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桝久 試飲会リポート 前半

May 01, 2022 by weblogland |


昨日、一昨日とマスキュー試飲会にお越しくださりありがとうございました!
コロナ禍が長く続くなかマスキュー試飲会に参加されるお客様は自然と混む時間を避けるような傾向(笑)。なんとはなしにバラバラとお越しくださるようです。
我々も暇そうで暇ではない。かといって極度に疲れない(笑)。3時間ぶっ通しもなく、間に5分、10分のインターバルがありながらそれが続く感じです。老体の我々には好ましい(笑)。ありがとうございます!

「マスキューさん!今月の試飲会はチョイスが大変なのに6種類も出すんですか?ブログ読みましたよ(笑)。サンプルが全滅?

私「そーなんです(笑)。気になるインポーターさんから月初めに13本、月中に他のインポーターさんから8本。基本悪いワインではないのですが、マスキューの既存のラインナップを押し退けるほどではありませんでした。」
「どうやってチョイスしたのですか?」
私「機会があれば試飲会に使おうと思っていたものが数本(笑)。あとインポーターさんがマスキューの好みを察して持ち回って試飲差せてくれたものが数本ありました(笑)。」
「インポーターさんが試飲サンプルを持ち回ることがあるのですか?」
私「はい。コロナ禍のせいでインポーターさんも試飲会が出来ませんので、細々と数本持参で試飲させてくれたりします。割りと面白いものを持ってきてくれることが多く助かります。」
「なるほど!それって確率高そうですよね
(笑)。セールスマンも気合いが入る(笑)!

私「左様でございます(笑)。」


〇フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2019年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1414円税込み
私「この白ワインはマスキューの大定番でございます。今回ヴィンテージが2017→2019年に変わりとても美味しくなっておりました。そこで再登場となりました。」
家内「基本味わいは変わりませんが、スケール感が増しました(笑)。」
「おっ、花、白い花。それも取って付けたようなものじゃない。中からじんわり湧いてくる(笑)。それがグラスに注ぐと増す
。」
「柔らかで豊か。甘~い白い花(笑)。厚みがとてもある。でも甘い訳ではない。」
「厚みもあるんだけどちょっとフランス・ワインなんかの厚みとは違うんだよね(笑)。粘り?粘りが伴うって言うのかな。

家内「この粘性が東欧ワインの共通項です
。あと割りとスパイシーです。」
「あー!後味、余韻がとても長いのですが
、その余韻にスパイシーさがある(笑)!」
「それにしてもコスト・パフォーマンス高いですよね。とても良いワインですね(笑)。」
「このワイン、カレーに合う(笑)!」
私「時間が経ちますと植物のニュアンスが出てきます。この前の2017年メイクと比べると植物のニュアンスが出るまで時間が少し係るようです。」
家内「このワインを飲みながらアスパラやタケノコの天ぷら食べたい(笑)!」
私「この前ガリを齧りながらこのワインを飲んだらとても合いましたよ(笑)。」
「あー、なるほどね。植物 青臭いようなニュアンスに合うんですね(笑)。中華料理 色々な野菜を炒めるようなものには何でも合いそうですね(笑)。」
家内「胡麻油、サラダ油、あと豚肉の油には鉄板の相性です(笑)。」
「我々日本人にはとても使いやすいワインですね。食事のための白ワイン!」

「先日ニュースを見ていたら今回の戦争がモルドバに拡大しそうですね。」
「モルドバ、ヤバそうですよね。」
私「ラダチーニやアスコニ・ワイナリーはウクライナの避難民の受け入れをしているようです。」
「ワイナリーって広いから格好ですよね。

「そんな避難民を抱えたところに戦禍が及んだら大変なことになる!」
「今モルドバのワイナリーは避難所になっていますからワイン作りどころではないようです。作業出来ないようです。」
「この上ロシアが戦車が畑を蹂躙し、地雷を敷設したりしたら、ワイン産業はまた振り出し 振り出し以前になる。」
私「復興に30年くらいかかります。今あるモルドバのワイナリーはEUからの補助金や資本によって作られており、返済はワインの現物で行われいます。」
「もともとモルドバって農業国で貧しい国。ウクライナのように工業化されていない。ロシア系の住民がいるのが口実で侵攻するなんておかしいよね。ロシア系って言ってもモルドバに住んでるんだから。」
「ロシアって国境の意識が希薄だよね。ロシア語話して国教徒がいればそこはロシアだからねぇ。」



〇ビショッフスクロイツ ゲヴュルツトラミネール 2020年 カール・フォフマン プファルツ Q.b,a. トロッケン 白 750ml 1791円税込み スクリュー・キャップ
私「このワイン、開けたては少しガスっぽい。ガスが若干残ってますが、徐々に消えていきます。SO2の量が少ないのかな(笑)?」
「あぁ、なるほどね。ハチハチしてますね
。でも香りが物凄いから気にならない(笑)。甘~い、香り!」
「厚みもしっかりある。ワインの濃度と香りの分量のバランスが良いですね(笑)。しかも辛口なんだよね(笑)。」
「液体も香りも濃厚(笑)。薔薇の花。薔薇園に行ったみたい(笑)。」
私「川崎の生田緑地にある薔薇園を思い出しました(笑)。あのときは一生分の薔薇の香りを吸い込みました(笑)。」
「ゲヴュルツトラミネール!コレですよねコレ(笑)!」
「店長!アルザスのゲヴュルツトラミネールとは違って重くない(笑)!」
私「残糖分は1リットル中5.9gですからアルザスのものより少ないですね。」
家内「ドイツのプファルツってフランスのアルザスの地続き。より北側です。ワインもアルザスより冷涼な感じがします。」
「そうそう。国が違っても畑が両国の国境をまたいでいるんだよね(笑)。やはり大陸だよね。」
「固定資産税はどっちに払うのかな(笑)?

「このワインは後味にスパイシーさがある
。あと薔薇の花だけではなく茎や葉っぱのグリーンなニュアンスも感じます。」
「コレ、カレーに合うかも(笑)。」
「うんうん。スパイスをたっぷり使った野菜カレーなんか良さそう(笑)。」
「最初に飲んだモルドバの白ワインと同じような食べ合わせのワインですよね(笑)。」
私「おー!さすが!僭越ながら、私もそう思っておりました。」
「と言うことはこのワインもガリをガリガリしながら飲むと美味しい(笑)?」
私「左様で!ガリをガリガリでございます
(笑)。」
「なんか解る(笑)!ガリって甘さもあるから絶対にこのワインに合うよね(笑)。」
家内「青い植物を意識しますね(笑)。」
「アルザスのゲヴュルツトラミネールって高いですよね。最低でも3,000円以上しますよね。ガリをガリガリするには高過ぎる(笑)。」
「ネギとか生姜に合うよね(笑)。」
「う~ん。デイリーなゲヴュルツトラミネールって無いですよね(笑)。ここにあったか(笑)。」
「少なくともアルザスには無い(笑)。」
家内「これもアスパラとタケノコの天ぷらに合わせたい(笑)!」
「後の赤ワインを飲んでからこのワインに戻っても何ら違和感がない。実にしっかりしてますな。かといってくどくないのが秀逸(笑)。」
「マスキューさん!コレもQbaですね。Qbaのドイツワインってカッツやリープフラウミルヒの甘口しかないと思ってましたが(笑)、こうした辛口のしっかりした白ワインがあるのですね。イノヴェーションしてるな(笑)。」
「甘口にはもうこれ以上イノヴェーション出来ないよね(笑)。」
私「ドイツは著名産地が限られてますから
、ちょっと落ちるプファルツやナーエなどで赤ワインや辛口の白ワイン生産に意欲的な生産者が出てきています。」
「モーゼルなんて畑の値段が高そうだし、
所有しているのは長年続く名門ばかりだから離さないよね。」


●シャトー ラランド・モース 2012年 ボルドー フロンサック 赤 750ml 1791円税込み
「おっ、ボルドーですね。マスキューさん最近たまに試飲会でボルドー扱いますよね(笑)。」
私「たまにマスキューでも扱える掘り出し物があります(笑)。まっ、まっ、お試しくださいませ(笑)。」
「店長!コレ旨い!ブーケが堪らないですよ(笑)!」
「ボルドーってこんなに香りが綺麗なんですか(笑)?」
私「セパージュはメルローとカベルネ・ソーヴィニヨン。プラムとラズベリーの香りが漂いますね(笑)。とても状態が良いと思います。」
「え~と。2012年ヴィンテージですか。収穫から10年目かぁ。こうなるのに10年くらいはかかるってことですよね?」
家内「はい。熟成しなくてはこうはなりません。かといって古くさくないのが素晴らしい。」
私「開けたては若干の熟成香がしますが、徐々に消えていきます。そして果実感が全開かな(笑)。全開と言っても品が良いのが特徴ですね(笑)。」
「そう。品が良い!この一語だよね(笑)。余分な香りがない。とても洗練された香りなんだよね(笑)。」
「本格派だよね。熟成してるからタンニンがこなれて渋み感が香りと溶け込んで美しい。」
「樽のニュアンスも全くでしゃばらない(笑)。」
家内「もともと樽に頼らない作り方をしています。コンクリート・タンクと樽半々で1年ほどの熟成を経てから瓶詰めしています。樽もおそらく新樽ではないと思います。」
「樽熟成していないような…、口に当たるタンニンが無いですよね(笑)。」
「基本大人しいスタイルなんだけど、中からジワジワ良さが出てくる(笑)。」
「香りも軽やか。フワフワ漂う(笑)。」
私「折り合いが良くて、香りの重心が高いですよね(笑)。」
「コレがマスキューさん曰くの『折り合いが良い。』『重心が高い。』ってことなんですね(笑)。」
私「言葉で言うだけでは伝わりませんよね
(笑)。こうして一緒にティスティングすると確認出来ますよね。ありがとうございます!」
「マスキュー試飲会はコレが楽しいんだよね(笑)。」
私・家内「ありがとうございます(笑)!」
「マスキューさん、フロンサックってどの辺りですか?右岸ですよね。」
家内「右岸の端っこですか。ポムロールと川を挟んだ隣です。土壌もポムロールに似ており、ポスト・ポムロールとして一時期持て囃されました。」
「ポムロールと言えばペトリュスですね(笑)。」
私「はい(笑)。ペトリュスみたいな濃厚なスタイルを狙った訳です(笑)。土壌も似たような粘土質ですし。でもですね(笑)、
そうは成らなかったようです(笑)。こうしたエレガントなスタイルの方がフロンサックには合う気がします(笑)。ペトリュスみたいな練っとりしたメルローにはならないようです(笑)。」
家内「若い内は練っとり感はありますが、持続しないようです。」
「なるほど(笑)。濃ければ良いという訳でも無いですしね(笑)。」
「私建築の仕事をしています。引き渡しの時に『花嫁を送り出す』気持ちなのですが、それは引き渡し後には劣化することを意味しています(大きな声では言えませんが(笑)。)。このワインは10年経って花嫁になっている。ワインって凄い(笑)!」

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今週末4月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Apr 27, 2022 by weblogland |
今週末4月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

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ふぅー。
いやー、今回はバタバタでした(笑)。取り寄せた20数本のサンプルが全滅でしたからね(笑)。
右端のラダチーニのフェティアスカ・アルバの数がちょっと寂しいですけど、明日追加分が来ますからオッケーです。そういえば今日の夕刊にモルドバで爆発なんて書いてありました。どうやら砲撃らしいのですが詳細は不明。あー!
モルドバにも親ロシア派の地域がありますから、ちょっとの弾みやロシアがちょっかいを出せばすぐに紛争地域となってしまいます。現に非公認の国家をロシアは建ててます。もともとモルドバの中で仲良くやっていたのですし、本来紛争を起こすような土地柄ではない貧しい農業国なのです。本当に止めて欲しい。

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今月4月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップようやく決まりました

Apr 27, 2022 by weblogland |
今月4月29日(金)、30日(土)のマスキュー試飲会のラインナップようやく決まりました!本来29日は休日ですが、休んでいる場合ではないので29、30日の試飲となります。29日は13時~20時、30日は11~20時までのスケジュールとなります。

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まずはモルドバのラダチーニの白。今ウクライナの避難民を受け入れ大活躍。ワイン生産どころではない状態なのですが
2019年ヴィンテージがすこぶる美味しい

よって皆様とその良さを共有しましょう!
〇フィオーリ フェテアスカ・アルバ 2019年 ラダチーニ モルドヴァ 白 750ml 1414円税込み
ところでモルドヴァの位置ですが、東欧ルーマニアとウクライナの間の小国。面積は日本の1/10ほど。緯度はボルドーより少し高いほど、気候はブルゴーニュに似ているとか。土壌は大穀倉地帯ウクライナの黒土と同じ沖積土、水はけは良さそうです。

歴史的に見ても、ヨーロッパ系葡萄 ヴィニフェラの原産地にあたる黒海沿岸周辺ですから、産地としてのポテンシャルは折り紙つき。かつてフランス人入植者を受け入れた経緯から植えられる葡萄は正銘のヴィニフェラが占めており、ソ連邦への一大ワイン供給地でした。最盛期はソ連邦の全ワイン需要の1/5を供給していました。ゴルバチョフによるアルコール禁止令以前は全国土の10%が葡萄畑であったそうです(笑)。
そしてソ連邦の崩壊後に産業としての葡萄栽培は自由を得たようです。ただし作付け面積はかつての半分以下になったようです。
また、民族はルーマニア人が多いようですが、軍事的に中立国のままEU加盟を目指しているようです。複雑な地政学的な立地が影響しているようですね。
そんなこんなでEUのワイン法に沿った原産地表示保護制度作り、90年代後半にはモルドバのワイン産業は欧州投資銀行から数百万ユーロの投資を受けた他、ロシアやイタリア等からもかなりの額の投資がありました。
このラダチーニ・ワインズはまさにこれ(笑)。
1998年に設立したアルバストレレ・ワインズ。外資の支援を受け設備やワイン造りの近代化を成しました。コドゥル、ステファン・ヴォーダ、バルル・ルイ・トライアンの地理的表示保護制度を受ける中心的なワイン産地に1000ヘクタールもの自社畑をもち、20箇所を越える醸造場を備えます。いきなりこんな会社が出来ちゃいますから、元々のワイン産業の規模が想像出来ますね(笑)。ソ連時代の巨大農場の名残でもありますね。
このラダチーニ・ワインズはその1ブランドのようです。

これはいわゆるラダチーニ・ブランドの中級ブランド『フィオーリ』の白。ステファン・ヴォーダ地区で栽培されたモルドヴァの地場品種フェテアスカ・アルバ
100%で造られてます。温度管理されたステンレス・タンクで発酵後約3ヶ月熟成されてから瓶詰め。
ルーマニアを中心に東欧で広く栽培されるフェテアスカ・アルバは通例マスカット種に似た味わい。フレッシュ&フルーティーが身上。ルーマニアのドイツ向けのラベルには「乙女の葡萄」と書かれるとか。蛇足ながら赤の変種フェテアスカ・バベヤスカは「祖母の葡萄」だそうな(笑)。このワインはどちらかと言えばグリューナー・ヴェリトリーナに似たスタイルかな(笑)。フレッシュで上品な滑らかさは上等な証。乙女というより熟女(笑)?東欧の白ワインに共通の白胡椒の香りが肉厚な果汁に深みを与えています。心地良いアプリコットやグレープフルーツなどの柑橘類、白や黄色の花のニュアンス。合わせる料理は豚肉であり、バターやオリーブオイルではなく穀物系の油を使った料理とは相性がとても良い。中華料理や和食にはバ
ッチリです(笑)。
しかも赤同様コスト・パフォーマンスが抜群に良い!嬉しくて困ってしまいます(笑)。

〇ビショッフスクロイツ ゲヴュルツトラミネール 2020年 カール・フォフマン プファルツ Q.b,a. トロッケン 白 750ml 1791円税込み スクリュー・キャップ
ドイツ プファルツのジュートリッヒェ・ヴァインシュトラーセ村に1995年に設立された家族経営のワイナリー カール・フォフマン。約100ヘクタール(所有するのは85ヘクタール、他は緊密な関係の栽培農家)の畑から多種類のワインを作っています。(リースリングやグラウブルグンダー=ピノ・グリなど。)きっと昔は安い甘口ワインを作っていたんだろうな(笑)。
今回はビショッフスクロイツ村の畑のゲヴュルツトラミネールの辛口です!
最近アルザスのゲヴュルツトラミネールがとても高い。しかもちょっと食事するには重い。そんなこんなで正銘のゲヴュルツトラミネールの辛口を探していました(笑)。灯台元暗し(笑)。まさか本元のドイツにあったとは…。香りはライチや薔薇、パッションフルーツ。舌に心地好い重さと粘性。長くて綺麗な余韻にはハニーさとスパイスが溶け込んでいます。残糖分は1L中5.9gほど、酸とのバランスによりとてもドライに感じます。しっかり酸を感じます。醸造・発酵時の温度管理はかなりしっかりやっている味わいですが、やはりアルザスより冷涼なためこんなスタイルのゲヴュルツトラミネールが出来るようですね(笑)。個性が強いゲヴュルツトラミネールなのですが、サラダや中華 豚肉料理やエスニックな味付けのものなど合わせる
料理は幅広し(笑)。有りそうでないとてもユースフルなものです(笑)。プファルツのゲヴュルツトラミネールにはテロワールのアドバンテージがあるように感じます。

とても久しぶりのドイツ・ワイン入荷なので表記や地図を忘れており(笑)、とても大変でした(笑)。ドイツの場合銘醸地が限られ、新たなものがなかなか生まれ難い。そんな中プファルツなどは一段格の低い安いワインの産地として冷遇されていましたが、ようやくオリジナリティのあるちゃんとしたワインが出てきたととても頼もしく思っております(笑)。温暖化の恩恵もあるとは思いますが、今までの殻を破る今後目を離せないワイナリーなのです。

●シャトー ラランド・モース 2012年 ボルドー フロンサック 赤 750ml 1791円税込み
とても良質なフロンサックのワインです(笑)!一時期ポスト・ポムロールとしてもてはやされたフロンサックですが、それは先走り。ポムロールのようなねっとりしたメルローを作ることに競争しましたが、どうやらそれは算盤勘定が先行してしまっていたようです(笑)。個人的にはこうしたエレガントなスタイルのワインが作れるポテンシャルの高さに注目すべきと解らせてくれたワインです。しかもデイリーでリーズナブルな価格にはとても嬉しい(笑)。フロンサックってとても良いアペラシオンだと気づきました。気づくのが遅いかな(笑)。フロンサックのメルローってこうあるべきなのですね。ちょっとワインのことが解ったような気にさせてくれます(笑)。

瓶詰めされてから8年ほど経っていますが
とても明瞭な果実味、全体のまとまりの良さは高品質の証。しっかり熟成を感じるのですが、古さもなく真っ直ぐな衒いのない様は本来的な良さの現れ。腐葉土や黒トリュフのニュアンスはあるのですが、プラムやラズベリーの果実味が軽やかに立ち上ぼります。重心の高さが特徴的。この点ポムロールとは違います。
また、無理な化粧をしないことの意味を実感させてくれます。それと同時にフロンサックらしさを知らしめてくれました。

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以下インポーターさん資料より

シャトー ラランド モースは、同じくフロンサックにシャトー クロ デュ ロワを所有するエルムエ家が2000年に購入し、2001から2003年に植え替えが行われました。ボルドー市内から北東へ35kmのサイアン村に位置しています。葡萄畑は"べレール"と呼ばれる台地にあり、土壌は砂質粘土、そして粘土を多く含む粘土石灰質、栽植密度は1ha当たり5,000本から6,000本です。発酵は温度コントロールされたステンレスタンクで行い、熟成は全体の50%バリック、50%ステンレスタンクで12ヶ月行います。土壌の大部分は砂質粘土のため、力強さというより繊細でエレガントなスタイルのワインが出来ます。しなやかでバランスがとれており、熟成による複雑さ、洗練された要素が感じられます。

●ラングドック 2016年 トラディシオン ドメーヌ・ル・ヌーヴォー・モンド フランス ラングドックA.C. 赤 750ml 1885円税込み
南フランス ナルボンヌ市の東ヴァンドル・プラージュ村で1976年から続くドメーヌ・ル・ヌーヴォー・モンド。21ヘクタールの畑は長く自然農法を実施しており、2020年にエコセールを取得。土地をワインを愛する3代目オーナーのアンヌ・ローヌさんは、『ワインは飲み頃になってからリリースする。』というポリシーを貫いています。このトラディシオン2016年はまさにそれ。今や、とても良い状態に入ったところ。濃く凝縮して濃厚、ねっとりした舌触りですが、それは誇張、強調、ましてや無理やりなものではありません。とても自然でエレガント。一本筋の取った正統派のラングドックの赤。抜栓直後はやや甘さが勝っていますが、赤い果実、乾燥イチヂク、スパイス、森の香り。酸、タンニンの質感が増すめくるめく様に陶酔して
しまいます
。じっくり時間をかけて楽しみたい赤ワインです。個人的にはカスレを食べながら飲みたいワインですね(笑)。甘いソースやタレにはとてもフレンドリーなワインかと。
このワイン、セパージュはシラー60%、グルナッシュ30%、ムールヴェドル10%
。セメントタンクと樽で2年熟成後、無濾過、ノン・フィルターで瓶詰めしたもの
。記憶を辿るとちょっと似たワインがあります。コルビエールのシャトー・ラ・バスティード 2015年 ギレム・ギュラン です。ホームページのアーカイブで調べるとセパージュ、作り方はほぼ同じ
。どうやら味わいの記憶は正しかったようです(笑)。昨日の晩御飯の献立は覚えていませんが、ことワインのことは覚えている不思議(笑)。

あと特にこのワインのスペックで驚きはアルコール分が15.1%あること。
とてもそんなに高いとは思えないし、それでいて全体の折り合いがちゃんと取れていることは信じられません。かなりの実力者でございます(笑)。

●パンノンハルミ トリコッシュ レッド 2020年 パンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセト ハンガリー  赤 ノーザン・トランスダニュービア地方 パンノンハルマ地区 750ml 2150円税込みスクリュー・キャップ
このワインはマスキューの定番アイテムなのですが、2020年ヴィンテージの出来映えが素晴らしく、是非皆さんとその良さを共有したい!ということで今回試飲会に出させていただきます(笑)。

パンノンハルマは限定された葡萄栽培地区 1996年に世界遺産になったベネディクト派の大修道院が有名です。この葡萄園も修道院に付随する生産の場。共産主義政権が倒れてから復活しました。2000年からハンガリー国営銀行が後押しすることで復活に加速度がつきました。永続する祈り、生産、学びの場として復活させる民族的な遺産・資産なのです。

そんな訳でワイナリー名はパンノンハルミ・アバーチャーギ・ビンツェーセトは『パンノンハルミ大修道院付属ワイナリー』の意味のようです。

個人的にはここで造られるオラズリースリングが大好きなのですが(笑)、これは赤。白しか作っていないと思っていました。赤も生産していたのですね(笑)。でもですね、セパージュはピノ・ノワール40%、メルロー40%、カベルネ・フラン20%。聞いて倒れそうになりました(笑)。この組み合わせどう考えてもミス・マッチ(笑)。セオリー無視です(笑)。コンセプトが『世界中から巡礼に訪れる信者に親しみをもってもらうため国際品種を使う。』そのコンセプトは解りますが何も…(笑)。
ところが飲んでビックリ!美味しいのです。高貴とは言えませんがフレンドリー。タンニンはあくまでも滑らか。誰が飲んでも美味しいと言う出来映えです(笑)。赤ワインが苦手のワイン初心者から何十年もワインを飲み続けた強者も美味しく感じます(笑)。これってありそうでない!確かにセパージュ由来の果実味がはっきりと伝わってきます。プラム、ベリー、チェリー、ストロベリーなどの果実味がたっぷり。ハンガリー・オークの228L樽で6ヶ月熟成させた効用か、腐葉土やトリュフや杉、森などを連想させるニュアンスとたっぷりの果実味とのハーモニーは美しく、しかもそれが艶やかで優しく深みがある。飲み手を癒し心酔させてくれます。抜栓後時間が経つとガメイっぽくなりますが、ワイン自体がしっかりしていますから崩れ
ません。基本秀逸なのです。アルコール分が14.5%とかなり高いのですが、それを感じさせません。酸とエキス分、タンニンの多さで折り合いをつけていますね(笑)。
ワインの乾燥抽出物が残糖分を除くと26,7g/Lと驚くほど高い数値所以かと。
この乾燥抽出物量とは1リットルのワインを乾燥させたあとに残る物の重量。アルコール以外のエキス分。このワインは残糖分が3.5g/Lありますから、トータル乾燥抽出物は30.2g/L。例えば3,000円くらいの濃いプリミィティーボがトータルで28gほど、ただし残糖分が8gくらいはありますからそれを差し引くとこのワインの濃さが解ろうと言うものでございます(笑)。グレート・ワインと遜色無い良い造りのワインなのです。
今まで私はドライ・エキストラクト(乾燥抽出物)についてはブログで触れたことがありません。これはインポーターさんの分析表の記載事項なので、表に出さないのがルールと思っておりました。実際に見せてくれないインポーターさんもおります(笑)。単に私の個人的なお勉強としてインポーターさんに分析表を覗かせてもらっています(笑)。テイスティングの精度が上がるんですよね(笑)。
ところがこのトリコッシュのラベルにははっきりと記載されております。それ故その説明をするのは私の仕事と考え、今回初めて触れさせていただきました。
自信の現れであり、であるからこそ記載する。そういう時代になってきたようです。ハレルヤ パンノンハルミ大修道院!


すごく美味しくなりました。きっともっと美味しくなるはず!
●サヴィニ・レ・ボーヌ2017年 ドメーヌ・ルシアン・ジャコブ フランス ブルゴーニュ 赤 750ml 4980円税込み

2022年4月
扱い当初はまだ若く、サヴィニらしいヴァイタルな力溢れるスタイル。はやく飲めるように作ってはいますが、まだまだでした(笑)が、今とても良い方向に成長していることを確認出来ました。
若い時の酸味が、柔らかさと厚みが増したボディーとハーモニーを取る方向。液体の香りタンニンは織り成すようで、しかもリキュールのような凝縮感が窺えました。
完全に熟成した様が想像つきます(笑)。
昔飲んだビーズやルモワスネと共通のサヴィニ・レ・ボーヌ味になるかな(笑)。
まあ、そうなるにはもう少し時間はかかると思いますが!余裕のある方はセラーにとっておいて2027年に楽しむことをオススメします(笑)。そこでさらに寝かせるか飲みきるか判断していただきたく存じます。
2017年ヴィンテージのブルゴーニュは良いですね(笑)。

------------------
以前の記述

美味しいブルゴーニュってどんな味?

軽やかで薔薇の香りがする。基本香りのワイン。そしてサヴィニ・レ・ボーヌだとビビッドで活力がある!もちろん旨い!

真正のブルゴーニュって、本などでこんな風に書かれていますが(笑)。探すとあまり無い(笑)。あってもとても高価。
なんか絵に書いた餅みたいな話になってきています(笑)。

そんな昨今見つけました(笑)!

基本今風ではありますが、1級並みのワインかと。もちろん味わいは、軽やかでビビッドで活力があり、旨い(笑)。
香り、香り命なのです(笑)!
欲を言えば、もう少し凝縮感があればトップ・スターになれると思うのですが…
。畑の植樹率をもう少し上げるか、1本の葡萄樹の収量をもう少しだけ落とせば、トップ・スター間違いなし!
そうなれる資質は十分あると思います
し、期待できる生産者だと確信しております。まあ、そうなったら手が届かなくなるかな(笑)?

あとこのドメーヌで作るクレーム・ド・カシス めちゃくちゃ美味しい(笑)。これも私の評価が高い一因でございます(笑)。

以上6本。
今回久しぶりの6本(笑)。しかもトリは美味しい美味しいブルゴーニュのピノ・ノワール(笑)。思いきりました(笑)!
試飲会は相変わらずのH.K.S.15ですから
1本の試飲は2分半(笑)。
最初の5本を10分で済ませ、最後のピノ・ノワールに5分費やすのも可でございます(笑)。

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マスキューさん!今月の試飲会はどうするの?

Apr 25, 2022 by weblogland |
「マスキューさん!今月の試飲会はどうするの?」
私「やります。やります!29日の昭和の日
が金曜日ですが、店を開けて29、30日と試飲会をします。」
「マスキューさんは祝日休みだから22、23日でもうやっちゃったのかと思いましたよ(笑)。」
私「スミマセン。月末の最終金、土曜日ですから29、30日となります。」
「でも週末は天気悪そうだよね。」
私「29日(金)は祝日なのでいつもより早め13時から始める予定です。夕方から始めても無意味ですからね(笑)。雨の降っていない時間を見計らって来てくださいね(笑)。」
「そりゃそうだ(笑)!みんな休みだもんね。じゃあお昼ご飯食べてから来ようかな(笑)。」
私「お待ち申し上げます(笑)!」

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今日さらにサンプルの試飲をしていました(笑)。

Apr 22, 2022 by weblogland |
う~ん。
今日さらにサンプルの試飲をしていました(笑)。
来週の週末まであと1週間なのにですよ(笑)!
当然のように呼び出されたマスキューのテイスターのKさん。ご迷惑お許しを!
私「今回のサンプルどうでした?基本悪いワインではないのですが…。」
Kさん「値段も安いし悪くはないですよね
。う~ん。」
家内「それなりと言えばそれなりかな(笑)。」
Kさん「おっ!コレは美味しい!っていうインパクトがないですよね(笑)。」
私「そーなんですよ(笑)。これは!っていうワインならこの場で即決しますもんね(笑)。」
家内「何をおいてもこのワインを試飲会に出したい!この衝動がない(笑)。」

そんなこんなでまたまた轟沈(笑)。笑ってる場合ではありませんが、ダメなものはダメ(笑)。こんな時の切り替えが早いのもマスキューの技。引き出しからゴソゴソと引っ張り出すのもお手のものかな(笑)?

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今月末のマスキュー試飲会のラインナップまだ決まっていません。

Apr 21, 2022 by weblogland |
う~ん。
もう少し!
今月末のマスキュー試飲会のラインナップまだ決まっていません。というよりはもうちょい(笑)。粘着質のマスキューらしく(笑)、「まだ何か良いワインがあるはず!」
月初に取り寄せた13本のサンプルの不発がここに来て効いてます(笑)。
やはりわざわざご来店してくださるお客様にはまず『あっ!コレ美味しい。』と思っていただきそのあと『安いわね(笑)。』とトドメを刺せなければマスキューの負け(笑)。
寝技・ゲリラ戦はマスキューの得意とするジャンル(笑)。もう少しです!

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ロシアのウクライナ侵攻が起きてから元気が出ません。

Apr 20, 2022 by weblogland |
う~ん。
ロシアのウクライナ侵攻が起きてから元気が出ません。
ワインが喉を通らないことはありませんし、飲む量も変わらないのですが、マインドが冷えきってしまいました。
一生懸命ワインを売っていて良いのか?という気になります。寄付とかしただけでは気持ちがおさまりません。かといって出来ることは?
今やマリウッポで大攻撃が行われるようです。核や化学兵器の使用も取り沙汰されてます。悪い方悪い方に考えてしまいます。戦禍の泥沼ははまって行きそうで…。言葉を失います。

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昨日は久しぶりに古い友人達と飲み会(笑)。

Apr 19, 2022 by weblogland |
昨日は久しぶりに古い友人達と飲み会(笑)。かれこれ40年以上前の友達の集まり。同級生達というよりは、近所の青少年会館の自習室で仲良くなった友達です。何とはなくずるずる続いたお友達ですから、相性の良い仲間なんですね(笑)。皆、親を送ったり最後の介護をしているような共通の境遇。何年ぶりかでたまに会っても違和感はなく(見た目は変わりましたが)、近況報告を楽しみました。この近況報告を楽しむことがキーワードの仲間(笑)。なかなかそんな気の置けない友人は少ない。わざわざ自分のことを人様に話すのは憚られる分別ある歳ですからね(笑)。これから先は友達も減る一方ですから、ある友達は大事にしたいところです(笑)。

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サヴィニ・レ・ボーヌ2017年 ドメーヌ・ルシアン・ジャコブ

Apr 18, 2022 by weblogland |
皆さん!
このワイン覚えてますか(笑)?

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サヴィニ・レ・ボーヌ2017年 ドメーヌ・ルシアン・ジャコブ
以前からの扱いのものなのですが、実は先週飲みました(笑)。インポーターさんが持参してくださいまして試飲。ラッキーでした。
扱い当初はまだ若く、サヴィニらしいヴァイタルな力溢れるスタイル。はやく飲めるように作ってはいますが、まだまだでした(笑)が、今とても良い方向に成長していることを確認出来ました。
若い時の酸味が、柔らかさと厚みが増したボディーとハーモニーを取る方向。液体の香りタンニンは織り成すようで、しかもリキュールのような凝縮感が窺えました。
完全に熟成した様が想像つきます(笑)。
昔飲んだビーズやルモワスネと共通のサヴィニ・レ・ボーヌ味になるかな(笑)。
まあ、そうなるにはもう少し時間はかかると思いますが!余裕のある方はセラーにとっておいて2027年に楽しむことをオススメします(笑)。そこでさらに寝かせるか飲みきるか判断していただきたく存じます。
2017年ヴィンテージのブルゴーニュは良いですね(笑)。

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ナパのワインを仕入れちゃいました(笑)

Apr 15, 2022 by weblogland |
ナパのワインを仕入れちゃいました(笑)。

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もちろんお客様からのご要望ですから、『ナパのワインは高いから仕入れるのはイヤ。』なんて口が裂けても言いません(笑)。
まあ、もともとマスキューには不釣り合いな高級品なのですが(笑)、ワインには罪はない。それなりのコストがかかったワインですね。カベルネ・ソーヴィニヨンがメインのナパなのですが、ダックホーンはメルローやブレンドしたスタイルのワインの比率が高いところ好感が持てます。個人的にはダックホーンはメルローを取るかな?冷静に考えるとボルドーのグラン・ヴァンよりは安いかも?
う~ん。
ワイン相対性理論(笑)?

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安心安全を優先。

Apr 14, 2022 by weblogland |
昨日とうって変わって今日は寒いですね。寒暖差が20℃もあるようです。
今まで寒暖差が大きくても10℃位でしたよね。20℃を越える寒暖差はヨーロッパの大陸性気候レベルです。常々ヨーロッパの寒暖差の大きさに『我々には生活が大変な気候』と他人事でしたが(笑)、いよいよ日本もそうなってきたの感。『年寄りや病人には辛い気候』なんて言ってましたが、思い起こすと老人ホームは常に空調を回して室温を保つようにしていることを思い出しました。大事なことなんですね。もっとも入居してる本人は季節感が無くなるようですが(笑)。まあ、安心安全を優先。

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ヴァン・コントローレ カベルネ・ソーヴィニヨン

Apr 13, 2022 by weblogland |
ふふふ(笑)。
ようやく再入荷しました!

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ヴァン・コントローレ カベルネ・ソーヴィニヨン 2014年 ドメーヌ・ド・フォンデュース 赤 です。
犬ラベルの南フランス・ラングドックの赤ワインです。しかも以前と同じ2014年ヴィンテージ!さらにお値段も同じという良心的な提供です(笑)。
あー、良かった!
最近輸入の遅れでラインナップ・ワインが心細かったのでちょっとホッとしました。無くなったら同じ価格帯のワインを新しく入れれば良いだけのことなのですが、『そうはマスキューはおろさない』(笑)。特に新しく入荷させるワインは皆さんの心に届く必要がありますから、チョイスのハードルは高い(笑)。
好き勝手にワインを売ってますが(笑)、買っていただけるように選ばないといけません。生業なのでございます(笑)。まあ、天職なので苦ではありません(笑)。

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やはりワクチン効くようですね。

Apr 12, 2022 by weblogland |
昨日はコロナワクチン3回目接種。副反応ちょっと辛かった(笑)。やはり熱が出ますね。まあ、熱といっても37度ちょっとくらいかな。私は割りと熱には強い方で39度くらいまでは耐えられます。ですから耐えられないレベルの高熱ではありませんでしたが、副反応以外で熱を出した記憶がないほどですから発熱は久しぶり。それゆえちょっと辛かったでした(笑)
。まあ、夜はいつも通りワイン飲んでましたから大したことはないですね(笑)。
それから肩の痛さが二度目の接種時以上ですね。重いものを持つのがしんどい。
でもですね、高齢の方はコロナになってもワクチン接種をしていれば重症化しませんから、ハイリスクグループの方は打っておいた方が良いですね。もちろん我々も含めて(笑)。親戚のお年寄りがオミクロンになりましたが、大禍なく回復しました。やはりワクチン効くようですね。

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3回目のコロナワクチン接種済みましたか?

Apr 10, 2022 by weblogland |
皆さん!
3回目のコロナワクチン接種済みましたか?
我が家では家内が先週の土曜日に3回目の接種完了。私は明日の月曜日に3回目です
。日頃お世話になっている近所のクリニックですから予約も簡単。接種前から「接種券届いたら連絡してくださいね」の言葉通りでした(笑)。でも3回目はモデルナのワクチンとなりました。ファイザー+ファイザー+モデルナのパターンです。
先生曰く「このパターンは効くみたいですよ。」
家内曰く「確かに打ったあと効いている気がする。」
私「副反応が出ると効いてるらしいよ(笑)。」
家内「ちょっと腫れて痛いから効いてる気がする。」
私「二回目で熱が出たから、今回も熱が出るのかな?全く問題ないと逆に効いてない気がするからなぁ(笑)。」
家内「まあ、取り敢えず3回目完了!これが打つ意味(笑)?」

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まさかの展開でございました

Apr 10, 2022 by weblogland |
う~ん。
昨日、今日と取り寄せたサンプルの試飲をしてましたが、どうやら全滅(笑)。
決して悪いワインではないのですが、見合いませんでした。2000円弱ほどで売れる価格帯のワイン13本。まさか1本も当たらないとは!1,000円以下の美味しいワインを探すのは至難の技ですが、2000円くらいまでゾーンを広げたので1~2本は当たるだろうとたかを括っていました。
まさか、まさかの展開でございました。トホホ(笑)。
まあ、こんなこともある!でもですねサンプルと言っても只ではない。ちょっとショックだなぁ。
さあ、次、次!

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ダニエル・ショタールのサンセール2019年を飲みました

Apr 09, 2022 by weblogland |
昨晩は予定通りダニエル・ショタールのサンセール2019年を飲みました(笑)。
飲みながらテレビを観ていると音楽番組。スーパーフライが出てました。特に家内はスーパーフライの大ファン。
家内「スーパーフライって聞いてると泣けてくるんだよね。どこまでも伸びやかで、歌詞に励まされる(笑)。」
私「うんうん。ところでこのサンセールってスーパーフライみたいだよね(笑)。」
家内「そう!」
私「歌とワインのマリアージュだぁ(笑)。
どこまでも明るく伸びやか。空を飛ぶような気になるよね(笑)。」
家内「だからスーパーフライ(笑)。このサンセールもスーパーフライかな(笑)?」
私「やはりダニエル・ショタールのサンセールでなきゃスーパーフライにはなれない(笑)。」
家内「ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランじゃないんだよね。解るかな(笑)?」
私「深みがあるんだよね。スーパーフライの突き抜け方って単に突き抜けるだけじゃなくて、歌詞の内容が伴ってるよね。
そしてそれが一体どこまで届くのだろうか。限界が見えないよね(笑)。」
家内「ただ元気なだけじゃない。コレなんだよねコレ(笑)。」

勝手に盛り上がる夫婦でございます(笑)。

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コレならオッケー!

Apr 08, 2022 by weblogland |
今日は暖かで過ごしやすかったですね(笑)。こんな陽気に誘われてサンセールが無性に飲みたくなりました(笑)。

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サンセールと言ってもコテコテのトロトロなゴージャスなものではなく(笑)、抜けがよく、フルーティーさが品良く突き抜けるものを所望したい(笑)。
ブルゴーニュ同様に価格が上昇気味のサンセールにあって3,000円くらいで堪能できるものは稀。ちょっと有名どころだと5,000円くらいしちゃいます。私の飲みたいサンセールはせいぜい3,000円そこそこが希望(笑)。
う~ん。
そんなの無いかな?
(とてもわざとらしい誘導なのですがお許しを!)
コレ!
コレならオッケー!
ダニエル・ショタールのサンセール2019年です。このワイン先月サンプルを取り寄せて飲んだおり、扱いを速攻で決めたもの。ただ本格的に売り出すにはもう少し暖かくなるのを待つべし!
そんなこんなでようやくマスキューのカウンター上に並びました(笑)。良いワインですからコソコソ売っても売れると思うのですが(笑)。
今晩飲もう(笑)!

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ヴィラ・ヤンボル マスカット 2020年 

Apr 07, 2022 by weblogland |
こ最近のマスキューではコレが売れています。

ヴィラ・ヤンボル マスカット 2020年 ブルガリア 白 トラキアン・ヴァレー  750ml 770円税込み

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もちろん破格の値段ですからそれも一因なのですが、以外とお年寄りや糖尿病の方がリピートしてくださいます。
「これ辛口で飲みやすいんだよね。飲んでも血糖値上がらないからついつい飲みすぎる(笑)。」
私「ありがとうございます。ドイツでは糖尿病患者用ワインとしてガンツ・トロッケンというワインがありますが、あまり美味しくない(笑)。このワインは残糖分が1リットルあたり1.9gほどですから1本飲んでも1gです。それでいて香りが華やかでフルーティーフローラル。」
「飲んでいて違和感がないのもイイんだよね。このワイン、ずっとある?」
私「スポットなので在庫限りですが、インポーターにまだあるか問い合わせてみますね(笑)。」

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アスコニ・ワイナリーが取り上げられていました!

Apr 05, 2022 by weblogland |
ウクライナのロシア侵攻が連日報道されています。テレビのニュースを見るたびに心が痛い。先日ウクライナの避難民の方々がお隣のモルドバに避難してると報道。建物が広いワイナリーに避難する映像が流れました。
そこでアスコニ・ワイナリーが取り上げられていました!
う~ん
ラダチーニも同様なのでしょうね。
とても戦禍を身近に感じました。取り敢えずできることをしなくては!

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完成された旨さ、上品さ!

Apr 01, 2022 by weblogland |
頂き物の話で恐縮ですが、実は先日茅ヶ崎のMさんからチョコレートいただきました。もちろんバレンタインデーとは関係ありません(笑)。

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なんでもスペインのチョコでいちじくをチョコでコーティングしてあるとか。赤ワインに合うとのこと。美味しいものに敏感なセンサーを持っておられるMさんですから、間違いはないはず(笑)!
ラビトス・ロワイヤルと包装紙に書いてあったので、まずはインターネットで検索(笑)。
『この魅力的なチョコが生まれたのは、スペインの小さな村の、名もない一組の夫婦から。 ドライいちじくにブランデー風味のトリュフフィリングを詰め込み、1個ずつチョコレートでまるごとくるみました。 三つの層が織りなす食感と優雅な味わい。贅を凝らした逸品、オトナ心を満足させる魅惑的なスイーツです。』
では、では、早速いただくと
う~ん。

完成された旨さ、上品さ!
これはスペイン・ワインだとリオハ辺りの完成されたスタイルのワイン、もしくはボルドーのグラン・ヴァンにぴったり(笑)。
完全に高級ワインに合わせることを念頭に作られてますね(笑)。たまに魔が差してグラン・ヴァンを飲みたくなった時にオススメでございます(笑)。
また、引き出しが増えました(笑)。ありがとうございましたMさん!

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ヴィラ・ヤンボル マスカット 2020年 ブルガリア 白 トラキアン・ヴァレー  750ml 770円税込み

Mar 31, 2022 by weblogland |
今、マスキューの特売棚にはコレがこっそり売られています。

ヴィラ・ヤンボル マスカット 2020年 ブルガリア 白 トラキアン・ヴァレー  750ml 770円税込み

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このワイン、先月のマスキュー試飲会に登場してご好評いただいたもの。でもですね、インポーターさんのラインナップから外れることになり急遽特別価格となりました。
まずラインナップから外されて『えー!』、そして特売価格となって『えー!』。試飲会で使って1ヶ月もたたないのに輸入中止特売品になるとは。トホホでございます。
こうなったら、毒食わば皿まで。インポーターさんの在庫が尽きるまで特売価格を続けます!
770円税込は安い!はず。

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桝久 試飲会リポート 後半

Mar 28, 2022 by weblogland |
〇ティモラッソ 2020年 カッシーナ・イ・カルピーニ イタリア ピエモンテ 白 コッリ・トルトネージ・ティモラッソD.O.C.750ml 2121円税込み
「マスキューさん!ロゼの後に白ですか?
意図を感じますよ(笑)。」
私「完全に読まれてますね(笑)。まっ、まっ、お試しあれ!」
「おっ!う~ん。イタリアの良い白ワイン
(笑)。北イタリアらしい。」
「『ティモラッソ』なんて知りませんでしたよ(笑)。イタリアって品種が多い上にそれぞれが特徴的ですよね(笑)。」
「力強さとエレガントさ。その上ユニーク
(笑)。」
「深くて優しい。ハーブのニュアンスたっぷり(笑)。高級。」
「植物っぽいですよね。薬草だったり甘草
だったり、木の実。白い花。複雑だよなぁ(笑)。」
家内「コレ飲みながらいただいたナッツ食べるとマリアージュしますね(笑)。美味しい!」
「桃や梨の香りは味わいと一致してるし、燻製チーズには絶対に合う(笑)。」
「ハードタイプのスモークしたチーズだな
。」
「ワインに豆っぽさもあるから、ナッツ類には合うはずですよ(笑)。実際に美味しい(笑)。」
「うんうん。これはイイ(笑)!相性バッチ・グー(笑)。古いかな(笑)。」
「桃やスモモの果実がしっかり。そして可憐でもある。マスキューさんが高貴と言うのも頷けますね(笑)。」
「桃も完熟した甘い桃じゃなくて、まだ少し青さが残ってる感じ。」
私「その青さがメロンっぽくもあるんですよね。」
「このままワイン、アルコール分はいかほどですか?」
家内「なんと14%あります。」
「そんなにあるんですか?もっと低いと思いましたよ(笑)。」
私「きっと晩熟性の品種だと思います。折り合いが良いですよね。」
「アルコール分が14%もあるのにアルコールを感じないのは何故ですか?」
家内「酸やエキス分がしっかり入っているのでバランスが取れているのだと思います。」
「良くワイン雑誌等で『高度なバランス』って誉め言葉で書かれてますが、コレがそれ?」
私「左様かと(笑)。旨味と香りでバランスを取っているようなスタイルかな。ガヴィのD.O.C.G.ガヴィ・デ・ガヴィに似てますよね。」
家内「古い(笑)!今はガヴィにコミューンの名前を付けたのがDOCGです。ガヴィ・デ・ガヴィとは言いませんよ(笑)。」
私「失礼いたしました!この『ティモラッソ』はD.O.C.G.のガヴィのコルテーゼ種にちょっと似てますよね。」


●ル・カブ・デ・ザコリット 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ 赤 750ml 2980円税込み
私「ドメーヌ・デ・ザコルは、ニュイ・サン・ジョルジュ(ブルゴーニュ)のドメーヌ・ド・ラルロで天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュと、妻のフロランスが始めたドメーヌです。」
家内「ローヌの全く無名なワイン産地なんですよ(笑)。」
「う~ん。このワイン、口に入れて飲み込む時の甘さが高級ですな(笑)。」
「雑味がない!」
「葡萄本来の旨さがそのまま伝わってくる
。」
「甘くてジューシーでいかにも南フランス
。でも引き締まっている。酸とかタンニンが磨かれているよね(笑)。マスキューさん曰くのピノ・ノワール的って理解出来ましたよ(笑)。」
「飲み応えと飲みやすさが両立してる(笑)。」
「芯がしっかりしてるからまだまだ持ちそうですね(笑)。あと10年くらい経ってから飲んでみたいワインですね。」
私「南フランスにありがちな除梗100%のフレッシュ&フルーティーなものとはちょっと違います。一部全房発酵してるものが入っていますから生命力はあります
(笑)。」
「カベルネとは思えない(笑)。すいすい飲めるし、軽やかだけどしっかりしてる。このしっかり感がカベルネなのかな?」
私「やはり温暖な産地だと切れの良いカベルネ、ビビッドなカベルネにはならないようです。」
「暖かみが有りがたく感じますよね(笑)。

「タンニンが折り重なってる。でも重厚とまで言えない。これって生産者の意図なんですか?」
私「ラルロの作り方をだいぶ踏襲してるようですよね。プレスもほとんどしてないで上澄みだけで作った印象です。」
「このワインのアルコール分はいかほど?

家内「14%あります。」
「えっ!そんなに高いのですか?もっと低いかと思いましたよ(笑)。」
「そうなんだ!産地によって最適なアルコール分があるのですね(笑)。」
「そうそう。アルコール分だけじゃなくて
最適な出来上がりがある。」
私「そーなんです(笑)。産地によってベストな折り合いがあるみたいです。」
「もっとも極端に言うと生産者ごとに違う
。まあ、その平均がA.O.C.になるのかな
(笑)。」
「ワインって火との作ったものだけど、それだけじゃないところが面白いんだよね
(笑)。」
私「謎は謎を呼ぶけれど、全く取っ掛かりがない訳ではない。そこに私ははまっております(笑)。」
「ところでこのワインとナッツの相性抜群にイイ(笑)。すんごく美味しい!」
家内「木樽熟成してますから、よりマリアージュしやすいです(笑)。」
「このワインは木樽熟成してるんですか?

「樽熟成してるニュアンスはあまり感じませんよね。」
私「この塩梅が上手い!樽の香りがでしゃばらないように樽を使っています。」
「ワインの深みや味わいをより良くするために樽熟成してますよね。エレガントですね(笑)。さすがラルロの元醸造長!」
私「天才と言われる所以ですね(笑)。」
「我が家の料理でこのワインを合わすのは無理だな。ワインだけが独走体制になっちゃいますよ(大爆笑)。」

頂き物ではありますが、ナッツ大活躍でございました(笑)。
Wさん、ありがとうございました!


●モレーンニコ 2018年 ロヴェロッティー イタリア ピエモンテ 赤 コリーネ・ノヴァレッジD.O.C.750ml 3300円税込み
「おー!香りが突き抜ける(笑)。」
「酸っぱい系(笑)。とてもドライ。辛口だよね。」
「色は4番目に比べたら薄い。でも味わいはとても強い。小粒のプラムやベリーが弾ける(笑)。」
「4番目のワインがしっかりしてるからそのあとはそれ以上強くないと無理なんだけど、コレなら太刀打ち出来ますね(笑)
。見た目色が薄いので心配しましたが全然大丈夫(笑)。ワインの強さは色だけでは判断できませんね(笑)。」
私「バローロやバルバレスコのネッビオーロとは佇まいが違いますよね(笑)。」
「とてもミネラリーで切れ切れ(笑)。」
「バローロなんかだともっと重量感ありますよね(笑)。もっとファット。これって痩身だけど筋肉質。アスリートみたい(笑)。」
「ボディービルダーでは無いよね(笑)。」
家内「私の大好きなスパンナです。ネッビオーロのことをこのD.O.C.ではスパンナと呼びます。」
私「バローロ・バルバレスコ→ネッビオーロ、ゲンメ・コリーネ・ノヴァレッジ→スパンナ、ヴァルテリーナ→キアヴェンナスカ。ネッビオーロのシノニムですが
、やはりそれぞれの特徴がありますよね
。」
「資格試験の勉強で覚えた(笑)。でも実際にスパンナを味わうのは初めてですよ(笑)。」
「コリーネ・ノヴァレッジのスパンナ飲むのは初めて(笑)。確かにネッビオーロとは違いますよね(笑)。」
私「生産者のロヴェロッティーのゲンメになると、生命力が10年以上の大物となります。」
「ロヴェロッティーって評価高いですよね
。」
家内「実はコリーネ・ノヴァレッジのスパンナをずっと探していました。何十年か前に飲んだきり出会えませんでした(笑)。
まさかゲンメの大御所ロヴェロッティーがリリースしてるとは!速攻で発注しちゃいました(笑)。」
スパンナの話になると家内は止められません(笑)。
家内「今回コリーネ・ノヴァレッジを調べたのですが記載・地図がほとんどありませんでした。」
私「ガティナラ、ゲンメの地図がありません。記載もちょっと触れるだけ(笑)。」
家内「ヒュー・ジョンソンの北イタリアの旅行本に載っていました!それによるとコリーネ・ノヴァレッジはゲンメを補完する広域のD.O.C.で、川を挟んだ隣のガティナラを補完しません。ガティナラではネッビオーロをスパンナとは言わないのです。」
私「日本人のイタリア・ワインの専門家もこの事を知ってる人は少ないですよ(笑)。試験にも出ないはず(笑)。実際に飲んでみてガティナラの方が暖かみのあるスタイルです。バローロよりですね(笑)。ゲンメとはだいぶ違います。」
「その話、マスキューさんらしいよね(笑)
。盲点シリーズ(笑)。」
家内「えっへん。」
「このワイン何に合わせますか?」
家内「う~ん。ジビエや熟成肉かなぁ?」
「塩で味付けしたホルモン!」
私「おー!それ良さそう(笑)。」
「新鮮で上質なホルモン。臭くなくて、焼くと綺麗な油が出るホルモン!」
「ハードタイプのチーズ…。ピエモンテでワインに浸けたチーズありましたよね(笑)。それそれ(笑)。」

ありがとうございました!
桝久商店 岡本利秋・昭子

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桝久 試飲会リポート 前半

Mar 27, 2022 by weblogland |
昨日、一昨日とひっそり執り行ったマスキュー試飲会にこっそりのご来店ありがとうございました(笑)!
皆様のご協力で無事執り行うことが出来ました。ありがとうございました。

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まず金曜日の一番乗りは浦和からお越しのWさん。H.K.S.15のセンター的存在です(笑)。
Wさん「実はこれ、スモークしたナッツです。軽井沢が本拠なのですが品川駅でも売っているので乗り換えのついでに買ってきました。ティスティングのお供にしてください(笑)。」
私「ありがとうございます。それでは早速
(笑)。ボリボリ。凄くスモークの香りが強いですね!」
Wさん「スモークしたあとキャラメルでコーティングしています。」
家内「ボリボリ(笑)。スパイスも入ってるのかな。美味しい!」
私「キャラメルでコーティングしてるけど、甘すぎない。ちょうど良い塩梅ですね。」
「ウイスキーには鉄板ですな(笑)。」
家内「後味がハニーでナッツィーなイタリアの白ワインに合うはず!」
私「皆さんにお試ししてもらいます。ありがとうございました!」


●ロス・カルドス カベルネ・ソーヴィニヨン 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 赤 ルハン・デ・クージョ 750ml  880円税込み スクリューキャップ(特別限定品)
私「残念ながら輸入終了につき大特価となります。決して売れ残りではありません(笑)!」
家内「フレッシュでフレンドリーなカベルネ・ソーヴィニヨンです。」
「小豆っぽい(笑)。」
「カベルネ!って間違いなく言える(笑)。」
「チリのカベルネとは違いますよね。チリより明るい感じ。」
「コレって値段のわりに濃い(笑)。もっと薄いと思いましたよ(笑)。」
「でも飲みやすい(笑)。すいすい飲める(笑)。普段飲みにはこういうワインがあると助かる。何も考えずに飲むには最適
。」
「うんうん。決して薄くはない(笑)。」
「そうですよね。いつもティスティングする訳じゃありませんから(笑)。ためらいなく、考えもなく赤ワインを飲む時には必要かな(笑)。」
「そうそう。でもそんなときに不味いワインだと奈落の底に落ちる(大爆笑)。」
「マスキューさん、このワインはなぜ輸入を止めるのですか?」
私「ファンドに経営権を売却したそうです。そうなって対応が変わったのが理由のようです。」
「ファンド系はドライ。お金儲けのことだけだからね。育てるような気はない。ハゲ鷹。」
「まあ、一般に会社だってお金にはシビアだし、お金を儲けるためのもの。個人が守銭奴になることを是とするけれど、理念はある。ファンドにはそれすらない(笑)。」
「特に海外のファンドは徹底してる(笑)。

私「そんな奴ら相手に太刀打ち出来るのは
日本だと〇ントリーくらいですよ(笑)。」
家内「あともともとニューワールドのワイン生産は大規模なだけに大量の資本の投下を必要とします。いきおいファンド系とは結びつき易いし相性も良い面があります。」


◎レ・ポッツェル ロゼ 2019年 カンディド イタリア プーリア ロゼ サリーチェ・サレンティーノD.O.C. 750ml 1493円税込み (特別限定品)
「マスキューさん!これも訳ありですか(笑)?」
私「そーなんです(笑)。これは某イタリアン・レストラン用のアイテムでしたがコロナ禍により宙に浮いてしまいました。困ったインポーターさんから提供していただきました。」
「サリーチェ・サレンティーノにロゼがあったんですね(笑)。初めて飲みました(笑)。」
「ガッチリしてる(笑)。でも乱暴ではないんですよね。」
家内「はい。アルコール分は12%。しっかり管理されています。」
「プーリアのワインって簡単にアルコール分が13~14なるよね。これはそうなる前に収穫したと言うことですね(笑)。」
「セパージュは?」
私「ネグロ・アマーロ95%、マルヴァジア・ネッラ5%。黒葡萄が原料です。いわゆるセニエ法で作られたロゼ・ワインです。赤ワイン作りの頭初に液体だけを抜く遣り方です。プレスしませんから旨味のあるワイン。贅沢なロゼ・ワインとなります。」
「ネグロ・アマーロだけのロゼって初めて飲みました(笑)。やはり赤のネグロ・アマーロ同様に香りが無い(笑)。」
「ロゼ色と言うよりトマト色(笑)。完熟したトマト色。トマト使った料理には合うよね(笑)。」
私「コーラルピンクですか。」
「ラタトゥイユなんかも合うかな。」
「味わいもロゼっぽくない(笑)。誉め言葉ですよ(笑)。」
「旨味が強いですよね(笑)。一口飲むと、また一口飲みたくなる(笑)。」
「マスキューさんがペペロンチーノに合うと言うのがよく解る(笑)。唐辛子使ったものだったら何でも行けそうですね。」
「ホルモン!」
家内「ローストビーフでも行けますね(笑)。」
「桜えびをのせたピザ!ドライトマトものせて(笑)。もちろんタバスコは必須(笑)。」
家内「桜えびのかき揚げ!丼つゆにも合いそう(笑)」
「色々な飲み併せが想像できるユーシフルなワインですね(笑)。」
「イタリアン・レストランの必須アイテムなのが頷けますね。」

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今月のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!

Mar 20, 2022 by weblogland |
ふふふ(笑)。
今月のマスキュー試飲会のラインナップ並びました!いつもよりちょっと早いかな(笑)。

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右から二番目のカンディドのロゼのコーラルピンクはやけに目立ちますね(笑)。もっともプーリアのネグロアマーロから作ってますから色が濃いのは当たり前(笑)
。味わいもガッチリ。ペペロンチーノ食べたくなります(笑)。
四番目のカブの瓶は太い。見るからに太い(笑)。意図的ですねぇ。あと五番目のロヴェロッティーの絵柄ですが、キュヴェ毎に違います。畑に生息する虫や小動物を描いたとか。これはバッタかな?見てるだけで楽しくなりますね(笑)。
そうそう。左の端っこがちょっと空いてますから何か並べましょう!

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マスキュー試飲会のラインナップ決まりました!

Mar 18, 2022 by weblogland |
今月3月25日(金)17~20時、26日(土)11~20時開催のマスキュー試飲会のラインナップ決まりました!
蔓防は緩和されますが注意に越したことはありません。それゆえH.K.S.15でお願い申し上げます(笑)!
H. ひっそりやってますから
K. こっそり来てくださいね。
S. 試飲はサクッと15分!

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●ロス・カルドス カベルネ・ソーヴィニヨン 2020年 ドニャ・パウラ アルゼンチン 赤 ルハン・デ・クージョ 750ml  880円税込み スクリューキャップ(特別限定品)
マスキュー定番アルゼンチンのドニャ・パウラが輸入終了となりました。諸般の事情お察しくださいませ。先月から特売品として扱っておりましたシャルドネが無くなり、最後の砦カベルネ・ソーヴィニヨンの特別販売となります!お見逃しなく!

このロス・カルドス銘柄のカベルネ・ソーヴィニヨンは、ドニャ・パウラのスタンダードランクで木樽熟成はしません。畑はもともとのウガルテックのもの。標高1050メートル、年間降水量は200ミリ、年平均気温は14℃。3月の夜二度にわたり収穫されます。

収穫された葡萄は除梗後、低温で10〜15日間のプレ・マセラシオンしながらミクロ・オキシダシオンをするそうです。この過程で十分なタンニンとアントシアニンを抽出、重合が出来ます。そしてプレスをし果皮と分離してから主醗酵のアルコール醗酵を始めます。最新のアプローチです。

新しい技術的アプローチは結果がでるまで議論されたり批判されたりしますが、このワインに関しては問題ありません。基本的に葡萄果がしっかりしていますから、出来上がったワインに欠陥はありません。薄いワインを無理に濃くするような無理をしている訳でないですから、ワインのもちが悪かったり、抜栓後すぐにダメになったりしません。もちろん何年も寝かせるようなワインではありませんが、硬くてなかなか飲み頃にならないマルベックがすぐにベストの状態で楽しむことが出来ることは素晴らしいイノヴェーションと言えます。

また早くリリースできますから、生産者のキャッシュフローも良くなりますね(笑)。

日進月歩、ただ立ち止まっているだけではダメですね。

◎レ・ポッツェル ロゼ 2019年 カンディド イタリア プーリア ロゼ サリーチェ・サレンティーノD.O.C. 750ml 1493円税込み (特別限定品)

1929年にフランチェスコ・カンディドはサン・ドナーチにワイン醸造所を建設し、所有していた400ヘクタールの畑からブドウ栽培を始めました。もともとそこそこの資産家のようですね。現在、カンディド家の三代目アレッサンドロがワイナリーの当主をつとめています。
140ヘクタールのブドウ畑では、土着品種(アレアティコ、ネグロ・アマーロ、プリミティーヴォ、マルヴァジア・ネーラ、フィアーノ)や外来品種(モンテプルチャーノ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、プチ・ヴェルド)が栽培されています。更に別の会社が所有する50ヘクタールの畑を借りてブドウを栽培しています。
これはネグロアマーロ95%、マルヴァジア・ネーラ5%のセパージュのロゼ。ネグロアマーロ主体のの珍しいもの。初めて飲みました(笑)。
除梗・破砕したブドウを約20 時間 低温マセラシオン、その後約40%のフリーランジュースを抽出し、ステンレスタンクで選別酵母とともにアルコール発酵したもの。いわゆるセニエ法で作られています。それゆえもともとの黒葡萄であるネグロアマーロの特徴が受け継がれます。
色も濃くコーラル・ピンク。味わいは色から連想されるようにがっしり(笑)。ワイン自体の強さはロ・ゼルボーネのキアレットに遜色ありませんね(笑)。ブラインドで飲んだら赤ワインと言ってしまいそうです(笑)。ネグロアマーロらしくあまり明瞭な香りはしませんががっしり、旨味もたっぷり。フル・ボディーのロゼと言っても良いのでは(笑)。まあ、これは言い過ぎですが、魚介類はもちろん肉系の料理も行けるし、特に唐辛子を使ったものに相性が良いはず。やはりプーリアのしっかりした黒葡萄で作るとこうした特徴的なロゼが出来るのだと実感いたしました。
暖かな晩春や初夏、部屋の窓を大きく開けて昼食には唐辛子が効いたペペロンチーノ。このロゼをセラーの温度で飲みながらひたすらペペロンチーノを食する。
う~ん。
妄想しちゃいました(笑)。

あとこのロゼ・ワイン限定販売の特別価格品となっています。とてもお買い得ですが現品のみとなりますのでお見逃しなく!

〇ティモラッソ 2020年 カッシーナ・イ・カルピーニ イタリア ピエモンテ 白 コッリ・トルトネージ・ティモラッソD.O.C.750ml 2121円税込み

この『ティモラッソ』は品種名、ご存知でしたか?私は知りませんでした(笑)。
このD.O.C.コッリ・トルトネージはいわゆるガヴィの生産地区の一番東側 ロンバルディアに接するところです。
味わいのスタイルは優良なコルテーゼに似てますね(笑)。一言で言えば高貴品種かと。深みがあり、味わい深く、複雑でとてもアロマチック。白や黄色の花、白桃やグレープフルーツやベリーのニュアンスは飲み手を陶酔させます(笑)。甘草やエキゾチックなスパイシーさは深みを演出。高級なヴィオニエのようなメロンっぽさを感じ取れると、『やはり高貴』と血統の良さを実感します。
マスキューの定番『ミナイア』を思い出しました(笑)。ランクは『ミナイア』よりは下がりますが(笑)、かなりの高レベル。ちょっとオレンジ・ワインっぽくもありますが、野性味もあり特徴的な白ワインです。きっと発酵は果皮とともに行ってますね。あと全体を通じての伸びやかさ。徹底的な衛生管理と余分な農薬を使わない姿勢の現れです。SO2の使用量もかなり少ないはずです。
イタリアの特徴的で優良な白ワインを飲むと、シャルドネやリースリングだけではない!と思わず力説してしまいます(笑)



●ル・カブ・デ・ザコリット 2019年 ドメーヌ・デ・ザコル フランス ローヌ
赤 750ml 2980円税込み

う~ん。
深みがあって飲みやすい。とても自然ですいすい飲めてしまいます(笑)。
カベルネ・ソーヴィニヨンなのにブルゴーニュ的な透明感がある。変に暑苦しくなく、冷静さを感じる知的な佇まいと優しさ。旨味たっぷりなブルゴーニュのピノ・ノワール的なカベルネ(笑)。ブルゴーニュの名門ラルロの元醸造長の作るワインらしいのかな(笑)?
ビオ系の独特な土臭さはあるのですが、私にとっては土臭さがたまらなく心地良いのです。
アペラシオンの無いような産地ですが(笑)、品質は作り手によるところが大きいと実感。もっともラルロの名声によるところも大かな(笑)。
でもですね(笑)、このワインの質を考えるととても割安であるのは確か。ピノ・ノワール原理主義者であると損をします(笑)。私はピノ・ノワール原理主義者を自認してはおりますが、それ以上に良いワイン原理主義者なので変わり身は早い(笑)。このしなやかな対応力が持ち味なのです。決してコウモリではありません(笑)。
あとこのワインはとても飲みやすく作られていますが隠れた強さがあり、10年くらい経ってから飲むと別世界があるような気がします(笑)。

●モレーンニコ 2018年 ロヴェロッティー イタリア ピエモンテ 赤 コリーネ・ノヴァレッジD.O.C.750ml 3300円税込み

ロヴェロッティーと言えばピエモンテ北東部のD.O.C.G.ゲンメの優良生産者です。
このコリーネ・ノヴァレッジD.O.C.はゲンメを中心にロンバルディア方面に広がる広域のD.O.C.。ここで注意しなくてはならないのは川向こうのD.O.C.G.ガティナラは含まれていないこと。共にネッビオーロをメインに使うので、共通のD.O.C.としてコリーネ・ノヴァレッジがあると思っていましたが、それは間違いでした(笑)。
アルプスから流れるセシア川の西側にあるガティナラより東側のゲンメやコリーネ・ノヴァレッジの方がより冷涼であることが原因かもしれません。ネッビオーロのシノニム『スパンナ』と言う呼称もコリーネ・ノヴァレッジのもの。

この『モレーンニコ』はネッビオーロ60%、ヴェスポリーナ20%、ボナルダ20%。コリーネ・ノヴァレッジ専用の畑で収穫された葡萄で作られたもの。基本早飲みなのですが、口中での広がりはとても伸びやかでフレッシュ。とてもドライで切れが良くアフターの伸びやかさはさすがロヴェロッティー!ゲンメほどの大きさや凝縮感は無いものの、やはりネッビオーロもといスパンナは素晴らしい(笑)。コリーネ・ノヴァレッジではネッビオーロ(スパンナ)を50%以上使うのがお約束。50%でも充分ですね(笑)。この点お隣のガティナラの生産者アンツィヴィーノが作る『カプレンガ』と共通します。ただ『モレーンニコ』の方がより冷涼です。それがガティナラとゲンメのD.O.C.G.の根幹のような気がします。

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アンドレ・ボノームのオール・クラッセ2019年は人気がありますね。

Mar 18, 2022 by weblogland |
う~ん。
アンドレ・ボノームオール・クラッセ2019年は人気がありますね。

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まず驚いたのは値段が提示される前に予約を取る必要があったこと(笑)。こんなことは普通まずありません。インポーターが煽っている(笑)?いやいや、飲む前から絶対に良いことを皆知っています。しかもブルゴーニュが高騰していることもご存知。そうなると数の確保割り当てが必要になります。為替も円安、作柄のため日本に来る実数は当然減ります、運賃も高くなる。そうすると価格を早く決めがたい。そんな事情なのかしら?
来月には2019年の小区画シリーズが入荷するようですが、これもまだ数と値段は決まっていません。
当然私はハラハラドキドキ。高くても怒られるし、足りなくても怒られる。確定事項となっております(笑)。そんな訳で今回の試飲会にはお出し出来ません。ごめんなさい!

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これ、なーんだ(笑)?

Mar 18, 2022 by weblogland |
これ、なーんだ(笑)?

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ゲンメのトップ・ランナーロヴェロッティーが作るコリーネ・ノヴァレッジです。ゲンメは川を挟んでガティナラと並ぶネッビオーロを主体としたD.O.C.G.ですが、それを覆うように東に広がりD.O.C.がコリーネ・ノヴァレッジです。ここではネッビオーロとは呼ばずスパンナと呼びます。50%以上スパンナを使うことがお約束です。
実は20年以上スパンナにはご無沙汰(笑)。常に探していましたが、無い(笑)。
よーやく見つけました!しかも敬愛するロヴェロッティーのもの。もうそれだけで嬉しくて嬉しくて(笑)。
ところでワイン本で調べるとゲンメやガティナラの地図が無い(笑)。やはり冷遇されてます(笑)。バローロやバルバレスコは必ず記載や地図がありますが、これらの地図はまずありません。下手をすると紹介もされていません(笑)。
唯一見つけたのがヒュー・ジョンソンのイタリア旅行本です。

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これを見て初めて知ったのですが、コリーネ・ノヴァレッジにはガティナラ地域が入っていない!私はずっとコリーネ・ノヴァレッジD.O.C.がガティナラとゲンメを補完するD.O.C.だと思っていました。でもそれは間違いだった訳です。ガティナラとは補完関係がありません。川を挟んだお隣なのに何故?答えは飲んで解る(笑)。ガティナラとゲンメの特徴の差。コリーネ・ノヴァレッジのスパンナはゲンメ風、ガティナラとは違うスタイルだからかと。
Mさん!今月のマスキュー試飲会期待してくださいね(笑)。

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ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2019年

Mar 17, 2022 by weblogland |
う~ん、やはり問題児かな(笑)?
先日ブログで書いたルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラート・クラシック 2019年 ルカ・フェラリス イタリア ピエモンテ 赤 ルケ・ディ・カルターニョ・モンフェラートD.O.C.G. 750ml 2640円税込み

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皆さんとても気になるようでご質問を受けました(笑)。
Fさん「マスキューさん『ルケ』ってどうなんですか(笑)?」
家内「とてもユニークです(笑)。マスキューの定番のペラベルガに似てるのですが、もっと強さがある。ペラベルガはアルコール分は13%ですがルケは15%もあります。私には無理(笑)。」
Fさん「へぇーそんなにあるんですか?甘いのですか?」
私「とてもドライですが、ボリュームを感じる甘さはあります。収穫はターゲット通りに完璧に行われたと思います(笑)。」
「店長は濃いワインが好きだから(笑)。」
家内「そーなんです(笑)。果実味も独特で赤や黒の小粒のものにリコリスの香りがあとから追ってきます。経験したことがありませんでした。」
私「まあ、作りにとことん尽力したワインであるのは確かかと。問題はユニークさかな(笑)?一般受けはしないから今月のマスキュー試飲会には出さないことにしました。」
家内「このワインをとても美味しく感じたのは抜栓してから1週間経ってからです(笑)。試飲会に出しても賛否両論、誤解されることもあるような気がしますので見送りました(笑)。」
Fさん「そんな話しを聞くと悩ましいですな(笑)。」

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ゲヴュルツトラミネールの香りがする辛口の白ワイン

Mar 16, 2022 by weblogland |
う~ん。
ショック!
先月のマスキュー試飲会で好評いただいたブルガリアのヴィラ・ヤンボルのマスカットが終売となります!

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ゲヴュルツトラミネールの香りがする辛口の白ワイン。ポテトチップス食べながら飲むには最適のワインです(笑)。ワイン初心者なら誰でもはまる飲みやすさが身上。試飲会の後も追加発注しており、マスキューの新たな定番アイテムに定着したと思っていた矢先。インポーターさんより終売の連絡をいただきました。
ショック!
詳しくは解りませんが、お互いの事情のようです。なかなかコミュニケーションをとるのが難しかったのかな?
さあ、次々!

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困ったなぁ。

Mar 15, 2022 by weblogland |
う~ん。
困ったなぁ。

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皆さん、ルケという葡萄をご存知ですか?ピエモンテのマイナー品種なのですが、一応D.O.C.G.でございます(笑)。
2010年にピエモンテで新たに昇格したD.O.C.Gで、アスティのすぐ北東部の狭い範囲のものです。在来品種ルケ種を90%以上使ったワインです。
ルケをちょっと調べるとかるくて飲みやすい品種とありましたが、実際に飲むととんでもない(笑)。経験したことのない迫り来る個性でございました(笑)。やはり第一人者の作るワインですね。野性味満々(笑)。果実味は鮮烈な赤や黒のスグリやリコリス、ワイルド・ベリー。ちょっと経験したことのないもの。それにハーブや漢方薬や甘草のニュアンスが伴う。しかもアルコール分は15%のフル・プルーフですから圧巻なのです(笑)。とは言えアルコリックでない折り合い。残糖分を感じさせないタンニンと酸とアルコールの高度な折り合いの良さは特筆もの。小粒の巻き貝の肝や熊の肝、完熟葡萄の種由来のフェノールは複雑で深みを与えています。マスキュー扱いの個性派ワイン『ペラベルガ』が似たような立ち位置のワイン。同じピエ
モンテの赤ワインです。家内曰く「熊の匂いのするワイン」でございます(笑)。
とても良いワインなのですが、ユニーク過ぎる(笑)。マスキューの試飲会に出すには順番に困る(笑)。とても悩ましいのです。然るに月末の試飲会には出さずにコソコソ売る!ことに決定(笑)。
ガンベロでトレ・ヴィッキオリも取っているし、実際に1週間かけて飲んでその良さコスト・パフォーマンスの高さにはやられました。でもですね味わいはグローバルの真逆の超ローカル(笑)。好きなんですけどね。

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