プレザンタン フランス ロワール シノンA.C. 750ml 2592円税込み
家内「これ私の趣味です(笑)。寒くなるとカベルネ・フランが飲みたくなるのです(笑)。」
「そう言えばマスキューさん最近シノン扱いないですよね。」
家内「パスカル・ランベールが高くなりご無沙汰してます(笑)。なかなか適当なシノンがなくて…。」
私「安くて美味しいシノンはないし、かといって良いシノンは高過ぎるし、思案のしどころでございました(笑)。」
「このシノン大物感ありますね(笑)。甘さがスゴくある。」
「飲みやすいんだけど、隠れているものが凄そうだな(笑)。」
「一見軽やかだけど違うね(笑)。高密度だな(笑)。」
「細かくみっちりした印象。立体的に感じる。」
「単一品種だけど深みがすごくある。きっとまだ出てないんだろうけど、香りに折り重なるような複雑さがあるように感じる。」
私「抜栓してから丸一日経ってもこんな調子です。飲みやすいけれど全然開いてない(笑)。」
家内「ここに10日前に抜栓したのが少し残ってますから、ちょっと舐めてみます?」
「そんなに持つんですか?」
「あっ、旨い!こっちの方が飲みやすい(笑)。しかも香りがはっきりしてる!」
私「スゴいんですよ(笑)。ブルー・ベリーのニュアンスが明瞭ですよね(笑)。」
「マスキューさん、このワインは基本的に今風?」
私「飲みやすく作っているところの意識は今風なんでしょうが、丁寧さによってクリアネスを出している点はクラシックかな?」
「除梗してますよね。」
私「はい。多分してますね。」
家内「厳しい選別、低収量、軽いプレスは当然やってますね(笑)。余計なことはしてないようです(笑)。」
「除梗しても生命力はあるんですね?」
私「はい。除梗することイコール今風とは言えない部分はあります。」
家内「イタリアワインなんか除梗してようやくバランスが取れるようなワインもありますよね(笑)。」
●モンテリ キュヴェ・ポール 2012年 ポール・ガロデ フランス 赤 ブルゴーニュ 750ml 3980円税込み
「おっ!これ香りが妖しい(笑)!」
「うんうん。艶かしい(笑)。」
「土の香り。しかも湿った感じ。」
「腐葉土、キノコ。」
家内「なめし革みたいなニュアンスですよね。」
「この香りと液体の香りは結びつかない(笑)。だって液体の香りスゴく綺麗になんだもん(笑)。」
「コート・ド・ボーヌらしい締まったラズベリーの香り。タンニンも硬質だよね。」
「口の中に入れるといかにも高級(笑)。」
「香りの出方がスゴいね(笑)。」
「マスキューさん!最近ボーヌのピノ・ノワールにハマってます(笑)。ニュイと比べたら遥かに安い(笑)。でも品質は高いんですよね。赤のグラン・クリュが少ないからニュイと比べて品質が落ちるからですか?ボーヌのピノ・ノワールを色々飲んでみると決してニュイに負けてないと思うんですが?」
私「ちなみに当初グラン・クリュの決定は自分で手を挙げることでした。自分でグラン・クリュの名乗りを挙げることでした(笑)。造れる量が少ないですから、高く売れる自信のない村ではグラン・クリュ申請する生産者がいなかったようです(笑)。」
「ヴォルネイのカイユレなんかグラン・クリュ並みのワインがありますよね!間違いじゃないんだ(笑)。」
私「はい。カイユレはグラン・クリュのテロワールが備わった畑だと思います。造り手がどれだけ収量制限するかにかかってます。」
「良いワインは少ししか出来ない。
メロンだって何万円するようなものは1本の木から1個しか作らないもんね(笑)。高い訳だ(笑)。」
「鈴なりじゃダメなんだ(笑)。」
「私の畑のカベルネ・ソーヴィニヨンは1本の木から一握りくらいしか出来ませんが不味い(笑)。テロワールがダメなのかな(大爆笑)。」
「ところでマスキューさん、どうやってワイン探すんですか?」
私「とりあえず試飲会で印象に残ったワインをサンプルで取り寄せ徹底的に時間をかけて飲む!」
家内「販売が決まったら徹底的に調べる!」
「ウェブですか?」
「あんまり手懸かりがないときはウェブも見ますが当てにならない場合が多いです(笑)。とりあえず文献ですね。」
「どんな本ですか?」
家内「例えばイタリアワインでしたら手っ取り早いのが『ガンベロ・ロッソ』かな、英語版の他に先日日本語版をいただいたので重宝してます(笑)。」
私「ワインの評価はボトルの数で示されます。3本が最高ですね。」
「どれどれ、三段階評価なんですね。」
「スコアだと差が解らないよね。」
「91点と92点の差なんてナンセンスだよね(笑)。」
私「これだと日本式に言う松・竹・梅だから解り易いかと(笑)。あとは自分で飲んで決めればイイ(笑)。」
ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 201611
Nov 28, 2016 by weblogland |まずは泡の2連発です(笑)。
〇ボルリード ブリュット N.V. コンパニーア・ダス・キンタス ポルトガル 発泡性 白 ベイラ・アトランティコ ヴィーニョ・エスプマンテ・デ・クアリダーテ 750ml 1296円税込み
「瓶内二次発酵・熟成させてホントにこの値段なんですか(笑)?」
「泡もしっかりしてるし、すんごく飲みやすい!」
「これは女子会やパーティーに出すにはイイね。甘さ加減がイイ(笑)!」
「ある程度の甘さがあった方が進むよね(笑)。甘過ぎると飽きるんだけど、このくらいがベスト。」
「マスキュさん。暑い産地のポルトガルにしては酸がしっかりあるし、その分甘く感じないですよね。」
私「はい。ご明察でございます(笑)
。たぶんマロラクティック発酵をブロックしていると思います。」
「シャンパンもマロラクティック発酵をしないスタイルがあるから、問題ないかな(笑)。」
「白い花や柑橘系の果実味がフレッシュでイイね。」
「泡って瓶内二次発酵で造るのと、そうじゃないのでは違うんですか?」
家内「はい。瓶内で時間かけるほど
泡もち、勢い、キメの細かさが増します。このままにしてとっておいて、明日飲もうとシャンパン・ストッパーを外すとき、ポンっと飛び出しますよ(笑)。」
私「極端に言えばコーラの泡との違いと言えば解り易いかと(笑)。」
「気の抜けたコーラ飲むのは辛い(笑)。」
「瓶熟成期間は9ヶ月っていうことはクレマン並みですよね。それでもこの価格は脅威(笑)。続くのか心配になっちゃう(笑)。」
「ポルトガルのスパークリング飲むのは始めてだけど、ちゃんと美味しいし値段にビックリ(笑)。」
「もっとグレードの高いものがあったら試してみたいよね(笑)。」
〇カヴァ ブリュット・ナチュレ カロリナ・デ・マサックス スペイン 発泡性 白 750ml 1820円税込み
私「このカヴァ、私が個人的に『お正月の朝、お雑煮食べながら飲みたい!』と思って仕入れました(笑)。」
「お雑煮の味付けは?」
私「もちろん鰹出汁でございます(笑)。」
「あー、なるほどね。静謐だね(笑)。」
「これ1本だけでずっと通せるね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。」
「こんなカヴァあるんだね?」
「フローラルでアロマチックじゃないけど、厚みがあるよね。」
「単純に濃いって訳じゃないんだよね。」
家内「カヴァは大手の寡占が進んでいますから、薄くて軽くて飲みやすいスタイルのものが大半です。それに反して小規模生産者はよりフルーティーなものや、より濃いスタイルのものに行く傾向です。ですから、このスタイルはかなり特殊で面白いです。」
「マスキューさん、このカヴァ普通に36ヶ月瓶熟成しただけとは思えない。シャンパンだともっとナッツィーで重く強くなりますよね。」
私「はい。仰る通りでございます(
笑)。シャンパンにみられるような熟成の結果をカヴァに求めては無理だと思います。生産者はそれに気づいているはずです(笑)。」
「カリカリ梅みたいなニュアンスありますよね?これって何ですか?」
私「さすが!熟成した結果に出る、甘く感じるアミノ酸です。旨味に通じます。この生産者はこの味わいを出すことを目的にしていると思います。」
「マスキューさん、ブリュット・ナチュレってブリュット・ゼロのことですか?」
家内「はい。もともと酸の少ないカヴァでブリュット・ゼロを造ると、薄いだけになりやすい(笑)。かなり難しい選択です。」
「たしかに!ある程度の甘さが残っていた方がアロマチックに感じるし、コクも出るよね。」
私「このカヴァの秘密はアルコール度数にあるかと。実はこのカヴァアルコール分が11.5%で出来上がっています。もともとの原料ワインのアルコール度数は10%を切っているはずです。かなり冷涼な産地のワインだと思います。」
「なるほど!スペインだと温暖なイメージがあるから、思いもよらなかった(笑)。」
「瓶内熟成したワインって気候が寒くないとダメだよね。でもカヴァはシャンパンのようにはならない(笑)。それでこのスタイルなんですね?」
私「恐らく(笑)。あと旨味をしっかり出すためには雑味のないワイン 弱い力でゆっくりプレスしたワイン造りをしていると思います。」
「はぁー。果実の選別もちゃんとやってそうだしね。」
「このカヴァ、一見軽く感じるけど実はとてもしっかりしている。味わいにしっかり感がありますよね。このしっかり感はいかにも日本人好みだね(笑)。フルーティー、フルーティーだけが求められる傾向だけど、こんなスタイルはイイね(笑)。」
「よく探すよね(笑)」
私「ありがとうございました(笑)!」
〇ヴァイスブルグンダー=ピノ・ブラン 2015年 カンティーナ・ボルツァーノ イタリア トレンティーノ・アルト・アディジェD.O. 白 750ml 1620円税込み
「この産地あまり聞かない(笑)。イタリアのどこですか?」
家内「イタリアの北、オーストリアとの国境の地です。ドイツ語も公用語になっています。」
「ほっほっー。ピノ・ビアンコがヴァイス・ブルグンダーって訳だね。」
家内「はい。アルト・アディジェがシュッド・チロル 南チロル地方を意味しています。国境線が何度も変わるところのようです。」
「日本人の感覚じゃ解らないよね。陸続きじゃなくて良かった(笑)。」
「でも沖縄の人はそれ経験してるんだよね。」
「マスキューさん!この味おじさん好み(笑)!酸もほどよくスッキリして旨味があって美味しい(笑)。」
「ドイツ・ワインっぽいけどちょっと違う(笑)。さっきのカヴァに共通してるよね?」
「ドイツ・ワインっぽい柑橘類の香りはするけどあんなに派手じゃない。舌からじんわりヨダレが出ちゃう(笑)。」
「今流行りの甲州に似てますよ!」
私「おー!流石です!甲州に似ているのではなく、甲州が似させたと思います(笑)。だってあの甲州は甲州の味がしません。」
「店長!言っちゃってイイんですか(笑)?結構店長のブログ プロが見てますよ(笑)。」
「あの甲州はあの手この手で上手く造ったワインです。味のモデルはピノ・ブランやアルバリーニョに違いありません。高度な技術の元はメルシャンですね(笑)。香りや癖を果汁の段階でミクロ・オキシダシオンすることで落として、濃縮果汁器恐らく真空蒸留器で凝縮してるはずです。まあ、見た訳ではありませんからあくまで私の憶測ですが。」
「マスキューさん!国産ワインも飲んでるんですね(笑)?でも扱ってないですよね(笑)?」
私「扱いはありませんが、勉強のため一応ティスティングはしています(笑)。」
「このワイン、和食屋さんやお寿司屋さんにあると良いよね。」
私「個人的に生魚や出汁を使った料理に一番合わせやすいワインだと思います。頭から茶碗蒸しが離れません(笑)。」
「お寿司屋さんにこれが1本あればこれだけで通せるね(笑)。」
「柑橘類の香りはしますが、魚や料理の邪魔をしない程度だし。何よりもワインの旨味が出汁っぽくてイイ(笑)。」
「アルザスやブルゴーニュ辺りのピノ・ブランって高いし、必要以上に濃かったりするんだよね。このくらいの濃さが丁度良い。価格も手頃だしね(笑)。」
「マスキューさん、よく探しましたよね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。実はずっと探してました(笑)。」
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ティエラ・セレナ テンプラリーニョ レゼルバ 2005年 が早速売れ始めました
Nov 25, 2016 by weblogland |ホームページのアップが遅れあっぷあぷ(ゴメンナサイ。)。
でもですね、嬉しくも恐れていた事態が(笑)…。
ティエラ・セレナ テンプラリーニョ レゼルバ 2005年 が早速売れ始めました。

おー!
やはり皆さんよくご存知ですよね(笑)。これだけコスト・パフォーマンスの良いワインにはなかなか当たらないこともご承知。もうリピートされる方もおられます。
数は充分足りていますからご安心くださいね。
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試飲会のラインナップ 201611
Nov 23, 2016 by weblogland |今月は早々と決まりかけていましたが、最後にもつれて遅くなりました。ごめんなさい。

まずは驚きのコスト・パフォーマンスのポルトガルの泡。このお値段で瓶内二次発酵、熟成。
〇ボルリード ブリュット N.V. コンパニーア・ダス・キンタス ポルトガル 発泡性 白 ベイラ・アトランティコ ヴィーニョ・エスプマンテ・デ・クアリダーテ 750ml 1296円税込み
ポルトガルの瓶内二次発酵のスパークリング・ワインです。9ヶ月の瓶内熟成後、1~3ヶ月の寝かしてリリースされます。
ワイナリー コンパニーア・ダス・キンタスはポートの南80km のサンガーリョスにあります。1930年から続く老舗ですが、スパークリング・ワインの専業と大規模化により社名を変更したのは2007年。
このスパークリング、アルヴァジア・レイ34%、ラボ・デ・オヴェーリャ33%、セルシアル33%。在来品種を使っています。9ヶ月の瓶内発酵熟成後、口抜をして1~3ヶ月してリリース。
マロラクティック発酵はしてませんね。残糖分は10g / L は越えていそうです。マロラクティック発酵をしていない分甘さが目立たず、フルーティーで折り合いが良いです。
これは飲みやすい!
う~んと良く冷やしてグイグイ行けます(笑)。
泡はしっかりしており、持ちも良い。瓶内熟成しただけありますね(笑)
。フランスのクレマンと同じ9ヶ月しただけあります。
世界一コスト・パフォーマンスの良い瓶内二次発酵スパークリングを見つけました!
〇カヴァ ブリュット・ナチュレ カロリナ・デ・マサックス スペイン 発泡性 白 750ml 1820円税込み
スペイン バルセロナ西50km ほどのフランカ・デル・ピネデス村にワイナリーはあります。1977年に本格的にワイン生産に取り組み、1980年代半ばに郊外のビラフランカ・デル・フォイスに醸造設備を移し専業化したようです。大規模生産者が牛耳るカヴァにあっては、100%自社畑の葡萄で生産する珍しいカヴァの生産者です。
セパージュはパレリャーダ60%、マカベオ30%、シャルドネ10%。チャレロが入っていないところがミソですね。無理にアルコール度数を上げたくない意図を感じます。そして瓶内熟成期間はなんと36ヶ月!
最近たまに長い熟成期間のカヴァを見ますが、どれもこんなに長く熟成した意味あるのかな?なんて感じておりました。どうしたってシャンパンのような熟成香には及ばない。ただ高く売るためなのかしら?なんて思っておりました(笑)。
ところがこのカヴァ、シャンパンとは違った意味での熟成した味わいがあります!
旨味です!
シャンパンで言うファースト・プレス果汁だけで造ったような雑味のなさ。熟成により控え目な酸が旨味として際立って再現されているのです。
う~ん。
これは斬新!
和食のお吸い物なんかにピッタリ。お正月にお雑煮を食べながらこのカヴァ飲んだらイイですね(笑)。
出汁にマリアージュするカヴァがあるとは!イノヴェーションを感じる
アバンギャルドなカヴァなのです(笑)。
〇ヴァイスブルグンダー=ピノ・ブラン 2015年 カンティーナ・ボルツァーノ イタリア トレンティーノ・アルト・アディジェD.O. 白 750ml 1620円税込み
1908年設立のグリエス協同組合と1930年設立のサンタ・マッダレーナ協同組合が2011年に合併してできたのがこのカンティーナ・ボルツァーノ。2000名以上の組合員を擁するトレンティーノ・アルト・アディジェ最大・最良の協同組合です。急峻な地形により大規模な栽培に向いていない彼の地。そんな事情が反映します。
ところで私の個人的な嗜好なのですが、和食に一番合う白ワイン品種はピノ・ブランかと(笑)。ピノ・ブランはリースリングのようにとっても抜けが良いのですが、香りのディテイルが不明瞭です。ですから飲んでいても、爽やかな柑橘系というイメージしかない(笑)。でもこれが良いのです(笑)。和食の魚や野菜の微妙で繊細な香りの邪魔をしません。お蕎麦等の香りにしてもしかり。
ピノ・ブランに必要なのは旨味。これさえしっかりあれば、出汁を取ることが基本の和食にピッタリ合います。
実際探した過程で旨味のしっかりしたピノ・ブランはあります。でも高い(笑)。3,000円以上出さないとなかなか見つかりません。それだと気軽には飲めませんよね(笑)。
こんな中、とうとう見つけました(笑)!
食事を邪魔しない香り、しっかり食材の旨味を引き立てるしっとり落ち着いたワインの旨味。これは日本人向き。若干日本酒に通じるマインド
を感じます(笑)。
待てば海路の日よりあり!なのです(笑)。
少なくとも私以上(50代以上)の年配者は好んでくれるかな(笑)?
●ティエラ・セレナ テンプラリーニョ レゼルバ 2005年 スペイン 赤 アルティーガ・フステル カンポ・デ・ボルハD.O. 750ml 1250円税込み
ナバラ リオハから地中海に注ぐエブロ川沿いのD.O.カンポ・デ・ボルハの赤ワインです。何年か前にマスキューでは扱ってますからご記憶かと(笑)。10年近く寝かされてからリリースされる超優良ワイン。
このワインはテンプラリーニョ85%、ガルナッチャ10%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。テンプラリーニョ100%にしないところに良さあり(笑)。逆にリオハの典型的な熟成したミディアム・タイプのテンプラリーニョのニュアンス。
まずはピュアで深みのあるプラムの香りがし、時間の経過とともにバラやベリーなどのニュアンスが加わり、その熟成によって調和した味わいには浸れます(笑)。素直で優しいに美味しさは心を癒してくれます。しかもこの価格(笑)!
リリースしているのがアルティーガ・フステル。これほどまでの熟成したワインを惜しげなくリリースしてくれますから、老舗中の老舗かと思ったら大間違い(笑)。ニューヨークの高級レストラン「オレオール」でチーフ・ソムリエを努めたスペイン人、マルティー・ケール氏が、「飲む人のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワイン造り」を目指して2002年に設立したワイナリー。きっとその人脈を生かしてワインを調達しているのですね。マスキュー定番のエルミータ・デ・サン・ロレンツォも彼等のブランドです。
大ヒットの予感なのです(笑)。
●シノン 『レ・オー・エ・レ・バ』
2014年 ドメーヌ・ジョラン・プレザンタン フランス ロワール シノンA.C. 750ml 2592円税込み
う~ん。
こう肌寒くなるとカベルネ・フランが飲みたくなりませんか(笑)?
重すぎず軽すぎず、しっとりとして飲みやすく体に染み入るようなカベルネ・フランってイイですよね(笑)
。そうなるとシノンが宜しい(笑)!
と言うわけで久し振りのシノンの登場です!
このドメーヌ、もともとシノンに15ヘクタールの畑を所有するセバスチャン・ジョラン氏とワイン造りのプロフェッショナル イヴ・プレザンタン氏のジョイントで2011年にスタートしました。
このワイン、収穫はすべて手摘み天然酵母で発酵後、12ヶ月コンクリート・タンクと古樽(おそらく5~600L)で熟成。そしてそれをアッサンブラージュして6ヶ月ステンレス・タンクで熟成させてリリースされます。
ラベルに書かれたようにレ・オー(
高台)とレ・バ(低地)のキュヴェをブレンドした訳です。ですから濃さの塩梅がとても宜しい(笑)。濃いけれど軽やか(笑)。私どもの好むところでございます(笑)。ただ品質がかなり高く、今飲むには少し早いかな?あと3年位経ったら相当良くなるはずです。もちろん今飲むのもO
Kですが、2~3日かけて楽しむことをお勧めいたします。
抜栓直後の鉄や血を思わせる生々しさは典型的なカベルネ・フランの証。柔らかで深みがありながら軽やかなタンニンと柔らかで多量のベリー系の果実味は邪魔するものが無く、フラン独特の癖も心地よく感じさせます。
こんなフランを飲みたかったのです(笑)。
最後はセンゲツニ引き続きピノ・ノワール しかもなかなかの大物です
(笑)。
●モンテリ キュヴェ・ポール 2012年 ポール・ガロデ フランス 赤 ブルゴーニュ 750ml 3980円税込み
ガロデはコート・ド・ボーヌのマイナーアペラシオン(笑)、モンテリの功労者であり、優良な造り手として高く評価されてます。このアペラシオンはムルソーとヴォルネイに接する好立地なのですが、逆に陰に隠れてしまった感があります(笑)。豊満でミネラル感のある良いワインができるのです。香りの抜けが良く余韻も長大。森や腐葉土、なめし皮などのニュアンスがあり、ブルゴーニュ好きには堪えられません。ただ硬さがあるため解りにくい(笑)。
マスキューではこのドメーヌのシャルドネを好んで販売していますが、実は店頭でこっそりモンテリを販売していました(笑)。過日2008年のモンテリの熟成能力の素晴らしさに気づき、2009年の入荷お披露目となりました(笑)。そして今回は2012年で再再登場となりました(笑)。
味わいはクラシック。80年代のグロのワインみたいです。
造りは完全に手摘みで収穫後、除梗、低温でプレ・マセラシオンを5〜8日し。その後醗酵が20〜25日間。マロラクティック醗酵が終わってからバリックで12〜18ヶ月熟成させるようです。
しっかり抽出するようです。また、白同様余分な樽香も嫌います。
栽培はグラン・クリュ並の低収量ですから、タンニンの量、密度も比例しますね。私はずっとこのワインは全房醗酵で造られていると思ってました。
2012年もガロデらしい堅牢さはありますが、前よりは早く飲めるような気がします。飲み頃の入り口に入っていると思います。抜栓して1時間ほど経つと物凄い勢いで香りが溢れ出てきます。圧巻です(笑)。
質実剛健しかも良心的。まだこんなブルゴーニュあるのですね。
いつも通り25日(金)は17時~20時30分 26日(土)は11時~20時30分までとりおこないます。
皆様のご来店お待ちしておりまするぅ(笑)。
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よーやく並びました!
Nov 23, 2016 by weblogland |
今月11月25日(金)、25日(土)のマスキュー試飲会のラインナップです(笑)。
今月は早々と決まりかけていましたが(笑)、最後の最後に変更あり(笑)。どうしても粘ってしまう性格の悪さが災いして(笑)、バタバタのギリギリセーフ(笑)。
私「今月はどれがトップ・セラーになるか解りやすいね(笑)。」
家内「そーだよね(笑)。どう考えたってバルリードの泡かティエラ・セレナ2005年(笑)!」
私「この時期にこういうコスト・パフォーマンスに優れたワインがあるとやり易い(笑)。」
家内「需要期は普段ワインを飲まない方も飲むから、『ワインって安くても美味しいのがあるんだ!』って思ってもらうチャンスだよね(笑)。」
私「そうそう(笑)。高くて美味しくても普段飲みに繋がらないんだよね(笑)。当たり前のことだからね。」
こうしてマスキューの深慮遠望に富んだ計画は実行されているのです(笑)。
あなたはワインが好きにな~る!
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ミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーの出来はいかに?
Nov 17, 2016 by weblogland |もちろん早速飲みました(笑)。
う~ん。
マスキュー定番のミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーの出来はいかに?

おっ、まぁまぁですね(笑)。2015年ほど糖度は上がってませんが、2014年くらいかな?ジャムっぽくはありませんが、酸っぱくもなく程好く出来上がってます(笑)。
許せる範疇ですね(笑)。
あー、良かった(笑)。
作柄情報が入る度にヒヤヒヤ・ドキドキしてましたから安堵もひとしお(笑)。
マスキューのカウンターに開いたものがありますから、お勤め帰りにでもお寄り下さいませ!
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Nov 15, 2016 by weblogland |
解禁日は11月17日ですから、とりあえず見るだけ(笑)。

アルコール分は12.5%ですね。13%まではあがってませんが、一応通例のアルコール度数。
まあ、毎年安定した味わいのミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーですから、作柄があまり良くない年でもこれなら不味くはないはず(笑)。
とりあえず届いてホッとしました。
17日が楽しみです(笑)。
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ブレークしてます
Nov 11, 2016 by weblogland |ブレークしてますね(笑)!
ルーマニアのピノ・ノワール ラ・ヴィ2014年です。

この価格帯でよくぞここまでの仕上がりを!皆さん共通して仰って下さいます。
実際安いピノ・ノワールって美味しいものがないですからね(笑)。もちろん高級品ではありませんから、奥行きや余韻などは長くありませんが、ちゃんとピノ・ノワールの香り味わいがすることが立派。それに飲みやすさがありますから、数少ないデイリーに飲めるピノ・ノワールです。
実はこれを含めて、プーレットのブルゴーニュを加えて『ピノ・ノワール セット』を作るつもりでしたが、プーレットが早々と無くなり断念。ガーン(涙)。
今、作戦を立て直しているところです(笑)。
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ジュ・ド・レザン荷数が6割減
Nov 10, 2016 by weblogland |ジュ・ド・レザンの件です。
何たって入荷数が6割減。
こうなるとどうしようもない。
今年は呑気にジュ・ド・レザンの唄など唄ってる場合じゃない(笑)!
そんなわけで今年の予約はお一人様3本でお願いするしかありません。毎年楽しみにされている方お許し下さいませ!
まあ、農作物ですし、限られた畑からしか造っていませんからご理解いただくしかありません。不作とコニャック用の原酒を確保したいポール・ジローさんの意向は大事にしなきゃいけませんね。
ワイン・ラヴァーのラヴァーたるところを見せるしかないですね(笑)。紳士は辛い(笑)?
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2016年のイタリアのノヴェッロ-テイスティング記録
Nov 10, 2016 by weblogland |あー、良かった(笑)。
前評判が悪かっただけにホットしました(笑)。2015年ほど良くはありませんが、2014年ほど悪くない印象。
通例の出来かな(笑)。
今回面白かったのはガロフォリのノヴェッロです。ここ何年かガロフォリはマセラシオン・カルボニック法でノヴェッロを造るようになりましたが、発酵が終わるかいなかの段階で瓶詰めしていたようでワインに発酵臭が若干残る傾向でした。気にしない方からすればなんと言うことない話ですが(笑)。
ところで、今回2016年は発酵臭がしません。発酵臭が綺麗に抜けてます(笑)。発酵後から瓶詰めまでにしばらく時間を開けたかのようです。
到着が遅れた原因はこれかな(笑)?
ですからキャンディーっぽさも例年ほどはしませんが、ワインに落ち着きがある(笑)。飲みやすくてグイグイ行けます(笑)。ガロフォリがこんなに飲みやすいノヴェッロっを造るとは!なんて感動しながらあっという間に1本空けちゃいました(笑)。
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人生の目標としましょう!
Nov 06, 2016 by weblogland |凄い人いますね。
実はHさん。正確にはHさんのお父さんです。過日ブログで紹介した薫製炉を造ちゃった方です(笑)。
先日ご家族でご来店されたおり、ご本人体調がすぐれずワインはしばらく遠慮されてるとのこと。ちょっと心配なのですが。
そのH さんのお父さんから、なんとテイスティング・リポートをいただきました!
もちろんご本人が飲んでリポートされた訳ではなく、ワイン好きのお友だちにワインを振る舞われてその感想を送ってくださいました。
う~ん。
ワインってダイアローグのお酒ですね。そのダイアローグはワインより優先します。それをご存知。
私もあと10年くらいしたらその域にいけますかね(笑)。
意地汚い私には無理かな(笑)。
でも、そんなワイン・ラヴァーになれたらカッコイイですね(笑)。人生の目標としましょう!
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早々完売
Nov 04, 2016 by weblogland |早々完売いたしました!
う~ん。残念!
今時珍しい本格派のピノ・ノワールですから、本物を好む方は見逃してくれませんでした。
もともと数が少なかったですし、試飲会でも好評でしたので嫌な予感(笑)がしていましたが、無くなってしまいました。ゴメンナサイ(涙)。
よって残念ながら試飲会セットも完了となりました。重ね重ねゴメンナサイ。
あと、皆さんがご心配のルーマニアのピノ・ノワールはまだまだ数はありますのでご安心くださいませ。
追加発注も間に合いましたので明日にはまた入荷します。
試飲会での皆さんの反応とその後の売れ方から、どうやら大ブレークの予感。
私の空騒ぎかな(笑)?
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ヴァルボリチェッラ・クラッシコ・スーペリオーレ リパッソ2013年モンテ・デル・フラ
Nov 02, 2016 by weblogland |アマローネの搾りカスを加えて再発酵させた変わり種のワイン。これが美味しい(笑)。

あー、良かった(笑)。
私も含め皆さんからの強い再入荷のご要望に応えられました(笑)。
バランスが良く、しかも充実の濃度。かなり高級な佇まいは秀逸。
インポーターさんのセールがまた始まりましたので、再入荷となりました。やはりこのくらいの価格じゃないと旨さが増しません(笑)。
これで私の趣味で造った『アパッシメント、リパッソなどあの手この手で濃く造ったワイン・セット』も復活となりました(笑)!
あー、良かった(笑)。
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2016年のイタリアのノヴェッロ
Nov 02, 2016 by weblogland |2016年のイタリアのノヴェッロです。

今回はマルケの『神』ガロフォリのノヴェッロが入荷遅れ、今日1日着。焦りましたね(笑)。
とりあえずアルコール分チェック。
トスカーナのグラヴェペーザは12.5%。去年と同じ。まあまあですね。プーリアのコンティ・ゼッカは13%。これも去年と同じ。暑い産地は安定してる。
マルケのガロフォリは12.5%。最後の最後まで粘ったようですね(笑)。
どれも2015年並みの糖度ですね。
今年は糖度不足が心配されましたが、どれも2015年並みの糖度まで上げてきました。かなり頑張ったのかな(笑)?
とりあえずホッとしております(笑)。
今週末にマスキューの店頭でノヴェッロのミニ試飲会しますからね(笑)。ご来店くださいませ!
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桝久 試飲会リポート 後半 201610
Nov 01, 2016 by weblogland |「おっ!これ濃厚。しかも軟らか(笑)。こういうワイン好きなんですよ(笑)」
「じんわり中から香りが出てくる。
噛みながら楽しむようなワインだね。」
「香りはベリー系ですよね。ピノと言えばピノ・ノワールだよね。でもブルゴーニュとはだいぶ違うかな?
旨いんだけどねぇ(笑)。」
家内「このワイン、フランス中央部
オーベルニュのピノ・ノワールです。」
「そう言えば前の試飲会でやりましたよね。あのワインに似てる(笑)。」
私「ご名答でございます(笑)。あのときはガメイの亜種でガメイ・ド・ベルニュでございました(笑)。」
「このピノ・ノワールはあれに良く似てますよね(笑)。それってテロワールなんですか?」
家内「土壌は花崗岩の風化した水捌けの良い土壌です。ボジョレーの銘醸地も花崗岩土壌です。そうするとテロワール以外説明がつきません。」
私「ガメイとピノ・ノワールは兄弟品種ですから、似ていることは不思議ではないかもしれませんが、このワインはかなりガメイっぽいです(笑)。」
「仮にガメイとしたってクリュ・ボジョレーくらいの水準だから、コスト・パフォーマンスは高いね(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。このワイン実は協同組合のものです。
通常協同組合のワインですと色々な生産者のワインを持ちより混ぜで造られますが、これは混ぜた感じがしません。インポーターさんによると決まった畑のピノ・ノワールだけで造っているそうです。それゆえ、混ざった感じや薄まった感じがしません。」
家内「彼の地ではまだピノ・ノワールの栽培が盛んでないんでしょうね。」
「ところで面白いラベル・デザインですよね(笑)?」
私「はい(笑)。オーベルニュにはミシュランの本社があり、フランスの交通標識を作っているそうです。それをパクったそうです(笑)。もちろん敬意を表してです(笑)。」
「それイイね(笑)!」
●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2009年 ドメーヌ・ド・ラ・プレット フランス ブルゴーニュA.C. 赤 750ml 2700円税込み
「本命のピノ・ノワールですな(笑)。」
「これ何本も飲んでるけど、いつも美味しいんだよね(笑)。」
「ストロベリーの香りが凄く綺麗で途切れない、しかも複雑。土やスバイスなんかのニュアンスが心地よくしてくれてる。」
私「これ昨日抜栓してます。今日の方が香りは出てます。さすがでございます(笑)。」
「このワインの色が一番薄いんですね。」
「それに騙される(笑)!」
「これぞピノ・ノワール!」
家内「色は薄いけどとても強く感
じます。」
「何故ですか?」
私「色が薄いのは醸しの期間が短いだめです。味わいが強いのは房ごと発酵する。いわゆる全房発酵だからです。」
「それってどういうことですか?」
私「今風ですと梗から葡萄果を取り除き粒だけで発酵させるスタイルが主流です。そうすることにより効率良く早飲みのワインを造れます。」
「マスキューさん!飲んでみてどうやって、除梗してるのかそれとも除梗しないで房ごと発酵させているのか?解るのですか?」
私「核心的なご質問ありがとうございます(笑)。果梗を残すとリンゴ酸の量が増します。」
「果梗って木質だからタンニンが増すのではないのですか?」
私「私も最初はそう思っていました。でもそれだと全房発酵した薄い色のピノ・ノワールの強さの説明がつきません。実際に葡萄の芽や果梗をかじるとリンゴの味がします。全房発酵の強さは梗由来の酸の量の多さでございます。」
「なるほど!そうなんですか。こんどかじってみます(笑)。」
私「ただし、ブルゴーニュのピノ・ノワールの場合、全房発酵する時は
プレスをしません。自然に流出した果汁のみでワインを造ります。ですから贅沢(笑)。」
「今のブルゴーニュもそうなんですか?ほとんど除梗してますよ。」
私「はい。ほとんど除梗してるようです。昔ながらのクラシックな全房発酵するドメーヌは少ないのが現実です。」
「ソムリエ協会の教本でも、赤ワインは除梗して造ると書いていますよ。」
私「はい。その通りです。除梗した方が歩留まりが良いのと、醸造時の葡萄果汁の汚染などのリスクが低減します。あと売りやすい早飲みに仕上げやすいです。」
「???ではどちらが良いのですか?」
家内「20年以上寝かして熟成の醍醐味を楽しみたいのなら、全房発酵したものです。」
「除梗したワインは熟成しないのですか?」
私「古典的なブルゴーニュの熟成はしません。」
家内「例外的にイタリアなどのとても強いワインですと、除梗していても驚くほどの生命力を持つものがあります。」
「そう言えば昔のブルゴーニュ・ルージュって若いうちはライム香が
強くてすぐになんか飲めなかったよね(笑)。あの当時はすぐに飲めるピノ・ノワールが欲しかったな(笑)。」
私「どちらか選択するのは飲み手の権利ですよね(笑)。それを狭めるのは生産者や我々の怠慢かな(笑)?」
家内「最近は今風の次のスタイルを
模索する生産者や、造りを昔風に回帰するスタイルも出てます。楽しみですね(笑)。」
「変わらない生産者もいるし(笑)。」
「試飲会で最初に出たアルベット・イ・ノヤなんかも模索してるんですね。」
私「酸がなくファットで飲みやすいワインは酸がないだけにどれも似通ってしまいますから、それを乗り越える努力をするようになってきたのだと思います。」
〇『エキスプレッション・サヴァニャン・フローラル』2011年 ドメーヌ・グラン フランス 白 コート・デュ・ジュラA.C. 750ml 2730円税込み
「最後は白ワインですね。マスキューさんの意図を感じるなぁ(笑)
。」
私「読まれてますね(笑)。」
「これ、香りが凄い!強くて複雑」
「花の香り!」
「そうそう。果実というより花。マスキューさん言うところの高山植物
ですね(笑)。」
「ラベルに書いてある通りの『フローラル』だね(笑)」
私「白、黄色、ピンク、赤の花の香りがします。」
「イタリアのレジーナ・ディ・フィオーリに似てるってブログに書いてあったけど、たしかにそうだよね(笑)。」
「でもこっちのほうがレジーナよりスパルタン 強い気がするかな?」
「いかにも山のワインって感じ(笑)。」
「今は香りに圧倒されてますが、奥にものすごく巨大なものが隠れてますよね(笑)。」
「旨味、ミネラル、う~ん。花以外のニュアンスも沢山有りそう(笑)。」
「マスキュさん。このワインは翌日
飲むと、花の香りより詰まって複雑な旨味や切れのある密度感が優先しますね。重さが出てくる。」
「チーズっぽさ??、石っぽさ?、栗とか穀物?、」
「茸もあるかな(笑)?」
「マスキューさん!このワインは木樽熟成してるんですか?」
家内「してると思います。おそらく古樽かと。樽の香りは解りませんが。」
私「酸の角を取るような樽の使い方ですよね。でも、資料が全くないので詳しくは解りません(笑)。」
家内「ホームページを見ても あっさり 手掛かりがありません。」
私「文献にも載ってない(笑)。」
「それって商売っけがない(笑)?でもワインはヤル気充分だから(笑)、自信があるんだろうなぁ(笑)。」
私「左様かと(笑)。」
家内「サヴァニャン単一品種でこれほど複雑なワインが出来るとは驚きです。」
「マスキューさん!インターネットでサヴァニャン調べると、かなり古い品種のようです。ですからポテンシャルは高いようですよ。」
私「ありがとうございます(笑)。また好奇心がウズウズしています(笑)。」
お忙しい中、ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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桝久 試飲会リポート 前半 201610
Oct 31, 2016 by weblogland |●テンプラリーニョ クラシック 2013年 アルベット・イ・ノヤ スペイン ペネデスD.O. 赤 750ml 1300円税込み
私「以前は扱いがありましたが、お値段が高くなったので扱いをやめてました。ところが今回、インポーターさんが取り扱いをやめることになり終売セールとなりました!」
「へぇー。いろんなことがあるんですね。」
「人生色々(笑)。古いかな(笑)。」
家内「ワインのスタイルが変わったのも一因のようです。この家はペネデスでは有機栽培を最初に始めた家
です。マスキュー扱いのロシャレルさんなんかと仲良しです(笑)。」
私「あの山羊ラベルの家です。」
「マスキューさん!スタイルはどう変わったんですか?」
私「酸を残すスタイルに変わりました。甘くてキャッチーな従来のスタイルから変わったようです。」
「なるほどね。確かにしっかりしてる。」
「サンジョヴェーゼらしいベリーの香り。」
私「すみれっぼさもあります。」
「マスキューさんインキっぽいのは?」
私「それそれ(笑)。すみれっぼさと同じです(笑)。」
「このワインはかなりしっかりしてる。酸がある。明るさがあって好きだな(笑)。」
「店長!これサンジョヴェーゼらしくてイイ(笑)。果実味が凄く綺麗ですね(笑)」
家内「甘さも時間が経つと増してきます。」
「軽いんだけど軽くない(笑)?ディテイルも複雑ですよぉ。」
「軽ーく飲めちゃう。でも、スペインらしくないよね。もっと樽香が強くて甘いのがスペインらしいスタイルだよね。」
私「そーなんです。きっと時代の先を考えてるんだと思います。」
「開けてから1日ったものは後味にほんのりオレンジのニュアンスがあるよね。じんわり美味しい。」
「最初の印象はちょっと地味だけど
、実は質が高いんですね(笑)。じっくり比べて飲まないと気づかない。
マスキューさんは徹底的に飲んでから試飲会に出してくれるんですね(
笑)。」
私「お褒めいただきありがとうございます(笑)。仕事ですから(笑)。それでもテイスティングを外すことがあります(笑)。ここだけの話ですが
(笑)。」
家内「在庫限りの特別価格ですからお見のがし無く!」
「これだけしか無いんですか?」
私「念のため追加発注もしてありますから11月いっぱいくらいは大丈夫かとは思いますが…。」
「う~ん。いつまでもあると思うな親とワイン(笑)。」
●モンテフィーノ レッド 2008年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 1620円税込み
「マスキューさん。このワイン前から扱ってましたよね?」
私「はい。2005年のリゼルヴァが定番でした。凄く美味しくて良かったのですが、コルクがもう限界なので、今回リリースの新しい2008年を入れました。」
「あっ!これウマ(笑)。この価格でブーケが楽しめるのはスゴいですよ(笑)!」
「熟成してるね。完璧(笑)。」
私「真円ですよね(笑)。」
「マスキューさん。果実味はあまり明瞭じゃないんですね。これはスタイルなんですか?」
私「はい。暑い産地のワインは基本的にあまり香りが立ちません。例えばリースリングやピノ・ノワールみたいではありません。ただ、良いワインはじんわりシンプルな果実の香りがしてきます。ちなみに私のグラスのワインは昨日から注いだままのものですが、熟したプラムの香りがしっかりしかも柔らかに出てきています。」
「えっ!それでは失礼して(笑)、クンクン。あー‼プラムや干し杏子の凝縮した香りが凄い。今僕が飲んでるワインは明日になるとこうなるんですね?これってかなり凄いことですよね。」
「今飲んでると腐葉土や甘草みたいな甘さがしますけど、中にプラムが隠れてるんだ(笑)。」
「癒される味わいでイイね(笑)。ポルトガルのワインってたっぷりしてて好きだな(笑)。」
「マスキューさん。定番のアトランティコも置いておくとこんな風に成るんですか?」
家内「アトランティコはもう出来上がっていますから、こうは成らないと思います。」
「アトランティコも濃いけれど早飲みだからですか?」
私「左様かと。」
「マスキュさん。ポルトガルのワインを試飲会で飲んだのですが、割りと熟成が早かったり、樽香が強すぎたり、なかなか良い熟成状態のワインが少ないんですよね。」
私「そーなんです。暑い産地ですから酸が少ないし、実際長い樽熟成より瓶熟成を長くした方が良い結果が出るような気がします。」
「何故ですか?」
私「解りません(笑)。ポートワインに似てるのかな?」
家内「経験的に10年の熟成期間くらいが限界かも?」
衝撃のマスキューデビュー!
●ラ・ヴィ ピノ・ノワール 2014年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 赤 ムンテニアI.G. 750ml
1286円税込み
「店長!ラズベリーの香り!ピノ・ノワールだぁ(笑)。」
「うんうん。ちょっと涼しげのピノ・ノワール。ブルゴーニュと言われても不思議に思わないよね。」
「余韻はそんなに長くないけど、綺麗なピノ・ノワールですよね。」
私「ありがとうございます(笑)!ブルゴーニュのどこと言われると困りますけど、香りは涼しげでショレイ・レ・ボーヌっぽいかな?いやいや、ブルゴーニュみたいな腐葉土などの湿ったニュアンスが感じない点独特かも?」
「なるほど、石と石をぶつけた時の埃の匂いがします。」
「ミネラリーでドライな印象かな?」
家内「あと、こけももの香りも入ってますからチャーミングですよね(笑)。」
「酸もしっかりしてるし、ワイン自体がピノ・ノワールになってるよね(笑)。」
私「無理にピノ・ノワールを造ったような感じがしません。」
「ニュー・ワールドなんかのピノ・ノワールとはだいぶ違うよね。無理に濃く造ってないし、樽香に頼ってないし。」
「そうそう。ニュー・ワールドや安いブルゴーニュのピノ・ノワールって、一口目は美味しいんだけど、グラス1杯飲む頃にはピノ・ノワールの香りがしなくなってくる(笑)。何飲んでるのか解らなくなる(大爆笑)。」
「何千円もするワインもですか?」
私「残念ながら…。」
家内「このワインも翌日になると香りは落ちてきますが、しっかり感はあります。ワインとしてはちゃんとしています。」
「マスキューさん。このワイン、土壌は石灰質ですか?ピノ・ノワールって石灰質が合うんですよね?」
私「実は花崗岩の風化したシストのようです。水捌けが良く葡萄の根も深く張るようです。」
家内「気候はブルゴーニュに似てるようです。緯度はローヌと同じです。」
私「畑も平らな平原ですから、作業効率も良いですね。もともとヨーロッパ系葡萄の原産地ですからワインには適した地です。EU に加盟してからお金が流れてきてワイン産業が復活したようです。」
家内「そんな経緯から、栽培される葡萄品種は売りやすいカベルネとかメルロなどのフランス系のものが目立ちます。でもこれから在来種や特別なスタイルのワインを作り出すと思います。」
「期待できそうですよね(笑)。」
「我々のピノ・ノワール信仰を崩すかも(笑)?実際ピノ・ノワールとしては驚くほど安い。値段が倍になっても品質が倍になったら革命的なものが出来ますよね(笑)。」
「そうだよ!グラン・クリュ並みのピノ・ノワールが2000円くらいで飲める日が来るかも(笑)?」
「でもそうなったら馬鹿みたいに高くなるんじゃない(笑)?」
「それは言える(笑)。高くなる前に楽しむしかない(笑)?」
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リリースが早まったのに追いつかなかったようです
Oct 27, 2016 by weblogland |昨日はノヴェッロが到着したことに、「ひょえー」でしたが(笑)、今朝ガロフォリのインポーターさんから電話がありました。
インポーターさん「マスキューさん。大変申し訳ありませんが、ガロフォリのノヴェッロの到着が遅れます!スミマセン!」
私「どっひぇー!」
インポーターさん「リリースが早まったのに追いつかなかったようです」
私「ギりギりまで収穫を遅らせたんですね。」
インポーターさん「今年は糖度があがりにくかったので収穫を遅らせ糖度をあげたようです。品質的には昨年並の出来だと。ただし解禁日には間に合わなかった。ゴメンナサイ。」
私「そうだよね。解禁日なんて売る方の勝手なんだから(笑)。仕方ないですね。つまらないワインを造られるよりマシですよ(笑)。天候と『神ガロフォリ』には勝てません(笑)。」
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みっしり詰まっています - コート・デュ・ローヌ レゼルヴ 2014年
Oct 27, 2016 by weblogland |対象ワイン: コート・デュ・ローヌ レゼルヴ 2014年 ドメーヌ・グラン・ヴヌール
開けて1時間ほど間を置いてグッと柔らかさの出始めた頃から好いです。
翌日は、コーヒーやチョコレート、ストレートに出てくるレーズンの香りがドッシリと重厚で密な印象です。タンニンの舌触りも細かくなっていくように感じます。個人的には、開栓後すぐのわずかに舌にサラサラと来る感じが好きですが。
アルコール度数も高く重厚ですから、ゆっくりじっくり、チビチビと楽しむのが好さそうです。
お薦めレベル:★★★★
by miret biscuit 様
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ノヴェッロがもう届きました
Oct 27, 2016 by weblogland |今年2016年のイタリアのノヴェッロがもう届きました!

毎年お届けしているトスカーナのグレヴェペーザとプーリアのコンティ・ゼッカのノヴェッロです。
今年の解禁日は10月30日とまたまた早まった(笑)。
今週末の試飲会の準備でバタバタしてるところ、今度はノヴェッロ(笑)。
どないしましょ(笑)?
さすがに今日は箱を開ける気にならない(笑)。
明日あたりガロフォリのノヴェッロも来るはずですから、全部揃ったら
箱を開けて確認しましょう。解禁日の30日は日曜日だし、間が悪いなぁ(笑)。
忙しい時は重なるものです(笑)。
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今週末の試飲会のワインが並びました。
Oct 26, 2016 by weblogland |今週末の試飲会のワインが並びました。

これを並べるのが楽しみ(笑)。
並び終えると、ワイン・ラヴァーがご来店です。
「おっ、並びましたね(笑)。え~と、今回も変わったワインを見つけたんですよね(笑)。東欧でしたっけ?」
私「ヘヘヘ(笑)。ルーマニアのピノ・ノワールです(笑)。」
「マスキューさんらしくてイイ(笑)
ね。ブログを拝見したら、飲みたくなって来ちゃいました(笑)。」
私「ありがとうございました!これがなかなかお勧めです(笑)。」
「ピノ・ノワールって難しいじゃないですか。いろんなところで造られるようにはなったけど、満足するものは少ないですよね。あっても高いし(笑)。」
私「お値段以上かと(笑)。」
「あと、プーレットのピノ・ノワールは無くならないうちにゲットしてと、ジュラの白ワインを奥さんが絶賛されてたようですが?」
私「私も絶賛しております(笑)。久々の発見だと。サヴァニャン種の単一品種なのですが、驚きの複雑さ
があります。」
「そこまで言われると弱いなぁ(笑)。」
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました! 201611
Oct 24, 2016 by weblogland |今回、変なピノ・ノワールや変な白ワインが入ってます(笑)。
楽しんでいただけると嬉しいのですが(笑)?

●テンプラリーニョ クラシック 2013年 アルベット・イ・ノヤ スペイン ペネデスD.O. 赤 750ml 1300円税込み
スペイン バルセロナの内陸部の生産地域ペネデスD.O. を代表する優良なワイナリー アルベット・イ・ノヤ。マスキュー定番のロシャレルとともに地元ではオーガニック・ワインの先駆者として知られています。
かなり前はマスキューの定番でしたが、価格が上がり扱いを泣く泣く諦めました(笑)。ファットで飲みやすくシェーブル・チーズと抜群の相性でしたっけ。
この2013年はオーガニックのテンプラリーニョ100%で造った赤ワインです。以前と比べるとワインのファット感より酸に重きを置くスタイルに変わってますね(笑)。その分キャッチーな解りやすいワインとは言えませんが、抜栓してから翌日になると全開(笑)。ボリューム感が増し、ストロベリーの香りが液体の中にしっかり感じられ、マラスキーノ・チェリーやオレンジ、トマト、ハーブ、土のニュアンスがとても心地好い。ゆっくり飲むとワインの良さ、レベルの高さを感じます。
ところが今回、訳ありで特別価格の大放出となりました。実はインポーターさんの扱いが終わることになり、終売セール。在庫限りですのでお見のがし無く!
●モンテフィーノ レッド 2008年 モンテ・ダ・ペーニャ ポルトガル 赤 ヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 750ml 1620円税
込み
このワインの生産地域はヴィーニョ・レジョナル・アレンテジャーノ 。スペインとの国境となるサエ・マメデ山脈に連なるペーニャ山の中腹に畑はあります。南北に伸びる国境線の真ん中あたりですね。
畑は真っ白(笑)。白い花崗岩の二次堆積で覆われています。御影石の産地として有名で、日本にも輸出されているとか。
生産者のモンテ・ダ・ペーニャは1984年創業の家族経営。畑に生えていた古木の葡萄樹を台木にしたそうです。なんでも暑すぎてフィロキセラも生きていけないそうです(笑)。また、いきなり若い木を植えても土壌に水分が無いため根づかないため、ある程度根が張るまでは灌漑しないといけないそうです。
マスキューではこのワイナリーのモンテフィーノ・リゼルヴァ2005年を以前扱い好評いただきました。樽熟成した後、長い瓶熟成を経て素晴らしい味わいだったことは記憶に新しいかと(笑)。今回のこのキュヴェは同じセパージュで、地場品種トゥーリガー・ナショナル、トリンカデイラ、アリカンテ・ブーシェ、アラゴネス。木樽熟成の比率がリゼルヴァより低いキュヴェです。味わいは長い瓶熟成により深み複雑さの頂点。暑い産地のワインですから明瞭さには欠けますが、バランスのとれた凝縮した果実味は圧巻です。フレンチ・オーク樽30%とステンレス・タンクで熟成した物をブレンドし瓶熟成していますから、リゼルヴァと比べると木樽の印象が控え目で、熟成したタンニンと果実味の織り成す様がシンプルでありながら優しく奥深い優良なポルトガル・ワインなのです。
味わいに浸れます(笑)。
●ラ・ヴィ ピノ・ノワール 2014年 ドメニイレ・サハテニ ルーマニア 赤 ムンテニアI.G. 750ml
1286円税込み
ルーマニアのワインを扱うのは、思い出せないくらい久しぶりです(笑)。その間EU に加盟したり、ワインの法規も変わっていますから、ちょ
っとお勉強が必要(笑)。
国土のほとんどでワイン生産が行われているルーマニアは大きく7の生産地方に別れます。そのなかに37のD.O.C. (EU 法のA.O.C.)と12の
I.G. (EU 法のI.G.P. )が制定されています。
このドメニイレ・サハテニ(インポーターさんの資料ですとドメーニレ・サハティーニですがヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』の表記を優先します)は2003年に女性醸造家アウレリア・ヴィシネスクさんにより創業。
ワインナリーはブカレストの北ムンテニア地方のデアル・マーレ地域のミジル村にあります。畑はカルパティア山脈の南の緩傾斜の平原。いかにも日照に恵まれ、水捌けの良い好立地。実際、緯度はフランスのローヌと同じ、気候はブルゴーニュに似ているとか。
どうやら美味しいピノ・ノワールの匂いがしてきました(笑)。
このワイン飲んでみると、香りがとにかく美しい!ラズベリーやこけももなどの冷涼な産地のピノ・ノワールのニュアンスがとても上手く出ています。複雑さもあり、チャラいネゴスのブルゴーニュのピノ・ノワールは目じゃない(笑)。
醸しは10日ほどと短めながら酸やタンニンはしっかり抽出されていて、ストラクチャーはしっかりしています。作柄の良いオット・コートかサヴィニやショレイ・レ・ボーヌを想わせる味わい。でもブルゴーニュの湿った腐葉土のようなニュアンスではなく、もっと乾いた感じかな?スパイシーさや樟脳っぽさも若干ありますね。ピンと背筋を立てたような筋の通ったクラシックさがよろしい(笑)。どうやら数少ないピノ・ノワールの栽培適地のようです(笑)。
それにしてもこの価格でこの質を実現したのは驚きです!将来ブルゴーニュの牙城を崩すのでは?これから先を見守りたい産地、ワイナリーです。
●ピノ・ノワール 2015年 カーブ・サン・ヴェルニ フランス中央部 赤 I.G.P. ピュイ・ド・ドーム 750ml 1681円税込み
フランス中央部オーベルニュ地方のI.G.P. ピュイ・ド・ドーム。ミネラル・ウォーター ヴォルビックの産地と言えばピンときますね(笑)。マスキューでも最近の注目の生産地域です。雨が少なく寒暖差が大きいことからワイン産地としてのポテンシャルの高さは誰もが認めるところですが、内陸部なので交通の便が悪くワイン産地として脚光を浴びたのはつい最近です(笑)。
このワイン、以前マスキュー試飲会で好評いただきましたガメイ・ド・ベルニュの産地で造られるピノ・ノワールです。
ボジョレーのガメイ種の亜種ガメイ・ド・ベルニュから出来る肉厚で芳醇な赤ワインはとても魅力的でコスト・パフォーマンスに優れています。ピノ・ノワールもガメイと兄弟品種ですからピノ・ノワールの産地としても有望ではないかと期待し探していたところ見つけました(笑)。
ブルゴーニュのピノ・ノワールほど香りは立たずガメイ・ド・ベルニュに似た滑らかで芳醇なタンニンの質感があります。ただ基本的にワイン自体が濃く、味わいに無理がありません。出っこみ引っ込みが無く、オーベルニュのピノ・ノワールってこんな感じなんだなと納得出来ます(笑)。
液体としてのピノ・ノワールの旨味を実感出来る質の高さがあります。
●ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2009年 ドメーヌ・ド・ラ・プレット フランス ブルゴーニュA.C. 赤 750ml 2700円税込み
数少ないクラシック・ブルゴーニュの作り手、ドメーヌ・ド・ラ・プレットのバックヴィンテージです。このドメーヌのワインはほとんどがフランス国内とヨーロッパ域内で消費されてしまいます。
ワインは、抽出の時間が短いクラシック・スタイル。このため色は薄いのですが、ふっくらとして奥行きがあり、液体の滋味深さはさすが!今風の真っ黒いブルゴーニュに慣れた方はきっと驚くこと請け合いです(笑)。
美しさがあります。
今時なかなかお目にかかれないブルゴーニュの美点があるのです。
〇『エキスプレッション・サヴァニャン・フローラル』2011年 ドメーヌ・グラン フランス 白 コート・デュ・ジュラA.C. 750ml 2730円税込み
フランス内陸部ジュラの在来品種サヴァニャン。ヴァン・ジョーヌなどの酸化熟成ワインで有名ですね。ところでこのワインはそんなサヴァニャンを使ったドライなワイン。サヴァニャンの良さを伝えようとした新たなアプローチです。
味わいは驚き。今年一番の発見でした(笑)。
以上6本となります!
10月28日(金)は17時~20時30分、29日(土)は11時~20時30分までとりおこないます。
皆様のご来店お待ち申し上げます。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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驚かされました
Oct 22, 2016 by weblogland |
先日ブログで紹介させていただいたコート・デュ・ジュラの白ワインです。ヴァン・ジョーヌなどでよく知られるサヴァニャン100%で造られたワイン。これは酸化熟成ではなく通常のスティル・ワインでした。
サンプルで取り寄せたワインなのですが。美味しくなかったら後日談はないと言っていたワインです(ゴメンナサイ。)。
もちろん経験したことのない美味しさなのですが、いままでイメージしていたサヴァニャンとは大違い(笑)。実にフローラルで複雑。ストラクチャーもグレート。ブラインドで飲んだらまず間違いますね(笑)。とても単一品種とは思えませんでした。ビックらこきました(笑)。
感激してあれこれ調べたのですが、まるっきり解らない(笑)。生産者のドメーヌ・グランは全く手がかりなし(笑)。ホームページもあっさりしたもの(笑)。よく解りません?
媚びない孤高の生産者発見!
もちろん今月の試飲会にお出ししますから期待してくださいね(笑)。
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これなーんだ?
Oct 22, 2016 by weblogland |
これなーんだ?
ルーマニアのピノ・ノワールでございます(笑)。
ラベル・デザインも独特で、どこの国か解らない(笑)。でもですね、美味しいんですよ!ブルゴーニュとは趣はちょっと違いますが、ニュー・ワールドみたいに無理したところがない。とてもナチュラルで、こういうピノ・ノワールもあるんだなと納得させてくれます。ルーマニアというと、もともとヨーロッパ系葡萄の原産地でもありますから、ワイン造りには基本的に無理がない。緯度はローヌやブルゴーニュと変わらず、雨も少ない。このワインの生産地区はブルゴーニュに似た気候だとか。
飲んでみると、ワイン界のオールド・ワールドの逆襲を予感しますよ(笑)。
もちろん今月の試飲会にお出ししますから、期待してくださいね(笑)。
お値段も驚きの価格です(笑)。
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面白いピノ・ノワール
Oct 17, 2016 by weblogland |
バタバタしながらもサンプル取り寄せたり、試飲したりと活動はしてました(笑)。そんな中面白いピノ・ノワールを見つけちゃいました(笑)。
フランス中央部オーベルニュのピノ・ノワールなのですが、中々の出来映え。前のヴィンテージ2014年を試飲した時は、まあまあくらいの印象でしたが、今回2015年を飲んでみて好印象。オーベルニュらしいタンニンに質感のある良品。まあ、ブルゴーニュのピノ・ノワールほど香りは強くありませんが、ワインとしてのバランスが良く、味わいはかなりしっかりしており、クリュ・ボジョレーの良品クラスの価値はあります。コスト・パフォーマンスも良し!
これ今月の試飲会で使う予定でございます(笑)。
週明けにインポーターさんの在庫確認しとこ。コンティ・ゼッカの二の舞は困りますからね(笑)。
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次は何を探しましょう
Oct 16, 2016 by weblogland |参りました!
先月のマスキュー試飲会で人気のイタリア旨安ワイン プーリアのコンティ・ゼッカが造る白ワイン ドン・マルツィア2015年と、赤のトレ・グラッポリ2015年が完売してしまいました。
このワイン、インポーターさんの試飲会で見つけてシメシメと思っていましたが(笑)、他にもシメシメと思った人が沢山いたようです(笑)。
あっという間に無くなったそうです。
マスキューも売れると踏んで少し余分に在庫しましたが、間に合いませんでした。残念!やはりあの価格であのクオリティーですから、みんな飛びつきますね(笑)。次回の入荷は12月予定とか。
さあ、次は何を探しましょう(笑)?
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サンセールのロゼ-あのパスカル・コタ
Oct 11, 2016 by weblogland |大日本ロゼ・ワイン普及協会会頭のK さんがマスキューにご来店されました。たまたま、取り寄せたロゼのサンプルが来ていました。ただし
、このロゼちょっとお高い(笑)。家内ともども『1本しか取り寄せなかったけど、いつ飲もうか?簡単には開けられないよね。5000円もするロゼを開けるには勇気が必要(笑)。』

そんな中に会頭のご来店です(笑)。
会頭「おっ!このロゼなんですか?」
会長(家内)「へへへ(笑)。実はサンセールのロゼです(笑)。あのパスカル・コタのものです。」
会頭「おー!でも、ラベルにはヴァン・ド・ターヴォラって表記してますね?」
理事長(私)「実は行政当局から畑の一部を公共駐車場にするために供出を要請されましたが、それを断ったためにA.O.C. 指定を外されたようです(笑)。行政の嫌がらせですか(笑)。」
会頭「このロゼ、セパージュは何ですか?」
会長「ピノ・ノワールで直接圧搾法で造られてます。」
会頭「じゃあ、高いのかな?しかもコタだし(笑)。」
理事長「お察しの通り(笑)。5000円くらいします(トホホ)。」
会長「一度飲んでみようと思って取りましたし、ちょうど会頭もいらっしゃったし、この際飲んでみますか(笑)?どうせマスキューじゃ売れないでしょうし(笑)。」
理事長「(しぶしぶ)賛成!(笑)。」
会頭「おー!甘いですな(笑)。しかも、残糖の甘さじゃないよね。」
理事長「酸の分量もスゴいけど、全く暴れていない!有り様は貴族的(笑)。」
会長「えっへん(笑)!でも、コタの白ワインのようなトロリとしたイメージじゃないのが意外だったかな?」
会頭「羊の皮を被った狼?狼にしてはエレガント過ぎるかな(笑)。背後に潜む物が想像できないほどだね。」
理事長「これってまだピノ・ノワールらしさは出てないけど、時間がたつと出てくるんだろうな。」
会長「ビルカール・サルモンのロゼ・シャンパンにスタイルが似てるよね。あれも直接圧搾法だし。」
会頭「長期に熟成しそうなロゼだね。こんなのは初めて経験しましたよ。」
インパクトありました(笑)。
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コート・ド・ジュラのサヴァニャン2011年
Oct 08, 2016 by weblogland |
コート・ド・ジュラのサヴァニャン2011年です。
詳しいことはまだ何も調べていません(笑)。家内がちょっと調べたところ生産者のドメーヌ・グランはどの本にも載ってない(笑)。
酸化熟成したサヴァニャンであろうことしか想像できませんね(笑)。
美味しかったら後日お知らせしますし、とても良ければ試飲会で皆さんにご紹介するかも?ダメだったら何も語りませんから、お察しくださいね(笑)。
勘が働いて取り寄せただけですから、当たるも八卦当たらずも八卦なのです(笑)。ちなみにジュラ好きの家内はかなり期待しておりまする。
さて、どうかな(笑)?
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レスタンク・ド・ビバルノン2010年です!
Oct 07, 2016 by weblogland |
これなーんだ?
レスタンク・ド・ビバルノン2010年です!
バンドールのスーパースター シャトー・ビバルノンのセカンドです。
『セカンドぐらいで威張るな!』なんて言わないでくださいね(笑)。
そりゃあ、トップ・キュヴェを扱いたいのはやまやまですが、いかんせん高すぎる。かといって、たまには良質のバンドールを飲みたい!バンドールの豊潤なムール・ヴェドルは比べるものがないワイン。
前回の販売は2005年。そして今回は2010年。あれから5年は経ちましたか(笑)。
実は、自分が飲みたいから入荷させました(笑)。バレバレですか?
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ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2009年 ドメーヌ・ド・ラ・プレット届きました
Oct 06, 2016 by weblogland |
ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2009年 ドメーヌ・ド・ラ・プレット
あれ?ラベルが違いますね。まあ、よくあることですか(笑)。
いわゆるブルゴーニュA.C. 表記なのですが、インポーターさんは畑がヴォーヌ・ロマネ村中にあることを熱烈アピールしています(笑)。
今ではかなり緩い規格となったブルゴーニュA.C. 。なんたってボジョレーからシャブリの北まで網羅していますから、そうなっても無理はない(笑)。価格もピンからキリまで、味わいもなかなか満足いくブルゴーニュ・ルージュは少ないですね(笑)。
そんな昨今、こんなワインがまだあるのは奇跡的(笑)。ラベルに赤字で書いてある『ラ・コルヴェ・オ・プレートル』は畑名。ブランド名ではありません。割りと自分で勝手に名乗ることが出来ますが(笑)、造りの規格は1級に準じなくてはなりません。今では一般にブルゴーニュA.C. の規準収量は60hl で畑名が入ると55hl となるようですが、このワインはそう緩くなる前と同じように造っています。この点秀逸で極めて良心的なのです。
飲めば解るはず(笑)!なのです。
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