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Dec 11, 2022 by
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今年最後のマスキュー試飲会は12月23、24日開催します!
早いものでもう12月。さすがに最終の金、土曜日は無理(笑)。だって今年は12月30、31日ですもんね(笑)。
まだ23日が天皇誕生日だった頃以来、久しぶりの23、24日開催ですね(笑)。日程的には23、24日がベストだったのですが、令和に元号が変わり無理となりました。残念!
ところで今我が家では試飲中のワインが10本並んでます(笑)。仕事とはいえ、食卓に飲みかけのワイン・ボトルが10本並んでいるのは変な光景(笑)。最後の試飲会ですからチョイスには力が入ろうものなのです(笑)。
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Dec 09, 2022 by
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これなーんだ(笑)?
辺塚だいだいです!
実は事情通のSさんからいただきました(笑)。人様からの貰い物をブログのネタにするのはちょっと下品ですが、興味をそそるのでご勘弁を!
この辺塚だいだいは鹿児島の肝付町辺りで採れる柑橘。金柑のようなもの。年産50トンほどしかなく稀少品。2017年に地農林水産物や食品をブランドとして保護する地理的表示(GI)保護制度に登録したそうです。キリンビールの氷結サワーで限定発売されたとか。
なるほど!
でもですね(笑)、話はそれで終わりません。Sさん曰く「まあ、好みではありますが、トニックとの相性が良いのです。」
こう聞いたら皆さんにお話しない訳には行きません(笑)。結構本質をついた話なのです。
知り合いのバーテンダーと試すつもりです(笑)。
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Dec 08, 2022 by
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いわゆる
オレンジ・ワインというと皮毎発酵した白ワインを指します。それゆえ果皮の色が付きオレンジっぽい白ワインとなりますが、これはまさにオレンジ色(笑)。これほどオレンジ色のオレンジ・ワイン、見た瞬間笑いが止まらなくなりました(笑)。飲んだ味わいにもオレンジの香りがはっきり(笑)。
「オレンジ果汁が入ってるみたい(笑)。」二度びっくりでございました。
さらにラベルに書かれたDai Daiはイタリア語では「さあ!さあ!」の意味なのですが、インポーターさんがダイダイ色のオレンジ・ワインということでラベルにDaiDaiと記載するようにリクエスト(笑)。突っ込み処満載の
DaiDaiでございます(笑)。
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Dec 08, 2022 by
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う~ん。
ブルゴーニュがありません!
参ったなぁ。
2021年の新ものは4,000円越えているし、
バック・ヴィンテージは無いし、先日ちょっと高級なヴォーヌ・ロマネを探したのですが、無い。これほど
ブルゴーニュが無いのは初めてです。
もちろんお金に糸目をつけなければ有ります。無くはない。でも価格は倍以上。話になりません(笑)。もちろんそれはマスキューがケチだからでもありますが(笑)、
価格を見るとギョッとしますよ(笑)。
どうしてもブルゴーニュでなくてはダメな方っておられるんですよね。ワインを商うことが生業ですから、出来る限りの探してますが…。
悔しいなぁ。
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Dec 07, 2022 by
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昨日はこんなでバタバタしてました。
昨日年末恒例の司牡丹の二斗樽三本入荷。早速何日樽詰めしたか確認をとったところ『着いた時がちょうど良いですから、早く瓶詰めしてください。』とのこと(笑)。
えー!
そりゃお気遣いありがたいのですが、今日来て今日瓶詰め?一人で二斗樽三本詰めるの?ちょっと途方に暮れました(笑)。ほんまかいな(笑)。
そこでまず、助っ人のMさんに連絡!
Mさんのご厚意にてご参加とのこと。助っ人確保。ホントMさんスミマセン!
そんなこんなで夜の9時過ぎに作業完了。
私「いやー、助かりました。ちょっと1杯飲みましょう!お疲れ様でした!」
Mさん「あれ?去年と違いますね(笑)。」
私「今年はバナナの香りが綺麗に出てます。やはり無理しても今日詰めて良かった(笑)!」
家内「うん。エレガントで、このくらいが好きだな(笑)。」
Mさん「一日違うと味が変わるのですか?」
私「明日詰めると変わります。このくらいの塩梅がベストかと(笑)。」
家内「これで私にとっての『マスキュー三大嫌な仕事』もほぼ終わり(笑)!」
私「Mさん!実は〇〇日にあと二本来るのですが。(おずおずと)。」
そりゃもう何度も何度もご厚意に甘えるのはいけません!重々承知しております
!マスキュー100年の歴史に誓っても嘘偽りございません!
私「あ~、腰いてえなぁ(演技は忘れず)。」
Mさん!
ありがとうございました!
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Dec 05, 2022 by
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12月に入ってバタバタでブログの更新が遅れぎみ。スミマセン。
まず今年のジュ・ド・レザン2022年が完売となります!
12月一杯ゆるゆる売れればよいつもりでしたが、バラバラと…。長年扱っているのでファンが増えてのかなぁ?
まあ、余るほどは仕入れませんから仕方ない。
お許しくださいませ!
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Dec 01, 2022 by
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先日のマスキュー試飲会でご好評いただいた
〇Dai Dai オレンジ・ワイン 2021年 カンティーネ・インペラトーレ イタリア 白 I.G.T.プーリア 750ml 2168円税込み
とてもユニークで斬新、しかも日本人好み(笑)。なんでミカンの香りがするのかなぁ?
そこで思いつきました(笑)。ミカンのグミを食べながら飲んだらどうなるか?
家内「それってイタズラじゃない?やはりグミは作り物なんだからダメだよ!」
私「確かにそーなんだけど、思いついちゃった(笑)。実験!実験!」
コンビニで探して買ってきました(笑)。
さて試すと(笑)…。
私「口の中がミカンの香りで一杯!マリアージュなんてレベルじゃない!」
家内「暴力的だよね(笑)。これほど香りが出ると、あとに飲むワインが解らなくなるよ!」
私「仰る通り!ダメだこりゃ(笑)。」
皆さん!
イタズラが過ぎました。真似しないようにお願いします(笑)。
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">桝久 試飲会リポート 後半
Nov 28, 2022 by
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「マスキューさん!こんなのやってますよ(笑)。」
実際はほとんど語らず「これ」という感じで映画のパンフレットをいただきました。物静かでエレガントなMさん(笑)。
実は情報通の強者です(笑)。
単館上映の映画「ソウル・オブ・ワイン」、ヴオーヌ・ロマネの大御所のドキュメンタリー仕立ての映画とか。これは観ない手はない(笑)。横浜のジャック&ベティーで12月24日より上映予定です。
皆さんにもお知らせいたしますね(笑)!
●バルベラ・ダルバ 『マチネ』2020年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルベラ・ダルバD.O.C.G. 750ml 2229円税別2451円税込み
「おっ!バルベラですね(笑)。ネッビオーロの弟分だね(笑)。」
私「先月ご好評いただいたバルバレスコの生産者グラッソ・フラテッリが作るバルベラでございます(笑)。」
「ヴィンテージはどれどれ?2020年ですか。バルバレスコは2012年で飲み頃でしたけど、これはまだ若いのかな(笑)?」
私「バルベラは早く飲めるように作ってますね。品種特性によるものです。」
「香りはさほど立たないようだけど、重い感じがしますね(笑)。」
「うわっ!なにこれ(笑)!凄い!」
「凝縮されてる!」
「舌触りも練っとり(笑)。凝縮されてる(笑)。」
「色は紫が入ってるから若いんだけど、飲みにくくはない(笑)。引っ掛かりがないから飲みやすい(笑)。」
「洗練されてますよね。雑味がないですね
(笑)。」
「そうそう、バルベラだとネッビオーロよりランクが下だからちょっと雑味野性味みたいなニュアンスがあるんだけど、これほどクリーンなのは初めて飲みましたよ(笑)。」
「赤い小粒のベリー フランボワーズなんかの香りが溢れ出る(笑)!」
「小梅(笑)。」
「ローズマリー観たいな香りが余韻にある
。ハーブっぽさあるよね。」
「タンニンはしっかりしてるけど全く渋くない。和食にも合わせられそう(笑)。」
「バルベラ好きでかなり飲みましたが(笑)
、これはベストですな(笑)。」
私「渾身の作りかと。」
家内「このバルベラにしても毎年リリースされないようです。良い年しかリリースしないとか。そんなバルベラは聞いたことがありません(笑)。」
「『マチネ』って区画なんですか?」
私「意味は『早起きする人』とか(笑)、もともとの生産量が少ないようですから、特別区画という訳でもなさそうです(笑)」
「早起きして畑仕事を一生懸命した結果のワインと言うことかな(笑)。」
「マスキューさん!そんな話を聞いたら、ここのドルチェットも飲みたくなりましたよ(笑)。あるんですか?」
私「多分作っているとは思いますが、日本には輸入されていません。」
「ドルチェットを所望したら、『厚かましいヤツ』って思われちゃうかも(笑)。」
「そうそう(笑)。『ドルチェットは我々の飲み物だ!』なんてね(笑)。」
「きっと、自分が美味しく飲むことが第一前提のワイナリーだよね(笑)。」
家内「あまり積極的に輸出しないようです
。地元消費を優先してるようですね。」
「鰻の蒲焼き食べながら飲みたい(笑)!」
「それも良さそうですね(笑)。でも肉!やはり肉!牛肉!」
私「バルサミコ・ソースで合わせれば何でもオッケー(笑)!」
「バルサミコかぁ。それ必殺技(笑)!」
●ル・サンドル 2019年 レイモン・ジュリアン 南フランス ラングドック 赤 ミネルヴォアA.C. 750ml 2828円税込み
「あー!コレ深くて美味しい。染み入る(笑)!」
「濃厚だけど綺麗で飲みやすい(笑)。」
「品格があるよね(笑)。」
「深い、とても深い。引き込まれる(笑)。
」
「見た目は真っ黒だけど(笑)、飲むと軽やかでジューシー。果実味に赤さもある。真っ黒になってませんね!」
「コート・ロティのスパルタンなシラーとは違うよね。こっちの方が早く飲める。」
私「このワイン、実は1年前に到着していました(笑)。その時の印象はもう少し待ってから飲んだ方が良い。とワインが言っていました(笑)。丸1年経って本調子となり、皆さんにお披露目となりました(笑)。
ちなみに白いラベルのラゼロールの兄貴分です。」
「なるほどね(笑)。あれ美味しかったですよ!似てると言えば似てるのかな?」
私「ラゼロールはヴィンテージは同じ2019年でしたが、より早く楽しめました
(笑)。セパージュはカリニャンがメインです。」
「じゃあラゼロールも買って比べてみよう(笑)。」
家内「これは南フランス ミネルヴァ独特のシラーと考えるのが良さそうですね(笑)。」
「産地が暖かい分早く飲めるシラーなんだろうな。」
「でも、緩さはなくてバランスは完璧(笑)
。」
「ひたすら飲みやすいけれど、複雑なんだよね。」
私「プレス果汁は使っていませんから、旨味がダイレクトにしかも多量に押し寄せて来ます(笑)。」
家内「グルナッシュだとこのような品格のある味わいにはならないんですよね。やはりシラー!」
「そうそう、グルナッシュだけだと一本調子になり勝ちですよね。この深みは出ない。」
私「グルナッシュ好きの私は肩身が狭い(笑)。」
「これは森を連想するワインですよね。ハーブのニュアンス、湿った感じで、適当に日が射す感じ(笑)。一つ前のバルベラはまさに陽光降り注ぐ感じ(笑)。面白い試飲ですね(笑)。」
私「ありがとうございます!」
「マスキューさん!このワインは肉の煮込み料理のためのワインだね(笑)。」
家内「カスレなんか最高でしょうね(笑)。」
「そうそう。肉の煮込み料理って一度冷凍すると美味しいですよ(笑)。」
私「それ知りませんでした!」
「冷凍する事で組織が壊れてホロホロになるから味が染み込んでとても美味しい(笑)。」
「あと、バゲットやドイツパンなんかも一度冷凍してから食べると実に美味しい(笑)
。」
私「Tさんご夫妻はホント良くご存知ですね(笑)。煮込み料理を冷凍すると美味しいのは解りますが、パンも一度冷凍した方が美味しいのは知りませんでした!」
「焼きたてより一度冷凍した方が美味しい
。より外がカリカリで中はふっくら。」
私「今度やってみます(笑)!」
◎ジュ・ド・レザン 2022年 ポール・ジロー微発泡葡萄ジュース 750ml 1,980 円税込
私「ちょうど今日25日にジュ・ド・レザン2022年届きました!」
「ラッキーですな(笑)。」
「シャンパン瓶ですね(笑)。」
私「注ぐと香りが凄く立ちます。回り中に
広がります(笑)。」
「強烈な甘い香り!こんなジュースありませんよ(笑)。」
「泡が立ってるのは発酵しているからですか?」
家内「いえいえ。保存のためにわざと炭酸ガスを溶け込ませています。ですからノン・アルコールです(笑)。」
「飲む前の香りだけでも圧倒的(笑)。濃縮還元ジュースとは別物だね。」
「あれ、甘いには甘いけど、いつもほど甘くないかな(笑)?」
「紅茶みたいな枯れ葉のニュアンスはするけど、いつもほど顕著ではないかな。」
私「暑い年は安納芋みたいな味がしますが
、今年はそんな感じでも無いですよね。」
「色はさほど濃くはないけど…。強さ、複雑さが凄い。去年とは趣が違いますよね
?」
家内「いつもとは違いますよね。」
私「葉っぱや茎のニュアンスしますよね(笑)。」
「緑のヒントするね(笑)。」
「ハニーさがしつこくない。でも去年より濃いかな?」
「店長!強くて複雑です。天候の性かな?
」
家内「去年はアップルティーみたいでしたけど、今年は青リンゴにハチミツかけたみたい?」
私「それにグリーミントが加わる(笑)。」
「貴腐ワインのアルコール抜きみたい。とても強烈、鮮烈。こんなジュースあるんですね(笑)。」
家内「今年の物は小学生以下のお子さんに飲ますには刺激が強すぎるかも(笑)。」
「こどもに飲ますのはもったいない(笑)!」
「田舎の法事のお土産にしたらお年寄りには大人気でしたよ(笑)。」
私「フォアグラなんかともマリアージュしますから、某有名レストランでは必須アイテムにしているところもあります。」
「ドイツワインの伝説に、『死にかけた旅人がワインを飲んだら生き返った。』なんてありますけど…。コレ飲むとまんざら嘘ではないような気がしますね(笑)。」
私「ベルンカステラー・ドクトールの伝説ですね(笑)。」
「実際、飲むブドウ糖点滴みないなものかな(笑)?」
「元気にはなる(笑)!」
「一滴も残さず飲み干しても、グラスから香りがバンバン立ってる(笑)。凄いね(笑)。」
私「何年も熟成しますよ(笑)。」
家内「日本の食品衛生法だと二年の賞味期限を設定されますが、そんな柔ではありません(笑)。」
私「飲みかけの物を一年間常温でほったらかしてティスティングしましたが、全然大丈夫でした。オススメしませんが(笑)。」
ジュ・ド・レザン2022年が生産されたことに感謝!
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Nov 28, 2022 by
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昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
まずご来店トップのWさん
「マスキューさん!私も先週アメリカに出張してきました。高い、すべてが高い(笑)!」
私「やっぱりそうなんですね。」
「着いてから朝の腹ごしらえにサンドイッチ食べたんですが、10ドルですよ!」
私「1,500円!ですかぁ!」
「それもコンビニで売ってるほどのサンドイッチですよ!」
私「そういえば航空運賃も高いんですよね。効くところによると燃料サーチャージだけでも10万円以上とか。いったい幾らかかるんですか(笑)?」
「会社負担ですけど(笑)、ビジネスだと往復150万円くらいです。会社の規定でビジネスでしたが(笑)。」
私「ビジネス・クラスだと良いワインが出ますよね?」
「それがですね(笑)、私もブルゴーニュのピノ・ノワールくらいは出るだろうと思っていたのですが、なんとアメリカ、ニュージーランド、オーストラリア ニューワールドのワインばかりでしたよ(笑)。」
私「えー!そんな高くて世知辛いんですか?」
「高くてもサービスを削っているので、航空会社は楽ではないようですね。」
う~ん。
考えさせられました!
それでは考えもなくマスキューの試飲会始め!
〇Dai Dai オレンジ・ワイン 2021年 カンティーネ・インペラトーレ イタリア 白 I.G.T.プーリア 750ml 2168円税込み
「マスキューさん!先月もオレンジ・ワインやりましたよね(笑)。」
私「はい!ご好評いただきました。あれはチリのペドロ・ヒメネスでしたが、今回はイタリア プーリアのオレンジ・ワインです!」
家内「これはパンパヌート60%、マルヴァジア40%。低温で果皮とともに50日醸したものです。」
「色がまるでオレンジ(笑)。凄く綺麗。」
「そうそう。オレンジ・ワインってちょっと原始的なところがあって、こんな洗練されたオレンジ色じゃないんだよね。臭かったり(笑)。」
「ラベルにDai Daiって書いてますけど、これは?」
私「イタリア語で『早く早く』の意味があるそうですが、インポーターさんが色に驚きダイダイ色と引っかけてリクエストしたそうです(笑)。」
「リアル橙色だぁ(笑)!」
「どれどれ、香りは柑橘類…、みかんだぁ(笑)!」
「みかんワイン(笑)?」
「店長!これ面白いですよ!経験したことがない味わい(笑)。」
私「マルヴァジアはオレンジピールの香りがありますから、それかと。マスキュー定番のドンナルーチェを思い出していただけると宜しいかと。」
「綺麗!香りに濁りがないですよね。あと厚みがありますよね。」
「口中での広がりが良い。とても心地好くかんじる。」
「単純におでん食べながら飲みたい!(笑)」
「麹っぽさ、出し汁っぽさ。を感じますね。」
家内「パンパヌートの役目だと思います。
ワイン作りの意図を感じます(笑)。」
「なるほどね(笑)。そこにブレンドの妙ありだね(笑)。でもこうして飲むとブレンドしたような感じがしないんですよね。一つの形になっている(笑)。」
私「折り合いが宜しいかと(笑)。」
「先月のチリのオレンジ・ワインは『切り山椒』に合うんでしたっけ(笑)。これも共通しそうですね(笑)。」
家内「これは鎌倉の豊島屋さんの『きざはし』に合うはず!ちょうど友達からお土産でいただいて食べたばかりです(笑)。」
「はとサブレのお店ですね(笑)。『きざはし』って高級和菓子ですよね(笑)。」
私「よくご存知で(笑)!」
「和食に合わせやすそう(笑)。湯豆腐?淡白なものは良さそうですね(笑)。ほうれん草のお浸しも良いかな?」
私「干し椎茸の高級品『どんこ』を出し汁に使えば面白そう(笑)。」
「べったら漬け!癖になりそう(笑)。」
「柚を使えば何でも行けそう(笑)。」
◎ランブルスコ・ディ・ソルバーラ セッコ ザナージ
イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡 ロゼD.O.P. 750ml 1885円税込み
「マスキューさん!これ定番のワインですよね?」
「そうそう、ランブルスコっぽくなくて美味しいんだよね(笑)。」
私「ありがとうございます。でもですね、輸入が終わるそうなんです。然るに残りの在庫を全部いただきました。」
「そんなこと聞いたら買っちゃいますよ(笑)。」
「何故止めちゃうのかな?」
私「諸般の事情があったようです。」
「赤のランブルスコも止めるのですか?」
私「赤はまだ辛うじて続いてますが…。」
「このご時世だからなぁ。」
「私初めてこのランブルスコ飲みますが、とても辛口(笑)。ランブルスコって甘いイメージがありましたけど、これは違いますね。」
「ランブルスコって赤だけかと思ってました(笑)。ドライで赤い果実が弾けてイイね(笑)。」
「これいわゆるランブルスコとは違いますね(笑)。甘いシロップみたいな後味が無い(笑)。」
家内「それをお伝えしたく、常温でお試しいただいてます(笑)。」
「なるほど!マスキューさん、芸が細かい(笑)。」
「うんうん。あとミネラリー。鉄っぽくもある。」
「もっと冷やしたらキレキレなんだろうな
(笑)。」
「冷やさなくてもべったりしていないところが凄い(笑)!」
「もっと冷やすとフランボワーズの香りが引き立つね(笑)。」
「口の中をすっきりさせる(笑)。タレをつけたレバーなんか絶対に合うはず!」
「内臓系の料理に合いそう(笑)。」
「そうだよね。味噌煮込み、ホルモンの味噌煮込みなんか美味しいだろうなぁ(笑)。
涎が出ちゃう(笑)。」
「店長!一番目、二番目も食欲をそそりますよ(笑)。」
私「畳みイワシに梅肉を塗って海苔を張り、それを焙る。オレンジ・ワインやランブルスコのロゼ飲みながら食べたら美味しいだろうなぁ(笑)。妄想が止まらない(笑)。」
「それ高級なお酒のツマミですね(笑)。高そう(笑)。でも美味しそう(笑)。」
家内「どちらも共通して和食に合わせやすそう(笑)。」
●イル・ボスコ ロッソ・トスカーナ 2019年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア 赤 トスカーナ・ロッソ 750ml 1404円税込み
「エキゾチックな甘い香り(笑)。」
「香りに重さ、詰まった感じがする。良いワインの証かな(笑)。」
家内「前回は2015年ヴィンテージのものを扱いました。毎年作らないようでして、久しぶりの入荷は2019年となりました。」
私「実は春先に飲んだ時は、まだ旅の疲れがあったようでイマイチ。先日また飲んだところとても良くなっていました(笑)。」
「うんうん。美味しい。重さがしっかりあり、コスパが良い(笑)。1,500円以下で美味しいワインを探すのが難しくなって来たもんね。」
私「先ほどアメリカではコンビニ程度のサンドイッチが1,500円もすると聞きましたが、このワインの値段は喜ぶべきか?複雑な気持ちです(笑)。」
「そりゃ安いに越したことはない(笑)。逆に幸せかも(笑)。」
「品種はサンジョヴェーゼですよね?キャンティと同じとは思えない。」
家内「キャンティだともっと軽くて明るいですよね。ちょっとオレンジっぽくて。」
私「キャンティのサンジョヴェーゼより重心が低い感じかな。」
「かといって黒くはない(笑)。酸もしっかりしているしサンジョヴェーゼですよね
(笑)。誰がなんと言おうとサンジョヴェーゼです!」
家内「この家はヴィーノ・ノビレがメインですので、使うサンジョヴェーゼはブルネッロで使われる系統のものです。それの若木で作ったものです。収穫の多い年に作ってるようです。」
「なるほどね!2015年と2019年ですもんね(笑)。」
「ボジョレー・ヌーボーだと今世紀最良のヴィンテージだよね(笑)。」
「でも、若木っぽくないんですよね(笑)。若木だとワインがちょっと暴れる。」
「落ち着いた美味しさですよね(笑)。」
「旨味が綺麗で重さがある。」
私「栽培や果粒の選別を徹底してるようですよね。雑味がありません。」
「この家の最高級のヴィーノ・ノビレと比べてどうですか?」
私「値段は倍以上違いますが(笑)、繋がる味わいだと思います。」
「基本高級な味わいですよね(笑)。」
家内「なめし革や樟脳、薔薇などの香りが時間が経つと出てきます。」
「そう聞くと益々お買い得感が出てくる(笑)。」
「実際に安いブルネッロ買うよりこっち買った方が良いですよ(笑)。」
「3~4000円のブルネッロ買ってシメシメと思って飲んだらガッカリしたよな(笑)。」
「これ2本買った方がましだよね(笑)。」
「和風ハンバーグ食べながら飲みたいな(笑)。」
「それ、なんとなく解りますね(笑)。コテコテの牛肉じゃなくてね(笑)。」
「ハツやタン塩をレモンたれで食べながら飲む!絶対に美味しいはず(笑)。」
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Nov 24, 2022 by
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昨日Nさんがご来店されました。
確か先週から1週間ほどアメリカのテキサスに出張と仰ってましたから、お帰りになったようです(笑)。
私「お帰りなさいませ(笑)。」
Nさん「いやー、アメリカ物価が高かった(笑)。朝ごはんが、ビュッフェ式で4,000円ですよ。」
私「えー!」
Nさん「ワイナリーも行って来ました(笑)。」
私「テキサスのワインって聞いたことありませんよ(笑)。」
Nさん「地元で消費するようです。外には出てないみたいですね。ナパみたいに綺麗なワイナリーでした。もちろんワインも高い(笑)。普通のランクで5,000円くらい。」
私「マスキュー向きじゃないですね(笑)。」
Nさん「でも、日本のワイナリーでも高いところはそれくらいか(笑)。そうするとグローバル・スタンダート(笑)?」
私「マスキューはグローバルから外れてるかな(笑)?」
Nさん「あと気がついたのですが、とてもホームレスが多かったんですよね。何度もアメリカには仕事でいってますが、こんなことはなかった。」
私「最低賃金もニューヨークやカリフォルニアなどの都会の州はとても互いようですけど、他の州は日本並みと言いますもんね。そこで大インフレになったら脆弱層は大変なことになりますよね。」
Mさん「格差が物凄い。日本人が貧乏になったのはアメリカ行くと実感しますが、日本にいればどうにかなってる(笑)。」
私「ほどほどそこそこに収まっていればどうにかなりますもんね(笑)。」
Mさん「ところで週末の試飲会のラインナップが気になっててね(笑)。特にイル・ボスコ(笑)。前に飲んでのが美味しかったんですよね(笑)。ラベルがちょっと変わったかな?」
私「はい。2015年のものと若干変わりました。」
Mさん「アメリカでワイン買う気がなくなったからちょうど良かったですよ(笑)。とりあえずイル・ボスコを1本ください。あとは試飲会でのお楽しみにします(笑)。」
私「ありがとうございました(笑)!」
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Nov 23, 2022 by
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今週末の25日(金)、26日(土)のマスキュー試飲会のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!
トップバッターのDai Daiと二番手のランブルスコ・ロゼのラベルが共にダイダイ色(笑)。3番手のイル・ボスコはキャプシールがダイダイ色(笑)。色の配列がなかなか宜しいかと(笑)。
がっつり5アイテム並びましたが、あと一つ。ジュ・ド・レザン2022年が金曜日に届く予定です。
今回は太い瓶が多いのでジュ・ド・レザンは二列しか並ばないかなぁ?
そうそう、25日(金)は17~20時、26日(土)は11~20時まで、いつも通りのスケジュールでございます。
ご来店お待ちしておりまする(笑)。
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Nov 22, 2022 by
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皆さん!
フェイジョアってご存知ですか?
じつはお客様のAさんから教えていただきました(笑)。Aさんは好奇心旺盛な楽しい方、知識も幅広くよくブログでパクらせていただいてます(笑)。
Aさん「マスキューさん!フェイジョアってご存知ですか?」
私「いえいえ。何ですか?」
Aさん「植物なのですが、今年大豊作で沢山実がなりました(笑)。南米原産で見た目はアボガトみたいです。」
私「Aさん宅は葡萄やら栽培種が豊富ですよね(笑)。」
Aさん「そこでどうやって食べるか(笑)?
リンゴ、パイナップルにバナナをミックスしたような味でして…。」
私「美味しそうですね(笑)。」
Aさん「パイにしました。アップルパイの要領で香草を振りかけて焼いたのですが、先月の試飲会に出たチリのペドロ・ヒメネスのオレンジ・ワインを飲みながら食べると美味しいこと(笑)。」
私「香草がポイントなのかな?山椒とも合いますもんね。」
Aさん「そう思ってお知らせしました(笑)。」
私「新たな情報ありがとうございます!ブログでパクらせてくださいね(笑)。」
Aさん、ありがとうございます!
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Nov 18, 2022 by
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ジュ・ド・レザン2022年は11月25日にマスキュー到着です!
先日お伝えした通りのスケジュールですが、お値段が1,980円税込みとなります。
ちょっと不安になりインポーターさんに問い合わせたところかなりの値上がり。
う~ん。
しょうがない!
私はそれほどまで値上がっているとは思わず勘違い(笑)。2,000円税込みを越えない範囲でのご提供とさせていただきます!コメンナサイ。
もー、
幾つ寝ると~、
(ちょっと高くなった)
ジュ ド レザン がやってくる~!
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Nov 18, 2022 by
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今月11月25、26日のマスキュ試飲会のラインナップ決まりました!
今回は5本!
ジュ・ド・レザン2022年が到着したら6本になるかも(笑)?
〇Dai Dai オレンジ・ワイン 2021年 カンティーネ・インペラトーレ イタリア 白 I.G.T.プーリア 750ml 2168円税込み
真性のオレンジ・ワイン(笑)!
いわゆるオレンジ・ワインというと皮毎発酵した白ワインを指します。それゆえ果皮の色が付きオレンジっぽい白ワインとなりますが、これはまさにオレンジ色(笑)。これほどオレンジ色のオレンジ・ワイン、見た瞬間笑いが止まらなくなりました(笑)。飲んだ味わいにもオレンジの香りがはっきり(笑)。「オレンジ果汁が入ってるみたい(笑)。」二度びっくりでございました。さらにラベルに書かれたDai Daiはイタリア語では「さあ!さあ!」の意味なのですが、インポーターさんがダイダイ色のオレンジ・ワインということでラベルにDaiDaiと記載するようにリクエスト(笑)。突っ込み処満載のDaiDaiでございます(笑)。
インポーターさんの資料によりますとこのカンティーネ・インペラトーレは新世代のワイン・メーカー 、自然と植物を何よりも尊重し過去から学びながらも未来を見据えた自然農法によりワイン造りを行うイタリアの卓越した小規模ワイン・メーカー。ただしビオ、オーガニックやヴィーガンの認証はまだ取得しておらず
ラベルにマークは表記されません。
アデルフィアの近郊で自然農法を取り入れオーガニックに転換した小さなブドウ畑から5つのプリミティーボのクリュ・ワインを生産する他、オレンジワインやアンセストラル製法のスプマンテ、パッシートなどを生産しています。
映像を見るとまるでカリフォルニアのワイナリー(笑)。イタリア・プーリアのワイナリーとは思えない光景です。荒涼としたガレ場に大根を植えたように低く株仕立てした葡萄樹あるプーリアの葡萄畑ではありません(笑)。
仕立ては高く2mほど、しっかりキャノピー・マネージメントしてますね。仕立ては基本グイヨなのですが、葡萄房は1mほどと30cmほどの2段の高さに誘導されてます。収穫の作業効率と量をしっかり確保(笑)。カリフォルニアでよく見られるもの。収穫は夜中の涼しい時間帯に手摘みで収穫しています。
従来の畑を購入してそのままワインを生産しているのではなく、葡萄樹から植え変えてゼロからスタートしたような印象(笑)。ブティック・ワイナリーを目指しているのかしら(笑)。
作るワインは斬新。きっと最新の技術・機械を惜しげなく導入してますね。
これはいわゆるオレンジ・ワインです。
セパージュはパンパヌート60%、マルヴァジア40%。パンパヌート?初めて聞く名前です(笑)。調べると、アロマチックな品種ではなくブレンドの際にベースとなるような品種のようです。プーリアの地場品種のようですが、マイナーな部類のようです。
う~ん。
このワインのオレンジの香りはマルヴァジアです。パンパヌートはそれを引き立てる役目(笑)。ただし、しっとりとした質感は上等でありエレガント。とても香りがクリア・クリーンで、今までに経験したことのない斬新さを感じます。
醸造方法はブドウを圧搾し潰して、天然酵母を投入、ステンレスタンクで醸造。
18~20℃で21日間浸漬後、20℃で30日間の発酵。なんと醸しの期間が50日を越えています!低温とはいえ、ちょっと考えられない長い期間です。バクテリアの繁殖などリスクが高くなりますから、通例の長さではありません。衛生管理技術の高さが伺えます。そしてフレンチオークの古樽(2年樽)で2ヶ月間熟成。ただし樽のニュアンスはまったくしません。ワインの厚みのための樽熟成のようです。インポーターさんによると生木の樽を使うとか。
でもですね、まるっきりの生木ですと緑茶やキノコの香りがかなり強く出ます。しかしこのワインにはそれがない。
私の勝手な想像ですが(笑)、きっと樽の内側を削ってトーストした炭化部分を取り除き、ニュートラルに近い状態で短期間だけサクッと樽熟成するようです。樽の大きさもトノーくらいのものだと思います。
にんまり、びっくりの斬新なオレンジ・ワインでございます(笑)。
◎ランブルスコ・ディ・ソルバーラ セッコ ザナージ
イタリア エミリア・ロマーニャ 微発泡 ロゼD.O.P. 750ml 1885円税込み
※マスキューの愛するザナージのランブルスコ・ロゼ。価格や値段等でキナ臭い匂いがしております(笑)。
そうなる前に素晴らしさを皆さんと共有したい!そんなこんなでございます(笑)。
これほど鮮烈なランブルスコは飲んだことありません!
しかもロゼ!
これはモデナにある2ヘクタールの畑で栽培されるソルバーラ種100%で造られたもの。ザナージが所有する畑で一番標高の低い砂質、粘土質土壌のもの。ザナージの畑で一番軽いワインが出来るようですね。とはいえ手を抜かないザナージ渾身のロゼ・ランブルスコなのです(笑)。
シャルマ方式で30日間マセラシオンし、さらに30日寝かせてから瓶詰め。表示にヴィンテージ記載はありませんが、おそらく収穫したばかりの単一年度のワインだと思います。直接圧搾法ではなくセニエ法を連想させる濃い薔薇色。香りはフランボワーズ爆弾(笑)。鮮烈な印象に言葉を失います(笑)。残糖分は12g/Lと普通に残っておりますが、全く甘く感じません。マロラクティック発酵はブロックしているとは思いますが、総酸は7g/Lもあります。それとタンニンも少ないため極めてドライな味わいとなっております。あっさり記述しましたが、これって相当大変なこと。快挙レベルだと勝手に思って興奮しております(笑)。
もちろん大日本ロゼ・ワイン普及協会といたしましては全会一致のロゼ・ランブルスコと認定いたしました!
一つ惜しむらくは真夏にこのワインを紹介出来なかったことです(笑)。このヴァイタルな味わいは、飲み手の心に突き刺さること請け合います。キック・インサイドな味わいなのです(笑)。
また、翌日になると圧倒的なフランボワーズの香りが収まり、薔薇のしっとりとした香りが支配的。全体の複雑さにうっとり(笑)。ワインの性格上香りの移り変わりは早いのですが、その局面でワインとしてのしっかりとした在り方をキープしているのは凄いのです(笑)。
この生産者ザナージは、1900年に現オーナーの3代前の農奴から身を起こしたルイージ・ザナージが開いた農園がもともと。4代目となった現在は養豚、チーズ生産、バルサミコ生産とワイン生産を複合的に行う近代的な農場となっています。ここでポイント(笑)。バルサミコ生産は長い蓄積を必要とされます。もちろんその収益は一家の生活の安定に寄与しますが、出荷までの時間がかかりますから、単独では簡単には成り立ちません。他の作物を作りながらの農園であればこそ可能。もちろんワイン生産も同様で、それぞれが補いあってリスクを回避でき、経営基盤を強化することが出来ます。さらに大事なことは、それを何代にも亘って継続蓄積することがノウハウと資本の蓄積になる訳です。
カステルヌオーヴォラン・ゴーネのティエピド川のほとりにある素晴らしいブドウ畑は氷河期に形成された多くの谷の1つ、アペニン山脈の山から崩れ落ち、川によって下流に運ばれた石から生まれた緩斜地となっております。樹齢50年を越える葡萄樹は棚仕立て。棚仕立てで50年の樹齢を越えるのは驚き!いかに収量を減らし葡萄樹に負担をかけない尽力の賜物。
天・地・人のすべてが詰まったワイン。しかもそれがランブルスコとは!
●イル・ボスコ ロッソ・トスカーナ 2019年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア 赤 トスカーナ・ロッソ 750ml 1404円税込み
※久しぶりの再入荷!
サンジョヴォーゼ好きは集まれ(笑)!
このアジェンダ・カサーレ・ダヴィッディは19世紀初頭に設立され、モンテプルチアーノのグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アクアヴィーヴァ村に計20ヘクタールの畑を所有しています。メインはもちろんヴィーノ・ノビレ(笑)。それと重なるキャンティ・コッリ・セネージ。これはそれらの若木で造ったもの。プライドがありますからヴィーノ・ロッソでリリースしていますね(笑)。通例は植樹後3年経つと葡萄が収穫出来ますが、自社の規格に沿わない場合はトップ・キュヴェに使いません。10年経ってようやく使う生産者もいます。
常に供給されないアイテムなので前回の扱いは2015年ヴィンテージでした。
飲み頃で旨味がとても綺麗に出ている点秀逸(笑)。旨安ワインとして好評を博しました。
今回は2019年ヴィンテージにて入荷。もちろん飲み頃に入っています。価格も前回とほとんど変わらず良心的(笑)。
葡萄品種はヴィーノ・ノビレと同じ、サンジョヴェーゼ(プルニョーロ・ジェンティーレ)100%。ヴィーノ・ノビレに通じる品の良さ、しっかりした骨格を感じます。タンニンに重さがありますので、キャンティ寄りでなく、ブルネッロ寄りのサンジョヴェーゼですね。
あと大樽で6ヶ月熟成している意味・意図を感じます。基本、フル・ボディーなのです(笑)。トスカーナにまだこんなに良心的なワインがあったのですね(笑)。
●バルベラ・ダルバ 『マチネ』2020年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルベラ・ダルバD.O.C.G.
750ml 2229円税別2451円税込
先月10月のマスキュー試飲会で初登場のグラッソ・フラテッリ。堂々としたクラシックなバルバレスコは皆さんを魅力(笑)。
そんなグラッソ・フラテッリの作るバルベラの入荷です!
もちろん二匹目のドジョウを狙って先日サンプルを取り寄せました(笑)。
いつものティスター3人による試飲開始です。
家内「もう開ける前から期待一杯(笑)。」
Kさん「ヴィンテージは2020年ですね。早飲みのようですね(笑)。」
私「そうですね(笑)。え~と、コルクはDIAM3です。じゃあ注ぎますね。おっー、色が濃い!」
K「光を通しませんな(笑)。」
私「香りは…、重い(笑)!中身がミッチリ詰まったワイン特有の質感を感じます(笑)。」
Kさん「おー!バルベラ!誰がなんと言おうとバルベラ(笑)!」
家内「小粒の赤い果実が弾けて溢れる(笑)
。」
私「フレッシュ感が凄まじい(笑)。華やかな赤い小粒の果実、酸が緻密。薔薇っぽい後味。巨大(笑)。」
Kさん「フランボワーズ、クランベリー、突き抜けて美味しい(笑)。これを飲まずしてバルベラを語るなかれ(笑)!」
私「Kさんイタリア・ワインお好きですもんね(笑)。それにしても果実味のディテールがはっきりしていて、しかもケチ臭くない(笑)。圧巻だなぁ(笑)。」
家内「旨味が満載(笑)。グラッソのワインって先に甘い旨味があって後からたっぷりの果実味がついてくる。」
私「確かに早飲みなんだろうけど、コストをそれなりに忖度した感じはしませんよね(笑)。バルベラと言えども全力投球(笑)。」
Kさん「実にバルベラらしい。バルベラの良さを熟知した作り手(笑)。」
私「バルベラってフレンチ・バリックと相性が良いんですよね。ピノ・ノワール的にもなることがあります。」
家内「バローロの作り手モンテ・ツェ・モロのバルベラ・ダルバ・スペリュールなんてブルゴーニュのピノ・ノワールのグラン・クリュみたいですよ(笑)。」
Kさん「それにしても折り合いが高度で宜しいですね。アルコール分はいかほどですか?」
家内「じゅ、じゅ、16%ですぅー!一体どうなってるの(笑)!」
Kさん・私「えー!マジですかぁ(笑)。」
私「理論値では15%がマキシマムですから
、潜在アルコールを表記したのかな?」
家内「バルバレスコも16%と書いてありましたから同じ(笑)。」
Kさん「でも残糖分は感じない。とても甘く感じるけれどドライ。やはり渾身のワインですね。通例のバルベラだとここまでやらない(笑)。」
私「普通ネッビオーロが売り物で、バルベラはお客様が来たとき用、ドルチェットが自家消費用。う~ん。お客様は喜ぶなぁ(笑)。」
家内「グラッソ家にお呼ばれしたい(笑)!
」
●ル・サンドル 2019年 レイモン・ジュリアン 南フランス ラングドック 赤 ミネルヴォアA.C. 750ml 2828円税込み
彼の地で300年以上続くヴィニロンの家系。1980年代より元詰めを始め、ドメーヌ名はシャトー・ミロス。フランス革命後から続く生粋のヴィニロンですね。約20ヘクタールの畑にはシラー7ヘクタール、グルナッシュ・ノワール5.4ヘクタール、カリニャン5ヘクタール、サンソー1.5ヘクタール、アリカント・ブーシェ1.1ヘクタール作付けしています。
レイモン・ジュリアンのトップ・キュヴェ『ル・サンドル』はシラー90%、グルナッシュ10%のセパージュ。シラーは25年、グルナッシュは55年の樹齢です。カタログには「プレスワインのみを使用しています。」と記載されていますが「フリーランのみを使用」の間違いだと思います(笑)。熟成には、600Lの新樽、1年樽、2年樽をそれぞれ1/3ずつ使用しています。おそらくスラヴォニア・オークの樽だと思います。とてもタンニンが強いのですが柔らかでクリーン。果実の甘さ、厚みがとても感じられます。さすがトップ・キュヴェです(笑)。2021年の11月にティスティングした折りはまだまだ固く、待つ必要を感じました。一年後の2022年11月の今再度サンプルを取り寄せて飲んだところ実に旨い(笑)。熟成して、さらに良くなるワインです。
全房発酵、フリー・ラン・ジュースのみから作られるワインの良さが伝わるワインなのです(笑)。
「Cendrous」は、『灰』を意味し、墨絵を思わせる落ち着いたラベルです。汚れではありません(笑)。
この下のキュヴェ『ラゼロール』が、収穫量はかなり低く25ヘクトリットル。畑の植樹はざっと見たところ1ヘクタール当たり3000本ほどですから1本の葡萄樹からワイン1本くらいの収量ですが、このトップ・キュヴェ『ル・サンドル』はそれ以下の低収量のはずです。
以下マスキューのティスティングの模様(笑)。
Kさん「深い!しかも品が良い。ローヌとは違ったシラーですよね(笑)。」
家内「暖かい産地らしくボリューム感はたっぷりなんですが、とても柔らかで北ローヌのスパルタンなスタイルとは違う。」
私「旨味と果実味それにタンニン。折り合いが完璧。天候のイレギュラーはまったく感じませんよね(笑)。」
家内「粉っぽいタンニンが心地良い(笑)。スラヴォニア・オークかな(笑)。」
私「そうだよね(笑)。トノーだし、解ってるよね(笑)。でもこのドメーヌで木樽熟成してるのはこの『ル・サンドル』だけなんだよね。」
Kさん「それにしても心地良い(笑)。広がりはいつまでも続く…。余韻に残る甘苦さ
は長くエクセレント(笑)!」
家内「マッチョで暴力的な甘いシラーとは別物(笑)。サン・ジョセフの上物にちょっと似たイメージかな(笑)。」
私「そうそう。サン・ジョセフの標高の高い部分で作ったシラー。」
Kさん「メリハリはあるんだけど、凸凹さがない(笑)。スッーと水のように入ってくる。アルコール分が14.5%もあるとは思えない。」
家内「完璧なんだよね。完璧なリンゴに共通するニュアンスがある。ちょっとリンゴっぽいし(笑)。」
私「基本ベリー系なんだけど、リンゴやオレンジのニュアンスもある。複雑だよね
。」
家内「鴨のオレンジ・ソースは相性が良いはず(笑)。アップルパイ食べながら飲んでも良いかな(笑)。」
Kさん「シラーらしく肉に合わせたいですね(笑)。ベーコンなんかの肉肉したシラーらしいニュアンスが出て来ましたよ(笑)。」
私「シナモンのニュアンスもありますね(笑)。」
家内「チェリー→ベリー←肉 この方程式がシラーにはある(笑)!」
Kさん「シラーって野性味とベリー系の果実とのバランスだよね(笑)。兼ね備えた品種と言って良いのでしょうね(笑)。」
Image1668739458924.jpg
添付ファイル:
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Nov 16, 2022 by
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今、マスキューのカウンターの上はこうなっております(笑)。
新物が3点。
このあと
ジュ・ド・レザン2022年が並ぶとコンプリート(笑)。
今年はボジョレーやノヴェッロの航空便の輸入を止めるインポーターさんが多く、然るにマスキューも航空便の新物の扱いが激減。船便のラングドックのピノ・ノワール・ヌーヴォーでお茶を濁しております(笑)。でもですね、お値段が割安なのであれよあれよと残り1ケースを切りました。ボジョレー・ヌーヴォーの到着まで持たないかもしれません(笑)。
味わいもファットなボジョレーみたいですから、ボジョレー・ヌーヴォーに固執する必要もないかな(笑)。それは飲み手が決めること。大きなお世話ですね。失礼いたしました(笑)。
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Nov 12, 2022 by
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ふふふ(笑)。
今年2022年の南フランスのヌーヴォーを飲みました!
ボジョレー・ヌーヴォーのように解禁日は決まっていませんから、本日到着即ティスティングでございます(笑)。
まず、色は濃いですね。ヌーヴォーといっても南フランス・ラングドックのものですから紫がかっていません。濃いルビー色。
香りはボジョレーです(笑)。ボジョレーと同じようにマセラシオン・カルボニック法で作っていますからガス臭い(笑)。キャンティのような甘い香りは共通。見分けがつきません(笑)。
ただ暖かい産地らしく酸っぱくない(笑)。同時に酸もないので甘く感じます
(笑)。とても飲みやすくスイスイ行っちゃいます。ジュースに近い。でも、アルコール分は13.5%しっかりあります。ブラインドで飲んでもボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー?と答えてしまいそうです(笑)。
まあ、収穫が8月中ですから出来上がったワインを船便で日本に送ってもボジョレー・ヌーヴォーより早い。しかもお値段は1,508円税込みとお安い。へそ曲がりのマスキューらしいアイテムでございます(笑)。ボジョレー・ヌーヴォーにこだわらない方はどうぞ!
今回はお試しでしたのであまり沢山ありません。マスキューの店頭でこそこそ販売しております(笑)。ご入り用の方はご連絡くださいませ。
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Nov 10, 2022 by
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ふふふ(笑)。
到着しました!
2022年
アプリコット・ジュース1L1,697円税込みです。
初めて日本に輸入されてからマスキューの定番限定アイテムとなっております。お年寄りのリピーターの多いジュースです(笑)。
アプリコットだけでジュースを作るのは無理があるので、まるっきりの100%ではありませんが、とても美味しい。アプリコットは種が大きいので果肉500gを得るには果実1kg位は必要のようです。それに果汁糖度と同じくらいの砂糖水を加えてジュースにしますから、水っぽく感じません。それ以外の余分な物は加えずそれだけで作ってますから、とてもナチュラルで贅沢(笑)。リピーターの皆さんは朝や疲れた時のエネルギー・チャージとされているようです。
中には焼酎の割りものとして使う強者もおられます(笑)。どうやら極旨のようでございます(笑)。超高級サワーかな?
う~ん。一杯幾らするのでしょう(笑)?
ご自由にお楽しみくださいませ!
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Nov 07, 2022 by
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和菓子屋さんにキープしていただいたものを買ってきました。
白、茶色、桃色の3色セット(笑)。ういろうよりは柔らかかな。白はチリのペドロ・ヒメネスのオレンジ・ワインの香りにそっくり(笑)!指摘してくださったKさんの記憶力にびっくり。幼少期の味の記憶を呼び起こすとは!
茶色のものは黒糖の香りが印象的。プーリア辺りの黒糖の香りがする赤ワインに合わせたい(笑)!
桃色は山椒の香りがはっきり感じます。とてもスパイシー。
あー、ようやく腑に落ちました(笑)!
すっきり(笑)。
これからペドロ・ヒメネスを飲みながらマリアージュを楽しみます(笑)。
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Nov 06, 2022 by
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先月のイタリアのノヴエッロ2022年に引き続き、この11月はフランスの新物がバタバタと入荷します!
11月8日に
アプリコット・ジュース2022年1L。天候の影響を受けやすくいつもヤキモキ(笑)。特に的が大きいので雹にやられたら全滅。今年は切り抜けたようです(笑)。お値段1,697円税込み。
12日にラングドックのピノ・ノワール・ヌーヴォー2022年。解禁日のない船便、ケチでへそ曲がりのマスキューにはぴったりかな(笑)?やはりラングドックは収穫が早い!ピノ・ノワールをM.C.をかけて作りますから、ヌーヴォーらしい香りは大丈夫だと踏みました(笑)。お値段は1,508円税込み。
そして25日がポール・ジローのジュ・ド・レザン2022年。去年よりパワーがある予感(笑)。お値段は1,851円税込み.ちょっと上がりました。
月末のマスキュー試飲会でどれを開けましょうか(笑)?
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Nov 04, 2022 by
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今年2022年のアプリコット・ジュースが11月8日にマスキューに入荷します。
これは解禁日などありませんから(笑)、すぐ販売(笑)。毎年、毎年、リピートしてくださるお客様も増えてきまして入荷のお問い合わせも増えてきました。特にお年寄りに人気が高いアイテムです(笑)。
6月に雹をうけた不安がありましたが、数量もどうにか年内中は売れる程度の数は入ってきましたので、お気軽にお声かけくださいね。
〇アプリコット ネクター 2022年 1L 1697円税込み(消費税8%)
となります。
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Nov 03, 2022 by
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全日のマスキュー試飲会で話題になった『きりさんしょ』見つけました!
チリのペドロ・ヒメネスのオレンジ・ワインの味わいに似ているとご指摘いただきましたが、我々には未知の和菓子(笑)。
その場でMさんがスマホで調べてくださり理解。Kさんに何処でお食べになったかお聞きして、目星をつけて調査開始(笑)!
Kさんによると横須賀中央駅前の諏訪神社のお酉さんの時に食べたとか。それならば横須賀中央の諏訪神社の入口の和菓子屋(さんさかくら総本家)に聞いてみるのが早い!直接行ったところ
私・家内「きりさんしょってありますか?」
店員さん「今はないんですよ。お酉さんの時だけ販売します。え~と。直近は11月3日ですね。」
私・家内「その日は買いにこれません。日曜日なら来れるんですが……。残念!」
店員さん「賞味期限は1週間ほどありますから取っておきましょうか?」
私・家内「ありがとうございます!」
『きりさんしょ』の核心に近づきました(笑)!
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Nov 01, 2022 by
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●シュペートブルグンダー トロッケン 2019年 ベルンハルト・コッホ ドイツ Q.B.A.トロッケン 赤 750ml 2074円税込み スクリュー・キャップ
「マスキューさん!今回はチリといいドイツの赤といい意表を突きますね(笑)。」
「ドイツ・ワインには赤もあるんですね(笑)。白だけかと思った。」
「え~と。シュペートブルグンダーと言うことは、ピノ・ノワールですな(笑)。」
「おっ!飲んでもピノ・ノワール(笑)。」
「誰が飲んでもピノ・ノワール(笑)。もっと冷涼なスタイルかと思いましたが、そうでもない(笑)。ブルゴーニュっぽい。」
「そうそう、ボーヌじゃなくてニュイっぽいかな?」
「ブラインドでティスティングしても当たらないね(笑)。」
私「ちょっと粉っぽさがあってニュイっぽいですよね(笑)。」
「この粉っぽさは何ですか?」
私「木樽熟成の影響だと思います。」
家内18カ月熟成させていますが、古いバリックで10%、あとはステンレス・タンクで熟成させてます。開けたては木樽のニュアンス感じます。」
私「でもですね、翌日は木樽のニュアンスが全然出しゃばらなくなります(笑)。」
土曜日
「あー、飲みやすい!」
「バランス良いね。マスキューさん曰くの『折り合いが良い』かな(笑)。」
家内「昨日は甘さが強く感じ、オレゴンのピノ・ノワール的でしたが、今日は果実味がはっきりしてきました。」
「植物っぽさ…。紫蘇…。青っぽい感じもする(笑)。深みもあるし、余韻も綺麗。そうするとコレ安い(笑)!」
「ブルゴーニュの生産者には脅威ですね(笑)。」
家内「産地のプファルツはフランスの銘醸地アルザスの地続きですから土壌に恵まれており、緩傾斜の畑では良いワインが出来ます。もともとのテロワールのポテンシャルの高さが生きています。」
私「あと畑がブルゴーニュほど細分化されていないのも魅力。伸び代大です(笑)。」
「今ブルゴーニュのピノ・ノワール高いもんね。4,000円以上する。それもブルゴーニュ・ルージュだよ(笑)。」
私「2020年ヴィンテージ以降かなり高騰してます。絶対量が少ない影響かと。」
「ドイツでこんなに完成度の高いピノ・ノワールが作れるんですね(笑)。温暖化の影響ですか?」
家内「はい!それと作り手の意識の変化ですね(笑)。」
「ドイツのピノ・ノワールって美味しいのがあるけど凄く高いんだよね。コレはそれを突き破ってる(笑)。」
私「このワイン、開けてから旨味が増します。それと伴ってタンニンのしっかり感も増し、4日目には美味しくて飲み干しました(笑)。」
初日の金曜日は売れ行き今一つでしたが、翌土曜日は人気沸騰のピノ・ノワールでした。
●カベルネ・ドルサ トロッケン 2020年 ベルンハルト・コッホ ドイツ Q.B.A.トロッケン 赤 750ml 2168円税込み スクリュー・キャップ
「カベルネ・ドルサ?聞いたことない(笑)。」
私「私も初体験でございます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しくださいませ(笑)。」
「あ~!ねっとりしてる(笑)。濃い!緻密
!」
「とても充実したワインですな(笑)。コスト・パフォーマンス高いですよ(笑)。」
「噛めるような赤ワイン(笑)。」
「広がり、余韻、大きくて渾然一体となってる(笑)。高級ワインみたい(笑)。」
「旨味も膨大(笑)。どんどん良くなる。飲むほどに旨い。」
「柔らかいしボリュームがある。焼き鳥や鰻の蒲焼きのタレに合うよ(笑)!」
「余韻が独特ですね。ビター。それにパワーがある後味なんですよね。心地好い(笑)
。」
「独特で驚くほどクオリティーが高い!」
「ちょっと寒いアメリカのジンファンデルみたいな感じ(笑)。存在しないかな(笑)。」
「ねっとりしてて緻密。ちょっとポムロールっぽいけど、もっと酸がある感じ。」
「確かにメルローみたいな…、とても濃いメルローみたいだけど、果実がプルーンやプラムじゃない。」
「小粒の黒や赤の果実がみっちり入ってる
(笑)。」
「これはブラインド・ティスティングしたら絶対に解らないですよ(笑)。産出国すら当たらない(笑)。」
「当たるのは美味しいってことだけ(笑)。」
「スグリ…、だからカベルネかな(笑)?」
家内「そーなんです(笑)。カベルネっぽさはあるのですが、カベルネは入っていません(笑)。様々な交配品種を3度も交配したものです。ブレンドして美味しいと交配させるような感じ(笑)。とてもドイツ的
(笑)。あとオーストリアやハンガリーで良い結果の出ているブランフレンキッシュが交配中に2度入れられてます。ブランフレンキッシュの滑らかでしっとりしたタンニンの味わいをターゲットにしているようです(笑)。」
「醸造長が日本人女性でしたっけ?これほど美味しくてコスト・パフォーマンスに優れていれば、単純に日本人女性関係なく大拍手ですよ(笑)。」
私「世界に通じる赤ワインだと思います。」
●バルバレスコ ヴァッレグランデ 2012年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルバレスコD.O.C.G. 750ml 4242円税込み
「2012年ですか。色からして熟成感ありますね(笑)。ガーネット色。」
「あ~あ!美味しい!言葉を失う。」
「色は熟成したような色ですが、ワインは全然古びていない!」
私「ようやく飲み頃の入口に入った感じです(笑)。あと数年するともっと果実味が明瞭になってくると思います。」
「あ~、高級ワインの味(笑)。くらくらする(笑)。」
「濃くて飲みやすくて、すーっと入ってくる(笑)。」
「飲みやすいんだけど、リキュールのような強さがある。」
「凄く飲みやすいんだけど、グビグビなんて飲めない。襟を正してじっくりチビチヒ味あわせていただきます(笑)。そんな感じ(笑)。」
「アルコール分はいかほどですか?」
家内「14.5%あります!」
「13%位だと思いましたよ(笑)。すべてがハイ・レベルなんだけど、折り合いもハイ・レベルなんだな(笑)。」
「コレって充分グレート・ワインですよ(笑)。この価格ならバローロ要らない(笑)。」
「バルバレスコはバローロの弟分と言われますが、コレの兄貴を名乗るには何万円もするグレートなバローロじゃなきゃ納得出来ないですよね(笑)。」
家内「この生産者はほとんど輸出していませんので『ガンベロ・ロッソ』や『ルカ・マローニ』などのワイン評価本には載っていません。困りました(笑)。バルバレスコでも南の方です。わりと標高の高いところですね。あと、樽熟成は60ヶ月します。クラシックな作り手ですね(笑)。」
「完全ななリゼルバ・クラス。でもリゼルバとは表記しないんですね(笑)。それが普通なんだな(笑)。」
私「地元ではバルバレスコの王道を守る生産者として高く評価されているようです。」
「このワインはどのくらい持ちますか?」
家内「通例15年以上持つバルバレスコを作っているようです。」
「マスキューさん、コルクが合成で短い(笑)。」
私「そうですよね(笑)。どれどれ。あー!
DIAM10ですね。と言うことは2012年に収穫してから2018~2019年に瓶詰めしているはずですから2030年くらいまでは充分持つはずですね(笑)。」
「他のヴィンテージはどうなのでしょう?」
家内「一緒に2013年もティスティングしましたが2013年はかなり手強い(笑)。まだまだ硬い。それで2012年を選びました。」
私「2013年はかなり暑く、大柄のワインが出来た良い年ですね。トスカーナ辺りも良かった年です。」
「ヴィンテージの特徴を反映したワインを作るのですね。」
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Oct 31, 2022 by
weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
〇ヴィオニエ レゼルバ 2021年 ヴィーニャ・ファルレニア チリ エルキ・ヴァレー 白 750ml 1320円税込み スクリュー・キャップ
「マスキューさん!チリ・ワインなんて扱ってるんですか(笑)?」
私「いきなり鋭い(笑)!まあ、これならば皆さんにご紹介出来るかと。大量に出回っているセントラル・ヴァレーではなく
エルキ・ヴァレーのワインです。最北端の産地です。」
「え~と。チリは南半球だから最北端は暖かいのかな?」
私「(ニヤリ)、まっ、まっ、どうぞお試しくださいませ。」
「おー、ふくよかで飲みやすい(笑)。」
「これ、グビグビ行っちゃうよ(笑)。甘いけど砂糖の甘さじゃないんだよね。」
「フランスのローヌのヴィオニエとは違うよね。このヴィオニエは毎日飲める(笑)
。」
「ローヌのヴィオニエは毎日飲めない(笑)。値段は高いし、飲むのに体力が必要(笑)。」
私「コート・ロティーやコンドリューのヴィオニエとは違いますね(笑)。高貴なメロンっぽさがあまりしませんね。明日になるとちょっとセロリとメロンを足したようなニュアンスは出ますが。」
「南フランスのヴィオニエなんかコテコテ
。アルコール分も高いし、糖分も残る。
これ涼しげで重くなくて良い(笑)。こんなヴィオニエあってもイイね(笑)。」
「このヴィオニエ、濡れ煎餅みたいな感じがする(笑)。」
私「ちょっと酵母っぽいですよね(笑)。麹っぽさありますよね(笑)。」
「和食にも合うかな(笑)。」
「バターっぽさもあるしね(笑)。」
「ちゃんと凝縮感もあるんだけど押しつけがましくない。フレンドリー(笑)。ちょくちょく飲んでいたいな(笑)。」
家内「このヴィオニエはアルコール分が12.5%です。ヴィオエとしては抑えめですよね(笑)。」
「なるほど!何となく解って来たぞ(笑)!
これだけで飲んでもオッケーなワインだね。特徴はあるんだけど癖が無い。」
「ヴィオニエって難しい品種ですよね。凝縮しやすいけれど、癖も出やすい。南フランスなんか暖かいからヴィオニエには向いているとは思うんだけど簡単には行かないよね(笑)。」
私「ちょっと特殊なテロワールを感じるヴィオニエですよね。このエルキ・ヴァレーは南緯30度を割り込む程の低緯度。南回帰線に近い。みなみに北回帰線はアフリカ大陸の北側モロッコ辺りです。」
「へぇー、ワイン出来ないじゃん(笑)。」
「高台にちょっとだけワイン産地はあるけれど、フランス植民地支配の名残みたいなものかな(笑)。」
「アタカマ砂漠に近い(笑)!」
私「良くご存知で!」
「そうするとチリのこのエルキ・ヴァレーってかなり特殊ですね。新しいD.O.みたいですけど…。知らなかった(笑)。」
「店長!ラベルにD.O.表記無いですよ!」
私「そーなんです(笑)。広域のD.O.コキンボのサブ・ゾーンとして2010年代に入ってから設定されたD.O.のようです。不勉強で知りませんでした(笑)。」
家内「日経の2017年の特集記事ではチリのワイン産地が南緯45度を越えてどんどん南伸していると書いてありますから、まだまだ北側は注目されて無いようです。」
「そうすると南回帰線の南緯25度から50度まで産地が広がる(笑)。そんなワイン産地無いよね(笑)。」
「南緯50度ってパタゴニアですよ!人が生存するのも難しい(笑)。」
家内エルキ・ヴァレーは緯度ほど暑くないようです。標高2,000mの高地まで畑があり、寒暖差は大きいようですが、わりと冷涼。あと水が無いようなので、灌漑が必要なようです。」
私「それゆえ葡萄のハンギング・タイムが長いような。樹上のアパッシメントも行えるようです。面白い産地です。」
〇オレンジ・ワイン ペドロ・ヒメネス レゼルバ 2021年 ビーニャ・ファルレニア チリ 白 エルキ・ヴァレー 750ml 1367円税込み スクリュー・キャップ
「これ、大きくオレンジ・ワインってラベルに書いてますけど、あまり色は濃く無いですね?」
私「発酵の際にジュースだけでなく皮と一緒に発酵させるのがオレンジ・ワインのようです。プリミィティブなものから近代的な設備でしっかり温度管理されたこのようなワインまで幅広いカテゴリーでもあります。」
「マスキューさん!何でペドロ・ヒメネス使うんですか(笑)?」
「もともと蒸留酒のピンガの原料として200年以上前から栽培されていたようです。」
「じゃあ、全く新しいワイン産地と言うわけでもないんだ(笑)。」
家内「そうなんですよ(笑)。チリでも縦に高度差を利用して伸びる産地は珍しい。しかも標高2,000mとは!通例1,000mが栽培限界と言われてますから、絶句します(笑)。かなり特殊です。」
私「ペドロ・ヒメネスは昔の畑のようで標高300mほどなのですが、年間200日くらい朝晩霧が発生率するので平均気温は低いようです。」
「なるほど!だから飲んだ第一印象『酸がある!』んだね(笑)。あまりアロマチックじゃないけど、バランスが取れた良いワイン(笑)。」
「独特の深み、複雑さがあるんだよね(笑)
。」
私「ちょっとキンモクセイっぽくもある。」
「オレンジっぽい。オレンジ・ワインだから(笑)? (大爆笑)」
「日本酒的な飲み方が出来ますね(笑)。何にでも合いそう。ブリなんか行ける気がする。」
家内「みかん食べさせたブリ(笑)!」
家内「昨日マグロの漬け食べながら飲みましたけど、とても美味しかったですよ(笑)。新鮮な生物だったら合います。」
私「おでん(笑)!」
「カラシとも愛称良さそう(笑)。スパイシーですもんね(笑)。」
「甘辛い厚揚げ!」
「大根の酸味とも合いそう(笑)。」
「ワイン自体出汁っぽさがありますよね(笑)。」
家内「八つ橋の皮っぽいニュアンス。」
「日本人には親近感のある味わい。」
「香りというより口の中で感じる味香りですよね。」
「あー!思い出した!酉の市の縁起物の和菓子『キリザンショ』の味わいです。正確には『切山椒』かな?上新粉を砂糖で味付けしたものに刻んだ山椒を混ぜたもの。あれに通じる味わい(笑)!お正月にも食べましたなぁ(笑)。」
私・家内「『切山椒』知りませんでした!
金比羅さんのあるところにあるんですか
?今度食べてみます!」
「マスキューさん!今日のチリ・ワインどちらもリゼルバってラベルに書いてますが、木樽熟成しているのですか?」
私「木樽は使いません。厚さ10cmを越すステンレス・タンクでゆっくり澱を落としてワインが馴染むまで休ませています。」
「はっ、はっあー。すぐに出荷出来るように保存料を入れたりしないんですね(笑)。」
私「ご名答!お詳しい(笑)!」
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Oct 28, 2022 by
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取らぬ狸の追加分も来ましたし、準備万端(笑)。
家内「今回のドイツの赤なんだけど醸造家が日本人の坂田千枝さんなんだけど、彼女は日本人女性だから注目を集めるのが嫌みたいなんだよね(笑)。」
私「解る!そんな気がしたからホームページでは煽らなかった(笑)。実際にワインを飲んで判断してもらいたいと僕も思う。」
家内「私も日本人だけど、だからと言って持ち上げるのはマスキューのポリシーに反するかな(笑)。」
私「ケチでへそ曲がりなマスキューが選ぶには理由がある!」
そんな訳で、皆さん!
飲んでミソ(笑)。
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Oct 26, 2022 by
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ようやく今週末のマスキュー試飲会のラインナップ並びました(笑)!
今日私は配達で出たり入ったりしていましたので、家内の力作?でございます(笑)。
今月は全部で5本ですが、なかなかの個性派揃いと、家内共々自画自賛(笑)。
家内「ちょっと足りなくなるかもね?」
私「最初のチリのヴィオニエとペドロ・ヒメネスはクオリティー高いから増やした方がイイかな?」
家内「ドイツの赤2本はぎりぎりセーフかな?」
私「試飲会前に売れたら増やせばイイんじゃない。」
家内「バルバレスコはどう思う?」
私「絶対に足りない(笑)!」
家内「そうなんだよね。もともとの輸入数が少ないスポット入荷だからね…。」
私「試飲会で余っても年内持つくらいの本数が欲しいよね。明日インポーターさんに在庫確認したら?」
こうして取らぬ狸の皮算用をしながらマスキューの夜は更けます(笑)。
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Oct 24, 2022 by
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今月10月28日(金)、29日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
お時間はいつも通り、28日(金)は17~20時、29日(土)は11~20時までとなっております。
まずはチリ・ワインの2連発(笑)!
そして日本人ワインメーカー坂田千枝さんが作るドイツの赤ワイン2連発(笑)!
最後がクラシックなバルバレスコとなります!
〇ヴィオニエ レゼルバ 2021年 ヴィーニャ・ファルレニア チリ エルキ・ヴァレー 白 750ml 1320円税込み スクリュー・キャップ
皆さんエルキ・ヴァレーってご存知ですか(笑)?
チリ・ワインと言えばサンディエゴの南の広大なセントラル・ヴァレーで
沢山作られるカベルネやシャルドネをイメージしますよね(笑)。私がソムリエの資格を取得した16年ほど前はチリ・ワインは気候的には地中海性気候と教本には書いてありました。まあ、セントラル・ヴァレーは冬は寒すぎず夏は暑すぎない海洋性気候だとは思いましたが、地中海性で良いのかしら?と思っておりました(笑)。そもそも北半球のワイン産地は北回帰線の外側に集中しており、南回帰線の内側にも跨がりしかも南緯50度にも伺うチリの葡萄産地とは根本的に違うかと。さらに南極からの冷涼なフンボルト海流とアンデス山脈から吹き下ろす冷気のダブル冷却効果が低緯度での葡萄栽培を可能にする特殊な環境。地中海性というよりはチリ性気候と言うべきかと。まあ、気象学が判断することですか。
話を戻します(笑)。どんどん南北に広がるチリ・ワイン産地。その北端がエルキ・ヴァレーです。しかもここは標高の高い東側に登ることもできますから、バラエティーに富むテロワールが実現します。標高2,000mを越す葡萄畑もございます(笑)。通例ヨーロッパではブドウ栽培は標高1,000mが限度とされていますから、
低標高から高標高まで葡萄栽培が出来るエルキ・ヴァレーの特殊なテロワールともなっております。
ワイナリーの創始者アルド・グラモラは12歳の時イタリアのトレンティーノからチリに移住。第二次世界対戦で戦況が悪化したイタリアから家族で避難移住したわけです。
そして1972年、アルド・グラモラは、結婚してエルキ・ヴァレーへ移住し、地元の蒸留酒ピスコ用の葡萄栽培を開始。チリではピスコ用にペドロ・ヒメネスやモスカテルを200年以上に亘り栽培している歴史があります。
その後故郷イタリアのトレンティーノでワインメーカーに勤めていた年下の従兄弟ジョルジョ・フレサッティが、1995年 観光で彼の元を訪れ、なんと僅か2時間でワイン造りを決意したとか(笑)。早速気候などの調査を開始したそうです(笑)。当時日の出の勢いのセントラル・コーストとは違ったアプローチが彼の地で可能であることを見抜いたようです。慧眼ですね(笑)。そして1998年に、ビーニャ・ファレルニア設立。畑を耕し、葡萄を植え始める。ピスコ工場にタンクを2~3個増設し、ワイン造りを開始。そして2004年本格的なワイナリー建設。ピスコ造りは止め、クオリティとクオンティティ重視のワイン造りに特化。2009年 ジョルジョがワイン会社を辞め、チリに移住。オーナーとしてファレルニアに専念。ジョルジョは故郷から知識
、技術、情熱、そして資金をもたらしたのですね(笑)。今ではワイナリーとして所有する葡萄園は320haに加え長期契約した畑が100haの規模。セントラル・コーストの超大規模ワイナリーほどではありませんが、多様なテロワールを持つエレキ・ヴァレーに特化した戦略は世界的な評価を受けるユニークなワインを生産しています。
このヴィオニエは標高600mの畑『プクラロ』からの葡萄で作られます。樹齢は20〜30年です。除梗後12時間コールドマセラシオンを行なった後、ニューマティックプレスで圧搾します。自然に清澄させた後、温度管理のもとステンレスタンクで発酵させます。プレスが優しいためフリーランジュースのような透明感ある旨味が出ています。マロラクティック発酵はさせませんがマロラクティック発酵を行ったようなまろやかさがあります。そして発酵を止めてから数ヶ月上質な澱と共に寝かせます。量産品ならば力業で安定させてすぐに出荷となりますが(笑)、ここで時間をかけることが大事です(笑)。
明るい緑色を帯びたイエロー、トロピカルフルーツを思わせる甘い香りと同時にレモンやグレープフルーツなどの柑橘系の新鮮な香りも感じられます。ヴィオニエらしいフローラルな風味がありそれに伴う濃度感がありいかにもちゃんとしたヴィオニエ(笑)。さわやかでしっかりした酸を感じさせる余韻があります。なかなか秀逸です。シャトー・グリエやコンドリューのようなメロンっぽくはありませんが、セロリとメロンを混ぜたような青さは独特で心地好い(笑)。
ワイン自体が崩れやすいヴィオニエですが、開けてから何日も美味しいところは
さすが!味わい、余韻のバランスも崩れない優良なワインでございます(笑)。
〇オレンジ・ワイン ペドロ・ヒメネス レゼルバ 2021年 ビーニャ・ファルレニア チリ 白 エルキ・ヴァレー 750ml 1367円税込み スクリュー・キャップ
このペドロ・ヒメネスはもともとピスコ
用のもの。
標高350mに位置する古くからの「ティトン」の畑のペドロ・ヒメネスを使用しています。畑の写真を見てとても興味深かったのは仕立てが高いこと。恐らくグイヨなのでしょうが高さは2mはあります。ですから収穫は頭の上にぶら下がる葡萄の房を落とす作業です。収穫人は腰が痛くならず効率的かな(笑)。これほど仕立てが高いので農薬等の散布はほとんどなさそうですから一石二鳥ですね(笑)。
この畑は海からの冷たい風が吹くため、ファレルニアの畑の中で最も冷涼な場所です。しかもこの畑によく発生する霧対策にもなるはずです。
収穫は100%手摘みで行い、房が潰れないよう15kgの小さいケースを使い、セラーに運びます。除梗、破砕した後、ステンレスタンクに入れ、温度を8度に下げてコールドマセレーションを行い、果皮からアロマを抽出します。その後、赤ワインと同じように果皮と一緒に18日間、16度に温度コントロールしながら発酵と醸しを行います。発酵・熟成に木樽は一切使ってませんね。ただし、ワインが安定するまでステンレス・タンクで熟成する手間を惜しみません。美しく輝きのある黄金色、フローラルで持続性のあるアロマがあります。しっかりとした骨格があり、心地よい果実味旨味が感じられます。またわずかに感じるタンニンがフィニッシュに調和を与えています。特に余韻に惹かれます。
さて、試飲開始です。
私「あ~、良いなぁ。濃いんだけどまるっきりドライ(笑)。こんなにドライなペドロ・ヒメネスってお目にかかったことがない。」
家内「ベルモット的な味わい(笑)。」
Kさん「薬草的な香り味わい。シャルトリューズっぽい(笑)。いやいや、もっとも日本的かな。匂い袋の香り、上品なおばあちゃんの香り(笑)。懐かしく親近感のある香り。」
私「残糖分の甘さでなく、あとから旨い甘味がついてくる感じ。キンモクセイの香り?街中歩いているとキンモクセイの香りがするんだけど木が見えない。そんな感じかな。ついつい飲んでしまう(笑)。」
Kさん「なぜオレンジ・ワイン仕立てにしたか意図が伝わってきますね(笑)。ペドロ・ヒメネスってそんなにアロマチックな品種ではないんですよね。基本シンプル。」
私「香りを果皮から引っ張るのが要点ですね(笑)。醸しの意味と意図が解りますね。オレンジ仕立てでこんなに複雑になるとは!同じ葡萄で作った普通のペドロ・ヒメネスとは違うよね。まあ、飲み手の好みにもよるのかな?」
家内「とても日本人好み。DNAに連なるような香りなんだよね(笑)。八つ橋の皮っぽくもある。やはりブランフレンキッシュ木樽を使っていないのが奏功してる(笑)。」
Kさん「奥ゆかしいんだよね(笑)。」
私「それにしても値段が良心的だよね(笑)。オレンジ・ワインというだけでプレミアムつける輩がとても多い(笑)。このワイナリーはそれがない(笑)。」
●シュペートブルグンダー トロッケン 2019年 ベルンハルト・コッホ ドイツ Q.B.A.トロッケン 赤 750ml 2074円税込み スクリュー・キャップ
私、基本的にドイツ・ワインと言うと甘口のモーゼル・ザール・ルーヴァーのリースリングにとどめを刺す古い人間でございます(笑)。ワインの勉強を始めた頃からだいぶ飲ませていただきました。急峻で冷涼な急斜面の畑から生まれるリースリング 酸と甘さが織り成す輝けるリースリング 比類のない栄光の味わいだと。
当時はそれ以外のプファルツやナーエでは甘さだけの白ワインや水っぽい安物の半辛口ワインや赤ワインを量産しておりました。それから幾星霜、温暖化の影響とモーゼルの独占に反抗するように、日の目を見なかった生産者達が高品質な辛口ワイン作りに目覚め尽力。今では本家フランスの高級品に匹敵するワインを作っております。
特にこのプファルツはフランスの銘醸地アルザス地方の地続き。高品質ワインを生産できるポテンシャルは充分。ワインの収量をきちんと落とせばちゃんとしたワインが出来る土地です。しかもかつてヒトラーが100エーカー(45ヘクタール)の効率の良い面積の農家を育成したために量的な可能性があります。モーゼルで50ヘクタールの畑で栽培管理することはほとんど不可能ですからね。
さて、いつものティスティングの始まり始まりです(笑)。
私「おー、ブルゴーニュスタイルのピノ・ノワールですね(笑)。シュペートブルグンダー表記なのは控え目なのかな
(笑)。」
家内「うん。うん。解りやすいスタイルだよね。飲みやすいしブルゴーニュというよりはオレゴンのピノ・ノワールに似てるかな(笑)?」
Kさん「水っぽくなくてちゃんとしてますね(笑)。樽熟成は?」
私「古い樽…、ちょっと粉っぽさがあってニュイ…、シャンベルタンを意識してるのかな?」
家内「10%を228Lの樽(新樽でない)に移し、ステンレスタンクと樽で14ヶ月熟成させます。そのわりに樽香を強く感じますね。」
Kさん「香草…、ハーブのニュアンスもありますね。悪くないね(笑)。フレッシュ感もある。上手にはできてるよね(笑)。この上のピノ・ノワールのキュヴェよりバランスは良いかもね(笑)。」
私「もう少し果実味に明るさが欲しいかな。」
そして翌日
私「おー、昨日気になった樽のニュアンスが消えている。本物だね(笑)。果実味が増したよ!」
家内「果実感もストロベリーやチェリーっぽさが増してるね(笑)。昨日より断然良い!」
私「全体の溶け込みがいいね(笑)。バランスが取れてきた。明るさも増したし、旨味も強く感じる。え~と、バシュレのブルゴーニュ・ルージュに似てるかな?」
家内「それ誉めすぎ(笑)!」
たしなめられてしまいました(笑)。
とは言え抜栓後4日間に亘って楽しませていただきました。とてもしっかり作られた正銘なピノ・ノワールでございました(笑)。
●カベルネ・ドルサ トロッケン 2020年 ベルンハルト・コッホ ドイツ Q.B.A.トロッケン 赤 750ml 2168円税込み スクリュー・キャップ
さて、いつものティスティングの始まり始まりです(笑)。
私「美味しい!私大好きなタイプ(笑)。しっかりしていて隙間がない(笑)。」
Kさん「う~ん。初めて経験する味わいですね。カベルネ・ドルサ…、知らない(笑)
。桑の実の黒や赤のスグリの香りはしますね。」
家内「熟した桑の実ですね。懐かしい(笑)。」
Kさん「キルシュっぽさも感じますね。」
家内「カベルネ・ドルサの品種名とは違ってカベルネは入っていない交配種です(笑)。」
私「紛らわしいなぁ(笑)。でも練っとりとしたタンニン好きだなぁ。ロワールのオーセロワっぽいかな?」
家内「そうだ!オーストリア辺りのブランフレンキッシュ…、それも上等なものに似てる!」
Kさん「これ樽熟成してるのですか?」
家内「バリック(新樽10~15%)で18ヶ月熟成させるようです。」
私「シュペートブルグンダーより強く樽熟成をかけてるんだぁ!驚きだなぁ。」
Kさん「シュペートブルグンダーよりカベルネ・ドルサの方が強い。収量は同じくらいだから、カベルネ・ドルサの品種特性ですね。」
家内「今調べるとカベルネ・ドルサは3代の交配品種。交配品種同士を3代掛け合わせてますね(笑)。」
K「より良い結果を追及するドイツ人らしいね(笑)。」
家内「しかも交配にブランフレンキッシュが何度か入ってます。やはりブランフレンキッシュのタンニンを損なわないような葡萄品種を目指したようですね。ああ、私の大好きなブランフレンキッシュ!」
私「それにカベルネみたいなスグリ系の酸!それを目指したんだな(笑)。驚きのワインだね(笑)。素晴らしい!」
Kさん「有りそうで無い(笑)!でもここにあった(笑)。」
翌日
私「全然樽を使った感じがしない。より美味しくなった(笑)。ディテイルが昨日よりはっきりしてきたね。」
家内「昔のドイツの赤ワインを考えると隔世の差。私はピノ・ノワールよりカベルネ・ドルサが一押し(笑)。」
私「余韻の長さはグレート・ワイン並み。
イイなぁ(笑)。まるっきり揺らがないのもグレート・ワイン並み。」
●バルバレスコ ヴァッレグランデ 2012年 グラッソ・フラテッリ イタリア ピエモンテ 赤 バルバレスコD.O.C.G. 750ml 4242円税込み
皆さん、もちろんバルバレスコご存知ですよね(笑)。王様バローロの弟分のワインとして私はかつて習いました(笑)。でもですね、最近のバルバレスコは大概が別物(ごめんなさい)。
かつてバローロは20年以上経ってから飲むべきワイン、バルバレスコは10年以上経ってから飲めるものでした。標高の高いバローロほどの大きさシリアスさには及ばないが、グレートな弟分なのでした。クラシックなファンはかつてのガイアの真骨頂バルバレスコを飲み、バローロにひけをとらないバルバレスコの偉大さをご理解いただいているかと(笑)。
今ではバローロは10年くらいで飲むのがやっとのワインばかり。バルバレスコに至っては5年以内で飲みきるべきワインが大半です。まあ、時代の衰勢に合うスタイルが大半。ただ、許せないのは高いこと(笑)。それなりの価格をつけなきゃ(笑)
!ついつい義憤に駆られてしまいます(笑)。ゴメンナサイ。
このバルバレスコは樽熟成期間が5年。最良のネッビオーロが必要とする時間をゆっくりたっぷりかけたクラシックなもの。渾身の尽力を払って作られたものです。まあ、作り手のグラッソ・フラテッリからすれば普通のことなんでしょうけど(笑)。
悲しい話ですが、ちゃんとネッビオーロの香りがするバルバレスコって少ないのが実情ですから、一度はお試しを!
それで『ネッビオーロって美味しいよね。』と普通に語っていただけると私嬉しいのでございます(笑)。でもそれには後数年待ってから飲んだ方が良いかな。
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Oct 22, 2022 by
weblogland |
先日狛江のKさんに耳よりな情報をいただきました(笑)。
Kさん「店長、奥様は趣味でラベル・コレクションしてますよね?」
私「はい!最近のラベルは印刷も良くコレクションを眺めるだけで楽しいですよね。でも、なかなか綺麗に剥がれないから、試行錯誤で奮闘してますよ(笑)。」
Kさん「そうですよね。ラベル剥がしを貼ってから瓶にお湯を入れると簡単に剥がれますよ(笑)!もちろん熱すぎると瓶は割れてしまいますが、熱で接着剤が溶けて剥がしやすくなるようです。是非お試しを!」
長年ラベル剥がしに苦労していた家内に話すと早速実行(笑)。
家内「店長!Kさんの言うとうり!今まで丸一日かけて剥がしても上手く綺麗に剥がれなかったのが嘘みたい!剥がし残しもないし、すぐ剥がせる。」
私「あー!本当だぁ!完璧。Kさん何処でこんな情報仕入れたのかな(笑)?さすが!」
そんなこんなで家内はラベル剥がしの技術力アップ(笑)。
ちなみに新技で剥がしたラベルの写真を添付しました。まだら模様も欠けることなく完璧に剥がれました。
ありがとうKさん!
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Oct 20, 2022 by
weblogland |
昨日は松茸を食べました。
もちろん頂き物です(笑)。
石突きを切って真っ二つに割って、塩を降って、ホイルの上で焼いただけなのですが。笠が開いていますから焼く前から松茸の香りが物凄い。永谷園の松茸のお吸い物の香りそのものです(笑)。
でもですね、それと何が違うかと言うと香りの余韻が長い(笑)。いつまで経っても松茸の香りが口中、部屋の中から抜けません。やはり本物は凄いですね(笑)。あと食べながら感じたのは、旨味。香りの強さに見合う旨味。コレですねコレ。
数ある食材の中でも松茸の人気が高い訳が解りました(笑)。あと付けたしですが、ワインにも松茸の香りがするものがあります。特に生木で作った樽を使うと松茸の匂いが発生するようです。スペインのルエダのヴェルデホ『ソーブレ・リアス』がそうです。
あっ!しまった!
『ソーブレ・リアス』飲みながら食べるんだったぁ!不覚。
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Oct 19, 2022 by
weblogland |
今年はボジョレー・ヌーヴォーの扱いはしませんが、11月1日解禁のイタリアのノヴェッロがまず到着します。これはずっと扱い続けているプーリアのコンティ・ゼッカの
ノヴェッロです。航空運賃の高騰の影響でやはり高い。でもですね、全く新酒の扱いがないのも寂しいし、インポーターさんを応援することにもなるので販売を決定。
あと、南フランスのピノ・ノワールのヌーヴォーが来ます。これは船便なのですが、土地柄生産・出荷が早いのでマスキューには11月12日、なんとボジョレー・ヌーヴォーの解禁日前に届きます。販売に関しても解禁日はありませんから、速攻販売となります。お値段は1,508円税込みですから、ケチでへそ曲がりのマスキューには似合ってるかな(笑)?
まだ飲んではいないので味わいに関してはなんとも言えませんが、あっさりマセラシオン・カルボニックをかけて作れば
、そこそこフルーティーな仕上がりになると期待しております。南フランスのピノ・ノワールは果実味が暗くなる傾向がありますが、どうでしょうね(笑)?飲みやすくは出来ているとは思いますが…。
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Oct 16, 2022 by
weblogland |
先週からドイツワインの赤をティスティングしていました(笑)。特にドイツのピノ・ノワールでお手頃なものがないかと物色(笑)。温暖化の影響でしょうが、とても美味しいピノ・ノワールがドイツでも出来る。でも高い(笑)。そんな中見つけました(笑)!頑とした強さと良さがあるピノ・ノワール。しかも価格はブルゴーニュより遥かに安い(笑)。スタイルとしてはフランスのニュイを目指しているような気がしますが(笑)、かなりの高品質。ちょっとびっくり。また、作り手が日本人女性と聞いて更にびっくり(笑)。まあ、のちほどお知らせしますが、時代は確実に変化している事を実感しました。
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