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桝久 試飲会リポート 後半

Nov 30, 2021 by weblogland |
キャンティ クラッシコ 2016年 ファットリア・ディ・ペトロイオ
イタリア トスカーナ 赤 キャンティD.O.C.G.750ml 3110円税込み

家内「前回は2015年ヴィンテージでご好評いただきましたが、2016年が飛びきりクラシックな出来映え!酸っぱくて美味しいクラシックなキャンティでございます(笑)。私の大好物です(笑)。」
「酸っぱいと言えば酸っぱいんだけど、気になる酸っぱさじゃない(笑)。」
「これ王道のキャンティですな(笑)。サンジョヴェーゼ キャンティのサンジョヴェーゼはこうじゃなきゃ(笑)!」
「密度感が立派。みっちりしている(笑)。でも重くない。軽やか。これがキャンティなんですね(笑)。」
私「ワインの輪郭がハッキリしてます。」
「なるほど、マスキューさんがよく言う『
ディテールがビビッド』ってヤツだね(笑)。正にそう(笑)。プラムやチェリーなんかの赤い果実が小粒でみっちり(笑)。」
「広がりの伸びが素晴らしい(笑)!余韻も美しい(笑)!イイなぁ。」
「キャンティって酸っぱいんですね(笑)?
単に飲みやすい赤ワインのイメージではないんですね(笑)。」
「軽くて飲みやすい赤ワインのイメージだけで表現するのはイメージの貧困(大爆笑)。」
私「実際ニュー・ワールドの軽めの赤ワインのようなキャンティが多いですよね(笑)。作り手売り手の責任ですよね(笑)。」
「この舌触りは上質だよね。地方の名家の
ご子息みたい(笑)。素性の良さがある(笑)。」
「健康的な明るさがイイね。いかにもトスカーナ(笑)。」
「それでいて上質(笑)。値段もなかなか(笑)。」
私「恐れ入ります(笑)。」
「う~ん。サンジョヴェーゼって色々な顔がありますよね(笑)。ブルネッロなんかと同じ品種とは思えないですよね(笑)。」
「キャンティってサンジョヴェーゼ100%ではダメでカナイオーロを入れなくてはならないんですよね?」
家内「今はカナイオーロを入れなくても良いようです。これはサンジョヴェーゼ90%、コロリーノ5%、マルヴァジア・ネーラ5%の割合です。微妙に他のものをちょっと入れるのがしきたりのようですね(笑)。」
「それにしてもこのワインは食事のためにあるようなワインですよね(笑)。」
「トマトソースなんか鉄板(笑)!」
「うんうん。オリーブ・オイル、トマト、チーズ、Tボーン・ステーキ、なんでもござれ(笑)。いやいや、トスカーナ限定かな(笑)?」
「単純にスパゲッティー・ミート・ソース
!」


●グラン・リゼルバ 1988年 ボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)スペイン フミーリャD.O.P. 赤 750ml 3980円税込み

私「お客様のバースデー・ヴィンテージのワインを探していた折、あるインポーターさんのリストで見つけました!」
「おー!グラン・リゼルバ!しかも1988年!」
家内「スペイン・フミーリャのクラシックなモナストレル種100%のものです。」
「あー!旨味の塊だぁ(笑)!」
「雑味が全然無い!」
「透明感があってとても美味しい。」
「でもかなり複雑。腐葉土やスパイス とてもスパイシー。」
「巨大で美しい(笑)。」
「古さが全然無い(笑)。色も1988年のものとは思えない。とても33年経ったとは思えない!飲むとうっとりしちゃう(笑)。」
私「木樽で3年寝かせてから、ステンレス・タンクで保存・熟成。注文がたまってから瓶詰め出荷するとのことです。」
家内「バック・ラベルに瓶熟成を長くしているように書いてますが、ウソのようです(笑)。」
「そりゃ、そーだ(笑)。コルクも古くはないもんね(笑)。」
「30年も経ったらコルクはダメになってるよね(笑)。」
「そーなんだよね。スティルワインで30年以上熟成させるにはリコルクしないとまず飲めない。このコルクは打ってから2~3年くらいみたいだし。」
「マスキューさん!タンク熟成のお陰で滓のないクリアな味わいになっているのですか?」
私「もちろんそのためだとは思いますが、
ワイン自体がしっかりしてる。特に古い樹齢の葡萄由来の旨みを強く感じます。」
「とにかく飲みやすいよね(笑)。」
家内「このB.S.I.はフミーリャ最大の協同組合なのですが、組合員の中に樹齢100年を越えるような古い区画を持っている農家が数件あるとか。それをブランド化したのがコレです(笑)。プレ・フィロキセラの畑のようです。ですから大変贅沢(笑)。

「なんでそんな古い畑が残っているのですか?」
私「標高が高く、風も強いので、害虫のフィロキセラが登れなかったようです(笑)。」
「それにしても100年以上とは!普通葡萄樹はそんなに生きられないでしょう?」
私「はい。仰る通り!もともと土地に保水力が無い上雨が降らないので、収穫量がかなり少ない。葡萄樹が無理に働かないので長命となるようです。」
「フランスの高級ワインなんかわざわざ青い実を採ってるもんね(笑)。少ない葡萄に味わいを凝縮させる訳。」
「ブログで読みましたが、マスキューさんは同じワインを10年以上前に飲んだとか
(笑)?コレとは違いますか?」
私「昨日の晩御飯のおかずを覚えてない私の記憶ですので信憑性に欠けるとは思いますが(笑)。たしか87、88、89年を飲みました。瓶熟成の長いスタイルでした。比べると今回のタンク熟成のものの方が若く感じます。おそらくB.S.I.は瓶熟成用とタンク熟成用のロットがあったのだと思います。今思うと当時の新たな試みだったような気がします。」
「なるほどね(笑)。個人の生産者じゃそんなこと出来ない。余裕無いからね。協同組合でしか出来ない技かな(笑)。」
私「あと飲んで気がついたのですが、開けてから時間が経つとどんどん強くなる。よりタンニンを感じます。不思議な現象です(笑)。」

〇アプリコット・ネクター 2021年 フォンディーヌ・フルーツ社
フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1695円税込み
「おっ、コレ美味しいんだよね(笑)。もろアプリコット(笑)。」
「ワインより美味しいかも(笑)。」
私「それ一面真実かもしれませんね(笑)。」
「だってまんまだもんね(笑)。」
「アプリコット・ネクターか。不二家のネクターってまたあるのかな(大爆笑)。

「ドロリとしてる(笑)。まるでペースト(笑)。」
「日本人のジュースのイメージだはありませんね(笑)。」
「飲むと一気に元気が出る。そうそう、ジュ・ド・レザンもそうですね(笑)。エネルギーチャージ用だな(笑)。」
私「お年寄りに人気がありまして(笑)、朝トーストを食べながら100mlほど飲むとイイらしいです。体がシャキっとするとか(笑)。」
「ヨーグルトに混ぜても良いですね(笑)。
ジュースじゃないよねコレ(笑)。」
家内「これでも果肉50%です。100%だとジュースにならないようです(笑)。」
「100%だと瓶から注げない(笑)。」
家内「アプリコットの果肉の甘味に近い砂糖水を加えています。それ以外は何も加えていません。」
「種の砕けた粒子が入ってますよ(笑)。赤茶色の粒。ミキサーで砕けたのかな?」
「かなり自然な味わいですよね(笑)。日本の杏とはちょっと違いますよね。香りも強いし…。こんなこと言うと怒られそうですが、日本の杏って駄菓子っぽいデイリーな味わいなんですが、コレってちょっと高貴なところがある。」
「大福にまぶしている粉っぽいニュアンスありますよね(笑)!」
私「さすが!気づきませんでした(笑)。心地好い粉っぽさですね(笑)。」
「雑味が無いよね。管理を徹底してるのが伝わってくる味わいですね(笑)。」
私「ブルゴーニュ・ワインの生産者はシャルドネの果実味はアプリコットだと言いますね。」
「あー、ピュリニー・モンラッシェなんかそうだよね(笑)。ルフレーブなんか顕著(笑)。」
「マスキューさん、アプリコット・ジュースは毎年来ませんよね?」
私「はい。アプリコットは発芽が2月と寒い時期なので霜にやられて収穫が半減したり、夏場に雹にやられたり収穫が安定しません。」
家内「葡萄に比べると特に夏場の雹にやられることが多いです。葡萄より的が大きい(笑)。」
私「そんなことで日本に回して貰えなかったりします。生産者もまずは顧客を優先しますから、やむを得ません。」
「簡単に飲んではいけませんね(笑)。大事にいただきます(笑)。」

ご参加ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 29, 2021 by weblogland |


昨日、一昨日とマスキュー試飲会なにお越しくださりありがとうございました!
お客様の大人のコロナ対応ありがとうございました!無事執り行えました。

〇ロス・コンデス 2020年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み
「お手頃価格の白ですね。」
私「スペイン・カタルーニャの白。マカベオ50%、シャルドネ50%のちょっと変わった組み合わせです(笑)。」
「マカベオって?聞いたことないなぁ。」
「マカベオってカヴァで使われますよね?

私「左様でございます!」
「マカベオ、チャレロ、パレリャーダ!資格試験の時覚えましたよ(笑)。」
「あとアイレインなんかも在来品種だったかな。」
家内「作り手のラモン・ロケッタはマカベオ・シャルドネの組み合わせが得意なんです(笑)。」
私「昔同じ生産者のマカベオ・シャルドネを飲んだおり濃密さに驚かされました。コレはあの時ほど濃厚ではなく、飲みやすくモダンにした感じかな(笑)?」
「これ飲みやすいなぁ(笑)。」
「そんなに高級じゃないんだろうけど(笑)、悪くない。際立った特徴はないけど香りの幅が広い。」
「薄くないし、濃度感もちゃんとしてる(笑)。旨味を感じる。だし巻き玉子なんかに合いそう。」
「お正月におせち料理食べながらテレビ見てダラダラしながら飲むには最適(笑)!

私「TPOは大事でございます(笑)。」
「レモン、グレープフルーツ、もう少し熟した黄色いフルーツ。香りの幅が広いから何にでも合う。」
私「そーなんです(笑)。果実味に偏りが無いのもユーシ・フル(笑)。テーブル・ワインにはもってこい。目玉焼きでも合いますね(笑)。」
「これって微妙なバランスのワイン。間違うと安ワインに間違われる恐れもある(笑)
。」
「最後の強烈なアプリコット・ジュースのあとに飲んでもちゃんとワインしてるから(笑)、基本良いワインですよ(笑)。ターゲットがテーブル・ワインなんだな(笑)。

私「実はスペイン〇〇〇のテーブル・ワインなのですが。意図は感じますね(笑)。」
「茅ヶ崎にありますよ!地元では何とも言えない建物として有名ですよ(笑)。」
「いきなりチネ・チッタみたいな建物が茅ヶ崎に出現したかのよう(笑)。」
「もともとは銀座でしたっけ?都内の良い場所にありますよね。」
「リーズナブルで食べ物も美味しいですよ
(笑)。」
「でも複雑さもあり、口に入れた後、後半の広がりはなかなかのものだよ(笑)。崩れないし、品が良い。」
「とても甘く感じます。コレって糖分ですか?」
私「残糖分ではなく、グリセリンと酸の甘さだと思います。甘さが舌先にはあまり感じません。糖分は舌先に敏感に感じますから、糖分の甘さではありません。」
「旨味の甘さなんですね(笑)。」

●フィトウ 2019年 ドメーヌ・ド・ロラン 南フランス ラングドック 赤 フィトウA.C. 750ml 1602円税込み
私「日本に来てから一夏越えてようやく調子が出てきました(笑)。」
家内「6月に来たときは渋くて渋くて(笑)、ちょっと試飲会には出せない状態でした(笑)。」
「マスキューさん!フィトウって何処ですか(笑)?」
私「フランス南部のスペインとの国境近くです。このアペラシオンは面白くて、海岸部と内陸部に二分されています。コレは内陸部のフィトウです。」
「おー!コレ濃いですよ(笑)。この値段でこんなに濃いのは驚きですな(笑)。」
「タンニンは確かに濃い。でも酸も沢山入ってますよ(笑)。甘さもあるし。」
家内「6月の時点では甘さが全然感じられませんでした(笑)。だいぶ甘さは増して来ましたが、まだまだ出るはず(笑)。」
「ポテンシャル高いワインですね(笑)。スモークなニュアンスがイイね。ベーコンなんかに合いそうだね(笑)。」
「僕はタニックなワイン好きだから、気にならない(笑)。じっくり舌で味わいたい(笑)。」
「フランスにこんなワインがあるとは!スペイン・ワインに似てますよね(笑)。」
私「そーかもしれませんね(笑)。」
家内「内陸部のフィトウはあまり日本に入ってこないのは、この辺りに原因があるのかもしれません。海岸部のフィトウはムールヴェドルは入り高級で滑らかなスタイルです。」
私「もっとも飲み頃になるまで時間がかかるのは共通ですが(笑)。かつては海岸部のシャトー・ド・ヌーヴェルは10年ぐらいたってからリリースするほどでした(笑)。個人的にはバンドール同様に好きなワインでございます(笑)。」
「このワインの荒らさ強さってとても自然に感じますよね。」
「うんうん(笑)。作ったらこうなっちゃったみたいな(笑)。」
家内「人為的にいじった感じがありませんよね(笑)。」
家内「カカオ分95%のチョコレートがありますから、このワインを飲みながら食べてみて下さい。」
「カカオ分80%のものはコンビニで売ってるけど、95%のものもあるんですか?」
「うわっ!これチョコレートの原料ですよ
(笑)。甘くないし美味しくない(笑)。」
「でもワインと解け合うと甘い!あー、凄い!」
「こんなにも柔らかで甘くなるとは!美味しい!」
私「マリアージュしますよね(笑)。」
「不思議!何で甘くなるの(笑)?」
私「不思議ですよね(笑)。」
「う~ん。このワインが良い証だな(笑)。口のなかで爆発する(笑)。ワインに隠れているものがチョコレートと化学反応して一気に引き出される 爆発する(笑)。」

●ケークフランコシュ2017年 ヴィンツェレール  ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 1854円税込み

私「新ヴィンテージ2017年になりました。以前の2015年と違った趣。是非ともお試しいただきたい出来映えでございます(笑)。」
「そーいえば以前の試飲会で飲みました(笑)。自然で優しく飲みやすいワインでしたよね。」
「コレってセパージュは?ケークフランコシュですか?」
家内「はい。オーストリアではブラウフレンキッシュと呼ばれています。」
「軽くて飲みやすいけどしっかりしてる。

「品が良いね(笑)。上等な味(笑)。」
「前に飲んだ2015年はもっとモヤモヤしてたような(笑)?美味しいかったけど2017年とはちょっと違うかな(笑)?」
私「リンゴの皮のようなニュアンスが2017年はあります。酸が2017年の方が多いような気がします。」
「でもしっかりしてるし、ファットだよね
。デブではない(笑)。偏りが無いのかな(笑)。旨味もしっかりある。」
「このワインは複雑ですよね(笑)。ベビーな印象ではないけど、しっかり詰まっている。それもとてもフレンドリー(笑)。」
「飲んでいて違和感がありませんよね(笑)
。」
私「果実味が割りと明瞭ですね。2017年の特徴のようです。透明感かありますよね(笑)。」
「ヨーロッパの2017年は雹などで収穫量の少ない年でしたよね?」
「2015年より酸が多いということはどういうことなんですか?」
私「飲んで比べると暑すぎなかったような気がします。バランスに無理がありませんから、良い作柄であったような気がします。」
「この2017年はとてもクリーンに感じますよね。果実味・旨味をよりハッキリ感じるのは悪くないってことかな?」
「マスキューさん!アルコール分は13%ありますから、ちゃんと完熟してますよね。冷涼っていう訳ではないはず。」
私「左様かと(笑)。補糖や補酸もしていないはずです。」
「フィトウはアルコール分は13.5%であんなにタンニンが豊か。これはアルコール分が13%だけどタンニンはそんなに無い。う~ん。産地の特徴なんですね(笑)。」
私「面白いですよね(笑)。結果のアルコール分はそれほど変わらなくとも、味わいはかなり趣が異なる。」
家内「温暖化の性かファットなワインが多い中、程好い酸があるスタイルはほっとします(笑)。」
「日本人好みだしね(笑)。二番目のフィトウとはまるで違う(笑)。豚肉料理や中華料理なんかに合わせやすそう(笑)。」
私「中欧や東欧のワインはサラダ油に合わせやすいので日本人には馴染む味わいですよね(笑)。」

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26日(金)は試飲会-ペイペイの20%ポイント・バック28日まで

Nov 26, 2021 by weblogland |
明日26日(金)はマスキュー試飲会です!
そうそう、マスキューが参加させていただいているペイペイの20%ポイント・バックは28日までですから、ペイペイでお支払のお客様はマスキューのクーポンをゲットしてくださればお買い得となります。『桝久商店』で検索してくださればクーポンをゲット出来ます。

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あと数日は悩みそうです

Nov 25, 2021 by weblogland |
ふふふ。

今週末はマスキュー試飲会なのですが、あるインポーターさんからオファーをいただき、思わず発注してしまいました(笑)。
ブルゴーニュのクリストフ・ブリチェックと言うドメーヌご存知ですか?モレ・サンドニを拠点に珠玉のピノ・ノワールを造る著名ドメーヌです。もちろん5,000円以下のものはございません(笑)。同じインポーターさんが扱うジョセフ・ロティーとの二枚看板ですね(笑)。

まあ、マスキューにはちょっと縁遠い高級ドメーヌなのですが、オファーを見ると、なっなんと!シャルドネがあるじゃありませんか(笑)!
モレ・サンドニと言えば赤のピノ・ノワールが超有名です。私自身モレ・サンドニの白は飲んだことありませんし、見たこともありませんでした(笑)。調べるとほんの少しだけ作られており、ふくよかでなかなか良いらしいです。まあ、ピノ・ノワールだけで食べていけますから、無理してシャルドネを植える必要はないのも自然かな(笑)。
ですから見つけたクリストフ・ブリチェックのシャルドネは自家消費用とか。たまに市場にリリースするそうです。アペラシオンもブルゴーニュ・グラン・オルディネール・ブラン・シャルドネと控え目です(笑)。絶対に外さないだろう2019年ヴィンテージですから飛びついて予約発注してしまいました。勘が働いちゃいました(笑)。

でもですね、最大のネックはいつ家内に発注を報告するかです。発注はオファーを受けてから1分以内にしましたが、報告はまだしていません(笑)。ワインが届くまでしらばっくれたら逆鱗に触れること必至(笑)。あと数日は悩みそうです(笑)。

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今月末11月26日、27日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Nov 22, 2021 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月末11月26日、27日のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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一番左端のアプリコット・ネクター・ジュース2021年の色が一際目立ちますね(笑)。なんたってオレンジ色(笑)。真ん中のヴィンツェレールの白いラベルもなかなか良し。並びの中心らしくて良い。ラベルの真ん中の赤い円に描かれたツバメちゃんもグッド(笑)。眺めながらの自画自賛でございます(笑)。

今月は割りと順調にラインナップが決まりました。これには若干の理由があります。それは来月12月の試飲会が17、18日と迫っているからです。最終の(金)(土)が24日、25日ですから、とてもじゃないが忙しくて試飲会どころじゃありません(笑)。平成の時は天皇誕生日を利用してクリスマス前に日程調整が出来ましたが、令和になって天皇誕生日は変わりましたので無理(笑)。

そんなわけで暇なりに年末に突入モードに入っております(笑)。

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11月26日,27日マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Nov 20, 2021 by weblogland |
今月11月26日(金)17~20時30分、27日(土)11~20時30分のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

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ロス・コンデス 2020年 ラモン・ロケッタ スペイン カタルーニャD.O. 白 750ml 1130円税込み

スペイン、カタロニアの白。造り手は定評のあるラモン・ロケッタ。『ロス・コンデス』という銘柄なのですが、日本の某有名スペイン・レストラン専用のものです(笑)。マカベオ・シャルドネ半々の組み合わせです。。某レストランのハウス・ワインとして扱うだけあって、誰が飲んでも文句は出ない安全運転な味わい(笑)。でもですね(笑)、ラモン・ロケッタの得意技マカベオとシャルドネのハーフ・ハーフ。2020年ヴィンテージとまだ若いのですが、コクとフレッシュさでバランスをとっています。レストランがどういう意図でハウス・ワインとして採用したかに思い至るお勉強のワインでございます(笑)。
ただ入荷当初はまだ開いておらず、飲みやすさ優先と思っておりましたところ(笑)、最近ちょっとディテイルがハッキリしてきました。シャルドネのバターのニュアンスとマカベオのコクが上手くマッチング(笑)。
さすがラモン・ロケッタ!
以前飲んだマカベオ・シャルドネをちょっと思い出しましたのでその時の感想を
引っ張り出しました(笑)。あの時ほどの濃さではないかな(笑)?




2008年12月のマスキュー・ブログより

在来種マカベオとシャルドネ半々の割合でつくられたこの割合に意味があるのです。
上等なシャルドネにあるバターのような香り、柑橘類の爽やかな香りとがエキゾチックでありながら、深いのです。
そして、酸が十分にありミネラル感があるので全体の構成がしっかりがっちりしています。(ちょっとカナイリに似ていますか?)
ニンニクやバターを使ったソースには抜群に相性がいいです。
エスカルゴバターや雲丹やからすみなどに最適ですね。
まるで食べ物とのマリアージュまで計算してつくったかのようなワインです。
いままでのスペインワインとは明らかに設計図が違っているかのようです。
ましてやこの価格ですから、是非お試しを!

フィトウ 2019年 ドメーヌ・ド・ロラン 南フランス ラングドック 赤 フィトウA.C. 750ml 1602円税込み

日本に来てから一夏越えてようやく調子が出てきました(笑)。

皆さんフィトウA.C.ご存知ですか(笑)?
ラングドックのコルビエール内の二つの飛地からなるA.O.C.です。海岸部と内陸部に別れています。
マスキューでは海岸部のシャトー・ド・ヌーヴェルを長年扱っておりますが、内陸部のフィトウにはとんと縁がない(笑)。
海岸部のフィトウはムール・ヴェドルを主要品種にしたねっとりした濃いもの。
カスレ食べるには欠かせないワインでございます(笑)。で、内陸部のフィトウは?
調べると内陸部の方は主要品種がムール・ヴェドルではなくグルナッシュやカリニャンの比率が高いようです。正直バンドールや海岸部のフィトウのムール・ヴェドルに価値を感じておりますので、無意識に内陸部のフィトウはスルーしていたのかもしれません。ゴメンナサイ(笑)。
今回たまたま内陸部のフィトウを発見!
お値段も海岸部の半分くらいですから、取り敢えずサンプルを取りました。カタログのメイクは2016年でしたが、2019年にヴィンテージ変更したばかりとか。ちょっと残念(笑)。
生産者のドメーヌ・ド・ロランは1860年以来のヴィニロン。現在は当主は5代目のポール・コメロールさん。所有する畑は17ヘクタール。すべてが山の南西向きの斜面。作業はかなり厳しそうです。
葡萄は有機栽培で育てられ、除草剤や化学的な農薬は一切使用していません。年間の日照日数は平均なっ、なんと300日。常に山から乾いた風が吹くため、葡萄畑は健全な状態に保たれます。また、風を避けるため、葡萄樹は低い仕立ての株仕立てが多くなります。収穫期には、山からの冷たく乾燥した風が湿気を飛ばし、病害を防いでくれます。また冬には、風によって雲が流され、日光が射して霜を防ぎます。基本農薬を使わずに栽培できる優位性があります。斜面の畑なので作業負担が大きい分、こうした自然の恩恵があって釣り合う(笑)。ラングドックやルーションの山間部にある特殊な優位性でもあります。あと特筆すべきは1本の葡萄樹に8房しか実を成らさない低収量。基本暑いですから一房の大きさはとても小さい。さらにグリ
ーン・ハーベストを行えばより凝縮した果汁が得られます。
セパージュはカリニャン50%、シラー30%、グルナッシュ・ノワール20%。
コンクリート・タンクで発酵後、樹脂製のタンクで12ヶ月熟成して瓶詰め。除梗はしているようですが、ほとんど人為を加えないスタイルの造りです。
味わいはとにかく渋い(笑)。2019年ですからまだちょっと飲むには早い(笑)。少なくとも一夏は越してから飲みたいですね(笑)。圧倒的なタンニンも開けてから2~3日すると収斂性は収まって来ますから
、ポテンシャルは十分高い(笑)。それゆえマスキューの定番といたします(笑)!
特徴的なとても良いワインなのです。もう少し待ってから飲みましょう(笑)!


ケークフランコシュ2017年 ヴィンツェレール  ショプロニ ハンガリー ショプロン 赤 750ml 1854円税込み

新ヴィンテージ2017年になりました。
以前の2015年と違った趣。是非ともお試しいただきたい出来映えです(笑)。




インポーターさん資料より

ハンガリーの北西部でオーストリアとの国境にあるショプロンの周辺は、古くからワインの生産がさかんなエリアです。国境に位置するフェルテー湖(オーストリアではノイジードル湖)の周辺に広がり、ワインの産地としてはハンガリー国内でも有数の規模を誇ります。歴史的にも非常に古く、記録によれば、およそ2,000年前にもさかのぼる古代ローマ時代にはすでに葡萄の栽培がさかんに行われていたとされています。古くから生産されている品種としては、黒葡萄のケークフランコシュ(オーストリアではブラウフレンキッシュ)などがあり、このエリアのケークフランコシュの品質は、19世紀ナポレオン戦争時代、ナポレオンの侵略がこのエリアに達した頃、金銭取引の代用として認められていたほど上質なものであったという記録
が残されています。 このような歴史に支えられた由緒ある産地で、長く葡萄の栽培に携わってきた3つの家族が協力し、1つのワイナリーを立ち上げました。モルナール家、ピレル家、シャージュディ家が1986年に設立した、ヴィンツェレールです。設立後30年が過ぎた現在でもワイナリーのオーナーはこの3家族が名を連ね、なかでもモルナール家のティボル氏の主導で醸造が行われています。ティボル氏は、醸造学校を卒業した後、オーストリアのミッテルブルゲンラント・ホリチョンにあるアントン・イビィで約4年間、その後、カンプタールのランゲンロイスにあるフレッド・ロイマーで経験を積み、ヴィンツェレールの醸造の要となり手腕をふるっています。 フェルテー湖のある国立公園内に広がる農園の面積は、13.5ha。栽培されている品種は、白葡萄ではゼニットやツェルト・ヴェルティーニ(グリューナー・フェルトリーナー)、黒葡萄ではツヴァイゲルト、ケークフランコシュなどが中心です。




マスキューの大好物、中欧の赤ワインでございます。
このワインはハンガリー西側オーストリア国境付近の銘醸地ショプロンのもの。
ショプロンと言えばマスキューの定番の白イルシャイ・オリヴェールの産地でもございます。もともとこの黒葡萄ケークフランコシュ(オーストリア名ブランフレンキッシュ)の大ファン(笑)。滑らかなタンニン、溢れんばかりの旨み。基本アロマティックではありませんが、しっとりとした味わいはとても日本人向き。
デイリーな日本の食卓にはぴったりかと(笑)。
キメ細やかでタンニンに収斂性がないので一見ミディアムなのですが、じつにしっかりしている。玄人好みの赤ワインと勝手に思っております(笑)。
これはケークフランコシュを500Lの古樽で2年間熟成したもの。収穫より丸5年たち、今素晴らしい状態。これこそ飲み頃の美味しいクラシックなケークフランコシュでございます。
実際ケークフランコシュを探すと凡庸だったり、マスキューが扱うには高級過ぎたり(笑)、なかなか当たりませんでしたが(笑)。これは当たりでございます(笑)。

キャンティ クラッシコ 2016年 ファットリア・ディ・ペトロイオ
イタリア トスカーナ 赤 キャンティD.O.C.G.750ml 3110円税込み

前回は2015年ヴィンテージでご好評いただきましたが、2016年が飛びきりクラシックな出来映え!酸っぱくて美味しいクラシックなキャンティでございます(笑)。

キャンティを久しぶりに入荷させました。今さらキャンティなんかどうするの?などと言わないでください(笑)。

実際、なかなかまともなキャンティには当たらない(笑)。でもまともなキャンティは飲みたい!諦めかけていましたが、見つけました!


以下インポーターさんの資料より

ファットリア ディ ペトロイオはキャンティ・クラシッコ地区で最も南のCastelnuovo Berardenga地区に位置し1927年からキャンティ・クラシコ協会に所属する歴史ある造り手。
現在のオーナーは、ローマ大学で教鞭をとる精神科医のジャン=ルイジ・レンツィ氏とその家族。
ローマの星付レストラン”アクオリーナ”のシェフとして長年従事していた彼の娘ディアナが中心となりワイン造りに専念している。
醸造に関してはミスター・サンジョベーゼの異名を持つカルロ・フェリーニ氏が手掛けている。
スーパータスカンには敢えて走らず、キャンティ・クラシコとトスカーナの地に根付いた品種であるサンジョベーゼに力を注いでいる。
カンティーナと南東向きの畑は、標高350mの丘の上にあり、ブドウは全て自社が所有する6つのFattoria di Petroio 畑で収穫されたものを用いている。
真摯な姿勢が品質に反映されて、毎年、様々なワイン評定誌で高評価を得ており、ロバート・パーカーなど、著名なワインジャーナリストからも高い評価を得ている。
               以上

このキャンティ、1ヘクタールに5,500本の葡萄樹を伝統のコルドーネ・スペロナート仕立てで植え、1本の葡萄樹より1リットルほどの果汁を得ます。今のキャンティにしては濃い(笑)、昔ながらの低収量

セパージュはサンジョベーゼ 90%、コロリーナ 5% 、マルヴァジァネーラ 5%。サンジョベーゼに他のものを少し混ぜる伝統的なスタイル。
9月中旬におそらく手摘みで収穫、除梗したあと、29℃の温度で20日間のアルコール発酵、19日のマロラクティック発酵。発酵槽はコンクリート。これもまた伝統的。
そしてトノー(500Lくらい)で14ヶ月の熟成、瓶詰めして3ヶ月寝かされてからリリース。バリックを使わない点グッド(笑)

全体に無理の無い伝統的な方法を踏襲しています。
特にバリックで熟成させた樽香プンプンの薄いキャンティに怒りを感じる方 是非お試しください(笑)!
旨味、深みがあり、しかも飲みやすく食事に合わせるためのスタイル。サンジョベーゼはこうあるべきスタイルなのです。20年以上前にはこんなキャンティたまにはありましたが、今はレア。

お飲みになれば何故私が飛びつくかご理解いただけるかと(笑)。

グラン・リゼルバ 1988年 ボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)スペイン フミーリャD.O.P. 赤 750ml 3980円税込み

お客様のバースデー・ヴィンテージのワインを探していた折、あるインポーターさんのリストで見つけました!
1988年のワインです。
スペイン・フミーリャのモナストレル100%のグラン・リゼルバ。クラシックなモナストレルは20年経っても渋いまま(笑)。一体いつ飲んだら宜しい?信じられない程の生命力・熟成能力を持つワインです。それ故市場では人気がなく(笑)
、その本来の美味しさを知る気の長いファンのみが楽しむレアなワインです(笑)。

日本では『ヘクラ』や『カリチェロ』銘柄の甘くて強くて飲みやすいスタイル
早飲み出来るモナストレルが一時期ブームとなり今でもそのスタイルのものが主流となっています。フミーリャは今では有名なワイン産地として認知されるようになりました。
かつてはそのほとんどが頑強さゆえブレンド・ワインとしてバルク売りされていたことは昔話です(笑)。

これはフミーリャ最大規模の共同組合ボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)に加盟する組合員の所有する古い畑のモナストレルで作られたもの。クラシックなスタイルのモナストレル。3年以上の木樽熟成後、ステンレス・タンクで保存熟成
。オーダーが入ると飲み頃の状態で瓶詰め出荷。それ故澱もなくコルクも新しく間違いのない状態の古酒を提供出来る!生産規模の大きな共同組合だからこそ出来る余裕なのです。外資のファンド等が出資する効率重視の会社では不可能なのです(笑)。

抜栓するとわずかな還元臭。色も濃くエッジにマホガニーは無し(笑)。ベーコンやジャーキーのような燻臭が梨やリンゴのリキュールのような詰まった重い香りに混ざっています。まるっきり酸化臭がなく実に美味しい!1988年のワインとは思えませんね(笑)。こなれて軽やかに感じるタンニンはあくまでもフレンドリー。キメが細かで完成してはいるが、古酒にない若さもある。スパイシーな後味は長い余韻の伴奏者。
う~ん。
果実のディテイルがはっきりしないのは更なる時間が必要なのか?
そして恐ろしいことに(笑)、翌日、翌々日
になるとタンニンに質感が増しワインが重厚になる。こんなことあるの(笑)?
異次元の迷宮に陥った気分。経験したことがありませんでした。考えてみれば1988年の古いワインを密封度の高いタンクで長年保存・熟成したワインを飲むことは人類史において我々が初めてかも(笑)?

実はボデーガス・サン・イシンドロ(B.S.I.)がリリースする1987年、1988年、1989年のグラン・リゼルバを12年前に飲んでいました(笑)。あのときの印象より今飲む1988年の方が若く感じます。
あの時とはロット違いの別物としか思えません(笑)。ひょっとしたらあの時飲んだものはタンク熟成・保存したものではない瓶熟成のかもしれません。
今回マスキューにワインが届いてから箱に『サバタチャ』と記載が。どこかで見た覚えがありますが思い出せない(笑)。マスキューのホームページで検索すると…あったぁ(笑)!
かつての『サバタチャ』銘柄のもの。
あの当時とインポーターさんも違いますし、確認は出来ませんが、あの時と同じものなのか知りたくなりました(笑)。
謎は尽きないワインの迷宮なのです(笑)。




マスキュー2009年頃の記述

今年も20年目のサヴアタチャ入荷しました。
しかし生産者のボデガス・サン・イシドロは凄いですね。

一体どれほどのワインをストックしているのですかね?

20年経ってようやく飲み頃になってからリリースしてくるのですから…。

しかも安い!

いやはやスペインはヨーロッパの中でも別世界ですね。

1989年ヴィンテージは1988年と同じ14パーセントのアルコール分です。古いワイン本に載っているヴィンテージチャートを見ると1989のほうが1988よりやや上回っているようです。

ただ熟成したモナストレルは相変わらず甘く、優しく、懐が深い味わいです。飲んでいると時間が止まるかのようです。

このワインを語るには3日間くらいに亘り飲んで語らなくてはなりません。ちょっと飲んだだけで全体を分かったような評価を下すべきワインではありません。(ですから雑誌などのテイスティングコメントのようにはいきません。)飲み手は礼を尽すべきワインです。
フミーリアはスペインの中でも本当に天候が安定しているのですね。

なぜ、味がぶれないのでしょう?

不思議なほどです。




インポーターさん資料(一部岡本補追)

「ボデガス・サン・イシドロ」は、1934年、スペイン初の協同組合として、ムルシア州フミージャに設立されました以来、スペインのワイナリーで初めてISO9001(品質マネージメント規格)の認証を取得するなど高品質ワイナリーとして発展を続け、今日、フミージャ最大規模にして、スペイン全土でも最高のワイナリーのひとつに数えられています。
(日本に輸入されたもので『B.S.I.』とブランド表記されたものがありました。またサバタチャ・ブランドのものもありました。かつてマスキューでも1987、1988、1989年のサバタチャ・グラン・リゼルバを扱った記憶があります。)
とりわけこの地の主要品種であるモナストレル(仏名ムールヴェードル)の研究にかけては疑いなくスペインのリーダーで、この品種から、「Gemina」シリーズなどの素晴らしいワインを造っています。早熟で糖度が高くなりがちなモナストレルは、石灰岩質や砂質を中心としたフミージャの痩せた高地に適合し、極めて乾燥した、寒暖の差の激しい気候の中、タンニンのしっかりとした長期熟成型のフルボディになります。
 また、この協同組合は、フィロキセラ禍をまったく受けていない広大なぶどう畑を所有しており、その「プレ・フィロキセラ」の畑のモナストレル100%でつくられた、「グラン・レセルバ」のバックヴィンテージを大切に貯蔵しています。
(樽熟成終了後タンクで保存・熟成させ
出荷前に瓶詰めしたもの。)
 古酒を嗜む伝統を残すイギリスを中心に、各国の名だたるワインショップが取り扱っているという、この銘品をご紹介します。

アプリコット・ネクター 2021年 フォンディーヌ・フルーツ社
フランス ローヌ アプリコット・ジュース 1000ml 1695円税込み

2021年はワイン同様数が少ない。でもですね(笑)、美味しい!
今回は試飲会のトリを言うよりは、最後のデザートかな(笑)。

以前ご好評いただいたネクター・ダブリコが新たなブランドで復活。

とはいえちょっとややこしいのですが、以前のものはドメーヌ・ド・ラ・ヴィル・ルージュ。クローズ・エルミタージュの生産者。前回はその親戚にあたるレ・サブール・ルトルベが造るもの。ヴィル・ルージュがアプリコット・ジュースの生産をおえないため、同じ地区の親戚のルトルベを紹介してもらったようです(笑)。ルトルベは2014年に二人の若い農家が設立。アプリコットの生産に特化しています。さらにさらに(笑)、ルトルペ
が生産出来ないアクシデント。そのためオーヴェルニュのフォンディーヌ・フルーツ社にたどり着きました(笑)。会社といっても夫婦二人でアプリコットを栽培する農家。この点ルトルペと同じような手作りジュース(笑)。ジュースに適したベルシュバル種を栽培し、HVE認証レベル3の環境に配慮した作りのもの。インポーターさんの執念ですね。よく探してくれました。ありがたいことです。

まあ、味わいは変わらずのネクター・ダブリコ(笑)。

アプリコット自体が濃いため100%で造るとペーストになってしまいますので、ジュースにするには加工が必要です。水と砂糖を加える必要があります。水を加え飲みやすい濃度にして、酸味が突出しない程度に砂糖を加えます。加工は衛生認可を持つ専業業者に委託しますから、変に経済性を優先して過剰な加工を加えていない点にこのアプリコット・ネクターの良さがあります。自然な濃さと飲みやすさの融和点が非常に高いのです。

ジュース1本あたり500グラムのアプリコットが使われている自然な味わいに驚くのみなのです。通常のアプリコットジュースとは味わいも違うし、そもそも造る思想が違うような気がします。

単に渇きを癒すジュースと言うより、エネルギーを補給するために飲むジュースなのです。

近い味わいのものを思い浮かべるなら『狼の桃』。北海道で造られる稀少なトマトジュースです。あれのアプリコット版かな(笑)。

家内に言わせると、「少し青臭さがあってとても自然。料理に使える。まず香りの素晴らしさにビックリ(笑)。特別甘くもなく酸っぱくもなくバランスが完璧。いかにも体に良さそう(笑)。病み上がりの方にお見舞いで持って行きたいね(笑)。」

※ほとんど濾過もしていませんから、果肉の繊維質が沈澱しますので良く瓶を振ってからお飲みください

以上6本!
皆様のご来店お待ち申し上げます。
※カウンターでの試飲は3名程度でお願い申し上げます。しばしお待ちいただくこともございますが、ご協力お願い申し上げます。

>> 送料無料の試飲会セット

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あれやこれやしてるうちに、無くなってました

Nov 19, 2021 by weblogland |
はぁー!
今年はボジョレー・ヌーボーを1本も飲まずに終わってしまいました(笑)。
まあ、今更ながらボジョレー・ヌーボーと騒ぎにはなっていませんし、静かと言えば静か。でもですね、あれやこれやしてるうちに、無くなってました(笑)。確かにコロナ明けに近い昨今ですから、飲食店の引き合いがあったりで、10月に入って予約が一気に入ったのは想定外でした。まあ、変数と言えばそれが変数。
お客様が店に立ち寄り『そういえばボジョレー・ヌーボーあるから買っていこう。』みたいな感じです。わざわざボジョレー・ヌーボーを買いに来店された感じではありませんでした。
お客様のワイン購買の成熟を感じました。
マスキューも欲を出さず例年並みの本数しかとっていませんでしたから、マスキューも大人になったのかな(笑)?

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やはり2014年は良い作柄だったようです。

Nov 17, 2021 by weblogland |
う~ん。
やはり2014年は良い作柄だったようです。

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マスキューの定番のプイイ・フュイッセ 『ヴィーニュ・ド・ラ・コート』ドメーヌ・ティベールなのですが、ずっと2015年を販売好評いただいておりました。でもですね(笑)、いつまでもあると思うな親とワイン。さすがに品切れとなりました。この2015年ヴィンテージでかなり引っ張りましたからしょうがない。さて次、次(笑)。インポーターさんが再入荷したとの連絡をいただき再発注。すると今度は2014年!
う~ん。
2015年より2014年の方が良かったようですね。正確には生命力が勝ったと言うべきか?2015年は確かにバランスの取れた良いヴィンテージでしたが、それ以上に力があるのが2014年と言うこと。でもその2014年をしっかり持って飲み頃に提供してくれるドメーヌ・ティベールに感謝!奥が深いのです(笑)。
そうそう、ラベル・デザインも変わりました。

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モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!

Nov 15, 2021 by weblogland |
届きました!
モリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!

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でもですね、今年は1本も店頭で売ることが出来ません。もちろん私も飲むことが出来ません。残念!
レストランのお客様がイベント等を催すとのことで、予約する前に完売してしまいました。ゴメンナサイ。
それゆえ、見るだけ。
ラベルに記載されたアルコール分は11.5%!

モリエールは補糖をしませんから、通年よりは低いですね。まあ、モリエールはアルコール分が11%しか上がらない年でも仕上げてきますから、範疇内かと。これを上回るアルコール分のものは〇〇ですね。まあ、どこまで補糖するかは生産者の判断となりますが。
飲むこともできなくとも気になりますね(笑)。
まだミッシェル・マーレのヌーボーがありますから18日が待ち遠しい!

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やはり2019年は飛びきり良い作柄のようです。

Nov 15, 2021 by weblogland |
う~ん。
やはり2019年は飛びきり良い作柄のようです。
マスキューの定番アイテムのアンドレ・ボノームのワインなのですが、9月のマスキュー試飲会でヴィレ・クレッセ『レ・ピエール・ブランシェ』2019年が大好評。そして先月に2019年の樽熟成を半分したヴィレ・クレッセ・ヴィエイユ・ヴィーニュ2019年が入荷。これがかなり美味しい(笑)。数があまりないので試飲会に出せませんが、お求めのお客様がじわじわと増えています。飲んでみると実際に旨い(笑)。それもかなり旨い(笑)。
こうなると年末に入荷するオール・クラッセ2019年は期待持てます。でもすぐに飲まない方が賢明かも(笑)。まあ、少なくとも半年くらいは休ませてから飲んだ方が無難かもしれませんね。
アンドレ・ボノームのヴィレ・クレッセを飲んで感動したのは久しぶりでございます(笑)。2019年は良い作柄でございます(笑)。

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ミッシェル・マーレのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!

Nov 15, 2021 by weblogland |
ミッシェル・マーレボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2021年届きました!

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でもですね、18日が解禁日ですから、とりあえず見るだけ(笑)!
アルコール分は12.5%ですね。
う~ん。
これだけじゃ何も解らない(笑)?
今までのパターンと今年の作柄情報からすると、ちょっと低めかな。イタリアもそうでしたが、全体に日照量が足りなかったのかな?ヌーボーの場合出荷日が決まってますから、収穫を遅らせることは出来ません。それ故収穫までの日照量が例年より少し足りなかったのかもしれません。そのあと秋口の気候が良ければ糖度は上がり申し分ないワインが出来ることもあります。
18日が待ち遠しいですね(笑)。

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今年のアプリコット・ジュースが入荷しました!

Nov 15, 2021 by weblogland |
今年のアプリコット・ジュースが入荷しました!

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とっても元気の出るアプリコット・ジュースはポール・ジローのジュ・ド・レザン同様この時期のマスキューの大定番(笑)。ただし作柄の悪い年には供給ゼロも(笑)。まあ、それはしょうがない。自然のものですからね(笑)。
ところでアプリコット・ジュースなのですが、生産者がよく変わる(笑)。
最初はローヌのワイン農家でもあるドメーヌ・ド・ラ・ヴィル・ルージュから親戚のアプリコット農家レ・サブール・ルトルベ、そして去年からオーヴェルニュのフォンディーヌ・フルーツ社。気候変動が懸念される昨今、なかなか安定した栽培が難しいようです。そうすると新参の日本インポーターは遠慮せざる得ません(笑)。アプリコット・ジュースの良いお客さんと思われるまでの辛抱ですね(笑)。今年の収穫量は春の霜により半減とか。よく分けてくださりました!

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これなーんだ(笑)?

Nov 11, 2021 by weblogland |
ふふふ(笑)。
これなーんだ(笑)?

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向かって右側はビヨー・シモンのシャブリ・テット・ドール2016年。以前マスキューでは2015年を扱い大好評(笑)。あっという間になくなったワインです。ジェネリックのシャブリの上、1級や特級に接する畑のものだけで作ったものです。
値段がかなりお安かったのでインポーターさんに間違いでは?と確認したところ(笑)、良心的に値段を下げてくれたとか。
ラッキーでございます(笑)。
左側はフィリップ・ルクレールの『レ・ボン・バドン』2018年。2016年のメイクをマスキュー試飲会で出しましたら、完璧な姿(笑)。すぐに完売となりました。
この2018年はどんな姿か?予想では2016年より豊満でエロチックかも(笑)?近々飲んでみましょう!2016年より200円くらい高いですが、お買い得の範疇かと(笑)。


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ケチでへそ曲がりなマスキューのゲリラ戦法は通じるか?

Nov 09, 2021 by weblogland |
う~ん。
秋口になって新物のオファーがぼつぼつ入ってきています。ブルゴーニュの赤だと2019年です。まあ、おそらく飛びきり良いとは思いますが、高い(笑)。いわゆるブルゴーニュ・ルージュのものでもちょっと有名どころは上代が4,000円を軽く越えてます。

えー!

まあ、諸般の事情を考えれば価格上昇は解らなくもありませんが、ジェネリックのブルゴーニュ・ルージュが4,000円を越えるとは!ケチでへそ曲がりのマスキューには敷居が高すぎますね(笑)。そうなるといまインポーターさんが持ち越ししている在庫を探す!まだ以前の値段ですから、それを探すしかありません(笑)。ケチでへそ曲がりなマスキューのゲリラ戦法は通じるか?はたまた玉砕か(笑)?

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これ、なーんだ?

Nov 07, 2021 by weblogland |
ふふふ(笑)。
これ、なーんだ?

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1988年のスペイン・フミーリャのモナストレル・グラン・リゼルバです。
あるインポーターさんのリストで発見。取り敢えず飲んでみるべし!でございます(笑)。
クラシックなあの界隈のモナストレルって20年経ってもあまり変わらない(笑)。基本渋い(笑)。一体いつになったら飲み頃になるのだろう?と、かつて思っておりました(笑)。
コレ1988年ですから30年以上(笑)。
まだ一度目のピークでした(笑)。酸化臭はせず、むだ若さがある。でもですね、実に美味しい(笑)。久しぶりに感動しました(笑)。ようやく謎だったフミーリャのクラシック・モナストレルの真髄を知りました。モナストレルって高貴な品種です。今晩、明日とゆっくりティスティングしますからまたコッソリお教えしますね(笑)。お楽しみに(笑)。

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東京港野鳥公園ってご存知ですか?

Nov 06, 2021 by weblogland |
皆さん!
東京港野鳥公園ってご存知ですか?
実は一昨日のお休みの日に家内と出かけました(笑)。
大森駅からバスが出ているようですが、へそ曲がりの二人は平和島駅からテクテク(笑)。太田市場の脇にありました。
人工の公園なのですが、鳥が生活する環境を再現。渡り鳥も多く鳥の楽園(笑)。
葦がしげる湿地や喫水域を再現し、低木と中高木の林は鳥の巣が営まれます。湿地では少し前に大鷹がおおばん(鴨の仲間?)を捕まえたとか。レンジャーと呼ばれる超望遠レンズ付のカメラを持った方が教えてくれました。そんなこんなしてるとノリスが現れヒートアッブ(笑)。
カワセミも見たし、まさに野鳥公園(笑)。
園内の所々には観察用のあずまやがあり、じっくり鳥を驚かせずに観察出来ます(笑)。鳥好きにたまらん(笑)。
園内の中央付近にはコンクリート建ての建物。入ると園内を見渡せるパノラマ、下に降りると泥地に生息する蟹の巣だらけの水辺を観察出来ます(笑)。
う~ん。
人工だからこそ完璧なんでしょうね(笑)。
そうそう、あとこの建物の中でボランティアとして働く「日本野鳥の会」の会員を発見!よくテレビでは見かけますが、本物の会員は初めて。リアルな野鳥とリアル日本野鳥の会会員に出会えました(笑)。
また、こよう(笑)!

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今年のノヴェッロ

Nov 05, 2021 by weblogland |
今年のノヴェッロ全体にアルコール分は低めですが、水っぽくはありませんね。

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わりと酸は残っていました。ホッとしました(笑)。

今回試しにアルト・アディジェのものを1アイテムだけ試しにとってみましたが、おもった以上の出来映え。これも他と同じようにアルコール分低めのエレガント・スタイルでした。中身がしっかりしていますから、アルコール分以上の強さがあってなかなかのものでした。ただ、マスキューにはちょっと高級過ぎるかな(笑)。ノヴェロで3000円以上しますから、少なくともモリエールのヌーボーより上でなくては無理(笑)。でもですね、2021年のモリエールのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーは予約段階で完売してしまいました。残念!私も1本も飲めません(トホホ)。

コロナ禍明けの影響のようです。2ヶ月半前に、ここまで読んで予約発注は出来ませんので、お許しくださいませ!

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マスキュー 試飲会リポート 後半

Nov 02, 2021 by weblogland |
2018年のトスカーナは良い作柄ですね(笑)。圧巻ですよ(笑)。
ロッソ・デッレ・プルニッチェ2018年パクラヴァン・パピ イタリア 赤 I.G.T.トスカーナ 750ml 2169円税込み
「おっ!誰がなんと言おうとイタリア・ワイン(笑)。」
「うんうん。スーパー・タスカン?」
「先月の試飲会のテラマーネほどじゃないけど(笑)、肉薄してるね。もうちょいでサッシカイア・クラス(笑)。」
私「さすがでございます(笑)。」
家内「産地はトスカーナ ボルゲリの近くモンテスクダイオDOC域内です。でも、ワイナリーは山を切り開いてわざわざ作ったものです(笑)。」
私「そうすることで他の農家の農薬を避けることが出来るという目論見です(笑)。このワイナリーのワインは良い作柄は飛びきり良いのですが、ダメな時はダメ(笑)。植樹して30年以上経ってようやく安定してきました(笑)。」
家内「このモンテスクダイオは標高が高く600mほど、山間部らしいシビアさがあります。この点だもマレンマやボルゲリとは違いますね(笑)。」
「これってセパージュは?」
家内「サンジョヴェーゼ75%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%です。」
「こんなにサンジョヴェーゼが頑強なんだ!」
家内「近くのマレンマやモレリーノのサンジョヴェーゼとはだいぶ違いますよね。軽やかではない(笑)。キャンティとも違うし…。ヴィーノ・ノビレとも違うし…(笑)。」
私「そうするとブルネッロが一番近いかな(笑)?」
「確かにタンニンはスパルタンだけど、あれほど強くはないかな(笑)?そうするとモンテスクダイオ?」
「強いけど飲みにくくはないんだよね(笑)
。」
私「2018年は暑すぎて酸が抜けているワインが多いのですが、これはバランスがそれなりにとれている。」
「店長!開けて翌日のものは出来上がってますよ(笑)!」
「香りはモヤモヤ系だけど(笑)、説得力あるよね。」
「ボルゲリはカベルネなんかがメインだけど、こらはサンジョヴェーゼがメインでカベルネは付け足し(笑)。これがこのワイナリーの意図?」
家内「そうみたいですよね(笑)。このワイナリーはIGTが多く、オリジナリティーを全面に押し出しています(笑)。」
私「醸造元責任者はボルゲリで経験を積んだ人のようです。」
「なるほど!だからボルゲリっぽいのかな(笑)?」
「樽のニュアンスが強すぎないのがイイね(笑)。」
私「恐らくリムーザンの樽材を使ってますが、無理がない使い方してますよね(笑)。」
「それにしてもタンニンは圧巻。でも圧巻さに無理がないのがイイね(笑)。」
「余韻も立派だし(笑)。」

バローネ・コルナッキアのモンテプルチアーノ・ダブルッツォの真ん中のランクのもの。私コレ好きなんです(笑)。
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ リゼルバ 『ヴィニャ・レ・コステ』 2016年 バローネ・コルナッキア イタリア アプルッツォ 赤 D.O.C. 750ml 2357円税込み
「貴族シリーズですな(笑)。」
私「えへへ(笑)。バローネ・コルナッキアの扱いはこれで6アイテムとなります(笑)。」
家内「同じ生産者のワインを6アイテムも扱うのは初めてかも(笑)?」
「マスキューさんは見合わないものは絶対に売らないからね(笑)。ホント珍しい(笑)。」
私「読まれてますね(笑)。まっまっどうぞ
お試しください(笑)。」
「これ、凄いね。フル・ボディーなんだけど、喉をストーンと落ちる。経験したことがない(笑)。」
「タンニンは多量なんだけどあくまでも滑らか。刺々しさがない。余韻も長い(笑)」
「うんうん。味はモンテプルチアーノ・ダブルッツオ(笑)!」
私「ストロベリーですよね(笑)。」
「これは2016年ヴィンテージですよね。熟成期間は長いのですか?リゼルバって書いてあるから長いですよね?でも樽のニュアンスあまり感じません?」
家内「樽で24ヶ月熟成したのち瓶で6ヶ月寝かせますから3年のリゼルバ規定の熟成期間です。」
「それでこの価格とは!良心的(笑)。」
「奥行きの長さが凄いね(笑)。とてもフレンドリーなんだけど、逆にイイの(笑)?って感じ(笑)。」
「このワインは下のクラスのモンテプルチアーノと繋がっていますよね(笑)。マスキューさんが『松』『竹』『梅』なんて言ってるの解る(笑)。」
「『カサノバ』銘柄のワインだね。」
家内「コルナッキアのエントリーシリーズです。」
「でもさあ、『松』のDOCGテラマーネはモンテプルチアーノ・ダブルッツオらしくないんだよね(笑)。別物としか思えないし、近づきがたい威厳のあるワイン。

「先月の試飲会で出たワインだよね。確かにあれとは結びつかない(笑)。」
家内「店長が『松』『竹』『梅』なんてランク付けをするのが許せない!私は『梅』が一番好きです!」

コロナでずっとしょぼくれていましたので、たまにはブルゴーニュの高級味のピノ・ノワール行きましょう!
●ブルゴーニュ『キュヴェ・ド・プレソニエール』2018年 ドメーヌ・ジョセフ・ロティー フランス ブルゴーニュ
赤 750ml 4714円税込み
「あー!旨いなぁ(笑)。強烈なイタリア・ワインの後でも全然大丈夫(笑)。」
「ピノ・ノワールってイイ(笑)。」
「逆にこれを飲んだら前に戻れない(笑)。」
「特に一番手のヴィラ・ヤンボル飲むと近日を見せつけられるようで…(笑)。ヴィラ・ヤンボルごめんない!」
「今日飲んだギリシャのワインとモンテプルチアーノはストロベリーやチェリーの味がするんだけど甘いチェリー。ピノ・ノワールって酸っぱいチェリーなんだよね(笑)。」
私「はい!さすが!酸果桜桃と甘果桜桃の違いですよね(笑)。」
「甘さもたっぷりあるし、がつんとした感じもするし、ジュヴレイ・シャンベルタンだねコレは(笑)。」
家内「さすが元ジュヴレイ・シャンベルタンです(笑)。」
「ファットなシビアさがあるよね。堂々としてるし(笑)。」
「ジュヴレイ・シャンベルタンってタンニンが男性的って言うのが解る。」
「うちの旦那の好きな味(笑)。」
私「旦那さん口が肥えてますからね(笑)。」

どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Nov 01, 2021 by weblogland |
昨日、一昨日とご来店ありがとうございました!
皆様のご協力にて、普通に試飲会が行えました。ありがとうございました!

まずはブルガリアのマヴルッド種で作ったデイリーなものからです!質高し!
ヴィラ・ヤンボル マヴルッド 2020年 
ブルガリア 赤 トラキアン・ヴァレー  750ml 886円税込み
「おっ、これ定番のヴィラ・ヤンボルだね
。カベルネとシャルドネにはだいぶ重宝させていただきましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます。これは在来品種マヴルッドです。カベルネ・ソーヴィニヨンが10%ほど入ってます。」
家内「ヴィンテージが2020年と少し若いのですが…。お試しください。」
「う~ん。ヴィラ・ヤンボルのこのシリーズはどれ飲んでも美味しいんだよね。」
「値段が値段だから多くは望めないけど、値段以上の味わいはするんだよね。ブルガリア恐るべし(笑)!」
「これフレッシュ(笑)!フルーティーだよね(笑)。」
「赤や黒のフルーツ。それもとても新鮮な感じです(笑)。」
「赤い小粒のベリーやプラム。カシス…スグリ…。マスキューさんがブログで書いていたマスカット・ベリーAやヤマ・ソーヴィニヨンに例えていたの解りましたよ(笑)。」
「軽くて飲みやすい(笑)。香りが日本のワインみたいだよね(笑)。」
家内「ちょっと似てますよね(笑)。逆に日本を意識して作ったかのようですね(笑)。」
私「この軽さで抜栓してからどらくらい変化して持つかが重要なので、昨日、一昨日、そして今日抜栓したものを比べていただきます(笑)。コレ今回の私の仕込みでございます(笑)。」
「どれどれ(笑)、あっ、全部味が違う(笑)!」
家内「どれがお好みですか(笑)?」
「昨日開けたものは香りも味も整ってるかな?」
「一昨日のは中から旨味がたくさん出ていて、しっとりじんわりと美味しい(笑)。」
「そうそう。タンニンも旨味になっている。軽いと言うより、より飲みやすい(笑)。」「今日開けたものは初心者向けの強めのロゼみたい(笑)。初めて赤ワイン飲むにはうってつけ(笑)。」
「今日開けたものが一番フルーティー。時間が経つと柔らかな旨味に味の質が移るんだね(笑)。」

「昨日開けたものに感じたフルーツの印象は一昨日のワインには感じません。今日のと一昨日開けたものが同じとは思えない(笑)。」
「でもさあ、3日間の流れを追うと同じワイン(笑)。」
「マヴルッドって本来はアロマチックな品種ではないんですね。最初に感じた鮮烈な果実味はカベルネ由来なんだな(笑)。」
私「さすが!私もそう思います。この辺に生産者の意図があるかと。」
「よし!これブラインドで当たるかな(笑)?」
好奇心満載のN姉妹の妹さんが挑みます(笑)!
お姉「これは?」
妹さん「今日!」
お姉さん「じゃあこれは?」
妹さん「一昨日!」
お姉さん「これは昨日でいいのかな(笑)?」
妹かん「うん。これは昨日でよし!」
私「大当たり!さすがですね(笑)!」
妹さん「目隠しすると怖いですね(笑)。世界が変わる(笑)。」
お姉さん「格付け番組に出られるよ(笑)。」
ちょうど他のお客様がいなかったので試飲会は面白い方向に(笑)。

「一昨日開けたマヴルッドはとても飲みやすい。私はコレが好きだな(笑)。」
「香りが強い初日の方が好きかな(笑)。」
「昨日開けたものは完成形みたいでイイね(笑)。」
私「割りと一昨日を支持される方々多かったようです(笑)。まあ、好みですね。」
「マスキューさん!こうして今日、昨日、一昨日と開けたものを比べるととても面白い(笑)。こんなこと家では出来ませんよ
(笑)。でも我が家ではこれは意味がない。だって開けたその日に無くなる(笑)!」
私「それはそうかも(笑)。ごもっともでございます(笑)。」


癒されますぞ!
アギオルギティコ・オーガニック 2017年 ザシャリアス・ワイナリー ギリシャ ネメア 赤 750ml 1866円税込み
「ほっほっぉ。これですな(笑)。高齢者には覚えるどころか発音すら難しい(笑)。でも味わいはシンプルで優しい。」
家内「これは2017年ですから熟成しています。」
「最初のマヴルッドと比べると色は熟成してるよね(笑)。マヴルッドはまだしも紫色が入ってるもんね。」
「ギリシャは沢山の葡萄品種があるんですよね。アギなんとかってつくものが多いからよけい解らない(笑)。」
家内「これはローマ字表記に近いですが、英語圏の評論家にはGの後にHを付けるようです。」
私「ギリシャのワインは木樽熟成するものが多いのですが、コレは木樽熟成しません。葡萄本来のアロマを出そうとする新しいタイプです。温度管理、衛生管理が行き届いています。」
「ギリシャのワインって濃いのだけれど、わりと酸がなく抜けたようなところがあるのですが、コレは酸がありますね?」
家内「標高が1000m近い山の中のようです
。かなり険しく寒暖差もある気候のようです。」
「ギリシャのワインってかおりがモヤモヤしてるのが多いけど(笑)、コレはちょっと違うね(笑)。」
「うんうん。モヤモヤ系じゃない(笑)!」
「赤い小粒の果実のニュアンス…、あと紫蘇っぽい酸がある(笑)。あと後味に種の溶けたような感じがある。」
私「種由来のフェノール臭ありますよね(笑)。葡萄のタンニンが完熟してます。」
「柔らかくて甘いんだけど、はっきりした
果実味を感じますよね(笑)。」
家内「開けたては小粒の杏やベリーのニュアンスですが、翌日になるとチェリー!」
「ラベルに書いてあるのはチェリーなんだ(笑)。オリーブかと思った(笑)。」
私「ピノ・ノワールみたいな酸っぱい系のチェリーではなく、甘い系のチェリーですよね(笑)。」
「パーンと香りは立たないけれど、甘くて旨いチェリーの香りが中から出てくる(笑)。」
「寄り添うようでイイね(笑)。確かに癒される(笑)。」

このワインは初日は余り売れませんでしたが(笑)、翌日香りが開いて猛チャージ(笑)。

「古代ギリシャの葡萄がイタリアに行っているんですよね(笑)。ちょっとイタリア・ワインにも似てるかな(笑)?」
私「そーなんですよね(笑)。南イタリアのワイン、個人的にはガリオッポやアリアニコに似てる気がします。中からチェリーの香りがする!」
「熟成して開くと旨味とタンニンとチェリーの香りが渾然一体になる!」
家内「私はサルデーニャのカンノナウが似てると思うんですよ(笑)。」
「ところで何食べながら呑むとイイかな(笑)?煮込んだ肉 牛肉系かな?」
私「トリッパは合いそう。そうすると煮込みにもいけるかな(笑)。」
家内「八丁味噌を使ったような煮込みは良さそう(笑)。」
「味噌カツ(笑)。」
「辛口のウナギのタレ(笑)。山椒はたっぷりかけるべし(笑)!」
「香辛料をたっぷり使ったエスニックなら大体オッケーじゃない(笑)?」

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