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今年のワインに感謝感謝でございます!
Nov 21, 2024 by weblogland |「今年はエレガントでフレッシュ!」
なんて報道してました(笑)。という事はやはり糖度は上がっていないのかな(笑)?
なんて思いながら今日モリエールのものを試飲(笑)。
う~ん、美味しい!
いつものモリエールらしいナチュラルな出来栄え。厚み•深みのあるタンニンにたっぷりの旨味•甘みが溶け込み、しみじみと美味しい。泣けてきました(笑)。
若干還元臭がしますが範疇内。ワインを完全に発酵させるためにギリギリまでやった感。集荷のスケジュールに遅れたことが伝わって来ます。
基本モリエールは糖分添加してアルコール分を上げることはしません。でもラベルを見て10.5%
と見てちょっとたじろぎました(笑)。
低すぎないかな?
アルコール分はワインの保存力を高めますから絶対に必要(笑)、ですから大概の生産者は糖度の上がらない作柄では補糖してアルコール分を上げます。だいたい12%位に上げて出荷することが多いようですね。でもですね(笑)、モリエールは中身の濃さで保存力を保つスタイル。徹底した低収量と完璧な葡萄果の健全性が前提ですので多大な尽力が必要です。
ともあれ良かった(笑)!
今年のワインに感謝感謝でございます!
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マスキューのカウンターの上
Nov 20, 2024 by weblogland |イタリアのヴェネツィア•ジューリアの赤。ヴィンキアレッツァの赤です。
以前マスキュー試飲会で好評。薄旨くてとても良いワインなのですが、その後リピートがちょっと停滞(笑)。
家内「このワインをもっと売りたいんだよね(笑)。とても品があって力もある。なかなか無いレベル。でも売れない(笑)。だから一生懸命に売る(笑)!」
私「賛成!インポーターのAさん喜ぶよ(笑)。でもさぁ、Aさんのところのワインってとても良いんだけど、マスキューだとバンバンは売れない(笑)。マスキューの力不足かな?」
家内「Aさんの扱うワインって玄人受けするんだけど…、マニアックだからね(笑)。だからこそ皆さんに飲んでいただきたい!」
私「そうそう。コンテッセのカベルネもリベンジしたいよね。アレとても良いワインなんだけど夏に試飲会で出したからミスマッチ(笑)。でも先月飲んだらべらぼうに美味しかった。悔しいなぁ(笑)。」
こうしてめげない夫婦は性懲りもなくリベンジを誓うのです(笑)。
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シェリーベルモット早速皆さんからご意見いただきました(笑)。
Nov 16, 2024 by weblogland |やはりマスキュー試飲会で出すのか(笑)?
今回ロゼ、ブランコ、ブランコ•ドライと全て一緒にティスティングしてくださったKさんは
『全くの私見ですよ~
あっと驚くロゼが私の本命
対抗がマンサニージャ
甘さで勝負か飲み口で勝負か?
難しいですね
ロゼの甘さで驚いて、「もっと甘さ抑えたものないのですか?」ときかれたら次回はマンサニージャ(笑)
あくまでも個人のシナリオですが😅』
とのこと。試飲会の構成まで読んでるとは(笑)!恐るべしKさん(笑)。
そんな折、料理研究家のAさんに家内が試飲を勧めると
Aさん「凄く美味しい!でもパワフルで美味しすぎるから、試飲会に出したら他のワインを全部ぶっ飛ばすかも(笑)?」
家内「そ~なんですよね(笑)。今日はブランコとブランコ•ドライしかティスティング出来ませんがロゼはもっと強烈なんですよ(笑)。」
Aさん「うわっ!ロゼ飲んでみたい(笑)!」
そして夜、野毛のプロフェッショナルYさん
Yさん「マスキューさん!シェリーベルモットどうですか?」
私「圧倒的です(笑)。さっき川崎のプロフェッショナルNさんに『ロゼのシェリーは何に使うんですか?』と聞いたら『マンハッタン』だそうです。」
Yさん「なるほど!スイート•ベルモットとして使うのですね。」
私「ルスタウのシェリー•ベルモットのロゼはベタッと甘くないし、フレーバーが物凄いですから、マンハッタン相当美味しそうですよね(笑)。」
川崎のプロフェッショナルNさんからマンハッタンに使うと聞いて、かつて関内のプロフェッショナルのTさんがマンハッタンにマラスキーノチェリーではなくグリオッティーヌを使ったスペシャルなマンハッタンを作っていたのを思い出しました。めちゃくちゃ美味しかったでした(笑)。
プロは微妙なところで勝負しますね。この差が大きいのでしょうね(笑)。さすがプロです。
勉強になりました。また、経験値上がったかな(笑)?
で試飲会でどうしましょう(笑)?
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大人気でございます-モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021
Nov 08, 2024 by weblogland |●モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年 ラ・プリッシマ協同組合 スペイン 赤 イエクラD.O. 750ml 1697円税込み
大人気でございます(笑)。
お客様「マスキューさん!この間の試飲会で出したスペインの赤ありますか?」
私「はい。ございます。」
お客様「気に入っちゃってね(笑)。え~と、棚に3本あるだけですね。コレで終わりですか?」
私「あれ?いつの間にか減ってる(笑)。人気ありますね(笑)。また、明日注文しますから大丈夫だと思いますが…。」
お客様「マスキューさんの場合いきなり無くなることがあるから買っていこう(笑)。」
私「えへへ(笑)。スミマセン。」
お客様「何時までもあると思うな親とワイン(笑)!いや、お金とワインかな(笑)。」
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今日は裏試飲会です(笑)。
Nov 02, 2024 by weblogland |イタリア3本、フランス4本、モルドバ2本の計9本!
う~ん、全体に悪いワインはなくまあまあかな(笑)。今月の試飲会の候補も出てきました(笑)。
ただし、ラインナップの並びと言いましょうか
(笑)。それが引っかかる(笑)。
私「イタリアの『フイニモンド』とてもユニークで良いワインなんですけど、試飲会でどの順番にするかが問題かな?」
Kさん「『フイニモンド』は最後しかないんじゃないですか(笑)。」
私「単純に価格順で並べたらえらいことになりそうですよね(笑)。前後の赤が迷惑する(笑)。」
家内「いっそのこともっと寒くなったら試飲会に出しますか?」
私「でもコレ期間限定の特売価格だからあまり先延ばしは出来ないんだよね。う~ん。どうしたものか?」
Kさん「価格も手頃だしコスパも良いですから絶対に人気のワインになるとは思いますが、前後はそれなりに強いワインでないと…。」
そんなこんなで紛糾(笑)。
私「それでは来週またサンプル来ますので、それを飲んで決めましょうか?消去法でいきますか
(笑)。Kさん!来週またお願いしてもよいですか?」
厚かましく再登板の依頼(笑)。
Kさん、よろしくお願いします!
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ピノ・ノワール•ヌーヴォー2024年
Oct 31, 2024 by weblogland |マスキュー試飲会で飲んでいただいたピノ・ノワール•ヌーヴォー2024年、特別とは申しませんがマアマアの出来栄え。ボジョレー•ヴィラージュ•ヌーヴォーくらいの出来栄えでしたね(笑)。
ただマスキューのハードルですとハードル上を余裕で越えたと言うより、一応ちゃんと越えたかなと言う感じでした(ゴメンナサイ)。ちゃんとジャムっぽく、バランスを崩しませんから糖度不足もないように思っていました。とはいえ、一応インポーターさんに確認(笑)。
私「もしもし、いつもお世話になっております。今年のピノ・ノワール•ヌーヴォーなかなか良かったですよ。上手に出来てました(笑)。ところで補糖してないですよね?」
インポーターさん「糖分が足りないと補糖しますけど、ギリギリ補糖しないで出来たように感じますが、輸入担当に確認してみます。」
インポーターさん「マスキューさん!確認取れました。補糖はしていないとのこと。余計な事はしていないとのことでした(笑)。」
私「降雨の心配があったのでちょっと心配でした。上手く収穫をずらしながらやれたのですね(笑)。」
「畑の管理が行き届いているので、タイミングを見計らってジャスト•タイムでの収穫が出来るとのことでした(笑)。」
私「疑って申し訳ございませんでした!お陰で勉強になりました!」
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桝久 試飲会リポート 後半
Oct 28, 2024 by weblogland |「あ~、おサイケ(笑)。可愛いラベル(笑)。」
私「でしょ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「おー!高そうな香りですね(笑)。」
「昔飲んだ格付けシャトーの香り(笑)。高級(笑)。」
「マスキューさん、このワインはボルドーの何処らへんですか?メドックではないですよね。」
家内「サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.C.はボルドー最北東部 ほとんどベルジュラックの入り口です。」
「このタンニン 凝縮感 サンテミリオンよりもっとタイトな感じ(笑)。」
「うんうん。涼しげでもあるよね(笑)。」
「葡萄が丸かじりしたような果実感。それでいてタンニンが強くて大量(笑)。」
「畑の中で葡萄をかじってるみたい(笑)。土臭いし(笑)。目を瞑ると畑にいるみたい(笑)。」
「メドックとは違うし…」
私「さすが!皆さんボルドーを良く飲んでらっしゃる(笑)。」
「古いだけですよ(笑)。最近はもう手が出ない(笑)。1級シャトーなんて十万円くらいしますもんね(笑)。とても、とても(笑)。」
「セパージュは何ですか?」
家内「え~と、メルロ70%、カベルネ•プランが20%、カベルネ•ソーヴィニヨンが10%です。一見フランのニュアンスを強く感じますよね(笑)。」
「小粒のプラム、ベリーがみっちり。」
私「最近のメドックのワインは温暖化の影響もあり、メルロがプルーンのようになってますよね(笑)。」
「店長!コレ黒くなってないですね(笑)。赤さが
はっきりある(笑)。」
「タンニンの量が半端ないですね。しかも強い(笑)。ちょっと辛い程。」
家内「ベルジュラックのワインに似てますよね。私ベルジュラックのワインの墨汁のような質感好きなんですよ(笑)。」
私「ベルジュラックの古典的なワインって、無愛想で開くまでとても時間がかかります(笑)。これはそこまで無愛想ではないかな(笑)。
」
「店長!このワインのタンニンの強さは木樽の影響ですか?」
私「実はこのワイン、木樽熟成していません。アンフォラと粘土製のタンクで熟成した後アッサンブラージュして瓶詰めリリース。」
「2017年とは思えない!古さは全然感じない。」
「まだまだ先がありそうですよね(笑)。10年くらい経ってからまた飲みたい(笑)。」
私「バックラベルにもリリースしてから10年くらいセラーに寝かせても良し。って書いてますね(笑)。さすが!」
家内「このワインはいわゆるヴァン•ナチュール。出荷直前にちょっとだけSO2を添加します。30mg/L以下かと思います。葡萄本来の力で成り立っています。」
私「木樽を使うとSO2の量が増えますから、それを避けるためにアンフォラ等を使用して熟成させます。SO2添加も空気の透過性が高いアンフォラ熟成した部分のワインだけのようです。細心です(笑)。」
「ラベルの絵マンマ(笑)。葡萄の力なんだな(笑)。筋トレしてるし(笑)。」
「今飲むとちょっと過剰な感じもするけど(笑)、圧倒的ではある。ワインの力 生命力は
並外れていますね(笑)。」
「何よりもユニーク。でもボルドーワインなんだよね(笑)。」
家内「実は開けてから3∼4日経ってから飲むと美味しさが増します(笑)。個人的にグッと来ちゃいます(笑)。」
●『ブルーマ·ダウトゥンノ』 2013年 カシーナ·イ ·カルピーニ コッリ·トルトネージ·バルベラ·スペリオーレD.O.C. 750ml 4431円税込み
「バルベラにしては高級な値段ですね(笑)。」
「これ私の大好きなカルピーニの最上級品ですよね(笑)。期待してたんですよ(笑)。」
「『ブルーマ·ダウトゥンノ』ってどういう意味ですか?」
家内「『秋の霧』という意味とか。畑は1926年に植えられたバルベラ。それの一番良いものだけで作ったのがこのキュヴェです。」
私「樽熟成3年後瓶熟成6年してからリリース。コストがかかったバルベラでございます(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「おっ、何か重そうな香り…、ローズマリー…、ミント…、詰まってる(笑)。」
「おー!ピノ・ノワールみたい(笑)。それも凄く高いワイン(笑)。」
「グラン•クリュ(笑)!」
「スモモ、桃、薔薇、中にチェリー…。液体の旨味…。言葉を失う。」
「折り重なる。複雑だし…、深いし…。」
「旨いなぁ。コレだけでイイ(笑)。」
「ジビエに合わせたいよね(笑)。」
「古樹の良さだな(笑)。旨味がたっぷり。」
家内「バルベラらしくはないので言葉が出ません(笑)。」
「バルベラってこんな風になるのですね。小粒の赤いベリーの果実感ではない(笑)。驚いたな(笑)。」
私「バローロで有名なモンテッツェモロのバルベラ•スペリオーレがピノ・ノワール的なバルベラを作った嚆矢。それ以来ピノ・ノワール的なバルベラをずっーと探していました(笑)。」
「何故バルベラがピノ・ノワール的になるのですか?」
私「フレンチオーク材の樽との相性がバルベラは良いみたいです。ただし、バルベラですからネッビオーロみたいな長くて強い生命力が無いのも事実。香りが落ちるのが早いのが欠点でもあります。」
「なるほど。でもコレ飲んじゃうと欠点はどうでもイイ(笑)。実に美味しい!」
「高級なレストランで飲んでみたいなぁ(笑)。」
試飲会の初日金曜日のトップセラーとなりました。
ただ、翌日になると開けたての香りが大人しくなる。そこで、土曜日のスタートとともに新しくもう1本抜栓!太っ腹(笑)!
「開けたての香りは驚き!ほんとピノ・ノワールの極上品のよう(笑)。」
「う~ん。バルベラは変化が早いってことなんだ。でも3年樽熟成してから瓶熟成が6年って並ではないですよ。開けたてはとてもフレッシュ
で古さを感じないし、昨日開けたワインだって古くは感じない(笑)。」
家内「繊細って言った方が良いのかしら(笑)。」
「コルクはDIAM10ですな。と言うことは…」
私「コルクの打栓はおそらく2017年だと思いますから、2027年頃までは楽しめるかな。まあ、ここ2∼3年は全然大丈夫かな。」
「店長!比べてみると私は昨日開けた方が好きですね(笑)。旨味がダイレクトに楽しめます。」
今日は有資格者やプロの方がお見えになりましたからティスティングテストを敢行(笑)。
私「今日の二番目の白 ペコリーノのアルコール分はいかほどでしょうか?」
プロAさん「14%」
有資格者Bさん「14%」
有資格者Cさん「14%くらいかな。」
私「ピンポン!ピンポン!大正解でございます(笑)。」
それでは3番目の赤モナストレルは?
プロAさん「13.5%」
有資格者Bさん「13.8%(笑)」
有資格者Cさん「モナストレルだから14%くらいかな。」
私「皆さん素晴らしい!正解は14%です(笑)。思ったより低く感じますよね(笑)。
さて、4番目のボルドーはいかほどでしょう?
プロAさん「13.5%」
有資格者Bさん「13%」
有資格者Cさん「13∼13.5%くらいかな。」
私「正解は13.5%です。モナストレルよりアルコール感が低く感じますよね。」
私「さて、それでは最後のバルベラは?」
プロAさん「13%くらいかな。」
有資格者Bさん「13.5%」
有資格者Cさん「14%くらいかな。」
私「13%だと思いました。でも総体アルコールでなんと15.5%!ひっくり返りそうになりました(笑)。」
一同「え~!こんなに高いとは!絶句です(笑)。」
私「旨味が全てをマスキングしてるのですね(笑)。あと溶け込みが良い。高次元なのです(笑)。」
土曜日は昨日のバルベラと当日開けたバルベラの二本立てとなりましたが、最後の最後位になるとじゃぶじゃぶ注いだ影響でワインのバランスが崩れ本来の味わいが伝わらず申し訳ございませんでした。
ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋•昭子
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桝久 試飲会リポート前半
Oct 28, 2024 by weblogland |長い夏から開放され、一気に赤ワインが美味しくなってきました(笑)。
まずは掟破りの超速ヌーヴォーです(笑)。
●ピノ・ノワール ヌーヴォー 2024年 アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml 2000円税込み
「マスキューさん、このヌーヴォー早くないですか?」
「ボジョレー•ヌーヴォーは11月の後半ですよね。」
「あっ、でもニュースでボジョレー•ヌーヴォーの第一陣が成田に到着して通関作業が始まったって言ってたな。でもコレはもう飲める(笑)。」
「去年もこのヌーヴォー扱ってましたよね。ラングドックでしたっけ?」
私「解禁日も無く、収穫の早いラングドックのヌーヴォーです。去年は船便でしたので11月半ばに販売していましたが、今年は航空便となりましたので今日お披露目出来ました(笑)。」
「マスキューさん!ブログで試飲会に間に合うかどうかヤキモキしてたヤツですよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。聞いてくださいよ、実はお昼すぎに箱に新酒と書いたワインが来たので『間に合った!』と安堵したのですが、よく見るとコレではなくイタリアのノヴェッロ2024年でした
(大爆笑)。ひっくり返りそうになりました(笑)。」
「そういえばノヴェッロは10月末でしたっけ(笑)?」
家内「その後3時頃にこれが到着(笑)。ギリギリ間に合いましたぁ(笑)。」
私「そんなこんなでございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「おっ!ヌーヴォー味(笑)。乳酸っぽい(笑)。フレッシュだよね。」
「軽くて飲みやすい(笑)。」
「ジャムっぽい(笑)。」
「う~ん、そうだ!コレはジャムっぽい香り(笑)。完熟した感じだよね。」
「マスキューさん、まるっきりボジョレー•ヌーヴォーみたいですね(笑)。品種は同じではないですよね。コレはピノ・ノワールでボジョレーはガメイでしたよね。」
家内「はい。ガメイはピノ・ノワールの親なので基本似てます(笑)。あとボジョレー•ヌーヴォーと同じような醸造法で作りますのでさらに似ます(笑)。」
私「タンクを密閉状態にして発酵すると、ノヴェッロでもボジョレーっぽくなります。バナナやキャンディの香りがします。」
「ヌーヴォーって酸っぱいですよね?だからあまり好きじゃないんだけど、コレは酸っぱさも程好い(笑)。」
家内「アルコール発酵の後にリンゴ酸を減らす乳酸発酵が起きますが、それを待たずに瓶詰めしますのでリンゴ酸が通常より残ります。そのため酸っぱくなりがちです。」
「美味しいヌーヴォーが酸っぱくないのは?」
家内「旨味の酸がちゃんと残っているからです(笑)。チョイスの基準にもなります(笑)。」
「あと、雨が多い年は酸っぱくなるよね(笑)。葡萄が水吸っちゃうからなぁ。」
私「このワインはあまりイレギュラーなストレスは感じません。まあ、凄く良いとは言いませんが(笑)。程良く軽く、程良く飲みやすい。」
「程良くかぁ(笑)。マスキューさんの言わんとすること、なんか解るなぁ(笑)。」
「凄くは美味くない(大爆笑)。」
家内「今年の夏は雨が降ったようでしたのでちょっと心配でしたが、まあまあ、そこそこの出来上がり。生産者の腐心•尽力を感じます。」
「酸っぱさ加減がキーワード?」
私「あとアルコール分の高さ。折り合い。何が味わいの中で出っ張っているかがポイントです
(笑)。」
家内「ちょっとアルコール分が高いような気がしますが、範疇内かな(笑)。飲んでみてアルコール分が13.5%あるとは思えない。13%くらいの印象ですよね。」
「なるほど!その0.5%が大事なんですね(笑)。0.5%が!(笑)。」
家内「えへへ(笑)。」
○ぺコリーノ 2023年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 コントログエッラD.O.C. 750ml 2168円税込み
「マスキューさん!この黄色のラベルのイタリア•ワイン沢山扱ってますよね(笑)。」
「コルナッキアかぁ。どれ飲んでも美味しいんだよね(笑)。」
「そうそう、特にロゼがお気に入り(笑)。赤も美味しいよ(笑)。モンテプルチアーノ•ダブルッツォがメインですよね(笑)。」
「私は白のパッセリーナ(笑)!湘南ゴールドのマーマレードに合わせると昇天しそうになる(笑)。」
「ペコリーノって聞いたことない品種です。『
ペコリーノ』って聞くとチーズかと思いましたよ(笑)。」
私「コルナッキアのワインはマスキューの大定番です(笑)。このペコリーノは親戚から譲られたコントログェッラの丘の上のとても日当たりの良い畑で作られています。パッセリーナ同様の自場品種です。品質がどんどん良くなり、今回は2023年ヴィンテージに変わり飲んでみると素晴らしい出来栄えなので、試飲会登場となりました(笑)。」
家内「パッセリーナと共通した意識を感じます(笑)!」
「あ~!凄い…、口の中に入れると何処までも広がっていく(笑)。」
「余韻も長くて巨大(笑)。たしかにパッセリーナとも似ている(笑)。奥さんの言うことが良く解りますよ(笑)!」
私「桃とか梨みたいなはっきり判る果実味ではありませんが、全てを支配するような圧倒的な広がりには驚かされました(笑)。」
「う~ん、柑橘類…レモン•ライム…、あと植物…、青い草…、日当たりの良い草原の青い草だな。」
「塩味…、ちょっと塩辛さもある(笑)。コレ、食べ物に合わせやすそうね(笑)。」
私「何回かペコリーノを飲みましたが、基本小麦に合う葡萄品種だと思います。その中でもコレが一番強烈です(笑)。」
「そうするとパスタは鉄板(笑)?そうだ!ペペロンチーノ!絶対に合う。辛い唐辛子には最適ですよ(笑)。」
「オリーブオイル!合間にこのワインを飲むと全てをリセットしながら、引き立てる(笑)!」
「もちろんレモンもたっぷり(笑)。沢山食べるイタリアンにぴったり(笑)。」
「僕の小さい胃袋では対応出来ないかも(笑)?」
「良いワインですよね(笑)。これって添加物も少ないのですか?とても自然たっぷりで遮るものを感じませんけど…。」
私「仰る通りでございます。今流行りのC.M.C.やビタミンCは入れていません。」
「C.M.C.は主に樹液からとったセルロースです。ゴムの木などの樹液です。ガムのような吸着剤です。これを入れると清澄や濾過の手間が省けます。ただし強力なのでワインの広がりを阻害します。」
「なるほど広がりを阻害するのか…。解るなぁ(笑)。」
私「ワインが口中で広がる過程で壁に当たるように感じます。いきなり広がりが止まるように感じます。」
「ビタミンCって一般の食品添加物ですよね?」
家内「酸の足りないワインを補助するために使われます。ですから加えるとバランスが悪い。変な苦味や不自然さを感じます。」
「美味しいワイン 良いワインって余計なものを入れたり、余計なことをしたりしなくても良いんだよね(笑)。」
「マスキューさん、最後にSO2…、亜硫酸塩て裏ラベルに書いてますが?」
「酸化防止剤ですよね?」
私「一般に入れますし、入れなくても発生します(笑)。ただし、量は少ないほうが宜しいかと(笑)。」
「量の問題なんですか?」
私「はい。多すぎると味わいを損ないます。」
「どれくらい?」
私「海外だと400mg/Lくらいです。日本だと350mg/Lが上限ですか。」
家内「甘いソーテルヌなんか多く添加しますね。かつてシャトーイケムが400mg/Lを超えて輸入できなくなり大揉めしたことがありましたね(笑)。」
「マスキューさんはどのくらいのワインなら許容しますか?」
私「スティルスワインなら60mg/L以下を選ぶようにしています。」
「調べるんですか?」
私「たまに調べますが、ティスティングすれば10mg/Lくらいの誤差で解りますよ(笑)。」
●モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年 ラ・プリッシマ協同組合 スペイン 赤 イエクラD.O. 750ml 1697円税込み
「おっ、スペインのモナストレル(笑)。沢山飲んだなぁ(笑)。」
「マスキューさんも沢山扱ってましたよね(笑)。え~と、ヘクラとかドミニオだっけ。コスパが良くて重宝しましたね(笑)。」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しを!」
「あれ?これホントにスペイン…、しかもモナストレル?」
「凄く飲みやすい(笑)!かと言って薄くないし…
、強くてしっかりしてる(笑)。」
「まず旨味がどーんと来る(笑)。それも濁りがない。高級そうだし…、でも安い。安すぎるくらいのワインですよ(笑)!」
「マスキューさん!変わった良いワインを見つけましたね(笑)。知らないで飲んだらスペイン…、しかもイエクラのモナストレルとは思わないですよ(笑)。」
私「ブラインド•ティスティングやったら絶対に外しますね(笑)。初めて飲んだ時、思わず絶句しました(笑)。」
家内「開けてから3日目位になると、ドーンとパワー全開になります(笑)。押さえが利かないほど(笑)。」
「斬新ですよね(笑)。重くて渋いタンニンを想像してましたが(笑)、全然違う。雑味もないし…
。」
家内「新樽で4ヶ月熟成することで、樽の影響をあまり感じない仕上がり、ちょっとチョコのニュアンスがありますが隠し味程度(笑)。センスの良さを感じます。」
私「徹底した撰果のあと除梗して低温で発酵、2週間くらいの醸しのあとほとんどプレスをかけない程の搾汁。そんな感じですよね(笑)。」
「色も光を通さないくらい濃くはない(笑)。なるほど(笑)!」
「あの辺のモナストレルって濃い割に安いワインという印象だったけど(笑)、コレはその殻を破ってますね(笑)。高級なのに割安(笑)。それもかなり割安(笑)。」
家内「モナストレルらしいオレンジっぽさもある。プラムやベリーの果実の中にオレンジっぽさがちゃんとあります。そしてそれを無理に作ってない感に好感が持てます(笑)。」
「マスキューさんがよく言う『アバンギャルドなワイン』かな(笑)。突飛な味わいではないですよね(笑)。良いワインって思わせる(笑)。ただイエクラらしくはない(笑)。」
「優しい舌触り、濃密な味わい、広がり、奥行き、余韻、全て満足の行くレベル。今時の2000円以下ではあり得ない(笑)。」
「ヴィンテージは何年ですか?」
家内「2022年です。ですから早飲みのワインではあります。」
「それも凄い(笑)。絶句しますね(笑)。もっと古いヴィンテージかと思いましたよ(笑)。」
私「ある意味ワインは出来上がってますよね。ただ、もっと先があるように飲み手に思わせます(笑)。良い意味でイノヴェーションを感じます(笑)。」
「それも協同組合のワインなのがさらにビックリ(笑)。日本だと革新的なイノヴェーションをリードする協同組合って聞かないですよね(笑)。」
「何かが違う(笑)!」
「協同組合って既得権を守る保守的な団体が多いですよね。皆で新しいことをやる意思に欠けてる(笑)。」
「切実さを克服するには最適の集まりにもなるのですけどね…。日本だと、ただのアピール団体もしくは既得権保護を言うだけの団体になってますもんね。」
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明日明後日の(金)(土)はマスキュー試飲会です!
Oct 25, 2024 by weblogland |いつものように家内と作戦会議です(笑)。
私「明日ピノ・ノワール•ヌーヴォー間に合うとイイね。」
家内「午後イチならばセーフなんだけどね。まあ、仕方ない。」
私「ところで今回のトリのバルベラなんだけど、ちゃんとサブリミナルも並んだしね(笑)。通常のバルベラも急遽入荷したから完璧(笑)。」
家内「コレでイ•カルピーニのアイテムはコンプリート(笑)。私好みかな(笑)。」
私「ちゃっかりフラテッリのバルバレスコ2014年もサブリミナル(笑)。サブリミナル3連発(笑)。」
家内「今回は個人的にはコルナッキアのペコリーノが売れて欲しいんだよね(笑)。唯一の白だし、インパクトは十分(笑)。それに好きだし(笑)。」
私「後半の赤3本はいかにもマスキューらしいかな(笑)。特にコスパの点でスペインのモナストレルが売れそうだよね。」
家内「織り込み済み(笑)。マスキューにしては余分に入荷させたから大丈夫だよ(笑)。」
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取り敢えずあるものは並べました(笑)!
Oct 23, 2024 by weblogland |今月末10月25日(金)、27日(土)のマスキュー試飲会のラインナップです。
でもですね(笑)、トップバッターのピノ・ノワール•ヌーヴォーはまだ並んでいません。眺めて見るとちょっと間抜けですね(笑)。
予定ては明日到着なのですが…。今日ピノ・ノワール•ヌーヴォーのインポーターさんがご来店くださいました。
インポーターさん「ピノ・ノワール•ヌーヴォーの資料をお届けに参りました。」
私「ありがとうございます。わざわざ悪いね。ところで今回の試飲会でピノ・ノワール•ヌーヴォー出せて良かったよ。明日の24日に来るんだよね。」
インポーターさん「えっ!24日出荷だからマスキューさんには25日着く予定です。」
私「マスキューの到着日については念を押したでしょ(ムッとしながら)。」
う~ん。
ギリギリ間に合いそうですが、ちょっと不安。何度も念押ししたんだけどなぁ。まあ世の中こんなモン。試飲会にはきっと間に合うはず!間に合えば良い!ホント間に合うのかしら?
そんなこんなで、滑り込みとなりそうです。あ~、嫌だ!
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試飲会のラインナップは決りましたが、まだ棚に並んでいません
Oct 22, 2024 by weblogland |何故かと言えば∼、ピノ・ノワール•ヌーヴォー2024年が10月24日着だからでございます(笑)。
こんな時はヤキモキします。
私「もしもし、マスキューの岡本です。いつもお世話になっております。ところでピノ・ノワール•ヌーヴォー2024年予定通り24日マスキュー着ですよね?」
インポーターさん「はい!明日レストラン用のポップをお届けにあがります。」
私「ありがとうございます(笑)。今回の入荷日は家の試飲会の前日だからちょっとドキドキしちゃってます(笑)。」
インポーターさん「私も同様です(笑)。」
私「先のことは解らないからね(笑)。忘れられることだけは避けたい(笑)。」
私「メールのやり取りだけで注文したりすると、それだけだからこっちが注文を忘れていたりすると最悪なんだよね(笑)。」
後日確認の電話するとご注文いただいておりません!って、素気なく言われる(笑)。まあ、そりゃそーだけど…。
だからなるべくメールではなく直接架電します。特にワインのインポーターさんはメールでの電子注文というところが多くなりましたが、マスキューとしては「そっちの勝手を押し付けるな!」と思ってます(笑)。それじゃ注文しないからイイよ!なんて言うと嫌われそうだし(笑)、
相手にされなくなると困る(笑)。かと言って強要されるのもイヤ。
複雑なオヤジ心なのです(笑)。
10月のマスキュー試飲会セット販売
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Oct 20, 2024 by weblogland |今回は前日の24日に届く予定のラングドックのピノ・ノワール•ヌーヴォーを含めて5本!
25日(金)は17∼20時
26日(土)は11∼20時
いつも通りのスケジュールでございます。
ご来店お待ち申し上げます!
●ピノ・ノワール ヌーヴォー 2024年 アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml 2000円税込み
あれ、ちょっと早いのでは(笑)?
もともと解禁日のないヌーヴォーで去年は11月13日頃マスキューに到着しました。今年は10月24日!
実は今回は船便ではなく航空便での入荷となり、出荷日が早くなりました。何故か言えば、中東情勢が不安定なためリスクがある。要はスエズ運河経由は危ない。足止めを喰う可能性があります。ましてや積み荷はより速く確実に届ける必要が最優先のヌーヴォー。
そんなこんなで今回2024年のピノ・ノワールヌーヴォーは航空便となりました。
お値段はちょっと上がって2000円税込みを予定しております。
10月24日は木曜日ですから金土のマスキュー試飲会に間に合いますね(笑)。マスキューブログのアーカイブを調べると去年11月のマスキュー試飲会でお出ししましたから、今年は1ヶ月前倒しです(笑)。
ちょっと早いが、宜しいかと(笑)。
映像のラベルは家内が書いてもの(笑)、まだ来てませんので悪しからず!
以下去年の記述
去年の2022年より日本に入荷されるようになりました南フランスのピノ・ノワール ヌーヴォーです。発酵前にア・シォ(加熱)する裏技はちょっと気に食いませんが(笑)、早く出荷するためには致し方ない(笑)。航空便ではなく船便でもボジョレー・ヌーヴォーの解禁日前に到着するアドバンテージをフル活用(笑)。コレをずるっこいとするか、有りとするかは貴方次第(笑)。
基本ボジョレー・ヌーヴォーと同じ作りですから出来上がりは見分けつきませんね(笑)。マセラシオン・カルボニック法で作るとヌーヴォー・レベルでは見分けはつきませんね。しかも基本液体が濃いのでヴィラージュ・ヌーヴォー・クラスのレベルです。まあ、もともとピノ・ノワールはガメイからの枝分かれですからね似ていてもおかしくない(笑)。ボジョレーのマルセル・ラピエールやモリエールのワインがピノ・ノワール的な味わいなのを思い起こせば納得なのです。
特にボジョレー・ヌーヴォーにこだわらない方にオススメです(笑)。まあ、同じ新酒ですからね(笑)。
以下インポーターさん資料より
南フランスの地中海沿岸、ラングドック地方の優良生産者組合‟アルマ・セルシウス社"。組合生産者の1,200ヘクタールもの畑を所有し、リーゾナブルな価格でクオーリティの高いワインを作り続けています。彼らの作るワインは、毎年のようにコンクールで金賞を受賞し、そのコストパフォーマンスから業界誌でも高い評価を得ています。そのコンクール・キラーとして特に品質の高いキュヴェを‟ シュヴァリエ・デ・カイユス” ブランドで日本に輸出しています。
それらのワインは、ラングドック地方の温暖な気候と良質の土壌、厳しいぶどうの品質チェックそして最新技術の醸造を経て作られたものです。彼らのワイン作りのコンセプトは、価格以上の品質インパクトを表現できるワインです!
○ぺコリーノ 2023年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 白 コントログエッラD.O.C. 750ml 2168円税込み
2023年のペコリーノが入荷しました!
とても良い!
アルコール分は14%と2022よりちょっと控え目ですが、全体の大きさ、折り合いの良さはパワーアップ(笑)。
この先何年か後にコルナッキアの看板ワインになっているかも(笑)。そんな予感のペコリーノ2023年でございます!
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以下以前の記述
これは親戚から受け継いだコントログェッラ村の畑のもの。畑は乾いた土地質で、石の多い石灰質。遅摘みにしますが、完熟しきる前に畑で選別しながら収穫します。それでもアルコール分はなんと14.5%(笑)!
コントログエッラは、アブルッツオで一番北にある、小さな村の僅かな範囲にあるD.O.C.です。ほとんどのペコリーノは、I.G.T.として生産され、D.O.C.でしかもビオロジックでワインを造る生産者は数軒です。ペコリーノ100%で作られるのは近隣のオフィーダD.O.C.G.とこのコントログェッラD.O.C.くらいです。あとはエミリア・ロマーニャのモンテチーノ・ロッソくらいかな。
作り方は基本トレビアーノやパッセリーナと同じ最先端。ご自慢のロータリー・ファーメンターを使い8℃の低温で24時間のプレ・マセラシオン。この時パッセリーナのように全房ではなく先に除梗・圧搾。葡萄の酸度がもともと高いようですね。そして垂直のステンレス・タンクで16~18℃の低温発酵を10~12日続けます。しっかり酵母に食べさせますね(笑)。その後4ヶ月シュール・リーの状態でバトナージュを行いながら熟成瓶詰め。とても丁寧です(笑)。マロラクティックは進みますが、たっぷりのリンゴ酸を感じます。圧巻のフレッシュネスなのです(笑)。
ペコリーノ種はアブルッツォとマルケの土着品種で、房は小さく、成熟時期は8月末と早くなっています。コルナッキアの白ワインの中で一番収穫が早く、しかも驚くことに一番アルコール分が高いのです(笑)。成熟が早く樹勢も強く多産な性質のようです。一般に、はっきりとした芳香性の特徴はないので補助品種として使われることが多いようです。
ただ、色は黄金色に光輝いておりでコルナッキアの他の白より濃い(笑)。瓶もわざわざ透明瓶を選択しております(笑)。中身がたっぷり詰まっているのが見た目から伝わってきます(笑)。味わいの特徴はミネラル感とキメの細かいすっぱめの柑橘類が入り交じったような複雑性があることです。ただ基本アロマチックな品種ではないので、香りの強い受けの良いものに押され忘れられた品種でした。しかし、穀物っぽさがあり小麦との相性がとても良くパスタなどは何でもオッケーですので、今やイタリアのみならずヨーロッパやアメリカで注目され始め人気が出て需要が増したとか。そこで作付けを2区画を増やしたそうです。収量は35hL/ha。かなり低収量なのですが、この品種の特性が一番感じられて、コルナッキアらしい特徴的なスタイル
にはベストの収量だと思います。他の生産者が作るペコリーノよりペコリーノらしいしっかりとした頑強さと厚みが表現出来ているユニークなワインだと思います(笑)。
●モナストレル•バリーカ コンセンティード 2021年 ラ・プリッシマ協同組合 スペイン 赤 イエクラD.O. 750ml 1697円税込み
イエクラやフミーリャ辺りのモナストレルと言えば大体想像がつきますよね(笑)。
でもですね(笑)、コレは飲んでビックリ!
それでは裏試飲会の始まり始まり(笑)!
Kさん「あれ?コレ本当にモナストレルですかぁ。怒涛のタンニンたっぷりを覚悟してましたが(笑)、違う。飲みやすい(笑)。」
私「ピノ・ノワール的なモナストレル(笑)。コレ美味しい。旨味がたっぷり(笑)。」
家内「想像していたモナストレルとは全然違う(笑)。樽のニュアンスが気にならない(笑)。タルタルしてない(笑)。」
私「そーなんだよね。新樽で4ヶ月熟成してるみたいだけど、樽香がまったく邪魔にならない。」
Kさん「旨味たっぷりで、しかもジューシー&フルーティー。ブラインドでやったら絶対に外すね(笑)。」
私「雑味もない。撰果を徹底的にやってるし、発酵温度も低そう。発酵期間も短そう。あとフリーラン•ジュースだけで作ったような透明感。」
Kさん「え~と、ヴィンテージは2021年ですかぁ。ワインは出来上がってるから、すぐ飲めて凄く美味しい(笑)。エア•レーションも気を使ってやってるんでしょうね。」
家内「作りに繊細さを感じますよね(笑)。力はあるんだけど、力付くじゃない(笑)。」
Kさん「ワイン自体とてもしっかりしてますよね。もともとの葡萄の良さを感じますな(笑)。上品になることで飲みやすくなってきてる。ワインから近づいてくれるような感じ(笑)。」
私「そうそう!『ワインから近づいてくれるような…』この表現良いですよね(笑)。」
家内「モナストレルらしいオレンジの香りがベースにある(笑)。やはりモナストレル(笑)。」
私「アルコール分も14%とあの辺りらしい高さだけど、折り合いが良いから無理が無いよね(笑)。」
Kさん「13%くらいにしか感じないですよね(笑)。」
家内「時間が経つとアルコリックさが徐々に収まってくる。」
私「進化してるよね(笑)!しかも協同組合とは!絶句させられちゃいました(笑)。」
翌日になると、ワインは落ち着きを増します。よりピノ・ノワール的になって、タンニンが気にならない。より透明感が増す。樽のニュアンスも感じないほど。
そして3日目になると酸のパワーが解き放たれる(笑)。ポテンシャルの高さに絶句(笑)。
驚きのコスト•パフォーマンスなのです。
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以下インポーターさん資料より
このワイン、モナストレル100%。標高650~850mの石灰質土壌の畑より。平均樹齢25年。ステンレスタンクで発酵後、フレンチ&アメリカンオークの新樽で4ヶ月間熟成したもの。
スペインで唯一、ひとつの町(イエクラ)から成る原産地呼称(DO)、イエクラ。
今日、同DO産ワインの60%を生産しているのみならず、そもそも1975年にイエクラがDOに認定された立役者となったのが、同町に燦然と輝く共同組合「ラ・プリッシマ」です。
1946年設立、今日約2000人の加盟栽培家を擁するこの共同組合は、スペイン有数の近代設備と優れた品質管理システム、及びDOイエクラの評議会メンバーも務める大醸造家ペドロ・ホセ・アソリン(写真)の活躍によって同DOを主導、スペインワインガイドの最高峰「ギア・ペニン」では毎年激賞を浴び、輸出先国は30ヵ国を数えます。
標高650~850m、夏は乾燥した酷暑となる大陸性気候のため、伝統的に(しばしば、他の産地のワインを力強くするためのブレンド用としての)高アルコール度数のワインを安く供給する産地であったイエクラは、近代栽培・醸造技術の導入によってあらゆる短所が長所に変わるというコペルニクス的転換を果たし、ジューシーでコストパフォーマンスの高い、クオリティワインの産地に生まれ変わりました。そのことは、この協同組合の社名「La Purisima」(=これ以上ないほどピュアな)にも象徴的に表現されています。
ご紹介するブランド「コンセンティード」は、「溺愛され、甘やかされた子供」という意味で、この協同組合が溺愛する、最重要ブランドであることを表しています。
栽培における特記事項
厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は原則として一切使用しない(乾燥した高地気候のため、化学肥料や農薬は実質的にほとんど必要とされない)
醸造における特記事項
現代醸造技術を結集した極めて清潔な醸造。国際的な衛生管理手法「HACCP」を実践。ISO9001(品質マネージメント規格)及びISO14001(環境マネージメントシステム規格)の認証を取得。IFS(国際食品規格)及びBRC(安全性と品質に関する英国の規格)の認証取得中(2018年現在)。除梗100%
●ラン・フォール・デ・ザルテール 2017年 シャトー•プレ•ラ•ランド ボルドー 赤 サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.C. 750ml 3394円税込み
ちょっとおサイケなラベル(笑)。ボルドーらしくないですね(笑)。
まずこの産地サント・フォワ・コート・ド・ボルドーA.Cはドルドーニュ川の一番奥、ボルドーの最北東部 ベルジュラックの入り口になります。しかも標高は120mほどとボルドーとしてはかなり高く、ボルドーの中でも最冷涼となります。
味わいはまず、高級なボルドーにありがちな化学臭いわゆるエステル香(笑)。おいしさ•高級さを予感させます(笑)。収量を調べると、グラン•ヴァン並ですから間違いないところ(笑)。スペックだけでコスパ良し(笑)。
タンニンは基本硬質で産地の冷涼さを感じます。ブラインドでやったらベルジュラックと言いそうです(笑)。しかもエキス分、酸、タンニン分量とのバランスが高度。緻密で締まったタンニンは継ぎ目が無く収斂性も無い。とても凝縮感があり飲み口が良く抵抗なく飲めますが、質感たっぷり(笑)。過分なプレス果汁は使ってませんね。発酵期間は長めでしょうけど無理な抽出はしていませんね(笑)。しかも、木樽熟成しないのが良い!そして、ココアっぽさがありますが樽由来ではないのでとても良い隠し味になっています。
セパージュはメルロ主体ですが、カベルネ•フランの印象がします。赤•黒の完熟した小粒のベリーの果実がみっしり入っており、それが多量の強いタンニンと調和している様はハイ•レベル。近年の温暖化でプルーンのような甘くて緩い果実味のボルドーとは訳が違う(ゴメンナサイ)。
果実のタンニンなので収斂性は無く、タンニンが濃くて渋くて重く締まっていながら、旨くて飲みやすいと言えましょうか(笑)。
著名なグラン•ヴァンには出来ないクラシックでプリミティブな良さだけを取り出したような斬新なワインだと思います。
目から鱗。有りそうでないけれど、絶対に良いボルドーに違いないと思わせます(笑)。ボルドーの新たなアプローチの一つ。小手先でないのが伝わる優良なワインだと思います(笑)。
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以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
シャトー•プレ•ラランドはボルドー最東部、「サント・フォワ・コート・ド・ボルドー」のピヌイユ村に1860年より続くぶどう栽培家で、1950年に自社ビン詰めを開始。2003年に7代目ミッシェル・ボセが継承しました。翌2004年にビオロジック栽培を開始し、2012年よりビオディナミに移行。2016年に「demeter」の認証を取得しました。
「ビオロジック栽培とビオディナミによって土中の生態系がバランスを取り戻した結果、土はふかふかになり、樹は頑健になり、ぶどうはジューシーな果実味と鮮度感に満ち溢れたものになりました。このぶどうの美味しさをそのままワインにしたいと強く思うようになり、2014年ヴィンテージからすべてのワインをナチュールにすることにしました」。
「5週間かけてゆっくりと発酵させることで、ぶどうの香りや複雑味を十分に引き出してあげることができます。SO2は基本的に使用しませんが、アンフォラの場合はステンレスタンクや樽よりも酸素透過量が多いので、ビン詰めのタイミングで極少量使用します」。
2019年には、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しました。
「世界的にも高名なヴァン・ナチュールのトップ生産者たちが加盟していることからもわかるように、VmNは品質や美味しさはもちろんのこと、肝心の「ナチュールらしさ」や「自由な精神」においても、ヴァン・ナチュールの頂点を極めていることを証するものです。数年間の試行錯誤を経て、私自身が飲んで心から美味しいと思えるワインを造れるようになりましたので、この意義ある認証を取得して加盟することにしました」。
彼の造るワインは、やわらかな口当たりやピュアでたっぷりとした果実味に加えて、なめし皮のような艶やかな風味や、焙煎コーヒーのような香味といったボルドーワインのエスプリに溢れています。また、完熟した上質なタンニンがたっぷりと溶け込んでおり、食欲を大いにそそらせてくれます。
尚、ミッシェルは盆栽が大の趣味で、自宅は彼が育てた無数の盆栽の展示場と化しているそうです。コルクにも、盆栽の焼き印がしっかりとスタンプされています!
AOP Sainte-Foy Côtes de Bordeaux。メルロ70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%のブレンド。合計2ha。ドルドーニュ渓谷を見下ろす丘陵上の斜面畑。樹齢約40年のVV。収量は30hl/ha。ステンレスタンクで5週間かけてゆっくりと発酵後、320リットルの粘土製アンフォラと450リットルの粘土製卵型タンクで12ヶ月間熟成。ビン詰め時に極少量のSO2を使用。作品名は「バーベルを持ち上げられるような強い(=素晴らしい)ぶどうが出来た年」という意味で、同じ発音の「l'amphore désaltère」(喉の渇きをいやしてくれるアンフォラ)とかけ合わせたものです。ラベルの絵は、2021年に収穫に来てくれた美術学校の女学生エステル・ピニョーさんが描いてくれたものです。2017年ヴィンテージは2020年度「フェミナリーズ・コンクール」金賞受賞。
●『ブルーマ·ダウトゥンノ』 2013年 カシーナ·イ ·カルピーニ コッリ·トルトネージバルベラ·スペリオーレD.O.C. 750ml 4431円税込み
皆さん!
バルベラ種ってご存知ですよね(笑)。
特にピエモンテのバローロ辺りではネッビオーロ→バルベラ→ドルチェットの断固たるヒエラルキーがございます(笑)。まあ、ドルチェットが自分達が飲むデイリーワインで、ドルチェットはお客様が来たときのちょっと気張ったワイン。ネッビオーロは言うまでもなく特別な時に飲む高級品(笑)。
実は私バルベラをここ30年近く探しております(笑)。かつて、バローロの名門モンテツェモロのバルベラ·ダルバ·スペリオーレを飲んだ感激が忘れられません。リリース前にモンテツェモロでバレル·サンプルを飲んでいました。
モンテツェモロ「今、実験的にバルベラをバリックで熟成したワインを仕込んでいるんだけど、どう思う?」
私「強い!でもこれがどう出来上がるか解りません(笑)。」
その後日本でリリースされたものを飲んでビックリ!ブルゴーニュのグラン·クリュを飲んでいるかのようでした。あれがコレ?かなり驚きました。
当然大ブレークしてモンテツェモロはバローロよりこのワインが有名になるほど(笑)。でも、それと並行して値段もバローロ並となり、扱いを辞めました(笑)。ケチでへそ曲がりなマスキューらしい対応でございます(笑)。
それ以来、ずっーとピノ・ノワール的なバルベラを探し続けております(笑)。空振り続けて30年、待てば海路の日和あり!ちょっと長く待ちすぎたかな(笑)?
えへへ(笑)、見つけました!
それでは裏試飲会の始まり始まり∼!
Kさん「樟脳…、ローズマリー、ミント…中身の凝縮が伺えますね(笑)。熟成香も綺麗(笑)。あ~、濃くて美味しい!言葉を失うねぇ(笑)。」
家内「圧巻!綺麗に甘い(笑)。甘露な味わい。しかも古さを感じない。フレッシュで葡萄を果物を齧っているみたい(笑)。」
私「でしょ(笑)!(鼻高々)、ブルゴーニュのグラン•クリュみたいでしょ(笑)。飲むと泣けてきますよ(涙)。」
家内「スモモ、桃、薔薇、佐藤錦…。果実が全部溶け込んでいて、まさに渾然一体。しかも複雑。」
Kさん「美しい!バルベラって基本ベリー系の果実味だと思うのだけど、コレはピノ・ノワール的。不思議ですよね(笑)。」
私「カリニャンとピノ・ノワールを足したような味わい。ミソは足して2で割らないところかな(笑)」
Kさん「マスキューさん、このワインのアルコール分はいかほどですか?そんなに高くはないですよね?」
私「え~と、ゲッ!15.5%ですぅー!総体アルコール分だと思いますから、15%は瓶詰め時にはあったはず!」
Kさん「コレだけのパワー…。折り合いがつくには長い熟成が必要なんですね。樽熟成3年してから瓶熟成を6年してからリリースかぁ。発想が凄
いよね(笑)。」
家内「樽熟成3年…、バリックではなくトノーかな?タニックじゃないからオーク材はスラヴォニア•オークかな?ピエモンテだしね(笑)。」
私「カタログたと、フレンチ•オークのトノーとか。ミディアム•ローストしてるとしか書いてない。樽材はきっとアリエだな(笑)。アリエの古樽をトノーに組み直したのかな?」
Kさん「木樽の影響はまったく感じませんよね
(笑)。しかし、これほど完成度が高いワインを造るには…、どれ程の経験を積んだのか…、文化、歴史、経験の蓄積を感じますなぁ(笑)。まさか、こんなバルベラがあるとは!」
私「当然計算尽くしたのだろうけど(笑)、あくまで人為を感じない自然な仕上がり。驚きですね(笑)。」
家内「あとこの甘さ、バルサミコの甘さに通じる。甘さと酸の区別が無くなる。酸味が甘さに変わる。そうそう、シワシワの梅干しの甘さ(笑)。」
Kさん「プラム系の香りもあるってことですね(笑)。それにしても奥深い(笑)。」
家内「ひたすらフルーティーなんだけど、上等な醤油のフルーティーさ(笑)。」
翌日になると
私「あの吹き出るような香りが大人しくなったね(笑)。」
家内「この点ネッビオーロとは違うんだね。このワインはこの時点でピークなんだね。」
私「でも急に古くなった感じではないんだよね。液体として実に美味しい(笑)。香りが外に出ず中にある感じかな。」
家内「自然に胃に落ちる(笑)。そしてゆっくり消えていく。」
私「液体は旨味のみ!」
家内「コルクにDIAM10使ってると言うことは、打栓したのが2017年頃だから2027年くらいはピークの状態は続くってことかな(笑)。」
私「作り手は全てをお見通してってことかな(笑)。」
以下インポーターさん資料より(一部岡本補追)
~トルトーナの丘~ DOC Colli Tortonesi ピエモンテ州東部の町 トルトーナ。昔からミラノとジェノバ、トリノとボローニャを結ぶ街道の要所にあたり、ピエモンテ、ロンバルディア、エミリアロマーニャ、リグーリア4つの州の異なった文化の影響があります。 ~Timorasso ティモラッソ種~ ピエモンテ州トルトーナ原産の地ブドウ。生産農家は30件以下で総栽培面積50haのレア葡萄。房は小さく、小粒で粒どうしが離れて実ります。ヴェルメンティーノやリースリングそして白にもかかわらずネッビオーロと比較されるキャラクターを持ち、フローラルな香りと高い酸を保ったまま 複雑さを伴うフルボディになることで知られます。 ~ピエモンテの希少種 ティモラッソ種~ 10~15日間の醸しを行う フルボディの白ワイン ■生産者 1998年にパオロ
ギスランディ氏がトルトーナの東、Pozzol Groppo ポツォール グロッポの丘にある、手付かずの自然を自力で開いたワイナリー。元大手企業のディレクターだったパオロ曰く「ワイン生産者になることは夢以上に 渇望に近いものだった」 そうで、現在は物質的な充足から決別し、大自然の真っただ中で家族と共にナチュラルワイン造りに没頭しています。 所有面積は10ha。畑の標高は約400m。地質は粘土石灰質。密植度は5,000~6,000本/ha。 畑では生態系と生物の多様性の維持、土壌の微生物の状況把握に常に気を配り、硫黄と銅以外は畑に撒くことはありません。パオロ氏曰く、一般的なオーガニック栽培以上に自然な農法とのこと。地下15mに温泉水が流れています。そのせいでとても水はけが良く、土が湿度を低く保てるのでベト、ウドンコ病
のリスクが数なく、一方で干ばつなどでも根に必要な水分は保持でき、ユニークなミネラルバランスを土壌に与えるそうです。 ~醸し発酵~ ティモラッソは酸が強く、パワフルで耐久性があり、時として最良の黒葡萄と共通した面が見られるそうです。そしてその最良の醸造法はエリアとしても確立していず、生産者ごとに様々なスタイルがとられています。彼は醸し発酵を行うことにより、果皮に含まれるブドウのキャラクターと色素が含まれている天然の酸化防止剤を引き出し、余計な添加物を加えず 長期熟成できる白ワインを理想としワイン造りを行っています。
葡萄のポテンシャルが高いからできる長熟バルベーラ
ブルーマ・ダウトゥンノとは秋の霧という意味。標高330~340mの畑で、樹齢は100年ほどの古木のバルベーラを用いています。野生酵母でステンレスタンク発酵後、ミディアムローストの 500Lのフレンチオークで36か月熟成。さらに 72 か月ボトル内で熟成後に出荷。無濾過・無清澄。3000本年の生産量。
きっとこのワイナリー渾身のポジティブ•セレクションの賜物かと(笑)。
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今年のヌーヴォー第一陣の入荷決定!
Oct 15, 2024 by weblogland |●ピノ・ノワール ヌーヴォー 2024年
アルマ・セルシウス 南フランス 赤 750ml
2000円税込み
南フランスのラングドックで作られるピノ・ノワールのヌーヴォー。
あれ、ちょっと早いのでは(笑)?
もともと解禁日のないヌーヴォーで去年は11月13日頃マスキューに到着しました。今年は10月24日!
実は今回は船便ではなく航空便での入荷となり、出荷日が早くなりました。何故か言えば、中東情勢が不安定なためリスクがある。要はスエズ運河経由は危ない。足止めを喰う可能性があります。ましてや積み荷はより速く確実に届ける必要が最優先のヌーヴォー。
そんなこんなで今回2024年のピノ・ノワールヌーヴォーは航空便となりました。
お値段はちょっと上がって2000円税込みを予定しております。
10月24日は木曜日ですから金土のマスキュー試飲会に間に合いますね(笑)。マスキューブログのアーカイブを調べると去年11月のマスキュー試飲会でお出ししましたから、今年は1ヶ月前倒しです(笑)。
ちょっと早いが、宜しいかと(笑)。
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ブログに載っていたバルベラありますか
Oct 13, 2024 by weblogland |私「コレです(笑)!」
「あれ?見たことあるような?」
私「御名答(笑)!実は先月のマスキュー試飲会でお出しした白、コッリ·トルネージ·ティモラッソ2021年の生産者イ·カルピーニが作るバルベラでございます(笑)。」
家内「その中の最上級品です(笑)。」
「なーんだ(笑)。あの白、ティモラッソ美味しかったから買いましたよ(笑)。ラベルの生産者の名前は一緒、でも絵面の円の大きさが違うんだね(笑)。バルベラは点、点、点が多い(笑)。その意図は?」
私「わっかりませーん(笑)。」
「ティモラッソの方のキャップシールは白でバルベラは黒かぁ。ラベルデザイン、スッキリして良いですよね。バルベラの方は沢山小さな丸が多いから、凝集感を表してるのかな?」
私「そうかも知れませんね(笑)。そうするとティモラッソはふっくら感かな(笑)?」
家内「イ·カルピーニのラインナップにバルベラがあるのは知らなかったんです。先月インポーターさんが新しいカタログを届けてくれたら載っていた。インポーターさんに聞くと『あっ!本当だ!』(笑)。彼もラインナップの変化に付いていない(笑)。」
私「まあ、取り敢えず1本飲んでみたら『こりゃ、旨い!』、そんなこんなで取り扱い開始となりました(笑)。」
家内「まだ調べなくてはならないことが多いので、大々的には並べていませんが(笑)、取り敢えず1ケース入れて様子見(笑)。」
私「これはバルベラ·スペリオーレで『ブルーマ·ダウトゥンノ』と言うキュヴェ名です。ジェネリック·クラスのバルベラもあるのでそれもサンプルを取り寄せてみようかと思っています。でもひょっとして以前飲んだことがあるような…、(笑)、思い出せないから飲んでいないことにしておきます(笑)。」
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ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ボーヌの白を試飲させていただきましたのでその印象を。
Oct 05, 2024 by weblogland |ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ シャルドネ 2021年ドメーヌ ·ギィ ·シモン ·エ ·フィス フランス ブルゴーニュ 白 750ml 3677円税込み
完売しました!
残念!
実はこの白、マスキューには6本のみの入荷。欲張って予約数を増やせば良かったのですが、へそ曲がりなマスキューはそこまで知恵が回らなかった(笑)。どうせ余るさ!なんてたかを括ったのが間違いでした(笑)。スミマセン。
ですからマスキュー試飲会ではサブリミナルにもなれず、スティルス販売(笑)。とはいえあっという間に発見され、あえなく轟沈完売となりました。ゴメンナサイ!
そうそう、同じヴィンテージのブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ボーヌの白を試飲させていただきましたのでその印象を。
とてもパワフル。リンゴ酸の分量に圧倒されました。一体どれほど熟成能力があるのか計り知れません。現時点ではニュイの方がバランスは良いかと。取り敢えず、そんな感じでございました。ご報告申し上げます!
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東京で某インポーターさんの試飲会
Oct 03, 2024 by weblogland |ちょうど50本ほどでしたから、チャチャと試飲(笑)。このインポーターさんの試飲会は久しぶりでしたので全て試飲しました。かつてかなり前に行った時と比べるとラインナップが変わってました(笑)。もう10年以上前ですから変わって当たり前ですね(笑)。失礼しました、ラインナップの傾向がちょっと変わってました。やはり時代に合わせながらも自社の強みを出すことに腐心してます。まあ、これはマスキューも同様かな(笑)。
それから店に帰ると違うインポーターさんから届いたサンプルを見る(笑)!取り敢えず見るだけ(笑)。
こんな感じです(笑)。
今回はインポーターさんおすすめのボルドーとオーストリアとアルザスのピノ・ノワール。特にアルザスのピノ・ノワールは高級品。マスキューとしてはちょっとビビりながらの取り寄せです(笑)。
『不味かったら文句言ってやろう!』
本音ですが、それは言いません(笑)。
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えっへん
Oct 02, 2024 by weblogland |家内「それは私と常連のお客様に対する冒涜!
(えっへん)」
私「そんな意図はないんだけど(タジタジ)、良いワインと売れるワインって違うじゃん(笑)。」
家内「まあ、そう言えばそうだね(笑)。でもさあ、マスキューの常連の方々は、安全運転を好まないと思うんだよね(笑)。」
私「ケチでへそ曲がりだけど面白い!面白さはマスキューにとっては必須かな(笑)。」
家内「まあ、その結果大して売れなくても諦める!この潔さ(笑)」
私「トホホ(笑)。でもピックプールが思った以上に好評で励まされたよね(笑)。この路線継続!」
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桝久 試飲会リポート 後半
Oct 01, 2024 by weblogland |「マスキューさん!赤2本の後に白ですか?」
「それもかなりしっかりした赤の後ですよ(笑)!」
「普通は白3本まとめてから赤ですよね(笑)?」
「意図ありありだな(笑)!」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「うわっ!こりゃ凄い(笑)!酸味と厚みが並みじゃないね(笑)。しかも凄くドライ(笑)。」
「厚みに旨味甘みがたっぷりある。キャンディ舐めてるような舌触り(笑)。」
「経験したことのない味だけど、美味しい(笑)!」
「高級なリースリング?」
私「酸のビシッとした硬いやつですね(笑)。」
「ピックプール種?飲んだことない。」
私「ロワールのミュスカデとラングドックのピックプールが牡蠣等のお友達として知られています。」
家内「日本にはあまり輸入されてませんが、その幾つかを飲むとこんなにスパルタンなものではありません。」
「ブログに書いてあったチクチク刺すような酸の意味が解りましたよ(笑)。」
「でもこのピックプールはどう考えてもミュスカデよりパワフルですよ(笑)。」
「ミュスカデやグロ·プランみたいにエビのフリッターに合わせるにはもったいない(笑)。もっと高級で濃厚な魚介類に合わせるべき(笑)。」
私「最近注目されているミュスカデの中心部のAOCサン·フィラクルと比べるべきかな?」
「また変わったワインを見つけましたね(笑)。」
「かと言ってアルバリーニョとも違うんだよね
。アルバリーニョってふっくらした爽やかさだもんね。」
「また、新しい扉が開いたかな(笑)?経験値が上がった(笑)。」
「うんうん。白い花の香りがして爽やか(笑)。ミネラリーだし、しっかり辛口。」
「塩辛さもあるし、ミネラリー…、砕石や鉱物のミネラリーじゃなくて…、ヨード…、海藻っぽいかな(笑)?」
私「海を連想しますよね(笑)。」
「あと、香りの出方…、ラダチーニはふわんとフローラルなんだけど、これはワインの中からズバンと出てくる(笑)。」
家内「ブルゴーニュのシャルドネの香りの出方に似てますよね(笑)。土壌はあの辺りでは珍しい石灰質のようです。そうそう!キンメリッジアンに合う…、キンメリッジアンを好むシャルドネと共通の性向かな(笑)?」
「店長!これ大好きですよ(笑)!たまらん(笑)!」
「何に合わせます?」
私「1kgはゆうにある岩牡蠣(笑)!1個をこのワインで存分に堪能する(笑)!」
「お刺身に合うかな?白身の刺し身に塩を振って柚子を絞りかける(笑)!」
私「柚子胡椒も行けそう(笑)。」
「あのチューブに入ったヤツですね(笑)。」
「オーソドックスに白子をバターで焼いたもの!」
「アサリの白ワイン煮!」
「ボンゴレ!」
「えっ、え~い!アサリバター!」
「なるほど!このワインはクリーミーなところがあるから鉄板だよ(笑)!。」
家内「閃いた!チーズフォンデュ!それもチーズを何種類も入れたもの(笑)。どんなチーズが合うか?妄想が止まらない(笑)!」
どうやら皆さんこのワインを飲んで涎が止まらなくなったようです(笑)。
○ティモラッソ 2021年 カッシーナ・イ・カルピーニ イタリア ピエモンテ 白 コッリ・トルトネージ・ティモラッソD.O.C.750ml
2828円税込み
「う~ん、このワインもただ者ではない(笑)!」
「今日の白はどれもスタイルが大違い(笑)。」
私「ちなみにラダチーニは15℃以下、ピックプールは15℃くらい、ティモラッソは20℃以下を目標供出温度としました。ワインそれぞれのスタイルが違いますので同じ温度で出せませんでした(笑)。」
「このワイン、以前試飲会で出しましたよね?」
家内「はい!以前2020年ヴィンテージでお出ししました(笑)。今回の2021年ヴィンテージと比べると面白いかと(笑)。私の大好きなワインでして…(笑)。」
私「たしか2022年の4月のマスキュー試飲会でお出ししました。作柄の違いがとても興味深かったので(笑)、今回再登場となりました。」
「う~ん、独特な香り。しかもそれがみっちり入っている(笑)。この香りなんと言えばよいのかな(笑)?」
私「そーなんです(笑)。とても特徴的な香りがします。2020年ヴィンテージはこんなに個性的ではなかったかと(笑)。」
「好みが別れるかも…。マスキューさんらしいチョイスですな(笑)。」
家内「特徴的ではあるけど…、ウォッシュチーズの皮のような香り(笑)。」
私「たまにこの香りがするワインはあります。試飲会ではやりませんでしたが、ポーランドのアドリア·ヴィンヤードのリースリングはこの香りが強かったように記憶しております。あとピエモンテのペラベルガかな。山のワインっぽい香り(笑)?」
「桃なんかのふっくらした果実味…、スパイシーですよね(笑)。」
恐らくティモラッソを一番飲んでおられるAさん
「う~ん、たしかにティモラッソ。2020年は完全に出来上がっていたけど、2021年はまだ時間がかかりそう。一つ一つの特徴が2021年の方が強くて明瞭ですよね(笑)。大柄のように感じます(笑)。」
「あと、アンズ…、プラムのようなアクセント。
複雑ですね(笑)。」
私「赤い果実の香りがすると言うことは、完全な白葡萄ではなく果皮に若干の色がついているかも知れませんね。」
家内「ティモラッソは地元では『白い宝石』と呼ばれ大事にされているようです。DOCの規定でもティモラッソだけは最低アルコール分が少し高く規定されています。」
「それってどういうことなんですか?」
私「多分、ちゃんと手をかけないと葡萄が沢山なるか、一房が大きく成りすぎるか、そんな品種特性があるような気がします。コルテーゼやガルガネガのように…。」
家内「ガヴィなんかでも房の下1/3を切り落としたりして凝縮感を増すようにしたりしています(笑)。」
「1/3も切ってしまうのですかぁ!」
私「葡萄の房が巨大なもので…(笑)。」
「日本のマスカットみたいですね(笑)。食用には良いけど、ワイン用の葡萄は小さいもんね(笑)。」
「マスキューさん!このワインはとてもミネラリーですよね(笑)。でもピックプールのミネラルとはちょっと違いますよね(笑)。」
家内「やはりそう思われますか(笑)。共に石っぽくは無いですし、ヨードっぽさもあるのですが、ピックプールは海 ティモラッソは山のワインとでも…。」
「うんうん。ティモラッソ飲みながらキノコのクリーム·シチューなんか良く合いそう(笑)。」
「栗!きっと合うはず(笑)。直感的にティモラッソは山の幸に合うような気がしますよね(笑)。」
家内「山羊や羊のウォッシュ·タイプのチーズには良く合いそう(笑)。」
私「ピエモンテって何でもウォッシュにしちゃうし(笑)。」
大盛りあがりのピックプールとティモラッソでした(笑)。
●ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ ピノ ·ノワール フュ·ド·シェーヌ 2021年 ドメーヌ·ギイ·シモン 750ml 3,677 円税込み
「マスキューさん!強力な白ワイン2本の後に『おじさんのピノ・ノワール』とは!大丈夫かな(笑)?」
私「えへへ(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~、滑らか!しかも強い(笑)。あの強力な白の後でも全然大丈夫(笑)!」
私「でしょ(笑)。」
「涼しいと赤ワインが美味しい。特に今の時期のピノ・ノワールは最高(笑)!」
私「秋口のピノ・ノワールって美味しいですよね(笑)。」
「そうそう(笑)。。もっと寒くなるとこってりした赤を飲みたくなるけどね(笑)」
「癖がないし、かと言ってしっかりピノ・ノワールしてる(笑)。誰が飲んでもブルゴーニュのピノ・ノワールって思うような味わい(笑)。」
「このワイン、コース料理でもコレ1本で通せるね(笑)。」
私「開けたてはちょっと若くパワフルでしたが、翌日になるとしっとりと落ち着いてきました。」
「酸もしっかりあるし、タンニンも厚みがある。そして綺麗だよね(笑)。オート·コートだとちょっと酸っぱさが出るけど、これは気にならない。」
「うんうん。雑味が無いし、ピノ・ノワールらしい気品があるよね(笑)。」
家内「あと樽の影響を感じませんよね(笑)。古樽ではありますがしっかり樽熟成しています。ワイン自体のタンニン·果実味が樽香を凌いでいますし、ワインを複雑にしています。」
「いつもの『おじさんのピノ・ノワール』よりワン·ランク上に感じます(笑)。作柄が良かった?」
家内「天候不良により収穫量が少ない生産者にとって最悪のヴィンテージが2021年です。」
私「春に遅霜、7月には雹、散々の年。特にブルゴーニュでは収穫量が半減もしくは収穫しなかった生産者もいるほどでした。1991年以来の悲惨な年でした。でもですね(笑)、少ないながらも出来上がったワインは素晴らしいものとなりました。この点も1991年と共通かと。」
「なるほどね(笑)!高くなるのも仕方ないのかな?」
私「『おじさんのピノ・ノワール』はかつては2000円くらいで販売してました。マスキュー扱いのブルゴーニュとしてはもっともコスパが良いワイン。ただ今では3000円代後半となってしまいましたが、それでも相対的にはお買い得。
ちょっと複雑な気持ちでございます。」
「このワイン、ちょっと乳臭さがあるから、仔牛に合いそうですよね。う~ん、『ペック』の仔牛のカツレツ!」
私「『ペック』?」
「高島屋に入ってるイタリア食品店なんだけど、そこのミラノ風カツレツ!に絶対合う!衣にチーズが入っていて美味しいですよ(笑)。」
私「なるほど!今度行って来ます(笑)。」
食通のTさんご夫妻にまた教えていただきました(笑)。このご夫妻達人なんですよね(笑)。
ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋·昭子
9月のマスキュー試飲会セット販売のご提案!
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桝久 試飲会リポート 前半
Sep 30, 2024 by weblogland |いきなりの秋(笑)。ワイン·ラヴァーもエンジンがかかったようです(笑)。
「桝久さん!ようやく赤ワインが美味しい季節になりましたね(笑)。ずっーと、ビール、白、ロゼ、泡でしたよ(笑)」
「気温が35℃なんて、赤ワイン見る気にもならない(笑)。」
「今は身体が赤ワインを欲してる(笑)」
○フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2021年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1555円税込み
「ラダチーニの白ですね(笑)。モルドバですよね(笑)。」
私「はい!マスキューの大定番です。このフィオーリ·ブランドはラダチーニのミドル·クラスです。」
「モルドバも戦争のとばっちり受けて大変ですよね。」
「そうそう、オデッセの港使えないから大変だよね。グルっと大西洋から船積みしなきゃいけないもんね。」
私「ラダチーニの輸出部長が7月に日本に来ました。ついでにマスキューにも来てくれました(笑)。」
「えっ!ホントですかぁ。」
私「7月は暇だったんじゃないですか(大爆笑)。」
家内「プロモーションの一環かな(笑)。ラダチーニの人がマスキューに来たのは2回目かな。」
「戦争大丈夫なんですか?モルドバにはロシア軍が駐留してるところがあって緊張してるなんて新聞で読みましたよ?」
「沿ドニエストル共和国でしたっけ?火の手が上がらないのかな?」
私「私もそう思って本人に聞きました。基本同じスラブ民族なので対立はしていないようです。サッカーでスペインのビックチームに沿ドニエストルのチームが勝ったって自慢してましたよ(笑)。」
「へぇー、我々の考えているのとは状況が違うんですね。」
私「ただ、一重にプーチンが悪いと言ってはいました。あと最貧国のモルドバ攻めても何もならないなんて冗談を言っでしたが。」
「写真を見ると無骨な感じの方ですよね。輸出部長っぽくない(笑)。ベラベラ話をしなさそう(笑)。」
家内「そーなんです(笑)!言葉少なくとても実直そうな方でした(笑)。少なくともフランス人やイタリア人とは違いました(笑)。」
私「ワインも同様に実直(笑)。手を抜いたりしません!この白ワインもエア·プレス·マシーンで優しく搾りますので歩留まりは52%ほどだそうです。一般には70%ほどです。」
「うわっ、贅沢!」
「ブルゴーニュのピノ・ノワールなんか50%くらいですよね。」
「エア·プレス·マシーンって?」
私「円筒形のタンクを横に寝かせたような形で、中でバルーンを膨らませて荷重をかけて搾ります。1.2気圧程度の緩い圧なので。いわゆる一番搾りだけで作ってます。」
「雑味が無い?」
私「はい!もともとの葡萄本来のポテンシャルで勝負してます。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~あ、香り豊かぁ(笑)!白い花みたいな香り、青い柑橘類も…。」
「うんうん、レモン…、ピールみたいな苦みもあるかな(笑)?」
私「香りの重心が高いですよね(笑)。香りがパーンと出てくる(笑)。」
「旨味もしっかりある!」
「ハニーさがある。重くなくてちょうど程好い(笑)。」
「バランスが良い。アルコール分はいかほどですか?」
家内「え~と、13%ですね(笑)。飲んだ印象より高いですよね。」
「そんなにあるとは思えないですよね。」
「デイリーには持って来いですね(笑)。変な癖もないから飽きがこないワインですね(笑)。」
私「この夏だいぶ助けられましたよ(笑)。」
「う~ん、このワイン、実はとてもミネラリーでドライですよね(笑)。」
「爽やかだからコレだけでも楽しめるけど、食べ物にとても合わせやすいかな(笑)。」
家内「白菜+豚肉のコンビネーションには鉄板です(笑)。味噌や胡麻油にも合いますね(笑)。」
「鍋物にスダチを使ったタレは合うなぁ(笑)、あっさりしていて、しかも旨味もあるしね(笑)。」
「うんうん。あと中華料理も合わせやすい(笑)。」
「天ぷら!塩でもオッケー、天つゆでもオッケー!」
「天つゆだったらスダチは必須(笑)!」
「大根おろし!」
家内「真冬の寒い時期の辛い大根。それをおろしで蕎麦をつけて食べる!出汁つゆにたっぷり大根おろしを加えておもちを食べる絡み餅!」
「中華料理の大根餅!」
私「このワインは強めに冷やすとリンゴ酸が際立ちますが、液温が上がるとリンゴ酸より旨味が前面に出てきます。温度帯の幅が広く扱いやすさがあります。」
●フィオーリ フェテアスカ・ネアグラ&シラー 2019年 ラダチーニ モルドバ 赤 750ml
1,555 円税込み
「う~ん!重すぎず、軽すぎず、ちょうど良い(笑)。スイスイ飲める訳じゃないけど…、しっかりした赤ワイン。赤ワインを飲んだ気がするよね(笑)。涼しくなってきたからこそ(笑)!」
「2019年ヴィンテージですか。上手く熟成してますよね。綺麗に角が取れている(笑)。」
「『状態が良い』ってことですね。意味が解りましたよ(笑)。」
「膨らみや余韻も綺麗。ある意味欠点が無い(笑)。」
家内「ようやく飲み頃になりました。フェティアスカ·ネアグラはとても手強く(笑)、シラーを入れることで飲みやすくしています。」
「マスキューさん!シラーって基本手強い品種ですよね。と言うことはフェティアスカ·ネアグラはシラーより手強いって言うことですか?」
私「そーなんです(笑)。フェティアスカ·ネアグラ100%の2019年のものがありましたが、とてもじゃないがまだ売れる状態ではありませんでした(笑)。」
「香りにボリューム感があるし、フローラルだよね。この点白共通かな(笑)。」
「完全に熟したフルーツだよね。ちゃんと深さもあるし(笑)。こりゃなかなかのものだよ(笑)。」
「ミント…、ドライフルーツのような果実味。」
「イチヂクっぽさも、乾燥イチヂク食べながら飲んだら美味しいよね(笑)。」
私「真夏に常温で赤ワインを飲むと、酸味は目立ち、タンニンは暴れるし、赤ワインを楽しむ環境では無いですよね(笑)。」
「グラスに注ぐとゆっくり美味しくなってくる(笑)。ボルドーのワインみたいですよね?」
私「ボルドースタイルですね。あと、一部木樽熟成していますが、樽の香りは解らない程度に抑えています。しっかりした果実味を重視したラダチーニらしい赤ワインかと(笑)。」
「樽使っているんだ!解らない(笑)。」
「タバコ、チョコレート…、あくまでも隠し味程度なんだな。」
家内「バリックの古樽とステンレスタンクを併用熟成して最後にブレンド。出来上がりは、かつてのカオールやベルジュラックを彷彿させます(笑)。」
「カオールのワインって濃いですよね?」
私「古典的なものは途方もなく濃い(笑)。墨汁みたいですよ(笑)。」
家内「実際墨の香りがするし(笑)。」
私「まあ、あれほど長期の熟成はしないと思いますが、2019年ヴィンテージでちょうど良いのはデイリークラスとしてはかなりレベルが高いかと(笑)。」
●キャンティ・コッリ・セネージ 2021年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア 赤 キャンティ·コッリ·セネージD.O.C. 750ml 1980円税込み
「おっ!かっこいいラベルですね(笑)。」
「マスキューさん!ブログで瓶に貼り付けていたラベルのワインですよね(笑)。」
私「えへへ(笑)。そーでこざいます(笑)。」
「あ~!高級(笑)!」
「キャンティみたいではないですよね。もっと重厚。」
「キャンティって薄くて酸っぱい(笑)。まあ、それは安いやつか(笑)。」
家内「このキャンティ·コッリ·セネージはキャンティDOCのエリアの中では一番南側です。もともと生産者のダヴィティはDOCGヴィーノ·ノビレ·デ·モンタルチーノの作り手です。このワインはその若木だけで作ったものとなります。」
「マスキューさん!若木で作ると品質が落ちるのですか?」
私「若木は樹勢が強いため沢山葡萄を成らしてしまいます。ですから規格より多すぎることになります。凝縮感に欠けます。あと、旨味に欠けます。いわゆる古樹になると旨味が増します。」
家内「これはワイン法により規制もありますが、それ以上に生産者による自己規制によるところが大きいかと。」
「なるほどね。腑に落ちましたよ(笑)。このワイン、上物であることは間違いない(笑)。」
「大きさが立派(笑)。まだ若い…、けれどワインとしてのランクはラダチーニより上な感。」
「いやいや、薄いキャンティより数倍ましだな(笑)。まあ、あれは安いか(笑)。」
家内「翌日になるとサンジョヴェーゼの酸っぱさも感じます。」
「ふ~ん、なるほど。でもこの甘さ…、大きさでもあるし、DOCGにも通じるのかな(笑)。安い量産品もキャンティ。DOCGのハネ酒もキャンティ。どちらが良いか決めるのは私(笑)。」
「そもそもイタリアのDOC、DOCGはややこしい(笑)。モンタルチーノ、モンテプルチアーノ、モンテファルコ、地名と品種名だけでも区別がつかない(笑)。資格試験の大関門(笑)。」
「そうそう、キャンティもヴィーノ·ノビレもブルネロももともと同じサンジョヴェーゼなんだよね(笑)。」
「でも彼奴等違うって言い張ってる(笑)。なんかインチキ臭い(笑)。」
家内「違うと言えば違うし、違わないと言えば違わない(笑)?由拠するところは生産者の意識
だと思います。」
「なんか深い話になってきた(笑)。」
私「結局葡萄は人が作るものですが、かといってそれで全てが完結しない自然の奥深さイレギュラーさの要因が大きい。」
「あと、幾らで売れる?」
「幾らなら買える買う?」
私「それ全部正しいんですよね。ケチなマスキューはその隙間を泳ぐ(笑)。それしかない(笑)!」
「そうするとこのワインは合格ですな(笑)。」
私·家内「ありがとうございました(笑)!」
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桝久 試飲会リポート 前半
Sep 29, 2024 by weblogland |いきなりの秋(笑)。ワイン·ラヴァーもエンジンがかかったようです(笑)。
「桝久さん!ようやく赤ワインが美味しい季節になりましたね(笑)。ずっーと、ビール、白、ロゼ、泡でしたよ(笑)」
「気温が35℃なんて、赤ワイン見る気にもならない(笑)。」
「今は身体が赤ワインを欲してる(笑)」
○フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2021年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1555円税込み
「ラダチーニの白ですね(笑)。モルドバですよね(笑)。」
私「はい!マスキューの大定番です。このフィオーリ·ブランドはラダチーニのミドル·クラスです。」
「モルドバも戦争のとばっちり受けて大変ですよね。」
「そうそう、オデッセの港使えないから大変だよね。グルっと大西洋から船積みしなきゃいけないもんね。」
私「ラダチーニの輸出部長が7月に日本に来ました。ついでにマスキューにも来てくれました(笑)。」
「えっ!ホントですかぁ。」
私「7月は暇だったんじゃないですか(大爆笑)。」
家内「プロモーションの一環かな(笑)。ラダチーニの人がマスキューに来たのは2回目かな。」
「戦争大丈夫なんですか?モルドバにはロシア軍が駐留してるところがあって緊張してるなんて新聞で読みましたよ?」
「沿ドニエストル共和国でしたっけ?火の手が上がらないのかな?」
私「私もそう思って本人に聞きました。基本同じスラブ民族なので対立はしていないようです。サッカーでスペインのビックチームに沿ドニエストルのチームが勝ったって自慢してましたよ(笑)。」
「へぇー、我々の考えているのとは状況が違うんですね。」
私「ただ、一重にプーチンが悪いと言ってはいました。あと最貧国のモルドバ攻めても何もならないなんて冗談を言っでしたが。」
「写真を見ると無骨な感じの方ですよね。輸出部長っぽくない(笑)。ベラベラ話をしなさそう(笑)。」
家内「そーなんです(笑)!言葉少なくとても実直そうな方でした(笑)。少なくともフランス人やイタリア人とは違いました(笑)。」
私「ワインも同様に実直(笑)。手を抜いたりしません!この白ワインもエア·プレス·マシーンで優しく搾りますので歩留まりは52%ほどだそうです。」
「エア·プレス·マシーンって?」
私「円筒形のタンクを横に寝かせたような形で、中でバルーンを膨らませて荷重をかけて搾ります。1.2気圧程度の緩い圧なので。いわゆる一番搾りだけで作ってます。」
「雑味が無い?」
私「
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明日明後日とマスキュー試飲会です!
Sep 27, 2024 by weblogland |家内と作戦会議(笑)。
私「今回は前半戦は安全運転だけど(笑)、後半の白二本はマスキューらしくてイイ(笑)。売れなさそうだけど(笑)。」
家内「目新しくてとても良いワインだけど(笑)、個性的過ぎるかも(笑)。」
私「まあ、あなたのイチオシだから、買う人は大体想像つく(笑)。マニアックなお客様(笑)。」
家内「ワインは個性!もちろんそれに伴う品質!好奇心揺さぶらなきゃね(笑)。」
私「賛成(笑)!サブリミナルの仕込みもオッケーだしね。これもマニアック(笑)。」
私「トリのギイ·シモンのブルゴーニュ·オート·コート·ド·ニュイのピノ・ノワールなんだけど、ボーヌのシャサーニュ・モンラッシェやモンテリ辺りのピノ・ノワールに似てる気がする。思いつかなくてずーとモヤモヤしてたんだ(笑)。どう思う(笑)?」
家内「たしかにギイ·シモンにしてはヘビーだよね。今まで飲んだ中ては一番かな。私は多量の酸…下支えしてるリンゴ酸はオート·コートの硬質さだと思うけど…。まあ、威厳もあるんだよね(笑)。」
私「2021年のギイ·シモンは白が極端に少なかったみたいだね。オート·コート·ド·ニュイの白はもうないみたい。オート·コート·ド·のニュイのピノ・ノワールを回してもらって良かったね(笑)。」
家内「シャルドネはもうないんだ?」
私「オート·コート·ド·ボーヌのシャルドネももうすぐに終わるみたいなこと言ってたし…。2021年のブルゴーニュは仕方ない。」
家内「数が少ないからね。でも私は2020年より2021年の方が好きかな(笑)。店長は2020年でしょ(笑)?バランスが2021年の方が取れてる気がするんだよね(笑)。」
私「たしかにね。でもさあ、2020年の底知れなさに惹かれるんだよね(笑)。」
ついつい議論は沸騰(笑)。
私「サブリミナルのワインを1本並べるの忘れた
!いけないいけない(笑)。」
家内「1本しかないのに並べてイイの?」
私「それはそこ、サブリミナル、サブリミナル(笑)。」
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ようやく並びました!
Sep 26, 2024 by weblogland |今週末のマスキュー試飲会のラインナップ全て揃いました(笑)!
あー、良かったぁ。
なにせ並んだのは今日水曜日ですからね(笑)。いつもながら以上のバタバタです。
ところで今回の問題児はキャンティ·コッリ·セネージ。別にワインが悪い訳ではないので誤解なきよう(笑)。遅れの核心(笑)。ホント言うとちょっと焦ってました。無事届いて並んだ姿を見ると、涙は出ませんが(笑)、ほっとしました。
でも、こうしてゆっくり眺めるとキャンティ·コッリ·セネージは妙に格好良く見えませんか(笑)?トリのおじさんのピノ・ノワールが不真面目に見える(ゴメンナサイ)。
そうそう、実際の問題児はピックプール·ド·ピネ、背が高すぎて棚の中に収まりません(笑)。まあ、お魚が泳ぐラベルが可愛いから許しましょう(笑)!
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ワインが揃うのは明日
Sep 24, 2024 by weblogland |本当は先週の土曜日にはワインは全部届く予定でしたが、あくまで予定(笑)。インポーターさんのシステムエラーで土曜日には届きませんでした(笑)。
土曜日はちょっと焦りましたが、最悪水曜日には届くだろうからと思い直し、休み明けの今日確認再注文(笑)。人間がやることですから仕方ない(笑)。最悪試飲会に間に合えばオッケーかな。人間だいぶ出来てきた(笑)。
さぁ、明日は楽しいワイン並べ!
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マスキュー定番のイタリアの白ワイン
Sep 22, 2024 by weblogland |が2021年ヴィンテージにて再入荷しました!
2022年5月のマスキュー試飲会で好評いただいたピエモンテの白。あの時は2020年ヴィンテージでしたっけ。コッリ・トルトネージはアスティの南東ロンバルディアとの州境辺のD.O.C.てす(笑)。
とてもアロマティックでふくよか。ガヴィにも通じる優良な白ワイン。思い出していただけましたか(笑)?
家内「待望の2021年ヴィンテージが到着しましたぁ(笑)!」
私「ピエモンテもフランス同様に量の少ない作柄。逆に期待出来るんだよね(笑)。待ってました!」
家内「え~と、まずはアルコール分。14.5%!
2020年は14%だったから0.5%アップしてるね。」
私「樹上の少ない葡萄果を、最後の最後まで収穫を粘って遅らせたんだな。手強そう(笑)。」
家内「う~ん。飲んでみるとティモラッソなんだけど、たしかに手強い(笑)。」
私「2020年は開けてすぐにサクサク飲めたけど、2021年はまだ出来上がっていない。まだ時間がかかるのかな?」
家内「ハニー!ボリューム感、密度感、酸の量、全て立派(笑)。果実感も閉じ気味かな。ちょっと苦みがありバランスが取れてない。」
私「ホント、大物(笑)。フルボディーだな(笑)。
作柄の特徴がダイレクトに表れてる。」
家内「時間かけてティスティングしないとね(笑)。」
翌日
私「相変わらず閉じてるけど(笑)、旨味は確実に増している。まだまだ伸び代はありそうだね。ティモラッソって早飲みの品種だと思っていたけど、違う側面もあるんだね。再発見(笑)。」
家内「基本桃なんかの果実感が主体なんだけど、まだ出足りない。カリンの香りがしてチャーミングではあるんだけどね。」
2日目
私「初日から苦みがあったけど、きっと酒石酸由来の苦みだね。時間が経つと慣れる(笑)。」
家内「オレンジっぽさが加わってきた。複雑味も増している。」
3日目
家内「相変わらず大物(笑)。でも確実にバランスが取れてきて飲みやすい方向に行ってる(笑)。」
私「底力と本来的な良さ、栽培の良さを感じるね(笑)。ようやく桃っぽさも明瞭になってきたし
(笑)。」
家内「いつになったら全開になるのかな(笑)?」
私「さぁ(笑)?ドンナルーチェの例もあるしね(笑)。解らない(笑)。」
4日目
家内「しっとり落ち着いては来たけど、まだまだかな(笑)?」
私「揺るがない方向を直進中(笑)?でも、キメの細やかさを感じる。愛おしくなる(笑)。」
5日目
私「飲みやすくなっては来たけど、まだ隠れてるよね。抜栓しないで何年か後に飲んでみたくなった(笑)。」
家内「開けるのがちょっと早かったかもね(笑)。でもとても良い勉強になった。ティモラッソ種の理解が深まった(笑)。」
私「今月末のマスキュー試飲会に出そうか?」
家内「マスキューらしいマニアック(笑)。売れることを考えていない(笑)。」
私「へそ曲がりなマスキューらしくて良い(笑)!」
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9月の試飲会のラインナップ決まりました!
Sep 22, 2024 by weblogland |まずは1500円の価格帯最強となったモルドバ·ラダチーニの白と赤からスタート!
あと、添付の映像のキャンティ·コリ·セネージのラベルがちょっと可怪しい?諸般の事情をお察しくださいませ。試飲会には間に合いますので(笑)。
○フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2021年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1555円税込み
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。
歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に設立したアルバストレレ・ワインズ。外資の支援を受け設備やワイン造りの近代化を成しました。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。ソ連時代の巨大農場の名残でもありますね。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。
これはいわゆるラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の白。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・アルバ
100%で造られてます。温度管理されたステンレス・タンクで発酵後約3ヶ月熟成されてから瓶詰め。
ルーマニアを中心に東欧で広く栽培されるフェテアスカ・アルバは通例マスカット種に似た味わい。フレッシュ&フルーティーが身上。ルーマニアのドイツ向けのラベルには「乙女の葡萄」と書かれるとか。蛇足ながら赤の変種フェテアスカ・バベヤスカは「祖母の葡萄」だそうな(笑)。このワインはどちらかと言えばグリューナー・ヴェリトリーナに似たスタイルかな(笑)。フレッシュで上品な滑らかさは上等な証。乙女というより熟女(笑)?東欧の白ワインに共通の白胡椒の香りが肉厚な果汁に深みを与えています。心地良いアプリコットやグレープフルーツなどの柑橘類、白や黄色の花のニュアンス。合わせる料理は豚肉であり、バターやオリーブオイルではなく穀物系の油を使った料理とは相性がとても良い。中華料理や和食にはバ
ッチリです(笑)。
しかも赤同様コスト・パフォーマンスが抜群に良い!嬉しくて困ってしまいます(笑)。
●フィオーリ フェテアスカ・ネアグラ&シラー 2019年 ラダチーニ
販売価格(税込): 1,555 円
これはラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の赤。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・ネアグラ55%、シラー45%の比率でアッサンブラージュしたもの。フェテアスカ・ネアグラ100%のものより柔らかめ(笑)。シラーが果実味に複雑さを加えています。
手摘みした葡萄を特別なイーストで発酵させたとか。果実味豊かで酸があり、ラダチーニ共通の透明感のある旨味たっぷり、赤や黒のベリー、プラムの味わいとの折り合いのつけかたは立派(笑)。広がり、奥行きもありフィニッシュも美しい。飲んだ印象だとラダチーニ・ブランドのものよりワン・ランク上(笑)。畑の収穫量がラダチーニ・ブランドのものよりかなり少ないようです。
バリックによる木樽熟成6ヶ月ほど一部をステンレス・タンクで8ヶ月熟成。バリック100%ではありませんから過剰ではなく、液体濃度とのバランスがとても良い。
一見ボルドー・スタイルですがボルドーには見当たらない(笑)。かといってニュー・ワールドのような無理がない。特に柔らかなタンニンが特徴的なモルドヴァの良品と言うしかありません(笑)。
しかも、恐るべきコスト・パフォーマンスなのです。
ところでフェテアスカ・ネアグラですが
、もともとは主にルーマニアで栽培される白葡萄フェテアスカ・アルバの変種。
白葡萄から黒葡萄が生まれたんですね(笑)。ただ、そのポテンシャルの高さから将来の開花が期待されていました。ようやく開花したようですね(笑)。
●キャンティ・コッリ・セネージ 2021年 アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ イタリア 赤 キャンティ·コッリ·セネージD.O.C. 750ml 1800円税別
マスキューの定番イタリア·トスカーナのダヴィティのキャンティ・コッリ・セネージです!
このアジェンダ・カサーレ・ダヴィッディは19世紀初頭に設立され、モンテプルチアーノのグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アクアヴィーヴァ村に計20ヘクタールの畑を所有しています。メインはもちろんヴィーノ・ノビレ(笑)。それと重なるキャンティ・コッリ・セネージ。
これはヴィーノ·ノビレの若木の葡萄で作ったワインを2500リットルのスロベニアン·オークの大樽で6ヶ月熟成させたもの。
味わいはちょっとブルネロっぽいサンジョヴェーゼ。通例のキャンティよりもヘビーな感じです。高騰するトスカーナ·ワインにあって異例なコストパフォーマンスに優れたもの。
あと、2021年ヴィンテージは真夏の3ヶ月間旱魃にみまわれ収穫量を大きく減らしました。それ故収穫出来た葡萄は途方もない凝縮した葡萄となったようです。もともとキャンティ・コッリ・セネージはキャンティのサブゾーンとしては南に位置しており、糖度の上がりやすいエリアです。それ故量産品のワインを作る生産者もいますが、ダヴィティのような質優先の生産者(ヴィーノ·ノビレが本職ですから)にとってこの2021年の作柄はアドバンテージとなったように思います。
今時珍しいお買い得のトスカーナ·ワインとなっております(笑)!
以下インポーターさん資料より
ダヴィディ家は800年代フィレンツェで始まり1300年代にモンテプルチアーノに移ってきました。当時からずっとワインを造り続けていたそうで現在のワイナリーは19世紀初頭にジュスティノ ダヴィッディ氏によってモンテプルチアーノのヴァリアノ村(Valiano)に設立されました。当時の畑は2haでした。地所と醸造の伝統は代々一家に引き継がれ、現在ではグラッチャノ村、ヴァリアノ村、アッバディーア村、アックアヴィーヴァ村に計20haを所有します。 ■畑について 訪問してびっくり!牡蠣殻の化石等が見られる昔海だった場所が隆起した畑は基本的にアメリカ産の台木に接ぎ木してない「自根」でした。 また隣の樹がだめになった時。若い木を植えるととなりの樹と競い合う状態になるため、取り木法(イタリア語でRincolco リンコリコ)で
畑の株密度を保っています。(右写真参照) 良いワインが出来るはずです。 完全オーガニックへ移行しており、2021年オーガニック申請を行いました。2023年オーガニック認証予定です。
○ピクプール・ド・ピネ 2023年 フローレ 南フランス ラングドック ピクプール・ド・ピネA.C. 750ml 2545円税込み
塩味があって刺すような酸が特徴のピクプール種。実はこの『刺すような酸』なのですが、今ひとつピンときませんでした(笑)。こんな風に言ってしまうと身も蓋もないのですが(笑)、正直に申し上げます。
ジャンシス・ロビンソンの著者『ワイン用葡萄ガイド』中の記述で …ピックプールは「舌を刺す」という意味(マストのもつ高い酸を指す)で… とあります。
でもですね、正直舌を刺す酸を持つピックプールを飲んだ経験がありませんでした。たしかに酸っぱいには酸っぱいのですが、私が今までに飲んだピックプールは舌を刺すほどではありませんでした。ですからマストの強い酸はマロラクティック発酵でコントロールするのかと思っておりました(笑)。
さて、ここからが本題です(笑)。舌を刺す酸のピックプールがこのワインです!
とても爽やかで濃度感があります。ライム香、オレンジやレモン、ミントの香りは塩味を含むミネラリーな黄金色の液体と爽快に溶け込みます。アルコール分は12.5%と低目なのですが、圧巻の清涼さがあります。旨味酸味のバランスがユニークで高次元。フルボディーのピックプール。今まで私が経験したピックプールは日本向けの廉価版だったかも知れませんね(笑)。
まさにこれこそ上物のピックプールと思い知らされました(笑)。一応協同組合のワインなのでブレンドかと思いきや、実は一人の生産者のワインだけで作ったロットとか。ラベルにその生産者の名前は書いてありませんが、腑に落ちました(笑)。
1kg以上もあるような高級な岩牡蠣一つ食べながらこのワインを飲む!ふぐの白子を焼いたもの…、ウニ、濃厚な魚介類に合わせたくなりますね。
あと、意表をついて「おしぼりそば」 戸隠で食べた大根おろしだけで食べるお蕎麦。物凄く辛い(笑)。このワインなら大根の辛さに負けないはず!チャレンジしてみたい(笑)!
インポーターさん資料より
ベジエ市より東に20km、地中海沿いのフロロンサック村に1934年に設立された、「ピクプール・ド・ピネ」の代名詞的な優良協同組合です。加盟栽培家70人、合計570ヘクタールを擁し、フラッグシップのAOCピクプール・ド・ピネを中心に各種IGPワインを生産しています。
この共同組合は持続可能型農業に熱心に取り組んでいることで知られ、2010年よりリュット・レゾネ栽培を開始。2023年に570ヘクタールの全面積で「HVE(Haute Valeur Environnementale、高い環境価値)」の最高段階「レベル3」の認証を取得しています。また、植生を豊かにして生物多様性を深化させている他、厳格な排水管理、残留物のリサイクル、エネルギー需要の45%をまかなう自家太陽光発電などを実施しています。
醸造はボーヌの「シャンソン」等で修行したクレマン・デュマローと、「シャンパーニュ・ジャカール」等で修行したステファンヌ・ロックのプロフェッショナルコンビによって行われています。彼らは570ヘクタールに及ぶすべての畑の地形パラメータとミクロ・クリマを把握した上で、それぞれの畑、それぞれの品種に最適な方法できめ細かく醸造することで、かの地の多様性を見事に表現しています。
時に「ラングドックの宝石」と呼ばれるAOCピクプール・ド・ピネは、口当たりが驚くほど新鮮で、レモンやグレープフルーツを思わせる爽快な風味とたっぷりとしたコクが特徴です。このエリアは牡蠣やムール貝の養殖でも有名で、そのような魚介類と合わせることでさらに真価を発揮します。
○ティモラッソ 2021年 カッシーナ・イ・カルピーニ イタリア ピエモンテ 白 コッリ・トルトネージ・ティモラッソD.O.C.750ml
2828円税込み
この『ティモラッソ』は品種名、ご存知でしたか?私は知りませんでした(笑)。
このD.O.C.コッリ・トルトネージはいわゆるガヴィの生産地区の一番東側 ロンバルディアに接するところです。
味わいのスタイルは優良なコルテーゼに似てますね(笑)。一言で言えば高貴品種かと。深みがあり、味わい深く、複雑でとてもアロマチック。白や黄色の花、白桃やグレープフルーツやベリーのニュアンスは飲み手を陶酔させます(笑)。甘草やエキゾチックなスパイシーさは深みを演出。高級なヴィオニエのようなメロンっぽさを感じ取れると、『やはり高貴』と血統の良さを実感します。
マスキューの定番『ミナイア』を思い出しました(笑)。ランクは『ミナイア』よりは下がりますが(笑)、かなりの高レベル。ちょっとオレンジ・ワインっぽくもありますが、野性味もあり特徴的な白ワインです。きっと発酵は果皮とともに行ってますね。あと全体を通じての伸びやかさ。徹底的な衛生管理と余分な農薬を使わない姿勢の現れです。SO2の使用量もかなり少ないはずです。
イタリアの特徴的で優良な白ワインを飲むと、シャルドネやリースリングだけではない!と思わず力説してしまいます(笑)。
以下2021年ヴィンテージの記載
2021年ヴィンテージにて再入荷しました!
2022年5月のマスキュー試飲会で好評いただいたピエモンテの白。あの時は2020年ヴィンテージでしたっけ。コッリ・トルトネージはアスティの南東ロンバルディアとの州境辺のD.O.C.てす(笑)。
とてもアロマティックでふくよか。ガヴィにも通じる優良な白ワイン。思い出していただけましたか(笑)?
家内「待望の2021年ヴィンテージが到着しましたぁ(笑)!」
私「ピエモンテもフランス同様に量の少ない作柄。逆に期待出来るんだよね(笑)。待ってました!」
家内「え~と、まずはアルコール分。14.5%!
2020年は14%だったから0.5%アップしてるね。」
私「樹上の少ない葡萄果を、最後の最後まで収穫を粘って遅らせたんだな。手強そう(笑)。」
家内「う~ん。飲んでみるとティモラッソなんだけど、たしかに手強い(笑)。」
私「2020年は開けてすぐにサクサク飲めたけど、2021年はまだ出来上がっていない。まだ時間がかかるのかな?」
家内「ハニー!ボリューム感、密度感、酸の量、全て立派(笑)。果実感も閉じ気味かな。ちょっと苦みがありバランスが取れてない。」
私「ホント、大物(笑)。フルボディーだな(笑)。
作柄の特徴がダイレクトに表れてる。」
家内「時間かけてティスティングしないとね(笑)。」
翌日
私「相変わらず閉じてるけど(笑)、旨味は確実に増している。まだまだ伸び代はありそうだね。ティモラッソって早飲みの品種だと思っていたけど、違う側面もあるんだね。再発見(笑)。」
家内「基本桃なんかの果実感が主体なんだけど、まだ出足りない。カリンの香りがしてチャーミングではあるんだけどね。」
2日目
私「初日から苦みがあったけど、きっと酒石酸由来の苦みだね。時間が経つと慣れる(笑)。」
家内「オレンジっぽさが加わってきた。複雑味も増している。」
3日目
家内「相変わらず大物(笑)。でも確実にバランスが取れてきて飲みやすい方向に行ってる(笑)。」
私「底力と本来的な良さ、栽培の良さを感じるね(笑)。ようやく桃っぽさも明瞭になってきたし
(笑)。」
家内「いつになったら全開になるのかな(笑)?」
私「さぁ(笑)?ドンナルーチェの例もあるしね(笑)。解らない(笑)。」
4日目
家内「しっとり落ち着いては来たけど、まだまだかな(笑)?」
私「揺るがない方向を直進中(笑)?でも、キメの細やかさを感じる。愛おしくなる(笑)。」
5日目
私「飲みやすくなっては来たけど、まだ隠れてるよね。抜栓しないで何年か後に飲んでみたくなった(笑)。」
家内「開けるのがちょっと早かったかもね(笑)。でもとても良い勉強になった。ティモラッソ種の理解が深まった(笑)。」
私「今月末のマスキュー試飲会に出そうか?」
家内「マスキューらしいマニアック(笑)。売れることを考えていない(笑)。」
私「へそ曲がりなマスキューらしくて良い(笑)!」
以下インポーターさん資料より
~トルトーナの丘~ DOC Colli Tortonesi ピエモンテ州東部の町 トルトーナ。昔からミラノとジェノバ、トリノとボローニャを結ぶ街道の要所にあたり、ピエモンテ、ロンバルディア、エミリアロマーニャ、リグーリア4つの州の異なった文化の影響があります。 ~Timorasso ティモラッソ種~ ピエモンテ州トルトーナ原産の地ブドウ。生産農家は30件以下で総栽培面積50haのレア葡萄。房は小さく、小粒で粒どうしが離れて実ります。ヴェルメンティーノやリースリングそして白にもかかわらずネッビオーロと比較されるキャラクターを持ち、フローラルな香りと高い酸を保ったまま 複雑さを伴うフルボディになることで知られます。 ~ピエモンテの希少種 ティモラッソ種~ 10~15日間の醸しを行う フルボディの白ワイン ■生産者 1998年にパオロ
ギスランディ氏がトルトーナの東、Pozzol Groppo ポツォール グロッポの丘にある、手付かずの自然を自力で開いたワイナリー。元大手企業のディレクターだったパオロ曰く「ワイン生産者になることは夢以上に 渇望に近いものだった」 そうで、現在は物質的な充足から決別し、大自然の真っただ中で家族と共にナチュラルワイン造りに没頭しています。 所有面積は10ha。畑の標高は約400m。地質は粘土石灰質。密植度は5,000~6,000本/ha。 畑では生態系と生物の多様性の維持、土壌の微生物の状況把握に常に気を配り、硫黄と銅以外は畑に撒くことはありません。パオロ氏曰く、一般的なオーガニック栽培以上に自然な農法とのこと。地下15mに温泉水が流れています。そのせいでとても水はけが良く、土が湿度を低く保てるのでベト、ウドンコ病
のリスクが数なく、一方で干ばつなどでも根に必要な水分は保持でき、ユニークなミネラルバランスを土壌に与えるそうです。 ~醸し発酵~ ティモラッソは酸が強く、パワフルで耐久性があり、時として最良の黒葡萄と共通した面が見られるそうです。そしてその最良の醸造法はエリアとしても確立していず、生産者ごとに様々なスタイルがとられています。彼は醸し発酵を行うことにより、果皮に含まれるブドウのキャラクターと色素が含まれている天然の酸化防止剤を引き出し、余計な添加物を加えず 長期熟成できる白ワインを理想としワイン造りを行っています。
●ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ ピノ ·ノワール フュ·ド·シェーヌ 2021年 ドメーヌ·ギイ·シモン
販売価格(税込): 3,677 円
おじさんのピノ・ノワール飲みました!
今日で丸4日目です(笑)。
開けたてはちょっと硬い。やはり2021年ヴィンテージの特徴。それと日本に到着してからまだ間もないためですね。香りはなかなか立ちませんが(笑)、樽の香りもしません。ただ、ギュとした重さを感じる香り、波立たず落ち着いているピノ·ノワール。
口中に含むとまずは凝縮感(笑)。ただ、酸の強さは今までに感じたことないレベル。
う~ん。
手強い(笑)。
このワインはオート·コートですし基本早飲みの軽目なピノ・ノワールなのですが、2021年ヴィンテージはちょっと違う。オート·コートとは思えませんね。しかもニュイというよりボーヌっぽい締りのあるスタイルですね(笑)。
温暖化や困難な2021年ヴィンテージの作柄を乗り越えた難産の末のもの。ギイ·シモンの尽力と祈りを感じる出来栄えでした(笑)。じんわり後から出てくるストロベリーの香りはブルゴーニュのピノ・ノワールなのでございます(笑)。
お値段は高くなりましたが、ブルゴーニュらしいピノ・ノワールとしては相対的にかなり安い。このレベルだと1000円くらいはお買い得かと(笑)。ですから、ケチなマスキューとしては悔しいが、絶賛販売中となっております(笑)。
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2021年ヴィンテージのワインって共通して強いよね
Sep 19, 2024 by weblogland |特に2021年ヴィンテージのものが多いのですが…
私「2021年ヴィンテージのワインって共通して強いよね。」
家内「フランスに限らず全般的に強い(笑)。」
私「単純にアルコール分だけを見ても14%前後のものが目立つよね。」
家内「酸も強い…、強さが目立つんだよね。」
私「基本酸があるのは良いことなんだけど、旨味の酸が目立たないんだよね。だから飲むとちょっと違和感がある。いつも飲む生産者でも2021年ヴィンテージのものは在り方が違うんだよね。」
家内「荒く感じるんだよね。」
う~ん。
そうだ!今日インポーターさんの試飲会があるから行ってみて確認しよう(笑)!ナイス·タイミング!
家内からこれ以上試飲サンプルを取らないように厳命が下りました(笑)。
イヒヒヒヒ(笑)。
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マスキューのカウンターの上
Sep 13, 2024 by weblogland |個人的にはコンテッセのメルロが売れると嬉しいのですが(笑)、これだけ暑いとやはりシュル·テ·パのシャルドネだけが売れます(笑)。
シュル·テ·パのシャルドネは試飲会で好評でしたので強いですね(笑)。やはりリピートするお客様が目立ちます。
「暑いとコテコテのシャルドネは敬遠だけど、コレ程よくてイイんだよね(笑)。」
「ちゃんとシャルドネの味もするし(笑)、安っぽくない(笑)。」
「コレだけでも良いし、食べ物にも合わせやすいかな(笑)」
「こんなことを言うと怒られそうですけど(笑)、中庸。コレって大事(笑)。」
「ラングドックのシャルドネだから酸はちょっと物足りないけど(笑)、かと言ってブルゴーニュのシャルドネを買う気になれない(笑)。悩ましいけど取り敢えず満足(笑)。」
皆さん自身のライフスタイルに合わせて楽しんで下さっているようです(笑)!
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あ~、駄目だぁ。笑いが止まらない!
Sep 06, 2024 by weblogland |あ~、駄目だぁ。笑いが止まらない!
先月末からのマイブーム、ドメーヌ·ブラン·プリュムの野鳥シリーズですが、一昨日シャルドネをサンプルで取り寄せました。「クマゲラ」「ミミズク」と3本並んで眺めていると笑いが止まらない(笑)。
シャルドネは猛禽「アカトビ」だそうです。なんでもとても翼が長く、それをシャルドネの余韻の長さのイメージキャラクターとしたそうです(笑)。まあ、それは飲んでみないと解りませんが(笑)、「ぐっと口嘴の上がった口は自信満々で鋭い眼差しは知性的でもある!」なーんて妄想が止まりません(笑)。
明日ティスティングしようと思っております。
ひょっとして9月のマスキュー試飲会のトリは「アカトビ」になるかも(笑)?ちょっと期待が膨らみます(笑)。
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ミミズクです!
Sep 04, 2024 by weblogland |再入荷しました!
何がって?
ミミズクです!
先日のマスキュー試飲会のサブリミナルで完売したミミズク。正確にはドメーヌ·ブラン·プリュムのIGPコート·カタラン カリニャン·ヴィエイユ·ヴィーニュ2021年です。
実はもともと輸入数が少ないのでインポーターさんの在庫が心配でした。まだ輸入されたばかりなのでノー·マークだったようで(笑)、セーフ!
こうして眺めていると思わず笑みが…、「うっ、ひゃひゃ(笑)」。
嬉し、楽し再入荷でございます!
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桝久 試飲会リポート 後半
Sep 03, 2024 by weblogland |●アギオルギティコ・オーガニック 2020年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 赤 750ml 2074円税込み
「う~ん、香りに充足感があるね(笑)。」
「特別高級ではなさそうだけど(笑)、良いね(笑)。ちゃんとしてる(笑)。」
「ギリシャって変な名前の葡萄品種が多いですよね(笑)。アギオルギティコでしたっけ?」
私「ようやく言えるようになりました。1年近くかかったかな(笑)?」
「前の白はモスコフィレロでしたっけ?覚えられない(笑)。」
「香りはチェリー、ベリー系。ブラック·プラム…。ちょっと曇ってるかな?」
「モナストレルにメルロを加えたような印象(笑)?」
家内「私このワインの香りはサルデーニャのモニカを思い出す(笑)。」
私「やはり温暖なギリシャ。真っ赤な感じではないよね(笑)。」
「マスキューさん、このワインのアルコール分はいかほどですか?」
私「え~と、13%ですね。ちなみに白が12.5%です。」
「共にギリシャにしては低いですよね?」
私「左様かと。」
「テロワールですか?飲んでて無理を感じませんよね(笑)。」
私「木樽は使ってませんし、とてもニュートラルでクリーンな作りは連想しますよね(笑)。従来のコテコテのギリシャ·ワインのイメージではないです(笑)。」
「品種の特徴は出てるし、バランスも取れてる。」
家内「酸もしっかり感じますよね。アギオルギティコも晩熟性の品種のようですよね。」
私「この下のキュヴェ·オミクロンの2023年と比べると、やはりアギオルギティコは時間を要します。オミクロン2023年は若さ荒さを感じますよね。」
家内「これでもきっと早く飲めるようにしていますね(笑)。」
「ギリシャ料理と言えば、オリーブオイル。でもギリシャのオリーブオイルって癖のあるものが多いですよね(笑)。その土地その土地の料理にはその土地のオリーブオイルを合わせますから、ワインもその土地の個性的なワインになるんでしょうね(笑)。」
私「この生産者ザシャリスはペロポネソス半島では近代的なスケールのあるワイナリーです。ですからきっとグローバルなワインを志向してます。ペットボトルにワインを詰めて、ファーマーズマーケットで売られているワインとは別物と考えた方が良さそうですね(笑)。だってペットボトルにはラベルも貼られていませんからね(笑)。」
「なんかプリミティブで良いなぁ(笑)。そんな生活が身近にあったら嬉しい(笑)。」
「そうですよね。でも輸出するとなるとハードル上がりますよね。」
「うんうん。基本村で作って村で売るワイナリーでは輸出なんてはなから考えていないだろうね(笑)。そうするとザシャリスはエクセレント·カンパニー(笑)?」
私「ギリシャって観光産業しかないから、それに付随したワインや農産物を作ることが近道。ザシャリスもギリシャらしさを残しながらもグローバルに通用するスタイルを模索するしかないのでしょうね。」
「ペットボトルのギリシャワイン飲んでみたいなぁ(笑)。」
私「それも日本人にはハードルが高いかも(笑)
。手を出し難い(笑)。ここでお腹壊したらヤバいなんて思いそうですよ(笑)。」
家内「私はためらわない(笑)!」
●ケークフランコシュ2020年 ヴィンツェレール ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 2074円税込み
「おっ、お次はハンガリーですか。マスキューさんグローバルですね(笑)。」
「マスキューさん、定番のトカイ·フルミントありますよね。あの近くですか?」
家内「え~と。トカイは東でこれは西のオーストリア国境に近いところです。トカイよりは温暖かな?」
家内「オーストリアのバラトン湖に近く、オーストリアの著名なワイン産地ブルゲンラントに続く産地です。」
私「品種はケープフランコシュ。オーストリアではブランフレンキッシュと呼ばれてます。」
「ワインに豊かさがあるよね(笑)。恵まれた産地なんだろうな。」
「ハンガリーの西に『雄牛の血』っていう濃い赤ワインありましたよね(笑)。」
私「はい。あれは濃い(笑)。タニックなフル·ボディーの赤ワインです。これはちょっと『雄牛の血』とは趣が違うかな(笑)。」
「うんうん。タニックというより旨味とバランス。飲みやすい(笑)。」
「優しいなぁ。」
「マスキューさん!さっきのギリシャのワインもそうですが、共に余韻が綺麗ですよね(笑)。」
家内「品がありますよね(笑)。」
「上等なチョコ·バナナ。」
「単純に酸っぱくて美味しい(笑)。酸っぱさが旨味になってる(笑)。」
「酸がある?」
私「左様かと(笑)。まあ、そのバランスが良いかと(笑)。」
「うんうん。ヘビーじゃないけど、酸は強いかな(笑)。」
家内「大陸性気候ですから朝晩の寒暖差が大きい。それ故酸が成熟します。」
「そうそう。ウクライナなんて夏場でも最低気温が15℃で最高気温が30℃を超えるみたいですもんね。」
「冬場はめちゃくちゃ寒そう(笑)。」
「チェリー·チョコレートみたいな香り(笑)。心地良い(笑)。」
「コレって木樽熟成してますよね?」
家内「比較的大きな古い樽で2年ほど樽熟成しています。」
「ワインと樽の香りがとても良く溶け込んでますね(笑)。あまり経験したことのないニュアンスかな?」
「スペインやフランス·ワインには見られない香りですよね。何故ですか?ハンガリーだから?(笑)」
私「多分樽のオーク材の影響かと。おそらくハンガリアン·オーク材を使っていると思います。」
「サラミなんか食べながら飲みたいね(笑)。」
私「豚肉を意識して作ったワインのような気がします。」
「そうだ!豚肉文化圏!」
私「そうすると『雄牛の血』は牛肉かな?」
家内「ハンガリーには『国宝豚』ありますもんね(笑)。」
私「と言うことは中華料理にも合いますね(笑)。」
「あ~、なるほど!このワイン、中華料理のスパイス…八角やニッキに通じますね(笑)。」
●ピック・ノワール シラー 2020年 ドメーヌ·ブラン·プリュム 南フランス ルーション 赤 I.G.P.コート·カタラン 750ml 3771円税込み
「おっ!待ってました。今日のトリのクマゲラ(笑)。」
「マスキューさんが言ってたけど(笑)、ラベルのクマゲラぐっと来ますね(笑)。首に力入ってる(笑)。」
「コンコンコン!って木に穴開けてるのかな(笑)。」
私「えへへ(笑)。でしょ。まっ、まっ、お試しを!」
「色が凄い!真っ黒(笑)。」
家内「濾過してませんから澱も大量です(笑)。」
「あ~、甘くて重いベリーの香り。う∼ん…、スパイシー、ベーコン臭…、まさしくシラーですね(笑)。」
「圧巻!凄いですねこのワイン。言葉を失う(笑)。邪魔するものがないダイレクトな味わい。」
「誰も俺を止められない!みたいな(笑)。」
「凄く贅沢な作り(笑)。グラン·クリュだね(笑)。」
「渾身だよね(笑)。」
「ヴァン·ナチュールですね。飲むとついつい頬が緩む(笑)。」
私「ヴァン·ナチュールらしく木樽は一切使いません。」
「葡萄だけの直球勝負ですね(笑)。それにしても素晴らしい(笑)!奥行き余韻共にグレートですね(笑)。」
「北ローヌのシラーとはちょっと違うような気もしますが…、かと言ってルーションとは思えないですよね。じゃあ何処(笑)?」
私「ルーションのシラーだともっと黒く成りがちですよね(笑)。」
家内「コディエス・ド・フヌイエード村を探すとルーションの一番山奥の外れでした(笑)。ですからルーションは名乗れません(笑)。IGPとなります。標高も高く、寒暖差もありそうな土地です。コルビエール・フヌイエード自然公園の真ん中にあり自然豊かな風光明媚なところです。野鳥の宝庫(笑)。鳥好きの私はそう聞いただけでグッと来ちゃいました(笑)。」
「なるほど!それでサブリミナルはミミズクとなる訳だ(笑)。」
「それにしても凄い凝縮感ですよね(笑)。その自然をぎゅっと詰め込んだようなワインですね(笑)。」
私「ケチなマスキューにとって4000円近い高級品ですから、それなりでなければ扱えません。えっへん(笑)。ちなみにこのワインは3000本弱しか作っていません。」
「コレっていわゆるビオ系ですよね。でもビオ臭がしない。ちょっとビオのニュアンスは感じるけど変な癖になってはいない。立派(笑)!」
「うんうん。ビオビオしていない(笑)。」
「驚きの飲みやすさ!すごく濃いけどスイスイ飲める(笑)!」
私「もっと時間が経つとチェリーベリーの赤いニュアンスが出てきます。基本まだ若いですね。」
「マスキューさん!このワインは私の経験値超えてますけど(笑)、何と比べられますか?」
私「う~ん…。ジゴンダスのルビーンやエスピエのシラーを連想しました。」
家内「私はサン・ジョセフの大物ドメーヌ…、かつてのグリッパかな(笑)。」
「マスキューさん!このワイン、合わす食べ物は肉ですよね。臭いくらいの肉ですよね(笑)。」
私「ラム肉。ジビエ…、う~ん…、何でも行けそうなほど飲みやすいんですよね(笑)。」
「ロックフォール!乳脂肪分の高い上等なものを所望するぅ(笑)!」
家内「ひょっとして、魚介類…、バターやオリーブオイルで炒める?」
「食べ合わせはあるんだろうけど、それを超えたようなワイン(笑)。」
「別に何食べても食べなくても美味しい!って思わせる(笑)。」
「ところでサブリミナルのミミズクはどんな味わいなんですか?」
「ミミズクが、『俺は美味しいぞ!』って言ってるんですよね(笑)。」
家内「ミミズクは古い葡萄樹から作られたカリニャンです。まだ若いのですが、驚くほどの飲みやすさ(笑)。」
私「筆舌に尽くしがたい飲みやすさでございます(笑)。」
なんと!今回のマスキュー試飲会で完売したのがミミズク(笑)。マスキューの常連のお客様は見逃しません(笑)。手の内バレバレでございます(笑)。
荒天の中ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋·昭子
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桝久 試飲会リポート 前半
Sep 02, 2024 by weblogland |ご来店いただいたお客様は皆さん雨雲レーダーをチェックしながらのご来店。それ故金曜日の5時スタートに集中。でもですね、さすが帰りの雨を避けるためにゆっくり出来ず滞在時間の短い駆け足のご参加となりました。
「いや~、雨雲レーダーでこの界隈をチェック(笑)。数時間予報も出ますから頼りっきり(笑)。便利と言えばかなり便利。」
「それにしても経験したことが無いような気候ですよね(笑)。亜熱帯化?」
「湿度99%ってどういうこと(笑)?大気中にこれ以上水分を保持出来ない?我々泳いでいるに近い(笑)?」
「水の中泳いでる方がまだ楽かも(笑)。不快極まりないし、疲れるよね。サウナの中に居るよう(笑)。」
「日本住みにくくなったよね。子供の頃にはこんなことなかった。」」
「普通に35℃超える日常(笑)。ホント危険だよね。子供の頃35℃超えることなんて無かったよね。」
「台風は動かないし(笑)。しかもまだ10号だよ!あと10回は発生するでしょ(笑)!どうなるの?」
「台風とんでもなく大型なのに自分で動けないなんて情けないヤツ(笑)。」
「これだけ暑いのは高気圧の性。でも肝心な時に台風をブロックしない役立たず(笑)!」
お怒りごもっとも!
プロセッコ飲んで怒りを忘れましょう!
それにしてもこんな中、わざわざのご参加ありがとうございました!
✩プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発」」泡性 白 750ml 2149円税込み
「マスキューさん、コンテッセのプロセッコ扱ってますよね?」
家内「コンテッセのプロセッコはマスキューの好物です(笑)。フリザンテを始め数アイテム扱っておりますがハズレがない(笑)。これはエキストラ·ドライ。一番辛口の部類です。」
「ウ~ン!たまらん(笑)!」
「乾きが癒える(笑)!」
「でもさあ、水代わりでもない(笑)。旨味があって美味しいんだよね(笑)。凄く爽やかだけど清涼飲料水とは違う(笑)。旨味が伴ってる。」
「青リンゴ、レモン、ライム…爽やかな柑橘系の香り。まるっきりの辛口では無いですよね?」
「大人のラムネ(笑)。」
私「残党分は7gくらいかな。プロセッコの規格は割と糖分を残します。あとアルコール分が11%と低い。収穫も早い。そしてその結果ラムネっぽくなります(笑)。」
「瓶内二次発酵ですか?泡もしっかりしてる。」
家内「タンク内で二次発酵します。コンテッセはタンク内の熟成期間が長いのが良いところです(笑)。あとガス圧も他よりちょっと高目にしています。」
私「そうそう。翌日になっても泡はしっかり感じられます。コンテッセの良いところです(笑)。あと、翌日飲むとよりラムネっぽくなります(笑)。」
家内「このプロセッコはD.O.C.ですが、狭い丘陵地帯にはD.O.C.G.のプロセッコもあります。D.O.C.の方は量産品、D.O.C.G.の方は手をかけた少量品。きっと凄いものがあるはず(笑)!目下物色中です(笑)。」
今回プロセッコはジャストタイミングだったようで複数本お買い求めるお客様が多々。ありがとうございました!
○クエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2023年 テヌータ・タウリア
イタリア バジリカータ 微発泡 白 I.G.T. 750ml 1885円税込み
「可愛いラベル(笑)!」
「このワイン美味しいんですよね(笑)。何度も飲んでますよ(笑)。」
私「えへへ(笑)。マスキューの大定番です(笑)。でもですね(笑)、ヴィンテージによって味わいが違ってきます。今回は2023年、去年のもの。暑い時はだいたい安納芋みたいな甘さが目立ちますが(笑)、寒い時は爽やかなリンゴ酸が加わっています(笑)。」
「去年はどんな天候でしたっけ…。昨日のことも覚えてないから無理(笑)。」
「思い出した!安納芋!でもこの2023年は安納芋安納芋していない(笑)。」
私「液温が上がると安納芋っぽさが出てきますが(笑)、2023年はそれよりも爽やかなハチミツ·レモン(笑)。」
家内「コーラD.O.C.っぽいですよね(笑)。」
「どれどれ(笑)…、うわっ!ハチミツ·レモンだぁ(笑)。」
「あ~、爽やかで美味しいし、何よりも元気出る(笑)。」
「味わいがラベルとシンクロしてる(笑)。」
「飲みやすい。氷を浮かべてスプリッツァーも良いね(笑)。おっしゃれ~(笑)。」
「日中このスプリッツァー飲みながら、ラベルの絵みたいに木陰で昼寝したいなぁ(笑)。」
「ラベルの絵まんま(笑)。」
「こんな暑さ凌ぎにが出来たら、暑いの四の五言わない(笑)。暑い中真面目に働くからいけない(笑)!」
「そうそう。シエスタ必要(笑)!」
「もちろんエアコンも(笑)。」
私「バジリカータと言うと州都は何でしたって?」
家内「え~と、地図を見ると…、ポテンザかな?」
私「Kさん!行ったことありますか?」
Kさん「古い街でしたね。もちろん高層ビルなんか無い(笑)。バスで寄って、お昼ご飯食べました
。何食べたか忘れましたが(笑)、『チロ』を飲んだのは覚えてる(笑)。」
私「おー!さすが!イタリア好きの方でもカラブリア行った人は少ないですよね(笑)。」
K「特別な名所、観光地は無いですもんね(笑)。
マスキューさんの推薦図書『風の丘』の世界ですね(笑)。」
○モスコフィレロ・オーガニック 2023年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 白 P.G.I .ペロポネソス 750ml 2074円税込み
私「先月の試飲会で好評いただいたオミクロンの兄貴分です(笑)。」
「なるほど!だからちょっとお高い(笑)?」
私「左様でございます(笑)。まっ、まっ、まずはお試しを(笑)!」
「う~ん。たしかに!濃くて深い(笑)。」
「うんうん。オミクロンと共通して綺麗ですよね。雑味が無い。」
「ギリシャのワインって癖があるけど、これは癖が無い。でも特徴的な味(笑)。飲みやすい(笑)。」
家内「ヴィンテージが2023年と若いので香りが出るまで少し時間がかかります。ゆっくりお試しくださいませ(笑)。」
私「2番目のバジリカータのワインより少し供出温度を上げています。」
「マスキューさん!芸が細かい(笑)。」
「うんうん。ふっくらしっかりしてるし、中にまだ隠れているものがある(笑)。グレード高い
。」
「何も考えずにサクッと飲めるオミクロンとは違いますなぁ(笑)。まあ、あれはあれで重宝なんだけど(笑)。
家内「厚みがしっとりあってミネラリー、塩味もありますね。」
「ゆっくりゆっくり良さが出てくる(笑)。」
「香りは…レモンを含む柑橘系。甘い香り…、マスカット·オブ·アレキサンドリア!」
「スパイシーさもあるし、ゲヴュルツトラミネールっぽくもある。」
家内「この品種白葡萄なのですが、ちょっと果皮ピンクっぽいようです。ですから色目が少しピンクがかります。」
私「そう言えばゲヴュルツトラミネールもそうですね(笑)。鋭い!」
「だからアンズっぽさがあるのかな?」
私「スローだけどかなり複雑でもありますよね(笑)。」
「余韻も長くて綺麗。シャルドネみたいに万人受けするワインでは無いけど、好きだな(笑)。良いワインですよね(笑)。」
「魚をこのワインでリンスすると良いかも(笑)!このあいだいただいたシェリーのマンサニージャで鰯をリンスして焼いて食べたらすごく美味しかった(笑)。」
私「一夜干しの干物なんかシェリーでリンスして焼いて食べたら別物のような美味しさ!ギリシャのワインってシェリーみたいな酸化させるニュアンスあるから向いているかもしれませんね(笑)。」
家内「サバティアーノなんかきっと向いてますね(笑)。」
「ネメアのファーマーズ·マーケットでペットボトルにワインを詰めて売ってたんですけど、それが旨い(笑)!こんな感じです。」
わざわざ写真を見せてくださったのはリアル·カリフォルニアンのお客様。
私「うわっ!ペットボトルも無造作ですよね(笑)。美味しいものはなかなか輸出されないし、コレでは輸出出来ないですよね(笑)。ギリシャは観光で行ったのですか?」
「え~と、ドイツに留学してからイタリアに行き、そこからネメアで家族集合!」
グローバル過ぎる!しかもこの方日本ワインも私より詳しいのですから脱帽するしかありません(笑)。
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マスキュー試飲会
Aug 30, 2024 by weblogland |今木曜日の夜8時過ぎでちょうど配達から帰ってきたところです。雨が酷かったぁ(笑)。ずぶ濡れ(笑)。夏のランニング用の運動靴は靴底に穴が空いている高機能シューズですから、見事高機能を発揮(笑)。
明日、明後日はどうなることやら?
皆さん
ご無理されないでくださいね。
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マスキュー試飲会のラインナップ並びました!
Aug 28, 2024 by weblogland |ふふふ(笑)。
今回のラインナップのワインはキャップシールの色が全て違う(笑)。クリーム、イエロー、グリーン、レッド、ホワイト、そしてブラック。なかなかカラフルでよろしいかと(笑)。
あとサブリミナルはミミズク(笑)。正確には神ミミズクだそうです。何処にあるか探して下さいね(笑)。サブリミナルですが、決して隠れていない(笑)。1列だけしか並んでいませんが、妙に目立つ。しかも眼光鋭く、見つけるとやられちゃいますから、注意(笑)!
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さあて、これから並べましょう!
Aug 27, 2024 by weblogland |今月末のマスキュー試飲会のワインです(笑)。
今お片付けが済んだところです。ちょっと一服してから並べますか(笑)。
もちろんサブリミナルは決まってますし(笑)、気は楽。でもですね、問題は台風!進路を曲げるし、遅くはなるし、マスキュー試飲会の㈮、㈯を直撃する勢いです。
くっそ~、へそ曲がり台風め!
あっ、へそ曲がりのマスキューからへそ曲がりと言われる筋合いはないぞ!って台風に言われるかも(笑)?
失礼いたしました!
ぼちぼち並べますか(笑)。
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ラインナップ決まりました!
Aug 26, 2024 by weblogland |今回は6本!
赤3本も入れちゃいました(笑)。
お時間はいつも通り
30日㈮は17∼20時
31日㈯は11∼20時
台風明けとなりますが、暑くならないと良いのですが。暑さ考慮してお越しくださいませ。
やはりこのプロセッコに変わるプロセッコは無い!
✩プロ・セッコ 『トレヴィソ』 エキストラ・ドライ レ・コンテッセ イタリア ヴェネト 発泡性 白 750ml 2149円税込み
食前の乾杯に1杯だけ飲んで、すぐその存在を忘れてしまうようなお手軽なプロセッコとは明らかに違う、食前から食中ずっと楽しめる上等なプロセッコが入荷しました!是非お試しいただきたい秀逸なプロセッコです(笑)。
レ・コンテッセ社はプロセッコに最適とされるコネリアーノ地区に畑を所有、丁寧な栽培で質の良い葡萄を育てています。
グラスに注ぐと、これがプロセッコ?と思うくらい濃い麦わら色。豊かな香りと厚みがある果実味によくあってとても自然。ラムネのような優しいライム香にアカシアの花、夏みかんの花、桃、リンゴ、カリンといった明瞭で華やかな香味、草の匂いやハーブのニュアンスが混じり爽やか。余韻にはほのかにハチミツを感じ上等。
うーん。
今まで飲んできたプロセッコって一体なんだったの(笑)?
ガス圧が5.3気圧ありますが、液体との溶け込みがよくグッド。トラディショナルなプロセッコは葡萄の収穫を早めにします。そうすることによりしっかりとした泡を確保でき、ラムネのような清涼で優しいライム香が漂います。
タンク内二次醗酵のいわゆるシャルマ方式でプロセッコは造られますから、生産者は初期投資設備にコストかかかります。このため生産者も中規模以上の生産者に限られ、生産量もいきおい多くなる傾向があります。ですから海外に輸出されるプロセッコはあまりプロセッコらしくないものが多くなりますね(笑)。
性格上エキストラ・ブリュットと言ってもやや甘く感じますが、しっかり冷して飲むべきスパークリングと言うことでお楽しみくださいませ(笑)
このヴィンテージは暑苦しくない(笑)!
○クエルチア・ディ・アニバーレ・ビアンコ・バジリカータ 2023年 テヌータ・タウリア
イタリア バジリカータ 微発泡 白 I.G.T. 750ml 1885円税込み
イタリア南部のバジリカータ州 ヴルトレ山の東側山麓の街ラポッラにこのワイナリーはあります。女性当主のサラさんは二代目。夫のアントニオさんと共にこの農園を運営しています。ワイン畑は約10ヘクタール。ヴルトゥレ山に連なる標高400~500mの東向きの傾斜地。地山はヴルトゥレ山の火山灰ですからカルシウムと鉄分などのミネラル豊富な土壌、もちろん水捌けも良し。
このワイン、地場品種マルヴァジア・ビアンカ・ディ・バジリカータ80%、フィアーノ20%で造られます。アルコール発酵終盤に発酵を止めるため1気圧弱の微発泡に仕上がった白ワイン。酵母臭由来の複雑な穀物やミネラルのニュアンス、麹っぽさ等が果実由来のマスカット、桃、などのフルーツに溶け込む様は秀逸。明るくふっくらとした豊かな広がり、飲むとまさに畑の光景テロワールがそのままワインに映し込まれたかのような気分になります(笑)。
このワイン、アルコール分が11.5%に達したとき発酵を終了させますから、残糖分は20g/L前後残っているはずですが、酸が多量に残ってもいますので甘さが気になりません。出来上がったワインは当然微発泡にもなりますが、泡が抜けるにつれワイン本来の良さが増してくる嬉しいワインなのです(笑)。通常このような造りをするとSO2の量が多くなるのですが、想像の2/3ほどの低量を達成しています。衛生管理と葡萄自体のパワー無くしては無理。かなり凄いことです!
自家用のワインとして造っているものを別けてもらったという通りの、スペシャルでユニークなスタイル、生活に根差したワインでございます(笑)。かつてマスキューで扱っていたカラブリの『コーラ』と共通するワインですね(笑)。
蛇足になりますが(笑)、ラベルの色とデザインがグッド(笑)。古代戦士がワインを飲んで酔っぱらい、木の下で眠ってます(笑)。小説『風の丘』を連想しちゃいました(笑)。
実に良いワインです!オミクロンの兄貴分です。
○モスコフィレロ・オーガニック 2023年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 白 P.G.I .ペロポネソス 750ml 1886円税別
私の大好きなモスコフィレロでございます(笑)。7月のマスキュー試飲会でご好評いただいたオミクロンの兄貴分(笑)。オミクロンはロディディス70%、モスフコフィレロ30%のセパージュて作られたモダンで飲みやすいスタイル。特に真夏の暑さ凌ぎにぴったりということでとても重宝(笑)。
これはモスコフィレロ100%で作られたザシャリアスの核心(笑)。
モスコフィレロ種は、ペロポネソス半島を代表する品種の一つです。ピンク色の果皮を持ち、バラやシトラスを思わせるフレッシュな香りと、しっかりとした酸味が特徴的な葡萄です。このためワインにほんのりとした苦みがあるのが特徴。バラの香りとマッチいたします。
ザシャリアスが所有するマンティニアエリアは、標高が高く冷涼。岩を多く含む粘土質の痩せた土壌がこの品種に非常に適しているため、最良のワインができる産地の一つとされています。畑はマンティニアヴァレーの斜面に9haを所有。9月下旬から10月上旬に手摘みで収穫され、破砕後、50%は5-6時間の間低温で漬け込んで仕上げます。晩熟の葡萄の品種特性は収穫が遅くなることで葡萄のアロマ、酸などがしっかり成熟すること。南イタリア等の地場品種とも共通ですね(笑)。暑いと早く成熟するヨーロッパ系の葡萄とは違います。温暖化の進行とともにどんどん収穫が早まるメルロやガメイを思っていただけると解り易いかな?
まだ2023年と若いので開けたてはフローラルではなく、重い香り。色は水のように透明なのでギャップにビックリ(笑)。凝縮した香りは只者ではなく、一嗅ぎで凄さに身じろぐほど(笑)。
干し草の香りから次第にバナナ、ビワ、青いニュアンスが出てきてとてもユニーク。酵母の香りもし、日本酒的な飲み方も出来ます(笑)。ただ、本領を発揮するのは開けてからかなり時間が経ってからです。十二分なボディーに伴う白や黄色の花の香り。圧倒的な質感。それでいてシンプルで無理のない折り合い。
コスパも良く、きっと今風のギリシャ·ワインの到達点かと(笑)。アギオルギティコ共々モスコフィレロに心奪われました。
以下インポーターさん資料より
ペロポネソス半島のネメアにおける3大ワイナリーのひとつであるザシャリアス。オーナーはElias Zacharias氏で、アテネ農業大学を卒業後、葡萄畑やオリーブ畑のコンサルタントの職歴があります。現在は息子のOthonas氏もワイナリーの運営に参加しています。オーナーのElias Zacharias氏が前職で得たブドウ栽培の知識をさらに活かす場として、現在のワイナリーを購入したのが1990年。自社で瓶詰めまでを開始したのが2002年でしたが、それ以来高い評価が続いています。国際的なコンクールで多くの賞を受賞し、ネメアだけでなくギリシャのワイン業界をリードするワイナリーになりました。 畑は40haを所有。「健全な畑と葡萄こそが上質のワインを生む」という信念のもと、化学肥料や除草剤を使用しないことにこだわっています。 土地の歴史
や自然環境へのリスペクトを忘れず、地場品種のアギオルギティコやモスホフィレロ、絶滅が危惧されているペロポネソス半島のスクラバ種やキドニッツァ種を保存していくため苗木を増やす取り組みなど、伝統品種を大切にしています。 ワイナリーには最新技術を備えた設備を揃え、ワインの生まれ持った香りや味わいを重視したクリーンなワイン造りを進めています。これからも注目すべきワイナリーと言えます。
アギオルギティコって美味しい!
●アギオルギティコ・オーガニック 2020年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 赤 750ml 2074円税込み
皆さん!
『アギオルギティコ』って言えますか?
残念ながら私は言えません(笑)。一字一字読みながらだと可能ですが、すらすら口をついて出ることはございません(笑)。
ギリシャの在来品種名は鬼門です。似たようで違う品種名が山盛り(笑)。
このワイナリーのワインはモダンでエントリー・カテゴリーのワインはギリシャとは思えない綺麗なスタイル。何処のニューワールドかと勘違いするほどです。
これはいかにもギリシャ・ワイン。地中海系の葡萄らしく香りではなく味わい勝負。イタリアのタウラジみたいなスタイルと言えば伝わり易いかな(笑)。
樽熟成しないのもグッド。品種の特徴的な味わいを楽しめます。
柔らかで優しい十二分なタンニン。旨味がしっかり溶け込んでいて、不明瞭ではあるが黒や赤の完熟した果実と渾然一体となった様。癒されます!
黒トリュフのニュアンスがあり寄り添うような落ち着きがある。
シンプルではあるが、雑味がなくクリアネスに通じる重層感。在りそうでない新たなスタイルかもしれませんが、ギリシャギリシャしている点秀逸なのだと知らされる不思議。
ケークフランコシュも美味しい!
●ケークフランコシュ2020年 ヴィンツェレール ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 2074円税込み
インポーターさん資料より
ハンガリーの北西部でオーストリアとの国境にあるショプロンの周辺は、古くからワインの生産がさかんなエリアです。国境に位置するフェルテー湖(オーストリアではノイジードル湖)の周辺に広がり、ワインの産地としてはハンガリー国内でも有数の規模を誇ります。歴史的にも非常に古く、記録によれば、およそ2,000年前にもさかのぼる古代ローマ時代にはすでに葡萄の栽培がさかんに行われていたとされています。古くから生産されている品種としては、黒葡萄のケークフランコシュ(オーストリアではブラウフレンキッシュ)などがあり、このエリアのケークフランコシュの品質は、19世紀ナポレオン戦争時代、ナポレオンの侵略がこのエリアに達した頃、金銭取引の代用として認められていたほど上質なものであったという記録が残さ
れています。 このような歴史に支えられた由緒ある産地で、長く葡萄の栽培に携わってきた3つの家族が協力し、1つのワイナリーを立ち上げました。モルナール家、ピレル家、シャージュディ家が1986年に設立した、ヴィンツェレールです。設立後30年が過ぎた現在でもワイナリーのオーナーはこの3家族が名を連ね、なかでもモルナール家のティボル氏の主導で醸造が行われています。ティボル氏は、醸造学校を卒業した後、オーストリアのミッテルブルゲンラント・ホリチョンにあるアントン・イビィで約4年間、その後、カンプタールのランゲンロイスにあるフレッド・ロイマーで経験を積み、ヴィンツェレールの醸造の要となり手腕をふるっています。 フェルテー湖のある国立公園内に広がる農園の面積は、13.5ha。栽培されている品種
は、白葡萄ではゼニットやツェルト・ヴェルティーニ(グリューナー・フェルトリーナー)、黒葡萄ではツヴァイゲルト、ケークフランコシュなどが中心です。
マスキューの大好物、中欧の赤ワインでございます。
このワインはハンガリー西側オーストリア国境付近の銘醸地ショプロンのもの。
ショプロンと言えばマスキューの定番の白イルシャイ・オリヴェールの産地でもございます。もともとこの黒葡萄ケークフランコシュ(オーストリア名ブランフレンキッシュ)の大ファン(笑)。滑らかなタンニン、溢れんばかりの旨み。基本アロマティックではありませんが、しっとりとした味わいはとても日本人向き。
デイリーな日本の食卓にはぴったりかと(笑)。
キメ細やかでタンニンに収斂性がないので一見ミディアムなのですが、じつにしっかりしている。玄人好みの赤ワインと勝手に思っております(笑)。
これはケークフランコシュを500Lの古樽で2年間熟成したもの。収穫より丸5年たち、今素晴らしい状態。これこそ飲み頃の美味しいクラシックなケークフランコシュでございます。
実際ケークフランコシュを探すと凡庸だったり、マスキューが扱うには高級過ぎたり(笑)、なかなか当たりませんでしたが(笑)。これは当たりでございます(笑)。
今回のトリはクマゲラ(笑)?
●ピック・ノワール シラー 2020年 ドメーヌ·ブラン·プリュム 南フランス ルーション 赤 I.G.P.コート·カタラン 750ml 3771円税込み
このクマゲラのラベルぐっと来ませんか(笑)?
何してるのかな?
木の幹に穴を開けるべく突いている最中かな?
生きている意志を感じませんか?
ぐっと来ます(笑)。
もちろんワインの味わいもぐっと来ます(笑)。
シラー100%の圧巻の味わい!
抜栓するとまず生々しいシラーの香り。香りからしてヘビー、しかも緻密できめ細かい。もう期待に胸膨らみます(笑)。口中に入れるとやはり圧巻(笑)。でも飲みやすい不思議。完熟したシラーの果実味の分量は全てを物語りますが、シラーらしいスパイシーさ、ベーコンの香り、深煎りのコーヒーのニュアンスは複雑さ·品質の高さを演出します。開けたてはベリーの香りは沈みがちですが、じわりじわりと中から圧倒的な質感を伴いながら現れる。暖かな産地のシラーらしい果実味です。そしてその様は同時にバランスが取れながら飲みやすさが増す。開けたては『宇宙戦艦ヤマト』の波動砲のエネルギーチャージ80%の感(笑)。
この傾向は開けてから数日続きますから、やはり根源的にしっかりした赤ワインであり良いシラーの証。
以下裏ティスティング
Kさん「うわ~、圧巻ですな(笑)。タンニンも凄い分量だけど渋くない(笑)。」
私「『ヴァン·メソッド·ナチュール』を取得しているだけありますね(笑)。トップランナーなんだろうなぁ。折り合いが良いですよね。」
家内「とても濃密だけどアルコリックではない
。中身がたっぷり入ってる(笑)。」
Kさん「雑味が無いけど、独特のシラーらしい旨味がたっぷり。構造もとてもしっかり。」
家内「とてもクリーンで綺麗。不思議なくらい(笑)。酸が綺麗だよね。」
私「壮麗ですよね(笑)。折り重なっている。」
家内「トロテローのワインに似てるね。」
私「ゴビー一派の匂いがする(笑)。お友達かな(笑)?でもビオ嗅しない点さらに進化してるね。」
家内「シラーと言っても北ローヌとは違うかな
。果実味が少し暗い。南の感じ(笑)。」
Kさん「私、このベーコンの香りがシラーらしくて好きなんですよね(笑)。でもこのワインを語るには『旨い!』て言うのが一番適切かな(笑)。そうそう、それから深煎りコーヒーの香りが大人っぽくて良いんだよね(笑)。」
家内「木樽使わないでこれほどダイレクトにシラーらしさを表現出来る力量は素晴らしいですよね(笑)。」
________________________________________________
以下インポーターさん資料より
プロヴァンスの「シャトー・ラ・コスト」(ビオロジック)や「ドメーヌ・オヴェット」(ビオディナミ)といった自然派生産者たちの下で修行を重ねたラファエル・コランが、2019年に、ルーション地方西部コディエス・ド・フヌイエード村の畑を購入して拓いた新星ドメーヌです。前所有者によって2016年からビオロジック栽培、2018年からビオディナミが展開されており、ラファエルはそれを引き継ぐ形で認証を取得し、自身のヴァン・ナチュール造りを開始しました。
「畑は「コルビエール・フヌイエード自然公園」の中心部にあるのですが、この公園では50種を超える大小の野鳥を観察することができます。中でも特に感銘を受けたシロオオタカ(鷹)の白い羽、そして、真っ白なページにこれから羽ペンで私の物語を書き始めるという思いを込めて、ドメーヌ名を「白い羽」と名付けました」。
「大自然の恩寵に満ちたこの地は、ヴァン・ナチュール造りの理想郷です。畑のすぐそばには国指定の「ハイキングコース36号」も通っており、景観の美しさは息を呑むほどです。(行ってみたい!)写真をラベルにも掲載した清流の水は生命が蘇るような美味しさで、まさしくこの水のようなワイン造りを目指しています。ちなみにこの清流の水は、ビオディナミのプレパラシオンの調合にも使用しています」。
ラファエルは創業直後より、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しています。
「VmNはその厳格なルールによって、逆にヴァン・ナチュール造りに自由を与えてくれています。健全で体に優しいことはもちろん、美味しさのパスポートでもあります」。
Pic Noir Syrah
ピック・ノワール シラー
IGP Côtes Catalanes。シラー100%。コディエス・ド・フヌイエード村に0.8ha。シスト(スレート片岩)基盤の粘土石灰質、泥土質、砂質土壌。平均樹齢20年。収量は26hl/ha。ステンレスタンクで発酵後、6ヶ月間熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。ラベルの鳥はマルセイユ在住の高名な画家であるサンドロ(www.sandrot.com)が描いた「クマゲラ」で、その赤色と黒色の羽毛(ベリー系の果物の色調や風味)、鋭いくちばし(スパイシーな香味)、どっしりと一所に留まる習性(重厚な味わい)から、シラーの特徴を形容する鳥として描かれたものです。
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コレなーんだ(笑)?
Aug 23, 2024 by weblogland |○ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ シャルドネ 2021年
●ブルゴーニュ ·オート·コート·ド·ニュイ ピノ ·ノワール フュ·ド·シェーヌ 2021年
おじさんのワインこと、ドメーヌ·ギィ·シモンのワインです!
久し振り(笑)。
以前と比べると価格は高騰しておりますが、他も高騰しているので、そろそろほとぼりは冷めたか(笑)?
数が少ない良作年の2021年ヴィンテージでしたので、魔が差して予約していたものです(笑)。それが忘れた頃に届いた訳です(笑)。
試飲会に出すほどの数はありませんので、こっそりお知らせいたします!
ちなみにお値段3677円税込みとなります。
お許しを!
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ギリシャの白ワイン、オミクロンです。
Aug 22, 2024 by weblogland |ギリシャの白ワイン、オミクロンです。
今時珍しいお買い得の白でしたが、スポット販売のため在庫限りとなります。あと10本くらいかな。
まあ、仕方ない。いつまでもあると思うなお金とワイン(笑)。
今、マスキューでは今月末の試飲会の準備で大わらわ。先月の試飲会で好評だったオミクロンの上のキュヴェを出すことにしました。オミクロンと比べるとちょっとお高いですが、味わいはなかなかのもの(笑)。フェイバリットな味わいでございます(笑)。赤が2020年ヴィンテージで飲み頃。白は2023年とちょっと若いですが、シンプルなハイ·レベル。楽しみです(笑)。
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暑かったですね
Aug 18, 2024 by weblogland |子供時分は、台風一過の…、なんて言ってましたが、台風一過のフェーン現象ですね。笑っていられない暑さでした。
でもですね、ワイン·ラヴァーはめげない(笑)。さすがに売れるワインはほとんど白ですが、ビールだけでは物足りません(笑)。我が家でも取り敢えずビールなのですが、コップ1杯中瓶1本で充分。そして冷やした白ワインに移行。それからロゼ。そして赤。(どんだけ飲むんだ!)それから戻って最後にまた白で体温調整。
我が家の食卓は、試飲会に向けたサンプルが並んでおりますのでせっせとティスティングでございます(笑)。
5本ほど並行してティスティングしておりますが、仕事とはいえこの程度なら全く苦にならない(笑)。コレが10本並行しているとプレッシャーがかかることを学習しておりますから、5本程度に抑えながら消化するパターンを取得しました(笑)。お利口になりました(笑)。
今晩は新たに2本開けなくてはなりませんが、まだ余裕でございます(笑)。
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お盆の真っ最中だけあって車が少ないですね。
Aug 15, 2024 by weblogland |当然マスキューも暇ですが(笑)、暇なりに仕事はある(笑)。
実はお盆前に届いたサンプルが6本ほどありましたので、Kさんにティスティングを依頼(笑)。暑い中ありがとうございました!」
Kさん「暑いですね(笑)。」
私「暑い中お誘いして申し訳ございません。先週飲んだ月ラベルのロゼとクマゲラ·ラベルの上級のミミズク·ラベルが来ました。」
家内「愛するペトロイオのサンジョヴェーゼ100%。楽しみにしてたんですよ(笑)。」
私「あと試しにとったニュージーランドのリースリングとピノ・ノワールかな(笑)。」
Kさん「どれも高そうじゃないですか(笑)。」
私「はい!断腸の思いでございます(笑)。」
家内「先週飲んだワインが良かったので、もうワン·ランク上のものを確認したくなってしまいました(笑)。」
私「最上級とされるワインよりその下のランクの方が美味しいなんてことはザラにありますから(笑)、やはり確認しないと!」
Kさん「おっ!ボルドーの2001年もありますね(笑)。」
家内「今月のマスキュー試飲会は月末に重なりますから、日程的にはちょっと余裕がありますので、もうひと足掻き出来そうです(笑)。」
Kさん「ティスティングと言っても数日かけないと本当の姿は解りませんからね(笑)。時間はかかりますよね(笑)。」
私「そーなんです(笑)。ちょっと飲むだけでは解りません。そのワインの終わりまで飲まないとダメです。ちょっと飲むだけで解れば経費はかからないのですが(笑)。」
Kさん「インポーターさんの大規模な試飲会はそれはそれで面白いのですが、マスキューさん的には 販売するには取っ掛かりに過ぎないですよね。」
私「悲しいことに、そうなんです(笑)。」
家内「いずれにせよサンプルは取り寄せないと判断出来ません(笑)。」
そんなこんなでお盆中の裏試飲会開始でございます(笑)。
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ギリシャのワイン オミクロンが何気に売れてます(笑)。
Aug 10, 2024 by weblogland |特に白。赤の亀は白に引きづられて売れているような(笑)。先月末のマスキュー試飲会でも皆さん抵抗なく手に取られてましたが、リピートされる方が増えました。
「オミクロン、コスパ良いですよね(笑)。しかも美味しい!暑い今、コレが冷蔵庫に入っていると助かりますよ(笑)。ビール代わり(笑)。ワインは喉越し(笑)!」
「990円じゃ今時ない味わい(笑)。」
「お盆のお土産(笑)。田舎の人達はあまりワインは飲まないけど、コレなら行けるはず(笑)。だから3本物ください。質より量(笑)。失礼!質も量もかな(笑)。」
アルコール分が11.5%というのもポイントですね(笑)。全てが程良く爽やか。もちろん我が家でも大活躍。もう5本は飲んだかな(笑)。常に冷蔵庫に1本入っています(笑)。
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取り敢えず良かったぁ(笑)。
Aug 08, 2024 by weblogland |○ビアンケッロ・デル・メタウロ 2022年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C. 750ml 1885円税込み
再入荷しました!
でもですね(笑)、ちょっと経緯がございました(笑)。
私「もしもしいつもお世話になっております。ビアンケッロ2ケースだけでおしまいだよね?」
インポーターさん「もう無くなったのですか?」
私「2022年のビアンケッロは出色の出来だったしね(笑)。コレでおしまいってお客様には言ったからさ。」
インポーターさん「そうですよね。今回のものは特別良かったので…。」
私「もう無いんでしょ?」
インポーターさん「実はいきなり注文が殺到して無くなりそうになったので、出荷制限していました。スミマセン!」
私「嘘言ったなぁ(笑)!」
インポーターさん「取り敢えず実績のあるお店優先でして…。実績のあるお店に1本も分けることが出来ないとマズイので…。」
ここで怒るとマスキューの底がバレるので(笑)、冷静に笑いながら…。
私「そーだよね。良いワインだし、もともとの数も少ないだろうしね。注文しても良いのかな?」
そんなこんなで再入荷!
『ちょっと余分にストックしちゃえ(笑)!作戦』を展開中でございます(笑)。
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どれもビオ系のワインなのですが、一昔前のフランス·ワインとはかなり違う
Aug 06, 2024 by weblogland |う~ん、カラフルでユニーク(笑)。まあ、どれもビオ系のワインなのですが、一昔前のフランス·ワインとはかなり違う。一応お約束の記載事項はちゃんと端っこや裏に書いてありますが…(笑)。割と保守的なフランス気質は無いですね(笑)。特に右からの4本はすべて3000円後半の、いわば高級品(笑)。古いマスキューの感性だと、有り難みに欠ける(笑)。確かにビオ系のワインのラベルは割と自由奔放なデザインのものが多いのですが、味わいが見掛け倒しの場合も多々(笑)。『お前ら勘違いすんなよ!』これは心のなかにしまっておきましょう(笑)。一般に我々業者はマナーとしてワインの悪口は言いません。ですからマスキューも極力言いません。スルーするのみ(笑)。単純にコスパが悪かったり、心が惹かれなかっただけの話ですからね(笑)
。要は売ることが出来ないだけのことです。
でもですね(笑)、只ではありませんからちょっとがっかり、一方騙されないで良かったぁ(笑)。複雑な心境なのです(笑)。良いものに当たればもちろん食いつきますが、数が無かったりすることも多々。マスキュー試飲会への道のりは長いのです(笑)。
天職ですが…(笑)。
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試飲会で思わぬ人気だった赤2本
Aug 04, 2024 by weblogland |●アパッショナティ 2020年 イ·バルジ イタリア 赤 IGPロッソ·ヴェネト 750ml 1480円税込み
●ラトック·リザーブ 2020年 フォンカリュ 南フランス ラングドック I.G.P コトー・ダンセリューヌ 赤 750ml 1524円税込み
宿題となった残糖分が解りました(笑)。まず黒いラベルのラトックは4∼5g/Lの予想通り4.4g/L。
まあ、これは問題なしかな(笑)?問題は白いラベルのアパッショナティです。7∼8g/Lくらい?
ちょっと自信を持って答えられない(笑)。インポーターさんからの答えは10g/Lとのことでした。
う~ん。
この手のワインは難しいですね。私が思ったより酸があったわけです。値段の割にしっかりしていたということかな?出来の良さに騙された(笑)?ゴメンナサイ!
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カウンターの上はこんな具合です(笑)!
Aug 02, 2024 by weblogland |前月のマスキュー試飲会で人気のギリシャのオミクロン。やはり飲みやすさとコスパは暑さに関係ない(笑)?
赤も白も限定価格販売となっているのがちょっと心苦しいのですが(笑)、致し方ない。お許しを!
特に季節柄考慮し、白は在庫を厚めにしましたので8月いっぱいくらいは無くならないかな(笑)
?無くなると我が家が困ります(笑)。何故って、この夏の必需品として活躍してますからね(笑)。
特別高級ではないのですが、なんとなく手が伸びるワインって貴重(笑)。何も考えずに癒されるのが良いところなのです(笑)。
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桝久 試飲会リポート 後半
Jul 30, 2024 by weblogland |○ビアンケッロ・デル・メタウロ 2022年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C. 750ml 1885円税込み
私「オミクロンはかなり強く冷やしましたが、コレはセラーの温度くらいで供出しました。いかがでしょうか?」
「なるほど!良い塩梅です(笑)。口の中全体でじっくり楽しめる温度です。」
「グビグビ喉越しで飲むワインじゃないよね(笑)。」
「ワインは喉越し(笑)。なんてね(笑)。」
「美味しい!しかも高級(笑)。」
「とろっとしてる(笑)。香りが良い…。ハチミツっぽい。」
家内「オレンジの香りが強いですよね。」
「うんうん。じっくり味わうと深くて複雑しかもパワフル(笑)。他の熟した果実…果肉たっぷり(笑)。」
私「時間が経つとトロピカルな果実をニュアンスが出てきます。パイナップルやマンゴー、桃…。後味もハニーでアーモンドっぽいですよね。」
「店長!コレ、遅摘みしてますよね(笑)。」
「飲むと単一品種とは思えないですよ(笑)。ビアンケッロでしたっけ…。聞いたこともないし(笑)。」
家内「中部イタリア·マルケ州の北側のビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.でございます。地場品種ビアンケッロだけで作った白ワインです。」
私「生産者のグエルエリは特にこのビアンケッロにこだわっております。このワインを更に遅摘みした上級キュヴェでスペリオーレ·クラスの『チェリソ』があります。今年の2月のマスキュー試飲会に出したワインです(笑)。」
「あれは衝撃的でしたよ(笑)。すぐ売れ切れたんですよね(笑)。今回は?」
私「えへへ(笑)。サブリミナルで置いてあります
(笑)。でもですね、まだ硬い。今飲むとローズマリー…と言うより樟脳の香りが強くて、あの果実味が出るまで二三日かかります。」
家内「2022年のビアンケッロはとても良いですね(笑)。」
「マスキューさん!2月の試飲会ではこれと同じキュヴェ…、2021年のビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.は出てなくて、『チェリソ2021年』だけでしたよね。何故ですか?」
私「鋭い質問でございます(笑)。実は2021年のビアンケッロはイマイチでした。2022年のこのワインは2021年の『チェリソ』に繋がる出来栄えです。平たく言えば2021年は『チェリソ』だけで十分と判断しました。」
「2022年の『チェリソ』は良過ぎる(笑)?」
「我々には解らない判断がなされているのですね(笑)。」
「なるほど、いつ飲むか?大事ですよね。でも飲み頃になる前にワインは無くなっている(笑)。よくあるんだよなぁ(笑)。」
「私はこの2022年の方で十分満足(笑)。」
「『チェリソ2022年』は何時飲み頃になりますか?」
私「夏を上手く越して、来年には飲みやすくなっているかな?来春以降なら確実かな?」
家内「『チェリソ2021年』は今年の冬に飲んで驚きました。日本に来てから1年くらい経ってから飲みやすくなったようです。」
「取り敢えず青ラベルとサブリミナルを買っていこう(笑)。」
私「インポーターさんも2022年は『チェリソ』よりこちらの方が売れ行きが良いようで…、大変心苦しいのですが在庫だけとなります。ゴメンナサイ!」
○シュル·テ·パ シャルドネ 2023年 フォンカリュ フランス ラングドック I.G.P.ペイ·ドック 白 750ml 2185円税込み
家内「このワインは2番目の赤と同じフォンカリュ協同組合のものです。価格帯からすると最上位のもののようです(笑)。」
「キャップ·シールも蝋留。いかにも高級(笑)。」
「へぇー、と言うことは更にコスパが高いのかな(笑)。マスキューさんそういうの探すの得意だからなぁ(笑)。」
私·家内「えへへ(笑)。ありがとうございます(笑)。まっ、まっ、お試しを!」
「あ~、シャルドネ!イイなぁ(笑)。」
「コクがあるよね(笑)。」
「店長!ミネラリーだし、酸もある。緩くないですね(笑)。かと言ってふっくら。いかにも南のシャルドネ(笑)。」
「暖かみのあるシャルドネって捨てがたい(笑)。コート·ドールのシャルドネは確かに良いんだけど、上質なデイリーのシャルドネってないんだよね(笑)。コレまさにそれ(笑)。」
私「開けたてはあまりディテールがはっきりしませんが、翌日になるとトロピカルなシャルドネらしい味わいです(笑)。」
「旨味、余韻も凄い(笑)。コレ、価格はデイリーだけど(笑)、味は高級ですよ(笑)。」
「一言で言うとリッチ(笑)。温度が上がるとよりトロミが増す(笑)。」
「旨味の酸がまだ開いていない。口中て探すとシャルドネらしいフルーツのニュアンスがありますね。伸び代があるよね(笑)。」
「樽香はあるんだけど程々(笑)。ワイン自体の味わいを盛り上げてる(笑)。過剰な感じがしない。」
家内「フレンチオーク樽を使っていますが、短い期間で一部だけの使用ですね(笑)。割とあっさりかな(笑)。」
「ジューシーでトロピカル。こう言うと、4番目の白もそうなんだけど(笑)、やはりシャルドネらしい良さがある(笑)。」
私「魚介類+バターですよね(笑)。あとレモン足しても良いかな(笑)。」
「ボリュームもありながら品も良い(笑)!コスパ良いですね(笑)。」
「コテコテの樽風味のシャルドネって辛いんだよね(笑)。B&B?」
「カリフォルニアのもともとのワイン·ラヴァーが愛するワインはナパではないのです。サクラメント·デルタの東のシェラフットヒルズこそカリフォルニア·ワインの故郷なのです!」
私「リアル·カリフォルニアン(笑)の叫びですね。」
「このシャルドネは良い!隅田川花火大会を見ながらコレを飲みましょう!」
私「ところでローダイはどうですか?」
「ちょっと暑いんだよね(笑)。クリークや三日月湖に囲まれた自然豊かな地を私は愛する!」
(私の聞きかじりが間違っていたらお許しくださいませ!)
○シャブリ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ エレヴ·アン·ファット·デ·シェナ ドメーヌ・アラン・ジョフロア フランス シャブリ 白 750ml 3818円税込み
「ほ、ほー。トリがシャブリですな(笑)。すごく久し振り(笑)。」
私「実はこのシャブリ、もう二十年間以上扱っています(笑)。主にレストラン·アイテムなので、別段試飲会に出したりしていません。ただ、どこのレストランもこのシャブリを使い続けていただいています。」
「どれどれ、う~ん、旨い!やはり5番目のシャルドネより上なんだろうな(笑)。高いけど(笑)。」
「余韻まで含めて美しい!すごくクリアだし(笑)。」
「余韻の美しさに惹かれるな(笑)。この点5番目より上のなんだろうな。やはりシャブリだしブルゴーニュのシャルドネなんだろうな(笑)。」
家内「このシャブリは古い大きな木樽で発酵·熟成します。樽香はありませんが酸の角を取る伝統的なスタイルです(笑)。」
「なるほど!今のシャブリって金属的なほどキレキレだったり、新樽風味のコテコテだったり、しかも高い!」
「切れがあってミネラリー。しかも丸み円味がある。洗練されてますよね(笑)。あっ、マスキューさん、このシャブリはお店で飲んだら高そう
(笑)。それなりの格のある高級レストランで使うんだろうな(笑)。」
「二人で行ってご飯食べながらシャブリ飲んで三万円(笑)?シャブリ2本は飲めないな(笑)。」
「でも、それなりの美味しいレストラン御用達のワインなんだろうな(笑)。」
「このシャブリに見合う料理は家庭じゃ無理(笑)。少なくとも私の料理じゃ無理(笑)。ワインが可哀想(笑)。」
「エルカルゴ!家じゃ無理かな(笑)。エルカルゴ·バターだよね(笑)。」
「高級惣菜買ってくるしかない(笑)!」
「マスキューさん!最後のシャブリまで飲んだ後に最初の赤2本飲んでも美味しい(笑)!名付けて『ぐるっと一周作戦』(笑)。または『山手線作戦』!」
「用意周到ですよね(笑)。考えてる(笑)。」
私·家内「ありがとうございました!」
「物忘れが良くて(笑)、何飲んだかなんてすぐ忘れちゃうんだけど、それ故いつも新鮮!(大爆笑)。上書き出来ない!」
私「でもファイルは沢山あるはずですから、比べることは得意なんじゃないですか(笑)?それは高齢者の特典ですよ(笑)。」
私「『う~ん、このワインは昔飲んだ○○に似てますね。』なんて訳知り顔に言うのが私の目標です(笑)!」
私「名付けて『目指せ!嫌な爺作戦!』」
とてもお熱い中ご来店ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋·昭子)%
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桝久 試飲会リポート前半
Jul 29, 2024 by weblogland |今回スタートは赤からです(笑)。それも2連発(笑)。暑い中わざわざ来たのにいきなり赤もかよ(笑)!などと怒らないでくださいね(笑)。
● アパッショナティ 2020年 イ·バルジ イタリア 赤 IGPロッソ·ヴェネト 750ml 1480円税込み
私「アマローネ風の赤です。陰干し期間はアマローネほど長くはありませんが…。ヴェネトのネゴシアンが作ったものです。詳しいテクニカルの資料が無いので確かな説明は出来ないのですが。」
「どれどれ(笑)、あっ!飲みやすい(笑)。あれ(笑)?」
「濃いけど飲みやすい(笑)。スイスイ行ける(笑)。」
「後味は干し葡萄だね(笑)。」
「陰干しするとワイン自体を凝縮するわけだから濃くてアルコール分の高いものにワインはなるのがセオリーですよね。あと甘さも増す。このワインも確かにそうなんだけど過剰な感じが無いですよね(笑)。すごくフレンドリーで飲みやすい(笑)。」
家内「ちなみにアルコール分は14%です。きっと無理のない設定·設計なんですね(笑)。ネゴシアンの意図がありますよね(笑)。」
「なるほど!意図ありありなんですね(笑)。」
「ヴェネトのヴァルポリチェッラに似てますよね(笑)。」
「真っ黒にはなってない(笑)。ダークチェリー…、ココアみたいな香りもする。」
私「さすが!」
Mさん「マスキューさんの定番のプーリアのアパッシメントを好きで良く飲みますけど、これの方が洗練されてますよね。まあ、好みの問題ではあると思いますが。穏やかで好きだな(笑)。」
私「初めてこのワインを飲んだ時、Mさんの顔が浮かびましたよ(笑)!」
「マスキューさん、このワインとても飲みやすいのですが、何故ですか(笑)?」
私「えへへ(笑)、何故でしょうね(笑)。今日この赤ワインの供出温度はセラーから出したくらいの15℃です。通常の赤ワインだと15℃はちょっと低いのですが、このワインは15℃の温度でも映えます。」
「と言うことは、冷やしてもタンニンが渋くならない!」
私「大正解でございます(笑)。低い温度でもとても折り合いがよろしいかと。タンニンの処理が上手いですよね(笑)。あとドライ。完全な辛口であることも必須かと。」
「なんか言うこと解ります(笑)。糖分の甘さって後口に残るんだよね(笑)。」
「口当たりがなめらか(笑)。全然渋くない!」
「ベタつかないよね(笑)。」
私「そこなんです!そこ!余韻はさほど長くはありませんが、余韻の引く様はなかなか美しいかと。すぅ~と切れていきます。このすぅ~っと切れていくのが肝でございます(笑)。」
「完全なアマローネだと余韻が何時までも続く。これはそうではないけど、コレも有り!
くどくなくて夏向き(笑)。しかも冷えてるし。マスキューさんの企みが伝わりますよ(笑)!」
私·家内「えへへ(笑)。」
「ところでマスキューさん。このワインはどんな食べ物に合いますか?」
私·家内「鰻の蒲焼!たまたま試すタイミングがありまして(笑)、たまたまでしたがバッチリ。甘辛醤油タレには合いますね。そう考えると汎用性は広いですね(笑)。」
●ラトック·リザーブ 2020年 フォンカリュ 南フランス ラングドック I.G.P コトー・ダンセリューヌ 赤 750ml 1524円税込み
私「これも15℃くらいの供出温度となっております(笑)。まっ、まっ、どうぞお試しください!」
「これまた飲みやすい!でも最初からワインとはちょっと違うかな?」
「いかにも南フランスの赤(笑)。ローヌではなくラングドックっぽい(笑)。」
「とても上等なワイン(笑)。」
私「最初のワインが変化球ならば、コレは直球かな(笑)?王道?」
「こっちの方が酸味がある。捻ったところもない(笑)。普通に上質(笑)。」
家内「生産者のフォンカリュは質が高く、テロワールに沿った個性的なワインをリリースします。しかもコスパが高い(笑)。」
「でも、共通したところがあるよね(笑)。」
「う~ん。マスキューさん曰くの折り合いが良いワインなんだろうな(笑)。」
「折り合いが良い!意味が解りましたよ(笑)。」
家内「ちなみにアルコール分は同じ14%です。」
「アルコール分が14%って高いんだけど、それに見合った濃さがあるから苦にならないんだよね(笑)。」
「解った!余韻が似てる!すぅ~っと消えていく(笑)。あとタンニンに渋さが無い。」
「このワイン、セパージュは何ですか?」
家内「カベルネ·ソーヴィニヨン、シラー、マルベックです。あまりカベルネ·ソーヴィニヨンっぽくはありませんが(笑)。ミスマッチではないのは飲むと解りますね(笑)。」
「黒いプラム…、ベリー系ですよね。」
私「スグリ系のニュアンスはあまりないですね。ただ、カベルネ由来のしっかり感はあるかな?」
家内「青っぽさも無いですね(笑)。個人的にはカベルネ以外のカリニャン、厶ールヴェドルなんかをメインにして欲しいところです(笑)。」
「後味にスパイシーさがありますよね。え~と、黒胡椒みたいな…。これは?」
私の「そーなんです(笑)。シラー由来ですよね!特徴的ですよね(笑)。」
「うんうん。肉を連想しますよね(笑)。それでいて冷やしても飲めるのは貴重。焼肉屋に持っていきたくなる(笑)。」
「それだったら1番目にはオッケー(笑)。焼き肉の醤油ダレには合う(笑)。」
「冷やしても飲める赤ワインだと、薄くて酸っぱめの赤を思い浮かべるけど、そうではないことを発見出来ました(笑)。コレは朗報(笑)!」
「マスキューさん!今回赤2本からスタートですが幸先良いですね(笑)。昔、ブルゴーニュのプリムールのテイスティングで赤スタートだったのを思い出しました(笑)。特に今回の赤は酸が突出していない。コレがポイントかな(笑)?」
私·家内「えへへ(笑)。」
○オミクロン ホワイト 2022年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ PGI ペロポネソスネメア 750ml 990円税込み スクリューキャップ
「オミクロン?」
私「はい。皆さん簡単にラベルを判読されます
(笑)。やはりコロナ効果(笑)?実際にコロナ禍中にはこのオミクロンを試飲会には出せませんでした(笑)。」
「おー!爽やか!強く冷やしてグッドですね(笑)。」
「レモン等の柑橘系の香りがフレッシュで爽やか。変な癖がない(笑)。」
「ライトなんだけどしっかり爽やかさを主張してますね(笑)。薄い感じはしないかな(笑)?」
「綺麗ですよね(笑)。香りと舌触りのバランスが良い(笑)。」
家内「このワイン、アルコール分は11.5%と低めです。」
「ギリシャワインってもっと重くてオリーブオイルに合うイメージでしたけど(笑)、これは趣がちょっと違いますよね。フレッシュ&フルーティ。」
「有りがちなスタイルなんだけど、産地は解らない(笑)。少なくともギリシャとは当たらない(笑)。」
「でもこのワインの爽やかさ、旨さは真夏のビーチにぴったり(笑)!エーゲ海(笑)?」
「東京湾でもイイ(笑)。」
「アルコール分が11.5%でも無理に早く摘んだ感じはしませんよね。ドライに仕上がっているし…。」
家内「そうなんです。調べると葡萄品種のロディティスとモスコフィレオは晩熟性なので9月中旬から10日中旬の間の収穫とか。少なくとも遅摘みはしていないと思います。テロワールかな?」
私「リンゴ酸は多いですが、未熟な印象はありません。ちょっと意外でした。」
家内「あと、ロディティスとモスコフィレオは果皮がピンクがかっているようです。後味にほんのり感じる苦みは果皮のタンニンかもしれません。」
「ちょっとピールみたいな苦みある(笑)!」
「あまり表に感じないけど、旨味もちゃんとあるんだよね。だから美味しく感じるのかな?」
「この手のワインって残糖分を残して誤魔化しがちだけど(笑)、これは違う。旨味の甘みだよね。」
私「さすが!プロ。」
私「オリーブオイルではなくレモンやワインヴィネガーが合いますよね(笑)。私個人的には、7∶3の割合で穀物酢と醤油の酢醤油を作り餃子を食べることを至福としております(笑)。」
「そうそう、酢醤油の割合はとても大事ですよね(笑)。」
私「林家正蔵師匠は8∶2と仰ってましたが、浜っ子の私は7∶3を主張いたします(笑)!」
家内「私は穀物酢ではなくワインヴィネガーを主張いたします(笑)!」
家内「あと願わくば、焼きハマグリ!」
「海辺のバーベキュー!帆立やハマグリ、サザエ。ワインヴィネガーを使った酢醤油ですかぁ
(笑)。一味違うはず(笑)!」
「マスキューさん!ところでそこに並んでる亀のラベルのワイン(笑)。これもオミクロンですか?」
私「はい!お気づきで(笑)。2023年の赤です。ラベル変更したようです。まだ来たばかりでちょっと暴れてますが(笑)、翌日にはふっくらしてきますからそれなりに良いかと(笑)。」
「亀に惹かれる(笑)。買っていこう(笑)。」
私「急遽のサブリミナル作戦、大成功でございます。ありがとうございました!」
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作戦会議
Jul 25, 2024 by weblogland |私「いつものことだけど、試飲会のラインナップが並ぶとホッとするね(笑)。」
家内「そうだよね(笑)。今回は夏向きを意識したラインナップかな(笑)?」
私「今回の白のラインナップはなかなかだよね。まずお買い得のギリシャの白から始まって、グエルエルのメタウロ。いきなりギアアップ(笑)。そしてフォンカリュの高級なシャルドネ。最後が隠し玉のシャブリ!」
家内「私思うに赤が意外と売れるような気がするんだよね(笑)。凄くコスパが高いからね。」
私「そうそう。供出温度に気をつけなきゃね(笑)。」
家内「あと本当はグエルエルのメタウロとその上の『チェルソ』を一緒に出したかったんだけどね」
私「でもさあ、『チェルソ2022年』驚くほど硬かった(笑)。今開けるワインじゃないよね。」
家内「少なくとも夏を越してからじゃないと無理(笑)。後1年くらい待ったほうが良いかな(笑)?」
私「そーなんだよね。でもさあ、メタウロ2022年を飲んでもらえば2022年の作柄の良さは解ってもらえるはず。だから『チェルソ2022年』はサブリミナルにしたよ(笑)。」
家内「今飲んで、その後また飲むと熟成の意味が解るよね。」
私「凄く勉強になるはず(笑)。」
家内「飲み頃になる頃には無くなってる恐れもあるしね(笑)。」
私「そうそう(笑)。2021年はそれで追加が効かなかった(笑)。」
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試飲会のラインナップ並びました!
Jul 24, 2024 by weblogland |眺めるとかなりボリューム感ありますね(笑)。眺めながら悦に入ってしまいます(笑)。
なかなかシックでよろしい(笑)。4番目のメタウロがなんだかカッコイイ。ブルー基調に中世の宗教絵画のよう。やはり人物画は目を引きますね(笑)。
今回はまず赤2本。どちらもタンニンに収斂性がありませんから夏でもオッケーなはず。供出温度に気をつけて、良さを伝えねば!腕の見せ所(笑)?
後の白4本は流れのママ(笑)。いつもよりちょっと強く冷やしましょうか。暑いですからそれくらいでちょうど良いはず。くど過ぎず軽過ぎずそれていて個性しっかり。私の意図はありありなのですが、飲んだ方がどう感じるか?外すと痛い(笑)。
26日の㈮は17∼20時、27日の㈯は11∼20時といつも通りのスケジュールです。暑い中はお避けくださいませ。あっ!そんなこと言ったら来ないでくれと言うのと同義かな(笑)。無理のないところでいらっしゃってくださいませ。くれぐれもご無理なさらないでくださいませ(笑)。
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桝久 試飲会のラインナップ決まりました!
Jul 22, 2024 by weblogland |この暑い中の試飲会ですから白を4本に冷やしても美味しい赤2本の計6本です(笑)。
● アパッショナティ 2020年 イ·バルジ イタリア 赤 IGPロッソ·ヴェネト 750ml 1480円税込み
ヴェネトを感じるアマローネ風の赤ワインです(笑)。大手ネゴスのヴェルガ社手によるものですが、詳細はよく解りませんので味わいから分析しますのでご了承ください(笑)。
まずセパージュはコルヴィーナ、ロンディネッラ、カベルネ・フラン。ヴェネトのアマローネの王道コルヴィーナをメインにしてますね(笑)。
コルヴィーナらしい赤い果実と旨味をはっきり感じます。真っ黒にはなっていません(笑)。立体感もあります。
飲んだ印象では、おそらくアマローネのように収穫後室内で陰干ししているような気がします。アルコール分と酸、糖分の折り合いが良くドライで無理のない味わい。濃度とアルコール分の塩梅が絶妙(笑)。軽く飲めるが薄くない。しかもタンニンに収斂性がありませんから、ちょっと冷やして飲むにはよろしいかと。
あと、樹上で乾燥するとちょっと過剰な感じがすることが多いのですが、このワインにはそれがない。しっかり濃さはあるのですが、ちゃんとドライ。実際のアルコール分は14%とこの手のワインとしては抑え目。全体の糖度の管理、ターゲット通りの仕上がりになっていると思います(笑)。
ココアっぽさも程良く、過剰な感じがありません。一部だけ木樽を使っているか、古い大樽で寝かせた感じです。踏み外さないところにネゴスの実力を感じます(笑)。
う~ん。
イタリアのネゴスって低価格帯で完成度の高いワインを作ります。それ故、それこそが彼らの生きる道かと。単に安酒を売るだけではないと実感させられるワインでございます(笑)。
●ラトック·リザーブ 2020年 フォンカリュ 南フランス ラングドック I.G.P コトー・ダンセリューヌ 赤 750ml 1524円税込み
マスキューの定番、南フランスのフォンカリュ協同組合のフル·ボディーの赤。日本ではいくつかのインポーターさんによって輸入されています。基本協同組合だと均質な大量生産ワインを作ることも出来ますが、フォンカリュはワインの個性を優先しますので、キュヴェ数も多く様々な顔のワインをリーズナブルな価格でリリースしてくれる嬉しい協同組合です。実際買い付けた葡萄の1/3はバルクワインとして販売しています。また、全体の58%を輸出しています。ちょっとアプローチが違う協同組合なのです(笑)。
「世界で賞賛される生産者組合」・・フランスのワイン専門誌「ラ ルヴュ ド ヴァン ド フランス」の『2012年度年間最優秀ワイン生産者組合賞』を受賞。また、2015年に、ドイツのワイン専門誌「マイニンガー」で、『フランスの最高の生産者組合20』のトップに選出。さらに、「ドリンクス インターナショナル2017.4」で、『世界で最も評価されているワインブランド50』のひとつに選出。南フランスからは、フォンカリュが唯一選ばれました。国際品質規格のBRC(英国小売業協会)/IFS(国際食品規格)において最高レベル(AA)の認証を得ています。
これはカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、マルベックをブレンドしたもの。彼の地でマルベックを入れるのはちょっとユニーク。ペイ·ドックではなくI.G.P コトー・ダンセリューヌでリリースしています。特定の生産者のワインだけで作ったものですね。石灰岩質、砂質、砂利質と異なる複雑な土壌で栽培された葡萄で、女性醸造家の作ったもののようです。
第一印象はとても折り合いが良い!粗さや過剰感がなくとても透明感がありながらリッチ。品種由来のスグリや赤系のベリーのニュアンスがとても良く出ており、初めて飲んだ時、ラングドックではなくカバルデスのワインかと思いました(笑)。ティスティングを間違えた訳です(笑)。
ありがちな樽のニュアンスはなく、よく溶け込んだビターなチョコレート風味(笑)。一部樽熟成しているのかも?果実のニュアンスととても調和しています。
アルコール分は14%あり、しっかりラングドックなのですが(笑)、それに伴う酸やタンニンがありますから力づくに感じない優良な仕上がりになっているところは秀逸。コストパフォーマンスの高い、飲んで安心出来る赤ワインでございます(笑)。
○オミクロン ホワイト 2022年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ PGI ペロポネソスネメア 750ml 990円税込み スクリューキャップ
皆さん!
『ロディティス種』『モスホフィレロ種』ってご存じですか?
あまり聞いたことはないけど、変な名前だからギリシャの葡萄かな?
とここまで解る方は上級者でございます(笑)。
ギリシャの在来品種名は鬼門です。似たようで違う品種名が山盛り(笑)。
このワイナリーの『オミクロン·シリーズ』のワインはモダンなエントリー・カテゴリーのワイン。ちょっと重鈍なギリシャ·ワインとは思えない綺麗なスタイル(ゴメンナサイ!)。もちろん発酵·醸造の過程ではステンレスタンクでしっかり温度管理しています。何処のニューワールドかと勘違いするほどです。とはいえ飲んでみるとちょっと違う(笑)。やはりギリシャ(笑)。地場品種の強みですね。カベルネやシャルドネを作ってる場合じゃない(笑)!
具体的にどうモダンかと言うと、クリーンで綺麗、そしてバランスがとても良いのが身上。あと口中に入れたあと広がりがあり、余韻がとても心地良い(笑)。さすが無農薬で栽培されただけありますね(笑)。あと、後味にほんのり苦みがあるのは特徴的。とても良いアクセントになっております。この苦み、果皮がピンクががっているロディティス種由来かと。オリーブオイルとの相性は鉄板ですね(笑)。
ワインの香りは柑橘系やハーブ。強くはありませんが程良く華やかで爽やか。香草とも合いますね。やはりギリシャ·ワインですね(笑)。
ところで、ロディティス種は9月中旬に、モスホフィレロ種は9月下旬から10月上旬に収穫します。割と収穫は遅くモスホフィレロ種は完全に晩熟系の葡萄ですね。ところが出来上がったこのワインはアルコール分がなんと11.5%。もちろん過熟だったり未熟だったりしていません。
この辺りに秘密があるような気がします。温暖なギリシャですから収穫は全般に早いような気がしましたが、暑くてもハンギングタイムが長いことに、出来上がったワインの特徴だったりアドバンテージがあるようですね(笑)。
以下インポーターさん資料より
ペロポネソス半島のネメアにおける3大ワイナリーのひとつであるザシャリアス。オーナーはElias Zacharias氏で、アテネ農業大学を卒業後、葡萄畑やオリーブ畑のコンサルタントの職歴があります。現在は息子のOthonas氏もワイナリーの運営に参加しています。オーナーのElias Zacharias氏が前職で得たブドウ栽培の知識をさらに活かす場として、現在のワイナリーを購入したのが1990年。自社で瓶詰めまでを開始したのが2002年でしたが、それ以来高い評価が続いています。国際的なコンクールで多くの賞を受賞し、ネメアだけでなくギリシャのワイン業界をリードするワイナリーになりました。 畑は40haを所有。「健全な畑と葡萄こそが上質のワインを生む」という信念のもと、化学肥料や除草剤を使用しないことにこだわっています。 土地の歴史
や自然環境へのリスペクトを忘れず、地場品種のアギオルギティコやモスホフィレロ、絶滅が危惧されているペロポネソス半島のスクラバ種やキドニッツァ種を保存していくため苗木を増やす取り組みなど、伝統品種を大切にしています。 ワイナリーには最新技術を備えた設備を揃え、ワインの生まれ持った香りや味わいを重視したクリーンなワイン造りを進めています。これからも注目すべきワイナリーと言えます。
○ビアンケッロ・デル・メタウロ 2022年 アジェンダ・アグラリア・グエリエリ イタリア マルケ 白 ビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C. 750ml 1885円税込み
ビアンケッロ・デル・メタウロDOCはマルケ州北部、ペーザロ・エ・ウルビーノ県をアドリア海に向かって流れるメタウロ川に沿う丘陵地帯のみに広がる限定されたワイン産地で1969年にDOCとして認可を受けました。2016年現在、栽培面積は244ha、16件のワイナリーしか存在しません。ワインは土着品種のビアンケッロ種を95%以上使うことが義務付けられています。
アジェンダ・アグラリア・グエリエリは5代続く農場。葡萄畑が45ヘクタール、麦畑が120ヘクタール、オリーブ畑を30ヘクタール所有しています。かつてのテヌータですね。
この『チェルソ』はテヌータで最初に葡萄を植えた「チェルソ・グエリエリ」に敬意を込めて名付けられたもの。最も樹齢の高い3ヘクタールの畑を通常より約1ヶ月収穫を遅らせて凝縮した特別なワインです。25%収量が落ちるそうです。この家のビアンケッロ・デル・メタウロ・スペリオーレ D.O.C.の最高級品なのです。
味わいはまず液体の濃さに予感されます(笑)。特に濃い白ワインにたまにみられる動物の汗のような香り(笑)。家内曰く『熊の香り(笑)?』コレだけで途方にくれるほど(笑)。
液体はハニーでとろとろ(笑)。長い余韻に時は止まります(笑)。圧倒的な広がり、龍角散やカリン、レモン等の柑橘類、白や黄色の花、オレンジや杏のような果肉。後味のハニーさには塩を降ったアーモンドの香ばしさ。
その様には心奪われます。
このビアンケッロ・デル・メタウロ D.O.C.は何度か飲みましたが、これほど記憶に残るものは初めてです。やはり尽力したワインこそ人の心を惹き付けますね(笑)。
○シュル·テ·パ シャルドネ 2023年 フォンカリュ フランス ラングドック I.G.P.ペイ·ドック 白 750ml 2185円税込み
マスキューの定番、南フランスのフォンカリュ協同組合のフル·ボディーのシャルドネ。
日本ではいくつかのインポーターさんによって輸入されています。基本協同組合だと均質な大量生産ワインを作ることも出来ますが、フォンカリュはワインの個性を優先しますので、キュヴェ数も多く様々な顔のワインをリーズナブルな価格でリリースしてくれる嬉しい協同組合です。実際買い付けた葡萄の1/3はバルクワインとして売却しています。また、全体の58%を輸出しています。ちょっとアプローチが違う協同組合なのです(笑)。
「世界で賞賛される生産者組合」・・フランスのワイン専門誌「ラ ルヴュ ド ヴァン ド フランス」の『2012年度年間最優秀ワイン生産者組合賞』を受賞。また、2015年に、ドイツのワイン専門誌「マイニンガー」で、『フランスの最高の生産者組合20』のトップに選出。さらに、「ドリンクス インターナショナル2017.4」で、『世界で最も評価されているワインブランド50』のひとつに選出。南フランスからは、フォンカリュが唯一選ばれました。国際品質規格のBRC(英国小売業協会)/IFS(国際食品規格)において最高レベル(AA)の認証を得ています。
フォンカリュのシャルドネは数アイテム日本に輸入されております。マスキューの定番としてはキュヴェ·ド·ブリュ·シリーズのシャルドネがあります。デイリーなシャルドネとしてお勧めしております(笑)。
これは木樽熟成した高級品シリーズ『シュル·テ·パ』ブランド。『シュル·テ·パ』とは『あなたの歩み』の意味。ワックス·キャップで封蝋していますから、意気込みを感じますね(笑)。
まだ2023年ヴィンテージと若く、開けたては樽の風味が強くバランスが取れていません。とはいえ隠れた酸…たっぷりの旨味が隠れています。翌日、翌々日と旨味とシャルドネのトロピカルな香りが徐々に出てきます。どんどん美味しくなってゆきます。樽の香りを果実味が凌駕する頃にはボトルのワインは空となっていました
(笑)。
実は2005年にこのフォンカリュ協同組合のシャルドネを飲み(たしか1999年ヴィンテージ)、品質の高さに惹かれ取り扱っておりました。当時スポット輸入アイテムであったため長く扱うことが出来なかったワインでした。たしか名前はカペンドゥ・ブラン。どうやらそれはメンバーの本拠地の一つカパンデュ村のこと。要は無知な私はカパンデュ・ブランをカペンドゥ・ブランと読み違え記憶していた訳です。旨みたっぷりで酸がありとてもバランスが良く、ラングドックのシャルドネとは思えないエレガントな出来映え。このワインを飲んで反射的にカペンドゥ・ブランを思い出し昔の資料を調べ当時のインポーターさんに当たったところ。フォンカリュ協同組合のワインでした!
○シャブリ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ エレヴ·アン·ファット·デ·シェナ ドメーヌ・アラン・ジョフロア フランス シャブリ 白 750ml 3818円税込み
このところずっと値段が上がり続けるシャブリ。やはりブルゴーニュのシャブリのネームバリューは強いですよね。味わいと価格の見合わないものも多く、扱うにも二の足を踏み勝ちです(笑)。
そんな中でも許せる範疇にある優良な生産者アラン・ジョフロワ。実はマスキューの定番アイテムとしてロング·セラー·ワインなのでございます(笑)。ウェブやらホームページにはほとんど記載してませんが、マスキューではシャブリと言えばジョフロワです。蛇足でございますがその理由はひとえにマスキューの『へそ曲がり』故(笑)。ご理解いただけたでしょうか(笑)?
ジョフロワのジェネリック・シャブリなのですが(エレヴ·アン·ファット·デ·シェナ)樽発酵·熟成させた古典的なもの。古い大樽を使いますから樽の風味は無し(笑)。コート·ドールの樽風味ばっちりのシャルドネとは違っております(笑)。また、昨今ステンレスタンク100%で作られるキレキレのスタイルのシャブリが主流ですが、それとも違うスタイルです。本来の古典的なシャブリなのです(笑)。
ミネラル感と酸がしっかりありますが、大樽で熟成させているため酸の角が取れて、違和感なく楽しめます。クラシックな造りをするジョフロワの本領発揮なのです(笑)。葡萄樹はヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)と表記されるように樹齢45年ほどの古樹。それ故しっとりとした旨味が感じられます。飲んで腑に落ちる味わいなのです(笑)。
高騰し続けるシャルドネやシャブリ。ちょっとまともなシャルドネは5000円以上注ぎ込まなければ買えない現実。でもですね、そんな現実を考えるとこのシャブリはまだ良心的かも?
う~ん、私の錯覚か?
まあ、あくまでも値段·価格は相対的なものですから、その意味ではお買い得になるかも?ただし飲んで落胆することはございません(笑)。これは保証いたします(笑)!
さすが!腐ってもシャブリ!ゴメンナサイ(笑)。
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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
Jul 20, 2024 by weblogland |まだ詳しくご紹介するにはちょっと時間がかかりますが、取り敢えずほぼ決定!
今回は赤2本、白4本の全部で6本となります。
あ~、良かったぁ(笑)。
いつもながらの終盤のジタバタ(笑)。インポーターさんもマスキューの月末試飲会を嗅ぎつけてますから、間際になってからのセールス攻撃(笑)。しかも梅雨明けした暑さに対応するラインナップが求められます。それ故(笑)、白が4本!
あとは説明書きを仕上げるのみです(笑)。ちょうど暇ですから、店にこもって集中!
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