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Jun 20, 2014 by
weblogland |
今月6月27日(金曜日)、28日(土曜日)のマスキュー店内試飲会のラインナップが決まりました!
今回は夏に向けて白ワインが3本とロゼワインが1本そして赤ワインが2本の計6本です。新着と再入荷ワインです。
まずは爽やかにウェルカムです(笑)。
◯
サンソ・ヴェルデホ・フリザンテ 2012年 ヴァル・サンソ スペイン 白 微発泡 カステーリャ・イ・レオン スクリューキャップ V.D.T.750ml 1190円税別
マスキューの定番 ルエダのヴェルデホの名手 ヴァル・サンソが造るフリザンテです。
あのハビエルさんが造るヴェルデホのフリザンテですから、旨いに決まってます(笑)。
ルエダのヴェルデホの緻密で伸びやかな酸。りんごや梨、グレープフルーツの切れのある味わいの鋭利なニュアンスを上手くフレッシュネスに集約した手腕は流石!
残糖分とワイン自体の力、ガスの強さ、これらをバランス良く造り上げています。
ロゼ同様にスタイリッシュなフレッシュネスがあります。「スパルタンなワインだけがワインではない。T.P.O.に合わせて気軽にワインを楽しんで下さい。」とのメッセージが聞こえてきますね(笑)。
「もちろん、私が造るんですから、インチキな物は造りませんよ(笑)。」と笑ってもいるようです(笑)。
そして新入荷のオーストラリアの赤。とても上手く出来てます(笑)。
●
ファンド・ストーン カベルネ・ソーヴィニヨン 2013年 バートン・ヴィンヤーズ オーストラリア 赤 サウス・イースタン・オーストラリアG.I.750ml 900円税別 スクリュー・キャップ
上手く出来てます。
今までこのランクのカベルネ・ソーヴィニヨンは大概真っ黒(笑)。何飲んでいるのか解らないワインが常でした(笑)。
でも、このワイン カベルネ・ソーヴィニヨンらしさがある。植物やブラックベリー、プラムのニュアンスがあります。あと、全体の濃度感もあるし、コストパフォーマンス高いですね。
ステンレスタンクのみで醗酵・熟成されますが、クリアネスと果実味が楽しめます。崩れないバランスの良さ、構造の良さもある。
オークチップを使っているようですが、あざといくらい使い方が上手い(笑)!ちょっと味、使用が解らないレベル。
確認のため、インポーターさんにテクニカルシートを送ってもらいました。そこにはステンレスタンク熟成中にオーク・スティーブを使うとのこと。
オーク・スティーブ???
聞いたことがない言葉でしたので、問い合わせてみるとオークの板とのこと。オーク・チップの進化形でした(笑)。
それにしても、悪魔のような繊細さです(笑)。樽の香りを着けるというより、柔らかさと液体の馴染み良さのために作用しています。
新たな道を開いたようですね。保守派の私もビックリ(笑)。この価格帯でこの液体濃度、しかも完成度も高く個性もある。これだったらばオーク・スティーブは許します。隠していないのが良いのです!
大日本ロゼ・ワイン普及協会会長(家内)・理事長(私)大推薦のスペインのロゼ。いままでこの家の赤は定番商品でしたが、今回万を辞してロゼの初入荷です(笑)。
◯
アマルテア・ロサード 2012年 ロシャレル スペイン ロゼ ペネデス D.O. 750ml 1604円税別
マスキュー定番のスペインワイン アマルテアのロゼが再登場しました!
前回はオリジナルラベルが間に合わず赤のラベルで代用しましたが(笑)、今回は猫絵柄のオリジナルラベル。
これがカワイイ!
味わいも相変わらず旨いんですよこれが!
色はガーネットに近い濃さ。ボジョレーより濃いですね。でも味わいは完璧にロゼですからご安心を(笑)。
非常にフルーティーで伸びやか、しかも滑らかな質感があります。酸とボディーのバランスが素晴らしいのです。かなり複雑で、シトラス系やりんご、オレンジ、チェリー、ベリー、桃などの果実味がたっぷりですが、単一品種で造ったような溶け込みの良さがあります。
ありきたりなロゼワインではありません。
セパージュはメルロ60%、ピノ・ノワール40%。なんという組み合わせ!
セオリーは無視してますね(笑)。
造り方も独特。
手摘みで収穫後、除梗し15時間10℃で低温浸漬してからプレス。一応直接圧搾法(笑)。そして14℃でなんと5週間かけて醗酵します。(15℃以下だとアルコール醗酵しないはずですが…。混醸してる可能性も…。)そして、マロラクティック醗酵はせずに6か月ステンレスタンクで熟成後、軽くフィルターを通し瓶詰め。
なんというダイレクトで独創的な造り(笑)!
しかも旨い。
やはりスペイン人って違いますね。発想のスケールが違う。こんな複雑なロゼワインありませんよ!
ロゼも飲んでいただいたら、赤も飲んでいただかないと(笑)。慈味深く旨いのです。
●
アマルテア・ティント2012年 ロシャレル スペイン ペネデスD.O. 赤 750ml 1604円税別
バルセロナ近郊にある有機栽培を行う家族経営のワイナリーです。
全く無名と言って良いほどなのですが、味わいにはビックリ!
赤いベリーやチェリー、プラムなどの香りは明瞭で溶け込みが良く、曇りのない果実味はあくまで柔らかくジューシー。しっかりした濃度感を支えるミネラル感、スパイシーさ、塩っぽさがあり、素晴らしい出来栄え。アルド・コンテルノのドルチェット・ダルバや上等なピノ・ノアールに似た舌触り。
うーん。
スペインのペネデスでこんなワインが造られていることは衝撃的。経験したことのないスペイン・ワインです。今風の過剰な抽出や高アルコール由来の押し付けがましさや雑味のない新しいスタイル。濃厚ではあるが滋味深さを感じる液体。
まさに極上の日常とでも言えば良いかも。
このワインのセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%。
メルロは標高700mの涼しい畑、カベルネはワイナリー近くの標高250mの畑で造り分けています。
メルロっぽさは感じますが、カベルネっぽさはあまり感じませんね(笑)。カベルネは構造の良さに作用しているようです。熟成は500Lくらいのハンガリーオーク樽の新樽から3年開き樽で10ヶ月ほどされます。果汁の濃度と熟成法がマッチしており、出来上がりのワインから樽香は感じません。溶け込みの良さが光ります。
うーん。
なんたるか解ってますね。
じつはこの生産者ロシャレルはいわゆるビオディナミの生産者。私はビオディナミを唄った生産者は嫌いなのですが(笑)。
初夏の除葉に山羊を使っている写真を見て、思わず頬を緩めてしまいました(笑)。山羊が葡萄果を食べずに葉だけ食べるように、山羊使いが仕込んだとのこと。
低収穫量と農薬の使用を極力避けたハードワークと山羊の力が、このワインを旨くしていることは確かなようです(笑)。
「世界は広い。」と思えるワインです。
そして、品は良いがスパルタンな白ワイン?すんごいです(笑)。
◯
パンノンハルミ オラズリースリング 2013年 パンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセト ハンガリー 白 ノーザン・トランスダニュービア地方 パンノンハルマ地区 750ml 1886円税別
東欧ハンガリーの辛口白ワインです。
でも、ラベルに何が書いてあるか解らない(笑)。
まずはお勉強です(笑)。
パンノンハルマは限定された葡萄栽培地区 世界遺産になったベネディクト派の大修道院が有名です。この葡萄園も修道院に付随する生産の場。共産主義政権が倒れてから復活しました。そんな訳でワイナリー名はパンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセトは『パンノンハルミ大修道院付属ワイナリー』の意味のようです。
オラズリースリングは葡萄品種名。イタリアン・リースリングとかヴェルシュ・リースリング、お隣のクロアチアではグラシェヴィーナなどと呼ばれていますが、一説には別物とも言われ、良くわかりません。
味わいはぶっ飛ぶ出来(笑)。香りの広がり方は驚きです。
最後は堂々としたフランスの白です(笑)。
◯
カンシー 2012年 ヴィエイユ・ヴィーニュ ドメーヌ・トロテロー フランス ロワール 白 750ml 2843円税別
マスキューの定番、カンシーの実力者 トロテローのトップ・キュヴェ『ヴィエイユ・ヴィーニュ』、久しぶりの入荷です。
サンセールやプイイ・フュイッセの影に隠れた目立たないアペラシオンのカンシーですが、素晴らしいワインを造る実力者なのです(笑)。
このワインはソーヴィニヨン・ブラン100パーセントでつくられます。完熟したハニーな風味には雑味が全く無く、奥行きの広さと豊富なミネラル分、ワインの芯になっているクリアで複雑なリンゴ酸。口に含むと一滴一滴が滋味深く、愛しくなるほどです。旨味がたっぷりとした質感、濃度感は文句の出ないところ。
いつも通り27日(金曜日)は17時から20時30分まで、28日(土曜日)は11時から20時30分まで開催いたします。ご都合に合わせてご来店くださいませ。
お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
>>
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Jun 19, 2014 by
weblogland |
この間の続きです。
ドイツワインの
J.J.プリュムとエゴン・ミューラーの畑はどうなっているのか?
古い葡萄樹と低収量の秘密が畑にあるはず!
そんな訳で、まずインターネットで検索です。
まずは日本のサイトを幾つか見ました。直接訪ねた記事もありました。やはり好き者いますね(笑)。
でも畑の詳細が解る映像はありません(残念!)
それでは直接ホームページにアクセスです。
でも、J.J.プリュムはウェブサイトがない!
うーん。
宣伝する必要がないですもんね(笑)。マスキューみたいに売らんがための作業をする必要はないようですね(笑)。
それではエゴン・ミューラーは…、ある本にアドレスが載ってましたから、そこにアクセス。
でも、畑の映像にはたどり着けません。
うーん。
残念!
葡萄樹の仕立てを見れば、ある程度は解るのですが…。見たい!知りたい!
抑えきれない好奇心が妄想に変わりそうです(笑)!
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Jun 17, 2014 by
weblogland |
ふふふ。
よーやく入荷しました!
何がって?
J.J.プリュムのベルンカステラー バートスチューべ アウスレーゼ 2007年です!
前回の入荷の際、ブログで口を滑らしたため、ホームページにアップする前に無くなりました。
やはり知っている人は知ってますね(笑)。
J.J.プリュムとエゴン・ミューラーは共に高く評価されるドイツワインです。
何故?
もちろん美味しいからなんですが…。
それじゃあ、何故美味しい?
実は両者ともに収穫量がとても少ないからです。葡萄樹の映像を見ると、ドイツらしからぬ太さ。
ドイツワインは割りと収穫量が多いので、葡萄樹の樹齢が高くなり収穫量が減ると、すぐ改植します。このため、樹齢の高い葡萄はあまり見かけません。
ですからエゴン・ミューラーのように樹齢100年の葡萄樹があることはまずありません。
仕立ても伝統的なドイツ風とは違うかもしれませんね。
今度調べてみます。
取りあえず、入荷のご報告まで!
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Jun 17, 2014 by
akiko |
オーストラリアのシラーズを飲みました。ファット果実味に溢れ なかなか いい感じ。夏の暑い日に お肉と合わせて楽しみたいタイプ。
赤ワイン用品種の中では カベルネフランが私のお気に入りなんだけど、2番手は シラー(シラーズも)ですね。
ベリーの香りにスパイス。フランボワーズの香りがするものなんか、特に好き。可愛い感じと 強さが バランスよく感じられるものが最高です。
ずいぶん前のことですけど ベルナール・グリッパのサンジョセフ1999、これは おいしかった~!。
シラーを好きになったのは このワインを飲んだから。
グリッパは ちょっと線が細い、酸味が立ちすぎているというという 感想を述べる人もいるけど、
もともと 酸の強い タイトな味わいが好きな私には じつに しっくりきたんですよね。
最後に飲んだ サンジョセフ1999は 果実味がいい感じに枯れてきたところに、赤い花や落ち葉、革、スパイスが上品に組み合わさって とっても美味でした。
以来 グリッパのサンジョセフ みたいなワインを常に探しているんですが・・・
今月は いいですよ~。ギイ・ファージュの VDPアルデッシュ はいりました。 似ています、私の好きなタイトなシラー。
エレガンスと強さを感じさせるワイン、今夜 一本 飲んじゃおうかと 考えています。
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Jun 17, 2014 by
weblogland |
コートジボワール戦残念でしたね。勝負は時の運、敗者がいるから勝者がいる。まだ終わった訳じゃありませんから、最後まで全力を尽くし悔いのない戦いをして欲しいものです。
ところで、新聞に小さく載っていましたが、ブラジルに駆けつけた日本人サポーターのマナーが良いと現地で評判らしいですね(笑)。なんでも観戦後にスタジアムの自分達の席のゴミをかたずけた事が評判らしいです。
素晴らしい!
敗戦でがっかりしているのにゴミ掃除をちゃんとするなんて、偉い!
普段家の周りの掃除すら怪しい昨今、異国で旅の恥をかきすてないのは立派。
サッカーの強さより、誇れます!
こういった行為の積み重ねが日本人の信用・信頼に繋がるはず。集団的自衛権ひいては武力より、よほど役に立つはず。武力じゃ紛争は解決しません。相互理解と思いやりしかないはず。
ブラジルにいる日本代表チームとジェントルマンシップに溢れた日本人サポーターにエールを贈りたいです!
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Jun 16, 2014 by
akiko |
頂き物の 梅干し。昔風の すっぱくてかたい とってもおいしい梅干しなんだけれど、私以外は どうも苦手なようです。
体にもいいし 何とか食べさせようと 梅干しをアレンジ!!で あります。といっても 簡単な作業ですが。
梅干しから種を取り除き 包丁で細かくたたく。とにかくたたく すり鉢を使ったほうが簡単かも
なめらかになったら 砂糖・みりん・だし汁を加えて 好みの味付けにしあげる。
刻んだシソといりごまを混ぜて 完成です。
ゆでた肉や アジの刺身になんかに添えると 蒸し暑いこの季節にぴったりです。
そんな風に 梅干しペーストを楽しんでいたのですが ふと思いついて ペーストにオリーブ油を 大目に混ぜてみました。
すると・・・・合う!! 赤ワインによく合う!!軽めの味わいの そうですね~ ガメイとかピノノワール、南のカベルネなどなど いろいろいけます。
プラムですもんね。梅。ワインと合う要素 たくさんあるはずですよね、うん。
調子に乗って ちょっと樽のきいた赤の合わせてみたら だめでした。
まだ この暑さに慣れなくて バテ気味の方、梅ペーストとワインで 元気回復。お試しください。
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Jun 16, 2014 by
weblogland |
ここのところ暑いですね。マスキューの西陽との闘いもそろそろ始まりそうです(笑)。
暑さとともに悩みが1つ増えました。昨今新聞などで伝えられるように、宅急便のクール代金が上がりそうです。
うーん。
気温が30℃を越えたら、クール便を指定しないと危険です。配送中に30℃以上になることもあります。こうなるとワインがダメージを受けます。
まだ涼しい日が続くことがありますから、そんな時は大丈夫だとは思いますが、外したら危険。
マスキューの宅配物もある時期から完全にクール便指定しないと駄目ですね。
皆さまのご理解をお願い申し上げます。
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Jun 14, 2014 by
weblogland |
ここのところ再入荷のワインが増えています(笑)。もともと良いワインとして定番で扱っていたものが、欠品再入荷のパターンです。やはり畑の広さは限られていますから、毎年出来る量も決まっています。いつまで経っても無くならないワインとは違います(笑)。
今月に入ってまず、ブルゴーニュのジェラール・セガンの『
シャンタル2012年』がまず来ました。中味がシャンボール・ミュズィニーのピノ・ノワールです。
あと昨日のブログで書いたスペイン ペネデスの
アマルテアの赤とロゼ。
それからフランス ロワール カンシーのトロテローの『ヴィエイユ・ヴィーニュ2012年』も来ました。凄いんですよ(笑)。
あと北ローヌのギイ・ファージュのシラー。美しいんですよね。シラーはやはり北ローヌがイイ(笑)。
ニューアイテムも幾つか加わる予定。今月末の試飲会に向けてワインさがしもトップギアです(笑)。
さて、今晩もサンプルの試飲です!
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Jun 14, 2014 by
akiko |
先日 ふらりと立ち寄られたお客様。 シードルを探していらっしゃるようでした。・・・残念ながら マスキューにはシードルの在庫がない。
なので シードルとは違うけれど、この時期に ぴったりの チャコリを お勧めしてみました。
そこから、スペイン・バスク地方の 話題で盛り上がっちゃいました。
そのお客様は シードルも好きだけれど もっと好きなのが チャコリの生まれる スペイン・バスク地方で作られている シードルだということ。
う~ん、よく ご存じです。私も知識としては バスクのシードルを知っていたけれど 実際に飲んだことはありませんから
いろいろお聞きできて とても 楽しい会話ができました。 ありがとうございました。
店長とも よく 話しているんだけれど、ワインだけでなく 他にも力を入れて売ってみたいお酒がたくさんある。
シェリーやシードル、ヴェルモット アルコールの強いものだと ブランデーやカルバドス、グラッパ、シングルモルト・・・。
ワインを筆頭に お酒の世界って奥深くって広い。とっても面白い。
マスキューの現状では なかなかすぐには 出来ないけれど、いつか きっと。
その日まで 怠りなく 勉強!ですね。
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Jun 14, 2014 by
weblogland |
スペイン ペネデスのロシャレルの
アマルテア・ティントと
ロサードが揃いました(笑)!
あの山羊のラベルのワインです。実際に山羊に葡萄樹の除葉をさせているへんなワイナリーです(笑)。
赤が2011年、ロゼが2012年で入荷。前回の入荷した時、ロゼのラベルが間に合わず、赤のラベルが貼られてきましたっけ(笑)。しかもティントをマジックで塗りつぶしてましたね(笑)。
今回は万を辞してのニューラベルで登場です!
なんと可愛い猫ラベル(笑)。
赤の山羊ラベルと並べると妙に愛嬌がある(笑)。
ロシャレルって面白いですよね。
ところで味わいはかなり上質。『大日本ロゼ・ワイン普及協会』会長(家内)、理事長(私)も太鼓判(笑)。
実に美味しいのです。
ラベルを見ながら飲んでいると、「ついついニヤニヤしてしまう」特典もついております(笑)。
たしかに癒される味わいです。
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Jun 13, 2014 by
weblogland |
今日はサンプルで取り寄せたワインが届いたので、マスキュー内輪の試飲会です(笑)。
9本ですか、ゆっくり確認するにはちょうどよい本数ですね。かなりシビアにしかも無責任な選別ですから、他人には聞かせられません(笑)。でも、真剣ですよ(笑)。
結局残ったのは2本のみ。ただし良いワインであることが確認出来ただけで、実際に売るかどうかは別問題です。今月のマスキュー試飲会の候補となっただけです。良いワインイコール売れるワインとは限らないところが難しいところ(笑)。かといって、駄目なワインを並べる訳にはいきません。駄目でも売れるワインはあるのですが(笑)、それを売るとマスキューのアイデンティティーにかかわります。ワインは嗜好品ですから、マスキューのチョイスだけが正しい訳でないのは百も承知ですし、押しつけるのも傲慢と言えば傲慢かも知れません。でも、マスキューの試飲会で我々が『美味しいでしょ!』と言う時、本気なのです(笑)。その影に何百本ものふるい落としたワインがあります。本当に駄目なワイン、コストパフォーマンスが悪いワイン、ラインナップに重なるワイン、退屈なワインなどなど。でも、好みに合わないことが選別の規準とならないように注意します。結局恣意にはなってしまいますが、選別の規準に遊びを残さないと悪い意味で偏りが生じます。この辺りの案配が難しい(
笑)。
作り手も飲み手も変化するものだという認識を常に意識する必要があります。そしてそれを俯瞰するような冷静さが要求されているような気がします。
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Jun 11, 2014 by
weblogland |
ここのところ
エスピエのワインが売れています。
南フランスのジゴンダスの生産者です。取り扱いアイテムもジゴンダスとコート・デュ・ローヌ。グルナッシュがメインのクラシックなワインです。以前私が「赤い果実味に明瞭さがある。」と絶賛した生産者です(笑)。
最近の円安と収穫減により価格は高くなりましたが、それでもコストパフォーマンスは良いですね。もっとも全体的に価格が上がっている訳ですから、総体的に安いのは当然ですか(笑)。でも、エスピエはブレークの予感がします。近いうち高いワインの仲間入りをするような気がします。
まあ、そうなったらそうなったらで「昔はエスピエのローヌなんて2000円くらいで買えたんだよね。」なんて、訳知り顔で言いましょう(笑)!そして優越感に浸りましょう。
このくらいの権利は認めてくださいね(笑)。
貧乏人のやっかみ(笑)?
でもエスピエがサンタ・デュックやサン・コム以上に評価されるようになることは、私にとっては願いではあるんですが…。
複雑なオヤジ心なのです(笑)。
えっ?何?
「まだそうなってない!」
あー!妄想が止まらない。お許しを!
手の届くうちに試してミソ(笑)。
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Jun 10, 2014 by
akiko |
キュヴェ・シャンタル、キュヴェ・ジェラールでおなじみ セガンさんのワイン が届きました。新入荷は シャンタルの新ヴィンテージと
久しぶりに 1級クレピヨ 1級ラヴォー・サンジャックです。 わくわく。
セガンさんは 生産量もそれほど多くないし、がんがん ワインを売るぞ~っていうタイプでもないようなので、まだ あまり知られてはいないけれど、
私も店長も とっても信頼している生産者です。
ブルゴーニュ・ルージュのクラスで とても 味わい深いワインをいつも届けてくれるのです。
ご存知かもしれませんが キュヴぇ・シャンタルは シャンボール・ミュジニにある畑のブドウを使った赤。
キュヴェ・ジェラールは ジュヴレイ・シャンベルタンの畑のブドウの赤。
きちんと テロワールの違いを感じさせてくれます。
シャンタルのほうは 華やかで かわいらしい赤いベリーを思わせる香味、やわらかみが 素敵です。
ジェラールは かっちりとして構築的、ヴィンテージが進むと 枯葉や土のニュアンスが強くなります。
そんなこんなで ふたりで 大絶賛するのですが、シャンタルとジェーラル どちらを選ぶか・好きか ということになると 真っ向対立。
なかなか 意見の一致を見ず、いつも 好みの問題だから しかたない と いうことで 落ち着くのですが…。
あまりのおいしさで 家庭不和を もたらしそうな DOMジェラール・セガン、ご夫婦でお楽しみになるときは お気を付けください。
ちなみに 私は ジェラール派です。
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Jun 10, 2014 by
weblogland |
やはり身近に好きな方がおられると嬉しいものですね(笑)。
実は昨日『明治工芸の粋 超絶技巧』展を観に行った話をブロゲに載せました。するとYさんからメールが届きました。
『細工物には目がないたちですので、折をみて行ってみたいと思います。』とのこと。是非是非行ってみてください!感動間違いなし。請け合います(笑)。
あと昨日書き忘れたのですが、『自在』と言う工芸には驚きました。甲冑職人が作ったものなのですが、細かく組み合わせた鉄板でリアルに蛇や鯉などを作ります。しかも体がクネクネ動く(笑)!
その精巧さにはビックリ。もちろん展示品には触れられませんが、映像として観れます。発想は玩具っぽいのですが、完成度の高さには唸りました。甲冑作りの技術をこんな風に応用するとは!洒落ではなく、職人の気骨・気概を感じました。
それから、私は知らなかったのですが、明治期の日本の工芸の技術の高さは世界的に評価されていたようです。
Yさん曰く『ハーバード・ポンティングという人が書いた「英国人写真家の見た明治日本」という本がおすすめですよ!』とのこと。
良いことを教えていただきました。楽しい良い情報なので、皆さんにも教えちゃいますね。
ありがとうYさん!
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Jun 09, 2014 by
weblogland |
今日は、日本橋の三井記念美術館に行ってきました。『明治工芸の粋 超絶技巧 』展を観に行きました。
すんごいですね。
明治期の金工や陶芸、刺繍、蒔絵など超一流品ばかりでした(笑)。
明治期は伝統工芸の衰退期と思っていました。武士階級が解体された時期ですから、それにパトロネージュされた刀装具や甲冑職人は廃れる一途と思っていました。
確かに需要は減る訳ですが、新たな海外市場や需要を開拓するためのイノヴェーションが起こっていたんですね。
海外市場を目指した職人は『アールヌーボー』を凌ぐ技術に達していましたし、またある職人は今までにない斬新な領域に達していました。
うーん。
知らなかった!
明治期には素晴らしい文化があったんですね。爛熟と呼ぶべき到達点の高さなのですが、決して爛熟ではない奮起とも言うべき姿勢があります。
見習いたい気概がありました。
なんか励まされちゃいました(笑)。
皆さん!
行くべし!
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Jun 08, 2014 by
akiko |
やっと ブログ再開です。
実は 我が家のパソコンが新しくなり 使い方がわからなかったんです。シクシク・・・。ようやく ここまでたどり着きました。
その間も 毎日ワインを飲み、あれやこれや 考えたり おつまみとの相性を探ったり。
ワインライフは 途切れることなく 続いております。
昨晩は久しぶりに オーストリアの赤 ベラ・ヨシュカを飲んで 感激。
きれいな果実味が 最初から ぱーんと口の中にはじける。とってものびやかです。
香りもとても 生き生きとして やはり最初から全開。エキゾチックなスパイス、ハーブが特徴的です。
香味にふさわしいボリューム、凝縮感も備わって もう いうことなしでした。
次には きちんとお料理を考えて 飲もうと決意した次第です。
て、いう感じで マイペースでブログ 書いていこうと思います。良かったら 読んでみてください。
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Jun 08, 2014 by
weblogland |
今日は昨日ほどじゃありませんが、一日中雨でしたね。まあ、夜になって今はほとんど降っていませんから、良しとしますか。
ところで、先日の出張ワイン会である質問を受けました。若いワイン・ビギナーの方です。
「マスキューさん。美味しい赤ワインってあるのですか?私は赤ワインが苦手です。ホントに赤ワインって美味しいのですか?」
私「実は私も最初はそうでした(笑)。商売上ワインを売らなくてはと、まずドイツワインの美味しさに感動しました。でも、赤ワインは旨くない(笑)。途方に暮れました(笑)。」
「へぇー、マスキューさんも最初はそうだったんですか(笑)?」
私「ラベルは読めないし、味が解らないどころか、ちっとも美味しくない(笑)。ワイン選びの手懸かりすらない。困りましたね。でもたまたまある方から元住吉のマスヤさんのことを聞きました。今は廃業されましたが、ワイン販売の先駆的酒屋さんです。私は全く面識は無かったのですが、いきなりお電話して伺わせていただきました。マスヤさんは卸売りもしてましたので、仲間にも入れていただきました。私がワインを勉強できたのもマスヤさんのおかげでした。また、マスヤさんの勉強会の延長に岩野貞雄先生がおられましたので岩野先生のワイン教室にも家内ともども、通わせていただきました。マスヤさんと岩野先生がワインの師匠です。」
「いつ頃の話ですか?」
私「20年以上前の昔話です(笑)。」
「へぇー。その頃はワインは売れていたんですか?」
私「いまではワインは日本酒やウィスキーより飲まれてますが、当時は全酒類消費の1%未満でした(笑)。」
私「さっきの話に戻りますが、今や日本ほど様々なワインに溢れている市場はありません。ですから、簡単に美味しいワインに出逢えますよ(笑)。」
私の好みを押しつける訳にはいきませんが、一度マスキューにご来店くださいとつけ加えることは忘れませんでした(笑)。
てぐすね引いてお待ちしております(笑)。
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Jun 06, 2014 by
weblogland |
いやー、今日の雨には参りました!
ところで今日は『ガンベロ・ロッソ』の試飲会。『ガンベロ・ロッソ』とは、イタリアのワイン評論誌です。皆さん行かれましたか?
マスキューも家内か私が行く予定でしたが、上手く日程が合わずに行きそびれてしまいました。
そこで、筋金入りのワイン・エキスパートKさんが『ガンベロ・ロッソ』試飲会リポートを、行った帰りにわざわざマスキューに寄って、してくださいました。
Kさん「いやー、マスキューさん、今日は行かないのが正解(笑)。めちゃめちゃ混んでましたよ。会場内は人が溢れて試飲どころか動けない(笑)。」
私「そんなに人が来たんですか!」
Kさん「『ガンベロ・ロッソ』の日本版を講談社が出版するんで、講談社の肝いり。つまみが結構出てましたよ(笑)。」
私「日本版『ガンベロ・ロッソ』はいくらするんですか?」
Kさん「かなり高いんですよ。5000円以上しますよ。」
私「ため息出ちゃいますね。」
Kさん「ヒュー・ジョンソンの『ポケット・ワイン・ブック』より少し高いかな。」
私「あれば便利ですが、考えちゃいますよね。あくまで広告に近いですもんね。」
Kさん「今日はまさに業界の縮図。ワインの売り手とマスコミのコラボレーション。相乗効果ありそうだな(笑)。」
私「何事もプロモーションが必要ですよね。でも『ガンベロ・ロッソ』を売ることで講談社は儲かるのかな?」
Kさん「実際に『ガンベロ・ロッソ』を必要とする人間が何人いるかですよね。」
私「イタリア・ワインって人知れないお買得ワインや、思わぬ発見があったりして楽しいんだけれど、フランスワインみたいなブランド化したいのかな?」
Kさん「そうそう。なんだか解らないところがイタリアらしくて良いんですよね(笑)。」
どうやら我々は保守派のようでした(笑)。でも、更に様々なイタリアワインが日本に来るなら大歓迎。なんやかや言っても、ワインは飲まれないことには始まりません。
つくづく良い時代に生まれました!
Kさん、今日はどうもありがとうございました!
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Jun 05, 2014 by
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やはり『
ジュテーム』人気ありますね(笑)。
先月の試飲会で出した南フランス ドメーヌ・バサックの赤ワインです。
あるお客様にパーティー用に使うワインのご相談を受けました。
お客様「こんどレストランで20名ほどの集まりがあるんですけれど、どんなワインを出したら良いでしょう?」
私「ありがとうございます。ワイン会ですか?」
お客様「いやいやそうではなく、お年寄りのお祝いの集まりなんですよ(笑)。」
私「では年齢層や特別な嗜好はないのですね。」
お客様「そうそう(笑)。でも、不味いワインは出したくない(笑)。かといってあまり高いのも困る(笑)。そんな訳で、相談にきました(笑)。」
私「誰が飲んでも美味しくないと駄目ですね(笑)。甘さがあって、渋くない。しかも豊潤。解りやすさも必要かな?」
お客様「みんなが喜んで飲めれば最高(笑)!」
そこで、私がお勧めしたのは『ジュテーム』1種類です。
レストランですから、他にも飲み物はありますし、いろいろな種類を楽しむよりも同じ銘柄をみんなで楽しむことを優先しました。
後日、件のお客様が来られました。
お客様「『ジュテーム』良かったですよ(笑)。まずラベルで盛り上がりました(笑)。やはり『愛』の力は絶大(笑)。あと、あの味は良いですね!みんな「美味しい美味しい」とワインの味だけで盛り上がりました。空いた空瓶を持ち帰る人もいて、私の株も上がりましたよ(笑)。マスキューさんの宣伝もしておきましたから(笑)。」
私「間違わなくて、良かったです。ホットしました(笑)。ありがとうございました!」
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Jun 05, 2014 by
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今日は暑かったですね。
でも陽が暮れると涼しいですから、本格的な夏になるには、まだしばしかかりそうですね。
ところで、今日のセミナーは実技の練習をしました。演者はもちろん私ではなく、現役のソムリエさんです(笑)。まだ一次試験もすんでいませんが、早く取り合えず一度パニエ抜栓はした方が良いかと。
慣れないと難しいですから、一次試験の合格を待ってからの練習では間に合いません。今の時期、パニエ抜栓は難しいことが解るだけでも収穫です。だって練習すれば良いのですから(笑)。あと、試験に向けてのモチヴェーションも上がりますから一石二鳥。
どんな事でもそうですが、取りあえず一度経験しておくだけでも役に立ちます。心の準備になりますし、これから一次試験までの予定も立てやすくなるはず。更にやる気になれば言うことなし!
まだ、やる気があれば間に合う時期です。やる気スイッチを入れてくださいね(笑)。
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Jun 03, 2014 by
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5月30、31日はマスキューの試飲会でした。長いのでちょっと疲れましたが、翌日6月1日はお客様のところで出張ワイン会。三日続きは初めての経験(笑)。でも1日の会は若い方々のワイン会ですから、いつもと違った楽しさがありました。
「白ワインと赤ワインはどう違うのですか?」
「品種で味は違うんですね。」
「何に注意すれば、美味しいワインが選べますか?」
「美味しい規準は何ですか?」
などなど、普段なんとも思わない質問感想が聞けました。ついつい解ったような話しをしている自分に反省です。
若い方の感性や味覚は私より優れています。私は単に経験を積んでいるだけなのです。ですから、これからワインを楽しみたい、知りたい方々の声はとても参考になります。お声がけ下されば都合がつく限りホイホイ出かけますから、お気軽にお申し出くださいね(笑)。ただし「飲み会に来い」はご容赦を、それはそれでスケジュールが詰まってますので(笑)。
さて、明日はソムリエ試験のセミナーです。今、資料造りがちょうど終わりました。
今月はマスキューの店内試飲会以外にセミナーやワイン会を4本こなさなくてはいけません。でも、これが楽しい(笑)。様々なワイン・ラヴァーとの出合いもワインの楽しみのうちなのです。
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Jun 02, 2014 by
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昨日の続きです。
問題のロゼ・ワインからです(笑)。
◯
プチ・メスクラン・ロゼ ドメーヌ・クロ・デ・ムール 2012年 フランス ローヌ V.D.F.750ml 1750円税別
「厚みがあるなぁ。すごくしっかりしてる。」
「これっていわゆるロゼじゃないですよね(笑)。」
「うんうん。ロゼっていうとジュースっぽい(笑)。これはジュースじゃないでしょう(笑)。」
「しっかりした『ジュテーム』の後に、ロゼが何故出るのか解りましたよ(笑)。普通ロゼは赤の前ですもんね(笑)。このロゼは普通じゃないんですな(笑)。」
私「こんなに堅牢なロゼを飲むのは初めてです(笑)。色々な生産者がいますよね(笑)。」
家内「このロゼはローヌのケランヌ村の畑と村から少し離れた畑の葡萄から造られています。普通ローヌとかローヌ・ヴィラージュでリリースするのですが、ヴァン・ド・フランスとなっています。」
「えっ!だってヴァン・ド・フランスはフランス国内産だったらどんな遠い産地のワインをブレンドしても良い規格ですよね?」
私「はい。ヴァン・ド・フランスはニューワールドの安いワインに対抗するための規格です。言わば禁じ手(笑)を解禁したようなものです。」
「なんで、こんなに凄いロゼをそんなどうでも良い規格名でリリースするんですか?」
家内「そこが謎で我々日本人には理解できません(笑)。インポーターさん曰く とにかく真面目な生産者 と言うことです。」
私「生真面目過ぎるんですかね?もっともこのロゼなんか確かに生真面目(笑)。生真面目過ぎて飲み手に配慮がない(笑)。こんなロゼを造る人いないですよ(笑)。」
家内「このワイン、家で飲んだ時、丸4日しても正体を現しませんでした。飲み干して空き瓶のラベルを剥がそうとした折りキャップを開けたら、中からスモモの天使が降臨しました(笑)。アラジンの魔法のランプみたいでしたよ(笑)。」
私「手強いなんてもんじゃありません(笑)。ましてやロゼですから…。」
「たしかに!グラスを飲み干してしばらくすると、凄い量の香りがする!こりゃ、凄い!」
「グラスをスワリングしたくらいじゃ香りは立たない(笑)。液体がほとんど無くなってから香りが立つなんて…。こんなことあるんだ(絶句)。」
この驚異の生命力に感動した方々は全員お買い上げくださいました。もともと数少ないため、金曜日中の完売となりました。お許しを!
強いロゼのあとにオフ・ヴィンテージのボルドー白 大丈夫かぁ~?
◯
シャトー・ド・シャントグリーヴ 2007年 フランス 白 ボルドー グラーブA.C. 750ml 1371円税別スクリュー・キャップ
「これも、違った意味で凄いね(笑)。旨い!熟成しててイイよね!」
「リンゴの香りは強いけど、色んなフルーツが入ってる(笑)。蜂蜜、パイナップルやグレープフルーツ、桃、あとハーブや…。」
「土のニュアンスもするよね。」
「マスキューさん、これって2007年ですから7年経ってる訳ですよね?まだまだ熟成するんですか?」
私「今がピークですから、この状態で飲むのがベストかと。断定出来ませんが(笑)。」
「セミヨンとソーヴィニヨン・ブランの組合せって良いですね(笑)。」
私「セミヨンは厚み、ソーヴィニヨン・ブランは香り。上手く補いあっていますよね(笑)。」
「この蜂蜜の香りは品種由来なのですか?」
私「収穫が遅くなると、蜂蜜の香りやアーモンドみたいなほろ苦い後味がします。」
「あっ!この苦味ですね(笑)。」
私「2007年の夏はあまり暖かくなかったようです。ワインにリンゴ酸が目立ちます。夏場涼しかったりすると、出来上がったワインにリンゴ酸が多く残ります。」
家内「夏場の涼しさで上がらない糖度を上げるために収穫を遅らせたのが、味わいから想像できます。」
「そんなことが解ると楽しいですよね(笑)。」
私「銘柄当てるより大事です(笑)。」
さて、トリはボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン。果してトリが勤まるか(失礼!)。
●
ル・ルレ・ド・デュフォール・ヴィヴァン 2010年 ボルドー 赤 マルゴーA.C.750ml 3000円税別
「おっ、旨いじゃない(笑)。エレガントですな(笑)。」
「カベルネかぁ。王道かな(笑)?」
「硬さ強さと柔らかさがある?」
家内「このシャトーはカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が80%を越えています。マルゴー村だと一番高いのでは?」
「なるほど。マスキューさんがメルロをもっと増やした方が良いと言うのも解りますね。旨いには旨いんだけど、ひょろっとした印象もある。痩せている訳じゃないんですけどね。」
「ふーん。カベルネソーヴィニヨンの比率が高ければ高いほど良い訳じゃないんですね?」
私「おっしゃる通り。カベルネが多く植えられている左岸でもメルロの方が多いのです。カベルネが合う土壌は限られています。1級シャトーがポイヤックに集中していることが物語っているかと。」
家内「カベルネ・ソーヴィニヨンの突き抜けるように鮮烈なカシスの味わいは、ポイヤックの一部にしかないようです。」
「ではシャトー・マルゴーは?」
私「カベルネ・ソーヴィニヨンを使いながら、秀でてエレガントである有り様に価値があるように思います。その意味からすると他のポイヤックの1級シャトーとはちょっと異質かも知れません。」
「でもシャトー・マルゴーは高いですよね(笑)?」
私「はい(笑)。5万円以上はしますか。」
「ゲッ!ワインの価格じゃないですね(笑)。」
私「はい。このワイン10本分の値段でも買えませんね(笑)。でも私だったら迷わずこっちを選択しますが(笑)。」
「私も見習います(笑)。」「まあ、話しの種に一度くらいは飲んでも良いとは思うけど、価格に見あわないことが解って良いですよ(笑)。」
実際1級シャトーを沢山飲んだ方の意見は説得力があります(笑)。
どうもありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子
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Jun 02, 2014 by
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昨日、一昨日とマスキュー店内試飲会にお越しくださいましてありがとうございました。
ワインがなくなったり、夕方一気に集中したり、不手際お許しくださいませ。
まずは南フランスの期待の星 ドメーヌ・バサックルイさんの白ワインからです。
◯
ソーヴィニヨン・ブラン 2013年 ドメーヌ・バサック 南フランス コート・ド・トングI.G.P.白 750ml 1371円税抜き
「おっ、これですね(笑)。マスキューさんのブログに載ってたルイさんのワインですね(笑)。」
家内「はい。この写真の人です。」
「えっ!ホントに26歳?老けてる(大爆笑)。」
私「禿げてはいませんが、たしかに老けてますね(笑)。」
「ヨーロッパの人は子供から一気に大人になりますからね。」
「ところで、ワイン、ワイン(笑)。」
「あっ!これ旨い!」
「ソーヴィニヨン・ブラン100%なんですか?」
「私ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン好きで良く飲みますが、全然違う!」
私「桃っぽいんですよね。品も良いし。」
家内「ワイン自体の濃度はメチャクチャ濃い訳じゃないんですが…。なんと言えば…。程好いんですよね。」
「酸はしっかり入ってるから隠れた強さがあるよね。供出温度はもっと低い方が良いかな?」
私「さすが!実はわざと温度を高くしました(笑)。温度が高くてもバランスが良いのです。嫌なところが前に出ません。」
「なるほど!」
家内「抜栓直後はソーヴィニヨン・ブラン特有の青臭さなどがありますが、やがて果実味が勝ってマスキングします。」
「これ、どこのソーヴィニヨン・ブランかって聞かれたら、まず解らないよね。すごくエレガント!」
「南フランスのワインって力づくのところがあるんだけど、それがない。ちなみにアルコール分は何%ですか?
私「えーと。おっ!12.5%です。」
「低いなぁ~!」
私「補糖はしてないですね(笑)。」
「だからこんなに自然な味わいなんだ!」
家内「ルイさんは葡萄果が完熟するまでちゃんと待ち、一気に収穫するようです。あと、無理なプレスをしませんから、ワインがクリアに仕上がるんですね。」
「なるほど。だから雑味がないんだ。」
「草っぽさもちゃんとある。ソーヴィニヨン・ブランらしさもあるよね。あと凄く自然な飲み口だよね。」
私「ありがとうございます。広がり方と飲み込んだ後の余韻がとても美しいんですよね。」
「マスキューさん、ちょっと化学的な香りがするような気がしますが、何故ですか?」
私「良く気がつかれました!それはソーヴィニヨン・ブランの特徴でもあるんですが、樟脳のような香りですよね?」
「樟脳って?」
私「タンスに入れる防虫剤です。もともとは楠から採取されます。」
家内「濃くつくられたカベルネ系のワインにも出る香りでもあるんですよ。」
「ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランは強く出るね(笑)。」
家内「あまり感じないのはロワールのサンセールなんかかな。」
「マスキューさん。この白ワインは酸がありますが、マロラクティック醗酵はやっているのですか?」
私「マニアックな質問ですね(笑)。このワインはしていません。」
「どうやってマロラクティック醗酵を止めるのですか?」
私「ドメーヌ・バサックでは低温管理することで止めるようです。アルコール醗酵後にSO2を入れたり、濾過などの特殊なことをしたりはしません。ですから最後の最後にSO2を若干入れて安定させるようです。」
家内「通例の生産者と比べるとSO2の量が絶対的に少ないです。」
私「基本的に酸を生成し難い暖かい産地ですから、腐心しなくてはエレガントな白ワインは出来ないんでしょうね。今のトレンドになっています。」
さて、続いてはカベルネ・ソーヴィニヨンです。
●
カベルネ・ソーヴィニヨン 2012年 ドメーヌ・バサック 南フランス コート・ド・トングI.G.P.赤 750ml 1371円税抜き
「おっ!これも白同様広がりが素晴らしいですな。」
家内「ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンとは違いますが(笑)、スパイシーでいかにも南のカベルネっぽい。」
「でも、このカベルネとソーヴィニヨン・ブランを比べると、同じ産地で同じ生産者が造っているとは思えませんね?」
私「そーですよね。カベルネ・ソーヴィニヨンは晩熟性なので収穫も最後になります。アルコール分も高くなり、パワフルな出来上がりとなります。」
家内「アルコール分は14.5%ですね。南フランスらしい(笑)。」
「完熟した時の糖度は品種によって違うんですね。」
「私、この赤はとても芯がしっかりしてるような感じがするんです。野趣とでも言いましょうか?土地にある環境が反映してるような…。」
「ひたすら飲みやすいだけのワインとは違うよね。ハーブなんかの植物の香りがするよね(笑)。」
私「ありがとうございます。皆さんさすがですね(笑)。ドメーヌ・バサックは今流行りのミクロ・オキシダシオンをしないようです。醪に微細な空気を送り込み醗酵を促進したり、タンニンを柔らかくする技術です。」
家内「ゆっくり時間をかけてポンピング・オーバーする昔ながらの方法でやるようです。」
さてさて次はルイさん渾身の赤ワイン。
●『
ジュテーム』2012年 ドメーヌ・バサック 南フランス 赤 コート・デ・トングI.G.P. 750ml 1686円税別
「マスキューさん、これ以前の試飲会で出しましたよね。このラベルと味は忘れられない(笑)。」
「マスキューさんの一押しだね(笑)。」
私「お恥ずかしい。読まれてますね(笑)。」
家内「じゅげむ、じゅげむ じゃなくてジュテーム、ジュテームって、親父ギャクを聞かされ困ってます(笑)。」
「ところで前回は2011年で、今回は2012ですね。2011年の方が甘かったかな?」
私「今回2012年はアルコール分が14%ですから、2011年より低いですね。ヴィンテージの影響みたいですね。」
「うーん。旨い。果実の感じが溢れてる。コストパフォーマンスが素晴らしい。しかも複雑。果実を織り込んだよう。」
私「ドメーヌ・バサックのカベルネ・フランは素晴らしいです。赤いベリーのニュアンスが明瞭なんですよね。いままでの南フランスにはないスタイルです。」
「バサックのワインってバランスが良いですよね。マスキューさん曰く、『折り合いが良い』でしたっけ(笑)。」
「ところでマスキューさん。バサックはいわゆるビオ・ディナミの生産者なのですか?」
家内「ビオの認証はとっていますね。ラベルの下の方に小さく載っていますよ(笑)。でも、本人はビオが嫌いみたいです(笑)。」
私「ルイさんはビオではなく『オーガニック』と言っていました。ビオディナミの非理論的な部分が納得できないようです。良いワインを造るための本来的なプロセスが『オーガニック』と言っていました。良いワインを造るための自然なことで、売り言葉にしたくはないようでした。」
「ドメーヌ・バサックのような在り方って良いですよね。小さいけれども、確たるアイデンティティーがあります。こう言っては何ですが、日本の零細な日本酒メーカーは、零細な装置産業ですよね。やはりスタートからして違うから無理ないのかな?」
私「さすが見識が高い!日本酒のつもりでワインを造っても、駄目なんですよね…。唯一無二のワインを造る覚悟が必要なんですよね。この意識の立ち位置こそが、ワイン造りの一番大事なところかと。」
話しは乗ってきましたが、今日の日曜日は出張ワイン会です。急いで出掛けないと間に合いません(3日続きはちょっとつらい(笑))。
そんな訳で試飲会リポート後半は明日アップいたします。
ところで、今日は何話しましょう?
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May 30, 2014 by
weblogland |
今日は金曜日、マスキュー店内試飲会の初日です。
でも、恐れていた事態が起きました!
プチ・メスクラン・ロゼ ドメーヌ・クロ・デ・ムール 2012年 フランス ローヌ V.D.F.750ml 1750円税別
完売いたしました!
もともと数少なく、しかも解りやすいとは言えないスタイルなので、まさか初日に完売してしまうとは…。
大変申し訳ございません!
つきましては試飲会セットも完売ということとなります。重ね重ねお詫び申し上げます。
明日が恐い。
お許しを!
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May 29, 2014 by
weblogland |
ふふふ。
ようやく並びました(笑)。
明日の試飲会のワインです。
並び終わったところに常連のAさんがおみえになりました。このAさん、ワイン・ラヴァーでして、エキスパート取得を密かに決意しているつわものなのです。
Aさん「マスキューさん、明日試飲会ですよね(笑)。」
私「試飲会用ワインが並びました。ご覧ください。」
家内「今回のロゼとデュフォール・ヴァンのセカンドは手強いですよ(笑)。」
Aさん「へぇー。マルゴーのワインですか!」
私「カベルネの比率が異常に高い(笑)。」
家内「ロゼなんか解るまで数日かかりました。」
私「明日、明後日と二日にわたって飲むと良く解りますよ。ご都合よろしければ二日来てくださいませ(笑)。」
Aさん「その誘惑に弱いなぁ(笑)。」
私「誘惑に負けてください(笑)。」
ワインの深みにどんどん引きずり込むマスキューの陰謀工作は、日々行われています(笑)。
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May 29, 2014 by
weblogland |
昨日夜のニュースで見たんですが、ワインをフローズンにして売ろうとメルシャンが新たなアプローチを始めるようです。
画面を食い入るように見ると(笑)、回転するアイスクリーマーの中にシャーベット状になったワインが!白だけでなく赤まで
ビックリしましたね(笑)。
通常レシピにシャンパン・ソルベはありますが、これには度肝を抜かれましたね。まあ、ビールやサイダーをフローズンにして販売することがトレンドですから、ワインもやってみようと言うことだと思います。たしかにヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなどでもジャンクな飲み方があるとは思いますが、こんなことを考えるのは日本人だけでは?基本的に日本はワイン産地でなく、ワイン(製造)法という法律がないことに起因するのでしょう。このシャーベットを造るにはワイン自体を加工もしくは成分調整しなくてはいけないからです。そしてそれがおかしなほど許される。酒税法は税金をとることしか考えていませんから、ワイン自体のレギュレーションやそれ自体の根源的性質を考えていません。せめてワインと成分調整したワインもどきは分けて欲しいものです。カクテルの概念で出来るものでもありません。迷惑な話です。
特に、赤ワインのフローズンはかなりの加工調整が必要です。ワインと呼べる代物ではないはず。
フランスなどのワイン産国からすると、シャトーラフィットを一気にかぶ飲みする中国人を嘲笑しながらも上手に商売していますが、日本のこんな動きを知ったら嫌悪恐怖するはず。
ヨーロッパワインの泰斗 浅井先生を育んだメルシャンが率先してやるとは…。
企業は怪物にもなれるのですね。
私の先走った勘違いであれば良いのですが。
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May 27, 2014 by
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ここのところルモワスネの
ブルゴーニュ・ルージュ キュヴェ・スペシャル2000年が売れています。
私が散々広告したからではないと思いますが(笑)、このワインを買い求める方はまとめて数本、しかもこれだけ買われます(笑)。なんかの雑誌にでも載ったんですかね?
一時期『神の雫』に載ると、すぐにワインが無くなるなんてことがありましたが、今やそんなに影響力のある雑誌やマンガはないようですし、有名タレントの出るテレビで誉めたワインに注文が殺到するなんて番組もないような気がします(島田紳助さんの番組は凄かったでした。)。
うーん。
実際ルモワスネの例のワインは、今時ないクラシックな熟成したワインですから、ある意味レアなお買得ワインではあります。そうすると、知る人が購入したに違いありません。宣伝をしてまで売るには、在庫数が少なすぎます(笑)。隠れてこそこそ売るようなワインです(笑)。
宣伝したとするなら誰かな(笑)?
販売者でないことは確か(笑)、断言します。私は例外ですけれど…。
きっと口コミなんでしょうね。
でも、これって真っ当なんでしょうね。
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May 26, 2014 by
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今月5月30、31日のマスキュー店内試飲会のラインナップ決まりました!
今回は南フランスのドメーヌ・バサックの若き当主ルイさんのワインを含めた新入荷ワイン。でも試飲の並びが難しい。当日並びが替わってもお許しを!
30日は17時から20時30分、31日は11時から20時30分まで行いますので、ご都合のよろしい時間にお越しくださいませ。
まずはドメーヌ・バサックの白ワインからです。
◯ソーヴィニヨン・ブラン 2013年 ドメーヌ・バサック 南フランス コート・ド・トングI.G.P.白 750ml 1371円税抜き
ドメーヌ・バサックはラングドックの真ん中ベジェの近郊ピュイサリコンにあります。フォジェールA.O.C.の南側といえば分かりやすいですか。
この地で9代続く老舗のヴィニロン。
ところで、こんなエレガントなソーヴィニヨン・ブランは初めてです。
基本的にはソーヴィニヨン・ブランらしいハーブの香りはしますが、押し付けがましくなく、桃の優しい香りが立ち上ります。
うーん。
全体が出しゃばりませんから、極めてエレガント。
●カベルネ・ソーヴィニヨン 2012年 ドメーヌ・バサック 南フランス コート・ド・トングI.G.P.赤 750ml 1371円税抜き
このカベルネ・ソーヴィニヨンはドメーヌに150年間伝わる木樽で醗酵・熟成したもの。
穏やかでありながら、芯の堅牢さがあり。出しゃばらないが、しっかり存在感がある上質なワインなのです。わりとスパイシーでミネラル感があるることに、あとから気がつくようなワインです(笑)。毎日飲みたい癒し系ワイン。ラングドックでは経験のないスタイルのカベルネ・ソーヴィニヨンです。恣意を感じない良さなのです。
そしてマスキュー定番の『ジュテーム』、以前試飲会で2011年を出しました折り、大好評でした(笑)今回は2012年です!
●『
ジュテーム』2012年 ドメーヌ・バサック 南フランス 赤 コート・デ・トングI.G.P. 750ml 1686円税別
カベルネ・フラン40%、グルナッシュ40%、シラー20%のセパージュ。新樽で10ヶ月の樽熟成されます。
芳醇で濃厚。でも、有りがちな力づくではありません(笑)。新樽を使っているのが解らないほど充実した果実味。赤や黒の果実の織り成す様は見事!明瞭さはこの地域では経験したことがないレベルです。南フランスの今風ワインの到達点と言うべき出来栄えです。
さて、新入荷の難しいロゼワインの登場です(笑)!
◯プチ・メスクラン・ロゼ ドメーヌ・クロ・デ・ムール 2012年 フランス ローヌ V.D.F.750ml 1750円税別
コート・デュ・ローヌ ケランヌ近郊に畑を幾つかもつビオディナミ生産者ドメーヌ・クロ・デ・ムールのロゼ。サンソーとグルナッシュを使用。直接圧搾法で造られます。
このクロ・デ・ムールの所有する畑はアペラシオンをまたぐ形で、しかもこのロゼはそれらの畑の葡萄を混ぜたワインなので、V.D.F. ヴァン・ド・フランスを名乗っています。V.D.F.は広域のワインをブレンドするための法規制。気のきいたI.G.P.を名乗れば良さそうなものですが…。生真面目な信念がきっとあるんでしょうね(笑)。
ワインはたしかに唯我独尊(笑)。簡単に手の内は明かしません。
飲んでみると、まずしっかりした厚みと旨味。でも、ロゼに期待するフレッシュなフルーティーさがない(笑)。
私「旨いには旨いけれど、ロゼっぽくないよね?」
家内「何でかな?深みはあるような気はするけど…。」
マスキュー試飲会、ひさーしぶりのボルドー白ワイン。期待してください(笑)!
◯
シャトー・ド・シャントグリーヴ 2007年 フランス 白 ボルドー グラーブA.C. 750ml 1371円税別スクリュー・キャップ
久しぶりのシャントグリーヴの入荷です。しかもかなり安い(笑)。
このワイン、ソーヴィニヨン・ブラン50%、セミヨン50%のセパージュ。ステンレス・タンクで低温醗酵し、シュール・リーの状態で9ヶ月間の熟成後瓶詰めされます。
基本フレッシュ&フルーティーで厚みがあり、由緒正しい実直なワインとして評価されています。ボルドーでは珍しいお買得白ワインとして有名です。
そして、トリもボルドー。これも、またまたひさーしぶり(笑)。
●
ル・ルレ・ド・デュフォール・ヴィヴァン 2010年 ボルドー 赤 マルゴーA.C.750ml 3000円税別
あまり有名ではありませんが、マルゴー第2級格付けのシャトー・デュフォール・ヴィヴァンのセカンドワインです。
何故2級格付けなのに有名ではないのか?と言うと旨くなかったからです(笑)。
でもですね、2000年代の半ばを過ぎてから、良くなってきました(笑)。
このシャトーはカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いのですが、今一つ凝縮感に欠けるきらいがありました。恐らく排水施設の不備、または収穫量制限の不足が原因かと思っていました。メルロの比率を上げればそれだけでもう少しは良くなるのになぁ。と。
ところが2005年以降良くなってきています。実は2005年を飲んだ時、「良いヴィンテージだから誰が造っても上手くいく(笑)。フロックかな。」なんて思っていました(ごめんなさい)。
ファーストが良くなるとセカンドも良くなるのが、通例。
そんな訳で、いままで隠れて売っていたワインを皆さんにご紹介いたします(笑)。
グラン・ヴァン セカンド最後のお買得ワインなのです。
皆様のご来店お待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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May 23, 2014 by
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昨日、筋金入りのワイン・エキスパート Kさんがおみえになりました。
サンテミリオン・グラン・クリュ試飲会のお話しをしてくださいました(笑)。
一緒に何本かのワインをテイスティングしながら、3人で「あーでもない。こーでもない。」
南アフリカのワインをテイスティングしながら、アフリカワインの話しになりました。
Kさん「マスキューさん。南アフリカのワインはかなり向上しましたよね。」
私「たしかに。でも、まだまだ向上する余地はありそうですよね(笑)。」
Kさん「そーだよね。まだ粗があるよね(笑)。」
家内「昔ほどではありませんが、まだ極端ではありますよね。モロッコほど完成度高くないですよね(笑)。
Kさん「へぇー、モロッコはフランスの旧植民地だから、良いワインを造ってたのかな?」
私「生産量は多くなさそうですが、ワイン造りに適した高地では驚くほど良いワインを造ってますよ(笑)。黒トリュフの香りもしましたよ。」
Kさん「イスラムだけど緩そうだしな(笑)。」
私「あっ!1本残ってる!ただしコルクが切れた不良品ですから、期待しないでくださいね(笑)。」
家内「保存もほぼ野ざらしに近い(笑)。」
私「エルバラカ・ブライベート・リザーブ2002年の残骸(笑)。コルク開くかな?お客さんのところで上手く開かずコルクが2/3切れちゃったんですよね。貫通してるし…。」
そろりそろりとどうにか抜栓成功(笑)。
さて、お味は?
Kさん「シェリー?紹興酒?でも、旨い(笑)。」
私「完全に赤ワインとしての役目は終わってますね。でも、マディラやシェリーのアモンティリアードみたいで美味しい(笑)。」
家内「うーん。時間が経つと、より美味しくなる(笑)。オロロソかな?」
Kさん「これ何に合わせます?」
私「鰻の蒲焼き!」
家内「大根餅、北京ダック、ニョクマムを使った料理なら大丈夫かな?」
Kさん「そうすると食中酒かな?炭酸で割って、食前酒でもいけそう(笑)。」
私「いいですね(笑)。カクテルっぽいのもありかな。」
私「暑い産地ですから、ワイン自体は何十年も熟成には耐えないでしょうが、基本的な造りは良いかと。」
Kさん「もとが悪いと、ただのビネガーにしかならないんだな(笑)。」
酸化熟成恐るべし!
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May 21, 2014 by
weblogland |
来たよ来たよ、来ましたよ!
ドメーヌ・バサックの9代目 ルイさんがマスキューに来ました(笑)!
ルイさん「こんにちは!」私「ハロー!日本語上手ですね(笑)。通訳いらないかな(笑)!」
ルイさん「妻が日本人なので、ちょっとね(笑)。」
私「ところで、ルイさん1989年生まれだとか?」
ルイさん「1988年です。」
私・家内「うちの娘と同じ歳です。ちなみにお父さんはおいくつですか?」
ルイさん「父は数年前に亡くなりました。そのため家業に専念することにしました。えーと、生きていれば58才かな。」
私「私に近い(笑)!こりゃ、大きな息子だ(笑)!」
ルイさん「日本でワインバーをやるつもりで準備していたんですが、父の死でフランスのワイナリーに戻ることにしました。私自身、幼い頃からずっとワイン造りに親しんできたことを捨てることができませんでした。ワイン造りが私のアイデンティティーだと気がつきました。」
ルイさん「お嬢さんは家業を継ぐのですか?」
私・家内「いえいえ。だいぶお酒には親しんでいるようですか(笑)、自営業は嫌なようですよ。嘆かわしい(笑)!」
そんなこんなで小一時間たっぷりお話しさせていただきました。
あー、楽しかった(笑)。
詳細は後ほどまとめてお知らせしますから、しばしお待ちくださいね。
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