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ドメーヌ・バサックの9代目ルイさんがお越しになります
May 21, 2014 by weblogland |皆さん!明日正午前、マスキューにドメーヌ・バサックの9代目ルイさんがお越しになります!もちろんプロモーションの一貫で、ついでにマスキューにも寄ってくださる訳ですが(笑)。
フランス ラングドックの老舗ワイナリー、あの『ジュテーム』の生産者です。
しかも、なんとルイさんは1989年生まれ(わが家の娘より年下)、そしてしかも奥さまは日本人とのこと。
これはいじめ甲斐がある(冗談です)(笑)。
何を聞きましょうか?
まず、カベルネ・フランを使っていることですね。何故思いついたのか?何故うまくいったか?とても知りたいところです。
あと、どんなワインを目指していくのか?も知りたいところです。
楽しみだなぁ。
こればかりはマスキューの特権(笑)。たまには良いことがありますね(笑)。
お時間がある方は是非飛び入り参加してくださいね!
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南フランスのビオ系のロゼワイン
May 20, 2014 by weblogland |難しい!
何がって?
じつは、先日サンプルで南フランスのビオ系のロゼワインを取り寄せました。赤ワインを飲んでみてとても良い印象があったので、「こりゃ、ロゼも旨いに違いない!」という訳で取りあえず1ケースとってみました。
飲んでみると、まずしっかりした厚みと旨味。でも、ロゼに期待するフレッシュなフルーティーさがない(笑)。
私「旨いには旨いけれど、ロゼっぽくないよね?」
家内「何でかな?深みはあるような気はするけど…。」
私「ビオっぽい味はするよね。」
家内「これで出来上がりってことかな(笑)?」
翌日飲むと
家内「ベリー系の香りは出てきたけれど、物足りないなぁ。」
私「液体と香りの折り合いが良くないよね。基本的には良いワインだとは思うんだけど…。」
家内「もっと香りが出ても良いんだけどね。」
私「作り物っぽさはないけど、分かりにくいなぁ。」
分からないまま1本飲んでしまいました。
ところが翌日空瓶を開けてみると!
家内「あっ!すごく良い香りするよ!」
私「どれどれ。おっ!スモモだぁ~!」
家内「きっとこれが本来の味なんだよ!」
私「たしかに!でも、時間がかかるね(笑)。こんな手強いロゼは初めてだよ(笑)。」
世の中は広い(笑)!
でも、試飲会に出しても良さが出る前に終わってしまう(笑)。どうしましょう?
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2007年ヴィンテージの続き
May 19, 2014 by weblogland |2007年ヴィンテージが不作の年という話をしましたが、南フランスのローヌや北イタリアは良かったんですよね。要注意はボルドー、ブルゴーニュ、ドイツ。それでも生産者によっては素晴らしいワインを造りますから、一概に悪いとは言えないのも事実。単に不作という言葉イコール ダメなワインとならりません(笑)。生産者からすれば量が絶対的に少なければ、基本的には不作となります。だからといってワインが駄目なワインと限りません。ただ、オフのヴィンテージということで通常より安く売られることもありますから、見つけられたらラッキー(笑)。
そんな代表はシャトー・ド・シャントグリーヴ2007年の白!
セミヨンらしい厚みがあってイイんですよね(笑)。熟成による深みもありますから、更に良し!
もともとゴージャスなワインではありませんが、実直なワイン造りが窺える佳品。作柄の困難さを想像しながら飲むと、なんかちょっと解ったような気がしますぞ(笑)。
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2007年ヴィンテージ
May 18, 2014 by weblogland |ホームページにアップする前に無くなってしまいました。
ごめんなさい!
何が?って
J.J.ブリュムのベルンカステラー バートスチューべ A.U.S.2007年です。
やはり、ドイツワインをよく知っているワイン・ラヴァーは見逃しませんね(笑)。普通のワイン・ラヴァーでしたら、2007年はヴィンテージが難しいので、二の足を踏みますが、良いはずなのは自明です(笑)。
簡単にばれちゃいました(笑)。
全体に2007年ヴィンテージは量が少ない年。しかもダメなワインが多い(笑)。薄く感じるワインが多いのです。
でも、こらえにこらえて、出来上がったワインには優れたワインがあります。思い起こすと1991年に似ています。共にオフのヴィンテージとして当初は見限られていましたが(笑)、中にはビックリするほど長命なワインが造られていました。もちろん生産者を吟味しなくてはいけませんが、安いのにもかかわらず素晴らしいワインがありした。
1991年と同じように、特に2007年のブルゴーニュの白には期待できるワインがあります。
じつは、今マスキューが探してるワインは売れ残りの2007年ヴィンテージのブルゴーニュです(笑)。2000年代で一番長命だと確信しています(生産者をちゃんと選べばの話ですが。)。
手の内をばらしゃいました(笑)。皆さんも2007年の白ワインをみつけたらチャレンジしてみてくださいね。掘り出し物があるはずです(笑)。
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シャトー・ムーラン・ナ・ヴァン 1995年
May 15, 2014 by weblogland |今日或お客様からお問い合わせいただきました。
お客様「マスキューさん。シャトー・ムーラン・ナ・ヴァン 1995年美味しかったです(笑)。ところで、気になったのですが、ムーラン・ナ・ヴァンは瓶詰め状態で熟成されたんですよね?」
私「はい。そうです。長い瓶内熟成による良さがありますよね。」
お客様「でも、瓶内熟成ではなく、ステンレス・タンクで熟成するパターンもあるとか。それって味わいも違ってくるのですか?」
私「難しい質問です(笑)。比較的シンプルな品種 例えば南フランスのグルナッシュなどは、ステンレス・タンクで熟成する場合には良い結果が出ています。」
お客様「なるほど。瓶より容積の大きなタンクの方が安定しますよね。ましてや管理能力の高いステンレスタンクならばより一層ですよね。」
私「ただ、まだ断定はできませんが、タンクから瓶に移すことでワインの環境は大きく変わる訳ですから、結果が瓶内だけで長い熟成を経た味わいとは違います。」
お客様「どうやって区別がつくのですか?」
私「簡単です(笑)。瓶内熟成だけのワインはたっぷり澱が瓶に残ります。タンク熟成後瓶詰めしたワインは澱がありません。」
お客様「なるほど!味わいはどうなんですか?」
私「更に難しい(笑)。タンク熟成後瓶詰めしたワインは更なる伸びがないような気がします。」
お客様「それって新たな騙しのテクニックですか(笑)。」
私「いやいや。安い価格帯のワインで長い熟成感が楽しめる意味では、ステンレス・タンクでの熟成は良いかと。ただし、先々の熟成・成長を楽しむにはやはり瓶内熟成かと。ステンレス・タンクで長く熟成させたワインは瓶内では更に熟成しないような気がします。」
本当のところは、どうなんでしょうかね?
時間が解決するとしか言えません。
マスキューは観察するのみ(笑)。
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J.J.プリュム見つけちゃいました
May 14, 2014 by weblogland |
ラベルを読むとベルンカステラー バートスチューべ2007 J.J.プリュムです!
また、J.J.プリュム見つけちゃいました。
ところで、ドイツワイン通の方は『えっ?』と思うはず(笑)。私はJ.J.プリュムのバートスチューべは初めて見ました。ベルンカステルに単一畑を所有しているのは知っていましたが、集合畑名でしかもアウスレーゼがリリースされているとは!
2007年はヴィンテージは量が少ない年、しかもアウスレーゼはより一層少ないはず。恐らく、ベルンカステルに2つの単一畑を所有するJ.J.プリュムも生産ロットを確保するため、この2つの畑のアウスレーゼを混ぜて造るしかなかった?
それにしたって、バートスチューべの名前でリリース出来る訳ですから、持っている者の強みなんですね。少々やっかみも入りますが(笑)。
かなりレアなはず。
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チウ・チウのバッカス売れています
May 13, 2014 by weblogland |
チウ・チウのバッカス売れています。
別に変な話ではなく良い話なのですが、マスキューの通販サイトで一昨日はバッカスの注文が重なりました。
「あれ?雑誌か何かに載ったのかな?」
早速今日インポーターさんに問い合わせてみました。
私「もしもし。いつもお世話になっております。ところで、お宅のバッカス急に売れ始めました(笑)。もともと良いワインですから売れてはいたのですが、ウェブで注文が重なるようになりました。しかも、バッカスだけの注文です。雑誌にでも載りましたか(笑)?」
インポーターさん「ありがとうございます。そんな情報はありません(笑)。でも、うちの売れ筋ワインですから有り難い話です。」
私「それではブレークの前兆かな(笑)?」
インポーターさん「そうなると、とっても嬉しいのですが(笑)。」
私「こういうワインが売れると嬉しいですよね。飲む方のレベルが上がっている証ですよね(笑)。チョイスする私達も冥利に尽きます。」
選んだワインが皆さんに認められるのって喜びです(笑)。先々価格が上がらなければ、更に嬉しい(笑)。でも、これはワガママなセレクトショップの願い。それをインポーターさんや生産者に押し付けては駄目。すべてはお客様の判断なのです。マスキューは品質と価格で選ぶだけなのです。
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久しぶりの掘り出し物のボルドーワインです
May 12, 2014 by weblogland |実は私まだ観ていません(ゴメンナサイ)。
今日出かける用事があり、放映時間に外出しなくてはいけませんでした。でも、ちゃんと録画を友達に頼んでおきましたから大丈夫です(笑)。自宅のDVDで録画したことがないので(笑)、不安。そこで友達に録画を頼みました(情けない)。
ですから、多分大丈夫です(笑)。
観た方、ご意見聞かせてくださいね(笑)。
ところで、話は変わりますが、シャトー・ド・シャントグリーヴ2007年の白、良いですね。久しぶりの掘り出し物のボルドーワインです!
2007年はヴィンテージが難しいので、簡単に判断が出来なかったので、丸二日かけました。
その結果はグッド(笑)。
早速追加発注しちゃいました。でもインポーターさんは、限定150ケースと言っていましたから早い者勝ちですね。
もらえるかな?
安くて良いワインですから、週明けにはインポーターさんの在庫は無くなるでしょう。そんなワインをチビチビ売るのが、マスキューらしいと思うのですが…。
どうなることやら。
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「ザ・ノンフィクション」を観ましょう!
May 10, 2014 by weblogland |明日5月11日(日曜日)14時からフジテレビで放映される「ザ・ノンフィクション」を観ましょう!
『中華街かかあ天下』という特集で関帝廟脇の中華料理店『獅門酒楼』が取り上げられます。実はこの獅門酒楼の若女将が、マスキュー試飲会のメンバー落合さんです。なんでも彼女が大きく取り上げられるようです!
落合さんは結婚に備え、OL時代にワイン・エキスパートを取得。そのためにマスキュー試飲会に通ってくださいました。映像をご覧になれば、皆さん『あっ!あの人』となること受け合い。
明るく気さくな女性で、マスキューの『大日本ロゼ・ワイン普及協会』の広報も担当してくれています(笑)。
是非ご覧ください!
※この獅門酒楼、旬の食材を使ったアラカルトと斬新な創作メニューは立派!あと、ワインの持ち込みも気持ちよく受けてくれます。お勧めのお店です。
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ボルドー グラーブのシャトー・シャントグリーブ2007年の白
May 10, 2014 by weblogland |
久しぶりに仕入ちゃいました。
ボルドー グラーブのシャトー・シャントグリーブ2007年の白です(笑)。このシャトーは赤も白もつくっており、グラーブらしい軽やかでふっくらした酒質が特徴のワインを造ります。まあ、大物シャトーではありませんが、ボルドーでは珍しい実用的なワインを造ることで知られています。ただ、ワインの価格が高騰する昨今2000円以下では売ることが出来なくなり、取り扱いを諦めたワインでもあります。
ところがですね。
ありました!
ヴィンテージは2007年…。ビミョー(笑)。
実は2007年のボルドーは夏場に湿気が多くベト病が発生した不作の年。全体の量も少なく、出来上がったワインもばらつきのある年なのです。
うーん。
迷いますね。
しかも、通常シャントグリーブは2~3年で飲むべき早飲みのワインと言われています。
ギャンブルですね。
でも、2007年好きの私と家内。そして共にシャントグリーブ好きですからリスクをとりました(笑)。
着いたワインを見ると色はソーテルヌに近い黄金色。完全に熟成してますね。
さて、味わいは如何に(笑)?
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自分に厳しく、他人に優しくありたい
May 08, 2014 by weblogland |先日新聞で読んだのですが、韓国のあるタクシー運転手が「あの事故の責任は自分にある。」と言っていたそうです。もちろんそのタクシー運転手さんは直接事故に関わった訳ではありません。山本七平曰く韓国人の美点「自分への誓約」なのでしょうか。」
日本人の感覚では「あの事故の責任は自分達大人にある。」がせいぜいです。福島県の原発事故にしても「原発の恩恵を受けている我々にも責任がある。」がせいぜい。今に至っては、目先の経済性と利益集団の巻き戻しを良しとする風潮さえあります。
先のタクシー運転手が「私の責任だ。」と断言していることに、人としての矜持を感じます。自分に対する厳しさがあります。少なくも日本の政治家には見習って欲しいものです。でも、選ぶ我々も見習う必要がありますね。
自分に厳しいこと、それが他人に向けられると両刃の剣にもなりますが、「自分に厳しく、他人に優しくありたい。」のが日本の市井の声。
うーん。
今日はワインを飲み過ぎましたか。
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明日から仕事ですね。
May 07, 2014 by weblogland |まず、今日は連休用のワインを飲みつくし、ワインのストックが無くなった方々がみえます(笑)。あと、最後の休みは家で静養するお客様がみえます。
マスキュー自体はそれほど忙しくはありませんが、連休明けの品物の段取りをしておくと、明けてからのバタバタが緩和されます。マスキューの在庫もあれがない、これもない状態ですから、今日のうちに発注もしくは発注の段取りを立てておけば明日が楽。
なーんて、連休明けが忙しくなる前提でやっていますが、大体暇になるもんです(笑)。自営業者は忙しくとも暇でも休む習性がないだけなんです(笑)。3日続けて休むともて余しちゃうんですよね。
あと仕事をしながら何かをする習性になっています。読書するにも一日中は続かない(笑)。仕事の合間にするくらいでちょうど良い(笑)。疲れたら仕事の合間にウトウトするのが気持ち良い(笑)。一日中は寝られない(笑)。当たり前か?
すべてが仕事中心となります。それってワインが中心ということでもありますから、私は幸せ者(笑)。変な三段論法が成り立っているのです(笑)。
さて、今日は何飲もうかな?
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江戸東京たてもの園
May 06, 2014 by weblogland |都内在住の方ならご存知かとは思いますが、「江戸東京たてもの園」は「江戸東京博物館」の分館で、小金井市にあります。主に近代の歴史的価値の高い建築物を移築保存しています。解りやすく言えば、『グッとくるお家』を移築保存しているのです(笑)。
お家ウォッチャーの家内共々大興奮!
格の高い農家を見ては「懐かしい!ヘッツイだぁ!(家内)」
以前テレビで見たことのある『前川國男邸』。品の良さ、完成度の高さ、斬新さに放心状態(笑)。
『高橋是清邸』には是清の品性の性良さと、2.26事件現場としての重さに言葉を失いました。
うーん。
さすが東京都!
よくぞ残しました!
入場料400円は安い!
四季毎に訪れたくなる外構。維持する大勢のボランティアの方々。総てに置いて意識が高いですね。
大満足の一日でした(笑)。
今度は何時行こうかな。
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まだ香りもあるし、美味しい! ドンナルーチェ2012
May 04, 2014 by weblogland |ところで試飲会の番外編です(笑)。
実は先月の試飲会で3月11日に抜栓したドンナルーチェ2012年がちょびっとだけ残っていたので、何人かのお客様に飲んでいただきました。
私「実は3月11日にあけたドンナルーチェ2012年が少しだけ残っているので飲んでみますか?抜栓してから丸1ヶ月半経っています。」
「あっ!飲める!」
「まだ香りもあるし、美味しい!」
「えー!信じられない。こんな亊あるんですか?」
「えー!どんな状態で保存していたんですか?」
私「えー。保存も何もないんですが(笑)。コルクの栓を差してカウンターの上に置いておいただけです。
「冷蔵庫にも入れず?バキュヴァンもせず?」
私「はい。」
「ドンナルーチェって酒精強化ワインではないですよね(笑)?」
私「ドライなスティル ワインでこんなに長命なワインは初めてです。シェリーやポートじゃあるまいし(笑)。」
家内「一応ファンの皆様にはご報告せねば(笑)。」
「ワインって解らないものですね!」
私「解らないを実感しております(笑)。」
「マスキューさん。例えばワインってスコアをつけたりしますよね。何とかポイントとか(笑)。それってあてにならないってことなんですかね?だって仮にこのワインに点数付けるのに、この長い生命力を評価しなくては駄目でしょ?でも、1本のワインを1ヶ月以上観察試飲するなんてことやるはずがない(笑)。しかも異例な生命力の長さ(笑)。」
私「たしかに(笑)。普通、こんな追いかけ方はしないでしょうね。まあ、ドンナルーチェ2012年が異例中の異例なんでしょうね。」
「マスキューさんならこのワインに何点付けますか?」
私「困りましたね。正直ワインに何点というのがよく解らないんですよ。これを飲んだ方はご理解いただけると思うのですが…。」
「なるほど、生命力だけなら120点ということだな(笑)。」
私「そーなんですよ。飲み手の価値観や、何時飲むかによるところが大きいからです。」
「でも、こうした想定外なことを見逃したら、誠実な評価とは言えませんよね。」
「こんな亊あるんですね。」
とても勉強になりました。
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お父さんは仕事とワインの手配と、いつも大変
May 03, 2014 by weblogland |長く取れる方は、なんと!11連休が可能とか。まあ、なかなかそこまで連休を取れる方は少ないかな?マスキューでは、今日辺り連休用のワイン販売でバタバタしたくらいです。
お客様「マスキューさん!今日の発送で明日ワイン届きますか?家族は先に行ってるんですが、私は明日夜に合流します。ワインは重たいので、宅急便でお願いしたいのですが…。」
私「あまり遠いと二日かかりますが、近くならどうにか。」
お客様「実は◯◯です。」私「でしたら、お客様が着く前に届きますよ(笑)。」
また、あるお客様は「マスキューさん!ワイン足りなくなっちゃいました(笑)。送ってくれます?」
私「足りなくなっちゃったんですか?」
お客様「近くにまともなワインが売ってない(笑)。」
私「ありがとうございます(笑)。明日着でよろしければ、送れますよ。」
お父さんは仕事とワインの手配と、いつも大変なのです。
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『ガブリッチョ』美味しいですね
May 02, 2014 by weblogland |うーん。
『ガブリッチョ』美味しいですね(笑)。
昨日試飲会の残りの『ガブリッチョ』を飲み干しました。素晴らしい生命力ですね。時間の経過につれてディテイルは明瞭さを増します。香りの総量は増しませんが(笑)、構造はガッチリ。崩れませんね。タンニンの滑らかさも不変。一週間近くたってもマディラ香とは無縁です。
このワイン ヴィンテージは2007年ですけれど、まだまだ先々向上しますね(笑)。
もちろん除梗した今風のワインではありますが、必要以上のポテンシャルがあります(笑)。ちょうどウンブリアのファレスコが造るマルチリアーノに似ています。
飲み手を試すような気風漂うグレートワインですね。「俺を飲むのは勝手だが、ちょっと飲んだだけで解るかな(笑)?」
飲み手の想像力を越えるものがあります。
こんなワインに出会った時、幸せを感じますね(笑)。
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世の中様々な強者がいるのです
Apr 30, 2014 by weblogland |Bさん「どうもどうもご無沙汰してます。マスキューさんの試飲会のブログみてたら、行きたくなっちゃいましたよ(笑)。」
私「ありがとうございます。先週はトスカーナ ワインを特集しました(笑)。Bさんはたしかトスカーナなんか得意でしたよね(笑)。」
Bさん「そーなんですよ(笑)。ですからまずガブリッチョとリカーゾリのボルゲリは決定です(笑)。セラー見せてくださいね。」
このBさん、ボルゲリも初期の頃から飲んでいる強者(笑)。
Bさん「おっ、あったあった。サッシカイア(笑)。マスキューさんサッシカイア嫌いそうなんだけど(笑)、売ってるじゃん(笑)。」
私「あー、見つかっちゃった(笑)。まあまあ私の好みは…」
Bさん「確かにバカ高いワインだけど、ワインをある程度知ってる人と飲むには最適なんだよね(笑)。サッシカイアと言うだけで盛り上がるしさ(笑)。」
Bさん、ワインの味と使い方を熟知しているのです。
世の中様々な強者がいるのです。
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リカーゾリのボルゲリ
Apr 30, 2014 by weblogland |昨日は家内とリカーゾリのボルゲリを飲みました。もちろん試飲会の残りです(笑)。
私「あれ?割りとよくバランスを保ってるよね。樽香は基本的に強いけれど、嫌味なほどじゃないよね。」
家内「そーなんだよね。割りと良いでしょ(笑)。だから私が推薦したんだ(笑)。」
私「果実味は黒だけど(笑)。エレガンスを感じるよね。」
家内「いわゆるボルゲリとはニュアンスが少し違うよね。」
私「うーん。ボルゲリっていうとカリフォルニアのカルトワインと同じ行き方をしたワインの印象が強いんだよね。環境も似ているし…。ミスマッチなボルドー品種にこだわるし(笑)。正直あまり好みじゃないんだよね。」
家内「まあね。だからリカーゾリのボルゲリ飲んで驚いたんだ(笑)。普通に飲めるって(笑)。」
私「リカーゾリがボルゲリに進出したのは最近だから、ある意味拘泥するものがなかったのが幸いしたのかな?スター達と同じことしても仕方がないって。」
家内「あと最近の流れでは強すぎる樽香は飽きられてきたから、良いタイミングかもね(笑)。」
私「あの異質なまでのファットなスタイルのワインは、センスのないセレブに任せて置けば良い(笑)。飲んでも途方に暮れるだけなんだよね(笑)。」
あっ、言っちゃった(笑)。
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試飲会の続きです(笑)。
Apr 29, 2014 by weblogland |私「鋭い質問です(笑)。おっしゃる通り!簡単に言うと格付けが形骸化しつつある一現象とでも言いましょうか。」
「そう言われるとなんとなく解ります(笑)。でも選ぶ方は困りますよね(笑)。まあ、イタリア人らしいと言えばらしいのですが…」
私「確かに(笑)。でも格付けの崩壊はイタリアに限らずフランスも瀕しています。ただイタリアの方が自国内に格付けに縛られない人間が多いようです(笑)。名もない産地で素晴らしいワインを造る場合もあれば、格付けに安住して銘釀地でありながら値段だけ立派なワインを平気で売っている場合は悲惨です。」
「じゃあ、どう選べば良いのですか?」
私「飲んでみて、美味しいかどうかだけなんですよ(笑)。」
「そうすると、この安いキャンティを美味しいと思える私は正しいのかな(笑)。」
私「とても正しいかと(笑)。」
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桝久 試飲会リポーター
Apr 28, 2014 by weblogland |マスキューの店内試飲会は金曜日から土曜日のロングランとなりましたから、集中した混雑も多少緩和されましたが、なんせ二人でやっているものすので、私か家内のどちらかが欠けて一人の応対になることがあります。お許しくださいませ。
まずはイタリア トスカーナ唯一のD.O.C.G.の白です!
◯『ソラティオ』2012年 ファルキーニ イタリア 白 トスカーナ ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノD.O.C.G.750ml 1543円税別
「おー!こりゃ良いね(笑)。爽やかだけど弛くない。酸がきれいだね(笑)。」
「たしかに酸は綺麗だけど、かなり強いよね。広がりが素晴らしい!」
私「このワインはステンレスタンクだけで造られています。マロラクティック醗酵はしない いわゆるフレッシュ&フルーティーなスタイルです。エレガントに仕上がっていますから地鶏の水炊きをポン酢醤油なんかで食べながら飲んだら最高かも(笑)。」
「なるほどね。考えただけでヨダレが出ちゃうね(笑)」
「このワイン厚みがありますよね。出汁っぽいって言えば良いのか。旨味がある。」
「先月の試飲会のトカイ フルミントやグラシェヴィーノと共通する要素かのかな?」
私「おっ!さすが!共通の意図を感じますよね(笑)。」
「イノヴェーションの方向が似ているのかな(笑)。」
「それでも、中欧とイタリアの差はしっかりある(笑)。」
家内「このワインはオリーブオイルを連想しますもんね(笑)。」
さて、続いては『ソラティオ』の上級キュヴェの登場です。
◯『アブヴィネア・ドーニ』2010年 ファルキーニイタリア トスカーナ 白 ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノD.O.C.G.750ml 2571円税別
「こりゃゴージャスですな(笑)。」
「たしかに葡萄品種は同じだよね。ヴェルナッチャだよね。でも、栽培の規格がちがうよね(笑)。」
「それって良く言う格落ちじゅないってことですか?」
私「畑も違いますし、一本の葡萄樹からジュースをどれだけ得るかが違います。」
「て言うことは『ソラティオ』より『アブヴィネア・ドーニ』のジュースの方が濃いってことですか?」
家内「はい。ですから結果として『アブヴィネア・ドーニ』の方が濃密です。」
「なるほどね。アルコール分も『ソラティオ』は12.5%で『アブヴィネア・ドーニ』が13%なんですね。畑の陽当たりなんかの条件が違うんだね。『アブヴィネア・ドーニ』が斜面の陽当たりの良い畑で『ソラティオ』がその斜面の下の平らな場所だったり(笑)」
「口の中の広がりや余韻が物凄い(笑)。」
「熟成能力も違うんですね。」
家内「でも『ソラティオ』は抜栓直後から美味しく飲めますが、『アブヴィネア・ドーニ』の方はバランスが整うまでに、ちょっと時間がかかります。翌日飲むとベストなくらいかな。」
私・家内「このファルキーニはイタリアの白ワイン造りで、樽醗酵樽熟成で初めて成功した生産者です。暖かいイタリアではどうしても良い白ワインを造るのが難しく、がぶ飲みの薄い白ワインが主流でした。初めて『アブヴィネア・ドーニ』を飲んだ時は感動(笑)。イタリア一美味しい白ワインだと確信していました。」
「なるほどね(笑)。マスキューさん思い入れの1本ですね(笑)。そうすると最近のイタリアの白ワインってバラエティーに富んですごく面白いんですが、最近のことなんですね?」
「今はどこも温度管理できるステンレスタンクを使えるようになったという訳ですね(笑)。」
さてこれから赤です。安いからと言って馬鹿にしないように(笑)。
●キャンティー クワトロディチェージモ・セーコロ イタリア トスカーナ2013年 赤 750ml 1158円税別
「軽くて飲みやすい(笑)!」
「でも、薄くはないんだよね?」
「こりゃ、普段飲みのワインとしては上出来(笑)。サンジョヴーゼの味わいがする(笑)。」
私「ちょっと泥のついたチェリー。」
家内「ベースのオレンジっぽさはまだ出ていません。昨日の抜栓ですから、割りとしっかり出来ています。崩れません。」
「マスキューさんはよく、良いワインは崩れないと言いますが、ワインって栓を開けてから良くなるものなんですね(笑)。」
「でも開けたら奈落の底に一直線なんてワインもある(大爆笑)。」
「マスキューさん安いの探すのホントに上手いよね(笑)。」
私「ありがとうございます。私も毎日ワインを飲みますから、安いワインが必要なのです(笑)。」
家内「安くて美味しいと嬉しくなるし(笑)。」
「サンジョヴーゼって優しくて美味しいんですね。」
さてここで困ったことが!予定では『ガブリッチョ』2007年がキャンティの次で、実際金曜日はその並びで好評でした。わたしもサンジョヴーゼ繋がりで良い並びと思っておりました。ところが、『ガブリッチョ』2007年 が時間の経過と共に素晴らしい力を発揮してきました。あとのビリッロやボルゲリのワインを凌いでしまいます。このため究極『ガブリッチョ』2007年は最後に回すこととなりました。
●ビリッロ2010年 レ・コルティ イタリア トスカナ赤 マレンマI.G.T.750ml 1800円税別
「甘くて美味しい!すんごく飲みやすい。」
私「すぐ開けてすごく美味しい(笑)。」
「マスキューさんビリッロラベル変わったんですね。味わいも変わったような気がします。雑味がないですよね。」
私「セパージュは昔はカベルネ・ソーヴィニヨン主体でしたが、今はメルロ60%、カベルネ40%となっています。」
「ボルドーの綺麗なオーメドックのワインみたい(笑)。」
「たしかに、でもブラムの赤いニュアンスが印象的。クリアだな~。」
家内「この地でベストのセパージュが決まるまで10年くらいかかった訳ですね。」
私「やはり砂地だからメルロが適しているみたいですね。」
家内「マレンマみたいに暖かいところでメルロ造ると黒くなっちゃいますが、ビリッロはそれがない。」
「うんうん。驚くほど綺麗なメルロ。酸がなくても許す(笑)!」
「マレンマって昔からワイン造っていなかったんですか?」
私「はい。もともとが湿地でムッソリーノの頃に干拓したそうです。コルジーニ家は干拓に協力したため2700ヘクタールの土地をもらったそうです。」
「2700ヘクタール!どんだけ?」
家内「東京ドーム1000個くらいかな?」
私「もっともコルジーニ家はトスカーナ王国の皇太子の家柄ですから、貴族中の貴族。別格のようです。」
家内「最近までご当主の写真も出してなかったんですよ(笑)。」
私「瓶に自分のラベル貼って売るようになったのが1980年代の後半。それまでは下級貴族のアンチノリあたりにバルクで売ってあげていた(笑)。貴族は生産活動をしてはいけない!」
「イタリアって美しいけど、問題も沢山あるみたいですね。」
「まだ大土地所有制度が残っているんだ。」
「日本じゃ絶対に相続出来ない(笑)。」
さてさて、続いても貴族のワイン(笑)。
●ポルゲリ 2011年 バローネ・リカゾリ イタリア 赤 トスカーナ ボルゲリD.O.C.750ml 3086円税別
「うわっ!ヘビー!タンニンが凄いね。」
「色も黒いが果実味も黒い(笑)。圧倒的だな。ボルゲリって特殊だよね。」
家内「カベルネ・ソーヴィニヨンがメインのボルドースタイルですが、もうボルドースタイルじゃありませんね(笑)。」
「樽のニュアンスは強いけれど、液体濃度も凄いね。」
「チョコレート食べながら飲むと美味しい(笑)。」
「リカーゾリってボルゲリ造ってたんだ?」
家内「リカーゾリがボルゲリを造り始めたのは最近です。焦ってすぐに飛び付かなかったようです(笑)。まあ、万を辞しての登場かな(笑)。」
私「リカーゾリの造るワインって、基本的にエレガント。『カンポラ』なんてまさにそうですよね。ですから、どんなボルゲリになるか楽しみでした。強いながらも折り合いはついてますよね。割りと早くから飲めるように出来ています。」
家内「ボルゲリ味でもバランスが良い方(笑)。」
さて、今回モンスターぶりを発揮し、試飲会のトリを略奪した
●『ガブリッチョ』2007年 パクラヴァン・パピ イタリア 赤 モンテスクダイオ・サンジョヴェーゼD.O.C.750ml 2743円税別
「マスキューさん。モンテスクダイオなんてD.O.C.知らなかったなぁ(笑)。また、変なワイン見つけましたね(笑)。」
私「家内一押しです(笑)。」
「うわっ!濃密!でも樽のニュアンスをほとんど感じない。」
「最初のキャンティとは比べようがない密度感だけど…やはりサンジョヴーゼ。」
私「リキュールっぽいですよね。アマレットみたいなニュアンスもあるし。マラスキーノチェリーっぽい。」
「すごく複雑で立体的。」「マスキューさんがよく言うグレートワインって奴だね(笑)。」
家内「このワインはヴィンテージが2007年ですが、力があるからもっと若く感じます。」
「えっ!2007年なんだ!全然枯れていない(笑)。2010年くらいかと思いましたよ。」
私「まだまだ持ちますね(笑)。抜栓してから濃度が上がって滑らかさが増します。」
家内「このパクラヴァン・パピは引退したお婆ちゃんが、趣味で始めたワインナリー。原生林を開拓して畑をつくったそうです。もちろんお婆ちゃんが直接作業した訳ではありませんが、醸造のスペシャリストも雇ったとのこと。」
私「回りに畑がないので農薬の影響がないかららしいです。徹底しています。」
「ワインの価格も安いよね。まだ有名じゃないからかな?」
私「最初の白ワインの生産者ファルキーニも財をなしてからワインを造り始めました。イタリア人のDNAには『いつかワインを造りたい。』があるようです(笑)。」
「憧れるなぁ(笑)。」
「それにしても『カブリッチョ』って名前がイイ!」
私「思わず妄想しそうで良いでしょ(笑)。」
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試飲会用ワイン ようやく並びました!
Apr 25, 2014 by weblogland |明日からの試飲会用ワインです(笑)。並べただけですが(笑)、家内の力作。

並んでいるのを見るとホットしますね。特に今回は間際でワインが無いことが判明したり、バタバタしました。
ところで並んだはよいのですが、1つ問題があります。実は試飲会の二番目に出す ファルキーニのヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ『アブヴィネア・ドーニ』なのです。その名前が簡単に頭に入らない(笑)。イタリア語はローマ字読みに近いところがありますから、字面を見れば読めるのですが、『アブヴィネア・ドーニ』を覚えられない!どーしてかな?頭が悪いからに違いありませんが、すんなり口から出ません。皆さんと試飲しながらいちいちラベルを確認しながらワイン名を言うのはカッコ悪い(笑)。そんな訳で『アブヴィネア・ドーニ』の特訓です(笑)。
でも、なかなか記憶に定着しないんですよね~。
明日・明後日、皆さんの前ですんなり『アブヴィネア・ドーニ』と言えたら良いのですが(笑)。
懸命に覚えようとしている私を、冷ややかに見ている家内の視線を感じます。
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2014年4月マスキュー店内試飲会ラインナップ
Apr 22, 2014 by weblogland |
今回はイタリア トスカーナ特集です!
まずはトスカーナ唯一の白のD.O.C.G.ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 造り手はトップランナー ファルキーニです(笑)。スタンダード・キュヴェとトップ・キュヴェの比較試飲からはじまります。
◯『ソラティオ』2012年 ファルキーニ イタリア 白 トスカーナ ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノD.O.C.G.750ml 1543円税別
今回入荷の『ソラティオ』はヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノのスタンダード・キュヴェ。ステンレス・タンクだけで造られます『アブヴィネア・ドーニ』のように木樽醗酵、熟成しない造りの いわばフレッシュ&フルーティー スタイルの白ワインです。
味わいはもちろんフレッシュ&フルーティーなのですが(笑)、リンゴ酸由来の果実の広がりは素晴らしく、しかもボディーの量感がしっかりして複雑味があるのでバランスがとても良くとれています。この点 秀逸。けっして『アブヴィネア・ドーニ』の格落ちではありません(笑)。造り手の意図が伺えます。もちろん使われるブドウは専用の『ソラティオ畑』のものですから、当たり前と言えば当たり前(笑)。
◯『アブヴィネア・ドーニ』2010年 ファルキーニイタリア トスカーナ 白 ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノD.O.C.G.750ml 2571円税別
このワイン、「すべてが美しい、心に響く白ワインなのです。」
今をときめくポッジョ・レ・ヴォルピの『ドンナルーチェ』や『エポス』の原形のようなワインです。
造りは、(おそらく新樽でない)バリックでアルコール醗酵、そのまま6ヶ月熟成させます。約6ヶ月の瓶内熟成を経てリリース。
バリックの使い方のうまさ、徹底した温度管理。酸の残し方などイタリア白ワインの進化の最先端を引っ張った生産者だと思います。
そして赤の一番手はキャンティ。実に上手に出来ています(笑)。コストパフォーマンスをご確認あれ!
●キャンティー クワトロディチェージモ・セーコロ イタリア トスカーナ2013年 赤 750ml 1158円税別
この長い名前はキャンティーが初めて文献に載った14世紀にちなんでつけられました。
14世紀の意味です。
このキャンティー実はヴェネトのワイン商ボッター・カルロ社によるものです。さすがボッターはいろいろなカードを持っています。特にこの価格帯のワインが得意ですね。
安くて薄いキャンティーに良く見られる鉄っぽいチープなワインではありません。最初の口当たりはマレンマのワインのような甘さがあり、次第にサンジョベーゼらしい味わいが出てきます。なかなかのレベルのワインです。
基本的に収斂性の要素がありませんので、料理に幅広く合いますね。それでいて十分な果実味がありますから、みんなでワイワイ飲んでいるとあっと言う間にボトルが空になっているタイプのワインです。
気軽な高品質ワインです。
トスカーナ王国の皇太子の家柄『レ・コルティ』が造る新興産地マレンマの赤ワイン。ようやく形が見えてきました。
●ビリッロ2010年 レ・コルティ イタリア トスカナ赤 マレンマI.G.T.750ml 1800円税別
キアンティ・クラシコでめきめき頭角をあらわしてきたレ・コルティがトスカナ マレンマ地区で赤ワインをつくりました。マレンマ地区はリヴォルノとグロセットにまたがる海岸沿いの一帯。DOCボルゲリ(DOC. Bolgheri)やDOCモレッリーノ・ディ・スカンサーノ(DOC. Morellino di Scansano)を含む、注目のワイン産地です。
当初はカベルネソーヴィニヨンとメルロを主に、少量のプティ・ヴェルドとシラーを加えていましたが、現在はメルロ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%となりました。正しい判断かと(笑)。
濃いルビー色。黒色ベリー系の香など徐々にあらわれてきます。凝縮した果実味にはぶどう由来の健康的な甘さがあり、とてもきれい、あたたかい印象です。
ケチ臭くないんだなぁ(笑)。
そして、ちょっと変化球(笑)。
●『ガブリッチョ』2007年 パクラヴァン・パピ イタリア 赤 モンテスクダイオ・サンジョヴェーゼD.O.C.750ml 2743円税別
トスカーナの海岸部 リヴォルノの南に位置するD.O.C.モンテスクダイオ。最近の新しいD.O.C.かと思っていたら 1976年認可の比較的古いD.O.C.でした(勉強不足でした。)。モンテスクダイオは赤、白、ヴィンサントを産出。赤ワイン用にサンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ 白ワイン用にシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルメンティーノなどが植えられています。
パクラヴァン・パピは標高200mほどの山中に15ヘクタールの畑を所有しています。畑の周囲は原生林に囲まれており、他所の影響が及ばない絶好の立地。自然な栽培が可能なのです。(そういえばルカ・ダットーマも後に似たようなことしてましたっけ?)オーナーのパクラヴァン氏は1988年に植樹を開始。その後サッシカイアのテヌータ・サングイドで醸造を担当していたエノロジストを招いてワインを造りはじめました。
今回入荷の『ガブリッチョ』はサンジョヴェーゼ100%の赤ワイン。南向きの斜面に植えられたブドウを使用しています。明るい華やかな印象が強い果実味。オレンジや熟したサクランボのニュアンスがとてもきれいです。
海沿いの暖かい気候を反映した、たっぷりと豊かなボディーは柔らかさを感じさせるものですが、酸の存在によって一本筋の通った強さがあります。新樽を1/3、古樽を2/3使用して 12~14ヵ月樽熟成させているということですが、樽の風味が非常に品が良く適度。樽の使い方を、なんタルかが解っていますね(笑)。
抜栓後しばらくすると、スパイスの風味がより顕著になり、余韻も長く 優しさが増してゆきます。ブドウ由来の甘さとチョコレートやバニラのニュアンスがうまく溶け合ってエレガント!
キャンティー・クラシコとは少々異なるサンジョヴェーゼ ここにあり(笑)
●ポルゲリ 2011年 バローネ・リカゾリ イタリア 赤 トスカーナ ボルゲリD.O.C.750ml 3086円税別
トスカーナ海岸部でフランスの品種を使うのがD.O.C.ボルゲリ/ボルゲリ・サッシカイアとマレンマ地区。濃く凝縮した重めの味わいが特徴です。
このワインは、伝統的やキャンティ・クラシコの代表的生産者バローネ・リカゾリの新たなプロジェクト ボルゲリ なのです。
カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ30%、プティ・ヴェルド10%、カベルネ・フラン10%を使用し、バリックで12~14ヵ月熟成、さらに瓶熟成6ヵ月。
黒色の深い色。カシスやブラックベリーの香りにチョコレートやブラックペッパー、シナモン、丁子のような香りも立ち上ります。いかにも!な濃さですが(笑)、口に含むと想定外の柔らかさが心地良い。タンニンは滑らかでビロードのよう。飲んだ後に残る甘酸っぱい赤系果実の余韻が実にチャーミング。力技になっていないところが斬新で、リカゾリの意図を感じますね(笑)。
皆様のお越しお待ちしております。
桝久商店 岡本利秋・昭子
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まだ試飲会のラインナップお知らせできなくて、すみません!
Apr 22, 2014 by weblogland |今回何故こんなにバタバタしているかというと、まず先日お知らせしたように使う予定のワインが無かったこと。次に試飲会では使わない、私と家内の趣味のワインが一気に入荷したことです。スミマセン。
シャトー・シャロンや古いヴァンダンジュ・タルディヴを見つけちゃいました。あとブログで前ふりしたJ.J.プリュムやら、ちょっと美味しいボルドーワイン。あとそれに試飲会用のワインが重なり、しかも間に合ったり間に合わなかったり。こりゃもう頭の中はパニック寸前(笑)。凄く嬉しいのですが、凄く大変なことになっています(笑)。
家内は家内でダイレクトメール作りで目がつり上がり(笑)、私は私でホームページ用のコンテンツ作りでへろへろ(笑)。ところでダイレクトメールは届いたかなぁ?
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大どんでん返しです!
Apr 19, 2014 by weblogland |私「どーしよう?モレリーノ・ディ・スカンサーノが再入荷するのは5月になってからだって!」
家内「えー!あのワインって、けして高いランクじゃないから、欠品するようなワインじゃないのにね…。」
私「困ったねぇ。お手頃価格のワインだけに…。」
家内「ラインナップ全体にアレンジし直さないといけないよね。」
私「まあ、トスカーナのワインはマスキューの定番が多いから、お手頃価格のワインをどうするかだな。」
家内「トスカーナの沿岸部のワインを集めた試飲会は、また次の機会にしよう。」
私「沿岸部のサンジョヴェーゼを飲み比べたかったけど、残念!こうなったらヤケクソでボルゲリの美味しいワインでも出すか(笑)!」
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ワイン販売の業界もソムリエ出身の方が増えましたね
Apr 18, 2014 by weblogland |ところで今日、家内は試飲会で東京です。しかるに私はお留守番(笑)。夕方あるインポーターさんがわざわざご来店くださいました。面白いワインを扱っていて、先日のロワール・ワインの試飲会で名刺交換させていただきました。早速のご来店です(笑)。マスキューのホームページもチェックする念の入れようですから、話しは早い(笑)。もともとワインやお酒に詳しい方々のようですから、楽しくお話しさせていただきました。
あと、このワイン販売の業界もソムリエ出身の方が増えましたね。私の場合は酒屋崩れのソムリエですから、資格はあっても技術がないソムリエです(笑)。経験を積んだソムリエはサーヴィス以外の職種でも十分通用します。今年も資格試験にチャレンジする方は頑張ってくださいね。人生変わりますよ。
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持ち前の好奇心を優先して様々なワインを楽しめる日本人
Apr 17, 2014 by weblogland |私は帰りが遅かったので、家内が選んで自宅に持ってきていました。
旨い!
もちろんグレートワインではありませんから、圧倒的な旨さではありませんが(笑)。実に旨い。しっとりしながら口中から咽を通り、タンニンに収斂性がないんですよね。基本的に軽やかなのですが、酸がしっかり入っていますから軟弱ではありません(笑)。伝統的な熟成によるんでしょうか、とても優しく感じます。
ここのところオーストリア、ハンガリー、クロアチアと中欧のワインがマイブームですが、やはりこのヘレラーのワインも共通した良さがあります。赤ワインだとタンニンを無理に抽出しない気風と言おうか特徴があります。中欧の人に今風のヘビーなこてこてタンニンのワインを飲ませたら、何と言うでしょうね(笑)?
顔をしかめて「美味しいけれど、残念ながら我々の食卓には合わない。」って言いそうですね。
そうすると、もともとワイン文化がない我々日本人はそれ故持ち前の好奇心を優先して様々なワインを楽しめる(楽しむ)から、逆に幸せかも(笑)?
私は今、幸せの絶頂にいるのかもしれません。
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今日は家内と会議です(笑)。
Apr 16, 2014 by weblogland |家内「そーなんだよね。取り寄せたサンプルは全滅だったしね(笑)。」
私「いやいや、笑い事じゃない(笑)。かなわないよな。」
家内「前回は突飛な産地のワイン扱ったから、たまには王道でもやろうよ(笑)。」
私「そーだよね。変化球ばかりみたいだしね(笑)。」
家内「イタリアのトスカーナなんてどう?定番のワインもヴィンテージが変わっているし、あと北トスカーナで面白いワインを見つけたからそれを折り込んでさ。」
私「いいね。マスキューは割りとトスカーナのワインあるし、定番化している評判の良いワインを再発見するのも楽しいよね(笑)。」
家内「トスカーナって広いから、サンジョヴェーゼも味わいのニュアンスが産地で微妙に違うしね。」
私「資格試験を受ける方にはもってこいだね(笑)。」
家内「そうすると赤が多くなるかな?」
私「大丈夫!ファルキーニのヴェルナッチャ・ディ・サンジミニアーノがある!」
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ワイン・ラヴァーってジェントルマンなんです
Apr 15, 2014 by weblogland |大阪にお住まいのドイツワイン ラヴァーのGさんからお電話がありました。
Gさん「もしもし、マスキューさん。ヨット・ヨット・プリュム仕入れたんですね(笑)。ブログで読みましたよ(笑)。言うまでもなく大好きですよ(笑)!」
私「さ・さすがに速い!もう見つかったゃいましたか(笑)。」
Gさん「でも、よく1995年のグラッヒャーヒンメルライヒのAUSありましたね。評価の高いワインですよ!」
私「そこまでご存じですか!? 実は私も見つけた時はビックリしました。まあ、けっして安いワインじゃありませんが…。」
Gさん「いくらですか?」
私「まだ決まっていませんが、大体◯◯円くらいの予定です。」
Gさん「私の分を1本とっておいてくださいね(笑)。マスキューさんの場合、数が少ない時ラインナップに載せないで事前にブログで前ふりしますからね(笑)。」
私「そこまで読まれていましたか(笑)。恐縮です。実はウェブで販売出来るかどうかわからないくらいの数しかありません。正々堂々と大々的に売ることが出来そうにありません(笑)。」
Gさん「たしかにヨーイ ドンという訳にはいかないでしょうね。でもヨット・ヨットのワインですから仕方ない(笑)。気にしないでくださいね。」
ワイン・ラヴァーってジェントルマンなんです。
Gさん、ありがとうございました。
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仕入れちゃえ!
Apr 13, 2014 by weblogland |
何を?って
ドイツワインです(笑)。
たまーに、無性に飲みたくなる時があります。
しかも、しかもですよ。某インポーターさんのリストにJ.J.プリュムがあるじぁあーりませんか。
よく見るとヴェレナー・ゾンネンウーアーKAB2009年とグラッヒャー・ヒンメルライヒAUS1995年!
うーん。
仕入れちゃえ!
マスキューでは昔S.A.プリュムをよく扱っていました。J.J.より安いから(笑)。でも、たまにはJ.J.も飲んでました(笑)。価格ほどの差はありませんが、J.J.の凜とした味わいはさすが。
家もJ.J.とS.A.はお隣どうしの親戚。一度S.A.のお宅に行ったことがありますが、ボルドーのシャトーのよう。貴族的で素晴らしかったです。でもお隣のJ.J.はもっと立派(笑)。門扉越しに口をあんぐりさせながら眺めました(笑)。
やっぱり格が一枚上手なのかな?
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今一つ当たりません
Apr 12, 2014 by weblogland |サンプルの取り寄せはインポーターさんの試飲会に行って気に入ったものを取り寄せて家内とゆっくり飲みながら、仕入れるかどうか決める場合もありますが、前月のクロアチアやハンガリーワインの場合のように試飲会で見つけたのではなく 勘で取り寄せたら当たる場合もあります(笑)。
うーん。
この勘が大事(笑)。
インポーターさんも黙っていても売れるワインは宣伝しません(笑)。安くて良いワインは数が限られますから、無理にセールスする必要がないのです。
それを嗅ぎ分ける嗅覚は必要。インポーターさんの資料を見るだけで、想像力を膨らませる訳です(笑)。妄想癖のある私には楽しい作業なのです。但し、妄想に囚われて正しい判断を狂わさないのが大事。特に名前に惑わされないようにしなくてはいけません。いくら良いアペラシオンのワインや、著名生産者のワインだからと言って欲をかいてはいけません。
飲んでみて、素直に味わいが気に入らなくては駄目なのです。気に入ったらコスパの評価を家内とします。これが辛辣(笑)。人には聞かせられません(笑)。
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